JPH067759A - 廃棄物処分方法 - Google Patents

廃棄物処分方法

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JPH067759A
JPH067759A JP4194466A JP19446692A JPH067759A JP H067759 A JPH067759 A JP H067759A JP 4194466 A JP4194466 A JP 4194466A JP 19446692 A JP19446692 A JP 19446692A JP H067759 A JPH067759 A JP H067759A
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waste
mixture
layer
water
coating layer
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JP4194466A
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Masataka Hanashima
正孝 花嶋
Kenji Kochiyama
謙司 河内山
Hirotaka Kochiyama
浩孝 河内山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】環境対策用中間被覆層を薄くし、特に廃棄物処
分場に廃棄処分されるべき材料を利用することで、廃棄
物処分空間を実質的に相当拡大し、効果的に利用する。 【構成】所要厚みで投了、廃棄、埋立てされる廃棄物
と、その表面に環境対策として所要厚みで被覆される土
砂層とで互層とされる廃棄物処分場に於いて;該廃棄物
層表面に環境対策として所要厚みで被覆される土砂に代
わり、廃棄処分される主成分としての焼却灰に、所要数
量のバインダーとしての布や紙切れ片等の繊維と、微量
の粘着材とを添加し、混合、撹拌したものに、更に所要
量の水を注入し、混合、攪拌して均質とし、この混合物
をパイプを介して圧送しながら、所望廃棄物層の表面に
厚さが10cm〜30cmになるように均一に散布し、
薄いが連続性が強い環境対策用中間被覆層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、廃棄物処分法に関
し、更に詳しくは所要厚みで投了、廃棄、埋立てされる
廃棄物と、その表面に環境対策として所要厚みで被覆さ
れる土砂層とで互層とされる廃棄物処分場に於て、生ご
み、建築物廃材等の廃棄物を投了、埋立てながら最終処
分する際、環境対策として廃棄物層表面に被覆する焼却
灰等に、バインダーとしての繊維及び粘着剤等を添加し
て該第一混合物とし、該第一混合物に所要量の水を添加
し、均質になるまで混合して第二混合物としたものを圧
送しながら所望廃棄物の表面に均一に散布し、その上を
軽く押圧して薄いが連続性が強いので、従来の厚い中間
被覆層と同等の効果を得る環境対策用被覆層を形成し、
該中間被覆層を薄くし、且つそこへ廃棄処分されるべき
材料を用いて形成し、従って廃棄積層される廃棄物の有
効廃棄空間を実質的に相当拡大する廃棄物処分法の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】国民生活の向上に伴い例えば家庭から出
る生ごみ、プラスチック製包装容器、事業所から排出さ
れるOA機器に使用された紙類、その他のごみ類、建築
物廃材等の廃棄物の量は、年々増加の一途をたどり、そ
の処分空間の確保は緊急課題となっている。しかるに廃
棄物処分場は、その候補地近降の住民から敬遠され、新
設地を求めることが極めて困難になっている。
【0003】又廃棄物処分場を建設するに当たっても、
処分廃棄物から出る汚染水が外部に滲出しないように、
内陸部処分場では、その底部へ遮水膜を張りつめ、海面
水域処分場では、完全な遮水護岸とする必要がある。そ
して処分場内部へ浸透した雨水等は地下で集めて浄化処
理し、無害にして放流している。更に処分場では、ごみ
収集、搬入用の多数の運搬車が出入りするので、それら
の進入道路を設ける必要があり、これらの投下費用は莫
大となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来廃棄物処分場に於
て、トラック等で搬入、投棄された廃棄物は、ブルドー
ザ等で3mの層厚で押し拡げ、輾圧しながら積重ねてい
く。この場合、廃棄物層が3mの各層で一区切り作業が
終わる毎に、その表面からごみが飛散したり、蝿等の有
