JPH0674783A - プリペイドカードによる使用料金調定システム - Google Patents
プリペイドカードによる使用料金調定システムInfo
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- JPH0674783A JPH0674783A JP11244492A JP11244492A JPH0674783A JP H0674783 A JPH0674783 A JP H0674783A JP 11244492 A JP11244492 A JP 11244492A JP 11244492 A JP11244492 A JP 11244492A JP H0674783 A JPH0674783 A JP H0674783A
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- Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 読取り手段の保守、点検を容易に行い、１需
要家当たりの費用を低減する。 【構成】 電力量計３と回路しゃ断装置４と表示装置５
とを需要家毎に設置し、使用料金調定装置２を複数の需
要家に共通に設置する。表示装置５は使用料金調定装置
２からの残存金額などを表示する。使用料金調定装置２
は、設置時に需要家に対応する識別番号をメモリ２１に
記憶し、プリペイドカード１６の挿入時、読取り／書込
み手段１５によりプリペイドカード１６の金額を読み取
り、演算手段１４によりメモリ２１に記憶させ、メモリ
２１の金額を単位使用量毎に減算し、使用許諾の指示信
号を回路しゃ断装置４へ送り、メモリ２１の残額が単位
使用量の使用料金未満になると、使用禁止の指示信号を
回路しゃ断装置４へ送る。
要家当たりの費用を低減する。 【構成】 電力量計３と回路しゃ断装置４と表示装置５
とを需要家毎に設置し、使用料金調定装置２を複数の需
要家に共通に設置する。表示装置５は使用料金調定装置
２からの残存金額などを表示する。使用料金調定装置２
は、設置時に需要家に対応する識別番号をメモリ２１に
記憶し、プリペイドカード１６の挿入時、読取り／書込
み手段１５によりプリペイドカード１６の金額を読み取
り、演算手段１４によりメモリ２１に記憶させ、メモリ
２１の金額を単位使用量毎に減算し、使用許諾の指示信
号を回路しゃ断装置４へ送り、メモリ２１の残額が単位
使用量の使用料金未満になると、使用禁止の指示信号を
回路しゃ断装置４へ送る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プリペイドカードの金
額或いは金額相当の数値に相当する量の電気、ガス又は
水道の使用許容、使用禁止を制御する、プリペイドカー
ドによる使用料金調定システムに関するものである。
額或いは金額相当の数値に相当する量の電気、ガス又は
水道の使用許容、使用禁止を制御する、プリペイドカー
ドによる使用料金調定システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】電気、ガス、水道の使用のために、プリ
ペイドカードを用いる場合、需要家個々に使用料金調定
装置を設置することが必要であるが、当該使用料金調定
装置の構成要素の一つに、プリペイドカードの読取り／
書込み手段（或いは読取り手段）であるリーダ／ライタ
（或いはリーダ）があるため、定期的な保守（接触部の
クリーニング或いは交換、ベルトの交換等）を必要とす
る。
ペイドカードを用いる場合、需要家個々に使用料金調定
装置を設置することが必要であるが、当該使用料金調定
装置の構成要素の一つに、プリペイドカードの読取り／
書込み手段（或いは読取り手段）であるリーダ／ライタ
（或いはリーダ）があるため、定期的な保守（接触部の
クリーニング或いは交換、ベルトの交換等）を必要とす
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、需要家
の利便性のために、リーダ／ライタ（或いはリーダ）は
室内に設置されるべきものであるので、リーダ／ライタ
（或いはリーダ）の保守、点検が容易ではなく、実用化
を阻む要因の一つになっている。
の利便性のために、リーダ／ライタ（或いはリーダ）は
室内に設置されるべきものであるので、リーダ／ライタ
