JPH0676507A - ヘッド・アーム・アセンブリ - Google Patents
ヘッド・アーム・アセンブリInfo
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- JPH0676507A JPH0676507A JP24116492A JP24116492A JPH0676507A JP H0676507 A JPH0676507 A JP H0676507A JP 24116492 A JP24116492 A JP 24116492A JP 24116492 A JP24116492 A JP 24116492A JP H0676507 A JPH0676507 A JP H0676507A
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- Japan
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- head
- arm
- disk
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- suspension
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヘッドをディスクのどの位置からでも退避さ
せることができるようにするとともに、ヘッドをディス
クに接触させないようにする。 【構成】 剛性アーム2からヘッド12側に第1および
第2アーム部材14Rおよび14Lを延設し、ディスク
側においてサスペンション8と係合可能に板部材18を
第1および第2アーム部材14Rおよび14Lに固定
し、第1および第2アーム部材14Rおよび14Lの少
なくとも一方を圧電素子で構成する。
せることができるようにするとともに、ヘッドをディス
クに接触させないようにする。 【構成】 剛性アーム2からヘッド12側に第1および
第2アーム部材14Rおよび14Lを延設し、ディスク
側においてサスペンション8と係合可能に板部材18を
第1および第2アーム部材14Rおよび14Lに固定
し、第1および第2アーム部材14Rおよび14Lの少
なくとも一方を圧電素子で構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクに対してヘッ
ドの位置決めを行うヘッド・アーム・アセンブリに関す
る。
ドの位置決めを行うヘッド・アーム・アセンブリに関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、一般に使用されている磁気ハード
ディスク装置では、CSS(コンタクト・スタート・ス
トップ)方式が採用されている。この方式においては、
磁気ハードディスクが停止しているときに、磁気ヘッド
がディスク面に接触しており、ディスクの回転に伴い、
磁気ヘッドが浮上する。
ディスク装置では、CSS(コンタクト・スタート・ス
トップ)方式が採用されている。この方式においては、
磁気ハードディスクが停止しているときに、磁気ヘッド
がディスク面に接触しており、ディスクの回転に伴い、
磁気ヘッドが浮上する。
【0003】USP4,933,785号には、N−C
SS(ノン−コンタクト・スタート・ストップ)方式の
磁気ハードディスク装置が開示されている。この装置で
は、アーム・アセンブリにカムフォロワ部材を設け、デ
ィスクの外側にカム面アセンブリを設け、アンロード時
には、アーム・アセンブリをディスクの外側へ移動して
カムフォロワ部材をカム面に接触させ、その後、アーム
・アセンブリをカム面に沿って動かしてロック位置で静
止させる。
SS(ノン−コンタクト・スタート・ストップ)方式の
磁気ハードディスク装置が開示されている。この装置で
は、アーム・アセンブリにカムフォロワ部材を設け、デ
ィスクの外側にカム面アセンブリを設け、アンロード時
には、アーム・アセンブリをディスクの外側へ移動して
カムフォロワ部材をカム面に接触させ、その後、アーム
・アセンブリをカム面に沿って動かしてロック位置で静
止させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記CSS方式の磁気
ハードディスク装置においては、装置内に含まれる液体
がディスク面に付着することにより、磁気ヘッドと磁気
ディスクとの吸着現象(スティクション)が生じること
がある。この対策として、ディスクの表面を粗くするテ
クスチャが形成されているが、これは、磁気ヘッドをデ
ィスクの磁性膜にできるだけ近づけようとする磁気記録
の最も基本的な要求に逆行しており、特に将来実現しよ
うとしているさらに高い密度の記録には障害となる。
ハードディスク装置においては、装置内に含まれる液体
がディスク面に付着することにより、磁気ヘッドと磁気
ディスクとの吸着現象(スティクション)が生じること
がある。この対策として、ディスクの表面を粗くするテ
クスチャが形成されているが、これは、磁気ヘッドをデ
ィスクの磁性膜にできるだけ近づけようとする磁気記録
の最も基本的な要求に逆行しており、特に将来実現しよ
うとしているさらに高い密度の記録には障害となる。
【0005】また、上記USPに開示されたN−CSS
方式では、ヘッドをディスクから離すためには、ディス
クの外側にヘッドを移動させる必要があるため、ヘッド
移動時間の間に衝撃があったときには、ヘッドとディス
クが接触してしまうおそれがある。また、ヘッドを上下
に動かすのではなく、横に動かしながらローディングす
るので、ローディング時にヘッドがディスクに接触して
しまうおそれがある。
方式では、ヘッドをディスクから離すためには、ディス
クの外側にヘッドを移動させる必要があるため、ヘッド
移動時間の間に衝撃があったときには、ヘッドとディス
クが接触してしまうおそれがある。また、ヘッドを上下
に動かすのではなく、横に動かしながらローディングす
るので、ローディング時にヘッドがディスクに接触して
しまうおそれがある。
【0006】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、ヘッドをディスクのどの位置からでも退
避させることができ、ヘッドをディスクに接触させるこ
とがないヘッド・アーム・アセンブリを提供することを
第1の目的とする。
たものであり、ヘッドをディスクのどの位置からでも退
避させることができ、ヘッドをディスクに接触させるこ
