JPH0674984B2 - 地すべり面検出方式 - Google Patents
地すべり面検出方式Info
- Publication number
- JPH0674984B2 JPH0674984B2 JP2207926A JP20792690A JPH0674984B2 JP H0674984 B2 JPH0674984 B2 JP H0674984B2 JP 2207926 A JP2207926 A JP 2207926A JP 20792690 A JP20792690 A JP 20792690A JP H0674984 B2 JPH0674984 B2 JP H0674984B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- landslide
- pressure
- cable
- pulse
- sensitive cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は地すべり地帯において地すべり面を検出する
方式に関するものである。
方式に関するものである。
従来の技術 従来地すべり対策工事を行う場合には、地すべり地帯に
おけるすべり面の検出、すなわちすべり面の深さを測定
し、それによって工事の施工箇所やその規模を決定して
いる。
おけるすべり面の検出、すなわちすべり面の深さを測定
し、それによって工事の施工箇所やその規模を決定して
いる。
そしてそのために用いられているすべり面検出方式とし
ては、（１）パイプ歪計を用いる方式、（２）すべり面
検知ケーブルを用いる方式がある。（１）の方式は地表
からの掘削孔に建込んだ地下水観測用の塩化ビニールパ
イプに歪ゲージを張付けたものを地中に垂直に固定し、
地すべりの発生によって塩化ビニールパイプに生ずる圧
力の変化を検出し、該当する歪ゲージの張付位置からす
べり面の深さを求めるものであり、（２）の方式はすべ
り面検知ケーブルとして同軸ケーブルを用い、この同軸
ケーブルを地表から掘削孔に建込んだパイプの側面に沿
って地中に垂直に設置し、地すべりの発生によってすべ
り面で同軸ケーブルが切断されるのを利用し、地面上か
らすべり面までの同軸ケーブルの長さを電気パルスを用
いて測定するものである。
ては、（１）パイプ歪計を用いる方式、（２）すべり面
検知ケーブルを用いる方式がある。（１）の方式は地表
からの掘削孔に建込んだ地下水観測用の塩化ビニールパ
イプに歪ゲージを張付けたものを地中に垂直に固定し、
地すべりの発生によって塩化ビニールパイプに生ずる圧
力の変化を検出し、該当する歪ゲージの張付位置からす
べり面の深さを求めるものであり、（２）の方式はすべ
り面検知ケーブルとして同軸ケーブルを用い、この同軸
ケーブルを地表から掘削孔に建込んだパイプの側面に沿
って地中に垂直に設置し、地すべりの発生によってすべ
り面で同軸ケーブルが切断されるのを利用し、地面上か
らすべり面までの同軸ケーブルの長さを電気パルスを用
いて測定するものである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら（１）の方式では、測定分解能をあげるの
に多量の歪ゲージを必要とし、したがってリード線も多
くなつて測定に時間を要するという問題がある。また
（２）の方式では、地すべり発生の初期段階において、
地すべりの移動量が少ない場合には、検知ケーブルの切
断が発生しないので検出が不可能であるという問題があ
る。
に多量の歪ゲージを必要とし、したがってリード線も多
くなつて測定に時間を要するという問題がある。また
（２）の方式では、地すべり発生の初期段階において、
地すべりの移動量が少ない場合には、検知ケーブルの切
断が発生しないので検出が不可能であるという問題があ
る。
そこでこの発明の目的は、前記のような従来の地すべり
検出方式のもつ問題を解決し、地すべり発生の初期段階
から地すべりを迅速に検出することが可能であり、しか
も深い地すべりで、すべり面が複雑でも１本のケーブル
で測定することのできるすべり面検出方式を提供するに
ある。
検出方式のもつ問題を解決し、地すべり発生の初期段階
から地すべりを迅速に検出することが可能であり、しか
も深い地すべりで、すべり面が複雑でも１本のケーブル
で測定することのできるすべり面検出方式を提供するに
ある。
課題を解決するための手段 この発明は前記の目的を達成するために、地表からの掘
削孔に建込んだパイプの側面に沿って感圧ケーブルを設
置し、該感圧ケーブルの抵抗値を測定して該測定値が著
しく低下したところで、前記感圧ケーブルに一定の時間
間隔でパルスを入射し、この入射パルスと異なる極性の
反射パルスをオシロスコープで観測することにより、地
すべり面の深さを測定することを特徴とするものであ
る。
削孔に建込んだパイプの側面に沿って感圧ケーブルを設
置し、該感圧ケーブルの抵抗値を測定して該測定値が著
しく低下したところで、前記感圧ケーブルに一定の時間
間隔でパルスを入射し、この入射パルスと異なる極性の
反射パルスをオシロスコープで観測することにより、地
すべり面の深さを測定することを特徴とするものであ
る。
