JPH0671034A - 遊技機管理システムおよび遊技機管理プログラム - Google Patents

遊技機管理システムおよび遊技機管理プログラム

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JPH0671034A
JPH0671034A JP25044892A JP25044892A JPH0671034A JP H0671034 A JPH0671034 A JP H0671034A JP 25044892 A JP25044892 A JP 25044892A JP 25044892 A JP25044892 A JP 25044892A JP H0671034 A JPH0671034 A JP H0671034A
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Shigemichi Ishizaki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技機からの出玉データと障害釘間隔とを関
係付けて表示し各遊技機を管理可能な遊技機管理システ
ムおよび管理プログラムを提供する。 【構成】 中央管理制御装置51は、各遊技機における釘
間隔データと出玉データとを関係付けて表示するととも
に、特定の遊技機に対し許容すべき出玉の上限値と下限
値とが前記外部入力装置から入力された場合に、特定遊
技機の予測出玉データ値がその上下限値を超える場合に
は特定遊技機の障害釘の間隔を調整すべき旨の表示を画
像表示装置52等に表示させるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機等の遊技機
を管理する遊技機管理システムおよび遊技機管理プログ
ラムに係り、特に、遊技機からの出玉データと、遊技盤
上の障害釘の間隔とから両者間の相関関係を把握し、そ
の相関関係により各遊技機を管理可能な遊技機管理シス
テムおよび遊技機管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコホール等の遊技店におけ
るパチンコ機等の遊技機、特に遊技球の入賞領域への入
賞により排出される排出賞球に関する指標値である出玉
データを管理するシステムやプログラムとして各種のも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の遊
技機管理システムあるいは遊技機管理プログラムにおい
ては、釘調整と出玉との相関関係を把握し、特定の遊技
機に対してその基準の出玉データの上限や下限の範囲値
を外部から設定入力可能で、いずれかの遊技機の釘調整
後の予測出玉データが基準出玉データの許容範囲値を超
過している場合にはその遊技機の釘調整が必要な旨を遊
技店の管理者等に報知する、といった管理システムは知
られておらず、その開発が望まれていた。本発明は、上
記の課題を解決するためになされたものであり、遊技機
からの出玉データと、遊技盤上の障害釘の間隔とから両
者を関係付けて表示し、各遊技機を管理可能な遊技機管
理システムおよび遊技機管理プログラムを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る遊技機管理システムは、遊技盤を有
し、遊技者の操作により発射されるとともに当該遊技盤
上に植設された障害釘により流下方向を変化させられた
遊技球が当該遊技盤上の入賞領域に入賞した場合には所
定数の賞球を排出し、所定時間内の排出賞球数に関する
指標値を出玉データとして出力する複数の遊技機と、前
記複数の遊技機の障害釘のうち所定の1対の障害釘の間
隔を測定し釘間隔データとして出力する釘間隔測定装置
と、前記複数の遊技機のうちの各々の遊技機における前
記釘間隔データと前記出玉データとを受け取り全遊技機
を管理する遊技機管理装置と、当該遊技機管理装置に外
部から指令入力可能な外部入力装置と、前記遊技機管理
装置からの出力を外部出力するデータ出力装置と、を備
えた遊技機管理システムであって、前記遊技機管理装置
は、任意の時刻における各遊技機の釘間隔調整後の釘間
