JPH0671884A - インクジェットプリントヘッド及びインクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリントヘッド及びインクジェットプリンタ

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JPH0671884A
JPH0671884A JP22801192A JP22801192A JPH0671884A JP H0671884 A JPH0671884 A JP H0671884A JP 22801192 A JP22801192 A JP 22801192A JP 22801192 A JP22801192 A JP 22801192A JP H0671884 A JPH0671884 A JP H0671884A
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Toshio Narishima
俊夫 成島
Yasuhito Eguchi
安仁 江口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクジェットプリントヘッドにおけるヒー
タの発熱によるインクの熱的変化及びノズルの目詰りの
発生を防止し、インクの選択幅を広げる。 【構成】 基板1上の環状ヒータ3の上部に形成された
インク液室10の底部にバブル発生液71を供給し、ヒ
ータ3の上部をバブル発生液71で被覆して、インク1
1が直接ヒータ3の上部に接触しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットプリント
ヘッド及びインクジェットプリンタに係り、特に発熱体
(以下ヒータと称する)により気泡を発生させてインク
を吐出するインクジェットプリントヘッド及びインクジ
ェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】熱インクジェットプリントヘッドには、
ノズルの開口方向によってエッジシュータ型熱インクジ
ェットプリントヘッドとサイドシュータ型熱インクジェ
ットプリントヘッドとの2方式がある。
【0003】図11及び図13にそれぞれエッジシュー
タ型及びサイドシュータ型の熱インクジェットプリント
ヘッドの構成を示す。いずれの方式もインク吐出につい
ての基本的原理は全く同じである。図11、13におい
て基板1上にSiO2 などの絶縁膜2を介してヒータ3
が設けられている。ヒータ3上には1対のAl電極4、
5が対向して設けられており、ヒータ3及び電極4、5
の上面は3層の保護膜6、7、8で被覆されている。ま
た、最上層のポリイミドで構成された保護膜8には、電
極4、5が対向している位置に開口部8aが形成されて
おり、保護膜8の上部にオリフィスプレート9が設けら
れている。そして、オリフィスプレート9に形成された
液室10に、図示しないインク供給部からインク11が
供給される。
【0004】ここで図11に示すエッジシュータ型ヘッ
ドではヒータ3に平行の方向に液室10が開口してお
り、図13に示すサイドシュータ型ヘッドではヒータ3
に直角の方向に液室10が開口していて、それぞれノズ
ル12、13を形成している。なお、サイドシュータ型
ヘッドでは保護膜は6、8の2層となっている。
【0005】上記のように構成されたエッジシュータ型
熱インクジェットプリントヘッドにおいて、ヒータ3に
所定の電圧パルスを一定時間加えると、図12(a)に
示すようにヒータ3の面上に核気泡21が発生する。核
気泡21は(b)に示すように合体して膜気泡22とな
り、さらに(c)に示すように膜気泡22が断熱膨張に
より成長してバブル23となる。次にヒータ3に対する
電圧の印加がなくなると、(d)に示すように周囲のイ
ンク11に熱を取られてバブル23は収縮し、(e)に
示すようにバブル23は消滅する。そして(c)、
(d)、(e)の過程において生じる膜沸騰現象の吐出
力により、インク11はインク粒11aとなってノズル
12から外部に放出される。
【0006】図13に示すサイドシュータ型熱インクジ
ェットヘッドにおいても、図14に示すように同様の作
用によりインク粒11aの吐出が行なわれる。なお、図
14では複数個の液室10がオリフィスプレート9に並