作 用 前記のようなこの発明の地すべり面検出方式において、
地すべりの発生によってすべり面において、感圧ケーブ
ルが剪断を受けて抵抗値が変化することにより、地すべ
りの発生を検出してその進行状況がわかるばかりでな
く、入射パルスの発生から反射パルスが発生するまでの
時間間隔を測定することによって、すべり面の深さを測
定し、さらに塩化ビニールパイプを利用して水位観測す
ることができる。
地すべりの発生によってすべり面において、感圧ケーブ
ルが剪断を受けて抵抗値が変化することにより、地すべ
りの発生を検出してその進行状況がわかるばかりでな
く、入射パルスの発生から反射パルスが発生するまでの
時間間隔を測定することによって、すべり面の深さを測
定し、さらに塩化ビニールパイプを利用して水位観測す
ることができる。
実施例 図面に示すこの発明の実施例において、１は地すべり地
３にボーリングによって掘削した観測孔４中に建込まれ
た塩化ビニールパイプを示し、このパイプ１に沿って感
圧ケーブル２が設置され、これらの両部材１、２は観測
孔４中において、砂からなる間詰部材５によって、ほぼ
垂直に保持される。なおパイプ１は他の材料製のもので
もよい。
３にボーリングによって掘削した観測孔４中に建込まれ
た塩化ビニールパイプを示し、このパイプ１に沿って感
圧ケーブル２が設置され、これらの両部材１、２は観測
孔４中において、砂からなる間詰部材５によって、ほぼ
垂直に保持される。なおパイプ１は他の材料製のもので
もよい。
感圧ケーブル２は第２図に示すように、中心から外側に
かけて順次、金属導体製芯線７、導電性ゴム層８、絶縁
編組線層９、導電性ゴム層10、金属編組線層11、ケーブ
ルシース12によって構成され、圧縮を受けると導電性ゴ
ム層8,10が絶縁編組線層９に入り込んで、内外の金属導
体7,11が導電性ゴム層8,10で電気的に短絡するようにな
つており、これは一般的にフエンス等に取付けられて防
犯検知器として用いられるものと同様である。
かけて順次、金属導体製芯線７、導電性ゴム層８、絶縁
編組線層９、導電性ゴム層10、金属編組線層11、ケーブ
ルシース12によって構成され、圧縮を受けると導電性ゴ
ム層8,10が絶縁編組線層９に入り込んで、内外の金属導
体7,11が導電性ゴム層8,10で電気的に短絡するようにな
つており、これは一般的にフエンス等に取付けられて防
犯検知器として用いられるものと同様である。
このような感圧ケーブル２は、第１図に示すようにスイ
ッチ14を介して抵抗測定回路15、パルス発生回路16及び
オシロスコープが接続されている。
ッチ14を介して抵抗測定回路15、パルス発生回路16及び
オシロスコープが接続されている。
このようにして地すべり面を検知するに際しては、スイ
ッチ14の操作によって感圧ケーブル２を抵抗測定回路15
に接続し、地すべりが発生していないときは抵抗値が無
限大に近い値を示すが、地すべりが発生すると感圧ケー
ブル２にせん断と圧縮が生じて著しく抵抗値が減少する
ので、これによって地すべりが発生したことを検知す
る。
ッチ14の操作によって感圧ケーブル２を抵抗測定回路15
に接続し、地すべりが発生していないときは抵抗値が無
限大に近い値を示すが、地すべりが発生すると感圧ケー
ブル２にせん断と圧縮が生じて著しく抵抗値が減少する
ので、これによって地すべりが発生したことを検知す
る。
そこでスイッチ14を切り替えて感圧ケーブル２をパルス
発生回路16とオシロスコープ17とに接続する。パルス発
生回路16からは一定間隔でパルスが出力されており、感
圧ケーブル２に入射した第３図に示す入射波ａは、すべ
り面における感圧ケーブル２の特性インピーダンス変化
点と、感圧ケーブル２の終端とに反射波b,cが発生す
る。すなわちすべり面では感圧ケーブル２が圧縮される
ため、インピーダンスが低下して入射波ａとは異なる極
性の反射波ｂを、また感圧ケーブル２の終端では入射波
ａと同極性の反射波ｃを発生し、これがオシロスコープ
17の画面に現れ、反射波ｂによりこの地点で感圧ケーブ
ル２が地すべりの発生により、せん断と圧縮とを受けて
特性インピーダンスが変化したことを知り、それによっ
てすべり面の深さを知ることとなる。またこの際感圧ケ
ーブル２とともに設置した塩化ビニールパイプ１によ
り、水位観測も同時に行うことができる。
発生回路16とオシロスコープ17とに接続する。パルス発
生回路16からは一定間隔でパルスが出力されており、感
圧ケーブル２に入射した第３図に示す入射波ａは、すべ
り面における感圧ケーブル２の特性インピーダンス変化
点と、感圧ケーブル２の終端とに反射波b,cが発生す
る。すなわちすべり面では感圧ケーブル２が圧縮される
ため、インピーダンスが低下して入射波ａとは異なる極
性の反射波ｂを、また感圧ケーブル２の終端では入射波
ａと同極性の反射波ｃを発生し、これがオシロスコープ
17の画面に現れ、反射波ｂによりこの地点で感圧ケーブ
ル２が地すべりの発生により、せん断と圧縮とを受けて
特性インピーダンスが変化したことを知り、それによっ
てすべり面の深さを知ることとなる。またこの際感圧ケ
ーブル２とともに設置した塩化ビニールパイプ１によ
