JPH0673253U - 墨壷用カルコ - Google Patents

墨壷用カルコ

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JPH0673253U
JPH0673253U JP1530093U JP1530093U JPH0673253U JP H0673253 U JPH0673253 U JP H0673253U JP 1530093 U JP1530093 U JP 1530093U JP 1530093 U JP1530093 U JP 1530093U JP H0673253 U JPH0673253 U JP H0673253U
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JP
Japan
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thread
ink
calco
chalco
locking
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Application number
JP1530093U
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English (en)
Inventor
博雄 池
一登喜 鈴木
寛志 本間
Original Assignee
シンワ測定株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カルコ体と墨糸の連結係止が簡単な墨壷用カ
ルコを提供する。 【構成】 先端に針1を突設した棒状のカルコ体2の途
中に糸通し孔3を横設し、この糸通し孔3の孔壁端周囲
に墨糸4の端部に形成した結び玉部5が係止する係止壁
6を形成し、この係止壁6の開口形状を次第に狭くして
結び玉係止部5'を形成し、係止壁6と針1との間のカ
ルコ体2の膨出部7に糸溝8を形成したことを特徴とす
る墨壷用カルコ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は大工や石工などが木材や壁や石材などに墨線を引くために使用する墨 壷用カルコに係るものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来の古い墨壷に対しハンドタイプの墨壷が開発されたが、これらの墨壷用カ ルコはカルコ体に墨糸を結ぶことが厄介であったり、墨壷本体の下部に設けた墨 入部よりカルコ挿入孔を経由して墨液が外部に漏洩し指や手を汚す欠点があった 。
【0003】 本考案は上記欠点を解決し、カルコ体に墨糸を簡単に連結することが可能で且 つ墨液がカルコ挿入孔を経由して外部に漏洩しない墨壷用カルコを提供すること を技術的課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
【0005】 先端に針1を突設した棒状のカルコ体2の途中に糸通し孔3を横設し、この糸 通し孔3の孔壁端周囲に墨糸4の端部に形成した結び玉部5が係止する係止壁6 を形成し、この係止壁6の開口形状を次第に狭くして結び玉係止部5'を形成し 、係止壁6と針1との間のカルコ体2の膨出部7に糸溝8を形成したことを特徴 とする墨壷用カルコに係るものである。
【0006】 また、墨壷本体aに設けたカルコ挿入孔9内にカルコ体2を挿入したときカル コ挿入孔9の内周面とカルコ体2の外周面に介存される空隙を密封するリングパ ッキン10を針1を突設した棒状のカルコ体2の棒状体部2'に被嵌し、カルコ体 2の下端部2"に墨糸4の止着部11を形成したことを特徴とする墨壷用カルコに 係るものである。
【0007】
【作用】
請求項1記載の作用について説明する。
【0008】 先端に針1を突設した棒状のカルコ体2の途中に糸通し孔3を横設し、この糸 通し孔3の孔壁端周囲に開口形状が次第に狭くなる結び玉係止部5'の係止壁6 を形成したで、墨糸4の端部に形成した結び玉5をこの糸通し孔3に挿入し結び 玉係止部5'に引っ掛けてカルコ体2に墨糸4を係止する。
【0009】 また、結び玉係止部5'の係止壁6と針1との間のカルコ体2の膨出部7に糸 溝8を形成したので、墨糸4の端部に形成した結び玉部5を結び玉係止部5'に 引っ掛けて止着し、墨糸4を張設しながら膨出部7の糸溝8内に墨糸4を埋設状 態に嵌設したあと墨糸4を針1の基部にからめて墨糸4をカルコ体2に連結する 。
