JPH0675417U - ピンセット - Google Patents

ピンセット

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JPH0675417U
JPH0675417U JP2279393U JP2279393U JPH0675417U JP H0675417 U JPH0675417 U JP H0675417U JP 2279393 U JP2279393 U JP 2279393U JP 2279393 U JP2279393 U JP 2279393U JP H0675417 U JPH0675417 U JP H0675417U
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JP
Japan
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guide rod
arm
guide
guide hole
tweezers
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2279393U
Other languages
English (en)
Inventor
登美雄 田原
次夫 勝間田
Original Assignee
釜屋化学工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 釜屋化学工業株式会社 filed Critical 釜屋化学工業株式会社
Priority to JP2279393U priority Critical patent/JPH0675417U/ja
Publication of JPH0675417U publication Critical patent/JPH0675417U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使い捨てに適した合成樹脂製のピンセットが
使用済みか否かを簡単確実に判断できるようにする。 【構成】 先端につまみ片1,3を有し基端で連結部5
により連結された二本の腕部片2,4の一方に案内棒1
0を固着突設するとともにもう一方に案内孔14を設
け、案内棒10の先端を案内孔14に仮止めした。腕部
片2,4を挟み押えたとき仮止め部15が破壊される抵
抗の有無によって未使用か使用済みかが判明する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は外科、歯科などにおいて医療のために用いられる使い捨てに適した合 成樹脂製のピンセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
医療に用いられるピンセットにおいて、長期使用、煮沸消毒に耐えることなど の点から従来より長年に亘り使用されている金属製のものは、滅菌や消毒が不完 全であると薬品や熱に大きな耐性をもつ細菌、ウイルスが他の患者に伝染し、場 合によっては生命に危険を及ぼすので、一人の患者に使用したとき再利用するす ることなく廃棄することが望まれるようになってきた。
【0003】 そこで、安価に提供できるとともに大量生産が可能であり使い捨てに適した合 成樹脂製のピンセットが一部で使用されるようになり、金属製のものと比べて機 械的強度が著しく劣るという欠点を、基端で弾性的に連結され互いにほぼ平行な 二本の腕部片の間にそれらの先端のつまみ部を開かせる方向へ働くばね片を補強 材として架設すること(実開平2ー98911号公報参照)、或いは横突縁と縦 突縁とからなる十形の係合突縁を一方の腕部片の内側に突出形成するとともに、 縦突縁を挟んだ前後で横突縁に上下反対面で重なる係止突縁をもう一方の腕部片 の内側に突出形成すること(実開平5−11911号公報参照)によって補うこ とが提案されている。
【0004】 ところが、ピンセットを合成樹脂製とした重要な理由である使い捨てにすると いう点について見ると、これら従来のものではむき出しの状態で置かれていると 未使用と使用済みとの区別ができず、例えば使用済みのものを捨て忘れて使用前 に置かれていた場所に戻すようなことがあると、これを再び使用して先の患者の 細菌、ウイルスを他の患者に伝染させる、という危険がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、従来提案された合成樹脂製のピンセットが 機械的強度を高めつまみ部のずれをなくして目的物を確実に且つ安定よくつまま せることだけを考慮しており、使用済みか否かを判断することができる手段を持 っていないので、使用済みのものを誤って再使用し先の患者の細菌、ウイルスを 他の患者に伝染させる危険がある、という点である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、先端につまみ部を有する二本の腕部片を互いに平行且つつまみ部を 互いに少し離した状態で対向させて基端で弾性的に連結した合成樹脂製のピンセ ットがもっている前記課題を解決するために、一方の腕部片にもう一方の腕部片 へ向かって延びる案内棒の基端を固定して突設するとともに、前記もう一方の腕 部片に前記案内棒を挿通する案内孔を設け、前記案内棒の先端を前記案内孔に仮 止めする、という構成とした。
【0007】
【作用】
二本の腕部片の外側面を指先で挟み押えると、仮止め個所が破壊されて案内棒 が案内孔に挿通されるようになりつまみ部が互いに接近する。仮止め個所が破壊 されるときの抵抗によって未使用であることが確認され、また指先で挟み押えた とき抵抗がなければ使用済みと判断される。また、案内棒が案内孔に挿通される ことにより腕部片の連結部のねじれが防止され、つまみ部にずれを生じさせるこ となく目的物をつまむことができる。
【0008】
【実施例】
図面を参照して本考案の実施例を説明すると、先端につまみ部1,3を有する 二本の腕部片2,4が互いにほぼ平行に配置され、つまみ部1,3が互いに少し 離れて向かい合った状態で基端が半円状に湾曲した連結部5によって互いに弾性 的に連結されている。
【0009】 腕部片2,4および連結部5は全長に亘って連続した薄肉の外板6とその内側 に中心に沿ってほぼ全長に亘り連続突設したリブ7とを有し、腕部片2,4はこ れに加えてリブ7の内側に外板6と対応する内板8を有する構成であり、腕部片 2,4は断面H形、連結部5は断面T形である。
【0010】 一方の腕部片2の中間よりも少し先端側にはリブ7を厚肉とした取付部9が形 成されており、連結部5を中心とする円弧形に作られた丸棒からなり先端に拡大 頭部11を有する案内棒10の基端が埋込まれピンからなる抜止め片12により 固定されている。また、もう一方の腕部片4の取付部9と対向した位置にはリブ 7を厚肉とした挿通部13が形成されており、腕部片4の外側へ開放した長手方 向へ長い長孔と内側へ開放した丸孔とからなる案内孔14が挿通部13に設けら れている。
【0011】 そして、案内棒10の拡大頭部11が案内孔14の丸孔部分に嵌入し外側周面 において弱い接着力の仮止め部15によって固定されている。
【0012】 この案内棒10および腕部片2,4と連結部5とからなるピンセット本体は互 いに相溶性のない合成樹脂の組合わせ、例えば一方にポリプロピレンを用いもう 一方にシリコンなどの滑材を添加したポリプロピレンを用いることによってイン サート成形法で作られる。即ち、別に成形された案内棒10をピンセット本体成 形用型に入れてピンセット本体を成形することにより、案内棒10の基端が一方 の腕部片2に埋込まれて抜止め片12により強固に固定されるとともに、先端面 が案内孔14の長孔部に臨んだ状態で注入溶融合成樹脂による仮止め部15で拡 大頭部11の外側周面がもう一方の腕部片4に弱接着されるのである。
【0013】 このような構成の本実施例は、二本の腕部片2,4の外側面を指先で挟み力を 加えて押えると、互いに相溶性のない合成樹脂の溶着によって作られた案内棒1 0と腕部片4との仮止め部15が破壊され、案内棒10が案内孔14に挿通され て腕部片4の外側方へ突出するようになり、二本の腕部片2,4は案内棒10と 案内孔14とが互いに相手を規制することによって連結部5のねじれを防止しな がらつまみ部1,3を上下または前後にずらして喰違わせることなく接近させ、 目的物である脱脂綿、ガーゼ、薬品或いは患部をつつませるのである。
【0014】 本実施例によると、腕部片2,4は案内棒10が常に案内孔14に挿入されて いるため斜め方向の力を加えて挟み押えてもねじれが防止され、従って腕部片2 ,4の補強を簡単にすることができる。また、仮止め部15は一度破壊されると 再接着が不可能であるので、使用済みのものを捨て忘れて再使用しようとすると き指先で挟み押えると無抵抗であることから使用済みであることが判明する。従 ってまた、指先で挟み押えたとき抵抗があれば未使用であることが確認される。
【0015】 尚、案内棒10はインサート成形法によることなく基端を腕部片2に圧入、強 接着などにより固定し、先端を腕部片4に少量の接着剤で仮止めすることもでき るが、低価格で大量に提供するためにインサート成形法によるのが有利である。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案は、一方の腕部片に案内棒を固着突設しもう一方の腕部片 の案内孔に案内棒の先端を弱い力で仮止めした構成であるから、二本の腕部片を 挟み押えたとき仮止め部が破壊される抵抗の有無によって未使用か使用済みかを きわめて簡単に且つ瞬時に区別することができ、使用済みのものを捨て忘れて再 び使用しようとしても未然に判明し、先の患者の細菌、ウイルスを他の患者に伝 染させるという危険がなくなり安全性がきわめて高いものである。
【0017】 また、使用するまで二つの腕部片は案内棒によって結合されていて成形時の残 留応力によるひずみの発生が防止され、経時的に変形してつまみ部を喰違わせる という不都合がなくなるばかりか、使用時は常に案内棒が案内孔に挿入されてね じれを防止しながらつまみ部を接近させるため、目的物を確実に且つ安定よくつ まませることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切截した正面図。
【図2】図1のX−X線に沿う拡大断面図。
【図3】図1のピンセットを閉じた状態を示す正面図。
【符号の説明】
1,3 つまみ部, 2,4 腕部片, 5 連結部,
10 案内棒, 14 案内孔, 15 仮止め部,

