JPH0673987U - 価格表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、該当する商品の表示価格を変更する
場合であっても、変更された数値が表示された価格札を
入れ替えたり、又所定の伝言ボード等に変更された数値
等を列記して各商品区画毎に掲示したりすることも全く
必要なく、瞬時に、且つ確実に表示価格を変更すること
が出来る極めて優れた価格表示装置を提供するものであ
る。 【構成】各価格表示器本体2aには、自己専用の表示器識
別コード記憶読み取り装置8aが設けられ、しかもデータ
発信装置本体3aには、表示器識別コード記憶装置６と、
価格データ設定装置５とが設けられ、且つ前記価格表示
器本体2aの夫々には、前記データ発信装置本体3aから発
信された自己専用の表示器識別コード6aの受信時にのみ
前記データ発信装置本体3aから発信される価格データ5a
を読み書き可能な価格データ読み書き装置８が設けられ
てなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は価格表示装置、更に詳しくは、例えば、スーパー等の各商品区画毎に 配設されて各商品毎の価格を随時表示したり、又瞬時に該各商品毎の価格を変更 することが出来るだけでなく、例えば、タイムサービス等を行う時間等に応じて 予め設定した時間、時間毎又は時間内の少なくとも何れか一つの条件に対応させ て自動的に変更することが出来る価格表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、例えば、スーパー等に於いて、該スーパー内の各商品区画には、該各商 品区画毎に所定の商品が置かれると共に、該各商品区画毎又は該各商品区画の近 傍には、該商品毎の重量単位又は数量単位毎等の価格が表示された価格札が掲示 されてなる。

【０００３】 即ち、上記各商品区画毎又は該各商品区画の近傍に設けられた価格札は、該各 商品区画毎に置かれた各商品を購入する消費者に、瞬時に、且つ容易に該各商品 毎の価格を知らしめるためのものである。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

然しながら、上記商品毎の重量単位又は数量単位毎等の価格が表示された価格 札を、前記スーパー等の各商品区画等に用いた場合には、下記の様な問題点があ った。

【０００５】 即ち、上記価格札は、各商品を購入する消費者に、瞬時に、且つ容易に該各商 品毎の価格を知らしめるためのものであるが、該価格札が掲示された各商品区画 内の商品によっては、賞味期限及び鮮度並びに在庫消化等の各種要因から通常の 表示価格を、所謂、タイムサービスや日程及び期間等を定めて一時的に安くする ことによって消費者の購買意欲を一時的に高めて売る場合が頻繁に発生する。

【０００６】 よって、上記の如く各商品区画内の商品の表示価格が変更される場合に於いて 、該表示価格が変更される商品の数が少ない場合には、変更された数値が表示さ れた価格札を入れ替えたり、所定の伝言ボード等に変更された数値等を列記して 各商品区画毎に掲示したりすることによって該当する商品の表示価格を変更する ことはできるのであるが、如何せん、大規模な店舗に至ってはその入れ替え及び 掲示作業が非常に煩雑となるばかりか、特に短時間毎のタイムサービスに於いて は、店員等が設定された時間毎に各商品区画毎を随時移動しなければならず、又 その時間管理が大変煩わしいだけでなく、多くの人員も必要となり、更にこの様 な消費者の購買意欲を高めるための催しは日毎又は時間毎に頻繁に行われるのが 今や常識にもなっており、何らかの改善策が望まれていた。

【０００７】 然して、本考案 は上記の問題を全て解決するものであり、該当する商品の表示価格を変更する場 合であっても、変更された数値が表示された価格札を入れ替えたり、又所定の伝 言ボード等に変更された数値等を列記して各商品区画毎に掲示したりすることも 全く必要なく、瞬時に、且つ確実に表示価格を変更することが出来るだけでなく 、予め設定した時間、時間毎又は時間内の少なくとも何れか一つの条件に対応さ せて各商品区画毎に掲示した数値を自動的に変更させて該各商品毎の表示価格を 変更することで煩雑な時間管理や上記一連の作業に準ずる人員も大幅に削減する ことが出来る極めて優れた価格表示装置を提供することを課題とするものである 。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記課題を解決するために全く新しい価格表示装置を考案し、以下 の手段を講じたものである。

