JPH067197B2 - シユラウドヘツドボルト取扱装置 - Google Patents

シユラウドヘツドボルト取扱装置

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JPH067197B2
JPH067197B2 JP60202101A JP20210185A JPH067197B2 JP H067197 B2 JPH067197 B2 JP H067197B2 JP 60202101 A JP60202101 A JP 60202101A JP 20210185 A JP20210185 A JP 20210185A JP H067197 B2 JPH067197 B2 JP H067197B2
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wrench
shroud head
head bolt
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良吉 五十嵐
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は沸騰水型原子炉(以下BWRという)のシュラ
ウドヘッドの締結をなすシュラウドヘッドボルトを取扱
うシュラウドヘッドボルト取扱装置に関する。
[発明の技術的背景] 以下第4図乃至第7図を参照して従来例を説明する。第
4図はBWRの一部を示す断面図であり、図中符号1は
原子炉圧力容器である。この原子炉圧力容器1内には円
筒状をなすシュラウド2が設置されており、このシュラ
ウド2内に炉心3を収容する。この炉心3は図示しない
複数の燃料集合体および制御棒等から構成されている。
上記シュラウド2の上端にはシュラウドヘッド2aが着
脱可能に設置されている。またこのシュラウドヘッド2
aの上方にはスタンドパイプ4aを介して気水分離器4
bが設置されている。炉心3を通過して昇温し、水と蒸
気の二相流状態となった冷却材は、この気水分離器4b
に導入され気水分離される。上記シュラウドヘッド2a
は複数のシュラウドヘッドボルト5により固定されてい
る(尚図では2本のみ示す)。すなわちこのシュラウド
ヘッドボルト5により上記シュラウド2の上端周縁部に
形成した連結座6と、シュラウドヘッド2aの下端周縁
部に形成した連結座7を相互に締付ける。
以下上記シュラウドヘッドボルト5の構成を第5図乃至
第7図を参照してさらに詳細に説明する。第5図中符号
8は上下両端部を開口したスリーブ体であり、このスリ
ーブ体8にはボルト体9が軸方向に移動可能に貫通配置
されている。上記ボルト体9の上端部のねじ部10には
締付ナット11が螺合している。この締結ナット11を
締結することにより、上記ボルト体9の下端に設けた締
付部12およびスリーブ体8の下端部に設けたクランプ
13との間で上記連結部6および7を相互に連結する。
上記締付ナット11の外周側には締付ナット11の弛み
を防止するナットロック部材14が設置されている。こ
のナットロック部材14は第6図に示すようにスリーブ
体8の上端部に、上下方向のみに移動できるようにピン
15によって回り止めされている。そしてナットロック
部材14の内周面に形成した波状の係合凹部16に、前
記締付ナット11の角部を嵌合させることにより締付ナ
ット11の回り止めをなす。上記ナットロック部材14
はスプリング17によって常時上方に付勢されており、
シュラウドヘッドボルトレンチのソケット部にてスプリ
ング17の弾性力に抗してナットロック部材14を押し
下げ、その状態で上記シュラウドヘッドボルトレンチを
回転して締付ナット11を回転させる。
[背景技術の問題点] 上記構成によると以下のような問題があった。一般に燃
料交換時あるいは定期点検時に、原子炉圧力容器1内に
水張をした状態で、原子炉上部からの遠隔操作により締
付ナット11の締付けおよび弛め作業を行なっている。
しかしながらこの作業は高放射線管理下で、かつ炉水を
通じて目視による作業であるために作業条件が極めて厳
しく、締付ナット11の回転数を作業期間中を通じて作
業員の記憶に頼らざるを得ないという問題があった。し
かしながら作業員が締付ナット11の回転数を常に把握
することは困難なことであり、かつ作業も長期化してし
まい、作業員の被曝低減を図る上で好ましいことではな
く、またプラントの稼働率低下を来たしていた。
[発明の目的] 本発明は以上の点に基づいてなされたものでその目的と