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端につまみ部を有する二本の互いにほ
    ぼ平行な腕部片が前記つまみ部を互いに少し離した状態
    で対向して基端で弾性的に連結されている合成樹脂製の
    ピンセットにおいて、一方の腕部片にもう一方の腕部片
    へ向かって延びる案内棒の基端を固定して突設するとと
    もに、前記もう一方の腕部片に前記案内棒を挿通する案
    内孔を設け、前記案内棒の先端を前記案内孔に仮止めし
    たことを特徴とするピンセット。
JP2279393U 1993-04-06 1993-04-06 ピンセット Withdrawn JPH0675417U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2279393U JPH0675417U (ja) 1993-04-06 1993-04-06 ピンセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2279393U JPH0675417U (ja) 1993-04-06 1993-04-06 ピンセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0675417U true JPH0675417U (ja) 1994-10-25

Family

ID=12092563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2279393U Withdrawn JPH0675417U (ja) 1993-04-06 1993-04-06 ピンセット

Country Status (1)

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JP (1) JPH0675417U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002045600A1 (fr) * 2000-12-04 2002-06-13 Koseki Medical Co.,Ltd Instrument chirurgical jetable
JP2008093241A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Toska Co Ltd 係合部材を有する合成樹脂成型品の製造方法とピンセット
JP2008525150A (ja) * 2004-12-29 2008-07-17 リスト,オロブ レトラクタ

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JP2008525150A (ja) * 2004-12-29 2008-07-17 リスト,オロブ レトラクタ
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970703