JPH066905A - トロリー線用集電装置 - Google Patents

トロリー線用集電装置

Info

Publication number
JPH066905A
JPH066905A JP15791592A JP15791592A JPH066905A JP H066905 A JPH066905 A JP H066905A JP 15791592 A JP15791592 A JP 15791592A JP 15791592 A JP15791592 A JP 15791592A JP H066905 A JPH066905 A JP H066905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
bracket
linear
trolley wire
current collector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15791592A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Tanoi
智 田野井
Hirobumi Okubo
博文 大久保
Sei Nagase
瀞 永瀬
Kentaro Miyashita
謙太郎 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP15791592A priority Critical patent/JPH066905A/ja
Publication of JPH066905A publication Critical patent/JPH066905A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】線状ブラシの弓形状部分での導体に対する押し
圧を適度なものに調節できて走行安定性を増すことによ
って、線状ブラシの有為性を遺憾なく発揮した集電装置
を提供しようとするものである。 【構成】導電性のバネ材からなる線材11の複数本を束
ねて略弓形状に成形した線状ブラシ10で、片端を自由
端(リング)に且つもう一方の片端を固定端(圧着端
子)にそれぞれ設定して中間の弓形状部分10aをトロ
リー線19への摺動ポイントとし、その線状ブラシの取
り付け角度を調節可能なように当該設定固定端をブラケ
ット17に回転可能な連結機構18を介して固定した。
回転可能な連結機構は、ブラケットに穿たれた軸穴18
aとその軸穴に回転可能に装填された軸部を有するブラ
シホルダ18cとブラケットに捩じ込んで当該ブラシホ
ルダの軸部に当接する止め螺子18bとからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁トロリー線等のト
ロリー線のための集電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、トロリー線特に絶縁トロリー線
を集電する装置の典型例を示したもので、焼結銅合金か
らなるブラシ1が、これにモールド一体化されたホルダ
をクレビス2に圧縮バネ3を介して装着することにより
弾性的に保持されている。クレビス2は、それ自身の棒
状部を円筒状のクレビス受け4に挿通することで軸支さ
れている。クレビス受け4は、平行リンク式のアーム5
に一端側でリベット等で連結されており、アーム5の反
対側端部で円筒状の軸受7が連結され、その軸受7にシ
ャフト8を挿通させることでアーム5を揺動可能に支え
ている。アーム5は一対の平行なアーム部分の間に引っ
張りバネ6を斜めに張り渡すことで先端側がトロリー線
に向かって押し上げられるようにし、もって、ブラシ1
がトロリー線の導体面に押し付けられ、所定の押し圧で
摺動できるようにしてある。9は、シャフト8を植え込
んで立脚させるベースで、移動機器に牽引させるよう連
係している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のトロリ
ー線用集電装置では、長いアーム及びそれにバネを付帯
させる等構造が複雑化し、重量も嵩む傾向にあった。ま
た、上記のような焼結銅合金のブラシでトロリー線の導
体面を摺動させると、摺動過程で多量の摩耗粉が発生
し、定期的な清掃を行う必要があった。
【0004】さらに、上記のような焼結銅合金をブラシ
とすると、これを信号伝送用に供する場合には、共通の
ベースに対して一対のアームを取り付け、それぞれの側
にブラシを保持させたいわゆるタンデム形式として、一
方のブラシの離線を他方のブラシでカバーするようにし
て離線率を小さく抑えようとしていた。しかし、そのよ
うな仕組みは、明らかに大型化し、スペースがますます
限定される今般の状況にそぐわないものとなっており、
新たな装置の開発が要望されていた。
【0005】発明者等は、かかる問題を解決するため鋭