【０００９】 即ち、本考案は、価格データ5aの受信により該価格データ5aに対応する数値を 外部表示する価格表示部４を有した複数の価格表示器２と、該価格表示器２に発 信される所定の価格データ5aを設定可能な価格データ設定装置５を具備したデー タ発信装置３とからなり、しかも前記各価格表示器本体2aには、予め自己専用の 表示器識別コードが記憶されると共に、該自己専用の表示器識別コードのみを読 み取り可能な自己専用の表示器識別コード記憶読み取り装置8aが設けられ、しか も前記データ発信装置本体3aには、前記各価格表示器２毎の表示器識別コード6a が予め記憶された表示器識別コード記憶装置６と、前記価格データ5aを設定可能 な価格データ設定装置５とが設けられ、且つ前記価格表示器本体2aの夫々には、 前記データ発信装置本体3aから発信された価格表示器２毎の表示器識別コード6a の中から自己専用の表示器識別コード6aの受信時にのみ前記データ発信装置本体 3aから発信される価格データ5aを読み書き可能な価格データ読み書き装置８が設 けられた点にある。

【００１０】 更に、前記価格表示器本体2aの夫々には、該価格表示器本体2a毎に夫々外部表 示される価格データ5aに対応する数値を、前記データ発信装置本体3aに設けられ た数値変更時間設定装置７を介して発信された数値変更時間設定データ7aによっ て設定された時間、時間毎又は時間内の少なくとも何れか一つの条件に対応させ て自動的に変更することが出来る数値変更限時装置９が設けられた点にある。

【００１１】

【作用】

上記構成からなる価格表示装置は、各価格表示器本体2aに、予め自己専用の表 示器識別コードが記憶されると共に、該自己専用の表示器識別コードのみを読み 取り可能な自己専用の表示器識別コード記憶読み取り装置8aが設けられ、しかも データ発信装置本体3aには、前記各価格表示器２毎の表示器識別コード6aが予め 記憶された表示器識別コード記憶装置６と、前記価格データ5aを設定可能な価格 データ設定装置５とが設けられ、且つ前記価格表示器本体2aの夫々には、前記デ ータ発信装置本体3aから発信された価格表示器２毎の表示器識別コード6aの中か ら自己専用の表示器識別コード6aの受信時にのみ前記データ発信装置本体3aから 発信される価格データ5aを読み書き可能な価格データ読み書き装置８が設けられ てなることから、各商品区画毎に配設されて各商品毎の価格を随時表示するだけ でなく、近接する複数の価格表示器本体2aの中から、瞬時に、且つ確実に所定の 価格表示器本体2aの価格表示部４に外部表示される数値のみを変更することが出 来る。

【００１２】 更に、価格表示器本体2aの夫々には、該価格表示器本体2a毎に夫々外部表示さ れる価格データ5aに対応する数値を、前記データ発信装置本体3aに設けられた数 値変更時間設定装置７を介して発信された数値変更時間設定データ7aによって設 定された時間、時間毎又は時間内の少なくとも何れか一つの条件に対応させて自 動的に変更することが出来る数値変更限時装置９が設けられてなることから、予 め設定された時間、時間毎又は時間内の少なくとも何れか一つの条件に対応させ て表示する数値を変更させて各商品毎の表示価格を自動的に変更することが出来 る。

【００１３】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。

【００１４】 図１に於いて、１は後述する価格表示器とデータ発信装置とから構成された価 格表示装置を示す。

【００１５】 ２は赤外線による所定の価格データ5aの受信により該価格データ5aに対応する 数値を外部表示すべく７セグメント発光素子11を複数並設して形成された価格表 示部４を有する価格表示器を示し、2aは価格表示器本体を示す。

