JPH06721Y2 - 三次元測定機 - Google Patents

三次元測定機

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JPH06721Y2
JPH06721Y2 JP12851985U JP12851985U JPH06721Y2 JP H06721 Y2 JPH06721 Y2 JP H06721Y2 JP 12851985 U JP12851985 U JP 12851985U JP 12851985 U JP12851985 U JP 12851985U JP H06721 Y2 JPH06721 Y2 JP H06721Y2
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JP
Japan
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air
movable member
fall prevention
prevention device
movable
Prior art date
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JP12851985U
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JPS6237703U (ja
Inventor
憲治 三輪
房生 清水
伸宏 品田
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は三次元測定機に関するものである。
(考案の背景) 第4図は従来の三次元測定機の外観図である。定盤1の
片側に前後方向(Y軸方向)の案内2を設け、この案内
2に沿って移動する門型構造体の上辺に左右方向(X軸
方向)の案内3を設け、この案内3に沿って移動する筐
体4を上下方向(Z軸方向)につらぬく可動部材5を設
け、その可動部材5下端に測定子6を設ける。これによ
り測定子6は案内2,3及び可動部材5に沿ってXYZ
軸方向に自在に移動可能になる。
測定中、可動部材5には、操作上、Z軸方向ストローク
内の任意の位置で固定することなく静止できること、駆
動力が上下方向とも同一で小さいことが要求され、また
測定子6の交換による重量変化が生じても上記2項目を
満たしていなければならず、そのため筐体4内に可動部
材5の重量をカウンターバランスさせるバランス装置が
装備されている。バランス装置には、総重量に等しい重
錘を抱かせるカウンタウエイト方式、コンストンバネを
用いたバネ方式なども実施されているが、重錘による重
量増加、測定子交換による重量変化への対応不足などの
理由によりエアシリンダの推力でバランスをとり、重量
変化にはエアシリンダへの供給圧を変化させて対応する
というエアシリンダ方式が多く採用されている。
第5図に従来のガイドにエアーベアリング及びバランス
装置としてエアシリンダ方式を用いた三次元測定機のZ
軸部の部分断面図を示す。
可動部材5はZ軸方向への走りに対して走り出し調整さ
れた上下一対のエアパッド8,9を貫通している。この
エアパッド8,9は上部エアパッド支持部材16,下部
エアパッド支持部材14に支持され、エアパッド8、9
に圧縮空気を供給することによって、エアパッド8、9
と可動部材5との間にエアガイドを形成する。
エアパッド8,9と可動部材5の摺動面は形状的・面的
精度良く仕上げられており、摺動面間隔は可動部材5の
運動の真直度及び剛性を確保するためミクロンオーダで
調整されている。摺動面内には圧縮空気が供給されるた
め潤滑剤は使用できず、全くの無潤滑状態になってい
る。
可動部材5の下端には測定子ホルダ10が設けられ、多
種の測定子の脱着が可能である。
可動部材5の上端は連結部材11を介してZ軸重量バラ
ンス用エアシリンダ12のピストンロッド13と結ばれ
ている。
エアシリンダ12は、Z軸方向に平行に、下部エアパッ
ド支持部材14に固定される。エアシリンダ12への空
気圧供給を行なう配管7上には、測定子重量変動に対応
して空気圧を調整する調整弁15がある。
運転を休止している場合、重量バランス用エアシリンダ
への供給圧が低下した様な場合、可動部材5の自重によ
る自然落下を防止するために、落下防止装置がピストン
ロッド13と上部エアパッド支持部材16との間に設け
られている。
落下防止装置はピストンロッド13と、ソレノイド18
のプランジャ18′とが貫通しているストッパ17と復帰
