JPH0676316B2 - 薬物吸着製剤 - Google Patents

薬物吸着製剤

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JPH0676316B2
JPH0676316B2 JP62070540A JP7054087A JPH0676316B2 JP H0676316 B2 JPH0676316 B2 JP H0676316B2 JP 62070540 A JP62070540 A JP 62070540A JP 7054087 A JP7054087 A JP 7054087A JP H0676316 B2 JPH0676316 B2 JP H0676316B2
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    • A61K9/14Particulate form, e.g. powders, Processes for size reducing of pure drugs or the resulting products, Pure drug nanoparticles
    • A61K9/141Intimate drug-carrier mixtures characterised by the carrier, e.g. ordered mixtures, adsorbates, solid solutions, eutectica, co-dried, co-solubilised, co-kneaded, co-milled, co-ground products, co-precipitates, co-evaporates, co-extrudates, co-melts; Drug nanoparticles with adsorbed surface modifiers
    • A61K9/143Intimate drug-carrier mixtures characterised by the carrier, e.g. ordered mixtures, adsorbates, solid solutions, eutectica, co-dried, co-solubilised, co-kneaded, co-milled, co-ground products, co-precipitates, co-evaporates, co-extrudates, co-melts; Drug nanoparticles with adsorbed surface modifiers with inorganic compounds

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、薬物が吸収吸着されている複合珪酸マグネシ
ウムアルミニウムを含有する薬物吸着製剤に関する。
複合珪酸マグネシウムアルミニウムの使用は薬物吸着製
剤が胃の低pH酸媒体に達した時生物利用性となる液体、
錠剤及び容易にそしやくしうる製剤中の苦味薬物成分を
無味にする方法として文献に教示されて来た。
米国特許第3,337,402号明細書は複合珪酸マグネシウム
アルミニウムに吸着されている7-クロロ‐1-メチル‐5-
フエニル‐3H-1,4-ベンゾジアゼピン‐2(1H)‐オン
を使用する鎮静剤組成物を開示している。これによる
と、まず低分子量モノヒドロキシ脂肪族アルコール中又
は水性アルコール混合物中に薬物を溶解し、次に複合珪
酸マグネシウムアルミニウムと混合すると、薬に随伴す
る苦味及び舌上の麻痺効果が低減又は排除されることを
記載している。そして又、この薬物吸着製剤を他の成分
と混合してロゼンジ、錠剤、キヤンデイ、カプセル及び
懸濁液を形成させることができることを開示している。
米国特許第3,567,819号明細書は複合珪酸マグネシウム
に吸着されている塩酸フエニルプロパノールアミンを用
いる充血除去剤組成物を開示している。まずこの薬物を
溶液化し、次に複合珪酸マグネシウムアルミニウムと混
合して薬物吸着製剤を形成させる場合に塩酸フエニルプ
ロパノールアミンの不快な味は低下又は排除される。次
に薬物吸着製剤を乾燥させて用いてそしやくしうる多層
錠剤を製造する。
約30重量%までの薬用化合物を含有することができる良
好な味の薬物吸着製剤(medicamentadsorbate)の製法
が思いがけなく発見された。
これは複合珪酸マグネシウムアルミニウム中に薬物の溶
液の吸収吸着(sorb)させ、そして乾燥させて実質的に
無味の薬物吸着製剤を形成させることによつて達成され
た。
特に、下記の典型的化学分析値を有する複合珪酸マグネ
シウムアルミニウム吸収吸着剤(sorbent)と混合した
溶液から約1〜約35重量%の薬物を吸収吸着させて、実
質的に無味の薬物吸着製剤が調製できることを見出し
た。
この塊状物を乾燥して実質的に無味の薬物吸着製剤を形
成させる。
本発明は理論的考察に制限されるものではないが、薬物
化合物は吸着剤の酸化アルミニウム部分より酸化マグネ
シウム部分によつて強く保持されていると考えられる。
本発明の吸着剤、複合珪酸マグネシウムアルミニウムは
常用の珪酸マグネシウムアルミニウムより酸化マグネシ