とがないヘッド・アーム・アセンブリを提供することを
第1の目的とする。
【0007】本発明の第2の目的は、スライダの姿勢を
ディスクに平行に保つことができるヘッド・アーム・ア
センブリを提供することにある。
ディスクに平行に保つことができるヘッド・アーム・ア
センブリを提供することにある。
【0008】本発明の第3の目的は、ヘッドすなわちス
ライダのロール角を制御できるヘッド・アーム・アセン
ブリを提供することにある。
ライダのロール角を制御できるヘッド・アーム・アセン
ブリを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のヘッド
・アーム・アセンブリは、(A)剛性アーム(例えば、
図1の実施例の剛性アーム2)と、(B)一端が剛性ア
ームに固定され、他端にヘッドが取り付けられるサスペ
ンション(例えば、図1の実施例のサスペンション8)
と、(C)一端が剛性アームに実質的に固定されてヘッ
ド側に延びる第1支持部材(例えば、図1の実施例の第
1アーム部材14R)と、(D)一端が剛性アームに実
質的に固定されてヘッド側に延びる第2支持部材(例え
ば、図1の実施例の第2アーム部材14L)と、(E)
ディスク側においてサスペンションと係合可能に、第1
および第2支持部材に固定される第3支持部材(例え
ば、図1の実施例の板部材18)とを備え、第1支持部
材および前記第2支持部材の少なくとも一方を圧電素子
で構成したことを特徴とする。
・アーム・アセンブリは、(A)剛性アーム(例えば、
図1の実施例の剛性アーム2)と、(B)一端が剛性ア
ームに固定され、他端にヘッドが取り付けられるサスペ
ンション(例えば、図1の実施例のサスペンション8)
と、(C)一端が剛性アームに実質的に固定されてヘッ
ド側に延びる第1支持部材(例えば、図1の実施例の第
1アーム部材14R)と、(D)一端が剛性アームに実
質的に固定されてヘッド側に延びる第2支持部材(例え
ば、図1の実施例の第2アーム部材14L)と、(E)
ディスク側においてサスペンションと係合可能に、第1
および第2支持部材に固定される第3支持部材(例え
ば、図1の実施例の板部材18)とを備え、第1支持部
材および前記第2支持部材の少なくとも一方を圧電素子
で構成したことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載のヘッド・アーム・アセン
ブリは、第3支持部材が、サスペンション側に突出する
突起(例えば、図2および図3の球面状突起26)を有
することを特徴とする。
ブリは、第3支持部材が、サスペンション側に突出する
突起(例えば、図2および図3の球面状突起26)を有
することを特徴とする。
【0011】請求項3に記載のヘッド・アーム・アセン
ブリは、(a)ヘッドを含むスライダ(例えば、図4の
実施例のスライダ12A)と、(b)剛性アーム(例え
ば、図4の実施例の剛性アーム2)と、(c)一端が剛
性アームに固定され、他端にスライダが取り付けられる
サスペンション(例えば、図4の実施例サスペンション
8)と、(d)一端が剛性アームに実質的に固定されて
ヘッド側に延びる第1支持部材(例えば、図4の実施例
の第1アーム部材14R)と、(e)一端が剛性アーム
に実質的に固定されてヘッド側に延びる第2支持部材
(例えば、図4の実施例の第1アーム部材14L)と、
(f)端部がディスク側においてスライダと係合可能に
第1支持部材に固定される第3支持部材(例えば、図4
の実施例の板部材42R)と、(g)端部がディスク側
においてスライダと係合可能に第2支持部材に固定され
る第4支持部材(例えば、図4の実施例の板部材42
L)と、を備え、第1支持部材および前記第2支持部材
の少なくとも一方を圧電素子で構成したことを特徴とす
る。
ブリは、(a)ヘッドを含むスライダ(例えば、図4の
実施例のスライダ12A)と、(b)剛性アーム(例え
ば、図4の実施例の剛性アーム2)と、(c)一端が剛
性アームに固定され、他端にスライダが取り付けられる
サスペンション(例えば、図4の実施例サスペンション
8)と、(d)一端が剛性アームに実質的に固定されて
ヘッド側に延びる第1支持部材(例えば、図4の実施例
の第1アーム部材14R)と、(e)一端が剛性アーム
に実質的に固定されてヘッド側に延びる第2支持部材
(例えば、図4の実施例の第1アーム部材14L)と、
(f)端部がディスク側においてスライダと係合可能に
第1支持部材に固定される第3支持部材(例えば、図4
の実施例の板部材42R)と、(g)端部がディスク側
においてスライダと係合可能に第2支持部材に固定され
る第4支持部材(例えば、図4の実施例の板部材42
L)と、を備え、第1支持部材および前記第2支持部材
の少なくとも一方を圧電素子で構成したことを特徴とす
る。
【0012】請求項4に記載のヘッド・アーム・アセン
ブリは、第1支持部材および第2支持部材の双方が、圧
電素子で構成され、第1支持部材を制御する第1制御手
段(例えば、図7の実施例の電圧制御部60R)と、第
2支持部材を制御する第2制御手段(例えば、図7の実
施例の電圧制御部60L)とを備えることを特徴とす
る。
ブリは、第1支持部材および第2支持部材の双方が、圧
電素子で構成され、第1支持部材を制御する第1制御手
段(例えば、図7の実施例の電圧制御部60R)と、第
2支持部材を制御する第2制御手段(例えば、図7の実
施例の電圧制御部60L)とを備えることを特徴とす
る。
【0013】
【作用】請求項1の構成のヘッド・アーム・アセンブリ
においては、圧電素子により構成された第1または第2
支持部材あるいは双方に電圧を印加すると、圧電素子が
ディスク側に曲がる。これにより、第3支持部材がディ
スク側に動いてサスペンションから離れて、ヘッドのロ
ーディング(すなわちヘッドの飛行)が行われる。ま
た、圧電素子に電圧が印加されないと、圧電素子がディ
スクと平行な状態となる。これにより、第3支持部材が
ディスクから遠ざかってサスペンションに係合して、サ
スペンションをディスクから遠ざけ、ヘッドのアンロー
ディングが行われる。
においては、圧電素子により構成された第1または第2
支持部材あるいは双方に電圧を印加すると、圧電素子が
ディスク側に曲がる。これにより、第3支持部材がディ
スク側に動いてサスペンションから離れて、ヘッドのロ
ーディング(すなわちヘッドの飛行)が行われる。ま
た、圧電素子に電圧が印加されないと、圧電素子がディ
スクと平行な状態となる。これにより、第3支持部材が