するところは、シュラウドヘッドボルトの締付ナットの
回転数を自動的に検出することによりシュラウドヘッド
ボルトの締付・弛め作業の作業性および信頼性の向上を
図るとともに、作業時間を短縮化して作業員の被曝低減
およびプラントの稼働率の向上を図ることが可能なシュ
ラウドヘッドボルト取扱装置を提供することにある。
[発明の概要] すなわち本発明は、沸騰水型原子炉のシュラウドヘッド
ボルトを締付ける締付ナットに着脱可能に係合するソケ
ット部を下端に有し、かつ上端に回転操作用の外側レン
チハンドルを有する外側レンチと、この外側レンチの内
側に回転可能に設けられ前記シュラウドヘッドボルトの
上端に設けられた凸部に着脱可能に係合する係合部を下
端に有する内側レンチと、この内側レンチの上端に設け
られ前記外側レンチハンドルを回転操作したときに前記
内側レンチの回転を拘束する内側レンチハンドルとを具
備してなるシュラウドヘッドボルト取扱装置において、
前記外側レンチの上端部に回転数を検出表示する回転数
表示計を固設し、この回転数表示計の回転軸に前記内側
レンチに固設された第1の歯車と噛み合う第2の歯車を
取り付けたことを特徴とする。
[発明の実施例] 以下第1図乃至第3図を参照して本発明の一実施例を説
明する。第1図は本実施例によるシュラウドヘッドボル
ト取扱装置の斜視図である。図中符号101は内側レン
チであり、この内側レンチ101はシュラウドヘッドボ
ルト5の上端凸部5aに着脱自在に結合される。一方図
中符号102は外側レンチを示し、この外側レンチ10
は締付ナット11に挿脱自在に結合される。本実施例
によるシュラウドヘッドボルト取扱装置はこれら両レン
101および102と、両レンチ101および102
間に介在し、締付ナット11の回転数を検出する回転数
検出機構103とから構成されている。以下これら内側
レンチ101、外側レンチ102および回転数検出機構
103の構成について詳細に説明する。
上記内側レンチ101は第2図に示すようにその最下端
に、シュラウドヘッドボルト5の上端凸部5aに着脱自
在に結合される下端溝部111を有している。この下端
溝部111は下部内側レンチ112に連結されており、
また下部内側レンチ112の上方には中間内側レンチ1
13が連結されている。そしてこの中間内側レンチ11
3の上方には、丈夫内側レンチ114が、さらに内側レ
ンチ101の回転を拘束する内側レンチハンドル115
が連結されている。また上記各内側レンチ112、11
3、114は前記外側レンチ102を連結した時自動的
に噛み合う構成となっている。
次に前記外側レンチ102の構成について説明する。外
側レンチ102は第1図に示すようにシュラウドヘッド
ボルト5の締付ナット11に挿脱自在に結合されるソケ
ット部121と、このソケット部121を支持する下部
外側レンチ122と、この下側外部レンチ122を支持
する中間外側レンチ123と、この中間外側レンチ12
3の上部に取着される上部外側レンチ124とから構成
されている。上記上部外側レンチ124にはシュラウド
ヘッドボルト5の締付ナット11を回転するための外側
レンチハンドル125およびトルクレンチ126が取付
けられている。また上記上部外側レンチ124の上部に
は吊り具131が取着されており、この吊り具131に
図示しない燃料交換機の補助ホイストからのワイヤロー
プを連結し、シュラウドヘッドボルト取扱装置5の吊上
げ・吊り下げをなす。なお上記下部外側レンチ122、
中間外側レンチ123および上部外側レンチ124は取
付けボルト141および取付けナット142により連結
されている。
次に回転数検出装置103の構成について第3図を参照
して説明する。図中符号151は回転数計であり、この
回転数計151は外側レンチ102の吊り具152にブ
ラケット153を介して取着されている。上記回転数計
151のシャフト154の上端には短歯車(第2の歯
車)155が固着されており、この短歯車155には前
記内側レンチ101の上端に固着された長歯車(第1の
歯車)156に歯合している。すなわち内側レンチ10
によりシュラウドヘッドボルト5の回転を拘束し、外
側レンチ102により締付ナット11を回転させる。そ
の際上記短歯車155は外側レンチ102の回転に伴な
い長歯車156の回りを公転しようとする。一方上記長
歯車156の方は内側レンチ101が回転していないた
めに回転せず、よって上記短歯車155は長歯車156
の回りを自転しながら公転することになる。これによっ