ウム含量が増加し、酸化アルミニウム含量が減少してい
る。この酸化マグネシウム対酸化アルミニウムの高い比
がこの吸着剤から形成される薬物吸着製剤の味の改善の
要因であると考えられる。理論上は、比較的緊密に保持
されている薬物化合物は口腔において放出されず、従つ
て薬物吸着製剤の味には影響を与えない。吸着された薬
品は胃液又は酵素によつて消化管において放出又は脱着
される。
吸収吸着剤に薬物溶液を添加しても、又は溶液に撹拌下
吸収吸着剤を添加してもよい。これは注加、噴霧又は当
該技術において既知の関連技術によつて行なうことがで
きる。薬物吸着製剤の成分の添加の順序は絶対的なもの
ではない。しかし、得られる吸収吸着剤、溶媒及び薬物
の塊状は均一になるまで十分混合することが肝要であ
る。
本発明の味のマスキングの吸収吸着効果は、普通の複合
珪酸マグネシウムアルミニウムに薬物が吸着される時得
られる味のマスキングよりすぐれている。
普通の複合珪酸マグネシウムアルミニウムは次の典型的
化学分析値の範囲内にある: 上記の材料を吸着剤として使用する場合、本発明の複合
珪酸マグネシウムアルミニウム程には、薬品の活性を満
足できる水準に保持しながら、吸着された薬物に伴う苦
味を有効にマスキングすることはできなかつた。上記の
慣用の材料は比較的弱いアルミニウム複合物と同様に薬
物を吸着すると考えられる。これらの比較的弱いアルミ
ニウム複合物は比較的強いマグネシウム−薬物複合物よ
り速やかに薬物を溶液中に放出する。
本発明で使用する複合珪酸マグネシウムアルミニウムは
精製された天然スメクタイト白土(smectite clay)で
あって、例えば商標名「VEEGUM」〔R.T.Vanderbilt社
(Norwalk,Connecticut)製〕とし商業的に入手するこ
とができる。従って該複合珪酸マグネシウムアルミニウ
ムの製法は重要なものではなく、本発明の一部とは考え
られていない。
本発明の複合珪酸マグネシウムアルミニウムは次の典型
的化学分析値を有する: 本発明の複合珪酸マグネシウムアルミニウムは最終吸着
質複合物の約65〜約99%の量で存在する。好適な実施態
様においては、複合珪酸マグネシウムアルミニウムは最
終薬物吸着製剤複合物の約70〜約90重量%、最も好適に
は約75〜約85%の量で存在する。
複合珪酸マグネシウムアルミニウムは粒径は本発明の吸
着質を製造する際決定的なものではないことが分つた。
必須ではないが、複合珪酸マグネシウムアルミニウムの
平均粒径は約10〜約150ミクロンの範囲であつてよい。
これらの製品は使用可能な生成物を製造するのに十分な
量の薬物溶液を吸収吸着するのに適していることがわか
つた。
溶媒が薬物を溶解することができるかぎり、本発明の薬
物吸着製剤を製造するのに任意の溶媒を使用することが
できる。代表的な溶媒としては、水;クロロホルム、塩
化メチレン、塩化エチレン等のようなポリハロゲン化低
級炭化水素;メタノール、エタノール、プロパノール、
イソプロパノール、ブタノール等のような低級アルコー
ル;ベンゼン及びトルエンのような芳香族溶媒があげら
れるが、水が好適な溶媒である。
本発明に使用される薬物は広く種々の薬物及びそれらの
酸付加塩から選択することができる。薬物がその薬用価
値を保持し、かつ溶媒に対して可溶であるかぎり、中性
の化合物も有機及び無機塩も使用することができる。酸
塩の例としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、オルト燐酸
塩、安息香酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、コハク酸
塩、クエン酸塩、サリチル酸塩、硫酸塩及び酢酸塩が包
含される。
薬物吸着製剤の重量を基にして、薬物又はその酸付加塩
の重量パーセントは、好適には約1%〜約30%、最も好
適には約5%〜約25%であり、その量は許容される治療
用薬量によつてきまる。
薬物は広い範囲の不快な味を有する治療剤及び治療剤の
混合物から選択することができる。例えば次のものが包
含される: (a) アセトアミノフエン、イブプロフエン、フエナ
セチン、並びにサリチルアミドのような鎮痛剤; (b) アミノフイリン、メタプロテレノール、エピネ
フリン、並びにテオフイリンのような抗喘息剤; (c) デキストロメトルフアン、臭化水素酸デキスト
ロメトルフアン、ノスカピン、クエン酸カルベタペンタ
ン、並びに塩酸クロフエジアノールのような鎮咳剤; (d) マレイン酸クロロフエニラミン、酒石酸フエニ
ンダミン、マレイン酸ピリラミン、コハク酸ドキシラミ
ン、クエン酸フエニルトロキサミン、塩酸ジフエンヒド
ラミン、プロメサジン、並びにトロプロリジンのような
抗ヒスタミン剤; (e) ジメンヒドリネート、並びにメクリジンのよう
な制吐剤; (f) 塩酸フエニルエフリン、塩酸フエニルプロパノ
ールアミン、塩酸プソイドエフエドリン、エフエドリン
のような充血除去剤; (g) 燐酸コデイン、硫酸コデイン及びモルフインの
ような種々のアルカロイド; (h) フエノールフタレイン、ダンスロン、パマブロ
ム及びビソカジルのような緩下剤; (i) ゲムフイブロジルのような抗コレステロール及
び抗脂質剤; (j) 塩酸フエニルプロパノールアミン、並びにカフ
