JPH0673661B2 - 排水滅菌装置 - Google Patents

排水滅菌装置

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JPH0673661B2
JPH0673661B2 JP63277808A JP27780888A JPH0673661B2 JP H0673661 B2 JPH0673661 B2 JP H0673661B2 JP 63277808 A JP63277808 A JP 63277808A JP 27780888 A JP27780888 A JP 27780888A JP H0673661 B2 JPH0673661 B2 JP H0673661B2
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研一郎 斎藤
滋之 青山
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株式会社青木建設
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、排水滅菌装置に関するものである。さらに
詳しくは、この発明は、バイオテクノロジー研究施設な
どの排水について病原微生物による汚染またはRIによる
汚染を効果的に防止するための排水滅菌装置に関するも
のである。
(従来の技術とその課題) 遺伝子組み換え、細胞融合、モノクローナル抗体技術な
どのバイオテクノロジーの急速な発展にともなって、研
究施設におけるバイオハザード対策設備の重要性がクロ
ーズアップされてきている。これらの設備では病原微生
物による感染またはRI汚染などが問題となり、そのよう
な危険性から研究者及び周辺居住者の生活環境を守るた
めの安全性の確保が最優先される必要がある。
バイオハザード対策では、実験研究施設内の病原微生物
は内部に封じ込め、外部に排出する場合には完全に滅菌
することが基本原則となる。
病原微生物あるいはRIによる汚染については、これまで
にも様々な研究施設において防止措置が講じられてきて
いるが、従来の排水系の滅菌装置とそのシステムの場合
にはいくつか問題があった。
すなわち、研究施設あるいは病院などにおいてこれまで
に採用されてきている滅菌装置には、たとえば、実験研
究施設内の手洗い排水、シャワー排水、床壁の清掃排水
などを、個別の実験室から集めてその規模が数トンにも
なる貯溜タンクに溜め、多量の排水を外部に設けた高圧
蒸気吹き込み装置および加熱装置によって、外部より加
圧・加熱して処理するものが一般的なものとして知られ
ている。
しかしこれらの装置の場合には、膨大なランコングコス
トやメインテナンスコストが必要であり、しかも、大型
設備となるために建設コストも膨大となる。
また研究実験室の増設などによる排水処理量の変化や排
水系の新設に機動的に対応することも難しい。さらに、
従来の設備においてはバイオモニタリングが行なわれて
いないのが現状である。
このため、低コストであることはもちろんのこと、高効
率で安全性に優れ、しかも研究実験室の新増設にも対応
することが容易な排水滅菌処理装置の実現が望まれてい
た。
このような従来技術および装置の欠点を克服するために
この出願の発明者らはすでに全く新しい着想に基づく排
水滅菌装置を提案し、その実用化に鋭意努めてきた。
この排水滅菌装置は、自動滅菌処理を可能としたオート
クレーブと、該オートクレーブの加圧および加熱制御系
と、排水の該オートクレーブへの流入およびその流出の
制御系と、排水、排蒸および給気のフィルター系とから
なることを特徴とするものである。
この装置は、低コストであることはもちろんのこと、安
全性に優れ、しかもコンパクトな大きさであり、新増設
も容易という利点を有している。
しかしながら、この発明の発明者は、すでに提案した排
水滅菌装置について検討を加えたところ、排水処理系と
しての処理容量に制約があり、オートクレーブでの滅菌
処理中には手洗器等の水洗器の使用が制約されるという
課題を見出した。また、オートクレーブにおいて発生す
る蒸気については、従来、フィルター等を介して直接外
部に放出してきたが、その耐久性、メンテナンス、安全
性には問題があった。そこでこのような課題を解消し、
処理容量が大きく、その操作の自由度もより大きくて、
蒸気の処理についてもより合理的で安全性も良好な、改
良された排水滅菌装置の開発に注力し、その結果、この
発明を完成するに至った。
この発明は、以上の通りの背景よりなされたものであ
