JPH0671994A - 電子ナンバリング装置 - Google Patents
電子ナンバリング装置Info
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- JPH0671994A JPH0671994A JP23216792A JP23216792A JPH0671994A JP H0671994 A JPH0671994 A JP H0671994A JP 23216792 A JP23216792 A JP 23216792A JP 23216792 A JP23216792 A JP 23216792A JP H0671994 A JPH0671994 A JP H0671994A
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- type
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 印字動作の最後に活字輪の選字動作等による
位置ズレの修正を行い、同時に位置規制を行うことで印
字品質を確保し、スライド部へのインクの付着を防止
し、更に次の選字動作を正確かつスムーズに行うような
電子ナンバリング装置を提供する。 【構成】 活字輪によって印字するとき、その各活字輪
の外周部分とスライドとの間に設けられた規制手段によ
って各活字輪を位置決め保持することにより、前記活字
輪の位置修正と位置規制を行う。
位置ズレの修正を行い、同時に位置規制を行うことで印
字品質を確保し、スライド部へのインクの付着を防止
し、更に次の選字動作を正確かつスムーズに行うような
電子ナンバリング装置を提供する。 【構成】 活字輪によって印字するとき、その各活字輪
の外周部分とスライドとの間に設けられた規制手段によ
って各活字輪を位置決め保持することにより、前記活字
輪の位置修正と位置規制を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、任意に設定された印字
データを電子的に選択するようにした電子ナンバリング
装置に関するものである。
データを電子的に選択するようにした電子ナンバリング
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子ナンバリング装置としては、
機械的に連番を記録するナンバリングに対して、電子的
に任意の値を設定、変化させたものを印字する装置が提
案されていた。
機械的に連番を記録するナンバリングに対して、電子的
に任意の値を設定、変化させたものを印字する装置が提
案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
子ナンバリング装置の中で桁数分の字輪を選択する機構
を持つナンバリングは、さまざまな要因によって活字輪
が選字動作中に微妙に印字位置に対してずれてしまい印
字品質が低下したり、字輪が微妙にずれた状態で印字動
を行うとスライド部に印面が接触してインク等が付着し
たり、又、印字面を対象物に押しつけることによっても
字輪のズレが発生し次の選字動作時に正確な選字ができ
なくなるという問題点があった。
子ナンバリング装置の中で桁数分の字輪を選択する機構
を持つナンバリングは、さまざまな要因によって活字輪
が選字動作中に微妙に印字位置に対してずれてしまい印
字品質が低下したり、字輪が微妙にずれた状態で印字動
を行うとスライド部に印面が接触してインク等が付着し
たり、又、印字面を対象物に押しつけることによっても
字輪のズレが発生し次の選字動作時に正確な選字ができ
なくなるという問題点があった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、微妙
に位置ズレしている活字輪を印字動作字に正規の位置に
整列させてやることにより印字品質を良好な状態に保つ
と共に、スライド部の汚れを防止し、正確な選字動作を
行うことができるようにした電子ナンバリング装置を提
供する事にある。
になされたものであり、その目的とするところは、微妙
に位置ズレしている活字輪を印字動作字に正規の位置に
整列させてやることにより印字品質を良好な状態に保つ
と共に、スライド部の汚れを防止し、正確な選字動作を
行うことができるようにした電子ナンバリング装置を提
供する事にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の電子ナンバリング装置は、印字すべきデー
タを設定入力するための入力手段と、その入力手段によ
って入力されたデータを表示する表示装置と、前記入力
されたデータに基づいて設定値を所定量変化させる制御
手段と、前記制御手段により設定された値を複数の活字