エインのような食慾抑制剤; (k) ニコチンのような中枢神経系刺激剤; (l) ガイフエネシンのような去痰剤; (m) イソキシカム、メクロフエナミン酸及びナプロ
キセンのような消炎剤;並びに (n) ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、塩酸
チアミン、リボフラビン、ヨウ化カリウム、塩化カリウ
ム、硫酸第二銅、並びに硫酸第一鉄のような、ビタミン
類及びミネラル類を含む栄養補助剤。
薬物は単独又は上に特定された範囲内で組み合わせて使
用して吸着質を形成させることができる。
好適な実施態様においては、薬物は去痰剤ガイフエネシ
ンである。
本発明の薬物吸着製剤は次の方法によつて製造される: (A) 複合珪酸マグネシウムアルミニウムを溶媒と混
合することによつてブレンドを製造し、 (B) 溶媒に薬物を溶解することによつて溶液を調製
し、 (C) ブレンドを溶液と混合して均質なコンシステン
シーを有する塊状物を形成させることによつて複合珪酸
マグネシウムアルミニウム内に薬物を吸収吸着させ、そ
して (D) 薬物吸着製剤を回収する。
別法として、本発明の薬物吸着製剤は次の方法によつて
製造される: (A) 溶媒に薬物を溶解することによつて溶液を調製
し、 (B) 溶液を複合珪酸マグネシウムアルミニウムと混
合して均質な塊状物を形成させることによつて複合珪酸
マグネシウムアルミニウム内に薬物を吸収吸着させ、そ
して (C) 薬物吸着製剤を回収する。
薬物の溶液を生成するためには、薬物をそれが溶解する
まで溶媒と混合する。溶媒は加熱して溶解を助けてもよ
い。好適には溶媒は約65℃〜約99℃に加熱される。
薬物を溶解するのに用いられる溶媒の量は薬物吸着製剤
を形成させるのに使用される特定の薬物の溶解度によつ
て変る。薬物吸着製剤を基にして、溶液を生成させるの
に用いられる溶媒の重量パーセントは、約10%〜約60
%、好適には約15%〜約45%、そして最も好適には約20
%〜約35%である。
この方法で複合珪酸マグネシウムアルミニウム‐溶媒ブ
レンドが使用される時には、複合珪酸マグネシウムアル
ミニウムと溶媒は混合物が均一になるまで混合される。
溶媒は加熱して均一な膨潤ブレンドの生成を助けてもよ
い。好適には溶媒は約35℃〜約99℃に加熱される。
複合珪酸マグネシウムアルミニウム‐溶媒ブレンドを製
造するために用いられる溶媒の量は、きわめて大きく変
つてもよいが、一般に複合珪酸マグネシウムアルミニウ
ムの重量の約1〜約20倍、そして好適にはこの重量の約
5〜約10倍である。
これらの方法は共に適当な不活性溶媒に薬物を溶解する
最初の工程を含む。次に得られた溶液を、複合珪酸マグ
ネシウムアルミニウムまたは複合珪酸マグネシウムアル
ミニウム溶媒ブレンド中に撹拌下約5〜約45分間吸収吸
着させる。得られた生成物はそのまま使用するか又は場
合により取り出し、そして薬物吸着製剤の重量の約20%
まで、好適には約2%〜約15%の所定の溶媒含量になる
まで乾燥させてよい。溶媒を除去するための条件は絶対
的なものではない。薬物吸着製剤を加熱して溶媒の除去
を助けてよい。好適には、薬物吸着製剤を約60℃〜約95
℃、最も好適には約65℃〜約85℃に加熱する。
薬物吸着製剤は製造されると将来の使用のために保存す
るか又は慣用の添加剤、即ち製薬上許容しうる担体と処
方して、特定の応用に適した種々のテクスチユアを有す
る薬物含有組成物を製造することができる。このような
組成物はロゼンジ、錠剤、タフイー、ヌガー、チユーイ
キヤンデイ、チユーインガム、懸濁液等の形態であつて
よい。製薬上許容しうる担体には、広範囲の材料から製
造することができる。これらに限定されるものではない
が、希釈剤、結合剤及び接着剤、滑剤、崩壊剤、着色
剤、増量剤、付香剤、甘味剤及び特定の薬用組成物を製
造するための緩衝剤及び吸着剤のような種々の材料が包
含される。糖菓類及びチユーインガム製品の製造は周知
であり、本発明の本質的な面を構成するものではない。
本明細書に使用される場合の、用語「糖菓材料(confec
tionery material)」は砂糖、コーンシロツプ、又無
糖増量剤の場合には、ソルビトール及びマンニトールの
ような糖アルコール及びそれらの混合物のような多種多
様の材料から選択される増量剤を含有する製品を意味す
る。その糖菓材料には、ロゼンジ、錠剤、タフイー、ヌ
ガー、チユーイキヤンデイ等のようなものが包含され
る。一般に、増量剤は薬物含有糖菓製品の約5〜約99、
そして好適には20〜約95重量%よりなる。
ロゼンジは口中に保持されることを意図した付香薬用製
剤である。それらは種々の形態であつてよく、最も普通
には、平たい、円形、八角形及び両凸の形状である。ロ
ゼンジのベースは一般に2種の形態、硬いボイル型キヤ
ンデイロゼンジ及び圧縮型錠剤ロゼンジである。
硬いボイル型キヤンデイロゼンジは無定形又はガラス状
に保たれている砂糖とその他の炭化水素との混合物から
つくられる。この形態は一般に0.5〜約1.5%の水分を有
する糖類の固形シロツプと考えることができる。上記の
材料は普通約92%までのコーンシロツプ、約70%までの
砂糖及び0.1%〜約5.0%の水分を含有する。シロツプ成
分は一般にデキストロース含量の高いコーンシロツプか