隔データおよび当該釘間隔調整後の出玉データとを受け
取り、各遊技機における前記釘間隔データと前記出玉デ
ータとを関係付けて表示するとともに、前記複数の遊技
機のうちの特定の遊技機に対し許容すべき出玉の上限値
と下限値とが前記外部入力装置から入力された場合に、
当該特定遊技機の前記予測出玉データ値が当該出玉の上
限値を上回るかまたは当該出玉の下限値を下回る場合に
は当該特定遊技機の障害釘の間隔を調整すべき旨の釘調
整必要信号を出力し、当該特定遊技機は釘調整候補遊技
機である旨の表示を前記データ出力装置に表示させるよ
うに制御するように構成される。また、本発明に係る遊
技機管理プログラムは、遊技盤を有し、遊技者の操作に
より発射されるとともに当該遊技盤上に植設された障害
釘により流下方向を変化させられた遊技球が当該遊技盤
上の入賞領域に入賞した場合には所定数の賞球を排出
し、所定時間内の排出賞球数に関する指標値を出玉デー
タとして出力する複数の遊技機と、前記複数の遊技機の
障害釘のうち所定の1対の障害釘の間隔を測定し釘間隔
データとして出力する釘間隔測定装置と、前記複数の遊
技機のうちの各々の遊技機における前記釘間隔データと
前記出玉データとを受け取り全遊技機を管理する遊技機
管理装置と、当該遊技機管理装置に外部から指令入力可
能な外部入力装置と、前記遊技機管理装置からの出力を
外部出力するデータ出力装置と、を備えた遊技機管理シ
ステムにおいて前記各装置を制御する遊技機管理プログ
ラムであって、任意の時刻における各遊技機の釘間隔調
整後の釘間隔データを前記釘間隔測定装置から前記遊技
機管理装置に出力させる第1ステップと、次いで当該釘
間隔調整後の出玉データを各遊技機から前記遊技機管理
装置に出力させる第2ステップと、次いで各遊技機にお
ける前記釘間隔データと前記出玉データとを関係付けて
前記データ出力装置に表示させるとともに、前記複数の
遊技機のうちの特定の遊技機に対し許容すべき出玉の上
限値と下限値とが前記外部入力装置から入力された場合
に、当該特定遊技機の前記予測出玉データ値が当該出玉
の上限値を上回るかまたは当該出玉の下限値を下回る場
合には当該特定遊技機の障害釘の間隔を調整すべき旨の
釘調整必要信号を前記遊技機管理装置に出力させ、当該
特定遊技機は釘調整候補遊技機である旨の表示を前記デ
ータ出力装置に表示させる第3ステップと、を備えて構
成される。
【0005】
【作用】上記構成を有する本発明に係る遊技機管理シス
テムおよび遊技機管理プログラムによれば、営業戦略上
の目標値である出玉データの上下限値は、遊技店サイド
等で入力設定可能であるため、個々の遊技機毎にきめ細
かい監視が可能である。また、設定調整された釘間隔と
出玉との相関関係については、釘間隔と出玉の実績デー
タによりその相関関係を逐次修正していくため、本シス
テムの使用につれ精度が向上し、効率の良い釘調整が可
能となる。そして、釘間隔測定装置と遊技機管理装置と
が接続されているので、上記のようにして釘調整した後
の遊技機の営業実績をも追跡できるので、釘調整と出玉
との関係がさらに明確に把握できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。本発明の一実施例である遊技機管理システム1
00の構成を図1に示す。図に示すように、この遊技機
管理システム100は、管理される遊技機であるパチン
コ遊技機56と、このパチンコ遊技機56の遊技盤上に
植設され発射されたパチンコ遊技球の流下方向を変化さ
せる1対の障害釘の間隔を測定する釘間隔測定装置であ
るネイルゲージ機1と、これらのパチンコ遊技機56、
ネイルゲージ機1に接続される 遊技機管理装置である
中央管理制御装置51と、この中央管理制御装置51に
個々の遊技機に対し基準とすべき基準出玉データ等を入
力設定可能な外部入力装置53と、上記のパチンコ遊技
機56のうち出玉データが基準出玉データを超過するも
のについて、釘の調整が必要な釘調整候補遊技機である
旨の表示を画像として外部表示可能な画像表示装置52
と、上記のパチンコ遊技機56のうち出玉データが基準
