JPH0673319U - 排気系の触媒保持装置 - Google Patents

排気系の触媒保持装置

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JPH0673319U
JPH0673319U JP020184U JP2018493U JPH0673319U JP H0673319 U JPH0673319 U JP H0673319U JP 020184 U JP020184 U JP 020184U JP 2018493 U JP2018493 U JP 2018493U JP H0673319 U JPH0673319 U JP H0673319U
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JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
catalyst
collecting pipe
holding device
exhaust system
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Pending
Application number
JP020184U
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English (en)
Inventor
淳 上嶋
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Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】エンジン出力特性に対する触媒20の影響を最
小にし、触媒20を装着することによる排気抵抗を最小
にして排気効率を高め、触媒20を排気温度が高い位置
に保持することにより排ガスの浄化効果を向上させる。 【構成】複数の排気管16を1本の排気管18集合させ
るための集合管部17を設け、多数の貫通孔23を有す
るハニカム構造の触媒20とその前部または前後部に接
続される仕切り板21、22とを前記集合管部17の内
部に固着し、前記触媒20の貫通孔により集合管部17
の排気通路を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車や自動2輪車等に搭載される多気筒エンジンの排気系に排気 浄化用の触媒を装着するための、排気系の触媒保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車や自動2輪車等に多気筒エンジンを搭載する場合の排気系として、各気 筒からの複数の排気管を集合管部で1本の排気管に集合させる構成の排気系が使 用される場合がある。前記集合管部では、例えば、4本の排気管を1本に集合さ せる4−1構造、4本の排気管を2本に集合させた後1本に集合させる4−2− 1構造が採られる。また、このように集合した後でさらに2本に分岐させる4− 1−2構造や4−2−1−2構造などが採用されることもある。このような排気 系におけるサイレンサー(マフラー)は、通常、1本または2本に集合された排 気管の後端部に接続される。
【0003】 そして、前記集合管部では、排気流れに沿った仕切り板を設けるとともに、該 仕切り板の長さを変えることにより、排気干渉を利用してエンジン特性を調整す ることが行なわれている。この場合のエンジン特性の調整とは、例えば、出力ト ルクの谷を無くしたり、トルク曲線を所望の特性に変化させることなどが含まれ る。また、上記の排気管集合型の排気系においても、排ガス浄化用の触媒を設け ることが行なわれている。従来技術を示す文献としては、例えば特開平4−26 6579号公報がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の排気管集合型の排気系における触媒保持装置としては、排気 管後端部のサイレンサーの第1室の内部で触媒を保持する構造、あるいは集合管 部より後方(排気流れ方向の下流側)位置で触媒を保持する構造などが採用され ている。しかしながら、このような従来の触媒保持装置では、排気抵抗を充分に 低減することが困難であり、また、排気脈動の反射効果を充分に利用することが 困難である。さらに、上記従来の触媒保持装置にあっては、エンジン排気口から 触媒装着位置までの距離が長く、排気温度が低くなり、触媒が効果を発揮するの に必要な温度まで上昇するのに時間が掛かったり、場合によっては、必要な温度 まで上昇しないために別途ヒーター等を必要とすることもある。
【0005】 本考案はこのような技術的課題に鑑みてなされたものであり、本考案の目的は 、集合管部の排気干渉効果を損なうことなく、エンジンの排気抵抗の増大を生じ ることなく、かつ触媒の排ガス浄化効果を充分に確保することが可能な排気系の 触媒保持装置を提供することである。
【0006】
【課題解決のための手段】
本考案は、複数の気筒のそれぞれからの複数の排気管を、集合管部を介して1 本の排気管に集合させる排気系の触媒保持装置において、多数の貫通路を有する ハニカム構造の触媒を排気流れと平行な姿勢で前記集合管部に嵌着するとともに 、該触媒の前部または前後部に仕切り板を接続し、前記触媒および前記仕切り板 によって前記集合管部を形成する構成とすることにより、上記目的を達成するも のである。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。図1は本考案を適用した排 気系を備えた多気筒エンジンを例示する斜視図である。図1に示すエンジン10 においては、クランクケース11には横方向に複数(図示の例では4個)の気筒 が配列されており、該クランクケース11の上面には各気筒を構成するシリンダ 12およびシリンダヘッド13が取り付けられている。また、各シリンダ12に 嵌挿されたピストン(不図示)は、コネクティングロッド(不図示)を介して、 前記クランクケース11内に軸支されたクランクシャフト(不図示)に連結され ており、シリンダ12内の爆発力に基づく駆動力をクランクシャフトから取り出 すように構成されている。
【0008】 各シリンダヘッド13には、そのシリンダ12内の燃焼室に混合気を供給する ための気化器(またはエアボックス)14やエアクリーナー(不図示)等から成 る吸気系が接続されている。また、各シリンダヘッド13には、燃焼によって生 じる排ガスを排出するための排気系15が接続されている。
【0009】 図2は図1の多気筒エンジンの排気系15を示す斜視図である。図1および図 2において、図示の排気系15は、複数(4個)のシリンダヘッド13の排気口 に接続される複数(4本)の第1の排気管16と、これらの排気管16を集合さ せるための集合管部17と、集合させた後の1本の第2の排気管18とで構成さ れている。そして、前記集合管部17の内部に、排ガス浄化用の触媒が装着され ている。また、図示の例では、第2の排気管18の後端部にサイレンサー(マフ ラー)19が接続されている。