らつくられるが、他の材料を含んでいてもよい。付香
剤、甘味剤、酸味剤、着色剤等のようなその他の成分も
さらに添加することができる。
ボイル型キヤンデイロゼンジは又、ソルビトール、マン
ニトール、並びに水添コーンシロツプのような非醗酵性
糖類からつくることができる。キヤンデイロゼンジは約
95%までのソルビノール、約9.5:0.5〜約7.5:2.5の比の
ソルビトールとマンニトールとの混合物及びシロツプ成
分の約55%までの水添コーンシロツプを含有することが
できる。
それに対して、圧縮型錠剤ロゼンジは粒状材料を含有
し、加圧下に構造物に成形される。それらは一般に、95
%までの量の糖類及び結合剤及び滑剤のような典型的な
錠剤賦形剤、並びに香料、着色剤等を含有する。
ロゼンジはヌガーに含有されるもののような硬い糖菓材
料からつくることができる。これらの材料は2種の主成
分、即ちコーンシロツプ等のような高沸点シロツプ、並
びに一般にゼラチン、卵アルブミン、カゼインのような
ミルクタンパク、並びに大豆タンパクのような植物タン
パク等からつくられる、比較的軽いテクスチユアのフラ
ツペを含有する。フラツペは一般に比較的軽く、例え
ば、約0.5〜約0.7g/ccの密度の範囲であつてよい。
それに比べると、高沸点シロツプ、或いは「ボブシロツ
プ」(bob syrup)は比較的粘稠であり、比較的高い密
度を有し、実質的な量の砂糖を含有することが多い。常
法では、最終ヌガー組成物は撹拌下フラツペに「ボブシ
ロツプ」を添加して基本ヌガー混合物を形成させること
によつてつくられる。付香剤、油、追加の砂糖等のよう
なその他の成分もその後撹拌下に添加することができ
る。ヌガー糖菓類の組成及び製造の一般論は、B.W.ミニ
フイー著、「CHOCOLATE、COCOA AND CONFECTIONER
Y」、“Science and Technology"、第2版(1980)、
第424〜425頁に見ることができ、これは参考文献として
明細書に記載されている。
本発明の医薬用懸濁液は医薬配合技術において長らく確
立されている常法によつて製造することができる。懸濁
液は当該技術の懸濁液を処方する際用いられる常用の補
助材料を含有していてよい。本発明の懸濁液は次のもの
よりなつていてよい。
(a) 安息香酸、ソルビン酸、メチルパラベン、プロ
ピルパラベン及びエチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)
のような保存剤。保存剤は一般に懸濁液の重量の約1%
まで、そして好適には約0.05〜約0.5%の量で存在す
る; (b) 懸濁液の重量の約1%まで、そして好適には約
0.05〜約0.5%の量のクエン酸‐クエン酸ナトリウム、
燐酸‐燐酸ナトリウム、並びに酢酸‐酢酸ナトリウムの
ような緩衝剤; (c) 懸濁剤の重量の約20%まで、そして好適には約
1%〜約15%の量のメチルセルロースのようなセルロー
ス類、アルギン酸及びその誘導体のようなカラゲナン
類、キサンタンゴム、ゼラチン、アカシア、並びにミク
ロ結晶性セルロースのような懸濁化剤又は増粘剤; (d) 懸濁剤の重量の約0.2%まで、そして好適には
約0.01〜約0.1%の量のジメチルポリシロキサンのよう
な消泡剤; (e) 甘味剤としては、当該技術において周知の天然
及び人工の両方の甘味剤が包含される。
キシロース、リボース、グルコース、マンノース、ガラ
クトース、フラクトース、デキストロース、シユクロー
ス、マルトース、部分水解デンプン又はコーンシロツプ
固形物のようなモノサツカライド、ジサツカライド及び
ポリサツカライド及びソルビトール、キシリトール、マ
ンニトール及びそれらの混合物のような糖アルコールの
ような甘味剤を、懸濁液の重量の約10%〜約60%、そし
て好適には約20%〜約50%の量で用いることができる。
サツカリン及びナトリウム又はカルシウムのようなサツ
カリン塩、サイクラメート塩類、アセスルフアーム‐
K、アスパルテーム等のような水溶性人工甘味剤及びそ
れらの混合物を、懸濁液の重量の約0.001%〜約5%の
量で用いることができる; (f) 付香剤としては天然及び人工の両方の香料を包
含し、個別に又は混合して、ペパーミントのようなミン
ト、メントール、バニラ、合成バニラ、チヨコレート、
合成チヨコレート、シナモン、種々のフルーツ香料を、
懸濁液の重量の約0.5%〜約5%の量で用いることがで
きる; (g) 本発明に有用な着色剤は顔料を包含し、それら
は、組成物の重量の約6%までの量で配合することがで
きる。好適な着色剤、二酸化チタンは約1%までの量で
配合することができる。又、着色剤は食品、薬品及び化
粧品に用いるのに好適なものであり、FD&C染料等とし
て知られているその他の染料を包含することができる。
これらの染料は一般に懸濁液の重量の約0.25%まで、そ
して好適には約0.05〜約0.2%の量で存在する; (h) メタ重亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸等の
ような脱色剤を懸濁液中に配合して経時による変色を防
止することができる。一般に、懸濁液の重量の約0.25%
まで、そして好適には0.05〜0.2%の量が使用される; (i) アルコール、プロピレングリコール、ポリエチ