輪によって任意の対象物に印字する印字手段とを有する
電子ナンバリング装置において、前記複数の活字輪の外
周部分と、本体を保持するスライドとの間に、その活字
輪によって前記対象物に印字するとき各活字輪を位置決
め保持する規制手段を備えている。
に、本発明の電子ナンバリング装置は、印字すべきデー
タを設定入力するための入力手段と、その入力手段によ
って入力されたデータを表示する表示装置と、前記入力
されたデータに基づいて設定値を所定量変化させる制御
手段と、前記制御手段により設定された値を複数の活字
輪によって任意の対象物に印字する印字手段とを有する
電子ナンバリング装置において、前記複数の活字輪の外
周部分と、本体を保持するスライドとの間に、その活字
輪によって前記対象物に印字するとき各活字輪を位置決
め保持する規制手段を備えている。
【0006】
【作用】上記の構成を有する本発明の電子ナンバリング
装置は、選字動作後に微妙に位置ズレを起こしている活
字輪を印字動作時に規制手段によって各活字輪を強制的
に正規の位置に整列させて、きれいな印字を行うことが
でき、更に、印字動作による活字輪の位置ズレを防止す
ることができる。
装置は、選字動作後に微妙に位置ズレを起こしている活
字輪を印字動作時に規制手段によって各活字輪を強制的
に正規の位置に整列させて、きれいな印字を行うことが
でき、更に、印字動作による活字輪の位置ズレを防止す
ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0008】図1は、本発明による電子ナンバリング装
置の外観図を示し、その電子ナンバリング装置は、本体
1と印字位置の確認をしやすくするために透明部材で構
成され印字位置を示す開口部2を有するスライド3とか
ら成っている。本体1は、本体前1aと本体後1bとで
構成される。前記本体前1aの中央前面部に、入力手段
を構成するキーボード4と、LCD等から成る表示装置
5(表示手段)が設けられていると共に、上部には電池
交換のための電池蓋6が設けられている。
置の外観図を示し、その電子ナンバリング装置は、本体
1と印字位置の確認をしやすくするために透明部材で構
成され印字位置を示す開口部2を有するスライド3とか
ら成っている。本体1は、本体前1aと本体後1bとで
構成される。前記本体前1aの中央前面部に、入力手段
を構成するキーボード4と、LCD等から成る表示装置
5(表示手段)が設けられていると共に、上部には電池
交換のための電池蓋6が設けられている。
【0009】図2は、本装置の正面断面図であり、図3
は、図2のa−a線における側面断面図である。
は、図2のa−a線における側面断面図である。
【0010】活字輪軸7は、その両側部がメタル8を介
してシャーシ9に支持される。複数の活字輪10の一側
面上には、活字輪10と活字輪軸7を一定ピッチにて係
合位置決めするための活字バネ11を格納する溝部10
aと、ラッチ15の一端の係合部15aと係合解離する
ための多数の係合爪部10bとが設けられており、反対
側面上には、前記溝部10aと嵌合して活字バネ11の
スラスト方向への揺動を規制するバネ押さえ10eが一
体的に設けられ、更に前記活字輪10の印面18間の外
周面上には凹状に形成された嵌合部55が一定角度ピッ
チにて配置されている。
してシャーシ9に支持される。複数の活字輪10の一側
面上には、活字輪10と活字輪軸7を一定ピッチにて係
合位置決めするための活字バネ11を格納する溝部10
aと、ラッチ15の一端の係合部15aと係合解離する
ための多数の係合爪部10bとが設けられており、反対
側面上には、前記溝部10aと嵌合して活字バネ11の
スラスト方向への揺動を規制するバネ押さえ10eが一
体的に設けられ、更に前記活字輪10の印面18間の外
周面上には凹状に形成された嵌合部55が一定角度ピッ
チにて配置されている。
【0011】前記活字輪10は、前記溝部10aに格納
された各桁分の活字バネ11が前記活字輪軸7上のラジ
アル方向に活字輪10の印面18と同じ角度ピッチで分
割された爪部7aと連結離脱を行う事で各桁独立して回
転可能に枢支されている。又、活字輪軸7の一端は、軸
継ぎ手12によってステッピングモータ25と連結さ
れ、一体的に回転可能となっている。前記ステッピング
モータ25は、前記活字輪10よりも小さな直径にて構
成されていて、モータ固定板13に図示しないネジで固
定され、前記モータ固定板13も図示しないネジ等にて
シャーシ9に固定されている。更に、前記ステピングモ
ータ25の前記モータ固定板13に対する取付位置は印
字位置方向に突出しない位置にて固定される。
された各桁分の活字バネ11が前記活字輪軸7上のラジ