【0010】 請求項2記載の作用について説明する。
【0011】 墨壷本体aのカルコ挿入孔9にカルコ体2を挿入したときカルコ挿入孔9の内 周面とカルコ体2の棒状体部2'外周面との間の空隙を密封するリングパッキン1 0を棒状体部2'に被嵌したので、カルコ挿入孔9にカルコ体2を挿入したときカ ルコ挿入孔9がカルコ体2の棒状体部2'のリングパッキン10により密閉される 。
【0012】
【実施例】
図面は本考案に好適な一実施例を図示したもので図1から図4は請求項1記載 の実施例、図5は請求項2記載の第1実施例、図6は請求項2記載の第2実施例 を図示したものである。
【0013】 請求項1記載の実施例について説明する。
【0014】 先端に針1を突設した棒状のカルコ体2の途中に糸通し孔3を横設する。実施 例ではカルコ体2の先端部の形状を先方に向かって次第に細くなる円錐体形状に 形成しその先端に針1を突設し、円錐体形状の後端部をやや平たい断面小判形状 に形成して摘み部13を形成する。摘み部13のほぼ中央部に糸通し孔3を横設し、 この糸通し孔3の孔壁端周囲に墨糸4の端部に形成した結び玉部5が係止する係 止壁6を形成し、この係止壁6の開口形状を次第に狭くして結び玉係止部5'を 形成する。
【0015】 前記針1と摘み部13の結び玉係止部5'との間のカルコ体2の膨出部7の上下 面に墨糸4を埋設状態に嵌設せしめる糸溝8・8を形成し、摘み部13の上下面に 滑り止め用凹凸溝14・14を刻設する。
【0016】 請求項1記載の実施例を上記のように構成したので、墨糸4の端部を玉結び方 法等で結び玉部5を形成し、この結び玉部5を糸通し孔3内に挿入して結び玉係 止部5'に引っ掛けて止着し、墨糸4を張設しながら墨糸4を糸溝8内に埋設状 態に嵌設して針1の基部に図1のようにからめ、墨糸4をカルコ体2に連結する 。
【0017】 カルコ体2は上述のように墨糸4の結び玉部5を単に糸通し孔3に挿入し結び 玉係止部5'に引っ掛けるだけでカルコ体2と墨糸4とを連結できるので、従来 のような面倒な結びがなく誰でも簡単に連結が可能となるとともに、カルコ体2 を表裏同じ形状に形成したものでどちら側からでも結び玉部5を結び玉係止部5 'に係止できる。また墨糸4がカルコ体2の摘み部13の糸溝8内に埋設状態に嵌 設して墨糸4の上面が摘み部13の表面上にでないので、カルコ体2を摘んだとき 指や手の汚れを防止する。また摘み部13の表面に滑り止めの凹凸溝を刻設したの で摘み部13を摘み易い。
【0018】 請求項2記載の実施例について説明する。
【0019】 図5により請求項2記載の第1実施例について説明する。
【0020】 墨壷本体aに設けたカルコ孔挿入孔9内に挿入される棒状のカルコ体2の先端形 状を先方に向けて次第に細くなる円錐体形状に形成してその先端に針1を突設し 、円錐体形状の途中の円錐面を図5のように左右の水平係止壁と垂直係止壁を有 する断面凸型状壁体16を形成し、この凸状壁体16の左右の係止壁161,162のほぼ 中央部に請求項1記載の糸通し孔3と同様の糸通し孔3・3を設け、この係止壁 6・6の開口形状を円錐体の中心に向かって次第に狭くなる結び玉係止部5'・ 5'を対向状態にを形成し、凸型状壁体16の垂直係止壁163の円錐面に係止溝164 を刻設する。
【0021】 墨壷本体aに設けたカルコ挿入孔9内にカルコ体2を挿入したときカルコ挿入 孔9の内周面とカルコ体2の棒状体部2'の外周面に介存される空隙を密封する リングパッキン10を棒状体部2'に設ける。 実施例を上記のように構成したので、墨糸4の端部寄りの結び玉部5を左右の係 止壁161,162のいずれか一方の係止壁161の糸通し孔3の下方より上方に向かって 挿入たあと垂直係止壁163の係止溝164に迂回せしめて他方の係止壁162の糸通し 孔3に垂下挿入したあと墨糸4の結び玉部5を係止壁162の結び玉係止部5'に引 っ掛け係止し、墨糸4を張設しながら係止溝164を経由して係止壁161の結び玉係 止部5'に引っ掛け係止したあと墨糸4を針1の基部にからめて墨糸4をカルコ 体2に連結する。
【0022】 カルコ体2の棒状体部2'をカルコ挿入孔9に挿入しカルコ挿入孔9の内周面 とカルコ体2の棒状体部2とをリングパッキン10で密閉する。