出玉データを超過するものについて、釘の調整が必要な
釘調整候補遊技機である旨の表示を印刷出力可能な印刷
出力装置55と、これらの出玉データ、釘調整の履歴等
を記憶媒体等に格納可能な外部記憶装置54と、を備え
ている。
【0007】次に、上記の遊技機管理システム100の
動作を図2に示すフローチャート図に基づいて説明す
る。図に示すように、本システムにおいては、まず、上
記の各パチンコ遊技機56の障害釘の間隔を、例えば毎
日の営業終了後に上記ネイルゲージ機1により測定し、
その釘間隔データを中央管理制御装置51が取り込み、
一旦上記の外部記憶装置54等に格納する(ステップS
1)。
【0008】この釘間隔データは、毎日の釘調整履歴と
して、例えば、釘調整履歴台帳などとして印刷出力が可
能である(ステップS2)。
【0009】次に、中央管理制御装置51は、各パチン
コ遊技機56の排出賞球数に関する各種の指標値である
出玉のデータを各パチンコ遊技機56から常時収集して
いる(ステップS3)。この出玉データは、遊技店の営
業実績でもあるので、例えば、毎日出玉状況などとして
印刷出力可能である(ステップS4)。
【0010】そして、中央管理制御装置51は、上記の
出玉データと予め遊技店側で入力する出玉データの許容
範囲値(上限値と下限値)とを比較し、この許容範囲値
を超過するパチンコ遊技機を発見した場合は、そのパチ
ンコ遊技機を釘調整候補台として表示等し(ステップS
5)、その一覧等の印刷出力が可能である(ステップS
6)。
【0011】これらの一連の動作を管理しているすべて
のパチンコ遊技機について行った後(ステップS7)、
出玉が通常よりも大幅に多いパチンコ遊技機や出玉が通
常よりも大幅に少ないパチンコ遊技機等を「異常台」と
して検出し(ステップS8)、それらの印刷出力等も可
能である(ステップS9)。
【0012】次に、実際の遊技機管理システムの画像表
示装置に表示される表示画像の例(図3ないし図8)に
基づいて、本実施例のさらに具体的な動作を説明する。
【0013】図3は、上記の遊技機管理システムにおけ
る画像表示装置52の画面上に表示される釘調整システ
ムの初期メニューの例を示した図である。図3において
は、管理されているパチンコ遊技機のうちの機種別の釘
調整候補を選択したところが示されている。
【0014】次に、図4は、本システムにより管理され
ているパチンコ遊技機のうち、フィーバーA種を選択し
たところが示されている。
【0015】次に、図5は、フィーバーA種の釘調整候
補台の選択条件が表示されたところが示されている。本
システムの特徴は、これらの稼働率、割数、遊び率、打
止回数、特賞回数、特賞中最大最小、スタート回数、ス
タート平均、ドア・オープン回数の各データのうちか
ら、そのいずれか、あるいは、そのうちの任意の組み合
せを表示し得る点にある。図から判るように、この台で
は、稼働率の実績値が表示され、割数および特賞中最大
最小の値が既に設定されている。ここに、上記の各デー
タの内容は、図9に示す通りである。
【0016】ここで、各データの内容を説明しておく。
まず、アウト玉数とは、補給コンピュータ3より採取し
たパチンコ機(台)毎の発射玉の累積値をいう。また、
セーフ玉数とは、補給コンピュータ3より採取したパチ
ンコ機(台)毎の補給玉の累積値をいう。差玉とは、上
記のアウト玉数からセーフ玉数を減じた値である。
【0017】次に、割数とは、上記のセーフ玉数を10
倍して上記のアウト玉数で除した値で表現される。
【0018】稼働時間(分)は、上記のアウト玉数を規
定アウト数で除した値であるが、この規定アウト数は、
磁気ディスク装置の日次台データの機種コードで磁気デ
ィスク装置の機種マスタを検索して求める。なお、磁気
ディスク装置の規定アウト数は、システム導入時に機種
情報として予め設定登録しておく。この規定アウト数
は、その機種のパチンコ機が機構上1分間に最高何発打
てるか、という値で、更新時までの稼働時間数を掛け合
わせて累積値を求める。
【0019】稼働率は、上記のアウト玉数を100倍
し、絶対アウト数で除した値で表現される。絶対アウト
数とは、上記の規定アウト数に営業時間数を乗じた値で
