JPH0676928A - 誘導加熱方式加熱器 - Google Patents

誘導加熱方式加熱器

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JPH0676928A
JPH0676928A JP22604792A JP22604792A JPH0676928A JP H0676928 A JPH0676928 A JP H0676928A JP 22604792 A JP22604792 A JP 22604792A JP 22604792 A JP22604792 A JP 22604792A JP H0676928 A JPH0676928 A JP H0676928A
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JP
Japan
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core
main body
heated
rod
annular
Prior art date
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Pending
Application number
JP22604792A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Akimoto
隆広 秋本
Satoshi Yamamoto
諭 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0676928A publication Critical patent/JPH0676928A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱時の電磁誘導による誘発振動によって温
度センサが所定の位置から外れて、不具合の過加熱が行
われるのを防止した誘導加熱方式加熱器を提供する。 【構成】 加熱器に本体1に設けた本体コア下部10と
コアガイドカバー4から成る保持装置に、非磁性体絶縁
材料で構成した円錐状フレーム25を取付け、この円錐
状フレーム25に環状被加熱体21であるベアリングの
内径部を挿入嵌合して保持し、環状被加熱体21を安定
して確実に保持し、従って、電磁誘導作用による誘発振
動によって環状被加熱体21が保持装置の上で微動する
のは防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導加熱方式加熱器に係
わり、特にベアリング等の環状被加熱体を電磁誘導作用
によって加熱する誘導加熱方式加熱器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ベアリングを締まりばめの状態
で軸に取り付ける場合、ベアリングを室温よりも約80
℃高い温度に加熱することが行われている。ベアリング
は熱により膨張するため、無理な力や衝撃を与えること
なくスムーズに軸に組み込むことができ、しかも軸やベ
アリングに損傷を与えることもない。ベアリングを加熱
する方法としては、引火点の高い油を油槽にいれて湯煎
にする方法や、ホットプレートを用いる方法等もある
が、火や油を使わずに短時間で均一に加熱ができ、また
作業を能率良く安全かつ清潔に行なうことができ、しか
も小型で取扱いが容易な誘導加熱方式加熱器を用いるこ
とが知られている。この誘導加熱方式加熱器は、商用周
波数の交流電流を励磁コイルに流し、電磁誘導作用によ
り環状被加熱体であるベアリング等に交番磁束を発生さ
せて渦電流を流し、環状被加熱体自体の抵抗によって発
熱させるもので、その加熱後、環状被加熱体の脱磁を行
ない残留磁気を除去している。
【0003】図3は従来のベアリング加熱器として知ら
れる誘導加熱方式加熱器の斜視図であり、本体1からは
本体コア上部2と本体コア下部10が同一方向に上下に
並んで突出しており、この本体コア上部2と本体コア下
部10とは本体1の内部で磁性体コアによって連結さ
れ、この磁性体コアに図示しない励磁コイルが巻かれて
いる。本体コア上部2と本体コア下部10の突出側端に
は取外し可能な棒状コア3を接触することにより磁気閉
回路を形成している。環状被加熱体であるベアリング5
は内径部孔に棒状コア3を貫通させて、本体コア下部1
0の突出側端の底部に図示しない蝶番により結合したコ
アガイドカバー4と本体コア下部10とで構成した一連
の保持装置上に保持されている。このコアガイドカバー
4は、非利用時に棒状コア3を取り外して上方に起こし
て、本体コア上部2と下部10の端部をその内側溝22
内に収納させることができる。また、本体1には操作ス
イッチ9と温度センサ用コンセント8が設けられてお
り、温度センサ用コンセント8からは補償導線7を介し
て温度センサ6が接続されている。この温度センサ6は
拡大斜視図である図4に示すように、熱電対から成る検
出端11とベアリング5に接触保持するための吸着磁石
12を有して構成されている。
【0004】ベアリング5の加熱を行なう場合、コアガ
イドカバー4を開きほぼ水平に倒して本体コア下部10
と共にベアリング5の保持装置とし、この上にベアリン
グ5を載せ、ベアリング5の内径部孔に貫通させた棒状
コア3の両端を、本体コア上部2と本体コア下部10の
突出側端に接して磁気閉回路を形成する。次に、温度セ