列に設けられており、共通のインク供給部24からイン
ク11が供給される。またインク供給部24には各液室
10を仕切るバリア25が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに構成された従来のインクジェットプリントヘッドで
は、いずれもインク11そのものの膜沸騰現象を利用し
ているため、インク11がヒータ3により加熱されると
きに熱的変質(コゲーション)を発生しやすいという問
題があった。また、この熱的変質物質が凝集し、ノズル
12、13の目詰りを誘発しがちであった。さらにヒー
タ3の発熱温度特性に適した特性を持つインクが必要と
なるため、この種のインクの開発に手間がかかり、イン
クの選択幅が狹くなる欠点もあった。
【0008】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、インクの熱的変質の発生を防止し、ノズルの
目詰りを防ぐことができ、インクの選択幅を広げること
のできるインクジェットプリントヘッド及びインクジェ
ットプリンタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のインク
ジェットプリントヘッドは、基板1上に設けられた発熱
体としてのヒータ3と、ヒータ3上に形成され外部に開
口するノズル13を有するインク液室10とを備えたイ
ンクジェットプリントヘッドにおいて、インク液室10
の底部にインクに溶解せず、ヒータ3が発する熱により
気化するバブル発生液供給室63を設けたことを特徴と
する。
【0010】請求項2に記載のインクジェットプリント
ヘッドは、インク11が油性インクである場合に、バブ
ル発生液71は水性液であることを特徴とする。
【0011】請求項3に記載のインクジェットプリント
ヘッドは、インク11が水性インクである場合に、バブ
ル発生液71は油性液であることを特徴とする。
【0012】請求項4に記載のインクジェットプリント
ヘッドは、ヒータ3を環状とし、環状ヒータ3の中心部
を貫通してバブル発生液供給孔61を設けたことを特徴
とする。
【0013】請求項5に記載のインクジェットプリント
ヘッドは、バブル発生液供給孔61をヒータ3上部のイ
ンク液室10側方に設けたことを特徴とする。
【0014】請求項6に記載のインクジェットプリント
ヘッドは、液室10に形成されたノズル13は、環状ヒ
ータ3に対して直角に設けられたことを特徴とする。
【0015】請求項7に記載のインクジェットプリント
ヘッドは、インク液室10に形成されたノズル13は、
環状ヒータ3に対して平行に設けられたことを特徴とす
る。
【0016】請求項8に記載のインクジェットプリント
ヘッドは、複数個のヘッドを共通のインク液室10に連
通したことを特徴とする。
【0017】請求項9に記載のインクジェットプリント
ヘッドは、インク液室10を色別に分割し、それぞれに
ヘッドを接続したことを特徴とする。
【0018】請求項10に記載のインクジェットプリン
トヘッドは、複数個のヘッドが連通された共通のインク
液室10を色別に複数列設けたことを特徴とする。
【0019】請求項11に記載のインクジェットプリン
タは、被印刷物32を巻回して回転するドラム33の軸
方向に移動可能にヘッド31を配置するとともに、ヘッ
ド31をドラム33の回転と連動して移動させる駆動部
材としての送りネジ34を設けたことを特徴とする。
【0020】請求項12に記載のインクジェットプリン
タは、被印刷物32を巻回して回転するドラム33の軸
方向に移動可能にヘッド31を配置するとともに、ドラ
ム33をヘッド31の移動と連動して回転させる駆動部
材としての送りネジ34を設けたことを特徴とする。
【0021】請求項13に記載のインクジェットプリン
タは、被印刷物32を巻回して回転するドラム33の軸
方向に、複数個のヘッド31をライン状に配置したこと
を特徴とする。
【0022】
【作用】請求項1乃至10に記載のインクジェットプリ
ントヘッドにおいては、ヒータ3の上部は常にバブル発
生液71により被覆されており、インク11が直接高温
のヒータ3に接しないので、インク11の熱的変質の発
生を防止することができる。この結果、熱的変質物質に
よるノズル13の目詰りを防ぐことができる。またイン
ク11の沸騰現象を利用しないので、沸点の高いインク
を使用することもでき、ヒータ3の発熱温度とインク1