意研究した結果、一定の耐摩耗性を有していて所定のバ
ネ特性を有する導電性線材をブラシとして有効であるこ
とが判明した。この線状ブラシは、ベリリウム銅(C1
700,C1720)、バネ用リン青銅(C521
0)、バネ用洋白(C7701)のような導電性のバネ
材を線材としてこれを弓形状に屈曲成形したもので、片
端を固定端とし且つもう一方の片端を自由端として中間
の弓形状部分を摺動のポイントとしたものである。この
ような集電子によれば線材自身がバネのアームとブラシ
とを兼ね備えることから、固体ブラシを支える長いアー
ムが不要となって、装置の小型化且つ簡素化を可能に
し、しかもバネ材が保有する耐摩耗性によって摩耗粉の
発生を抑えることが可能となる等、従来の問題点を悉く
解消でき得るものである。
【0006】かかる線状ブラシについて実用化を図るべ
く種々検討した結果、さらなる改善が必要であることを
突き止めた。即ち、当初は線材の固定端をブラケットに
完全に固定して線材自身の撓みでトロリー線導体との取
り合い誤差を吸収するものとしたが、それでも不十分
で、線材の弓形状部分のトロリー導体に対する押し圧が
弱過ぎて離線を誘発し易くなったり、逆に押し圧が強過
ぎて線材の摩耗を助長して寿命を短くするといった実用
上の問題が依然として残るのである。
【0007】本発明は、上記の最後の問題を改善して線
状ブラシの弓形状部分での導体に対する押し圧を適度な
ものに調節できて走行安定性を増すことによって、線状
ブラシの有為性を遺憾なく発揮した集電装置を提供しよ
うとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明により提供するト
ロリー線用集電装置は、導電性のバネ材からなる線材の
複数本を束ねて略弓形状に成形した線状ブラシで、片端
を自由端に且つもう一方の片端を固定端にそれぞれ設定
して中間の弓形状部分をトロリー線への摺動ポイントと
し、その線状ブラシの取り付け角度を調節可能なように
当該設定固定端をブラケットに回転可能な連結機構を介
して固定したものである。
【0009】
【実施例】図1は、本発明にかかる第一実施例を示した
ものである。符号10によって示された線状ブラシは、
ベリリウム銅(C1700,C1720)等の導電性の
バネ材料により製作された線材11の複数本を束ねて全
体を弓形状に成形したもので、片端をリング12で結束
して自由端に設定しもう一方の片端を圧着端子13を圧
着固定して固定端に設定してある。そして、中間の弓形
状部分10aを張り出し側を摺動のポイントとしてなる
ものである。
【0010】しかして、線状ブラシ10の固定端となる
圧着端子13には、リード線14の圧着端子15を重ね
付けてそれら両端子を貫通する螺子16をブラケット1
7に仕組まれた回転可能な連結機構18部へ捩じ込んで
締結することにより、端子同志の電気的接続が図られる
とともに線状ブラシ10のブラケット17に対する所定
の取り付け角度での固定が図られており、もって弓形状
部分10aがトロリー線19に弾性的に押圧するように
張り出されている。尚、20は取り付けベースでブラケ
ット17をボルト21とナット22で締結してある。
【0011】かかる回転可能な連結機構18は、ブラケ
ット17自身に穿たれた軸穴18aと、同じくブラケッ
ト17に捩じ込まれて軸穴18aに突出する止め螺子1
8bと、軸部を主体にして軸方向の一端に端子締結用の
螺子16を捩じ込む部分を有したブラシホルダ18cと
からなり、そのブラシホルダ18cの軸部を軸穴18a
に回転可能に装填した状態で回転させることにより線状
ブラシ10の取り付け角度の調節が行えるようにし、ま
た、止め螺子18bを捩じ込んで先端をブラシホルダ1
8cの軸部に当接することにより所定の取り付け角度を
維持した回転防止と抜け止めが図れるようにしてあ
る。。
【0012】本実施例では、線状ブラシ10が2本にし
て、ブラケット17の相対向する側面の各々に1本の線
状ブラシ10を上記の要領で取り付けてある。これは、
本実施例の集電装置を信号伝送用のトロリー線の集電に
利用させるためである。従って、ブラケット17は絶縁
物製にして両線状ブラシ間の電気的絶縁を図れるように
してある。
【0013】図2は、本発明にかかるトロリー線用集電
装置の第二実施例を示すもので、基本的な構成(仕組
み)については前述の第一実施例と同じであるので、同
一構造・機能部分については前述した符号を引用し、説
明を割愛する。
【0014】本実施例では、回転可能な連結機構18の
特にブラシホルダ18c′について改変していて、軸穴
18aへ差し込む軸部の一端に端子の座り部分を一体に
形成し、その座り部分に圧着端子を螺子止めしたもので
ある。また、線状ブラシ10は2本ともブラケット17
の同じ側の側面における段差部に前述の取り付け方と同
じ要領で取り付けられるように改変してある。
