JPH0676957U - フィルム現像装置 - Google Patents
フィルム現像装置Info
- Publication number
- JPH0676957U JPH0676957U JP1617193U JP1617193U JPH0676957U JP H0676957 U JPH0676957 U JP H0676957U JP 1617193 U JP1617193 U JP 1617193U JP 1617193 U JP1617193 U JP 1617193U JP H0676957 U JPH0676957 U JP H0676957U
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- lid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この考案は通常の明るさの場所においても現
像操作を容易にできるフィルム現像装置に関する。 【構成】 上部が開いた円筒形をなし底面1aの中心に
パトローネ保持凹部2と底面1aの中心近くから外周方
向にフィルムを案内するための渦巻状ガイド3および開
閉可能な排液孔4とを備えたケース体1と、上面に注液
口を有しケース体1の上部に着脱ができかつケース体1
の外周を回動自在に嵌合する蓋と、蓋の裏面側に間隔を
もって設けられパトローネの上部を保持するパトローネ
保持突起と蓋の外周方向に向かって溝状の案内切欠部を
有する遮光板と、蓋と遮光板との間を案内切欠部に沿っ
て摺動自在に保持され遮光板の案内切欠部からケース体
1内に突出しフィルム端部を挟持するフィルム係止具を
具備している。
像操作を容易にできるフィルム現像装置に関する。 【構成】 上部が開いた円筒形をなし底面1aの中心に
パトローネ保持凹部2と底面1aの中心近くから外周方
向にフィルムを案内するための渦巻状ガイド3および開
閉可能な排液孔4とを備えたケース体1と、上面に注液
口を有しケース体1の上部に着脱ができかつケース体1
の外周を回動自在に嵌合する蓋と、蓋の裏面側に間隔を
もって設けられパトローネの上部を保持するパトローネ
保持突起と蓋の外周方向に向かって溝状の案内切欠部を
有する遮光板と、蓋と遮光板との間を案内切欠部に沿っ
て摺動自在に保持され遮光板の案内切欠部からケース体
1内に突出しフィルム端部を挟持するフィルム係止具を
具備している。
Description
【0001】
この考案は現像操作を容易にしたフィルム現像装置に関するものである。
【0002】
写真技術の中でフィルム現像は最も重要な操作である。フィルムは一般に感光 度が高く、そのため現像を行うためには暗室か現像タンクが使用される。しかし ながら、本格的な暗室を設けることは誰にでもできることではなく、また、現像 タンクを使用して現像する場合においてもフィルムを現像タンクに装填するため 暗室かダークバックを使用する必要がある。しかし、ダークバックを使用してフ ィルムを現像タンクに装填する場合はダークバックの中で手探り状態で行う必要 がある関係で相当な熟練を要し、フィルムに指紋を付けたり傷を付けたりするこ とがある。
【0003】 また、最近ではフィルム現像や引き伸しに要する時間の短縮が要求されるよう になり、そのため各種の作業が短時間で容易に行える通常の明るさの場所でのフ ィルム現像ができる現像装置の要望が強まってきた。
【0004】
この考案は上記したような実情に鑑みてなされたもので、フィルムの現像にあ たって暗室やダークバックを必要とせず通常の明るさの場所においても現像操作 が短時間で容易に行えるフィルム現像装置を提供することを目的としている。
【0005】
この考案は上記課題を解決するため、上部が開いて底面が広い円筒形をなし底 面の中心にパトローネを垂直かつスプールを回動自在に保持するためのパトロー ネ保持凹部と底面の中心近くから外周方向に渦巻状に形成されパトローネより引 出されるフィルムの底面側のパーフォレーション形成部分をガイドすることによ りフィルムを案内するための渦巻状ガイドおよび底面の所要の位置に設けらる現 像液、定着液等を排液するための開閉可能な排液孔とを備え少なくともフィルム の幅よりも深底をなすケース体と、上面に現像液、定着液等をケース体内に注入 する注液口を有しケース体の上部に着脱ができかつケース体の円筒形の外周を回 動自在に嵌合する円筒形の蓋と、注液口からの光を遮るため蓋の裏面側にこの裏 面との間に所定の間隔をもって設けられ蓋の中心位置に相当する部分にケース体 に保持されたパトローネの上部を保持するためのパトローネ保持突起が設けられ るとともにこのパトローネ保持突起の近くから蓋の外周方向に向かって溝状の案 内切欠部を有する遮光板と、蓋の裏面と遮光板との間を遮光板の案内切欠部に沿 って摺動自在に保持されとともに遮光板の案内切欠部からケース体内に突出しフ ィルム端部を挟持するためのフィルム係止具とを具備し、蓋の中心近くから外周 方向に向かって摺動自在なフィルム係止具によって蓋の回動に伴いケース体に保 持されたパトローネのフィルムを渦巻状ガイドに沿ってパトローネより引出すよ うに構成している。
【0006】