アル方向に活字輪10の印面18と同じ角度ピッチで分
割された爪部7aと連結離脱を行う事で各桁独立して回
転可能に枢支されている。又、活字輪軸7の一端は、軸
継ぎ手12によってステッピングモータ25と連結さ
れ、一体的に回転可能となっている。前記ステッピング
モータ25は、前記活字輪10よりも小さな直径にて構
成されていて、モータ固定板13に図示しないネジで固
定され、前記モータ固定板13も図示しないネジ等にて
シャーシ9に固定されている。更に、前記ステピングモ
ータ25の前記モータ固定板13に対する取付位置は印
字位置方向に突出しない位置にて固定される。
【0012】図4(a)は、選字カムの斜視図であり、
図4(b)は、図4(a)の選字カムを180゜回転さ
せた状態の斜視図である。この図からも明らかなように
選字カム14は、円筒形のカムの表面にほぼ等角度ピッ
チにて螺旋状に配置されかつ桁数分のラッチ15の他端
のカムフォロワ15bを作動する突起(実施例の場合は
8桁)16a〜16hと、前記突起16の約半分の高さ
を有して選字カム14の長手方向全体に伸びかつ全桁の
ラッチ15をリセット位置に押し上げるリセット突起1
7と、前記突起16と同じ高さを有して選字カム14の
長手方向に伸びていて、選字動作終了後に活字輪10の
印面18が位置ズレを起こさないよう保持するため、全
桁のラッチ15を固定位置に押し上げる位置決め突起1
9と、選字された印面18を印字位置まで回転させるた
めのブランク20とを有している。
図4(b)は、図4(a)の選字カムを180゜回転さ
せた状態の斜視図である。この図からも明らかなように
選字カム14は、円筒形のカムの表面にほぼ等角度ピッ
チにて螺旋状に配置されかつ桁数分のラッチ15の他端
のカムフォロワ15bを作動する突起(実施例の場合は
8桁)16a〜16hと、前記突起16の約半分の高さ
を有して選字カム14の長手方向全体に伸びかつ全桁の
ラッチ15をリセット位置に押し上げるリセット突起1
7と、前記突起16と同じ高さを有して選字カム14の
長手方向に伸びていて、選字動作終了後に活字輪10の
印面18が位置ズレを起こさないよう保持するため、全
桁のラッチ15を固定位置に押し上げる位置決め突起1
9と、選字された印面18を印字位置まで回転させるた
めのブランク20とを有している。
【0013】選字カム軸21は、その両側部がメタル2
2を介してシャーシ9に支持される。選字カム14は選
字カム軸21に固定支持されており選字カム軸21と一
体的に回転する。又、前記選字カム軸21の一端は、軸
継ぎ手23によってステッピングモータ26と連結さ
れ、ステッピングモータ26の駆動力を直接的に受ける
ことができる。前記ステッピングモータ26は、ステッ
ピングモータ25と同様にモータ固定板13に図示しな
いネジで固定されている。又、選字カム軸21の他端に
は、選字カム14の基点位置を示すためのエンコーダ4
7と、前記エンコーダ47によってスイッチングされる
位置センサー45とが図示されないネジ等にてシャーシ
9に固定されている。
2を介してシャーシ9に支持される。選字カム14は選
字カム軸21に固定支持されており選字カム軸21と一
体的に回転する。又、前記選字カム軸21の一端は、軸
継ぎ手23によってステッピングモータ26と連結さ
れ、ステッピングモータ26の駆動力を直接的に受ける
ことができる。前記ステッピングモータ26は、ステッ
ピングモータ25と同様にモータ固定板13に図示しな
いネジで固定されている。又、選字カム軸21の他端に
は、選字カム14の基点位置を示すためのエンコーダ4
7と、前記エンコーダ47によってスイッチングされる
位置センサー45とが図示されないネジ等にてシャーシ
9に固定されている。
【0014】選字カム14が回転することによって順次
活字輪10を固定していくラッチ15は、シャーシ9に
固定されているラッチ軸24によって回動可能に枢支さ
れる。前記ラッチ15は、シャーシ9に図示しないネジ
等で固定されている櫛バネ27によって他端のカムフォ
ロワ15bが選字カム14に常に圧接されている。
活字輪10を固定していくラッチ15は、シャーシ9に
固定されているラッチ軸24によって回動可能に枢支さ
れる。前記ラッチ15は、シャーシ9に図示しないネジ
等で固定されている櫛バネ27によって他端のカムフォ
ロワ15bが選字カム14に常に圧接されている。
【0015】図5は、図3の印字動作を実行した時の状
態図である。スライド3は、開口部2付近の後ろ側に一
体的に形成された凸状の字輪固定部56を、各活字輪1
0の各印面18間に形成された凹状の嵌合部55と嵌合
させて全桁の活字輪10の印字位置を正確に合致させて
いる、前記字輪固定部56と嵌合部55とによって規制