1の沸点との間の関係に厳密な制限がなくなる。さら
に、インク11にヒータ3の熱が直接伝達されないの
で、高温に弱いインクを使用することができ、インク選
択の自由度が増大する。
【0023】請求項11乃至13に記載のインクジェッ
トプリンタにおいては、被印刷物32を巻回して回転す
るドラム33に対し、ヘッド31の送りと配置を3種類
に変えることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明のインクジェットプリントヘッ
ド及びインクジェットプリンタの実施例を図面を参照し
て説明する。
【0025】図7乃至図10に本実施例によるインクジ
ェットプリントヘッド31が搭載されたインクジェット
プリンタの構成例を示す。図7はドラム回転型の構成例
である。被印刷物としてのプリント紙32はドラム33
の外周に巻回され、所定位置に固定されている。ドラム
33の外周には送りネジ34がドラム軸方向に平行に設
けられており、送りネジ34にはヘッド31が螺合して
いる。そして送りネジ34の回転によってヘッド31が
軸方向に移動するようになっている。またドラム33は
プーリ35、ベルト36、プーリ37を介してモータ3
8により回転駆動される。さらに、送りネジ34及びモ
ータ38の回転とヘッド31の駆動とは、駆動制御部3
9により印画データ及び制御信号40に基づいて駆動制
御される。
【0026】上記の構成において、ドラム33が回転す
ると、その回転に同期してヘッド31からインクが吐出
され、プリント紙32上に画像が形成される。ドラム3
3が1回転してプリント紙32上に円周方向に1列の印
刷が完了すると、送りネジ34が回転してヘッド31を
1ピッチ移動させ、次の列の印刷を行なう。この場合ド
ラム33と送りネジ34を同時に回転させ、印刷しなが
らヘッド31を徐々に移動させる方法もある。マルチノ
ズルヘッドの場合や同じ場所を何度か印字するような構
成の場合はステップ送りが適するが、単ノズルやマルチ
ノズルでも本数が少ない場合は、ドラム33と送りネジ
34とを連動して同時に回転させながら、スパイラル状
の印字を行なう。
【0027】図8はシリアル型の構成例である。この場
合も図7に示すドラム回転型の場合とほぼ同様の構成で
あるが、プリント紙32はドラム33に巻回されておら
ず、軸方向に平行に設けられた紙圧着ローラ41によ
り、ドラム33に圧着保持されている。この場合はヘッ
ド31が移動して1行の印字を行なうと、ドラム33を
1行分だけ回転させて次の行の印字を行なう。ヘッド3
1の移動は同一方向の場合と往復方向の場合とがある。
【0028】図9はライン型の構成例である。この場合
は図8に示すシリアル型のヘッド31及び送りネジ34
の代りに、多数のヘッド31がライン状に配置されたラ
インヘッド42が軸方向に固定して設けられている。こ
の構成ではラインヘッド42で1行分の印字が同時に行
なわれ、印字が完了するとドラム33を1行分だけ回転
させて次の行の印字を行なう。この場合、全ラインを一
括して印字したり、複数ブロックに分割したり、1行お
きに交互に印字する方法も考えられる。
【0029】図10は印字及び制御系のブロック図であ
る。印字データなどの信号51は信号処理・制御回路5
2に入力され、回路52において印字順番に揃えられ
て、ドライバ53を介してヘッド54に送られる。印字
順番はヘッドや印字部の構成で異なり、また印字データ
の入力順番との関係もあり、必要に応じてラインバッフ
ァメモリや1画面メモリなどのメモリ55に一旦記録し
てから取り出す。ヘッド54には階調信号や吐出信号を
出力する。
【0030】なお、マルチヘッドでノズル数が非常に多
い場合は、ヘッド54にICを搭載してヘッド54に接
続する配線数を減らすようにする。また信号処理・制御
回路52には補正回路56が接続されており、γ補正、
カラーの場合の色補正、各ヘッドのばらつき補正などを
行なう。補正回路56には予め決められた補正データを
ROMマップ型式で格納しておき、外部条件、例えばノ
ズル番号、温度、入力信号などに応じて取り出すように
するのが一般的である。
【0031】信号処理・制御回路52はCPUやDSP
構成としてソフトウエアで処理することが一般的であ
り、処理された信号は各種制御部57に送られる。各種
制御部57ではドラム33及び送りネジ34を回転駆動