ディスクから遠ざかってサスペンションに係合して、サ
スペンションをディスクから遠ざけ、ヘッドのアンロー
ディングが行われる。
【0014】請求項2の構成のヘッド・アーム・アセン
ブリにおいては、サスペンションが、第3支持部材に設
けられた突起を介して第3支持部材に接触し、突起に関
してロール運動を行うことがことができるので、第1お
よび第2支持部材が曲がっても、サスペンションによっ
て支持されるスライダの姿勢をディスクに平行に保つこ
とができる。
ブリにおいては、サスペンションが、第3支持部材に設
けられた突起を介して第3支持部材に接触し、突起に関
してロール運動を行うことがことができるので、第1お
よび第2支持部材が曲がっても、サスペンションによっ
て支持されるスライダの姿勢をディスクに平行に保つこ
とができる。
【0015】請求項3の構成のヘッド・アーム・アセン
ブリにおいては、圧電素子により構成された第1または
第2支持部材あるいは双方に電圧を印加すると、圧電素
子がディスク側に曲がる。これにより、第3および第4
支持部材がディスク側に動いてサスペンションから離れ
て、ヘッドのローディング(すなわちヘッドの飛行)が
行われる。また、圧電素子に電圧が印加されないと、圧
電素子がディスクと平行な状態となる。これにより、第
3および第4支持部材がディスクから遠ざかってサスペ
ンションに係合して、サスペンションをディスクから遠
ざけ、ヘッドのアンローディングが行われる。
ブリにおいては、圧電素子により構成された第1または
第2支持部材あるいは双方に電圧を印加すると、圧電素
子がディスク側に曲がる。これにより、第3および第4
支持部材がディスク側に動いてサスペンションから離れ
て、ヘッドのローディング(すなわちヘッドの飛行)が
行われる。また、圧電素子に電圧が印加されないと、圧
電素子がディスクと平行な状態となる。これにより、第
3および第4支持部材がディスクから遠ざかってサスペ
ンションに係合して、サスペンションをディスクから遠
ざけ、ヘッドのアンローディングが行われる。
【0016】請求項4の構成のヘッド・アーム・アセン
ブリにおいては、圧電素子で構成され第1支持部材およ
び第2支持部材を、それぞれ、第1制御手段および第2
制御手段が別個に制御するので、ヘッドすなわちスライ
ダのロール角すなわち姿勢を制御することができる。
ブリにおいては、圧電素子で構成され第1支持部材およ
び第2支持部材を、それぞれ、第1制御手段および第2
制御手段が別個に制御するので、ヘッドすなわちスライ
ダのロール角すなわち姿勢を制御することができる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明を磁気ハードディスクドライ
ブに適用した場合のヘッド・アーム・アセンブリの一実
施例の構成を示す。剛性アーム2の取付領域6には、サ
スペンション8の一端が固定されている。サスペンショ
ン8の他端には磁気ヘッド12が取り付けられている。
なお、実際には、データの書き込みおよび読み取りを行
う磁気ヘッド本体は、スライダ中に包含され、スライダ
はフレクシャを介してサスペンション8に取り付けられ
るが、ここでは、説明および図示を簡単にするために、
磁気ヘッド12には、磁気ヘッド本体のほか、フレクシ
ャおよびスライダが含まれるものとする。
ブに適用した場合のヘッド・アーム・アセンブリの一実
施例の構成を示す。剛性アーム2の取付領域6には、サ
スペンション8の一端が固定されている。サスペンショ
ン8の他端には磁気ヘッド12が取り付けられている。
なお、実際には、データの書き込みおよび読み取りを行
う磁気ヘッド本体は、スライダ中に包含され、スライダ
はフレクシャを介してサスペンション8に取り付けられ
るが、ここでは、説明および図示を簡単にするために、
磁気ヘッド12には、磁気ヘッド本体のほか、フレクシ
ャおよびスライダが含まれるものとする。
【0018】バイモルフ型圧電素子からなる第1アーム
部材14Rは、その一端が剛性アーム2に接着剤等で固
定されて、サスペンション8と実質的に平行に磁気ヘッ
ド12側に延びている。剛性アーム2のハブ部4は、軸
受けを介して固定シャフト(図示せず)に結合されてい
る。バイモルフ型圧電素子からなる第2アーム部材14
Lは、その一端が剛性アーム2に接着剤等で固定されて
サスペンション8および第2アーム部材14Rと実質的
に平行に磁気ヘッド12側に延びている。
部材14Rは、その一端が剛性アーム2に接着剤等で固
定されて、サスペンション8と実質的に平行に磁気ヘッ
ド12側に延びている。剛性アーム2のハブ部4は、軸
受けを介して固定シャフト(図示せず)に結合されてい
る。バイモルフ型圧電素子からなる第2アーム部材14
Lは、その一端が剛性アーム2に接着剤等で固定されて
サスペンション8および第2アーム部材14Rと実質的
に平行に磁気ヘッド12側に延びている。
【0019】第1および第2アーム部材14Rおよび1
4Lの他端には、磁気ハードディスク側においてサスペ
ンション8と係合可能に、板部材18が固定されてい
る。
4Lの他端には、磁気ハードディスク側においてサスペ
ンション8と係合可能に、板部材18が固定されてい
る。
【0020】図2および図3は、図1の実施例に使用さ
れる板部材18の一構成例を示す平面図および正面図で
ある。板部材18は、第1アーム部材14Rおよび14
Lにそれぞれ固定される取付部20Rおよび20Lと、
サスペンション支持部24と、取付部20Rとサスペン
ション支持部24とを段差を生じさせるように両者を連
結するオフセット部22Rと、取付部20Lとサスペン
ション支持部24とを段差を生じさせるように両者を連
結するオフセット部22Lとを有している。サスペンシ
ョン支持部26の中心位置(この位置は、サスペンショ
ン8の長手方向中心軸中にある)には、ディンプルが形
成されることによりサスペンション8側に突出する球面
状の突起26が設けられている。サスペンション8は、
突起26に係合するので、ロール運動を行うことがで
き、磁気ヘッド12すなわちスライダを磁気ディスクに
平行な姿勢に保つことができる。なお、突起26は、サ
スペンション8の長手方向中心軸に長手方向中心軸が一
致する部分円筒状にしてもよい。
れる板部材18の一構成例を示す平面図および正面図で
ある。板部材18は、第1アーム部材14Rおよび14
Lにそれぞれ固定される取付部20Rおよび20Lと、
サスペンション支持部24と、取付部20Rとサスペン
