JPH0676844U - 発光素子評価装置 - Google Patents
発光素子評価装置Info
- Publication number
- JPH0676844U JPH0676844U JP2154693U JP2154693U JPH0676844U JP H0676844 U JPH0676844 U JP H0676844U JP 2154693 U JP2154693 U JP 2154693U JP 2154693 U JP2154693 U JP 2154693U JP H0676844 U JPH0676844 U JP H0676844U
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- Japan
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- light emitting
- optical fiber
- emitting element
- light
- temperature
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 発光素子の評価装置において、発光素子のル
ミネッセンス光の分布状態の測定が短時間にできるよう
にする。 【構成】 発光素子9を、温度制御が可能な発熱体を組
み込んだ台14の上に置き、発熱体の温度を一定に制御
することによって、発光素子9の温度を一定に保つ。そ
して、光ファイバ温度計7に接続した光ファイバ8をフ
ァイバ固定金具11の光ファバ固定部12に固定し、光
ファイバ8の先端部8aを発光素子9の発光面9aに近
接さる。そして、発光素子9のルミネッセンス光を光フ
ァイバ温度計7によって、温度という数値に変換された
値で測定する。また、光ファイバ8を固定するためのフ
ァイバ固定金具11の下にはXYステ−ジ10を設け、
このXYステ−ジ10を移動させることにより、多点測
定を可能とする。
ミネッセンス光の分布状態の測定が短時間にできるよう
にする。 【構成】 発光素子9を、温度制御が可能な発熱体を組
み込んだ台14の上に置き、発熱体の温度を一定に制御
することによって、発光素子9の温度を一定に保つ。そ
して、光ファイバ温度計7に接続した光ファイバ8をフ
ァイバ固定金具11の光ファバ固定部12に固定し、光
ファイバ8の先端部8aを発光素子9の発光面9aに近
接さる。そして、発光素子9のルミネッセンス光を光フ
ァイバ温度計7によって、温度という数値に変換された
値で測定する。また、光ファイバ8を固定するためのフ
ァイバ固定金具11の下にはXYステ−ジ10を設け、
このXYステ−ジ10を移動させることにより、多点測
定を可能とする。
Description
【0001】
本考案は、光ルミネッセンスの発光波長と強度の温度依存性を利用した光ファ イバ−を用いた温度計用の発光素子の評価装置に関する。
【0002】
光ルミネッセンスの発光波長と強度の温度依存性を利用した光ファイバ−を用 いた温度計(以下、光ファイバ温度計と記す)の測定原理を図4に示す。 この光ファイバ温度計は、光ファイバ温度計18とこれにつながれた光ファイ バ19とこの光ファイバ19の先端に取り付けられたセンサ20とから構成され る。 ここで、センサ20には約0.2mm角の発光素子21が接着剤22で光ファ イバ19の先端に取り付けられる。 光ファイバ温度計18内にある発光ダイオ−ド23から発せられた光が光ファ イバ19を通り、センサ20の発光素子21に達すると、発光素子21は光ルミ ネッセンスによってこの光を吸収し、吸収した光とは全く別の波長を有した光を 発光する(以下この光をルミネッセンス光と記す)。この光は、光ファイバ19 を通って光ファイバ温度計18へ返信される。 このルミネッセンス光の波長は図3に示すように、発光素子21の温度によっ て変化する。 ルミネッセンス光は波長分波器24と二つのフォトダイオ−ド25により検知 され、光ファイバ温度計18に内蔵されたマイクロプロセッサ26で、その検知 信号を比較演算して温度を求め、光ファイバ温度計18に取り付けられたディス プレイに温度として表示する。
【0003】 ここで用いられる発光素子21は、約0.2mm角の大きさで、ウエハ−より 切り出す。 ウエハ−の大きさは、例えば液相エピタキシ−法などによって製作する場合は 、通常10mm×8mmである。しかし、約0.2mm角に切り出して取りだす 場合、この取り出した位置により、その発光するルミネッセンス光の光スペクト ルは異なることがある。このために、同一温度を測定しても温度計の表示が異な ってしまうことがある。これを未然に防ぐため、製作したウエハ−内のルミネッ センス光についての分布状態を知ることが重要である。
【0004】 ここで従来、エピタキシ−法などによって製作した光ファイバ−温度計用の発 光素子を評価するには、図2に示すように、レ−ザなどの光源1より発した光を コリメ−タ−レンズ2で平行光線にして集光し、この集光された光を発光素子3 の発光面にスポットとしてあてる(以下この光を励起光と記す)。 発光素子3はこの励起光を吸収し、図3に示すように、光ルミネッセンス現象 により、吸収した光とは全く別の波長を有した光を発光する。
【0005】 この発光素子3のルミネッセンス光を、テレスコ−プ4などで集光し、検出器 5(たとえば、光スペクトラムアナライザ)でこのルミネッセンス光の光スペク トルを測定する。測定した値は、パ−ソナルコンピュ−タなどにデ−タとして記 録される。 この領域での測定が終わると、パ−ソナルコンピュ−タにより、XYステ−ジ 6が移動し、別の測定領域を測定する。この動作を繰り返し、発光素子3の全領 域での多点測定を行う。
【0006】
しかしながら、上述した従来の測定方法では、検出器5に光スペクトラムアナ ライザ−を用いているために、測定する波長全域に渡って走査しなければならな いため、ある一点を測定するのに約1分と時間がかかる。そして、発光素子3の ルミネッセンス光の分布状態を知るためには、この測定を発光素子3全体にわた って、多点測定をしなければならない。このため、発光素子3のルミネッセンス 光の分布状態を知るためには多大な時間がかかる。
【0007】 そこで本考案は、発光素子3のルミネッセンス光の測定が短時間に測定できる ようにする。
【0008】