手段が構成される。又、前記スライド3は、一体的に形
成されたスライド突起34を本体1の両側面に形成され
ている縦長の長溝33に係合しており、本体1に対し前
記長溝33に沿って相対的に上下動する。更に、スライ
ド突起34と本体1の間にはバネ35がかけられ、印字
動作時等に本体1を手動にて下方に押し下げて離すと、
前記バネ35によって原位置に上昇復帰される。
態図である。スライド3は、開口部2付近の後ろ側に一
体的に形成された凸状の字輪固定部56を、各活字輪1
0の各印面18間に形成された凹状の嵌合部55と嵌合
させて全桁の活字輪10の印字位置を正確に合致させて
いる、前記字輪固定部56と嵌合部55とによって規制
手段が構成される。又、前記スライド3は、一体的に形
成されたスライド突起34を本体1の両側面に形成され
ている縦長の長溝33に係合しており、本体1に対し前
記長溝33に沿って相対的に上下動する。更に、スライ
ド突起34と本体1の間にはバネ35がかけられ、印字
動作時等に本体1を手動にて下方に押し下げて離すと、
前記バネ35によって原位置に上昇復帰される。
【0016】インクロール28は、多孔質の高分子材料
から成るロール状のインクパッド29とパッドケース3
0とによって構成され、前記インクパッド29が活字輪
10に圧接されている位置で、パッドケース30を介し
てシャーシ9に回転自在に支承されている。前記インク
ロール28の交換は、本体後1bの後面中央付近のイン
ク窓31から行う。
から成るロール状のインクパッド29とパッドケース3
0とによって構成され、前記インクパッド29が活字輪
10に圧接されている位置で、パッドケース30を介し
てシャーシ9に回転自在に支承されている。前記インク
ロール28の交換は、本体後1bの後面中央付近のイン
ク窓31から行う。
【0017】更に、本体1の上部に複数の電池32を収
納するための部屋が一体的に構成されており、電池蓋6
を開閉して電池の交換を行う。
納するための部屋が一体的に構成されており、電池蓋6
を開閉して電池の交換を行う。
【0018】図5は、本装置のシステムブロック図であ
り、主にシャーシ9上に図示されないネジ等で固定され
ている基板43上に配置されている。入力手段を構成す
るキーボード4は、制御手段39のCPU38に接続さ
れている。制御手段39は、電源回路50と、発信回路
48と、前記電源回路50の電圧検出を行う電圧検出回
路37と、入力される情報やメモリー情報を統括管理
し、選字動作や表示を実行させるCPU38と、前記C
PU38からの信号によりステッピングモータ25,2
6をそれぞれ動作させるドライバ40,41とで構成さ
れている。表示手段である表示装置5は、制御手段39
のCPU38によって制御される。印字手段44は、選
字を行うステッピングモータ25,26と、印字動作の
検出を行う印字センサー46と、選字カム14の初期位
置を検出する位置センサー45とより構成されている。
り、主にシャーシ9上に図示されないネジ等で固定され
ている基板43上に配置されている。入力手段を構成す
るキーボード4は、制御手段39のCPU38に接続さ
れている。制御手段39は、電源回路50と、発信回路
48と、前記電源回路50の電圧検出を行う電圧検出回
路37と、入力される情報やメモリー情報を統括管理
し、選字動作や表示を実行させるCPU38と、前記C
PU38からの信号によりステッピングモータ25,2
6をそれぞれ動作させるドライバ40,41とで構成さ
れている。表示手段である表示装置5は、制御手段39
のCPU38によって制御される。印字手段44は、選
字を行うステッピングモータ25,26と、印字動作の
検出を行う印字センサー46と、選字カム14の初期位
置を検出する位置センサー45とより構成されている。
【0019】以下に動作を説明する。
【0020】印字動作が終了したことを印字センサー4
6が確認した時点で、選字カム14上の位置決め突起1
9が全ラッチ15のカムフォロワ15bを押し上げ、前
記ラッチ15の係合部15aが活字輪10の係合爪部1
0bに係合した状態となり、前記活字輪10が位置ズレ
を起こさないように保持されたままで制御手段39の選
字命令を待っている。
6が確認した時点で、選字カム14上の位置決め突起1
9が全ラッチ15のカムフォロワ15bを押し上げ、前
記ラッチ15の係合部15aが活字輪10の係合爪部1
0bに係合した状態となり、前記活字輪10が位置ズレ
を起こさないように保持されたままで制御手段39の選
字命令を待っている。
【0021】一般的な選字動作は、キーボード4から任
意の数値が入力されたり、特定の規則性で数値が所定量
変化したりする場合である。活字輪10上の印面18か