ション支持部24とを段差を生じさせるように両者を連
結するオフセット部22Rと、取付部20Lとサスペン
ション支持部24とを段差を生じさせるように両者を連
結するオフセット部22Lとを有している。サスペンシ
ョン支持部26の中心位置(この位置は、サスペンショ
ン8の長手方向中心軸中にある)には、ディンプルが形
成されることによりサスペンション8側に突出する球面
状の突起26が設けられている。サスペンション8は、
突起26に係合するので、ロール運動を行うことがで
き、磁気ヘッド12すなわちスライダを磁気ディスクに
平行な姿勢に保つことができる。なお、突起26は、サ
スペンション8の長手方向中心軸に長手方向中心軸が一
致する部分円筒状にしてもよい。
【0021】剛性アーム2のハブ部4の中心軸に関して
サスペンション8とは反対側に延びる部分には、VCM
(ボイス・コイル・モータ)が設けられる。VCMの駆
動力により、アーム2がハブ部4の中心軸に関して回動
して、磁気ヘッド12を磁気ハードティスクの所要位置
に位置決めする。
サスペンション8とは反対側に延びる部分には、VCM
(ボイス・コイル・モータ)が設けられる。VCMの駆
動力により、アーム2がハブ部4の中心軸に関して回動
して、磁気ヘッド12を磁気ハードティスクの所要位置
に位置決めする。
【0022】次に、上述のように構成された図1の実施
例の動作について説明する。磁気ハードディスクドライ
ブの非動作時には、バイモルフ型圧電素子からなる第1
および第2アーム部材14Rおよび14Lに電圧が印加
されない。従って、第1アーム部材14Rおよび第2ア
ーム部材14Lがディスクと平行に延びる、この結果、
板部材18がディスクから遠ざかって、その突起26が
サスペンション8に係合して、サスペンション8をディ
スクから遠ざけ、ヘッド12がディスクに接触しないよ
うにされる(すなわち、アンローディング状態にされ
る)。磁気ハードディスクドライブが動作中でも、ヘッ
ド12がディスクをアクセスしないときにも、この状態
にしておく。
例の動作について説明する。磁気ハードディスクドライ
ブの非動作時には、バイモルフ型圧電素子からなる第1
および第2アーム部材14Rおよび14Lに電圧が印加
されない。従って、第1アーム部材14Rおよび第2ア
ーム部材14Lがディスクと平行に延びる、この結果、
板部材18がディスクから遠ざかって、その突起26が
サスペンション8に係合して、サスペンション8をディ
スクから遠ざけ、ヘッド12がディスクに接触しないよ
うにされる(すなわち、アンローディング状態にされ
る)。磁気ハードディスクドライブが動作中でも、ヘッ
ド12がディスクをアクセスしないときにも、この状態
にしておく。
【0023】ヘッド12がディスクをアクセスときに
は、ディスクを回転させ、定常回転に達してから、バイ
モルフ型圧電素子からなる第1および第2アーム部材1
4Rおよび14Lに電圧を印加する。従って、第1アー
ム部材14Rおよび第2アーム部材14Lがディスク側
に曲がり、この結果、板部材18がディスク側に動いて
サスペンション8から離れて、ヘッドのローディング
(すなわちヘッドの飛行)が行われ、ヘッド12がディ
スクにアクセスすることが可能になる。
は、ディスクを回転させ、定常回転に達してから、バイ
モルフ型圧電素子からなる第1および第2アーム部材1
4Rおよび14Lに電圧を印加する。従って、第1アー
ム部材14Rおよび第2アーム部材14Lがディスク側
に曲がり、この結果、板部材18がディスク側に動いて
サスペンション8から離れて、ヘッドのローディング
(すなわちヘッドの飛行)が行われ、ヘッド12がディ
スクにアクセスすることが可能になる。
【0024】磁気ハードディスクドライブの動作を停止
させるときには、ディスクの回転が落ちてフライングハ
イトが下がる前に、バイモルフ型圧電素子からなる第1
および第2アーム部材14Rおよび14Lへの電圧印加
を停止して、ヘッド12をディスクから遠ざける。
させるときには、ディスクの回転が落ちてフライングハ
イトが下がる前に、バイモルフ型圧電素子からなる第1
および第2アーム部材14Rおよび14Lへの電圧印加
を停止して、ヘッド12をディスクから遠ざける。
【0025】磁気ハードディスクドライブが衝撃を受け
たときには、センサでこれを感知して、直ちに、バイモ
ルフ型圧電素子からなる第1および第2アーム部材14
Rおよび14Lへの電圧印加を停止して、ヘッド12を
ディスクから遠ざけ、ヘッド12とディスクとのクラッ
シュを回避する。停電および突然の電源オフ時にも、同
様の動作により、クラッシュを回避できる。
たときには、センサでこれを感知して、直ちに、バイモ
ルフ型圧電素子からなる第1および第2アーム部材14
Rおよび14Lへの電圧印加を停止して、ヘッド12を
ディスクから遠ざけ、ヘッド12とディスクとのクラッ
シュを回避する。停電および突然の電源オフ時にも、同
様の動作により、クラッシュを回避できる。
【0026】バイモルフ型圧電素子の曲がり変位の一例
をあげると、寸法が18mm×4mm×0.6mmの大
きさのもので、250μm/60Vである。このような
圧電素子を使用すると、動作時に0.05mmの余裕を
持たせるとして、サスペンションすなわちロードビーム
を0.2mm持ち上げることができ、ヘッドをディスク
から0.1mm離すことができる。
をあげると、寸法が18mm×4mm×0.6mmの大
きさのもので、250μm/60Vである。このような
圧電素子を使用すると、動作時に0.05mmの余裕を
持たせるとして、サスペンションすなわちロードビーム
を0.2mm持ち上げることができ、ヘッドをディスク
から0.1mm離すことができる。
【0027】なお、図1の実施例においては、第1およ
び第2アーム部材14Rおよび14Lの双方を圧電素子
で構成したが、どちらか一方のみを圧電素子で構成し、
他方をバネ部材等により構成し、一方のアーム部材の動
くに追従するようにしてもよい。
び第2アーム部材14Rおよび14Lの双方を圧電素子
で構成したが、どちらか一方のみを圧電素子で構成し、
他方をバネ部材等により構成し、一方のアーム部材の動
くに追従するようにしてもよい。
【0028】図4および図5は、本発明のヘッド・アー
ム・アセンブリの他の実施例の構成を示す平面図および
側面図であり、図6は、図4および図5に示された本発
明のヘッド・アーム・アセンブリの他の実施例を磁気ハ
ードディスクに関連づけて示す斜視図であり、図7は、