ある。営業時間数とは、開店時間から補給コンピュータ
情報の最終採取時間までの時間数(分)をいう。
【0020】売上金額とは、隣接する日次貸機データの
売り上げ金額をいい、更新プログラムにより送信データ
中の貸機データから磁気ディスク装置の日次貸機データ
の売上金額が更新される。この時、隣接する台の売上金
額(日次台データ)も同様に更新処理される。
【0021】特賞回数とは、補給コンピュータ3より採
取した台毎の権利の獲得回数の累積回数を表す値であ
る。
【0022】打止回数とは、補給コンピュータ3より採
取した台毎の遊技終了の累積回数を示す値である。
【0023】スタート回数とは、補給コンピュータ3よ
り採取した台毎の始動チャッカーへの入賞回数の累積回
数を表す値である。
【0024】スタート平均とは、上記のアウト玉数を上
記のスタート回数で除した値である。
【0025】特賞中アウト玉数とは、補給コンピュータ
3より採取した台毎の特賞中の発射玉の累積値を表して
いる。
【0026】特賞中セーフ玉数とは、補給コンピュータ
3より採取した台毎の特賞中の補給玉の累積値を表して
いる。
【0027】特賞中最大最小とは、特賞中セーフ玉数か
ら特賞中アウト玉数を減じた値のうち、設定した上限値
や下限値を超えるものをいう。すなわち、上記の特賞中
セーフ玉数から特賞中アウト玉数を減じた差は、特賞発
生毎の出玉数であり、この値は機種毎に定まった値であ
る。そして、通常は、この一定値にプラス、マイナスの
誤差を上限値、下限値として考慮する。
【0028】例えば、A機種の特賞発生時の出玉数を2
000個とし、下限値を1900、上限値を2200と
した場合、出玉数が1900より少なかった場合が「特
賞中最小」であり、出玉数が2200より多かった場合
が「特賞中最大」である。
【0029】遊び率とは、上記のセーフ玉数から特賞中
セーフ玉数を減じた値を100倍し、その値を、上記の
アウト玉数から特賞中アウト玉数を減じた値で除した値
をいう。
【0030】ドアオープン回数とは、補給コンピュータ
3より採取した台毎のガラス扉のオープン回数の累積値
を表している。すなわち、扉を開放する毎に1だけ加算
して得られる値である。このデータは、送信データ中の
後述するアテンションデータグループのドアオープンデ
ータである。
【0031】ここで、遊技店サイドで、割数や特賞中最
大最小の値を新たに設定したい場合には、外部入力装置
53の操作により、該当する数値の変更を行うことがで
きる。その変更された画面の例が図6である。
【0032】次に、所定の機能キー等を操作することに
より、図7に示すような釘調整候補台の一覧を表示させ
ることができる。ここで、第610番台の釘調整データ
は、Aが+0.35mm(釘間隔を拡大させる方向)、
Bが+1.05mm、Cが+0.30mmであることを
示している。また、第88番台では、Bが−0.50m
m(釘間隔を縮小させる方向)に調整済みであることを
示している。また、この図7では、割数の値が基準値を
超えたものも色彩を変えることにより表示可能である。
【0033】上記の釘調整候補台も含め、全台を一覧表
示することも可能である。その場合の画面を図8に示
す。
【0034】次に、本発明の一実施例に用いられている
ネイルゲージ機1の構成を図10ないし図12に示す。
ネイルゲージ機1は、図に示すように、釘係止突起3
R,3Lを設けた接触ゲージ部2R,2Lと、この接触
ゲージ部2R,2Lに接続する杆体4R,4Lと、この
杆体4R,4Lの動きにより遊技機障害釘の釘間隔を計
測しデータ表示・データ出力等を行う計測制御部5と、
を備えて構成される。計測制御部5には、測定動作のO
N(動作実行)、OFF(動作停止)を行うスイッチ
6、測定した釘間隔データをディジタル値で数値表示す
るデータ表示窓が設けられている(図11)。
【0035】ここで、このネイルゲージ機1における接
触ゲージ部2R,2Lおよび釘係止突起3R,3Lの構
成と遊技機の障害釘との関係を図12に基づいて説明す
る。図12は、図10における接触ゲージ部2R,2L
および釘係止突起3R,3Lをその後方側、すなわち、