【００１６】 尚、上記価格表示器本体2a内には、予め自己専用の表示器識別コードが記憶さ れると共に、該自己専用の表示器識別コードを読み取り可能な自己専用の表示器 識別コード記憶読み取り装置8aと、赤外線による自己専用の表示器識別コードの 受信時にのみ前記赤外線による所定の価格データ5aを所定の受光素子12を介して 読み書き可能な価格データ読み書き装置８と、後述する赤外線による所定の数値 変更時間設定データ7aによって予め設定された時間、時間毎又は時間内の少なく とも何れか一つの条件に対応させて上記価格表示部４に表示される数値を自動的 に変更することが出来る数値変更限時装置９と、更に後述する表示器識別コード 設定変更装置を介して前記データ発信装置から発信された表示器識別コードの受 信によって予め定められた自己専用の表示器識別コードの設定を変更する表示器 識別コード変更装置8bと、該表示器識別コード変更装置8b、前記数値変更限時装 置９及び上記価格データ読み書き装置８並びに自己専用の表示器識別コード記憶 読み取り装置8aの夫々を制御する中央処理装置10とが設けられ、しかも該価格表 示器本体2aは交流から直流を取り出す半波位相制御装置（図示せず）を介して駆 動する構成からなる。

【００１７】 ３は上記価格表示器２に発信される所定の価格データ5aを設定可能な価格デー タ設定装置５を具備したデータ発信装置を示すと共に、3aはデータ発信装置本体 を示す。

【００１８】 尚、上記データ発信装置本体3a内には、前記価格表示器本体2a毎に設定された 該価格表示器本体2a毎の自己専用の表示器識別コードを記憶する表示器識別コー ド記憶装置６と、前記価格表示器本体2a毎の自己専用の表示器識別コード6aを設 定変更可能な表示器識別コード設定変更装置6bと、所定の数値変更時間設定デー タ7aを設定可能な数値変更時間設定装置７とが設けられてなる。

【００１９】 13は上記価格データ5a及び表示器識別コード6a並びに数値変更時間設定データ 7aを入力するためのテンキーを示し、14は各種セレクトスイッチを示す。

【００２０】 15は上記テンキーを示13を介して入力されたデータ等を表示するための非発光 表示素子からなるモニター部を示し、16は赤外線発光素子を示す。

【００２１】 本実施例に於ける価格表示装置は以上の構成からなるが、次にかかる価格表示 装置の価格表示器２を、スーパー等の各商品区間毎に複数備付けて用いる場合に ついて説明する。

【００２２】 先ず、図１に示す様に、各商品区間毎（図示せず）に上記価格表示器２を備付 け、且つ該各商品区間毎（図示せず）に置かれた商品毎の単位重量又は単位数量 等の価格データ5aを、前記データ発信装置３に設けられた表示器識別コード記憶 装置６及び価格データ設定装置５を介して前記各商品区間毎（図示せず）に置か れた価格表示器２に発信すると、発信された表示器識別コードに該当する自己専 用の表示器識別コード6aを予め設定されてなる価格表示器２は、前記商品毎の単 位重量又は単位数量等の価格データ5a等を価格データ読み書き装置８を介して記 憶すると共に、該各価格表示器２の夫々は前記価格データ5aに対応する各商品毎 の価格を前記価格表示部２を介して表示することになる。

【００２３】 次に、上記の如く各商品毎の価格を表示する複数の価格表示器２の中から所定 の価格表示器２の価格を、例えば、予め設定された時間、時間毎又は時間内の少 なくとも何れか一つの条件に対応させて自動的に変更する場合には、先ず、前記 表示器識別コード記憶装置６を介して該当する価格表示器２の自己専用の表示器 識別コード6aを前記価格表示器２に発信すると、該自己専用の表示器識別コード 6aに対応する価格表示器２のみが価格データ5aを受信可能な状態となる。

【００２４】 次に、前記データ発信装置本体3aに設けられた数値変更時間設定装置７及び価 格データ設定装置５の双方を介して数値変更時間設定データ7a並びに価格データ 5aを前記価格データ5aを受信可能な状態となった所定の価格表示器２の価格表示 器本体2aに発信することによって、該価格表示器本体2aの数値変更限時装置９に は前記数値変更時間設定データ7aが、更に該価格表示器本体2aの価格データ読み 書き装置８には所定の価格データ5aが入力されることとなる。