（或いはリーダ）の保守、点検が容易ではなく、実用化
を阻む要因の一つになっている。
【０００４】本発明の目的は、読取り手段の保守、点検
を容易に行うことができ、１需要家当たりの費用を低減
することができる、プリペイドカードによる使用料金調
定システムを提供することである。
を容易に行うことができ、１需要家当たりの費用を低減
することができる、プリペイドカードによる使用料金調
定システムを提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、需要家での使用対象の使用量を計量し
て、信号にて外部に出力する、需要家毎に設置される計
量装置と、指示信号の入力により使用許容、使用禁止の
制御を行う、需要家毎に設置されるしゃ断装置と、需要
家毎に室内に設置される表示装置と、複数の需要家に共
通に設置され、該需要家毎の計量装置、しゃ断装置、表
示装置にそれぞれ個別に接続される使用料金調定装置と
から成り、前記表示装置は、前記使用料金調定装置から
送られてくる、残存する金額或いは金額相当の数値に関
する需要家向けの情報を表示する表示手段を備え、前記
使用料金調定装置は、設置時又はプリペイドカード挿入
時に需要家の識別番号を入力する操作手段と、プリペイ
ドカードが挿入され、排出されるカード出入口と、該カ
ード出入口から挿入されたプリペイドカードの金額或い
は金額相当の数値を読み取る読取り手段と、設置時に入
力された識別番号を需要家に対応してメモリに記憶さ
せ、プリペイドカード挿入時に入力される識別番号より
プリペイドカード挿入を行った需要家を識別し、前記読
取り手段により読み取られたプリペイドカードの金額或
いは金額相当の数値を識別番号に対応してメモリに記憶
させ、メモリの金額或いは金額相当の数値から単位使用
量の使用料金或いは使用料金相当の数値を前払い減算す
ると同時に、使用許容の指示信号を対応する需要家のし
ゃ断装置へ出力し、メモリの金額或いは金額相当の数値
が単位使用量の使用料金或いは使用料金相当の数値未満
になったことにより、使用禁止の指示信号を対応する需
要家のしゃ断装置へ出力する演算手段とを備えたことを
特徴とする。
に、本発明は、需要家での使用対象の使用量を計量し
て、信号にて外部に出力する、需要家毎に設置される計
量装置と、指示信号の入力により使用許容、使用禁止の
制御を行う、需要家毎に設置されるしゃ断装置と、需要
家毎に室内に設置される表示装置と、複数の需要家に共
通に設置され、該需要家毎の計量装置、しゃ断装置、表
示装置にそれぞれ個別に接続される使用料金調定装置と
から成り、前記表示装置は、前記使用料金調定装置から
送られてくる、残存する金額或いは金額相当の数値に関
する需要家向けの情報を表示する表示手段を備え、前記
使用料金調定装置は、設置時又はプリペイドカード挿入
時に需要家の識別番号を入力する操作手段と、プリペイ
ドカードが挿入され、排出されるカード出入口と、該カ
ード出入口から挿入されたプリペイドカードの金額或い
は金額相当の数値を読み取る読取り手段と、設置時に入
力された識別番号を需要家に対応してメモリに記憶さ
せ、プリペイドカード挿入時に入力される識別番号より
プリペイドカード挿入を行った需要家を識別し、前記読
取り手段により読み取られたプリペイドカードの金額或
いは金額相当の数値を識別番号に対応してメモリに記憶
させ、メモリの金額或いは金額相当の数値から単位使用
量の使用料金或いは使用料金相当の数値を前払い減算す
ると同時に、使用許容の指示信号を対応する需要家のし
ゃ断装置へ出力し、メモリの金額或いは金額相当の数値
が単位使用量の使用料金或いは使用料金相当の数値未満
になったことにより、使用禁止の指示信号を対応する需
要家のしゃ断装置へ出力する演算手段とを備えたことを
特徴とする。
【０００６】
【作用】複数の需要家に共通に使用される使用料金調定
装置においては、その設置時に需要家に対応する識別番
号がメモリに記憶される。プリペイドカードが挿入さ
れ、同時に識別番号が入力されると、読取り手段は、プ
リペイドカードの金額或いは金額相当の数値を読み取
り、演算手段は、識別番号に対応するメモリの記憶領域
にプリペイドカードの金額或いは金額相当の数値を記憶
させ、メモリの金額或いは金額相当の数値を単位使用量
毎に減算し、使用許諾の指示信号をしゃ断装置へ送り、
メモリの残額が単位使用量の使用料金或いは使用料金相
当の数値未満になったことにより、使用禁止の指示信号
をしゃ断装置へ送る。
装置においては、その設置時に需要家に対応する識別番
号がメモリに記憶される。プリペイドカードが挿入さ
れ、同時に識別番号が入力されると、読取り手段は、プ
リペイドカードの金額或いは金額相当の数値を読み取
り、演算手段は、識別番号に対応するメモリの記憶領域
にプリペイドカードの金額或いは金額相当の数値を記憶
させ、メモリの金額或いは金額相当の数値を単位使用量
毎に減算し、使用許諾の指示信号をしゃ断装置へ送り、
メモリの残額が単位使用量の使用料金或いは使用料金相
当の数値未満になったことにより、使用禁止の指示信号
をしゃ断装置へ送る。
【０００７】
【実施例】図１は、本発明の一実施例である電力量の使
用料金調定システムを示す。
用料金調定システムを示す。
【０００８】この電力量のカードメータシステムに使用
されるプリペイドカードは、磁気カード或いはＩＣカー
ドである。磁気カードは、書き込まれた金額或いは金額
相当の数値（以下単に金額という）が零になると使用不
能になる使い捨てカードに適し、ＩＣカードは、書き込
まれた金額が零になった時、所定金額を払い込んで、カ
ードの再生を依頼すると、再び使用可能になる繰り返し
再使用可能なカードに適している。これらのカードは、
電力会社の窓口で或いは自動販売機により、発行され、
再生される。
されるプリペイドカードは、磁気カード或いはＩＣカー
ドである。磁気カードは、書き込まれた金額或いは金額
相当の数値（以下単に金額という）が零になると使用不
能になる使い捨てカードに適し、ＩＣカードは、書き込
まれた金額が零になった時、所定金額を払い込んで、カ
ードの再生を依頼すると、再び使用可能になる繰り返し
再使用可能なカードに適している。これらのカードは、
電力会社の窓口で或いは自動販売機により、発行され、
再生される。
【０００９】使用料金調定システムは、需要家毎に設置
される需要家装置セット１と、複数の需要家に共通に設
置される使用料金調定装置２とから成り、需要家装置セ
ット１は、発信回路付電力量計３と回路しゃ断装置４と
表示装置とを備える。電力量計３が内蔵する発信回路６
は、単位使用電力量（例えば１Ｋｗｈ）を計量する毎に
１パルスを発信する。
される需要家装置セット１と、複数の需要家に共通に設
置される使用料金調定装置２とから成り、需要家装置セ
ット１は、発信回路付電力量計３と回路しゃ断装置４と
表示装置とを備える。電力量計３が内蔵する発信回路６
は、単位使用電力量（例えば１Ｋｗｈ）を計量する毎に
１パルスを発信する。
【００１０】回路しゃ断装置４は、しゃ断器７、制御回
路８及びインターフェイス９を有し、使用料金調定装置
２から送られる使用許容の指示信号を制御回路８が受け
ると、しゃ断器７を投入して、ＡＣ１００Ｖの電源電圧
を負荷に供給し、使用禁止の指示信号を受けると、しゃ
断器８をしゃ断させて、給電を停止する。なお、図示し
ていないが、回路しゃ断装置４は、電流制限値が変更で
きる電流制限器の機能を具備するものが好ましい。
路８及びインターフェイス９を有し、使用料金調定装置
２から送られる使用許容の指示信号を制御回路８が受け
ると、しゃ断器７を投入して、ＡＣ１００Ｖの電源電圧
を負荷に供給し、使用禁止の指示信号を受けると、しゃ
断器８をしゃ断させて、給電を停止する。なお、図示し
ていないが、回路しゃ断装置４は、電流制限値が変更で
きる電流制限器の機能を具備するものが好ましい。
【００１１】表示装置５は、需要家の室内に設置され、
表示手段１０、設定手段１１及びインターフェイス１２
を有する。表示手段１０は、使用料金調定装置２から送
られてくる、残存する金額に関する需要家向けの情報を
表示し、設定手段１１は、需要家の識別番号を設定し、
その識別番号を使用料金調定装置２へ出力する。
表示手段１０、設定手段１１及びインターフェイス１２
を有する。表示手段１０は、使用料金調定装置２から送
られてくる、残存する金額に関する需要家向けの情報を
表示し、設定手段１１は、需要家の識別番号を設定し、
その識別番号を使用料金調定装置２へ出力する。
【００１２】使用料金調定装置２は、各需要家装置セッ
ト１の発信回路付電力量計３、回路しゃ断装置４及び表
示装置５に異なる入力端子により個別に接続される。即
ち、使用料金調定装置２が３つの需要家装置セット１に
共通なものとすれば、９つの入力端子を有する。そし
て、使用料金調定装置２は、インターフェイス１３、演
算手段１４、読取り／書込み手段１５、プリペイドカー
ド１６のカード出入口１７、カード移動手段１８、操作
手段１９、表示手段２０及びメモリ２１を備える。読取
り／書込み手段１５は、挿入されるプリペイドカード１
６の金額を読み取り、金額を零に書き直し、或いは再使
用できないように処理する（例えば穴を開ける）と共
に、需要家が変更になる時に、残存金額を挿入されるプ
リペイドカードに書き込む。操作手段１９は、設置時又
はプリペイドカード挿入時に需要家の識別番号を入力
し、需要家の変更時には、残存金額の書込み指示のため
の操作を行う。表示手段２０は、使用料金調定システム
の設置時及びプリペイドカード挿入時に操作者をスポー
トするメッセージを表示する。メモリ２１は、需要家の
識別番号、及びその識別番号に対応するプリペイドカー
ドの金額が記憶する。 ［使用料金調定システムの設置］ 各需要家に需要家装置セット１を設置し、需要家共
用スペースに使用料金調定装置２を設置して、両者の間
を接続する。発信回路付電力量計３や回路しゃ断装置４
が既に設置されている需要家の場合には、表示装置５の
みを設置すれば良い。 需要家の発信回路付電力量計３、回路しゃ断装置
４、表示装置５が使用料金調定装置２の対応するそれぞ
れの入力端子に正しく接続されているかどうかを確認す
る。 通電する。 使用料金調定装置２の電源がオンとされ、操作手段
１９により回路の初期リセットが行われると、演算手段
１４は、第１番目の需要家装置セットが接続される入力
端子に対応する需要家の識別番号の入力要求を表示手段
２０により表示させる。これに応じて、操作者（電力会
社の担当者或いはその代行者）が当該需要家の識別番号
を操作手段１９により入力すると、演算手段１４はメモ
リ２１にその識別番号を記憶させる。以下同様にして、
第２番目、第３番目の需要家の識別番号がメモリ２１に
記憶される。他の設定項目があれば、同様に設定され
る。これらの設定が完了すると、演算手段１４は、「プ
リペイドカードを挿入して下さい」の表示を表示手段２
０にさせる。これで使用可能な状態に入る。 需要家において、表示装置５の設定手段１１により
操作者（電力会社の担当者或いはその代行者）がその需
要家の識別番号を入力すると、識別番号は使用料金調定
装置２の演算手段１４に送られ、演算手段１４はメモリ
２１に記憶されている識別番号と一致するかどうかを確
認する。この確認結果は表示装置５に送られ、表示手段
１０により表示される。 ［プリペイドカードの挿入による電力の使用］ 操作者（電力使用者）が使用料金調定装置２のカー
ド出入口１７からプリペイドカード１６を挿入すると、
カード移動手段１１は、プリペイドカード１６の挿入を
検知し、演算手段１４に伝達すると共に、演算手段１４
からの指示によりプリペイドカード１６を保持し、所定
の読取り位置まで移動させる。読取り／書込み手段１５
は、挿入されたプリペイドカード１６の金額を読み取
る。同時に、演算手段１４は、識別番号の入力を要求す
るメッセージを表示手段２０に表示させる。 操作者が識別番号を操作手段１９により入力する
と、演算手段１４は、この識別番号と読取り／書込み手
段１５により読み取られた金額とを表示手段２０により
表示させ、操作者に確認を要求する。 操作者が操作手段１９中の確認ボタンにより確認す
ると、演算手段１４は、識別番号に対応するメモリ２１
の記憶領域に金額を記憶させる。そして、読取り／書込
み手段１５は、挿入されたプリペイドカード１６の金額
を零に書き直し、或いは再使用できないように処理し
（例えば穴を開ける）、その後プリペイドカード１６を
カード出入口１７から排出する。 演算手段１４は、メモリ２１に記憶された金額から
単位使用量（例えば１Ｋｗｈ）の使用料金（例えば２８
円）を前払い減算し、メモリ２１の金額を更新する。ま
た、使用許容の指示信号を回路しゃ断装置４の制御回路
８に送り、これにより、制御回路８はしゃ断器７を投入
する。 それ以後、発信回路付電力量計３の発信回路６から
１パルスを受け取る毎に、即ち使用計量値が単位使用量
に達する毎に、演算手段１４は、パルスがどの入力端子
に入力したかを検知することにより識別番号を判別し、
前記前払い減算及び使用許容指示を繰り返す。演算手段
１４は、残額や予測情報などを表示装置５に送り、表示
手段１０に表示させる。 前記金額が所定以下になると、演算手段１４は、表
示装置５の表示手段１０に、例えば「現在の状況が続け
ば、後何時間位で切れます。」とか、「現在の状況が続
けば、後何分位で切れます。早く補充して下さい。」の
ような個々の需要家向けの情報を表示させる。警報音を
併用してもよい。 需要家が表示に気付き、使用料金調定装置２のカー
ド出入口１７に新たなプリペイドカード１６を挿入し、
同時に操作手段１９により識別番号を入力すると、演算
手段１４は、その金額に、挿入時点でのメモリ２１の残
額を加算する。これにより、単位使用量の使用料金に満
たない端数の金額は、次のプリペイドカード１６の金額
に上乗せされ、有効に使われることになる。 メモリ２１に記憶された金額が単位使用量の使用料
金未満の端数になると、演算手段１４は、使用禁止の指
示信号を回路しゃ断装置４の制御回路８に送り、しゃ断
器７をしゃ断させる。 需要家が移転などにより変更になる場合、操作者が
プリペイドカード１６を挿入し、操作手段１９により識
別番号の入力と残額の返却要求を行うと、演算手段１４
はメモリ２１の残額を読み出し、読取り／書込み手段１
５によりプリペイドカード１６に残額を書き込ませ、カ
ード移動手段１８により排出させる。
ト１の発信回路付電力量計３、回路しゃ断装置４及び表
示装置５に異なる入力端子により個別に接続される。即
ち、使用料金調定装置２が３つの需要家装置セット１に
共通なものとすれば、９つの入力端子を有する。そし
て、使用料金調定装置２は、インターフェイス１３、演
算手段１４、読取り／書込み手段１５、プリペイドカー
ド１６のカード出入口１７、カード移動手段１８、操作
手段１９、表示手段２０及びメモリ２１を備える。読取
り／書込み手段１５は、挿入されるプリペイドカード１
６の金額を読み取り、金額を零に書き直し、或いは再使
用できないように処理する（例えば穴を開ける）と共
に、需要家が変更になる時に、残存金額を挿入されるプ
リペイドカードに書き込む。操作手段１９は、設置時又
はプリペイドカード挿入時に需要家の識別番号を入力
し、需要家の変更時には、残存金額の書込み指示のため
の操作を行う。表示手段２０は、使用料金調定システム
の設置時及びプリペイドカード挿入時に操作者をスポー
トするメッセージを表示する。メモリ２１は、需要家の
識別番号、及びその識別番号に対応するプリペイドカー
ドの金額が記憶する。 ［使用料金調定システムの設置］ 各需要家に需要家装置セット１を設置し、需要家共
用スペースに使用料金調定装置２を設置して、両者の間
を接続する。発信回路付電力量計３や回路しゃ断装置４
が既に設置されている需要家の場合には、表示装置５の
みを設置すれば良い。 需要家の発信回路付電力量計３、回路しゃ断装置
４、表示装置５が使用料金調定装置２の対応するそれぞ
れの入力端子に正しく接続されているかどうかを確認す
る。 通電する。 使用料金調定装置２の電源がオンとされ、操作手段
１９により回路の初期リセットが行われると、演算手段
１４は、第１番目の需要家装置セットが接続される入力
端子に対応する需要家の識別番号の入力要求を表示手段
２０により表示させる。これに応じて、操作者（電力会
社の担当者或いはその代行者）が当該需要家の識別番号
を操作手段１９により入力すると、演算手段１４はメモ
リ２１にその識別番号を記憶させる。以下同様にして、
第２番目、第３番目の需要家の識別番号がメモリ２１に
記憶される。他の設定項目があれば、同様に設定され
る。これらの設定が完了すると、演算手段１４は、「プ
リペイドカードを挿入して下さい」の表示を表示手段２
０にさせる。これで使用可能な状態に入る。 需要家において、表示装置５の設定手段１１により
操作者（電力会社の担当者或いはその代行者）がその需
要家の識別番号を入力すると、識別番号は使用料金調定
装置２の演算手段１４に送られ、演算手段１４はメモリ
２１に記憶されている識別番号と一致するかどうかを確
認する。この確認結果は表示装置５に送られ、表示手段
１０により表示される。 ［プリペイドカードの挿入による電力の使用］ 操作者（電力使用者）が使用料金調定装置２のカー
ド出入口１７からプリペイドカード１６を挿入すると、
カード移動手段１１は、プリペイドカード１６の挿入を
検知し、演算手段１４に伝達すると共に、演算手段１４
からの指示によりプリペイドカード１６を保持し、所定