図4乃至図6に示された本発明のヘッド・アーム・アセ
ンブリの他の実施例を制御部に関連づけて示す平面図で
ある。
ム・アセンブリの他の実施例の構成を示す平面図および
側面図であり、図6は、図4および図5に示された本発
明のヘッド・アーム・アセンブリの他の実施例を磁気ハ
ードディスクに関連づけて示す斜視図であり、図7は、
図4乃至図6に示された本発明のヘッド・アーム・アセ
ンブリの他の実施例を制御部に関連づけて示す平面図で
ある。
【0029】剛性アーム2の取付領域6には、サスペン
ション8の一端が固定されている。サスペンション8の
他端には磁気ヘッドを含むスライダ12Aがフレクシャ
10(図9および図11参照)を介して取り付けられて
いる。
ション8の一端が固定されている。サスペンション8の
他端には磁気ヘッドを含むスライダ12Aがフレクシャ
10(図9および図11参照)を介して取り付けられて
いる。
【0030】バイモルフ型圧電素子からなる第1アーム
部材14Rは、その一端が剛性アーム2に接着剤等で固
定されて、サスペンション8と実質的に平行にスライダ
12A側に延びている。バイモルフ型圧電素子からなる
第2アーム部材14Lは、その一端が剛性アーム2に接
着剤等で固定されてサスペンション8および第2アーム
部材14Rと実質的に平行にスライダ12A側に延びて
いる。
部材14Rは、その一端が剛性アーム2に接着剤等で固
定されて、サスペンション8と実質的に平行にスライダ
12A側に延びている。バイモルフ型圧電素子からなる
第2アーム部材14Lは、その一端が剛性アーム2に接
着剤等で固定されてサスペンション8および第2アーム
部材14Rと実質的に平行にスライダ12A側に延びて
いる。
【0031】第1および第2アーム部材14Rおよび1
4Lの他端には、磁気ハードディスク40側においてス
ライダ12Aと係合する板部材42Rおよび42Lが固
定されている。
4Lの他端には、磁気ハードディスク40側においてス
ライダ12Aと係合する板部材42Rおよび42Lが固
定されている。
【0032】図8に示されているように、スライダ12
Aの平行に延びる2つのレール52Rおよび52Lの外
側には、それぞれ、切り欠き部54Rおよび54Lが形
成されている。板バネ42Rは、第1アーム部材14R
に固定される取付部と、スライダ12Aの切り欠き部5
4Rに係合可能なスライダ支持部56Rと、取付部とス
ライダ支持部56Rとを段差を生じさせるように両者を
連結するオフセット部とを有している。板バネ42L
は、第1アーム部材14Lに固定される取付部と、スラ
イダ12Aの切り欠き部54Lに係合可能なスライダ支
持部56Lと、取付部とスライダ支持部56Lとを段差
を生じさせるように両者を連結するオフセット部とを有
している。
Aの平行に延びる2つのレール52Rおよび52Lの外
側には、それぞれ、切り欠き部54Rおよび54Lが形
成されている。板バネ42Rは、第1アーム部材14R
に固定される取付部と、スライダ12Aの切り欠き部5
4Rに係合可能なスライダ支持部56Rと、取付部とス
ライダ支持部56Rとを段差を生じさせるように両者を
連結するオフセット部とを有している。板バネ42L
は、第1アーム部材14Lに固定される取付部と、スラ
イダ12Aの切り欠き部54Lに係合可能なスライダ支
持部56Lと、取付部とスライダ支持部56Lとを段差
を生じさせるように両者を連結するオフセット部とを有
している。
【0033】図7に示されているように、第1アーム部
材14Rへの印加電圧を制御する電圧制御部60Rと、
第2アーム部材14Lへの印加電圧を制御する電圧制御
部60Lとが別個に設けられている。
材14Rへの印加電圧を制御する電圧制御部60Rと、
第2アーム部材14Lへの印加電圧を制御する電圧制御
部60Lとが別個に設けられている。
【0034】図4乃至図6に戻って、剛性アーム2のハ
ブ部4は、軸受け32および34を介して固定シャフト
30に回動可能に結合されている。剛性アーム2のハブ
部4と一体的に成形されて固定シャフト30に関してサ
スペンション8とは反対側に延びる部分には、VCM
(ボイス・コイル・モータ)36が設けられる。VCM
の駆動力36により、アーム2が固定シャフト30の中
心軸に関して回動して、磁気ヘッドを含むスライダ12
Aを磁気ハードティスク40の所要位置に位置決めす
る。
ブ部4は、軸受け32および34を介して固定シャフト
30に回動可能に結合されている。剛性アーム2のハブ
部4と一体的に成形されて固定シャフト30に関してサ
スペンション8とは反対側に延びる部分には、VCM
(ボイス・コイル・モータ)36が設けられる。VCM
の駆動力36により、アーム2が固定シャフト30の中
心軸に関して回動して、磁気ヘッドを含むスライダ12
Aを磁気ハードティスク40の所要位置に位置決めす
る。
【0035】次に、上述のように構成された図4乃至図
8に示された実施例の動作について説明する。磁気ハー
ドディスクドライブの非動作時には、バイモルフ型圧電
素子からなる第1および第2アーム部材14Rおよび1
4Lには、電圧制御部60Rおよび60Lから電圧が印
加されない。従って、図9および図10に示されるよう
に、第1アーム部材14Rおよび第2アーム部材14L
がディスク40と平行に延び、この結果、板部材42R
および42Lが、ディスク40から遠ざかって、スライ
ダ支持部56Rおよび56Lがスライダ12Aの切り欠
き部54Rおよび54Lに係合して、スライダ12Aを
ディスクから遠ざけ、スライダ12Aがディスクに40
接触しないようにされる(すなわち、アンローディング
状態にされる)。磁気ハードディスクドライブが動作中
でも、ヘッドがディスクをアクセスしないときにも、こ
の状態にしておく。
8に示された実施例の動作について説明する。磁気ハー
ドディスクドライブの非動作時には、バイモルフ型圧電
素子からなる第1および第2アーム部材14Rおよび1
4Lには、電圧制御部60Rおよび60Lから電圧が印
加されない。従って、図9および図10に示されるよう
に、第1アーム部材14Rおよび第2アーム部材14L
がディスク40と平行に延び、この結果、板部材42R
および42Lが、ディスク40から遠ざかって、スライ
ダ支持部56Rおよび56Lがスライダ12Aの切り欠
き部54Rおよび54Lに係合して、スライダ12Aを
ディスクから遠ざけ、スライダ12Aがディスクに40
接触しないようにされる(すなわち、アンローディング