ら次の印面18までのラジアル方向での距離を1ピッチ
とすると、制御手段39が現在の活字輪10の状態と次
に変化すべき設定値とを比較して各活字輪10を活字輪
軸7に対して相対的に何ピッチ回転させれば良いかとい
う変位量を各桁ごとに判断し、ステッピングモータ2
5,26に命令を与える。
意の数値が入力されたり、特定の規則性で数値が所定量
変化したりする場合である。活字輪10上の印面18か
ら次の印面18までのラジアル方向での距離を1ピッチ
とすると、制御手段39が現在の活字輪10の状態と次
に変化すべき設定値とを比較して各活字輪10を活字輪
軸7に対して相対的に何ピッチ回転させれば良いかとい
う変位量を各桁ごとに判断し、ステッピングモータ2
5,26に命令を与える。
【0022】前記変位量分の回転を実行するべき桁の活
字輪10に、ラッチ15が係合する位置まで選字カム1
4を回転させ、前記選字カム14の回転が終了した時点
から前述した変位量分だけ活字輪10を矢印Aの方向に
回転させる。ここで前記ラッチ15が係合している活字
輪10は、ラッチ15によって回転が阻止されるため前
記活字輪内に格納されている活字バネ11が活字輪軸7
の爪部7aと係合解離を回転ピッチ分だけ繰り返し、前
記活字輪10と活字輪軸7との相対的な回転が変位量分
実行される。前述の動作を必要桁において繰り返し行う
ことにより設定値と印面18を桁方向に一致させる。
字輪10に、ラッチ15が係合する位置まで選字カム1
4を回転させ、前記選字カム14の回転が終了した時点
から前述した変位量分だけ活字輪10を矢印Aの方向に
回転させる。ここで前記ラッチ15が係合している活字
輪10は、ラッチ15によって回転が阻止されるため前
記活字輪内に格納されている活字バネ11が活字輪軸7
の爪部7aと係合解離を回転ピッチ分だけ繰り返し、前
記活字輪10と活字輪軸7との相対的な回転が変位量分
実行される。前述の動作を必要桁において繰り返し行う
ことにより設定値と印面18を桁方向に一致させる。
【0023】以上の過程によって設定値と印面18を一
致させると、この時ほとんどの場合印字動作のための印
字位置と設定された印面18の位置ズレが発生する。
致させると、この時ほとんどの場合印字動作のための印
字位置と設定された印面18の位置ズレが発生する。
【0024】m : 活字輪10と活字輪軸7の相対変
化ピッチの総和 s : 印面18の数 x : 活字輪軸7の回転数 y : 印字位置までに必要な送りピッチ量 y = s(x+1)−m 前記y分の位置ズレを修正するために、次の工程として
再び選字カム14を回転させ、全ラッチ15が活字輪1
0の係合爪部10bと係合しない位置である前記選字カ
ム14上のブランク20の位置にて停止した後、活字輪
軸7と全ての活字輪10が一体的にピッチ量y分だけ回
転することで設定した印面18を印字位置に合わせ選字
工程を終了する。こうして再び選字カム14を回転さ
せ、前記選字カム14上の位置決め突起19が全ラッチ
15を押し上げる位置にて停止し、印字動作によって活
字輪10が位置ズレを起こさないように、前記ラッチ1
5が活字輪10を保持した状態のまま印字動作を待って
いる。
化ピッチの総和 s : 印面18の数 x : 活字輪軸7の回転数 y : 印字位置までに必要な送りピッチ量 y = s(x+1)−m 前記y分の位置ズレを修正するために、次の工程として
再び選字カム14を回転させ、全ラッチ15が活字輪1
0の係合爪部10bと係合しない位置である前記選字カ
ム14上のブランク20の位置にて停止した後、活字輪
軸7と全ての活字輪10が一体的にピッチ量y分だけ回
転することで設定した印面18を印字位置に合わせ選字
工程を終了する。こうして再び選字カム14を回転さ
せ、前記選字カム14上の位置決め突起19が全ラッチ
15を押し上げる位置にて停止し、印字動作によって活
字輪10が位置ズレを起こさないように、前記ラッチ1
5が活字輪10を保持した状態のまま印字動作を待って
いる。
【0025】前記修正動作を含めた一連の選字動作の中
で特にナンバリングとして使用する時、活字輪10はた
いていの場合最低1度はインクローラ28との接触点を
通過するため、印面18を印字位置に合わせた状態では
インクが自動的に塗布されている。又、選字動作終了後
ある一定時間以上印字動作が行われず放置された場合に
は自動的に電源が制御手段39によって切られ、次に使
用者によって電源が入れられた時に、活字輪軸7を選字
カム14上のブランク20の位置にて一回転させること
によるインク塗布動作を実行する。
で特にナンバリングとして使用する時、活字輪10はた
いていの場合最低1度はインクローラ28との接触点を
通過するため、印面18を印字位置に合わせた状態では