【００２５】 従って、上記データ発信装置本体3aから発信される表示器識別コード6aをキー コードとして複数の価格表示器２の中から、所定の価格表示器２のみに価格デー タ5a又は数値変更時間設定データ7aの何れかを入力することで、各商品区画毎に 配設されて各商品毎の価格を随時表示し、且つ近接する複数の価格表示器本体2a の中から、瞬時に、且つ確実に所定の価格表示器本体2aの価格表示部４に外部表 示される数値のみを変更することが出来ると共に、予め設定した時間、時間毎又 は時間内の少なくとも何れか一つの条件に対応させて表示する数値を変更させて 各商品毎の表示価格を自動的に変更することが出来るのである。

【００２６】 更に、上記データ発信装置本体3aには、前記各価格表示器２毎の表示器識別コ ードを設定変更可能な表示器識別コード設定変更装置6bが設けられ、且つ前記価 格表示器本体2aの夫々には、前記表示器識別コード設定変更装置6bを介して発信 された表示器識別コードの受信により自己専用の表示器識別コードの設定を変更 可能な表示器識別コード変更装置8bが設けられてなることから、価格表示器の使 用目的等に対応させて各価格表示器毎に予め設定された自己専用の表示器識別コ ードの設定変更を容易に行うことも出来るのである。

【００２７】 尚、上記実施例に於いて、各商品区画毎に配設される価格表示器には、７セグ メント発光素子が複数並設されて形成された価格表示部が設けられてなるが、必 ずしも７セグメント発光素子に限定されず、例えば、ＬＥＤや非発光表示素子（ ＬＣＤ）等であってもよく、更に該価格表示部に表示される商品価格に対応する 数値が外周面に一定の間隔で所定の数字が表示された回転式のローラー（図示せ ず）や捲り機構を有すべく数字の記入された板体の集合等であってもよく、該価 格表示部の具体的な数値表示手段も決して限定されない。

【００２８】 更に、上記実施例に於いて、価格表示器本体内には、赤外線による自己専用の 表示器識別コードの受信時にのみ前記赤外線による所定の価格データを所定の受 光素子を介して読み取る自己専用の表示器識別コード記憶読み取り装置と、該自 己専用の表示器識別コード記憶読み取り装置の作動時に所定の価格データを読み 書き可能な価格データ読み書き装置と、赤外線による所定の数値変更時間設定デ ータによって予め設定した時間、時間毎又は時間内の少なくとも何れか一つの条 件に対応させて表示する数値を変更することが出来る数値変更限時装置と、デー タ発信装置の表示器識別コード設定変更装置を介して発信された表示器識別コー ドの受信によって予め設定された自己専用の表示器識別コードの設定を変更可能 な表示器識別コード変更装置8bと、上記夫々の装置を制御する中央処理装置とが 設けられてなるが、必ずしも自己専用の表示器識別コード記憶読み取り装置、価 格データ読み書き装置、数値変更限時装置及び表示器識別コード変更装置並びに 中央処理装置の夫々が独立して前記価格表示器本体内に設けられている必要はな く、例えば、前記中央処理装置が前記自己専用の表示器識別コード記憶読み取り 装置、価格データ読み書き装置及び数値変更限時装置並びに表示器識別コード変 更装置等の動作及び処理を行ってもよく、要は前記価格表示器本体内に、自己専 用の表示器識別コード記憶読み取り装置、価格データ読み書き装置及び数値変更 限時装置、表示器識別コード変更装置の動作並びに処理を行うことが出来る装置 が設けられていれば、該装置の具体的な機能、種類、構造、更に使用されるデバ イス等も決して限定されず、又必ずしも上記自己専用の表示器識別コード記憶読 み取り装置、価格データ読み書き装置及び数値変更限時装置並びに表示器識別コ ード変更装置が必須の要件でないのは言うまでもなく、要は価格表示器本体内に 少なくとも自己専用の表示器識別コード記憶読み取り装置と価格データ読み書き 装置が設けられていればよい。