本考案では、発光素子を、温度制御が可能な発熱体を組み込んだ台の上に置き 、発熱体の温度を一定に制御することによって、発光素子の温度を一定に保つ。 そして、光ファイバ温度計に接続した光ファイバをファイバ固定治具に固定する 。そして、この光ファイバの先端をファイバ軸に対して垂直にカットし、カット した光ファイバの端面を発光素子の発光面に近接さる。この状態で、発光素子の ルミネッセンス光を光ファイバ温度計によって、温度という数値に変換した値で 測定する。 そして、ファイバ固定治具の下にはXYステ−ジを設け、このXYステ−ジを 移動させることにより、多点測定を可能とする。
【0009】
上記のように構成された発光素子評価装置は、先端を垂直にカットした光ファ イバとこれにつながれた光ファイバ温度計を用いて発光素子のルミネッセンス光 の光スペクトルの波形を温度という数値に変換して測定しているため、従来方法 に比べ著しく短い測定時間で測定することが可能である。
【0010】
図1は本考案の発光素子評価装置の一例である。 高岳製作所製の光ファイバ−温度計7に接続した光ファイバ8の先端部8aを 光ファイバの軸に対して垂直にカットする。カットされた先端部8aの端面を、 測定する発光素子9の発光面9aに近接させる。先端部8aは、XYステ−ジ1 0の上に取り付けられた光ファイバ固定金具11の光ファイバ固定部12に取り 付ける。一方、発光素子9は温度制御装置13で制御される発熱体を組み込んだ 金属製の台14の上部に取り付ける。そして、発熱体の温度を温度制御装置13 で制御することにより、発光素子9の温度は一定の温度に保たれる。 そして、XYステ−ジ10は通信ケ−ブル16によってパ−ソナルコンピュ− タ15につながれ、パ−ソナルコンピュ−タ15によってXYステ−ジ10の移 動が制御される。また、光ファイバ温度計7も通信ケ−ブル16によってパ−ソ ナルコンピュ−タ15につながれる。
【0011】 この状態で、光ファイバ−温度計7から光ファイバ8を通じて、発光素子9を 発光させる励起光を送り込むと、発光素子9より発するルミネッセンス光の光ス ペクトルの波形は、発熱体を組み込んだ金属製の台14の表面温度によって変化 する。このルミネッセンス光を光ファイバ8を通じて光ファイバ温度計7に送り 、光ファイバ温度計7でこのルミネッセンス光の光スペクトルの波形を分析し、 温度という数値で測定する。
【0012】 ある一点での測定が終わると、パ−ソナルコンピュ−タ15により、XYステ −ジ10が移動し、別の測定点を測定する。この動作を繰り返し、発光素子9で の多点測定を行う。光ファイバ温度計7で測定した値は、デ−タとして通信ケ− ブル16によってパ−ソナルコンピュ−タ15に送って集計し、発光素子9上で の分布状態をプロッタ17などに出力する。そして、結果として発光素子9上で の光ファイバ温度計7で測定された温度の分布状態を測定する。
【0013】
以上説明したように、本考案によれば、発光素子のルミネッセンス光の光スペ クトルの波形を温度という数値に変換して測定するため、従来方法に比べて著し く短い測定時間で測定することが可能である。
【図1】本考案の発光素子評価装置の一例を示し、
(B)は全体の構成図、(A)は、(B)のA部分の拡
大図である。
(B)は全体の構成図、(A)は、(B)のA部分の拡
大図である。
【図2】従来の発光素子評価装置を示す図である。
【図3】励起光の波長と発光素子より発光する光の波長
と光の強度との関係を示す図である。
と光の強度との関係を示す図である。
【図4】光ルミネッセンスの発光波長と強度の温度依存
性を利用した光ファイバ−を用いた温度測定器の測定原
理を示す図である。
性を利用した光ファイバ−を用いた温度測定器の測定原
理を示す図である。
7 光ファイバ温度計 8 光ファイバ 9 発光素子 10 XYステ−ジ 11 光ファイバ固定金具 12 光ファイバ固定部 13 温度制御装置 14 発熱体 15 パ−ソナルコンピュ−タ 16 通信ケ−ブル 17 プロッタ 18 光ファイバ温度計 19 光ファイバ 20 センサ 21 発光素子 22 接着剤 23 発光ダイオ−ド 24 波長分離器 25 フォトダイオ−ド 26 マイクロプロセッサ
Claims (1)
- 【請求項1】発光素子を上面に置くことを可能とした発
熱体を組み込んだ台と、 この発熱体の温度を一定に制御する温度制御装置と、 光ルミネッセンスの発光波長を利用した光ファイバ−を
用いた温度計に接続した光ファイバの先端部をXYステ
−ジの上に置かれたファイバ固定治具に取り付け、上記
光ファイバの先端部を発光素子に近接させ、発光素子の
発光面に沿って移動させるXYステ−ジと、 上記XYステ−ジを制御し、温度計からのデ−タを集計
するためのパ−ソナルコンピュ−タを有した発光素子評
価装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2154693U JPH0676844U (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 発光素子評価装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2154693U JPH0676844U (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 発光素子評価装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676844U true JPH0676844U (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=12057992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2154693U Pending JPH0676844U (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 発光素子評価装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0676844U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200061603A (ko) * | 2018-11-26 | 2020-06-03 | 한국광기술원 | 광소자 검사장치 |
-
1993
- 1993-04-02 JP JP2154693U patent/JPH0676844U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200061603A (ko) * | 2018-11-26 | 2020-06-03 | 한국광기술원 | 광소자 검사장치 |
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