ンサ6をその検出端11がベアリング5の内輪に接触す
るように吸着磁石12で取り付ける。その後、操作スイ
ッチ9を操作して本体1内部の励磁コイルに励磁電流を
流し、電磁誘導作用によってベアリング5を加熱し、予
め設定した温度になったことを温度センサ6が検出する
と励磁電流を自動的に遮断する。
【0005】環状被加熱体であるベアリング21がコア
ガイドカバー4の保持装置に対して小型の場合、図5に
示すようにベアリング21とコアガイドカバー4との間
に、コアガイドカバー4に対して十分大きく、かつフェ
ノール積層板などの耐熱性非磁性絶縁材で形成した環状
補助台23を設けて、ベアリング21がコアガイドカバ
ー4の内側溝22に落ちこまないようにすることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
誘導加熱方式加熱器は上述の如き構成であったため、環
状被加熱体のベアリング21が小径で小型の場合、加熱
時の電磁誘導による誘発振動によって環状補助台23が
保持装置の上で微動し易く、その結果、環状補助台23
の上でベアリング21がずれて温度センサ6の位置がベ
アリング21の内輪から外れてしまい正確にその温度を
測定することができず、ベアリング21を必要以上に加
熱してその硬度を低下させたり、その寿命を著しく低下
させてしまうことがある。
【0007】本発明の目的とするところは、加熱時の電
磁誘導による誘発振動によって温度センサが所定の位置
から外れて、不具合な過加熱が行われるのを防止した誘
導加熱方式加熱器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、上下一対の本体コア上部および本体コア下
部と、これら間を磁気的に連結する棒状コアとから磁気
閉回路を構成し、この磁気閉回路を成すコアに励磁コイ
ルを巻回し、上記棒状コアを貫通させた環状被加熱体
を、少なくとも上記本体コア下部の一部を兼用した保持
装置によって保持し、上記励磁コイルに交流電流を流
し、電磁誘導作用により上記環状被加熱体に渦電流を流
して発熱させる誘導加熱方式加熱器において、上記保持
装置は、非磁性体絶縁材料で構成した錐状フレームを上
記棒状コアに取付けて構成し、上記錐状フレームに上記
環状被加熱体を挿入して保持したことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明による誘導加熱方式加熱器は、上述の如
く棒状コアに取付けた錐状フレームに環状被加熱体を挿
入して保持するようにしたため、環状被加熱体の内径に
拘らず確実に安定して保持することができ、しかも、こ
の錐状フレームを非磁性体絶縁材料で構成したため、加
熱時の電磁誘導による誘発振動によって錐状フレームが
微動することはなく、その結果、温度センサを常に所定
の位置に保持して、ベアリング等の環状被加熱体を必要
以上に加熱してその硬度を低下させたり、その寿命を著
しく低下させてしまうことを防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明す
る。図1は本発明の一実施例による誘導加熱方式加熱器
の斜視図を示し、基本的には図3に示した従来の誘導加
熱方式加熱器と同様に構成されている。本体1からは本
体コア上部2と本体コア下部10が同一方向に上下に並
んで突出しており、この本体コア上部2と本体コア下部
10とは本体1の内部で図示しない磁性体コアによって
連結され、この磁性体コアに図示しない励磁コイルが巻
かれている。本体コア上部2と本体コア下部10の突出
側端には取外し可能な棒状コア24を接触することより
磁気閉回路を形成している。この棒状コア24には、そ
の詳細を図2に示す錐状フレーム、例えば、円錐状フレ
ーム25が取外し可能に取り付けられている。この円錐
状フレーム25は非磁性体絶縁材料で作られており、本
実施例においては耐熱性ゴムを用いている。この円錐状
フレーム25の上部および下部固定部分25a,25b
は、棒状コア24の外形とほぼ同じ形状に作られてお
り、棒状コア24との間の摩擦力により固定がなされ、
環状被加熱体21をこの円錐状フレーム25に挿入した
とき、環状被加熱体21がずり落ちたりしない程度の摩
擦力が生じるように、円錐状フレーム25の上部および
下部固定部分25a,25bのサイズが決められてい
る。また、円錐形を構成する4本の縦フレーム25c
は、全て棒状コア24に対して同一傾斜角を持つように
構成され、環状被加熱体21を挿入配置しても曲がった
りしない程度の強度を有している。尚、この円錐状フレ
ーム25の形状および構成については、図示のものに限
らず使用することができる。
【0011】環状被加熱体21であるベアリングは、内
径部孔に棒状コア24と円錐状フレーム25を貫通させ
て保持され、この円錐状フレーム25も、本体コア下部
10の突出側端の底部に図示しない蝶番により結合した
コアガイドカバー4と本体コア下部10と共に一連の保
持装置を構成している。このコアガイドカバー4は、非
利用時に棒状コア24を取り外して上方に起こして、本
体コア上部2と下部10の端部をその内側溝22内に収
納させることができる。また、本体1には操作スイッチ
9と温度センサ用コンセント8が設けられており、温度
センサ用コンセント8からは図3に示したように補償導
線7を介して温度センサ6が接続されている。この温度
センサ6は拡大斜視図である図4に示すように、熱電対