り、水位観測も同時に行うことができる。
発明の効果 この発明は前記のようであって、地中に設置した感圧ケ
ーブルの抵抗値を測定して、それが著しく低下したとこ
ろで地すべりの発生を検知し、そこで感圧ケーブルにパ
ルスを一定時間間隔で入射し、この入射パルスと異なる
極性の反射パルスを観測することによって地すべり面の
深さを測定するので、従来のパイプ歪計を使用する方式
のように、多数の歪ゲージとリード線とを必要とするこ
とがないのに加えて、多数の歪ゲージを測定した後でな
ければ地すべりを検知することができないものではなく
て迅速に検知でき、またすべり面検知ケーブルを使用す
る方式のように、初期検知が不可能ということがなく、
このようにして地すべりの初期段階から迅速に地すべり
を検知することができ、しかもそのための全体構成がき
わめて簡単で操作も簡単であり、安価で施行できるとい
う効果がある。
ーブルの抵抗値を測定して、それが著しく低下したとこ
ろで地すべりの発生を検知し、そこで感圧ケーブルにパ
ルスを一定時間間隔で入射し、この入射パルスと異なる
極性の反射パルスを観測することによって地すべり面の
深さを測定するので、従来のパイプ歪計を使用する方式
のように、多数の歪ゲージとリード線とを必要とするこ
とがないのに加えて、多数の歪ゲージを測定した後でな
ければ地すべりを検知することができないものではなく
て迅速に検知でき、またすべり面検知ケーブルを使用す
る方式のように、初期検知が不可能ということがなく、
このようにして地すべりの初期段階から迅速に地すべり
を検知することができ、しかもそのための全体構成がき
わめて簡単で操作も簡単であり、安価で施行できるとい
う効果がある。
第１図はこの発明の実施例の説明図、第２図は同上の感
圧ケーブルの断面図、第３図はこの発明の入射、反射パ
ルスの構成図である。 １……塩化ビニールパイプ ２……感圧ケーブル、３……地すべり地 ４……観測孔、５……間詰部材 ７……芯線、８……導電性ゴム層 ９……絶縁編組線層、10……導電性ゴム層 11……金属編組線層、12……ケーブルシース 14……スイッチ、15……抵抗測定回路 16……パルス発生回路、17……オシロスコープ
圧ケーブルの断面図、第３図はこの発明の入射、反射パ
ルスの構成図である。 １……塩化ビニールパイプ ２……感圧ケーブル、３……地すべり地 ４……観測孔、５……間詰部材 ７……芯線、８……導電性ゴム層 ９……絶縁編組線層、10……導電性ゴム層 11……金属編組線層、12……ケーブルシース 14……スイッチ、15……抵抗測定回路 16……パルス発生回路、17……オシロスコープ
Claims (1)
- 【請求項１】地表からの掘削孔に建込んだパイプの側面
に沿って感圧ケーブルを設置し、該感圧ケーブルの抵抗
値を測定して該測定値が著しく低下したところで、前記
感圧ケーブルに一定の時間間隔でパルスを入射し、この
入射パルスと異なる極性の反射パルスをオシロスコープ
で観測することにより、地すべり面の深さを測定するこ
とを特徴とする地すべり面検出方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2207926A JPH0674984B2 (ja) | 1990-08-06 | 1990-08-06 | 地すべり面検出方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2207926A JPH0674984B2 (ja) | 1990-08-06 | 1990-08-06 | 地すべり面検出方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0495716A JPH0495716A (ja) | 1992-03-27 |
| JPH0674984B2 true JPH0674984B2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=16547841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2207926A Expired - Lifetime JPH0674984B2 (ja) | 1990-08-06 | 1990-08-06 | 地すべり面検出方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0674984B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113866015B (zh) * | 2021-08-06 | 2024-04-30 | 中铁七局集团第三工程有限公司 | 用于高陡边坡的模块化交错式滑动监测装置 |
-
1990
- 1990-08-06 JP JP2207926A patent/JPH0674984B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0495716A (ja) | 1992-03-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |