JPH06740Y2 - ブルドン管式圧力計 - Google Patents
ブルドン管式圧力計Info
- Publication number
- JPH06740Y2 JPH06740Y2 JP1986000982U JP98286U JPH06740Y2 JP H06740 Y2 JPH06740 Y2 JP H06740Y2 JP 1986000982 U JP1986000982 U JP 1986000982U JP 98286 U JP98286 U JP 98286U JP H06740 Y2 JPH06740 Y2 JP H06740Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bourdon tube
- plate
- case
- fluid
- pressure gauge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、可撓性を有するパイプを渦巻状に巻回した渦
巻型ブルドン管を用いた圧力計に関する。
巻型ブルドン管を用いた圧力計に関する。
従来の技術及び考案が解決しようとする問題点 近年、小型軽量のブルドン管式圧力計として、渦巻型ブ
ルドン管を用した圧力計が普及しつつあり、このブルド
ン管式圧力計は、可撓性を有するパイプを渦巻状に巻回
したブルドン管を前面を開放したケースに収め、このブ
ルドン管の開放した内端部をケースに設けた流体の流入
口に連通して固定して、閉塞した外端部に指針を固定す
るとともに、ケースの前面に目盛を付した透明な目盛板
を固定した構造になり、ブルドン管内に流入した流体の
圧力に応じてブルドン管が拡径若しくは縮径するのに伴
って、外端部に固定した指針が目盛に沿って移動し、こ
れを読み取って流体の圧力を知得するようになってい
る。
ルドン管を用した圧力計が普及しつつあり、このブルド
ン管式圧力計は、可撓性を有するパイプを渦巻状に巻回
したブルドン管を前面を開放したケースに収め、このブ
ルドン管の開放した内端部をケースに設けた流体の流入
口に連通して固定して、閉塞した外端部に指針を固定す
るとともに、ケースの前面に目盛を付した透明な目盛板
を固定した構造になり、ブルドン管内に流入した流体の
圧力に応じてブルドン管が拡径若しくは縮径するのに伴
って、外端部に固定した指針が目盛に沿って移動し、こ
れを読み取って流体の圧力を知得するようになってい
る。
ところで、このような従来のブルドン管式圧力計にあっ
ては、指針がブルドン管の外端部に移動方向について拘
束されないフリーな状態で固定された構造となっている
ため、例えば、圧力計を振動する機械、装置に取り付け
た場合、あるいは、流体が脈動を生ずるものであった場
合に、ブルドン管並びに指針が振動し、このため目盛が
読みにくく、また、ブルドン管自身も繰り返し曲げ力を
受けて、早期に疲労破損する不具合があった。
ては、指針がブルドン管の外端部に移動方向について拘
束されないフリーな状態で固定された構造となっている
ため、例えば、圧力計を振動する機械、装置に取り付け
た場合、あるいは、流体が脈動を生ずるものであった場
合に、ブルドン管並びに指針が振動し、このため目盛が
読みにくく、また、ブルドン管自身も繰り返し曲げ力を
受けて、早期に疲労破損する不具合があった。
なお、上記した流体の脈動に起因する振動の防止につい
ては、例えば流体の流入口にオリフィスを設けて脈動を
小さく抑えることも考えられたが、ゴミ等で目詰りする
のを避けるためにオリフィスの口径を一定以下に絞るこ
とができず、脈動を有効に抑えることができないのが実
状であった。
ては、例えば流体の流入口にオリフィスを設けて脈動を
小さく抑えることも考えられたが、ゴミ等で目詰りする
のを避けるためにオリフィスの口径を一定以下に絞るこ
とができず、脈動を有効に抑えることができないのが実
状であった。
問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するために、本考案のブルドン管式
圧力計は、可撓性を有するパイプを渦巻状に巻回したブ
ルドン管を前面を開放したケースに収め、前記ブルドン
管の開放した内端部を前記ケースに設けた流体の流入口
に連通して固定するとともに、閉塞した外端部に該ブル
ドン管の前面に位置する作動板をその外周で固定し、前
記ケースの前面に透明な前面板を固定し、前記作動板を
該前面板の中心に軸支して該作動板または該前面板のい
ずれか一方に目盛を、他方に指針を、夫々付し、流体の
圧力変動で前記ブルドン管が拡径若しくは縮径するのに
伴い前記作動板が前記前面板の中心を中心として回動し
て圧力を表示する構成としたものである。
圧力計は、可撓性を有するパイプを渦巻状に巻回したブ
ルドン管を前面を開放したケースに収め、前記ブルドン
管の開放した内端部を前記ケースに設けた流体の流入口
に連通して固定するとともに、閉塞した外端部に該ブル
ドン管の前面に位置する作動板をその外周で固定し、前
記ケースの前面に透明な前面板を固定し、前記作動板を
該前面板の中心に軸支して該作動板または該前面板のい
ずれか一方に目盛を、他方に指針を、夫々付し、流体の
圧力変動で前記ブルドン管が拡径若しくは縮径するのに
伴い前記作動板が前記前面板の中心を中心として回動し
て圧力を表示する構成としたものである。
作用及び効果 本考案は上記の構成になり、ブルドン管に流入する流体
の圧力が高くなるとブルドン管が外側に拡がり、圧力が
低くなると逆に内側に縮まり、これに伴ってブルドン管
の外端部に固定した作動板が前面板の中心を中心として
回動し、指針の指し示す目盛によって流体の圧力を表示
するのであって、作動板の前面板の中心に軸支したこと
によって、作動板は前面板の中心を中心とする回動のみ
を許容されて、その他の方向への移動は規制されるか
ら、圧力計を振動する機械装置に取り付けた場合、ある
いは、流体に脈動が生ずる場合にも、ブルドン管並びに
作動板が振動するのを小さく抑えることができ、従っ
て、目盛が読み取りやすくなるとともに、ブルドン管に
繰り返し曲げ力が加わるのが防止できて、耐用寿命を大
幅に向上させることができる効果を奏する。
の圧力が高くなるとブルドン管が外側に拡がり、圧力が
低くなると逆に内側に縮まり、これに伴ってブルドン管
の外端部に固定した作動板が前面板の中心を中心として
回動し、指針の指し示す目盛によって流体の圧力を表示
するのであって、作動板の前面板の中心に軸支したこと
によって、作動板は前面板の中心を中心とする回動のみ
を許容されて、その他の方向への移動は規制されるか
ら、圧力計を振動する機械装置に取り付けた場合、ある
いは、流体に脈動が生ずる場合にも、ブルドン管並びに
作動板が振動するのを小さく抑えることができ、従っ
て、目盛が読み取りやすくなるとともに、ブルドン管に
繰り返し曲げ力が加わるのが防止できて、耐用寿命を大
幅に向上させることができる効果を奏する。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に基づいて
説明する。
説明する。
図において、1は、前面を開放した有底筒型のケースで
あって、このケース1の後面板に、管用ねじ3を形成し
た接続部2が突成され、この接続部2に流体の流入口4
が透設されており、このケース1内に、渦巻型ブルドン
管5が収納され、このブルドン管5は、可撓性を有する
偏平なパイプを渦巻状に巻回したものであって、その外
端部が閉塞されているとともに、内端部が後方に引張り
出されて円筒形の連結部6が形成され、この連結部6が
上記の流入口4に嵌入されて蝋付けにより固定されてお
り、このブルドン管5の前面に、指針8を印刷した作動
板7が嵌装され、その外周に突成した結合板9が上記し
たブルドン管5の外端部に蝋付けにより固定されてお
り、さらに、ケース1の前面に、目盛12を付けた透明
な前面板11が嵌着され、この前面板11の後面の中心
に突成した軸13が、作動板7の中心孔10に嵌合さ
れ、作動板7が軸13周りの回動を自由に支持されてい
る。
あって、このケース1の後面板に、管用ねじ3を形成し
た接続部2が突成され、この接続部2に流体の流入口4
が透設されており、このケース1内に、渦巻型ブルドン
管5が収納され、このブルドン管5は、可撓性を有する
偏平なパイプを渦巻状に巻回したものであって、その外
端部が閉塞されているとともに、内端部が後方に引張り
出されて円筒形の連結部6が形成され、この連結部6が
上記の流入口4に嵌入されて蝋付けにより固定されてお
り、このブルドン管5の前面に、指針8を印刷した作動
板7が嵌装され、その外周に突成した結合板9が上記し
たブルドン管5の外端部に蝋付けにより固定されてお
り、さらに、ケース1の前面に、目盛12を付けた透明
な前面板11が嵌着され、この前面板11の後面の中心
に突成した軸13が、作動板7の中心孔10に嵌合さ
れ、作動板7が軸13周りの回動を自由に支持されてい
る。
本実施例は上記の構造になり、ケース1の接続部2を相
手部材の接続口に接続すると、流体が流入口4を通って
ブルドン管5内に導入され、導入された流体の圧力が高
くなるとブルドン管5が外側に拡がり、圧力が低くなる
とブルドン管5が内側に縮まり、これに伴ってブルドン
管5の外端部に固定された作動板7が軸13を中心とし
て回動し、指針8が前面板11の目盛に沿って移動して
流体の圧力を表示するのであって、作動板7を軸13で
軸支したことにより、作動板7は軸13周りの回動のみ
を許容されて、その他の方向への移動は規制されるか
ら、圧力計が相手部材の振動を受けて振動する場合、あ
るいは、流体が脈動を生ずる場合にも、それらに起因し
てブルドン管5並びに作動板7が振動するおそれがな
く、従って、指針8の振れがなくなって目盛が読みやす
いとともに、ブルドン管5に繰り返し曲げ力が作用する
のが防止される。
手部材の接続口に接続すると、流体が流入口4を通って
ブルドン管5内に導入され、導入された流体の圧力が高
くなるとブルドン管5が外側に拡がり、圧力が低くなる
とブルドン管5が内側に縮まり、これに伴ってブルドン
管5の外端部に固定された作動板7が軸13を中心とし
て回動し、指針8が前面板11の目盛に沿って移動して
流体の圧力を表示するのであって、作動板7を軸13で
軸支したことにより、作動板7は軸13周りの回動のみ
を許容されて、その他の方向への移動は規制されるか
ら、圧力計が相手部材の振動を受けて振動する場合、あ
るいは、流体が脈動を生ずる場合にも、それらに起因し
てブルドン管5並びに作動板7が振動するおそれがな
く、従って、指針8の振れがなくなって目盛が読みやす
いとともに、ブルドン管5に繰り返し曲げ力が作用する
のが防止される。
また、上記のように流体の脈動によって作動板7が振動
することがないから、流入口4等に脈動防止用のオリフ
ィスを形成する必要がない。
することがないから、流入口4等に脈動防止用のオリフ
ィスを形成する必要がない。
なお、本実施例のブルドン管式圧力計の防振効果につい
て、圧力計に加わる外部振動については、圧力計を指で
たたくことにより、また、流体の脈動については、流体
の流通路に介設した電磁弁をON・OFFして脈動を生
じさせ、夫々についてブルドン管5並びに作動板7の振
動状況を調べたところ、いずれの場合も振動がほとんど
なく、指針8の位置をはっきりと読み取れることが確認
されている。
て、圧力計に加わる外部振動については、圧力計を指で
たたくことにより、また、流体の脈動については、流体
の流通路に介設した電磁弁をON・OFFして脈動を生
じさせ、夫々についてブルドン管5並びに作動板7の振
動状況を調べたところ、いずれの場合も振動がほとんど
なく、指針8の位置をはっきりと読み取れることが確認
されている。
上記実施例においては、作動板7に指針8を、前面板1
1に目盛12を、夫々付したが、これとは逆に、前面板
に指針を、作動板に目盛を、夫々、付してもよい。
1に目盛12を、夫々付したが、これとは逆に、前面板
に指針を、作動板に目盛を、夫々、付してもよい。
第1図は本考案の一実施例の分解斜視図、第2図はその
断面図である。 1:ケース 4:流入口 5:ブルドン管 7:作動板
8:指針 10:中心孔 11:前面板 12:目盛
13:軸
断面図である。 1:ケース 4:流入口 5:ブルドン管 7:作動板
8:指針 10:中心孔 11:前面板 12:目盛
13:軸
Claims (1)
- 【請求項1】可撓性を有するパイプを渦巻状に巻回した
ブルドン管を前面を開放したケースに収め、前記ブルド
ン管の開放した内端部を前記ケースに設けた流体の流入
口に連通して固定するとともに、閉塞した外端部に該ブ
ルドン管の前面に位置する作動板をその外周で固定し、
前記ケースの前面に透明な前面板を固定し、前記作動板
を該前面板の中心に軸支して該作動板または該前面板の
いずれか一方に目盛を、他方に指針を、夫々付し、流体
の圧力変動で前記ブルドン管が拡径若しくは縮径するの
に伴い前記作動板が前記前面板の中心を中心として回動
して圧力を表示する構成としたことを特徴とするブルド
ン管式圧力計
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986000982U JPH06740Y2 (ja) | 1985-10-31 | 1986-01-08 | ブルドン管式圧力計 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16862685 | 1985-10-31 | ||
JP60-168626 | 1985-10-31 | ||
JP1986000982U JPH06740Y2 (ja) | 1985-10-31 | 1986-01-08 | ブルドン管式圧力計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62146940U JPS62146940U (ja) | 1987-09-17 |
JPH06740Y2 true JPH06740Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=33031517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986000982U Expired - Lifetime JPH06740Y2 (ja) | 1985-10-31 | 1986-01-08 | ブルドン管式圧力計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06740Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH089624Y2 (ja) * | 1989-10-19 | 1996-03-21 | 株式会社長野計器製作所 | 圧力検出器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4161888A (en) * | 1978-05-22 | 1979-07-24 | Dresser Industries, Inc. | Pressure gauge construction |
JPS57114939U (ja) * | 1981-01-09 | 1982-07-16 |
-
1986
- 1986-01-08 JP JP1986000982U patent/JPH06740Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62146940U (ja) | 1987-09-17 |
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