インクが自動的に塗布されている。又、選字動作終了後
ある一定時間以上印字動作が行われず放置された場合に
は自動的に電源が制御手段39によって切られ、次に使
用者によって電源が入れられた時に、活字輪軸7を選字
カム14上のブランク20の位置にて一回転させること
によるインク塗布動作を実行する。
【0026】こうして選字が終了したことを表示装置5
に表示する等の何らかの報知手段を使って使用者に知ら
せ、使用者が選字動作終了を確認後、スライド3の開口
部2を印字位置に合わせて本体1を押し下げることによ
って、選字された印面18を任意の対象物に押しつけ印
字を行う。この時、前述の選字動作によって整列してい
る活字輪10に微妙な位置ズレが発生しており、印面1
8が印字する対象物に対して平行な位置関係にない場合
が考えられるが、使用者が本体1を押し下げる工程の最
後に活字輪10の嵌合部55と、スライド3の字輪固定
部56が嵌合することにより各活字輪10を正確な位置
に案内し、印面18を印字する対象物に対して平行な位
置に修正してから印字を行っていると共に、印面18を
印字する対象物に押しつけることによる力で活字輪10
が位置ズレを起こさないように位置規制しているため、
印字による活字輪10の位置ズレがなく次工程で正確な
選字動作をすることができる。
に表示する等の何らかの報知手段を使って使用者に知ら
せ、使用者が選字動作終了を確認後、スライド3の開口
部2を印字位置に合わせて本体1を押し下げることによ
って、選字された印面18を任意の対象物に押しつけ印
字を行う。この時、前述の選字動作によって整列してい
る活字輪10に微妙な位置ズレが発生しており、印面1
8が印字する対象物に対して平行な位置関係にない場合
が考えられるが、使用者が本体1を押し下げる工程の最
後に活字輪10の嵌合部55と、スライド3の字輪固定
部56が嵌合することにより各活字輪10を正確な位置
に案内し、印面18を印字する対象物に対して平行な位
置に修正してから印字を行っていると共に、印面18を
印字する対象物に押しつけることによる力で活字輪10
が位置ズレを起こさないように位置規制しているため、
印字による活字輪10の位置ズレがなく次工程で正確な
選字動作をすることができる。
【0027】次にリセット工程について簡単に説明す
る。電池32の交換時や何らかの要因にて選字工程にエ
ラーが発生した場合は、直ちに全桁を一度リセットして
から次の工程にはいるようになっている。選字カム14
を回転させ全ラッチ15をリセット突起17が押し上げ
る位置にて停止させる。ここでリセット突起17は通常
の突起16の約半分の高さしか有していないため、リセ
ット突起17に押し上げられているラッチ15は本来の
半分の係合位置までしか回動する事ができず、活字輪1
0の係合爪部10bの中で一箇所だけ爪の高さが高い係
合爪部10dとしか係合できないようになっている。こ
の状態で活字輪10を一回転させれば全ての桁が同じ位
置に設けられた係合爪部10dの位置でその回転がラッ
チ15に阻止されメカ的なリセット動作を行うことがで
きる。前記動作においては活字輪軸7を直接駆動するス
テッピングモータ25に全桁分の活字バネ11のバネ圧
がかかり負荷トルクが通常の選字動作時の数倍になるた
め、ステピングモータ25の回転数を通常より落とすこ
とで必要な駆動トルクを確保し、リセット工程において
も確実に動作するように制御する。
る。電池32の交換時や何らかの要因にて選字工程にエ
ラーが発生した場合は、直ちに全桁を一度リセットして
から次の工程にはいるようになっている。選字カム14
を回転させ全ラッチ15をリセット突起17が押し上げ
る位置にて停止させる。ここでリセット突起17は通常
の突起16の約半分の高さしか有していないため、リセ
ット突起17に押し上げられているラッチ15は本来の
半分の係合位置までしか回動する事ができず、活字輪1
0の係合爪部10bの中で一箇所だけ爪の高さが高い係
合爪部10dとしか係合できないようになっている。こ
の状態で活字輪10を一回転させれば全ての桁が同じ位
置に設けられた係合爪部10dの位置でその回転がラッ
チ15に阻止されメカ的なリセット動作を行うことがで
きる。前記動作においては活字輪軸7を直接駆動するス
テッピングモータ25に全桁分の活字バネ11のバネ圧
がかかり負荷トルクが通常の選字動作時の数倍になるた
め、ステピングモータ25の回転数を通常より落とすこ
とで必要な駆動トルクを確保し、リセット工程において
も確実に動作するように制御する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の電子ナンバリング装置は、選字動作後にさまざま
な要因によって微妙に位置ズレを起こす活字輪を、印字