の読取り位置まで移動させる。読取り／書込み手段１５
は、挿入されたプリペイドカード１６の金額を読み取
る。同時に、演算手段１４は、識別番号の入力を要求す
るメッセージを表示手段２０に表示させる。 操作者が識別番号を操作手段１９により入力する
と、演算手段１４は、この識別番号と読取り／書込み手
段１５により読み取られた金額とを表示手段２０により
表示させ、操作者に確認を要求する。 操作者が操作手段１９中の確認ボタンにより確認す
ると、演算手段１４は、識別番号に対応するメモリ２１
の記憶領域に金額を記憶させる。そして、読取り／書込
み手段１５は、挿入されたプリペイドカード１６の金額
を零に書き直し、或いは再使用できないように処理し
（例えば穴を開ける）、その後プリペイドカード１６を
カード出入口１７から排出する。 演算手段１４は、メモリ２１に記憶された金額から
単位使用量（例えば１Ｋｗｈ）の使用料金（例えば２８
円）を前払い減算し、メモリ２１の金額を更新する。ま
た、使用許容の指示信号を回路しゃ断装置４の制御回路
８に送り、これにより、制御回路８はしゃ断器７を投入
する。 それ以後、発信回路付電力量計３の発信回路６から
１パルスを受け取る毎に、即ち使用計量値が単位使用量
に達する毎に、演算手段１４は、パルスがどの入力端子
に入力したかを検知することにより識別番号を判別し、
前記前払い減算及び使用許容指示を繰り返す。演算手段
１４は、残額や予測情報などを表示装置５に送り、表示
手段１０に表示させる。 前記金額が所定以下になると、演算手段１４は、表
示装置５の表示手段１０に、例えば「現在の状況が続け
ば、後何時間位で切れます。」とか、「現在の状況が続
けば、後何分位で切れます。早く補充して下さい。」の
ような個々の需要家向けの情報を表示させる。警報音を
併用してもよい。 需要家が表示に気付き、使用料金調定装置２のカー
ド出入口１７に新たなプリペイドカード１６を挿入し、
同時に操作手段１９により識別番号を入力すると、演算
手段１４は、その金額に、挿入時点でのメモリ２１の残
額を加算する。これにより、単位使用量の使用料金に満
たない端数の金額は、次のプリペイドカード１６の金額
に上乗せされ、有効に使われることになる。 メモリ２１に記憶された金額が単位使用量の使用料
金未満の端数になると、演算手段１４は、使用禁止の指
示信号を回路しゃ断装置４の制御回路８に送り、しゃ断
器７をしゃ断させる。 需要家が移転などにより変更になる場合、操作者が
プリペイドカード１６を挿入し、操作手段１９により識
別番号の入力と残額の返却要求を行うと、演算手段１４
はメモリ２１の残額を読み出し、読取り／書込み手段１
５によりプリペイドカード１６に残額を書き込ませ、カ
ード移動手段１８により排出させる。
【００１３】なお、演算手段１４は、各発信回路付電力
量計３からのパルスを受信した時にそれを一時的に記憶
するバッファメモリを有するので、複数のパルスが同時
に入力しても、正確に動作することができる。 （変形例）計量装置としての電力量計は、単位電力量を
計量する毎に１パルスを発信する電力量計でもよいし、
使用料金調定装置２の演算手段１４からの周期的呼び出
しに応答して電力量をデータ出力するものでもよい。
量計３からのパルスを受信した時にそれを一時的に記憶
するバッファメモリを有するので、複数のパルスが同時
に入力しても、正確に動作することができる。 （変形例）計量装置としての電力量計は、単位電力量を
計量する毎に１パルスを発信する電力量計でもよいし、
使用料金調定装置２の演算手段１４からの周期的呼び出
しに応答して電力量をデータ出力するものでもよい。
【００１４】また、プリペイドカード１６の金額を零に
書き直ししたり、需要家変更時に残額を書き込んだりす
る必要がない場合には、読取り／書込み手段１５は単な
る読取り手段でよい。
書き直ししたり、需要家変更時に残額を書き込んだりす
る必要がない場合には、読取り／書込み手段１５は単な
る読取り手段でよい。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
定期的な保守、点検を必要とする読取り手段を、各需要
家に設置される装置からなくし、各需要家に共通に設置
される使用料金調定装置にのみ設けるようにしたので、
需要家の都合に無関係に、必要な時には何時でも自由に
保守、点検を行うことができ、保守、点検に要する時間
