JPH0669780U - 熱電対 - Google Patents

熱電対

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JPH0669780U
JPH0669780U JP1328493U JP1328493U JPH0669780U JP H0669780 U JPH0669780 U JP H0669780U JP 1328493 U JP1328493 U JP 1328493U JP 1328493 U JP1328493 U JP 1328493U JP H0669780 U JPH0669780 U JP H0669780U
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JP
Japan
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thermocouple
junction
temperature difference
wires
cold
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Application number
JP1328493U
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English (en)
Inventor
福治 永盛
正雄 手塚
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Sukegawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Sukegawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 感度が良く微小な温度差も正確に測定可能と
する。 【構成】 異なる種類の金属線からなる熱電対素線1、
2、3を交互に直列に接合して形成された複数の温接点
6と冷接点5とが温度差を測定する2個所に各々配置さ
れているため、この熱電対の両終端部となる熱電対素線
1、2の端部では、温接点6と冷接点5との温度差によ
り発生する起電力が、温接点6と冷接点5の組数だけ合
算されて現われる。従って、熱電対素線1、2の端部で
は、温接点6と冷接点5との温度差により発生する起電
力の前記組数倍の電圧が測定できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、異なる種類の金属線からなる熱電対素線を交互に接続して温接点と 冷接点を形成し、これら両接点間の温度差を測定する熱電対に関する。
【0002】 この種の熱電対の使用例として、例えば図3に示すような放射線温度計があげ られる(特公昭58−53759号公報)。この放射線温度計について、図3に より説明すると、ステンレス等の導電材料からなる円筒形のロッド11を有し、 このロッドは、一部径の細い細径部13を有している。このロッド11の外周側 には、二重に遮蔽管15、16が嵌合され、前記細径部13の外側に遮蔽管15 との間隙による断熱部14が形成されている。さらに、ロッド11の中心軸上に 形成された通孔に熱電対が挿入され、その温接点19が前記細径部13の中央部 分に配置され、冷接点18が基準径部12の部分に配置されている。
【0003】 この熱電対は、アルメル線とクロメル線等の二種の導電線からなり、例えば熱 電対素線17が冷接点18において別の種類の熱電対素線20に接続され、さら にこの熱電対素線20が温接点19において前記熱電対素線17と同じ種類の熱 電対素線21に接続され、この熱電対素線17、21の端部がロッド11の端部 から引き出され、図示してない電圧測定器に接続される。このようなロッド11 の断熱部14は、長尺なロッド11上に所定の間隔で多数設けられ、その部分に 各々熱電対の温接点19が設けられ、その近くの基準径部12に冷接点18が配 置される。従って、1本のロッドに複数組の熱電対が取り付けられる。
【0004】 この放射線温度計は、原子炉に装荷される燃料ユニットに燃料ピンと共にそれ と平行に取り付けられる。そして、燃料ピンの核燃料から発生するガンマ線がロ ッド11に当たってそれに吸収されると、ロッド11の温度が上昇する。この場 合、ロッド11に吸収された熱はロッド11の基準径部12では、その径方向に 伝導されるが、外周側に断熱部14がある細径部13では、断熱部14で熱の伝 導が遮断されるため、細径部13に沿ってロッド11の長手方向に熱が伝導され る。このため、細径部13と基準径部分12とで温度差が発生し、細径部13の 中間点と基準径部分12とで前記の温度差Δtを測定することにより、ロッド1 1の熱伝導率Kと細径部13の長さLとから、次式によりガンマ線の吸収によっ てロッド11に発生した熱量gを求めることができる。 g=4K・Δt/(L/2)2 このときの温度差Δtは、前記熱電対素線17、21の間で測定される電位差に より測定される。
【0005】
【考案が解決しようとしている課題】
この放射線温度計を例として説明した通り、従来において熱電対で2個所の温 度を測定する場合、2種類の導電線からなる熱電対素線17、20、21を冷接 点18と温接点19とで交互に接続し、同じ種類の熱電対素線17、21の電位 差をもって測定する。
【0006】 しかしながら、冷接点18と温接点19での温度差が小さい場合、熱電対素線 17、21の両端に現われる電位差が小さく、従って感度が悪いという課題があ る。そのため、微小の温度差は測定できず、測定できた場合でも、電位差を温度 差に換算するときの誤差が大きいという課題があった。 本考案は、温度差を測定する前記従来の熱電対の課題に鑑み、感度が良く微小 な温度差も正確に測定可能な熱電対を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案は、前記の目的を達成するため、異なる種類の金属線からな る熱電対素線1、2、3を交互に接続して温接点6と冷接点5を形成し、これら 両接点5、6間の温度差を測定する熱電対において、異なる種類の金属線からな る熱電対素線1、2、3を交互に直列に接続して複数組の温接点6と冷接点5を 形成し、これら複数の温接点6と冷接点5とを温度差を測定する2個所に各々配 置したことを特徴とする熱電対を提供する。