【0023】 図6は請求項2記載の第2実施例を図示したもので、図6のようにカルコ体2 に凸型状壁体16の垂直係止壁163の端部に切欠垂凹部17を設け、垂直係止壁163の 中央部に請求項1記載と同様の糸通し孔3を設け、この係止壁6の開口形状をテ ーパーの大端部方向に向かって次第に狭くなる結び玉係止部5'を形成しこの糸 通し孔3に墨糸4の端部に形成した結び玉部5を挿入し結び玉5'に引っ掛けて 係止したあと墨糸4を張設しながら切欠壁凹部17に当接迂回して墨糸4を針1の 基部にからめて墨糸4をカルコ体2に連結する。前記と同様カルコ体2の棒状体 部2'に付設したリングパッキン10によりカルコ挿入孔9の内周面とカルコ体2 の棒状体部2'とをリングパッキン10で密閉し墨壷本体aの下部に設けた墨入部19 より墨液が外部に漏洩し手や指を汚すことを防止する。
【0024】
【考案の効果】
本考案は先端に針を突設した棒状のカルコ体の途中に糸通し孔を横設し、この 糸通し孔の孔壁端周囲に墨糸の端部に形成した結び玉部が係止する係止壁を形成 し、この係止壁の開口形状を次第に狭くして結び玉係止部を形成し、係止壁と針 との間のカルコ体の膨出部に糸溝を形成したので、カルコ体は墨糸の端部の結び 玉部を単に糸通し孔の結び玉係止部に挿入して引っ掛けるだけでカルコ体と墨糸 とを連結することが可能となるので従来のような面倒な結び方がなく誰でも簡単 に連結が可能であり、また墨糸が不幸にして切れても、カルコ体側に残った墨糸 を簡単に解き墨壷本体側の墨糸をカルコ体に付け直しができる。
【0025】 また墨壷本体に設けたカルコ挿入孔内にカルコ体を挿入したときカルコ挿入孔 の内周面とカルコ体の外周面に介存される空隙を密封するリングパッキンを針を 突設した棒状のカルコ体の棒状体部に被嵌し、カルコ体の下端部に墨糸の止着部 を形成したので、墨壷本体のカルコ挿入孔にカルコ体が挿入されているとき墨壷 本体の墨入部よりカルコ挿入孔を経由して墨汁が外部に漏洩して指や手や他の器 物が汚れることのない便利で実用的な秀れた墨壷用カルコとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の実施例の斜視図である。
【図2】上記の要部の正面図である。
【図3】上記の使用状態を示す正面図である。
【図4】墨壷本体の断面図である。
【図5】請求項2記載の第1実施例の斜視図である。
【図6】請求項2記載の第2実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 針 2 カルコ体 2' 棒状体部 2" 下端部 3 糸通し孔 4 墨糸 5 結び玉部 5' 結び玉係止部 6 係止壁 7 膨出部 8 糸溝 9 カルコ挿入孔 10 リングパッキン 11 止着部 a 墨壷本体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に針を突設した棒状のカルコ体の途
    中に糸通し孔を横設し、この糸通し孔の孔壁端周囲に墨
    糸の端部に形成した結び玉部が係止する係止壁を形成
    し、この係止壁の開口形状を次第に狭くして結び玉係止
    部を形成し、係止壁と針との間のカルコ体の膨出部に糸
    溝を形成したことを特徴とする墨壷用カルコ。
  2. 【請求項2】 墨壷本体に設けたカルコ挿入孔内にカル
    コ体を挿入したときカルコ挿入孔の内周面とカルコ体の
    外周面に介存される空隙を密封するリングパッキンを針
    を突設した棒状のカルコ体の棒状体部に被嵌し、カルコ
    体の下端部に墨糸の止着部を形成したことを特徴とする
    墨壷用カルコ。
JP1530093U 1993-03-30 1993-03-30 墨壷用カルコ Pending JPH0673253U (ja)

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Cited By (3)

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JP2001162570A (ja) * 1999-12-07 2001-06-19 Tajima Tool Corp 墨 壺
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