するモータの駆動、同期、ヘッドのクリーニング、プリ
ント紙32の供給、排出などの制御を行なう。また信号
51には印字データ以外の操作部信号や外部制御信号が
含まれることは云うまでもない。
【0032】図1及び図2に本発明のインクジェットプ
リントヘッドの第1の実施例の構成を示す。図1、2に
おいて、図13、14に示す従来例の部分に対応する部
分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略す
る。
【0033】本実施例はサイドシュータ型熱インクジェ
ットプリントヘッドに適用したマルチノズルの構成例で
あり、図1はマルチ方向に対して直角方向の縦断面図、
図2はマルチ方向に沿った縦断面図である。オリフィス
プレート9にはインク粒11aを吐出するためのノズル
13が、希望する印字ピッチで設けられており、各ノズ
ル13にそれぞれ連通してオリフィスプレート9に形成
されたインク液室10は隔壁25で仕切られている。上
記構成のオリフィスプレート9は電蝕、フォトエッチン
グ、エレクトロ・ファイン・フォーミングなどの加工方
法により製作される。
【0034】基板1上には絶縁膜2を介して円環状のヒ
ータ3が設けられており、ヒータ3の中心はノズル13
の中心とほぼ一致するように配置されている。また、基
板1は支持板62に支持されており、支持板62にはバ
ブル発生液供給室63が設けられている。さらにインク
液室10とバブル発生液供給室63とは、ヒータ3の中
心部分を通って基板1を貫通するバブル発生液供給孔6
1により接続されている。またヒータ3には1対の電極
4、5が接続されている。
【0035】ヒータ3の発熱部及び電極4、5の上面
と、バブル発生液供給孔61の内面とは保護膜6で被覆
されており、保護膜6上にはバブル発生液との接触角が
小さなぬれやすい物質がコーティングされている。ある
いは保護膜6そのものがバブル発生液との接触角が小さ
なぬれやすい物質で形成されている。またバブル発生液
供給孔61の内径は、インク吐出過程では発生した吐出
力に影響を与えず、インク吐出経過後ではバブル発生液
を保護膜6の表面に円滑に供給可能な径となっている。
【0036】一方、インク液室10を仕切る隔壁25は
保護膜6に完全に密着しておらず、多少の間隙があり、
インク液室10間でインク11が移動可能となってい
る。また、インク液室10の一部には共通インク供給部
が形成されており、必要なときに各インク液室10にイ
ンクを供給する。さらに、各バブル発生液供給孔61に
接続されたバブル発生液供給室63の一部に共通バブル
発生液供給部が形成されている。また、バブル発生液供
給室63内のバブル発生液71に対し、外部から適時圧
力を印加するようにしてもよい。
【0037】次に本実施例の作用を説明する。バブル発
生液供給室63からバブル発生液供給孔61を介して、
保護膜6の表面全体に行き渡るように、各インク液室1
0内にバブル発生液71を供給する。インク液室10内
にはインク11が充満しており、ヒータ3の発熱部上の
保護膜6の表面をバブル発生液71が膜状に被覆してお
り、インク11と平衡状態を保っている。
【0038】希望印字タイミングになると、希望するヒ
ータ3に対して電極4、5を介してある一定電力のエネ
ルギを印加する。この印加電力パルス幅は、ヒータ3上
でバブル発生液71の膜沸騰現象を起こさせるのに適切
な時間とする必要がある。このパルス幅はおよそ10μ
S以下のごく短いものであり、このパルスを与えるとヒ
ータ3が急激に加熱される。そして図3(a)に示すよ
うにあらかじめ存在する発泡核21が活性化する前に、
ヒータ3の上部にあるバブル発生液71が過熱限界に達
し、(b)に示すように膜気泡22が得られる。膜気泡
22は15kg/cm2 程度の内圧をもって断熱膨張し、
(c)に示すように生長して気泡23となってインク液
室10内のインク11をノズル13外に押し出す。
【0039】気泡23が最大となる時点でヒータ3によ
る過熱を停止すると、それ以降は周囲のバブル発生液7
1やインク11により熱を奪われ、(d)に示すように
気泡23は収縮する。またノズル13外へ押し出された
インク11は慣性によってさらに外部へ向って移動し、
さらに進行すると(e)に示すように気泡23は消滅
し、ノズル13外のインク11はインク粒11aとなっ