【0008】
【作用】
前記本考案による熱電対では、異なる種類の金属線からなる熱電対素線1、2 、3を交互に直列に接続して形成された複数の温接点6と冷接点5とが温度差を 測定する2個所に各々配置されているため、この熱電対の両終端部となる熱電対 素線1、2の端部では、温接点6と冷接点5との温度差により発生する起電力が 、温接点6と冷接点5の組数だけ合算されて現われる。従って、熱電対素線1、 2の端部では、温接点6と冷接点5との温度差により発生する起電力の前記組数 倍の電圧が測定できる。このため、2点の微小な温度差も測定できると共に、電 圧から温度差に換算するときの誤差も少なくなり、正確な温度差の測定が可能と なる。
【0009】
【実施例】
次に、図面を参照しながら、本考案の実施例について詳細に説明する。図1は 、本考案の実施例による熱電対を示す断面概念図である。ここで、熱電対素線1 、2、3、4は、アルメル線とクロメル線等の異なる2種類の金属線からなり、 それらが交互に直列に接続されて、温接点6と冷接点5が3組ずつ形成されてい る。例えばこの実施例では、熱電対素線1、2、3がアルメル線で、熱電対素線 4がクロメル線であるとすると、まず熱電対素線1と熱電対素線4とを接続して 冷接点5を形成し、さらに熱電対素線4の端部に熱電対素線3を接続して温接点 6を形成する。以下、熱電対素線3、熱電対素線4とを交互に2回直列に接続し 、さらに熱電対素線4の端部に熱電対素線2を接続し、冷接点5と温接点6とを 2組形成する。こうして合計3組の温接点6と冷接点5が形成される。
【0010】 このような熱電対は、例えばステンレスやインコネル等からなる管状のシース 7に収納され、さらにこのシース7の中にアルミナ粉末やマグネシア粉末等の無 機絶縁材8が充填され、熱電対素線1、2、3、4が相互に絶縁されている。 直列に接続された前記熱電対素線4、3は、温接点6と冷接点5の部分で18 0°に反転され、蛇行状に曲げられ、温接点6と冷接点5とが温度差を測定する 2点に各々配置されている。そして、引出用の熱電対素線1、2の端部は、シー ス7の一端から外部に引き出され、図示してない電圧測定器に接続される。
【0011】 このような熱電対は、例えば前記したような放射線温度計のロッド内に組み込 まれ、所定の2個所の温度差の測定に使用される。その場合、温接点6と冷接点 5とが各々配置された2個所の温度差に対応して1組の温接点6と冷接点5とに 発生する熱起電力の3倍の電位差が熱電対1、2の間に現われる。
【0012】 すなわち、図2は、3本の熱電対素線1、4、2を順次接続して1組の冷接点 5と温接点6とを形成したものであるが、図1に示した熱電対の温接点6と冷接 点5での温度差と図2に示した熱電対の温接点6と冷接点5での温度差が同じ場 合、前者の熱電対素線1、2の間には、後者の熱電対素線1、2の間の3倍の電 位差が現われることになる。
【0013】 前記のような温接点6と冷接点5とは、2組あるいは4組以上設けることもで き、熱電対素線1、2の間には、その組数倍の電位差が現われる。また、アルメ ル線とクロメル線との接続は、前記の例と逆にすることもでき、アルメル線とク ロメル線に代えて、別の種類の導電線を熱電対素線として使用することもできる 。さらに、接続したそれら熱電対素線の折返しは、必ずしも温接点6や冷接点5 で行う必要はなく、要はそれらの温接点6と冷接点5とを、温度差を測定する2 個所に各々配置すればよい。
【0014】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案によれば、温接点6と冷接点5との温度差による熱 起電力が熱電対素線1、2の間で高い電位差となって測定できるため、感度が良 く微小な温度差も正確に測定可能な熱電対を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による熱電対の縦断概念側面図
である。
【図2】本考案の実施例に対する比較例としての熱電対
の縦断概念側面図である。
【図3】熱電対を用いた放射線温度計の例を示す要部縦
断側面図である。
【符号の説明】
1 熱電対素線 2 熱電対素線 3 熱電対素線 4 熱電対素線 5 冷接点 6 温接点

Claims (1)

    【整理番号】 0930004−02 【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる種類の金属線からなる熱電対素線
    (1)、(2)、(3)を交互に接続して温接点(6)
    と冷接点(5)を形成し、これら両接点(5)、(6)
    間の温度差を測定する熱電対において、異なる種類の金
    属線からなる熱電対素線(1)、(2)、(3)を交互
    に直列に接続して複数組の温接点(6)と冷接点(5)
    を形成し、複数の温接点(6)と冷接点(5)とを温度
    差を測定する2個所に各々配置したことを特徴とする熱
    電対。
JP1328493U 1993-02-27 1993-02-27 熱電対 Pending JPH0669780U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1328493U JPH0669780U (ja) 1993-02-27 1993-02-27 熱電対

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1328493U JPH0669780U (ja) 1993-02-27 1993-02-27 熱電対

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JPH0669780U true JPH0669780U (ja) 1994-09-30

Family

ID=11828905

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JP1328493U Pending JPH0669780U (ja) 1993-02-27 1993-02-27 熱電対

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