り、これまでに提案した低コストで安全性に優れ、しか
も設備の新増設にも機動的に対処することのできる排水
滅菌オートクレーブ装置の長所を生かし、処理容量が大
きく、処理操作の自由度も大きく、しかも蒸気の処理に
も優れた、新しい排水滅菌装置を提供することを目的と
している。
(課題を解決するための手段) この発明は、上記の課題を解決するものとして、加熱ヒ
ーターを内蔵し、排水の流出入装置とを有する滅菌オー
トクレーブに水位制御自在とした貯水槽を介して水洗器
を連結し、滅菌オートクレーブで発生する蒸気を貯水槽
に導き、水洗水の貯溜と滅菌を自在としてなることを特
徴とする排水滅菌装置を提供する。
添付した図面に沿ってこの発明の排水滅菌装置について
説明する。
第1図(a)(b)は、この発明の排水滅菌装置の一例
を示した正面図と側面図である。この例においては、滅
菌オートクレーブ(1)は縦型として設置し、手洗器
(2)と連設している。また、この手洗器(2)には貯
水槽(3)を連結している。この外観形状からも明らか
なように、この発明の装置は小型でコンパクトなもので
ある。
第1図の例を排水滅菌の処理系として示したものが第2
図である。
滅菌オートクレーブ(1)は高圧蒸気滅菌できるように
なっており、その内部にはヒーター(4)を内蔵し、排
水の加熱を行う。加熱は、通常100〜200℃程度とするこ
とができ、これに対応して圧力も制御される。
水洗器としての手洗器(2)からの汚水は、この例にお
いてはまず貯水槽(3)に導かれる。この貯水槽の容量
は、滅菌オートクレーブ(1)が操作中であっても、手
洗器(2)が使用できる程度の大きさとし、好ましく
は、滅菌オートクレーブ(1)の容量を上まわる程度と
する。
貯水槽(3)には水位センサー(5)を設け、その水位
を適当な範囲とし、かつ滅菌オートクレーブ(1)の操
作状況に応じて水位制御できるようにする。
汚水は、ポンプ(6)および弁(7)を通じて滅菌オー
トクレーブ(1)に導かれる。
滅菌オートクレーブ(1)においてヒーター(4)によ
り加熱し、高圧滅菌処理した汚水は、弁(8)、排水フ
ィルター(9)を通じて自動排水される。
滅菌オートクレーブ(1)にはエアー抜き安全弁(11)
を設けてもいる。
このような系からなる排水滅菌装置においては、滅菌オ
ートクレーブ(1)が稼動して滅菌処理中であっても、
手洗器(2)を使用することができ、この手洗器(2)
からの汚水は、貯水槽(3)に貯溜し、水位制御しなが
ら、滅菌オートクレーブ(1)へと導くことができる。
これらの処理はすべて電子的に制御することも、あるい
は適宜にマニュアル制御することもできる。
もちろん、滅菌オートクレーブ(1)は縦型配置に限定
されないことはいうまでもない。
そして、この発明のもう一つの特徴であるが、滅菌オー
トクレーブ(1)において発生する蒸気は、管路(10)
を通じて貯水槽(3)に導く。このため、従来のように
蒸気が直接外部へ放出されることはない。
貯水槽(3)に導かれた蒸気は、水洗水排水によって、
冷却され、凝集して排水と混合され、ポンプ(6)によ
って引出される。
蒸気は、いわゆる閉システムにおいて処理されることに
なる。このため、従来のように、フィルターのメンテナ
ンスや、直接放出にともなう安全性への心配はない。
以上の例においては、制御システム、センサー群、その
他の細部の設備については何ら限定されていない。ま
た、オートクレーブの容量、安全システム、配管系につ
いても様々な態様が可能である。
(発明の効果) この発明により、低コストで安全性に優れ、小型コンパ
クトな装置で、排水、排蒸気の処理を効率的に、かつ確
実に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は、この発明の一例を外観として示
した正面図と側面図である。第2図は、その処理系を示
した装置構成図である。 1…滅菌オートクレーブ 2…手洗器 3…貯水槽 4…ヒーター 5…水位センサー 6…ポンプ 7…弁 8…弁 9…排水フィルター 10…管路 11…安全弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱ヒーターを内蔵し、排水の流出入装置
    を有する滅菌オートクレーブに、水位制御自在とした貯
    水槽を介して水洗器を連結し、滅菌オートクレーブで発
    生する蒸気を貯水槽に導き、水洗水の貯溜と滅菌を自在
    としてなることを特徴とする排水滅菌装置。
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