て外側レンチ102の回転数ひいては締付ナット11の
回転数を検出するものである。
以上の構成を基にその作用を説明する。例えばシュラウ
ド2およびシュラウドヘッド2aとを結合する場合に
は、まず燃料交換機の補助ホイストを利用して本実施例
による取扱装置をシュラウドヘッドボルト5方向に吊り
下す。そして内側レンチ101の下端溝部111を上記
シュラウドヘッドボルト5の上端凸部5aに係合させ
る。次に前記外側レンチ102のソケット部121を締
付ナット11に係合させる。そして内側レンチハンドル
115を把持してシュラウドヘッドボルト5の動きを拘
束する。次に外側レンチハンドル125を回転させ、締
付ナット11を回転させて締付け、シュラウド2とシュ
ラウドヘッド2aとを結合させる。その際トルクレンチ
126により回転トルクを管理する。又それと同時に上
記外側レンチ102の回転により回転数計151が回転
する。すなわち内側レンチ101は回転しないために長
歯車156は回転しない。そのため上記長歯車156に
歯合した短歯車155が自転しながら長歯車156の回
りを公転する。その結果回転数計151の回転シャフト
154が回転して、外側レンチ102ひいては締付ナッ
ト11の回転数が検出されかつ表示される。
以上本実施例によると以下のような効果を奏することが
できる。すなわち内側レンチ101と外側レンチ102
との間に回転数検出機構103を設置し、この回転数検
出機構103により外側レンチ102の回転数ひいては
締付ナット11の回転数を検出することができるので、
シュラウドヘッドボルト5の締付および弛め作業を確実
に行なうことができ、従来のように作業員の記憶に頼る
といった必要もなく、作業性の向上を図ることができる
とともに、機器の信頼性の向上をも図ることができる。
これによって高放射線管理下でかつ炉水中の遠隔作業で
あっても、シュラウドヘッドボルト5の締付・弛め作業
を迅速に行なうことができ、作業員の被曝低減を図る上
で極めて効果的であるとともに、作業時間の短縮により
プラントの稼働率の向上を図ることができる。
[発明の効果] 以上詳述にしたように本発明によるシュラウドヘッドボ
ルト取扱装置によると、従来のように作業員の記憶に頼
ることなく、締付ナットの回転数を性格に検出すること
ができ、締付および弛め作業をより確実なものとし、そ
れによって作業性の向上はもとより、作業時間の短縮に
より作業員の被曝低減およびプラントの稼働率の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の一実施例を示す図で、第1
図はシュラウドヘッドボルト取扱装置の斜視図、第2図
はシュラウドヘッドボルト取扱装置の下部を詳細に示す
断面図、第3図はシュラウドヘッドボルト取扱装置の上
部を詳細に示す断面図、第4図は沸騰水型原子炉の一部
断面図、第5図はシュラウドヘッドボルトの縦断面図、
第6図は締付ナット部分を一部断面で示す側面図、第7
図は締付ナット部分の側面図である。101 …内側レンチ、102…外側レンチ、103 …回転数検出機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】沸騰水型原子炉のシュラウドヘッドボルト
    を締付ける締付ナットに着脱可能に係合するソケット部
    を下端に有し、かつ上端に回転操作用の外側レンチハン
    ドルを有する外側レンチと、この外側レンチの内側に回
    転可能に設けられ前記シュラウドヘッドボルトの上端に
    設けられた凸部に着脱可能に係合する係合部を下端に有
    する内側レンチと、この内側レンチの上端に設けられ前
    記外側レンチハンドルを回転操作したときに前記内側レ
    ンチの回転を拘束する内側レンチハンドルとを具備して
    なるシュラウドヘッドボルト取扱装置において、前記外
    側レンチの上端部に回転数を検出表示する回転数表示計
    を固設し、この回転数表示計の回転軸に前記内側レンチ
    に固設された第1の歯車と噛み合う第2の歯車を取り付
    けたことを特徴とするシュラウドヘッドボルト取扱装
    置。
JP60202101A 1985-09-12 1985-09-12 シユラウドヘツドボルト取扱装置 Expired - Fee Related JPH067197B2 (ja)

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