レングリコールのような可溶化剤を使用して香料を可溶
化することができる。可溶化剤は一般に、懸濁液の重量
の約10%まで;好適には約2%〜約5%の量で存在す
る。
本発明の医薬用組成物は次のとおり製造するとができ
る: (A) 約40℃〜約95℃、好適には約40℃〜約70℃に加
熱した水と増粘剤を混合して、増粘剤が水溶性でない場
合には分散液、又増粘剤が水溶性である場合には溶液を
生成させ、 (B) 甘味剤を水と混合して溶液を生成させ、 (C) 増粘剤‐水混合物と薬物吸着製剤とを混合して
均一な増粘剤‐薬物吸着製剤組成物を形成させ、 (D) 甘味剤溶液を増粘剤‐薬物吸着製剤組成物と合
し、均一になるまで混合し、 (E) 工程(D)の混合物と着色剤、香料、脱色剤、
可溶化剤、消泡剤、緩衝剤及び追加の水ののような任意
の成分を混合して懸濁剤を生成させる。
懸濁液およびその他の液体処方物で用いられる薬物吸着
製剤はその場で調製することができる。すなわち、最終
生成物を形成させるために薬物と吸着剤を懸濁液または
溶液混合物に別々に加える。次いでその懸濁液が溶液か
ら薬物を吸収吸着して医薬吸着製剤を形成する。
本発明の医薬用錠剤は、そしやくしうる形態のものであ
つてよい。この形態は簡便さと患者ののみやすさのため
に特に有利である。使用可能な安定性及び品質、並びに
良好な味及び歯ざわりを得るために、いくつかの配慮、
即ち1錠あたりの活性物質の量、香り、圧縮性及び薬物
の感覚受容性が重要である。
そしやくしうる薬用キヤンデイの製造は軟かい糖菓製品
をつくのに使用されるものと類似の操作による。この操
作は、一般にボイル型砂糖‐コーンシロツプブレンドの
形成、それにフラツペ混合物を添加することを含む。ボ
イル型砂糖‐コーンシロツプ混合物は重量部で約90:10
〜約10:90の比でブレンドされた砂糖及びコーンシロツ
プから製造することができる。このブレンドを約121℃
の温度に加熱して水分を除去し、かつ溶融塊状物を形成
させる。フラツペは一般にゼラチン、卵アルブミン、カ
ゼインのようなミルクタンパク、並びに大豆タンパクの
ような植物タンパクから製造され、それらをゼラチン溶
液に添加し、周囲温度においてすみやかに混合して空気
を含んだスポンジ様の塊状物を形成させる。次にフラツ
ペを、溶融キヤンデイベースに添加し、65℃〜121℃の
温度で均質になるまで混合する。
次にミツクスの温度が約65℃〜約135℃に低下すると薬
物吸着製剤を添加することができ、その際香料、並びに
着色剤のような追加の成分を添加する。この処方物を更
に冷却し、所望の寸法の小片を形成させる。
舐剤(confectionary)のロゼンジ及びそしやくしうる
錠剤の形態についての一般論はH.A.リーベルマン他によ
る「Pharmaceutical Dosage Forms」、“Tablets"第
1巻、第289〜466頁に見出すことができ、これは参考文
献として本明細書に記載されている。
本明細書に使用される場合の用語「チユーインガム製
品」は、チユーインガム処方物を含有する製品を意味す
る。一般に、チユーインガム処方物は薬用チユーインガ
ム製品約5〜約99、好適には約20〜約95重量%よりな
る。
チユーインガム処方物に関しては、この処方物はガムベ
ース及び甘味剤及び香料のような種種の添加剤を含有す
る。用いられるガムベースは使用されるベースのタイ
プ、所望のコンシステンシー及び最終製品をつくるのに
使用されるその他の成分のような種々の因子によつて変
る。一般に、最終チユーイングガム組成物の約5〜約45
重量%の量がチユーインガム組成物に使用することがで
き、約15〜約25重量%が好適な量である。ガムベースは
当該技術において周知の任意の水不溶性ガムベースであ
つてよい。ガムベースに適当な重合体の例としては、天
然及び合成の両方のエラストマー及びゴムが包含され
る。例えば、ガムベースに適した重合体としては、これ
に限定されるものではないが、チクル、ジエルトング、
グツタペルカ及びクラウンガムのような植物由来の物質
があげられる。ブタジエン‐スチレン共重合体、イソブ
チレン‐イソプレン共重合体、ポリエチレン、ポリイソ
ブチリエン及びポリ酢酸ビニルのような合成エラストマ
ー及びそれらの混合物が特に有用である。
エラストマー成分を軟化する際助けとなるようにガムベ
ース組成物はエラスマー溶媒を含有してもよい。このよ
うなエラストマー溶媒はロジン類のメチル、グリセロー
ル又はペンタエリスリトールエステル、或いは水素添
加、二量化又は重合化ロジン類のような変性ロジン類又
はそれらの混合物よりなつていてもよい。ここで使用す
るのに適しているエラストマー溶媒の例には、部分水添
ウツドロジンのペンタエリスリトールエステル、ウツド
ロジンのペンタエリスリトールエステル、ウツドロジン
のグリセロールエステル、部分二量化ロジンのグリセロ
ールエステル、重合化ロジンのグリセロールエステル、
タル油ロジンのグリセロールエステル、ウツドロジンの
グリセロールエステル及び部分水添ウツドロジンおよび
部分水添ロジンのメチルエステル(α‐ピネン及びβ‐
ピネンの重合体のような);ポリテルペンを含むテルペ
ン樹脂及びそれらの混合物がある。溶媒はガムベースの