【００２９】 更に、上記実施例に於いて、データ発信装置本体には、上記価格表示器毎の表 示器識別コードを記憶した表示器識別コード記憶装置と、上記価格表示器本体に 発信される所定の価格データを設定可能な価格データ設定装置及び前記価格表示 器本体毎に設定された該価格表示器本体毎の自己専用の表示器識別コードを設定 する表示器識別コード設定変更装置と、予め設定した時間、時間毎又は時間内の 少なくとも何れか一つの条件に対応させて表示する数値を自動的に変更可能な所 定の数値変更時間設定データを設定可能な数値変更時間設定装置とが設けられて なるが、必ずしも表示器識別コード記憶装置、価格データ設定装置及び表示器識 別コード設定変更装置並びに数値変更時間設定装置の夫々が独立して前記データ 発信装置本体内に設けられている必要はなく、要は前記夫々の装置の動作並びに 処理を行うことが出来る装置が設けられていれば、該装置の具体的な機能、種類 、構造、更に使用されるデバイス等も決して限定されないのは言うまでもなく、 又必ずしも上記表示器識別コード記憶装置、価格データ設定装置及び表示器識別 コード設定変更装置並びに所定の数値変更時間設定データを設定可能な数値変更 時間設定装置が必須の要件ではなく、要はデータ発信装置本体に表示器識別コー ド記憶装置と価格データ設定装置とが設けられていればよい。

【００３０】 更に、上記実施例に於いて、価格データ及び表示器識別コード並びに数値変更 時間設定データの夫々は赤外線を介して発信されるが、必ずしも赤外線に限定さ れず、例えば、ＡＭ波やＦＭ波等であってもよく、又前記夫々のコード並びにデ ータ等の具体的な電磁波の種類、発光及び受光素子の数量、種類や各種デバイス 等も決して限定されず、必ずしも価格データ及び表示器識別コード並びに数値変 更時間設定データの夫々が赤外線によって発信される構成も決して本発明の必須 の要件でないのは言うまでもない。

【００３１】 然して、本考案に於ける価格表示装置の具体的な、機能、形状並びにデータ発 信装置に設けられた価格データ及び表示器識別コード並びに数値変更時間設定デ ータを入力するためのテンキー、各種セレクトスイッチ及びモニター部等の各部 の具体的な機能、数量、形状等も決して限定されず、その他価格表示器を構成す る各部材等の具体的な構成も全て本考案の意図する範囲内で任意に設計変更自在 である。

【００３２】

【考案の効果】

叙上の様に、本考案は、各価格表示器本体に、予め自己専用の表示器識別コー ドが記憶されると共に、該自己専用の表示器識別コードのみを読み取り可能な自 己専用の表示器識別コード記憶読み取り装置が設けられ、しかもデータ発信装置 本体には、前記各価格表示器毎の表示器識別コードが予め記憶された表示器識別 コード記憶装置と、前記価格データを設定可能な価格データ設定装置とが設けら れ、且つ前記価格表示器本体の夫々には、前記データ発信装置本体から発信され た価格表示器毎の表示器識別コードの中から自己専用の表示器識別コードの受信 時にのみ前記データ発信装置本体から発信される価格データを読み書き可能な価 格データ読み書き装置が設けられてなることから、各商品区画毎に配設されて各 商品毎の価格を随時表示するだけでなく、近接する複数の価格表示器本体の中か ら、瞬時に、且つ確実に所定の価格表示器本体の価格表示部に外部表示される数 値のみを変更することが出来る。

【００３３】 更に、価格表示器本体の夫々には、該価格表示器本体毎に夫々外部表示される 価格データに対応する数値を、前記データ発信装置本体に設けられた数値変更時 間設定装置を介して発信された数値変更時間設定データによって設定された時間 、時間毎又は時間内の少なくとも何れか一つの条件に対応させて自動的に変更す ることが出来る数値変更限時装置が設けられてなることから、予め設定された時 間、時間毎又は時間内の少なくとも何れか一つの条件に対応させて表示する数値 を変更させて各商品毎の表示価格を自動的に変更することが出来る。