害虫が発生したり、カラスや野犬等の掘出し或いは腐臭
が拡散するのを防止するため、環境対策として0.3m
〜0.5mの厚さで土砂を敷きつめて被覆していき、こ
れを所要層繰返して即ち該廃棄物層と該土砂層とで互層
としている。従って廃棄物処分空間のうち3mの廃棄物
層毎に、0.3m〜0.5mの厚さの廃棄物以外の物質
が入ることになり、有効廃棄物空間を相当無駄にしてい
ることになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、公知の廃棄
物処分場の処分方法が有する前述の欠陥を除去するもの
であり、その要旨は、所要厚みで投了、廃棄、埋立てさ
れる廃棄物と、その表面に環境対策として所要厚みで被
覆される土砂層とで互層とされる廃棄物処分場に於い
て;廃棄物層の表面に環境対策として所要厚みで被覆さ
れる土砂層に代わり、そこに廃棄処分されるべき焼却灰
等にバインダーとしての布や紙屑等の繊維に、微量の人
畜に無害な水溶性高分子の粘着剤を添加し、均質になる
まで混合して第一混合物とし、該第一混合物に水を添加
し、均質になるまで混合して第二混合物としたものを圧
送しながら該廃棄物の表面に均一に散布し、軽く押圧し
て薄いが連続性が強い所要厚さの環境対策用被覆層を形
成し、該廃棄物層と該環境対策用被覆層とを互層とする
ことにより前述の目的を達するものである。
【0006】即ち環境対策として所望廃棄物の表面に、
所要厚みで被覆するため、そこに廃棄処分されるべき焼
却灰等をベースにしてバインダーとしての布や紙屑等の
繊維と、微量の粘着剤を添加し、均質になるまで混合
し、水を添加、混合して均一に攪拌したものを、廃棄物
の表面に均一に散布して10cm〜30cmの厚さの薄
いが連続性が強い環境対策用被覆層を形成し、0.3m
〜0.5mの厚さの土砂の環境対策用被覆層と同じ効果
を得、その結果該土砂量を相当減少し、特に量的に主と
なるものはすべてその処分場に処分されるべき材料とし
て用いることで、廃棄積層される廃棄物の有効廃棄空間
を実質的に相当拡大するものである。
【0007】
【実施例】この発明の特許請求の範囲の各請求項に記載
された発明を添付図面の実施例について説明する。
【実施例1】廃棄物処分場に既に投棄埋没して数ケ月を
経過した木材、紙、ビニール、ガラス、コンクリト・ガ
ラや若干の有機物を含む廃棄物を掘出し、ロール式破砕
機で粉砕したもの0.05mに、下水処理場の乾燥し
た汚泥5リッター、バインダーとして細長く裁断した布
切れ片200g、粘着剤として水溶性高分子材としてア
クリル・アミドの粉末180gを添加し、鉄板上で混
合、攪拌して均質な第一混合物xを得、更に水9リッタ
ーを加えて混合し、流動性が高い第2混合物yを得た。
【0008】該第2混合物yを砂質地盤上に厚さ10c
mになる様に敷均し、プラスチック製で底面が平滑な皿
状の道具で強く押圧し、高い密度と強い連続性とを有す
る環境対策用中間被覆層12を得た。この環境対策用中
間被覆層12を形成後、1時間を経て表面に如露で散水
したが、水は表面を流れ、内部を透過する様子は認めら
れなかった。又表面の流水による浸蝕も僅少であった。
【0009】この環境対策用中間被覆層12のサンプル
は、その後屋外に放置したが、4週間を経て初めと同様
に表面に如露で散水したが、その水は殆ど該被覆層12
内部を透過し、表層流れは僅少であった。
【0010】
【実施例2】ゴミ焼却場の焼却灰0.05mに5リッ
ターの乾燥した細粒の焼却灰を加えて表面水を吸収さ
せ、バインダーとして古紙を200g、粉砕した100
gの布切れ及び粘着剤として水溶性高分子材(アクリル
・アミド)の粉末200gを添加し、鉄板上で均質にな
るまで混合攪拌して第一混合物xを得、更に10リッタ
ーの水を加えて流動性の高い第二混合物yを得た。
【0011】該第2混合物yを砂質地盤上に厚さ10c
mになる様に敷均し、プラスチック製で底面が平滑な皿
状の道具(図示せず)で強く押圧し、高い密度と強い連
続性とを有する環境対策用中間被覆層12を得た。この
実施例に於ても、実施例1の場合と同様成形後1時間目
の散水では、水の該環境対策用中間被覆層12内部への
浸入は認められなかったが、4週間経過すると表面に散
水した水は、殆ど内部へ透過するから表層流となるもの
は僅少であった。
【0012】実施例1、2共に第二混合物yは、当初粘
着剤の働きで気密性の高い膜を形成するが、混合放置
後、日時の経過と共に粘着性の劣化が進み、透気性の良
い膜に変わるものと考えられる。
【0013】
【実施例3】水切りの終わったゴミ焼却場の焼却灰3.