から成る検出端11と環状被加熱体21に接触保持する
ための吸着磁石12を有して構成されている。
【0012】環状被加熱体21の加熱を行なう場合、コ
アガイドカバー4を開きほぼ水平に倒して本体コア下部
10と共に環状被加熱体21の保持装置とすると共に、
図2の円錐状フレーム25を棒状コア24に取付け、こ
の棒状コア24および円錐状フレーム25に環状被加熱
体21の内径部を挿入して図1のように保持する。この
ようにして棒状コア24の両端を、本体コア上部2と本
体コア下部10の突出側端に接して磁気閉回路を形成す
る。次に、図示を省略した温度センサをその検出端が環
状被加熱体21の内輪に接触するように取り付ける。そ
の後、操作スイッチ9を操作して本体1内部の励磁コイ
ルに励磁電流を流し、電流誘導作用によって環状被加熱
体21を加熱し、予め設定した温度になったことを温度
センサが検出すると励磁電流を自動的に遮断する。
【0013】このような加熱時、従来の誘導加熱方式加
熱器によれば、電磁誘導作用による誘発振動によって環
状補助台23が保持装置の上で微動し易く、その結果、
環状補助台23の上で環状被加熱体21がずれて温度セ
ンサの位置が環状被加熱体21の内輪近傍から外れてし
まい、正確にその温度を測定することができないが、本
実施例においては、棒状コア24に取り付けた円錐状フ
レーム25に環状被加熱体21を挿入して嵌合させ、ま
た円錐状フレーム25を非磁性体絶縁材料で構成したた
め、電磁誘導作用による誘発振動によって環状被加熱体
21がずれるのも防止される。こうして温度センサは環
状被加熱体21の所定の位置の温度を常に正確に測定す
ることができるため、環状被加熱体21を必要以上に加
熱してその硬度を低下させたり、その寿命を著しく低下
させてしまうことがない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明による誘導加
熱方式加熱器は、棒状コアに取り付けられ非磁性体絶縁
材料で構成した錐状フレームに環状被加熱体を挿入して
保持させたため、環状被加熱体を安定して確実に保持す
ることができ、従って、電磁誘導作用による誘発振動に
よって環状被加熱体が微動するのは防止され、温度セン
サを環状被加熱体の所定の位置に保持して正確な温度検
出が行われ、不具合な過加熱を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による誘導加熱方式加熱器の
斜視図である。
【図2】図1に示した誘導加熱方式加熱器の要部である
円錐状フレームを拡大して示す斜視図である。
【図3】従来の誘導加熱方式加熱器の斜視図である。
【図4】温度センサの斜視図である。
【図5】従来の誘導加熱方式加熱器の異なる使用状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】 1 本体 2 本体コア上部 4 コアガイドカバー 6 温度センサ 10 本体コア下部 21 環状被加熱体 24 棒状コア 25 円錐状フレーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下一対の本体コア上部および本体コア
    下部と、これら間を磁気的に連結する棒状コアとから磁
    気閉回路を構成し、この磁気閉回路を成すコアに励磁コ
    イルを巻回し、上記棒状コアを貫通させた環状被加熱体
    を、少なくとも上記本体コア下部の一部を兼用した保持
    装置によって保持し、上記励磁コイルに交流電流を流
    し、電磁誘導作用により上記環状被加熱体に渦電流を流
    して発熱させる誘導加熱方式加熱器において、上記保持
    装置は、非磁性体絶縁材料で構成した錐状フレームを上
    記棒状コアに取付けて構成し、上記錐状フレームの上記
    環状被加熱体を挿入して保持したことを特徴とする誘導
    加熱方式加熱器。
JP22604792A 1992-08-25 1992-08-25 誘導加熱方式加熱器 Pending JPH0676928A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003223975A (ja) * 2002-01-30 2003-08-08 Eto Denki:Kk 環状金属体加熱装置
JP2013528267A (ja) * 2010-05-26 2013-07-08 シマテック アクチエンゲゼルシャフト ワーク、特にころがり軸受を加熱する装置
TWI551194B (zh) * 2014-01-06 2016-09-21 Bearing heater
US10608250B2 (en) 2017-09-20 2020-03-31 Kabushiki Kaisha Toshiba Active material, active material composite material, electrode, secondary battery, battery pack, and vehicle
NL2033412A (en) * 2021-12-13 2023-06-26 Skf Ab Portable induction heater for annular bearing components comprising pockets

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