計測制御部5の側から眺めた図である。図に示すよう
に、この接触ゲージ部2R,2Lは、パチンコ機等の遊
技機に用いられる遊技球と略同一の形状を持つ鋼球(例
えば、直径10.99 〜11.04 mmの鋼球)を2個の分球部
に分割した形状を有しており、その後方から見ると、等
しい最大厚みB(例えば、長さ5.495 〜5.52mm)を持
つ。そして、2個の分球部2R,2Lは所定の対向間隙
Gを配して互いに対向するように配置される。また、こ
の2個の分球部2R,2Lの厚みが最大(すなわち厚み
B)となる点である最厚点P1 およびP2 においてこの
2個の分球部2R,2Lが遊技機障害釘40,40の内
法間隔の点である内法点P3 およびP4 に各々接触する
とき、釘係止突起3R,3Lが丁度遊技機障害釘40,
40の頭部に接触するように釘係止突起3R,3Lが設
けられている。遊技機障害釘40の直径をA(例えば、
1.85mm)とすると、遊技機障害釘40,40の内法間
隔Dおよび釘中心間隔Lは、それぞれ下記の式、 D=2×B+G ……………(1) L=2×B+G+A ……………(2) により求められる。この場合、上記の図3の例では、遊
技機障害釘40,40の点P3 とP5 のなす中心角、お
よび点P4 とP6 のなす中心角は、両者とも90度の例
について説明したが、これは、必ずしも90度である必
要はなく、例えば、75度、120度等であってもかま
わない。要は、このネイルゲージ機1を使用する測定者
が、測定すべき1対の遊技機障害釘40,40にこの釘
係止突起3R,3Lを係止(載置)させたとき、自動的
に接触ゲージ部の2個の分球部2R,2Lの2個の最厚
点がP1 とP2 が障害釘40,40の2個の内法点P3
とP4 に接触するように上記分球部2R,2Lおよび釘
係止突起3R,3Lとが形成されていればよいのであ
る。
【0036】そして、上記杆体4R,4Lは、図示はし
ないが、各々回動軸のまわりに回動自在に支持され、杆
体4R,4Lの間にはバネが設けられ、杆体4R,4L
は、その外側へ開く方向に付勢されている。したがっ
て、2個の分球部2R,2Lは、測定すべき1対の遊技
機障害釘の間隔に応じて自在に追随する。また、杆体4
R,4Lの尾部には、歯車の歯列の一部が形成され、そ
れらの歯列は図示しない平歯車等の歯と噛み合ってい
る。
【0037】この平歯車は、歯車回動軸に取り付けられ
ており、回動自在に設けられている。また、歯車回動軸
には、回転位置検出用の図示しないディスクが取り付け
られており、このディスクの上面と下面とを挟み込むよ
うにして図示しないロータリーエンコーダが設けられて
いる。このロータリーエンコーダは、ディスクの回転変
化を2値データとして出力する。
【0038】また、スイッチ6からのON/OFF制御
信号は、計測制御部5内の図示しないデータ処理基板に
伝えられる。そして、データ処理基板で演算出力された
ディジタル計測データは、図示しないデータ表示器に送
られ、データ表示窓9を通して測定者に表示される。さ
らに、データ処理基板で演算出力されたディジタル計測
データは、図示しない外部接続コネクタ等を介して外部
に転送出力される。
【0039】上記のネイルゲージ機1には、図11に示
すように、上記ネイルゲージ機1に外部から制御指令を
与えるための操作キー28等を設けてもよい。また、計
測された釘間隔データは逐次データ転送するようにして
もよいし、1台の遊技機のデータ、あるいは遊技店にお
ける1つの遊技機の島ごとの全データを一旦RAM等に
格納し、全データ収集後にまとめてデータ転送してもか
まわない。
【0040】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではない。上記実施例は、例示であり、本発明の特
許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な
構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる
ものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0041】例えば、本発明に用いるコンピュータシス
