JPH067299U - 電波吸収シート - Google Patents

電波吸収シート

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JPH067299U
JPH067299U JP4497692U JP4497692U JPH067299U JP H067299 U JPH067299 U JP H067299U JP 4497692 U JP4497692 U JP 4497692U JP 4497692 U JP4497692 U JP 4497692U JP H067299 U JPH067299 U JP H067299U
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JP
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antenna
radio wave
wave absorption
sheet
electromagnetic wave
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Pending
Application number
JP4497692U
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English (en)
Inventor
博 清川
Original Assignee
株式会社フジタ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は鉄骨構造物に対する取付け、取外し
の容易な仮設用電波吸収シートを提供することを目的と
するものである。 【構成】 非導電性可撓性材料のシートに、到来電波を
受信するアンテナと、前記アンテナに接続した負荷用の
電気回路とを装着し、到来電波のエネルギーをジュール
熱に変換するようにした電波吸収シート。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
土木・建築の施工現場においては、構造物用の鉄骨の骨組み等により、到来す る電波がその壁面上で反射して電磁妨害を発生させることがある。本考案はこの ような到来電波の反射を低減し、実用的に害のないレベルにまで電磁妨害を減少 させることのできる電波吸収シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
本設に用いる電波吸収パネル(電波吸収性能をもつフェライトをプレキャス トコンクリート内に埋設したもの)を鉄骨を組み立てるごとに、すばやく表面に 取り付ける。 現場囲いに取り付けた金属製の反射板に傾きをもたせ、影響のない方向に電 波を反射させる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述の従来技術には次のような問題点がある。 に対して、電波吸収パネルを鉄骨骨組みにすばやく取り付ける必要があり、 その取付が遅れると鉄骨表面に電波が当たり、電磁妨害が発生する。鉄骨と電波 吸収パネルの準備が整わないと作業ができず、鉄骨一節ごとの組立になり、段取 り替えが多数発生する。従って、工程管理上ロスが多い。
【0004】 に対して、複数方向から電波が到来する場合、単一の反射板だけではすべて の反射電波を影響のない方向に導くことはできず、別の建造物に電波を反射し拡 散することになり、根本的に電磁妨害をなくすことにはならない。 本考案は鉄骨構造物に対する取付け、取外しの容易な仮設用電波吸収シートを 供給することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 到来電波の周波数にあったアンテナを用意し、インピーダンスをあわせて電波 のエネルギーを、負荷用の電気回路において、ジュール熱に交換し、反射電波の エネルギーを少なくする。 具体的な構造としては、合成樹脂等の非導電性布地のシートに、到来電波によ って規定される長さのアンテナを縫い込み、織り込み、あるいは接着させる。ア ンテナに取り付けられたフィーダー線の端部に負荷用の電気回路を設けて、電波 のエネルギーを電気回路内でジュール熱に変換する。
【0006】
【作用】
アンテナは、その長さによって電波をエネルギー的にムダなく放射したり、取 り入れたりする性質をもっている。 アンテナを非導電性の材料に固定することによって、電気的には空間にアンテ ナを設置したことと同じ効果を得られる。
【0007】 本考案の電波吸収シート鉄骨構造物を覆うことにより、到来電波はアンテナに より取入れられ、負荷用の電気回路によりジュール熱に変換される。 従って鉄骨構造物からの到来電波の反射が減少し、電磁妨害が減少する。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例を図1及び図2について説明する。 図において、1は合成樹脂等の非導電性材料から作られた可撓性シート、2は 到来電波を受信する金属製アンテナ、3は金属製アンテナ2の中央部に接続され たフィーダー線、4はフィーダー線3の他端に接続された負荷用電気回路である 。
【0009】 アンテナ1の長さlは、到来電波の波長をλとすると、l=λ/2のもの(半 波長ダイポールアンテナ)が効率よく電波を受信する。この場合のアンテナの有 効面積はλ2 /8となる。一枚の電波吸収シートの面積をSとすると、N個のア ンテナをバランスよく配置すれば電波吸収効率はλ2 /8・N/S(=λ2 N/ 8S)となる。
【0010】 アンテナ2の中央部にフィーダー線3を取付け、フィーダー線3の端部に電気 回路(負荷用のインピーダンス回路)を取り付ける。電気回路4は、LCRで構 成され、到来電波の周波数に応じて電波のもつエネルギーを効率よく熱エネルギ ーに変換する働きをもつものを選ぶ。 電気回路4のインピーダンスは、アンテナ2に誘起された電力が負荷に効率よ く伝送されるように、定在波比が1に近い値になるように選択する必要があり、 インピーダンスの抵抗部分において熱に変換させる。但し、電気回路4のインピ ーダンスはフィーダー線3のインピーダンスをも考慮する必要がある。
【0011】 非導電性可撓性材料のシート1の平面内に、アンテナ2を配置する方法は、ア ンテナ2の影響範囲を考慮して並べる。到来電波の周波数が100MHzの場合 、高さ80m、巾35mの壁面で200ケの半波長ダイポールアンテナをバラン ス良く取り付ける必要がある。この壁面のもつ電波吸収率ηは、 η=0.139・32 ・200/(80・35)=0.089 すなわち、8.9%となる、電波吸収効率をあげるためにはこのシート1を複 数層使用する必要がある。
【0012】 m層使用すれば、8.9m%の電波吸収率となる。 なお、金属製アンテナは、空気中で錆びないように、表面を防錆剤でコーティ ングするのが好ましい。
【0013】
【考案の効果】
本考案による電波吸収シートは、非導電性可撓性材料のシートに、到来電波を 受信するアンテナと、前記アンテナに接続した負荷用の電気回路とを装着し、到 来電波のエネルギーをジュール熱に変換するようにしたことにより、次の効果を 有する。
【0014】 アンテナを組込んだシート材は薄くて軽いため、建設構造物(工事中)の周囲 に軽量で取扱い易い電波吸収壁を設けることができる。 その結果、工事中の構造物の施工に関して、周囲への電波反射による電波妨害 を考慮することなく、効率のよい施工法を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の正面図である。
【図2】図1におけるアンテナ及び負荷用電気回路部分
の構成図である。
【符号の説明】
1 非導電性可撓性材料のシート 2 アンテナ 4 負荷用電気回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非導電性可撓性材料のシートに、到来電
    波を受信するアンテナと、前記アンテナに接続した負荷
    用の電気回路とを装着し、到来電波のエネルギーをジュ
    ール熱に変換するようにしたことを特徴とする電波吸収
    シート。
JP4497692U 1992-06-29 1992-06-29 電波吸収シート Pending JPH067299U (ja)

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JPH067299U true JPH067299U (ja) 1994-01-28

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001339191A (ja) * 2000-05-30 2001-12-07 Toppan Printing Co Ltd 周波数選択性を有する電波吸収体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS521226U (ja) * 1975-06-21 1977-01-07
JPH01143297A (ja) * 1987-11-28 1989-06-05 Nippon Television Network Corp Vhf及びuhf帯電波の吸収体

Patent Citations (2)

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