重量の約10%〜約75%、好適には約45%〜約75%の範囲
の量で用いることができる。
ラノリン、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、ス
テアリン酸カリウム、トリ酢酸グリセロール、グリセリ
ン等のような可塑剤又は軟化剤、並びにポリウレタンワ
ツクス、パラフインワツクス及びミクロ結晶性ワツクス
のような天然及び合成ワツクス、石油ワツクスのような
種々の慣用の成分も、ガムベース中に配合して種々の所
望のテクスチユア及びコンシステンシー特性を得ること
ができる。これらの個別の追加の材料は、一般に最終ガ
ムベース組成物の重量の約30%までの量、好適には約3
%〜約20%の量で用いられる。
チユーインガム組成物は更に、付香剤、二酸化チタンの
ような着色剤、レシチン及びモノステアリン酸グリセリ
ルのような乳化剤などの慣用の添加剤;水酸化アルミニ
ウム、アルミナ、珪酸アルミニウム、炭酸カルシウム、
並びにタルクのような追加の充填剤及びそれらの組合せ
を包含してよい。これらの充填剤は又、種々の量でガム
ベース中使用することができる。好適には、使用される
場合の充填剤の量は、最終チユーインガムの重量の約4
%〜約30%と変動してもよい。
補助甘味剤が用いられる場合には、本発明は、天然及び
人工の両甘味剤を含む、当該技術において周知の甘味剤
を包含するものである。従つて、追加の甘味剤として
は、次のものから選ぶことができる。
A.キシロース、リボース、グルコース、マンノース、ガ
ラクトース、フラクトース、デキストロース、シユクロ
ース、マルトース、部分水解デンプン、或いはコーンシ
ロツプ固形物のようなモノサツカライド、ジサツカライ
ド及びポリサツカライド及びソルビトール、キシリトー
ル、マンニトール及びそれらの混合物のような糖アルコ
ールのような水溶性甘味剤。
B.可溶性サツカリン塩、即ち、ナトリウム又はカルシウ
ムサツカリン塩、サイクラメート塩、アセスルフアーム
‐K等、並びにサツカリンの遊離酸形態のような水溶性
人工甘味剤。
C.L-アスパルチル‐L-フエニルアラニンメチルエステル
及び米国特許第3,492,131号明細書に記載されているも
の等のようなジペプチドベース甘味剤。
一般に、甘味剤の量は特定のチユーインガムについて選
択される甘味剤の所望の量と共に変動する。この量は、
容易に溶出される甘味剤を使用する場合、0.001〜約90
重量%である。上記Aに記載されている水溶性甘味剤は
好適には最終チユーイングガム組成の重量の約25%〜約
75%の量、そして最も好適には約50%〜約65%の量で使
用される。これに対して、上記B及びCに記載されてい
る人工甘味剤は最終チユーインガム組成物の重量の約0.
005%〜約5.0%の量で、最も好適には約0.05%〜約2.5
%の量で使用される。これらの量は、普通香油から得ら
れる香料の濃度とは無関係に、所望の水準の甘味を得る
ために必要である。水は乾燥甘味剤とは無関係に添加し
てよいが、一般にコーンシロツプ又はコーンシロツプ混
合物の一部分として添加される。
適当な付香剤としては、天然及び人工の両方の香料が包
含されるが、ペパーミントのようなミント、スペアミン
ト、メントール、合成バニラ、バニラ、合成チヨコレー
ト、チヨコレート、シナモン、種々の果実香料(個々及
び混合で)等が意図されている。付香剤は一般に、個々
の香料によつて量を変えて用いられ、例えば、最終組成
物の重量の約0.5%〜約3%であつてよい。
本発明において有用な着色剤は組成物の重量の約6%ま
での量で配合することができる顔料類を含有する。好適
な顔料、二酸化チタンは約1重量%までの量で配合する
ことができる。又、着色剤は食品、薬品及び化粧品に適
したものであり、かつFD&C染料として知られてる他の
染料等を包含することができる。前記の範囲の用途に使
用可能な材料は好適には水溶性である。例えば、FD&C
青色2号として知られているインジゴ染料(これは5,5-
インジゴチンジスルホン酸である)である。同様に、FC
&C緑色1号として知られている染料はトリフエニルメ
タン染料よりなり、4-〔4-N-エチル‐p-スルホベンジル
アミンノ)ジフエニルメチレン〕‐〔1-(N-エチル‐N-
p-スルホニウムベンジル)‐2,5-シクロヘキサジエンイ
ミンのモノナトリウム塩である。FDCF及びD.&C.着色剤
及びそれらの対応する化学構造については、「The Kir
k-Othmer Encyclopedia of Chemical Technology」
第3版、第6巻、第561〜596頁に見ることができ、その
内容は参考文献として本明細書に記載されている。
使用することのできる適当な油及び脂肪としては、ココ
ナツ油、パーム核油、牛脂、ラード等のような部分水添
植物又は動物脂肪が包含される。これらの成分は、一般
に最終生成物の重量の約7.0%まで、好適には約3.5%ま
での量(食品に関して)で用いられる。
1個あたりの活性物質の所要量が少なくなり、そして
(又は)苦味が少なくなるに従つて、受け入れられる処
方に達するのも、利用可能な処方の数が多くなるために
容易になると一般に考えられる。別法として、極度に味
が悪い、そして(又は)、用量の多い薬品は、薬用/そ
しやく可能な錠剤に処方するのが困難である。本発明の