状態にされる)。磁気ハードディスクドライブが動作中
でも、ヘッドがディスクをアクセスしないときにも、こ
の状態にしておく。
【0036】ヘッドがディスクをアクセスときには、デ
ィスク40を回転させ、定常回転に達してから、バイモ
ルフ型圧電素子からなる第1および第2アーム部材14
Rおよび14Lに電圧制御部60Rおよび60Lからそ
れぞれ電圧を印加する。これにより、図11および図1
2に示されているように、第1アーム部材14Rおよび
第2アーム部材14Lがディスク側に曲がり、この結
果、板部材42Rおよび42Lがディスク側に動いて、
これらのスライダ支持部56Rおよび56Lがスライダ
12Aから離れて、ヘッドのローディング(すなわちヘ
ッドの飛行)が行われ、ヘッドがディスクにアクセスす
ることが可能になる。ローディング完了後は、スライダ
支持部56Rおよび56Lが、スライダ12Aおよびデ
ィスク40に接触しないような位置に板部材42Rおよ
び42Lが配置されるように、電圧制御部60Rおよび
60Lは、第1および第2アーム部材14Rおよび14
Lに電圧を印加する。
ィスク40を回転させ、定常回転に達してから、バイモ
ルフ型圧電素子からなる第1および第2アーム部材14
Rおよび14Lに電圧制御部60Rおよび60Lからそ
れぞれ電圧を印加する。これにより、図11および図1
2に示されているように、第1アーム部材14Rおよび
第2アーム部材14Lがディスク側に曲がり、この結
果、板部材42Rおよび42Lがディスク側に動いて、
これらのスライダ支持部56Rおよび56Lがスライダ
12Aから離れて、ヘッドのローディング(すなわちヘ
ッドの飛行)が行われ、ヘッドがディスクにアクセスす
ることが可能になる。ローディング完了後は、スライダ
支持部56Rおよび56Lが、スライダ12Aおよびデ
ィスク40に接触しないような位置に板部材42Rおよ
び42Lが配置されるように、電圧制御部60Rおよび
60Lは、第1および第2アーム部材14Rおよび14
Lに電圧を印加する。
【0037】磁気ハードディスクドライブの動作を停止
させるときには、ディスクの回転が落ちてフライングハ
イトが下がる前に、バイモルフ型圧電素子からなる第1
および第2アーム部材14Rおよび14Lへの電圧印加
を停止して、ヘッドをディスクから遠ざける。
させるときには、ディスクの回転が落ちてフライングハ
イトが下がる前に、バイモルフ型圧電素子からなる第1
および第2アーム部材14Rおよび14Lへの電圧印加
を停止して、ヘッドをディスクから遠ざける。
【0038】磁気ハードディスクドライブが衝撃を受け
たときには、センサでこれを感知して、直ちに、バイモ
ルフ型圧電素子からなる第1および第2アーム部材14
Rおよび14Lへの電圧印加を停止して、ヘッドをディ
スクから遠ざけ、ヘッド12とディスクとのクラッシュ
を回避する。停電および突然の電源オフ時にも、同様の
動作により、クラッシュを回避できる。
たときには、センサでこれを感知して、直ちに、バイモ
ルフ型圧電素子からなる第1および第2アーム部材14
Rおよび14Lへの電圧印加を停止して、ヘッドをディ
スクから遠ざけ、ヘッド12とディスクとのクラッシュ
を回避する。停電および突然の電源オフ時にも、同様の
動作により、クラッシュを回避できる。
【0039】また、図4乃至図8の実施例では、圧電素
子で構成され第1および第2アーム部材14Rおよび1
4Lに印加される電圧を、それぞれ別個に、電圧制御部
60Rおよび60Lによって制御するので、ヘッドすな
わちスライダ12Aのロール角すなわち姿勢を制御する
ことができるから、スライダ12Aをディスク40に平
行に保つことができ、従って、スライダ12Aがディス
ク40を傷つけることがなくなり信頼性が向上する。ま
た、ヘッド取付等によりヘッド・アーム・アセンブリが
歪んでも、電圧制御部60Rおよび60Lによる制御に
よって、スライダ12Aをディスク40に平行に保つこ
とができ、歩留まりが向上する。
子で構成され第1および第2アーム部材14Rおよび1
4Lに印加される電圧を、それぞれ別個に、電圧制御部
60Rおよび60Lによって制御するので、ヘッドすな
わちスライダ12Aのロール角すなわち姿勢を制御する
ことができるから、スライダ12Aをディスク40に平
行に保つことができ、従って、スライダ12Aがディス
ク40を傷つけることがなくなり信頼性が向上する。ま
た、ヘッド取付等によりヘッド・アーム・アセンブリが
歪んでも、電圧制御部60Rおよび60Lによる制御に
よって、スライダ12Aをディスク40に平行に保つこ
とができ、歩留まりが向上する。
【0040】なお、図1の実施例においても、第1およ
び第2アーム部材42Rおよび42Lをそれぞれ別個に
制御する電圧制御手段を設けてもよい。
び第2アーム部材42Rおよび42Lをそれぞれ別個に
制御する電圧制御手段を設けてもよい。
【0041】また、上記実施例においては、板部材をア
ーム部材の端部に設けたが、アーム部材の中間位置に設
けてもよい。ただし、最大の変位を得るには、端部に設
けるべきである。
ーム部材の端部に設けたが、アーム部材の中間位置に設
けてもよい。ただし、最大の変位を得るには、端部に設
けるべきである。
【0042】また、上記実施例においては、アーム部材
を剛性アームに直接固定するものとしたが、このように
する代わりに、例えば、剛性アームのハブ部が固定され
る軸受けの外輪にアーム部材を固定してもよい。要す
る、剛性アームに実質的に固定されればよい。
を剛性アームに直接固定するものとしたが、このように
する代わりに、例えば、剛性アームのハブ部が固定され
る軸受けの外輪にアーム部材を固定してもよい。要す
る、剛性アームに実質的に固定されればよい。
【0043】また、上記実施例は、ヘッドを支持するア
ームが磁気ディスクの上側に配置される例であるが、本
発明は、これに限定されず、アームが磁気ディスクの下
側に配置される場合にも適用できる。
ームが磁気ディスクの上側に配置される例であるが、本
発明は、これに限定されず、アームが磁気ディスクの下
側に配置される場合にも適用できる。
【0044】また、本発明は、磁気ディスクが1枚の場
合に限らず、複数枚の場合にも適用できる。
合に限らず、複数枚の場合にも適用できる。
【0045】さらに、本発明は、磁気ディスクに限ら
ず、光ディスクおよび光磁気ディスクにも適用できる。
ず、光ディスクおよび光磁気ディスクにも適用できる。
【0046】
【発明の効果】請求項1のヘッド・アーム・アセンブリ