このように構成しフィルムを現像する場合は、パトローネから引出されたフィ ルムの先端を蓋に設けられたフィルム係止具により挟持するとともにケース体の 底面中心のパトローネ保持凹部にパトローネを載置し、その後ケース体に蓋を被 せることにより遮光板に設けられたパトローネ保持突起でパトローネの上部を保 持する。この後、蓋を所要方向に回転させることで、保持されたパトローネ内の フィルムを光が遮断された状態で渦巻状ガイドに沿って引き出し、この後蓋の上 面に設けられた注液口より現像液、停止液、定着液さらには水洗用の水をケース 体を注入するとともに、必要に応じて排液孔を開閉することにより、フィルム現 像に必要な操作を行うものである。これらの操作は通常の明るさの場所で行うこ とができる。
【0007】
以下、図面を参照しながらこの考案の一実施例を説明する。図1(a)(b)はそれ ぞれこの実施例のケース体の平面図と平面図 (a)のB1 −B1 面における断面図 であり、また図2(a)(b)はそれぞれ同実施例の蓋の平面図(蓋裏面側から見た) と平面図 (a)のB2 −B2 面における断面図である。
【0008】 図1(a)(b)において、1はケース体でこのケース体1は上部が開いた底面1a が広い円筒状をなし耐薬品性の合成樹脂等で造られ現像液や停止液または定着液 が入れられるとともに現像するフィルムのパトローネが収納されるようになって いる。このケース体1の底面1aの中心には現像するフィルムのパトローネを垂 直方向に保持するためのパトローネ保持凹部2が設けられている。このパトロー ネ保持凹部2はパトローネ本体を底面1aに載置固定するが、フィルムを自由に 引出すことができるようにスプールの回転を妨げないように形成されている。
【0009】 また、パトローネ保持凹部2が設けられている底面1aの中心の近くからケー ス体1の外周方向に向かって渦巻状の渦巻状ガイド3が設けられている。この渦 巻状ガイド3はパトローネ保持凹部2に保持されたパトローネからフィルムを引 出す際フィルムの両側に設けられたパーフォレーションの一方(底面1a側の) のパーフォレーション形成部分をガイドしてフィルムを案内するもので、渦巻状 ガイド3の底面1aからの高さはフィルムのパーフォレーション形成部分よりは 低く形成されている。つまり、フィルムをパトローネより引出して案内する際渦 巻状ガイド3が被写体が撮影されているフィルム面に触れないように形成されて いる。この巻状ガイド3の長さは少なくとも36枚取りフイルムがパトローネよ り引出されるよう長さに設定される。
【0010】 また、底面1aの中心近くにはケース体1に注入された現像液や定着液を排出 するための排液孔4が設けられており、この排液孔4は栓4aにより必要に応じ て開閉できる。なお、ケース体1の深さは少なくともフイルムの幅よりは深く設 定されている。
【0011】 図2(a)(b)において、5はケース体1の開いた上部に着脱でき、しかもケース 体1の円筒状の外周に回動自在に嵌合できる浅い円筒状の耐薬品性の合成樹脂等 で造られた蓋である。この蓋5の上面5aの外側の中心部には現像液や定着液ま たは水洗い用の水等をケース体1内に注入するため上面5aを貫通する貫通孔6 aを有する注液口6が蓋5の把手を兼用する形で設けられ、上面5aの裏面には その外周近くに複数の間隔片5bおよび直径方向には平行した複数のガイド5c が所定の高さで蓋5と一体的に設けられている。
【0012】 上面5aの裏面側には注液口6や貫通孔6aを通して照射される光がケース体 1に入るのを防ぐための円板状の遮光板7が間隔片5bやガイド5cにより上面 5aの裏面との間に間隔をもって設けられている。この遮光板7には蓋5の中心 に相当する位置にケース体1のパトローネ保持凹部2に保持されたパトローネ上 部のスプール部分をスプールの回転を妨げないように保持するためのパトローネ 保持突起7aと蓋5の上面5aの裏面に設けられた平行した二本のガイド5cの 間隔よりは幅が狭い溝状の案内切欠部7bがガイド5cに対応して外周方向から パトローネ保持突起7a近くまで設けられている。
【0013】 また、蓋5の上面5aの裏面と遮光板7の間には平行した二本のガイド5cに 沿って摺動自在なスライド部8aとこのスライド部8aの端に直交し遮光板7の 案内切欠部7bからケース体1内に突出しその上下部分にフィルムのパーフォレ ーションに対応した複数の係止穴8bが設けられた案内部8cおよび係止穴8b にバネ力により嵌入する複数の係止爪8dを備えた係止バネ8eとよりなるフィ ルム係止具8が設けられている。
【0014】 なお、ケース体1に蓋5を被せた状態で、パトローネから引出されるフィルム が渦巻状ガイド3より外れないようにフィルムの上部を遮光板7が押さえること ができるように考慮されている。
【0015】 このようにフィルム現像装置を構成し、パトローネに入ったフィルムを現像す る場合は、パトローネより一部が引出されたフィルムの先端部パーフォレーショ ンを蓋5に設けられたフイルム係止具8の案内部8cの係止穴8bと係止バネ8 eの係止爪8dとにより案内部8cに挟持するとともに、パトローネをケース体 1のパトローネ保持凹部2にパトローネを載置し、その後ケース体1に蓋5を被 せることにより遮光板7に設けられたパトローネ保持突起7aでパトローネの上 部を保持する。この後、蓋5を手でもって図面上では反時計方向に回転させるこ とで、フィルム係止具8の案内部8cがフィルムを渦巻状ガイド3に沿ってパト ローネ内より引き出す。フィルムの引き出しが終るとスプールの回転が停止して 蓋5の回動操作が重たくなるので操作を停止する。この引出し操作においてフィ ルム係止具8は蓋5の外周方向に摺動自在に構成されているので、フィルムを渦 巻状ガイド3に沿って無理なくケース体1の外周方向に引出すことができる。