テムとしては、中央コンピュータから集計ボックスと補
給コンピュータを介して各パチンコ機(各台)等に接続
されるシステムであってもよいし、あるいは、中央コン
ピュータから一旦サブコンピュータに接続され、各パチ
ンコ機が並設された「島」をコントロールする島コント
ローラ及び各パチンコ機をコントロールする台コントロ
ーラを介して各パチンコ機(各台)等に接続されるシス
テムであってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、上記構成を有する
本発明に係る遊技機管理システムおよび遊技機管理プロ
グラムによれば、営業戦略上の目標値である出玉データ
の上下限値は、遊技店サイド等で入力設定可能であるた
め、個々の遊技機毎にきめ細かい監視が可能である。ま
た、設定調整された釘間隔データと出玉データとを関係
付けて表示していくため、使用するにつれ精度が向上
し、効率の良い釘調整が可能となる。そして、釘間隔測
定装置と遊技機管理装置とが接続されているので、上記
のようにして釘調整した後の遊技機の営業実績をも追跡
できるので、釘調整と出玉との関係がさらに明確に把握
できる、という利点をも有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である遊技機管理システムの
全体構成を示す概念ブロック図である。
【図2】図1に示す遊技機管理システムの動作を示すフ
ローチャート図である。
【図3】図1に示す遊技機管理システムの画像表示装置
に表示される表示画像の例を示す図(1)である。
【図4】図1に示す遊技機管理システムの画像表示装置
に表示される表示画像の例を示す図(2)である。
【図5】図1に示す遊技機管理システムの画像表示装置
に表示される表示画像の例を示す図(3)である。
【図6】図1に示す遊技機管理システムの画像表示装置
に表示される表示画像の例を示す図(4)である。
【図7】図1に示す遊技機管理システムの画像表示装置
に表示される表示画像の例を示す図(5)である。
【図8】図1に示す遊技機管理システムの画像表示装置
に表示される表示画像の例を示す図(6)である。
【図9】図3ないし図8に示す表示画像における各デー
タの内容を説明する図である。
【図10】図1に示すネイルゲージ機の全体構成を示す
側面図である。
【図11】図11に示すネイルゲージ機の背面の構成を
示す背面図である。
【図12】図10に示すネイルゲージ機における接触ゲ
ージ部および釘係止突起の構成と障害釘との関係を示す
図である。
【符号の説明】
1 ネイルゲージ機 2R,2L 接触ゲージ部 3R,3L 釘係止突起 4R,4L 杆体 5 計測制御部 6 スイッチ 9 データ表示窓 28 操作キー 40 障害釘 51 中央管理制御装置 52 画像表示装置 53 外部入力装置 54 外部記憶装置 55 印刷出力装置 56 パチンコ遊技機 100 遊技機管理システム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤を有し、遊技者の操作により発射
    されるとともに当該遊技盤上に植設された障害釘により
    流下方向を変化させられた遊技球が当該遊技盤上の入賞
    領域に入賞した場合には所定数の賞球を排出し、所定時
    間内の排出賞球数に関する指標値を出玉データとして出
    力する複数の遊技機と、 前記複数の遊技機の障害釘のうち所定の1対の障害釘の
    間隔を測定し釘間隔データとして出力する釘間隔測定装
    置と、 前記複数の遊技機のうちの各々の遊技機における前記釘
    間隔データと前記出玉データとを受け取り全遊技機を管
    理する遊技機管理装置と、 当該遊技機管理装置に外部から指令入力可能な外部入力
    装置と、 前記遊技機管理装置からの出力を外部出力するデータ出
    力装置と、 を備えた遊技機管理システムであって、 前記遊技機管理装置は、任意の時刻における各遊技機の
    釘間隔調整後の釘間隔データおよび当該釘間隔調整後の