て飛行し、プリント紙に達する。気泡23が完全に消滅
すると共通インク供給部からインク液室10内にインク
11が供給され、バブル発生液供給室63からバブル発
生液供給孔61を通って、保護膜6上にバブル発生液7
1が必要量供給される。このとき保護膜6の表面はバブ
ル発生液6のぬれ性がよくなっているので、バブル発生
液6によって完全に被覆される。
【0040】本実施例によれば、インク吐出過程におい
て、ヒータ3の発熱部は保護膜6及びバブル発生液6に
より被覆されているので、直接インク11が接触するこ
とはなく、バブル発生液71のみが直接加熱されて膜沸
騰を起こす。従って、インク11の熱的変質の発生を防
止することができ、熱的変質物質によるノズル13の目
詰りを防ぐことができる。また沸点の高いインクや高温
に弱いインクを使用することができ、インクの選択の自
由度を増大することができる。
【0041】図4に本発明の第2の実施例の構成を示
す。本実施例はインク液室10の一部の保護膜6上にバ
ブル発生液供給室63を設け、インク液室10とバブル
発生液供給室63とをバブル発生液供給孔61で連通し
たものである。
【0042】図5に本発明の第3の実施例の構成を示
す。本実施例はエッジシュータ型インクジェットプリン
タに適用したものであり、図1、2に示す第1の実施例
と同様にバブル発生液供給孔61をヒータ3の中心部に
設けたものである。
【0043】図6に本発明の第4の実施例の構成を示
す。本実施例は図4に示す第2の実施例の構成をエッジ
シュータ型インクジェットプリンタに適用したものであ
り、バブル発生液71をヒータ3の横方向から供給する
ようにしたものである。
【0044】第2乃至第4の実施例においても、第1の
実施例と同様の効果を得ることができる。
【0045】なお、上記各実施例で使用されるバブル発
生液71はインク11に溶解せず、ヒータ3が発する熱
により気化する液体である。すなわち、インク11が油
性インクである場合にはバブル発生液71は水性液であ
り、インク11が水性インクである場合にはバブル発生
液は油性液である。
【0046】上記各実施例では、インクジェットプリン
トヘッドが単色マルチヘッドである場合について説明し
たが、1ノズルのみのシングルヘッドの場合、インク液
室を色数に分割して多色化した多色カラーヘッドの場
合、または単色マルチヘッドを色数分だけ複数列設けた
多色マルチヘッドの場合に応用しても、同様の効果が得
られる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェットプリントヘッド及びインクジェットプリンタによ
れば、インクが直接高温の発熱体に接しないので、イン
クの熱的変質とノズルの目詰りの発生とを防止すること
ができる。また沸点の高いインクや高温に弱いインクを
使用することができ、インクの選択の自由度を増大する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットプリントヘッドの第1
の実施例の構成を示すマルチ方向に対して直角方向の縦
断面図である。
【図2】図1のマルチ方向に沿った縦断面図である。
【図3】本実施例のヘッドによる液滴形成過程を示す説
明図である。
【図4】本発明の第2の実施例の構成を示す縦断面図で
ある。
【図5】本発明の第3の実施例の構成を示す縦断面図で
ある。
【図6】本発明の第4の実施例の構成を示す縦断面図で
ある。
【図7】ドラム回転型インクジェットプリンタの一例の
構成を示す説明図である。
【図8】シリアル型インクジェットプリンタの一例の構
成を示す説明図である。
【図9】ライン型インクジェットプリンタの一例の構成
を示す説明図である。
【図10】インクジェットプリンタの信号処理、制御系
の一例の構成を示すブロック図である。
【図11】従来のエッジシュータ型熱インクジェットプ
リントヘッドの一例の構成を示す縦断面図である。
【図12】図11に示すヘッドによる液滴形成過程を示
す説明図である。
【図13】従来のサイドシュータ型熱インクジェットプ
リントヘッドの一例の構成を示すマルチ方向に対して直
角方向の縦断面図である。