【００３４】 更に、前記価格データ及び表示器識別コード並びに数値変更時間設定コードの 夫々が赤外線であることから、価格表示器本体毎に発信する価格データ及び表示 器識別コード並びに数値変更時間設定データの夫々を各商品区画毎に複数隣接す べく備えられた各価格表示器本体に所定の距離を介して一度に発信することが可 能となり、作業の効率化を図ることが出来る。

【００３５】 従って、該当する商品の表示価格を変更する場合であっても、変更された数値 が表示された価格札を入れ替えたり、又所定の伝言ボード等に変更された数値等 を列記して各商品区画毎に掲示したりすることも全く必要なく、瞬時に、且つ確 実に表示価格を変更することが出来るだけでなく、予め設定した時間、時間毎又 は時間内の少なくとも何れか一つの条件に対応させて各商品区画毎に掲示した数 値を自動的に変更させて該各商品毎の表示価格を変更することで煩雑な時間管理 や上記一連の作業に準ずる人員も大幅に削減することが出来る極めて優れた価格 表示装置を提供することが出来るという格別な効果を有するに至った。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に於ける価格表示装置の使用状態を示す
斜視図。

【符号の説明】

１…価格表示装置 ２…価格表示体 2a…価格表示体本体 ３…データ発信装置 ４…価格表示部 ５…価格データ設定装置 ６…表示器識別コード記憶装置 6b…表示器識別コード設定変更装置 ７…数値変更時間設定装置 ８…価格データ読み書き装置 8a…自己専用の表示器識別コード記憶読み取り装置 8b…表示器識別コード変更装置 ９…数値変更限時装置

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 価格データ(5a)の受信により該価格デー
   タ(5a)に対応する数値を外部表示する価格表示部(4) を
   有した複数の価格表示器(2) と、該価格表示器(2) に発
   信される所定の価格データ(5a)を設定可能な価格データ
   設定装置(5) を具備したデータ発信装置(3) とからな
   り、しかも前記各価格表示器本体(2a)には、予め自己専
   用の表示器識別コードが記憶されると共に、該自己専用
   の表示器識別コードのみを読み取り可能な自己専用の表
   示器識別コード記憶読み取り装置(8a)が設けられ、しか
   も前記データ発信装置本体(3a)には、前記各価格表示器
   (2)毎の表示器識別コードが予め記憶された表示器識別
   コード記憶装置(6) と、前記価格データ(5a)を設定可能
   な価格データ設定装置(5) とが設けられ、且つ前記価格
   表示器本体(2a)の夫々には、前記データ発信装置本体(3
   a)から発信された価格表示器(2) 毎の表示器識別コード
   (6a)の中から自己専用の表示器識別コード(6a)の受信時
   にのみ前記データ発信装置本体(3a)から発信される価格
   データ(5a)を読み書き可能な価格データ読み書き装置
   (8) が設けられてなることを特徴とする価格表示装置。
2. 【請求項２】 前記価格表示器本体(2a)の夫々には、該
   価格表示器本体(2a)毎に夫々外部表示される価格データ
   (5a)に対応する数値を、前記データ発信装置本体(3a)に
   設けられた数値変更時間設定装置(7) を介して発信され
   た数値変更時間設定データ(7a)によって設定された時
   間、時間毎又は時間内の少なくとも何れか一つの条件に
   対応させて自動的に変更することが出来る数値変更限時
   装置(9) が設けられた請求項１記載の価格表示装置。
3. 【請求項３】 前記データ発信装置本体(3a)には、前記
   各価格表示器(2) 毎の表示器識別コードを設定変更可能
   な表示器識別コード設定変更装置(6b)が設けられ、且つ
   前記価格表示器本体(2a)の夫々には、前記表示器識別コ
   ード設定変更装置(6b)を介して発信された所定の表示器
   識別コードの受信により自己専用の表示器識別コードの
   設定を変更可能な表示器識別コード変更装置(8b)が設け
   られた請求項１又は２記載の価格表示装置。
4. 【請求項４】 前記価格データ(5a)及び表示器識別コー
   ド(6a)並びに数値変更時間設定データ(7a)の夫々が赤外
   線である請求項１乃至３何れかに記載の価格表示装置。