0mにバインダーとして夫々繊維状に粉砕し、ほぐし
た12kgの古紙と3kgの布切れを添加して混合攪拌
し、該混合物に粘着剤として水溶性高分子材(アクリル
・アミド)6.75kg(添加水量の1.5%)を全体
に均等になる様に散布し、パン型コンクリート・ミキサ
ー30で2分間混合攪拌して第一混合物xを得た。
【0014】この第一混合物xを引続き該パン型コンク
リート・ミキサー30内で、これに450リッターの水
を加えて1分間混合し、流動性があり、且つ粘着性の高
い第二混合物yを得た。
【0015】この第二混合物yをコンクリート・ポンプ
22に投入し、そのパイプ24を介して圧送し、廃棄物
地盤10上に平均10cmの厚みになる様に散布し、レ
ーキで荒均しした。この表面は、尚凹凸が多く又空隙も
多いので、プラスチック製で広い皿状の板に載せた高周
波電動コンパクター(図示せず)を前後、左右に移動さ
せ、押圧しながら表面を均した。この様にして得た第二
混合物yは、密度が高くなり、薄いけれども強い連続性
を有し、従来30cm〜50cmの厚さで、砂質土或い
は岩磆を用いて実施して来た中間被覆層に代わり得る環
境対策用中間被覆層12となる。
【0016】尚この環境対策用中間被覆層12は、次に
処分される廃棄物10でその表面が覆われるまで、その
下の廃棄物10が風で飛散したり、廃棄物10中に混入
した食物残渣を求めてカラスや野犬等が掘起して飛散さ
せたり、又蝿等有害虫の発生を抑える等の作用効果を有
する。
【0017】この作用効果を得るため、環境対策用中間
被覆層12は、それが薄い場合当分の間気密性が必要で
あり、又一定期間後は好気性細菌により廃棄物中の有機
物が出来るだけ早く腐敗する様に透気性が良くならなけ
ればならない。これら特性を確認するため、図5の様な
プラスチック製植木鉢14に、第二混合物yを厚さ20
cmに詰込み、強く押圧して得た供試体2個と、比較の
ため普通の砂質上を同じ要領で詰めた供試体2個を用意
した。この4個の供試体に充填後30分して夫々2.2
リッター(水深で5cm)の水を注水し、その漏水具合
により、透気性の変化を比較した。その結果普通の砂質
土は、1〜2分で水が切れたが、第二混合物yを詰めた
ものは、3時間後も尚若干の水が残っていた。この注水
実験は、一週間毎に継続した。普通の砂質土は、殆ど変
化はないが、第二混合物yを詰めた供試体は、2週間目
から漏水が早くなり、3週間目からは、注水して1分後
には殆ど水が認められなかった。このことは、第二混合
物yの粘着材の粘着性能が日時と共に劣化して水の透過
性が良くなったと判断される。
【0018】又廃棄物10表面に敷均して出来た前述の
第二混合物yによる環境対策用中間被覆層12中に、豚
肉片を4cmの被りで4個所、8cmの被りで4個所埋
設し、又該中間被覆層12表面に露出して置いた。これ
は肉片がカラス、野犬、猫等により発見され、掘起され
る可能性を確かめるためである。表面に置いたものは、
翌朝すべてカラスに運び去られていたが、埋設したもの
は、4週間後でもすべて該第二混合物y中に黄色く干涸
びた状態で残っていた。又5月の気温に拘らず、蝿等の
発生は見られなかった。
【0019】
【発明の作用】前述の通り、各実施例に於て散布する該
第二混合物yを大量に扱う場合、その水の添加割合が高
い場合は、流動性も高いのでコンクリート・ポンプ22
に投入し、ポンプの力でパイプ24を介して圧送し、該
廃棄物層10表面に均一に散布する。
【0020】他方水の混合割合を押さえると、該第二混
合物yは流動性が低くなるので図2に示す通り、パン型
コンクリート・ミキサー30に焼却灰、バインダー材及
び粘着材を投入して混合し、その中に水を注入し、更に
攪拌して第二混合物yとするが、この場合はスクリュウ
・コンベアー36で強制的に送出し、該廃棄物層10表
面に散布する装置を移動可能な台車上にセットする必要
がある。又前述の通り、所要に応じ散布のため、パイプ
36の筒先を、左右に45°振分けられる装置を設ける
必要がある。
【0021】この様にして該廃棄物層10の表面に形成
された該環境対策用中間被覆層12は、粘着剤を含有す
る混合物yであるから流動性は残っているが、該粘着剤
を加え、水で混合したものであるから、バインダーとし
ての繊維と該粘着剤との働きで団塊状になり、該被覆層
12の表面には多くの凹凸が形成されるのでレーキ等で
軽く均しながら、前述の通り底面が平滑なプレート・コ
ンパクタ又はバイブロ・コンパクタ(図示せず)により
軽く押圧する。
【0022】この様にして該廃棄物層10の表面に形成
された厚さ10cm〜30cmの環境対策用中間被覆層
12は、豪雨等に遭っても流出したり、崩れることがな
い。又一日経過すると表面から乾燥して作業員の通過に
何等支障がなくなり、当然カラスや野犬等が該被覆層1
2上を歩いても破れない。勿論該被膜層12を散布後、
1ケ月までは下のごみの飛散、臭気抜け又は蝿等の有害
虫の発生を完全に防止出来る。
【0023】該第二混合物yに添加した該粘着剤は、1
ケ月以上経つと、自然に分解して粘着力を失い、該被覆
層12の遮水機能をも失うが、この頃になると次のごみ
が更に該被覆層12の上面に投入されるので、被覆層と
しての機能は必要なくなる。むしろ該被覆層12の遮水
機能を失うことで、上から浸透してきた水が、その上に
滞留しないから、ごみの腐敗を進行させる上で好まし
い。
【0024】前述の通り、該第一混合物xのバインダー
としての繊維は、古い衣料、ウエス等を裁断したもので
あり、又裁断した紙、ほぐした棉、パルプ廃液から抽出
した繊維、湖沼に発生したアオコ、ゴルフ場で刈取った
芝等とし、単独又は適宜混合して使用してもよい。
【0025】更に該被覆層12に使用される主成分は、
ごみ焼却場で得た灰、下水処理場で得た残渣、或いは細
かく裁断されたゴミそのもの等で、直径30mm〜50
mm以下の細粒であれば、広く用いる事ができる。これ
ら物質は元来廃棄物として処分されるべき物であるか
ら、処分空間の有効効率を高める目的からも好ましい材
料となる。該被覆層12を構成するこれら全ての材料
は、人畜に悪影響を及ぼさず、重金属等は一切含まず、
安全なものである。
【0026】
【発明の効果】前述の通り、この発明に係る廃棄物の処
分方法によれば、廃棄物層10表面に環境対策として投
了、被覆されるものに於いて、該環境対策用中間被覆層
の主成分の焼却灰等に、所要数量のバインダーとしての
布切れ片等の繊維片、裁断した棉や紙類或いはゴルフ場
で刈取った芝と、微量の粘着材等を、添加、混合し、更
に水を加えて攪拌し、該廃棄物層10表面に、パイプ2
4又はスクリュウ・コンベア36を介して圧送し、均一
に散布して厚さが10cm〜30cmの被覆層12を形
成するものであるから、その処分方法は容易且つ経済的
である。
【0027】更に前述の廃棄物処分場の持つ空間のう
ち、廃棄物だけに有効に利用される空間の比率を高める
ことになり、又細かく裁断されたゴミそのものは勿論、
廃棄すべき布切れ片等の繊維片、裁断した紙或いはほぐ
した棉等並びにごみ焼却場で得た灰、下水処理場で得た
残渣又はフライ・アッシュ等をも必要成分として使用す
るから、公害対策としても社会的、経済的に重要な意義
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、この発明に係る廃棄物処分方法の各工程を
示すブロック図である。
【図2】は、廃棄物層上にこの発明に係る処分方法で環
境対策として流動性が低い第二混合物yを用いて中間被
覆層を形成する状態を示す略図である。
【図3】は、図2と同様に流動性が高い第二混合物yを
用いて中間被覆層を形成する状態を示す略図である。
【図4】は、この発明に係る処分方法により造成した廃
棄物処分場の拡大断面略図である。
【図5】は、プラスチック製植木鉢に、第二混合物yを
詰込み、強く押圧して得た供試体を示す一部透視斜視図
である。
【符号の説明】
10・・・廃棄物層; 12・・・環境対策用中間被覆層; 14・・・プラスチック製植木鉢; x・・・第一混合物; y・・・第二混合物; 20・・・トラクター・ショベル; 22・・・コンクリート・ポンプ; 24・・・パイプ; 30・・・パン型コンクリート・ミキサー; 32・・・動力部; 34・・・水槽; 36・・・スクリュウ・コンベアー。