及びそのための段取り時間を激減することができる。そ
して、１需要家当たりの費用を低減することができる。
更に、需要家の室内に設置される装置から読取り手段に
要する容積を取り除くことができるので、室内設置の装
置を小型にすることができる。
定期的な保守、点検を必要とする読取り手段を、各需要
家に設置される装置からなくし、各需要家に共通に設置
される使用料金調定装置にのみ設けるようにしたので、
需要家の都合に無関係に、必要な時には何時でも自由に
保守、点検を行うことができ、保守、点検に要する時間
及びそのための段取り時間を激減することができる。そ
して、１需要家当たりの費用を低減することができる。
更に、需要家の室内に設置される装置から読取り手段に
要する容積を取り除くことができるので、室内設置の装
置を小型にすることができる。
【図１】本発明の一実施例である電力量の使用料金調定
システムを示すブロック図である。
システムを示すブロック図である。
１ 需要家装置セット ２ 使用料金調定装置 ３ 発信回路付電力量計（計量装置） ４ 回路しゃ断装置（しゃ断装置） ５ 表示装置 ６ 発信回路 ７ しゃ断器 ８ 制御回路 １０ 表示手段 １１ 設定手段 １４ 演算手段 １５ 読取り／書込み手段（読取り手段） １６ プリペイドカード １７ カード出入口 １８ カード移動手段 １９ 操作手段 ２０ 表示手段 ２１ メモリ
Claims (3)
- 【請求項１】 需要家での使用対象の使用量を計量し
て、信号にて外部に出力する、需要家毎に設置される計
量装置と、指示信号の入力により使用許容、使用禁止の
制御を行う、需要家毎に設置されるしゃ断装置と、需要
家毎に室内に設置される表示装置と、複数の需要家に共
通に設置され、該需要家毎の計量装置、しゃ断装置、表
示装置にそれぞれ個別に接続される使用料金調定装置と
から成り、 前記表示装置は、前記使用料金調定装置から送られてく
る、残存する金額或いは金額相当の数値に関する需要家
向けの情報を表示する表示手段を備え、 前記使用料金調定装置は、設置時又はプリペイドカード
挿入時に需要家の識別番号を入力する操作手段と、プリ
ペイドカードが挿入され、排出されるカード出入口と、
該カード出入口から挿入されたプリペイドカードの金額
或いは金額相当の数値を読み取る読取り手段と、設置時
に入力された識別番号を需要家に対応してメモリに記憶
させ、プリペイドカード挿入時に入力される識別番号よ
りプリペイドカード挿入を行った需要家を識別し、前記
読取り手段により読み取られたプリペイドカードの金額
或いは金額相当の数値を識別番号に対応してメモリに記
憶させ、メモリの金額或いは金額相当の数値から単位使
用量の使用料金或いは使用料金相当の数値を前払い減算
すると同時に、使用許容の指示信号を対応する需要家の
しゃ断装置へ出力し、メモリの金額或いは金額相当の数
値が単位使用量の使用料金或いは使用料金相当の数値未
満になったことにより、使用禁止の指示信号を対応する
需要家のしゃ断装置へ出力する演算手段とを備えた、プ
リペイドカードによる使用料金調定システム。 - 【請求項２】 設置時又はプリペイドカード挿入時に需
要家の識別番号を入力する操作手段と、プリペイドカー
ドが挿入され、排出されるカード出入口と、該カード出
入口から挿入されたプリペイドカードの金額或いは金額
相当の数値を読み取る読取り手段と、設置時に入力され
た識別番号を需要家に対応してメモリに記憶させ、プリ
ペイドカード挿入時に入力される識別番号よりプリペイ
ドカード挿入を行った需要家を識別し、前記読取り手段
により読み取られたプリペイドカードの金額或いは金額
相当の数値を識別番号に対応してメモリに記憶させ、メ
モリの金額或いは金額相当の数値から単位使用量の使用
料金或いは使用料金相当の数値を前払い減算すると同時
に、使用許容の指示信号を外部に出力し、メモリの金額
或いは金額相当の数値が単位使用量の使用料金或いは使
用料金相当の数値未満になったことにより、使用禁止の
指示信号を外部に出力する演算手段とを備えた、プリペ
イドカードによる使用料金調定装置。 - 【請求項３】 外部から送られてくる、残存する金額或
いは金額相当の数値に関する需要家向けの情報を表示す
る表示手段と、需要家の識別番号を設定し、外部に出力
する設定手段とを備えた、プリペイドカードによる使用