用バネ20およびプランジャ18′の先端に設けられた制
限部材21とで構成され、ソレノイド18に信号を与え
ることによりプランジャ18′を下降させ、制限部材21
がストッパ17を下へ押えつけることによりストッパ1
7とピストンロッド13との間に生ずるくさび効果によ
る噛合いで可動部材5の落下を防止する。
この様な構成の装置では落下防止装置が解除される時す
なわち非運転時から運転に転ずる時に重大な問題が生ず
る。
すなわち、非運転時には装置全体への圧縮空気の供給が
遮断されるため可動部材5のガイドであるエアパッド
8,9および、Z軸重量バランス用エアシリンダ12へ
の圧縮空気の供給も遮断されると共に、落下防止装置が
作動してピストンロッド13が係止される。この時エア
パッド8,9と可動部材5の状態は第6図に図示する様
にエアパッド8,9と可動部材5が接触した状態になっ
ている。
次に運転に転ずるとエアパッド8,9、Z軸重量バラン
ス用エアシリンダ12へ圧縮空気の供給が行なわれると
共に、落下防止装置は瞬時にピストンロッド13の係止
を解除し、Z軸重量バランス用エアシリンダも瞬時に推
力を出す。しかしエアパッド8,9と可動部材5の摺動
面間に圧縮空気がゆきわたり、エアパッド8,9と可動
部材5とが非接触の状態で充分な剛性を持った状態(す
なわちエアガイドが形成された状態)になるまでには少
々の時間を要する(多くて数秒)。この時間は装置全体
の配管系が複雑になればそれだけ長くなる。該時間の
間、エアパッド8,9と可動部材5は僅かに接触した状
態であったり、摺動面間の圧縮空気が充分な剛性を持た
ない状態にある。この時、Z軸重量バランス装置は働い
ているため、可動部材5は僅かな力で動かすことができ
る。しかしこの様な状態で可動部材5を動かすと、エア
パッド8,9と可動部材5の摺動面が無潤滑状態である
ため摩擦をおこし高精度に加工された摺動面を損傷する
ことになる。また一度損傷した摺動面で上記のことを繰
り返していると摺動面の損傷は加速され、装置の精度を
狂わすばかりか、摺動不能の状態になる。
エアパッド8、9と可動部材5との間にエアガイドが形
成されるに充分な時間が経過した後で可動部材を動かす
ことにしても、例えば非運転時に測定子を交換するなど
し、Z軸重量バランス装置の状態が変化した様な場合に
は、運転に転ずると同時に可動部材5は上方あるいは下
方に動いてしまい上記と同様の現象が生じる。
(考案の目的) 本考案はこれらの欠点を解決し、エアガイドおよび可動
部材を保護し、精度の長期的安定性を大巾に向上させた
三次元測定機を得ることを目的とする。
(考案の概要) 本考案はZ軸方向移動部材の落下防止装置の解除をエア
ガイドが形成されるまで時間的に遅らせることを技術的
要点としている。
(実施例) 第1図は本考案の実施例を説明するための主要部の部分
断面図であり(不図示の部分は第4図,第5図と同
じ)、落下防止装置としてソレノイドの代わりにエアシ
リンダを用いている。そして、エアシリンダ180は、
重量バランス装置のエアシリンダ12に形成したフラン
ジ19に固定され、フランジ19を介して上部にエアパ
ッド支持部材16に固定されている。また、エアシリン
ダ12はフランジ19によって上部エアパッド支持部材
16にのみ固定されており、それによって運転時と非運
転時とに作用する重量の作用点が常に変化しないように
構成されている。
落下防止装置用エアシリンダ180には流量調整バルブ
22と電磁弁23とが取付けられている。主電源がオフ
である等して落下防止装置が働いている時は流量調整バ
ルブ22への圧縮空気の供給が遮断されているため、落
下防止装置用エアシリンダ180のピストンロッド18′
はシリンダ180内のバネ24により下方へ引張られて
いる(第2図(b))。この時電磁弁23はオフになって
おり、落下防止装置用エアシリンダ180と大気はつな
がれている。次に主電源をオンにして本体を運転させる
と、電磁弁23がオンになり流量調整バルブ22に圧縮
空気が供給されるが、流量調整バルブ22により流量が
絞られるため、落下防止装置用エアシリンダ180は瞬
時に推力を出すのではなく調整された流量に従い、次第
に推力を出し、推力がバネ24の力以外になった時落下
防止装置が解除される(第2図(a))。そして解除され
るまでの時間は流量調整バルブ22により任意に変更で
き、流量を小さくすれば長く、多くすれば短くなり、装
置全体の系に最適の時間、すなわち、エアパッド8、9
と可動部材5の摺動面間に圧縮空気がゆきわたり、エア
パッド8、9と可動部材5とが非接触の状態で充分な剛