薬物吸着製剤はこれらの難点を克服するものである。
使用される薬物吸着製剤の量は、特定の薬物の用量によ
つて大きく変動してよい。薬用量あたり約1.0〜約400mg
の薬物の量が、特定の薬物によつて使用可能である。使
用される薬物吸着製剤の量は当然所要の治療用用量及び
基質上吸収吸着される薬物の量によつて変る。例を以下
に記載する。
臭化水素酸デキストロメトロフアンの常用量は1錠あた
り10〜30mgである。例えば、キヤンデイベース中への薬
物吸着製剤の配合は困難ではない。それは大部分の香料
と配合可能であり、広いpH範囲にわたつて安定である。
デキストロメトルフアンHBrは薬用吸着質として添加さ
れると、その苦味及び付香の困難性を避けることができ
る。
塩酸フエニルプロパノールアミンの常用量は、1錠あた
り約12.5〜25mgである。ガイフエネシンの常用量は1錠
あたり100〜400mgである。塩酸プソイドエフエドリンの
常用量は1錠あたり15〜60mgである。マレイン酸クロロ
フエニラミンの常用量範囲は2〜4mgであり、そしてこ
れによつてキヤンデイベースへの配合が容易になる。使
用される精確な量は当然適用するもの及び薬品の特性に
よつて変る。これらの化合物を用いて形成された薬物吸
着製剤は実質的に薬物の悪い後味が除かれているので、
これらの処方物を付香するのに困難性はない。
薬物吸着製剤は一般に最終生成の重量の約1%〜約60%
の量で製薬上許容しうる担体と共に存在する。精確な量
は特定の薬物及び所要の用量によつてきまる。
本発明を、次の実施例によつて更に説明する。実施例及
び明細書、特許請求の範囲を通し、すべての部及び百分
率は別示しないかぎり薬物吸着製剤の全重量による。
例1、並びに3〜5の複合珪酸マグネシウムアルミニウ
ムは次の典型的化学分析値を有する: 例 1 (本発明の実験1) この例は本発明の方法によるガイフエネシンの製法を示
す。
約85℃〜約95℃に保持した熱水1200gに複合珪酸マグネ
シウムアルミニウム1200gを混合する。均一な混合物が
生じるまで約15分間混合を継続する。
溶液が生成するまで約85℃〜約95℃に保持した熱水2000
gにガイフエネシン270gを混合する。
均質な塊状物を得るまでガイフエネシン溶液を水:複合
珪酸マグネシウムアルミニウム混合物と混合する。次い
でこの塊状物を約75℃で約16時間乾燥する。得られた乾
燥塊状物を次に粉砕して約100ミクロンの粒径を有する
自由流動性粒材料を得る。
この生成分について常法により官能試験を実施して苦味
の有無を決定する。本生成物は不快な苦味を示さないか
又は無味であつた。
例 2 (比較実験A、B及びC) この例は次の典型的化学分析値を有する複合珪酸マグネ
シウムアルミニウムを用いて例1の操作により製造され
るガイフエネシン薬物吸着製剤を示す: 約85℃〜約95℃に保持した熱水1200gに複合珪酸マグネ
シウムアルミニウム1200gを混合する。均一な混合物が
生じるまで約15分間混合を継続する。
溶液が生成するまで約85℃〜約95℃に保持した熱水2000
gにガイフエネシン270gを混合する。
均質な塊状物を得るまでガイフエネシン溶液を水:複合
珪酸マグネシウムアルミニウム混合物と混合する。次い
でこの塊状物を約75℃で約16時間乾燥する。得られた乾
燥塊状物を次に粉砕して約100ミクロンの粒径を有する
自由流動性粒材料を得る。
これらの生成物について官能試験を実施して苦味の有無
を決定した。実験A、B及びCの本生成物は各々、苦い
使用不能なテクスチユアを示した。
例 3 (本発明の実験2) この例は本発明の方法によるガイフエネシン薬物吸着製
剤の製法を示す。
溶液が生成するまで85℃に保持された熱水1500gにガイ
フエネシン750gを混合する。次に得られた溶液を混合下
複合珪酸マグネシウムアルミニウム3000gに添加する。
均質な塊状物を得るまで混合を10分間継続する。次にこ
の塊状物を約75℃で約16時間乾燥する。得られた乾燥塊
状物を次に粉砕して約100ミクロンの粒径を有する自由
流動性粒状材料を得る。
この生成物について官能試験を実施して苦味の有無を決
定する。本生成物は不快な苦味を示さないか又は無味で
あつた。
例 4 (本発明の実験3) この例はプソイドエフエドリンHClを用いて本発明の方
法により製造された薬物吸着製剤を使用するカゼ/副鼻
洞/喘息錠剤処方物の製法を示す。
薬物吸着製剤は次のとおり製造することができる: 約85℃〜約95℃に保持された熱水1200gに複合珪酸マグ
ネシウムアルミニウム1200gを混合する。均一な混合物
が生じるまで混合を約15分間継続する。
溶液が生成するまで約85℃〜約95℃に保持された熱水20
00gにプソイドエフエドリン120gを混合する。
均質な塊状物を得るまでプソイドエフエドリンHCl溶液
を水:複合珪酸マグネシウムアルミニウム混合物と混合
する。この塊状物を次に約75で約16時間乾燥する。次に
得られた乾燥塊状物を粉砕して約100ミクロンの粒径を
有する自由流動性粒状材料を得る。
以下の順序で次の成分を混合する:No. 成 分 Mg/錠 1.マレイン酸クロロフエニラミン 4.0 2.プソイドエフエドリンHCl−10%吸着質(60.0mgの薬