    出玉データとを受け取り、各遊技機における前記釘間隔
    データと前記出玉データとを関係付けて表示するととも
    に、前記複数の遊技機のうちの特定の遊技機に対し許容
    すべき出玉の上限値と下限値とが前記外部入力装置から
    入力された場合に、当該特定遊技機の前記予測出玉デー
    タ値が当該出玉の上限値を上回るかまたは当該出玉の下
    限値を下回る場合には当該特定遊技機の障害釘の間隔を
    調整すべき旨の釘調整必要信号を出力し、当該特定遊技
    機は釘調整候補遊技機である旨の表示を前記データ出力
    装置に表示させるように制御することを特徴とする遊技
    機管理システム。
  2. 【請求項2】 前記釘間隔測定装置は、 前記遊技球と略同一形状の球を分割してなる2個の分球
    部の各々に1個ずつ釘係止突起を設けるとともに当該2
    個の分球部を所定の対向間隙を配して対向させ当該2個
    の釘係止突起および当該2個の分球部上の最大厚みの点
    である最厚点において測定すべき1対の前記障害釘の内
    法間隔をなす2個の内法点に接触するように構成された
    釘接触ゲージ手段と、 当該釘接触ゲージ手段の2個の分球部が測定すべき1対
    の前記障害釘に自在に追随するように前記対向間隙を伸
    縮調整するゲージ間隙調整手段と、 動作制御信号を発することにより測定動作の実行または
    測定動作の停止を制御する動作制御手段と、 測定を実行すべき当該動作制御信号が発せられた場合に
    は、その時点における前記2個の最厚点間の距離の読取
    値を読取ディジタルデータ信号として出力するゲージ間
    隔読取手段と、 測定すべき1対の遊技機障害釘の内法間隔値を当該読取
    ディジタルデータ信号に基づいて算出し出力するデータ
    演算手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載した遊技機管
    理システム。
  3. 【請求項3】 遊技盤を有し、遊技者の操作により発射
    されるとともに当該遊技盤上に植設された障害釘により
    流下方向を変化させられた遊技球が当該遊技盤上の入賞
    領域に入賞した場合には所定数の賞球を排出し、所定時
    間内の排出賞球数に関する指標値を出玉データとして出
    力する複数の遊技機と、 前記複数の遊技機の障害釘のうち所定の1対の障害釘の
    間隔を測定し釘間隔データとして出力する釘間隔測定装
    置と、 前記複数の遊技機のうちの各々の遊技機における前記釘
    間隔データと前記出玉データとを受け取り全遊技機を管
    理する遊技機管理装置と、 当該遊技機管理装置に外部から指令入力可能な外部入力
    装置と、 前記遊技機管理装置からの出力を外部出力するデータ出
    力装置と、 を備えた遊技機管理システムにおいて前記各装置を制御
    する遊技機管理プログラムであって、 任意の時刻における各遊技機の釘間隔調整後の釘間隔デ
    ータを前記釘間隔測定装置から前記遊技機管理装置に出
    力させる第1ステップと、 次いで当該釘間隔調整後の出玉データを各遊技機から前
    記遊技機管理装置に出力させる第2ステップと、 次いで各遊技機における前記釘間隔データと前記出玉デ
    ータとを関係付けて前記データ出力装置に表示させると
    ともに、前記複数の遊技機のうちの特定の遊技機に対し
    許容すべき出玉の上限値と下限値とが前記外部入力装置
    から入力された場合に、当該特定遊技機の前記予測出玉
    データ値が当該出玉の上限値を上回るかまたは当該出玉
    の下限値を下回る場合には当該特定遊技機の障害釘の間
    隔を調整すべき旨の釘調整必要信号を前記遊技機管理装
    置に出力させ、当該特定遊技機は釘調整候補遊技機であ
    る旨の表示を前記データ出力装置に表示させる第3ステ
    ップと、 を備えたことを特徴とする遊技機管理プログラム。
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