によれば、剛性アームからヘッド側に第1および第2支
持部材を延設し、ディスク側においてサスペンションと
係合可能に第3支持部材を第1および第2支持部材に固
定し、第1および第2支持部材の少なくとも一方を圧電
素子で構成したので、次の効果を有する。 (1)ヘッドとディスクとが接触することがないから、
ディスク表面にテクスチャを形成する必要がなく、その
分フライングハイトを低くできるから、高密度記録に適
した表面状態にすることができる。 (2)第1乃至第3支持部材がサスペンションとともに
動くので、ディスクの任意の位置でヘッドを退避させる
ことができる。すなわち、突然生じる衝撃や、停電およ
び突然の電源オフに対しても即座にヘッドをディスクか
ら離すことができるので、ヘッドがディスクに衝突する
ことがない。 (3)停電や突然の電源オフが生じても、圧電素子に電
圧が印加されなくなることにより、圧電素子からなる支
持部材によつて、ヘッドがディスクから離されるので、
ヘッドクラッシュが生じない。 (4)ヘッドのロードおよびアンロードをディスクの任
意の位置において行うことができるので、ヘッドがディ
スクに対して読み書きを行っていないときに、ディスク
のその場所でヘッドをディスクから遠く離しておくこと
ができ、対衝撃性が向上するとともに、ヘッドを退避ゾ
ーンから移動させてくる必要がないので、起動時間を短
縮することができる。
によれば、剛性アームからヘッド側に第1および第2支
持部材を延設し、ディスク側においてサスペンションと
係合可能に第3支持部材を第1および第2支持部材に固
定し、第1および第2支持部材の少なくとも一方を圧電
素子で構成したので、次の効果を有する。 (1)ヘッドとディスクとが接触することがないから、
ディスク表面にテクスチャを形成する必要がなく、その
分フライングハイトを低くできるから、高密度記録に適
した表面状態にすることができる。 (2)第1乃至第3支持部材がサスペンションとともに
動くので、ディスクの任意の位置でヘッドを退避させる
ことができる。すなわち、突然生じる衝撃や、停電およ
び突然の電源オフに対しても即座にヘッドをディスクか
ら離すことができるので、ヘッドがディスクに衝突する
ことがない。 (3)停電や突然の電源オフが生じても、圧電素子に電
圧が印加されなくなることにより、圧電素子からなる支
持部材によつて、ヘッドがディスクから離されるので、
ヘッドクラッシュが生じない。 (4)ヘッドのロードおよびアンロードをディスクの任
意の位置において行うことができるので、ヘッドがディ
スクに対して読み書きを行っていないときに、ディスク
のその場所でヘッドをディスクから遠く離しておくこと
ができ、対衝撃性が向上するとともに、ヘッドを退避ゾ
ーンから移動させてくる必要がないので、起動時間を短
縮することができる。
【0047】請求項2のヘッド・アーム・アセンブリに
よれば、サスペンションが、第3支持部材に設けられた
突起を介して第3支持部材に接触するようにしたので、
サスペンションは、突起に関してロール運動を行うこと
がことができるから、第1および第2支持部材が曲がっ
ても、サスペンションによって支持されるスライダの姿
勢をディスクに平行に保つことができる。
よれば、サスペンションが、第3支持部材に設けられた
突起を介して第3支持部材に接触するようにしたので、
サスペンションは、突起に関してロール運動を行うこと
がことができるから、第1および第2支持部材が曲がっ
ても、サスペンションによって支持されるスライダの姿
勢をディスクに平行に保つことができる。
【0048】請求項3のヘッド・アーム・アセンブリに
よれば、剛性アームからヘッド側に第1および第2支持
部材を延設し、ディスク側においてスライダと係合可能
に第3部材を第1支持部材に固定し、ディスク側におい
てスライダと係合可能に第4部材を第2支持部材に固定
し、第1および第2支持部材の少なくとも一方を圧電素
子で構成したので、請求項1のヘッド・アーム・アセン
ブリと同様の効果を有する。
よれば、剛性アームからヘッド側に第1および第2支持
部材を延設し、ディスク側においてスライダと係合可能
に第3部材を第1支持部材に固定し、ディスク側におい
てスライダと係合可能に第4部材を第2支持部材に固定
し、第1および第2支持部材の少なくとも一方を圧電素
子で構成したので、請求項1のヘッド・アーム・アセン
ブリと同様の効果を有する。
【0049】請求項4のヘッド・アーム・アセンブリに
よれば、圧電素子で構成される第1支持部材および第2
支持部材を、それぞれ、第1制御手段および第2制御手
段で別個に制御するようにしたので、ヘッドすなわちス
ライダのロール角すなわち姿勢を制御することができる
から、ヘッドがディスクを傷つけることがなくなり信頼
性が向上するとともに、ヘッド取付等により歪んだヘッ
ド・アーム・アセンブリでも使用でき歩留まりが向上す
る。
よれば、圧電素子で構成される第1支持部材および第2
支持部材を、それぞれ、第1制御手段および第2制御手
段で別個に制御するようにしたので、ヘッドすなわちス
ライダのロール角すなわち姿勢を制御することができる
から、ヘッドがディスクを傷つけることがなくなり信頼
性が向上するとともに、ヘッド取付等により歪んだヘッ
ド・アーム・アセンブリでも使用でき歩留まりが向上す
る。
【図1】本発明を磁気ハードディスクドライブに適用し
た場合のヘッド・アーム・アセンブリの一実施例の構成
を示す平面図である。
た場合のヘッド・アーム・アセンブリの一実施例の構成
を示す平面図である。
【図2】図1の実施例に使用される板部材18の一構成
例を示す平面図である。
例を示す平面図である。
【図3】図1の実施例に使用される板部材18の一構成
例を示す正面図である。
例を示す正面図である。
【図4】本発明のヘッド・アーム・アセンブリの他の実
施例の構成を示す平面図である。
施例の構成を示す平面図である。
【図5】本発明のヘッド・アーム・アセンブリの他の実
施例の構成を示す側面図である。
施例の構成を示す側面図である。
【図6】図4および図5に示された本発明のヘッド・ア
ーム・アセンブリの他の実施例を磁気ハードディスクに
関連づけて示す斜視図である。
ーム・アセンブリの他の実施例を磁気ハードディスクに
関連づけて示す斜視図である。
【図7】図4乃至図6に示された本発明のヘッド・アー
ム・アセンブリの他の実施例を制御部に関連づけて示す
平面図である。
ム・アセンブリの他の実施例を制御部に関連づけて示す