性を持った状態(エアガイドの形成された状態)になっ
た後に、落下防止が解除される時間を得ることができ
る。すなわち、流量調整バルブ22は遅延装置として働
いている。次に落下防止装置を働かせると、瞬時に電磁
弁23が働き(オフになり)、落下防止装置用エアシリ
ンダ180の中の空気は大気に流れ、瞬時に落下防止装
置が働く。
流量調整バルブ22と電磁弁23を設ける代わりに、市
販されているスピードコントローラを設けても同様な効
果が得られる。
なお、落下防止装置用エアシリンダの代わりにソレノイ
ドを使用することもできる。
すなわち、第3図にブロック図で示したように、主電源
30のスイッチSWをオンすると、主電源30からの電
力が遅延回路31,電流供給回路32,エアパッド8,
9へのエア供給装置33,エアシリンダ12へのエア供
給装置34に印加される。その結果、エアパッド8,
9,エアシリンダ12へエアが供給される。遅延回路3
1はエアガイドの形成されるのに必要十分な時間スイッ
チSWのオン信号を遅延させ(入力信号の変化によ
る)、上述の所定時間経過後、電流供給回路32とソレ
ノイド35との間のスイッチ36をオンする。
従って、上記所定時間後、ソレノイド35は電流供給回
路32からの電流を供給され、オンし、ピストンロッド
13の係止を解除する。主電源30をオフすれば電流供
給が瞬時になくなるから、ソレノイド35は瞬時にオフ
し、ピストンロッド13を係止する。
尚、上述の各実施例において、エアパッド8,9と該エ
アパッドへの図示なきエア供給装置と第3図のエア供給
装置33等が本考案のエアガイド形成装置として動作
し、第1図のエアシリンダ180,電磁弁23,ピスト
ンロッド13,ストッパ17,復帰用バネ20,制限部
材21,第3図のスイッチ36,ソレノイド35等が本
考案の落下防止装置として動作すると共に、第1図の流
量調整バルブ22,第3図の遅延回路31等が本考案の
遅延装置として動作する。
また、以上の実施例ではカウンターバランスとしてエア
シリンダ方式を採用したが、カウンタウエイト方式,バ
ネ方式においても同様に本考案を用いることができる。
(考案の効果) 本考案はエアガイドを使用した装置には全て効果があ
り、エアガイド特有の半浮上状態での駆動による破損を
防ぐ効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の主要部の部分断面図、第2図
は落下防止装置の動作を説明するための部分断面図であ
って、第2図(a)は係止解除状態、第2図(b)は係止状態
を示し、第3図は落下防止装置としてソレノイドを用い
た場合のブロック図、第4図は従来の三次元測定機の外
観図、第5図は従来の三次元測定機のZ軸部の部分断面
図、第6図はエアパッド8,9へのエア供給が停止した
場合のエアパッドと可動部材5との関係を示す図であ
る。 (主要部分の符号の説明) 13…ピストンロッド, 17…ストッパ, 18′…プランジャ, 180…シリンダ, 22…流量調節バルブ, 23…電磁弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】X軸、Y軸に平行移動自在に支持された筐
    体と、該筐体にZ軸方向へ移動自在に設けた可動部材
    と、運転開始の操作により前記筐体と前記可動部材の摺
    動面の間にエアを供給してエアガイドを形成する一方、
    前記運転終了の操作により前記エアの供給を停止するエ
    アガイド形成装置と、運転時に、前記可動部材の重量を
    カウンターバランスさせるためのバランス装置と、非運
    転時に、前記可動部材を拘束してその落下を防止する落
    下防止装置と、を設けた三次元測定機において、 前記エアガイド形成装置により前記エアガイドが形成さ
    れるに必要十分な遅延時間を有すると共に前記運転開始
    の操作に応動する遅延装置を設け、前記落下防止装置に
    よる前記可動部材の拘束の解除を該遅延装置に応答させ
    たことを特徴とする三次元測定機。
JP12851985U 1985-08-23 1985-08-23 三次元測定機 Expired - Lifetime JPH06721Y2 (ja)

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JPS6237703U JPS6237703U (ja) 1987-03-06
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