品/錠) 600.0 3.ミクロ結晶性セルロース 37.3 4.ラクトース 113.0 5.改質セルロースガム 2.2 6.ヒユームドシリカ 1.1 7.ステアリン酸 1.3 8.ステアリン酸マグネシウム 1.1 760.0 操 作 No.2、3及び4を40メツシユのスクリーンに通す。3分
間v-ブレンダーで混合する。No.1、5、6、7及び8を
40メツシユのスクリーンに通す。v-ブレンダーの混合物
に添加し、15分混合する。16/32インチの平面パンチを
使用して粉末を圧縮し、5〜7SC単位の硬度にする。
例 5 (本発明の実験4) この例は例1の方法によつて製造されたガイフエネシン
を用いて製造される薬物吸着製剤を使用するそしやくし
うる鎮咳錠剤処方物の製法を示す。以下の順序で成分を
混合する:No. 成 分 Mg/錠 1.ガイフエネシン‐18.4%薬物吸着製剤(100mgの薬品
/錠) 545.0 2.キヤンデイベース 3630.5 3.フラツペ 130.0 4.結晶ソルビトール 123.0 5.植物脂(パーム核油) 265.0 6.砂糖(顆粒状) 138.0 7.香料 88.5 4920.0 操 作 132℃に加熱されたキヤンデイベースをケトル中110〜11
5℃の温度に冷却する。次にフラツペ及びソルビトール
結晶をこのベースに混合して均一な塊状物を形成させ
る。この塊状物が73〜80℃に冷却するまで混合を継続す
る。混合しながら、この均一な塊状物に植物脂、着色
剤、並びに薬物吸着製剤を添加する。砂糖と香料を撹拌
下に合し、前のブレンドに添加する。均質塊状物が得ら
れるまで混合を継続する。この生成物をケトルから取り
出し、冷却し、次に5gの小片の形状にする。この錠剤は
噛んだ時ガイフエネシンの苦味による不快な薬の後味を
示さなかつた。
従つて、本発明により説明されるように、同じ方法を多
くの方式で改変しうることは明らかである。このような
改変は本発明の精神及び範囲からの逸脱と見なされるべ
きではなく、このような改変はすべて特許請求の範囲の
中に含まれるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アニル・ケイ・タルワー アメリカ合衆国ニユージヤージー州 (07853)ロングバレー.イーストミルロ ード75 (72)発明者 ウエイ・チ・リアウ アメリカ合衆国ニユージヤージー州 (08830)イセリン.ウオリツクストリー ト84

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薬物の溶液が吸収吸着されている、次の典
    型的化学分析値を有し、かつその粒径が10〜150ミクロ
    ンである複合珪酸マグネシウムアルミニウムよりなる薬
    物吸着製剤。
  2. 【請求項2】薬物吸着製剤の重量パーセントで、薬物が
    1〜35重量%で存在し、また複合珪酸マグネシウムアル
    ミニウムが65〜99重量%の量で存在する特許請求の範囲
    第1項記載の薬物吸着製剤。
  3. 【請求項3】更に薬物吸着製剤の重量で20%までの溶媒
    含量よりなる特許請求の範囲第1項記載の薬物吸着製
    剤。
  4. 【請求項4】更に薬物吸着製剤の重量で2%〜15%の溶
    媒含量よりなる特許請求の範囲第3項記載の薬物吸着製
    剤。
  5. 【請求項5】(A)薬物を溶媒に溶解することによって
    溶液を調製し、 (B)その溶液を複合珪酸マグネシウムアルミニウムと
    混合して均質塊状物を形成させることによって次の典型
    的化学分析値: を有し、かつその粒径が10〜150ミクロンである複合珪
    酸マグネシウムアルミニウム内に薬物を吸収吸着させ、
    そして (C)薬物吸着製剤を回収する、 ことからなる薬物吸着製剤の製造方法。
  6. 【請求項6】溶液の重量で10%〜60%の溶媒を用いて溶
    液を生成する特許請求の範囲第5項記載の方法。
  7. 【請求項7】薬物吸着製剤の重量で20%までの最終溶媒
    含量になるまで塊状物を乾燥する特許請求の範囲第5項
    記載の方法。
  8. 【請求項8】薬物吸着製剤の重量で2%〜15%の最終溶
    媒含量になるまで塊状物を乾燥する特許請求の範囲第7
    項記載の方法。
  9. 【請求項9】製薬上許容しうる担体及び最終組成物の重
    量基準で1%〜60%の薬物吸着製剤よりなる薬物含有組
    成物であって、該薬物吸着製剤が典型的化学分析値: を有し、かつその粒径が10〜150ミクロンである複合珪
    酸マグネシウムアルミニウム及び薬物1%〜40%(%は
    薬物吸着製剤の重量による)含有する上記の薬物含有組
    成物。
  10. 【請求項10】担体が糖菓材料であって、それが99%ま
    での量で含まれており、薬物含有組成物が糖菓製品状で
    ある特許請求の範囲第9項記載の薬物含有組成物。
  11. 【請求項11】担体である糖菓材料がガムベースおよび
    甘味剤よりなる99%までの量のチューインガム組成物で
    あって、糖菓製品がチューインガム製品である特許請求
    の範囲第10項記載の薬物含有組成物。
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