【0010】 図3は、前記集合管部17の第1実施例の軸方向断面図である。図3において 、集合管部17の前端部には前記4本の第1の排気管16が気密状態で接続され ており、該集合管部17の後端部には前記第2の排気管18が気密状態で接続さ れている。そして、前記集合管部17の内部にはステンレス等の金属製のハニカ ム構造を有する触媒20が装着されており、該触媒20の前後部には仕切り板2 1、22が結合されている。
【0011】 前記触媒20は、多数の平行な貫通孔23を有するハニカム構造をしており、 前記貫通孔23が排気流れと平行になるような姿勢でその周囲を集合管部17の 内周面に密着させた状態で嵌挿されている。前記前側の仕切り板21は、触媒2 0の前端面と集合管部17の前端内面との間で、該集合管部17の外筒(ケース )に対して溶接等で固定され、その両側に排気流れと略平行な二つの密閉空間を 形成している。一方、前記後側の仕切り板22は、触媒20の後端面に接してそ こから後方へ所定長さだけ延びる状態で集合管部17の外筒(ケース)に対して 溶接等で固定され、該集合管部17の後部空間を排気流れと略平行な二つの空間 に仕切っている。なお、前記触媒20は、前記集合管部17を利用した触媒保持 装置の構造全体により位置決め保持されている。
【0012】 図3において、4本の第1の排気管16は該排気管16の後端で2本(二つの 空間)に集合され、ここから前記後側の仕切り板22の後端までの触媒保持範囲 では排気流路が2本の通路で形成され、それ以降では排気流路は1本の通路に集 合されている。図3中の4本、2本、1本はこれらの集合領域における排気通路 の数と範囲を示している。排気通路が2本の範囲は、前後の仕切り板21、22 とハニカム構造の触媒20とによって構成されている。すなわち、この排気通路 2本の領域では、触媒20形成された多数の貫通路23のうち、仕切り板21、 22の片側に存在する貫通孔によって一つの排気通路が形成され、反対側に存在 する貫通孔によってもう一つの排気通路が形成されている。
【0013】 図4は、前記集合管部17の第2実施例の軸方向断面図である。本実施例は図 3の第1実施例における後側の仕切り板22を省略したものであり、したがって 、本実施例では、4本の排気管16から成る複数の排気通路は、ハニカム構造の 触媒20とその前側に接続された仕切り板21によって形成される2本の排気通 路の領域を介して、集合管部17の後部および第2の排気管18で構成される1 本の排気通路に集合されている。図4の第2実施例は、以上の点で図3の実施例 と相違するが、その他の点では実質上同じ構成をしており、それぞれ対応する部 分を同一符号で示し、それらの詳細説明は省略する。
【0014】 以上説明した実施例によれば、集合管部17の内部において、多数の貫通孔2 3を有するハニカム構造の触媒20とその前部または前後部の仕切り板21、2 2とを固着保持する構成にしたので、仕切り板21、22を利用して触媒17を 保持し得るとともに、該触媒20およびその保持手段に集合管部17の機能を持 たせることが可能となり、所望のエンジンの出力特性を確保するとともに、触媒 20による排気浄化の効果を充分に発揮させ得る排気系の触媒保持装置が得られ る。
【0015】 すなわち、エンジン出力特性に対する触媒20の影響が最も小さい位置である 集合管部17に触媒20を保持することができ、触媒保持装置(集合管部)17 の入口および出口が直線的に配置されることから排気抵抗を小さくすることがで き、触媒保持装置を含めた排気管に4−2−1、4−1等の集合の効果を持たせ て排気効率を高めることができる。同時に、触媒保持位置をエンジンの排気口に 比較的に近く排気温度が高い位置に選定されるので、触媒20の排ガス浄化効果 を従来より向上させることができる。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなごとく、本考案によれば、複数の気筒のそれぞれから の複数の排気管を、集合管部を介して1本の排気管に集合させる排気系の触媒保 持装置において、多数の貫通路を有するハニカム構造の触媒を排気流れと平行な 姿勢で前記集合管部に嵌着するとともに、該触媒の前部または前後部に仕切り板 を接続し、前記触媒および前記仕切り板によって前記集合管部を形成する構成と したので、集合管部によるエンジン出力の特性の調整効果を損なうことなく、エ ンジンの排気抵抗の増大を生じることなく、触媒の排ガス浄化効果を充分に確保 することが可能な排気系の触媒保持装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した触媒保持装置を有する排気系
を備えた多気筒エンジンの斜視図である。
【図2】本考案を適用した触媒保持装置を有する排気系
の斜視図である。
【図3】図2中の触媒保持装置の第1実施例を示す断面
図である。
【図4】図2中の触媒保持装置の第2実施例を示す断面
図である。
【符号の説明】
10 多気筒エンジン 12 シリンダ 13 シリンダヘッド 14 気化器 15 排気系 16 第1の排気管 17 集合管部(触媒保持装置) 18 第2の排気管 19 サイレンサー 20 触媒 21 仕切り板 22 仕切り板 23 貫通孔(ハニカム構造)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の気筒のそれぞれからの複数の排
    気管を、集合管部を介して1本の排気管に集合させる排
    気系の触媒保持装置において、多数の貫通路を有するハ
    ニカム構造の触媒を排気流れと平行な姿勢で前記集合管
    部に嵌着するとともに、該触媒の前部または前後部に仕
    切り板を接続し、前記触媒および前記仕切り板によって
    前記集合管部を形成することを特徴とする排気系の触媒
    保持装置。
JP020184U 1993-03-26 1993-03-26 排気系の触媒保持装置 Pending JPH0673319U (ja)

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JP020184U JPH0673319U (ja) 1993-03-26 1993-03-26 排気系の触媒保持装置

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JPH0673319U true JPH0673319U (ja) 1994-10-18

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ID=12020095

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816312B2 (ja) * 1975-06-23 1983-03-30 日本信号株式会社 ランプノ ダンシンケンチキ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816312B2 (ja) * 1975-06-23 1983-03-30 日本信号株式会社 ランプノ ダンシンケンチキ

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