料金調定システムの表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4112444A JPH0760097B2 (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | プリペイドカードによる使用料金調定システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4112444A JPH0760097B2 (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | プリペイドカードによる使用料金調定システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0674783A true JPH0674783A (ja) | 1994-03-18 |
| JPH0760097B2 JPH0760097B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=14586788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4112444A Expired - Lifetime JPH0760097B2 (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | プリペイドカードによる使用料金調定システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0760097B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002074497A (ja) * | 2000-06-12 | 2002-03-15 | Ricoh Elemex Corp | ガス管理システム及び管理方法 |
| KR101364564B1 (ko) * | 2011-06-22 | 2014-02-19 | 에스케이텔레콤 주식회사 | 숙박 설비에서 전기 요금의 개별 정산 방법, 이를 위한 장치 및 시스템 |
| US10060957B2 (en) | 2010-07-29 | 2018-08-28 | Power Monitors, Inc. | Method and apparatus for a cloud-based power quality monitor |
| US10302767B2 (en) | 2013-12-06 | 2019-05-28 | Ricoh Company, Ltd. | Object detector and sensor |
| JP2021144306A (ja) * | 2020-03-10 | 2021-09-24 | アイルジャパン株式会社 | 自動販売機用検針装置及び検針システム |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3114063U (ja) * | 2005-06-24 | 2005-09-29 | 昭雄 保賀 | 撮影装置の自動操作器用固定具 |
-
1992
- 1992-04-06 JP JP4112444A patent/JPH0760097B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP3114063U (ja) * | 2005-06-24 | 2005-09-29 | 昭雄 保賀 | 撮影装置の自動操作器用固定具 |
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| US10302767B2 (en) | 2013-12-06 | 2019-05-28 | Ricoh Company, Ltd. | Object detector and sensor |
| JP2021144306A (ja) * | 2020-03-10 | 2021-09-24 | アイルジャパン株式会社 | 自動販売機用検針装置及び検針システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0760097B2 (ja) | 1995-06-28 |
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