【0016】 この後、蓋5に設けられた注液口6より現像液をケース体1内に注入して所定 時間現像処理を行う。現像処理が終了したらケース体1の底面1aに設けられた 排液孔4の栓4aを開いて現像液をケース体1より外部に排出する。この後、必 要に応じて停止液、定着液さらには水洗用の水をケース体1内に注入してフィル ム現像に必要な操作を行う。 なお、この考案は上記実施例に限定されるものではなく、要旨を変更しない範 囲で変形して実施できる。
【0017】
この考案によれば、フイルムの現像にあたって暗室やダークバックを必要とし ない通常の明るさの場所で現像処理をすることができるので、現像操作を短時間 で容易に行うことができる。
【0018】 また、渦巻状ガイドによりフイルムが案内されるのでフイルム面が接触したり 接近したりすることなくそのためフイルム面が現像液や定着液に均一に触れ合い 現像むらや定着むらを起すことが少なくなる。
【図1】この考案の一実施例のケース体の平面図とその
断面図。
断面図。
【図2】同実施例の蓋の平面図とその断面図。
1…ケース体、1a…底面、2…パトローネ保持凹部、
3…渦巻状ガイド、4…排液孔、4a…栓、5…蓋、5
a…上面、5b…間隔片、5c…ガイド、6…注液口、
6a…貫通孔、7…遮光板、7a…パトローネ保持突
起、7b…案内切欠部、8…フィルム係止具、8a…ス
ライド部、8b…係止穴、8c…案内部、8d…係止
爪、8e…係止バネ。
3…渦巻状ガイド、4…排液孔、4a…栓、5…蓋、5
a…上面、5b…間隔片、5c…ガイド、6…注液口、
6a…貫通孔、7…遮光板、7a…パトローネ保持突
起、7b…案内切欠部、8…フィルム係止具、8a…ス
ライド部、8b…係止穴、8c…案内部、8d…係止
爪、8e…係止バネ。
Claims (1)
- 【請求項1】上部が開いて底面が広い円筒形をなし底面
の中心にパトローネを垂直かつスプールを回動自在に保
持するためのパトローネ保持凹部と底面の中心近くから
外周方向に渦巻状に形成されパトローネより引出される
フィルムの底面側のパーフォレーション形成部分をガイ
ドすることによりフィルムを案内するための渦巻状ガイ
ドおよび底面の所要の位置に設けらる現像液、定着液等
を排液するための開閉可能な排液孔とを備え少なくとも
フィルムの幅よりも深底をなすケース体と、 上面に現像液、定着液等をケース体内に注入する注液口
を有しケース体の上部に着脱がてきかつケース体の円筒
形の外周を回動自在に嵌合する円筒形の蓋と、 注液口からの光を遮るため蓋の裏面側にこの裏面との間
に所定の間隔をもって設けられ蓋の中心位置に相当する
部分にケース体に保持されたパトローネの上部を保持す
るためのパトローネ保持突起が設けられるとともにこの
パトローネ保持突起の近くから蓋の外周方向に向かって
溝状の案内切欠部を有する遮光板と、 蓋の裏面と遮光板との間を遮光板の案内切欠部に沿って
摺動自在に保持されとともに遮光板の案内切欠部からケ
ース体内に突出したフィルム端部を挟持するためのフィ
ルム係止具とを具備し、 蓋の中心近くから外周方向に向かって摺動自在なフィル
ム係止具によって蓋の回動に伴いケース体に保持された
パトローネのフィルムを渦巻状ガイドに沿ってパトロー
ネより引出すことを特徴としたフィルム現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1617193U JPH0676957U (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | フィルム現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1617193U JPH0676957U (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | フィルム現像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676957U true JPH0676957U (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=11909070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1617193U Pending JPH0676957U (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | フィルム現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0676957U (ja) |
-
1993
- 1993-04-01 JP JP1617193U patent/JPH0676957U/ja active Pending
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