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】該第2混合物yを砂質地盤上に厚さ10c
mになる様に敷均し、プラスチック製で底面が平滑な皿
状の道具で強く押圧し、高い密度と強い連続性とを有す
る環境対策用中間被覆層(即日覆土及び中間覆土)12
を得た。この環境対策用中間被覆層(即日覆土及び中間
覆土)12を形成後、1時間を経て表面に如露で散水し
たが、水は表面を流れ、内部を透過する様子は認められ
なかった。又表面の流水による浸蝕も僅少であった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】該第2混合物yを砂質地盤上に厚さ10c
mになる様に敷均し、プラスチック製で底面が平滑な皿
状の道具(図示せず)で強く押圧し、高い密度と強い連
続性とを有する環境対策用中間被覆層(即日覆土及び中
間覆土)12を得た。この実施例に於ても、実施例1の
場合と同様成形後1時間目の散水では、水の該環境対策
用中間被覆層12(即日覆土及び中間覆土)内部への浸
入は認められなかったが、4週間経過すると表面に散水
した水は、殆ど内部へ透過するから表層流となるものは
僅少であった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】この第二混合物yをコンクリート・ポンプ
22に投入し、そのパイプ24を介して圧送し、廃棄物
地盤10上に平均10cmの厚みになる様に散布し、レ
ーキで荒均しした。この表面は、尚凹凸が多く又空隙も
多いので、プラスチック製で広い皿状の板に載せた高周
波電動コンパクター(図示せず)を前後、左右に移動さ
せ、押圧しながら表面を均した。この様にして得た第二
混合物yは、密度が高くなり、薄いけれども強い連続性
を有し、従来30cm〜50cmの厚さで、砂質土或い
は岩磆を用いて実施して来た中間被覆層に代わり得る環
境対策用中間被覆層(即日覆土及び中間覆土)12とな
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】尚この環境対策用中間被覆層(即日覆土及
び中間覆土)12は、次に処分される廃棄物10でその
表面が覆われるまで、その下の廃棄物10が風で飛散し
たり、廃棄物10中に混入した食物残渣を求めてカラス
や野犬等が掘起して飛散させたり、又蠅等有害虫の発生
を抑える等の作用効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E02B 3/18 7150−2D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要厚みで投了、廃棄、埋立てされる廃棄
    物と、その表面に環境対策として所要厚みで被覆される
    土砂層とで互層とされる廃棄物処分場に於いて;廃棄物
    層の表面に環境対策として投了、被覆する土砂に代わ
    り、ゴミ焼却場の焼却灰に、所要量のバインダーとして
    の布や紙切れ片等の繊維と、微量の粘着剤を混合、攪拌
    して第一混合物を得る工程と;該第一混合物に水を添加
    して均質になるまで混合、攪拌して第二混合物を得る工
    程と;該第二混合物を圧送しながら所望廃棄物層の表面
    に均一に散布し、押圧して薄いが連続性が強い所要の厚
    みを有する環境対策用被覆層を形成する工程と;から成
    る廃棄物処分方法。
  2. 【請求項2】該第一混合物の該バインダーとして布や紙
    切れ片等の繊維の外に、裁断した紙やパルプ廃液から抽
    出した繊維、湖沼に発生したアオコ等に、微量の粘着剤
    を適宜混合する請求項1記載の廃棄物処分方法。
  3. 【請求項3】該第二混合物のごみ焼却場で得た焼却灰の
    外に、該処分場へ持込まれる廃棄物を細かく粉砕したも
    のや、下水処理場で得た汚泥、フライ・アッシュ等を単
    独又は所要量を混合して中間被覆層を形成する請求項1
    記載の廃棄物処分方法。
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