平面図である。
【図8】図4乃至図7に示された本発明のヘッド・アー
ム・アセンブリの他の実施例に使用されるスライダの一
構成例を示す正面図である。
ム・アセンブリの他の実施例に使用されるスライダの一
構成例を示す正面図である。
【図9】アンローディング動作時の図4乃至図7に示さ
れた実施例の状態を示す正面図である。
れた実施例の状態を示す正面図である。
【図10】アンローディング動作時の図4乃至図7に示
された実施例の状態を示す側面図である。
された実施例の状態を示す側面図である。
【図11】ローディング動作時の図4乃至図7に示され
た実施例の状態を示す正面図である。
た実施例の状態を示す正面図である。
【図12】ローディング動作時の図4乃至図7に示され
た実施例の状態を示す側面図である。
た実施例の状態を示す側面図である。
2 剛性アーム 8 サスペンション 10 フレクシャ 12 磁気ヘッド 12A スライダ 14R 第1アーム部材 14L 第2アーム部材 18 板部材 20R,20L 取付部 22R,22L オフセット部 24 サスペンション支持部 26 突起 42R 第1板部材 42L 第2板部材 54R,54L 切り欠き部 56R,56L スライダ支持部 60R,60L 電圧制御部
Claims (4)
- 【請求項1】 ディスクに対してヘッドの位置決めを行
うヘッド・アーム・アセンブリであって、 剛性アームと、 一端が前記アームに固定され、他端に前記ヘッドが取り
付けられるサスペンションと、 一端が前記アームに実質的に固定されて前記ヘッド側に
延びる第1支持部材と、 一端が前記アームに実質的に固定されて前記ヘッド側に
延びる第2支持部材と、 前記ディスク側において前記サスペンションと係合可能
に、前記第1および第2支持部材に固定される第3支持
部材とを備え、 前記第1支持部材および前記第2支持部材の少なくとも
一方を圧電素子で構成したことを特徴とするヘッド・ア
ーム・アセンブリ。 - 【請求項2】 前記第3支持部材が、前記サスペンショ
ン側に突出する突起を有することを特徴とする請求項1
記載のヘッド・アーム・アセンブリ。 - 【請求項3】 ディスクに対してヘッドの位置決めを行
うヘッド・アーム・アセンブリであって、 前記ヘッドを含むスライダと、 剛性アームと、 一端が前記アームに固定され、他端に前記スライダが取
り付けられるサスペンションと、 一端が前記アームに実質的に固定されて前記ヘッド側に
延びる第1支持部材と、 一端が前記アームに実質的に固定されて前記ヘッド側に
延びる第2支持部材と、 端部が前記ディスク側において前記スライダと係合可能
に前記第1支持部材に固定される第3支持部材と、 端部が前記ディスク側において前記スライダと係合可能
に前記第2支持部材に固定される第4支持部材と、 を備え、 前記第1支持部材および前記第2支持部材の少なくとも
一方を圧電素子で構成したことを特徴とするヘッド・ア
ーム・アセンブリ。 - 【請求項4】 前記第1支持部材および前記第2支持部
材の双方が、圧電素子で構成され、前記第1支持部材を
制御する第1制御手段と、前記第2支持部材を制御する
第2制御手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至
請求項3のいずれか1項に記載のヘッド・アーム・アセ
ンブリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24116492A JPH0676507A (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | ヘッド・アーム・アセンブリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24116492A JPH0676507A (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | ヘッド・アーム・アセンブリ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676507A true JPH0676507A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=17070210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24116492A Withdrawn JPH0676507A (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | ヘッド・アーム・アセンブリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0676507A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003102951A1 (fr) * | 2002-06-03 | 2003-12-11 | Fujitsu Limited | Unite de disque et sa rampe de charge/decharge |
KR100430063B1 (ko) * | 2001-10-23 | 2004-05-03 | 한국과학기술원 | 정보저장기기용 미세구동기 |
-
1992
- 1992-08-18 JP JP24116492A patent/JPH0676507A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100430063B1 (ko) * | 2001-10-23 | 2004-05-03 | 한국과학기술원 | 정보저장기기용 미세구동기 |
WO2003102951A1 (fr) * | 2002-06-03 | 2003-12-11 | Fujitsu Limited | Unite de disque et sa rampe de charge/decharge |
US7158349B2 (en) | 2002-06-03 | 2007-01-02 | Fujitsu Limited | Ramp member assembly including flying slider in recording disk drive |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991102 |