【図14】図13のマルチ方向に沿った縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 3 ヒータ(発熱体) 10 インク液室 11 インク 13 ノズル 31 ヘッド 32 プリント紙(被印刷物) 33 ドラム 34 送りネジ(駆動部材) 61 バブル発生液供給孔 63 バブル発生液供給室 71 バブル発生液
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8306−2C B41J 3/04 102 Z

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に設けられた発熱体と、 前記発熱体上に形成され、外部に開口するノズルを有す
    るインク液室とを備えたインクジェットプリントヘッド
    において、 前記インク液室の底部にインクに溶解せず、前記発熱体
    が発する熱により気化するバブル発生液供給室を設けた
    ことを特徴とするインクジェットプリントヘッド。
  2. 【請求項2】 前記インクが油性インクである場合に、
    前記バブル発生液は水性液であることを特徴とする請求
    項1記載のインクジェットプリントヘッド。
  3. 【請求項3】 前記インクが水性インクである場合に、
    前記バブル発生液は油性液であることを特徴とする請求
    項1記載のインクジェットプリントヘッド。
  4. 【請求項4】 前記発熱体を環状とし、前記環状発熱体
    の中心部を貫通して前記バブル発生液供給孔を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリント
    ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記バブル発生液供給孔を前記発熱体上
    部の前記インク液室側方に設けたことを特徴とする請求
    項1記載のインクジェットプリントヘッド。
  6. 【請求項6】 前記インク液室に形成された前記ノズル
    は、前記発熱体に対して直角に設けられたことを特徴と
    する請求項1記載のインクジェットプリントヘッド。
  7. 【請求項7】 前記インク液室に形成された前記ノズル
    は、前記発熱体に対して平行に設けられたことを特徴と
    する請求項1記載のインクジェットプリントヘッド。
  8. 【請求項8】 複数個の前記ヘッドを共通のインク供給
    室に連通したことを特徴とする請求項1記載のインクジ
    ェットプリントヘッド。
  9. 【請求項9】 前記インク供給室を色別に分割し、それ
    ぞれに前記ヘッドを接続したことを特徴とする請求項1
    記載のインクジェットプリントヘッド。
  10. 【請求項10】 複数個の前記ヘッドが連通された共通
    の前記インク供給室を色別に複数列設けたことを特徴と
    する請求項1記載のインクジェットプリントヘッド。
  11. 【請求項11】 被印刷物を巻回して回転するドラムの
    軸方向に移動可能にヘッドを配置するとともに、前記ヘ
    ッドを前記ドラムの回転と連動して移動させる駆動部材
    を設けたことを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれ
    か1項記載のインクジェットプリンタ。
  12. 【請求項12】 前記被印刷物を巻回して回転する前記
    ドラムの軸方向に移動可能に前記ヘッドを配置するとと
    もに、前記ドラムを前記ヘッドの移動と連動して回転さ
    せる駆動部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至9
    のうちいずれか1項記載のインクジェットプリンタ。
  13. 【請求項13】 前記被印刷物を巻回して回転する前記
    ドラムの軸方向に、複数個の前記ヘッドをライン状に配
    置したことを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか
    1項記載のインクジェットプリンタ。
JP22801192A 1992-08-04 1992-08-04 インクジェットプリントヘッド及びインクジェットプリンタ Expired - Fee Related JP3159272B2 (ja)

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