動作時に規制手段によって各活字輪を強制的に正規の位
置に整列させてきれいな印字を行うことができると共
に、印字動作による活字輪の位置ズレを防止し、次の選
字を正確に行うことができるという優れた効果を奏す
る。
発明の電子ナンバリング装置は、選字動作後にさまざま
な要因によって微妙に位置ズレを起こす活字輪を、印字
動作時に規制手段によって各活字輪を強制的に正規の位
置に整列させてきれいな印字を行うことができると共
に、印字動作による活字輪の位置ズレを防止し、次の選
字を正確に行うことができるという優れた効果を奏す
る。
【図1】電子ナンバリング装置の外観図である。
【図2】本装置の正面断面図である。
【図3】図2のa−a線における側面断面図である。
【図4】(a)選字カムの斜視図である。 (b)(a)図の選字カムを180゜回転させた状態の
斜視図である。
斜視図である。
【図5】図3の印字動作を実行したときの状態図であ
る。
る。
【図6】本装置のシステムブロック図である。
1 本体 3 スライド 4 キーボード 5 表示装置 10 活字輪 39 制御手段 44 印字手段 55 嵌合部 56 字輪固定部
Claims (1)
- 【請求項1】 印字すべきデータを設定入力するための
入力手段(4)と、その入力手段(4)によって入力さ
れたデータを表示する表示装置(5)と、前記入力され
たデータに基づいて設定値を所定量変化させる制御手段
(39)と、前記制御手段(39)により設定された値
を複数の活字輪(10)によって任意の対象物に印字す
る印字手段(44)とを有する電子ナンバリング装置に
おいて、 前記複数の活字輪(10)の外周部分と、本体(1)を
保持するスライド(3)との間に、その活字輪(10)
によって前記対象物に印字するとき各活字輪(10)を
位置決め保持する規制手段(55,56)を備えたこと
を特徴とする電子ナンバリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23216792A JPH0671994A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 電子ナンバリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23216792A JPH0671994A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 電子ナンバリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0671994A true JPH0671994A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=16935049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23216792A Pending JPH0671994A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 電子ナンバリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0671994A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010501369A (ja) * | 2006-08-22 | 2010-01-21 | カーベーアー−ジオリ ソシエテ アノニム | ナンバリング装置のナンバリングホイールの位置を制御する方法および装置 |
JP2011116000A (ja) * | 2009-12-02 | 2011-06-16 | King Jim Co Ltd | 日付印ユニット及び回転印ユニット |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP23216792A patent/JPH0671994A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010501369A (ja) * | 2006-08-22 | 2010-01-21 | カーベーアー−ジオリ ソシエテ アノニム | ナンバリング装置のナンバリングホイールの位置を制御する方法および装置 |
JP2011116000A (ja) * | 2009-12-02 | 2011-06-16 | King Jim Co Ltd | 日付印ユニット及び回転印ユニット |
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