【0015】尚、回転可能な連結機構18は、前述した
二様の実施例の構造に限らず、種々の構造が考えられ
る。要は線状ブラシ10の固定端がブラケット17に対
して、取り付け角度の調節を可能なように回転可能であ
って、角度調節後は回転を防止するような機能が備わっ
ていれば良い。
【0016】
【発明の作用・効果】以上説明したような本発明のトロ
リー線用集電装置によれば、線状ブラシとした場合の小
型化と簡素化並びに摩耗粉抑制の利点をそのまま享受で
きる上に、線状ブラシの固定端が回転可能な連結機構を
利用してブラケットに対する取り付け角度を調節しつつ
固定することにより、線状ブラシの弓形状部分のトロリ
ー線に対する押し圧を最適なものにでき、さらなる安定
集電と超寿命かを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトロリー線用集電装置の第一実施例を
示し、(イ)は平面図、(ロ)は正面図。
【図2】本発明のトロリー線用集電装置の第二実施例を
示し、(イ)は平面図、(ロ)は正面図。
【図3】従来のトロリー線用集電装置の例を示す正面
図。
【符号の説明】
10 線状ブラシ 10a 弓形状部分 11 線材 12 リング(自由端) 13 圧着端子(固定端) 14 リード線 15 圧着端子 16 螺子(端子用) 17 ブラケット 18 回転可能な連結機構 18a 軸穴 18b 止め螺子 18c ブラシホルダ 19 トロリー線 20 取り付けベース 21 ボルト 22 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮下 謙太郎 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性のバネ材からなる線材の複数本を束
    ねて略弓形状に成形した線状ブラシで、片端を自由端に
    且つもう一方の片端を固定端にそれぞれ設定して中間の
    弓形状部分をトロリー線への摺動ポイントとし、その線
    状ブラシの取り付け角度を調節可能なように当該設定固
    定端をブラケットに回転可能な連結機構を介して固定し
    たことを特徴とするトロリー線用集電装置。
  2. 【請求項2】上記回転可能な連結機構が、ブラケットに
    穿たれた軸穴とその軸穴に回転可能に装填された軸部を
    有するブラシホルダとブラケットに捩じ込んで当該ブラ
    シホルダの軸部に当接する止め螺子とからなる請求項1
    記載の装置。
JP15791592A 1992-06-17 1992-06-17 トロリー線用集電装置 Pending JPH066905A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15791592A JPH066905A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 トロリー線用集電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15791592A JPH066905A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 トロリー線用集電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH066905A true JPH066905A (ja) 1994-01-14

Family

ID=15660241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15791592A Pending JPH066905A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 トロリー線用集電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH066905A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3537545B1 (en) Aluminum terminal assembly and copper-aluminum transition connector
EP0743720B1 (en) Brush assembly for an electric motor
EP0855766A3 (en) Electrical connector for flat electrical conductor
EP1215760A3 (en) Connector
JPH066905A (ja) トロリー線用集電装置
JPH0616424B2 (ja) 電気接点
US6441533B1 (en) Electric motor with commutator
US7963498B2 (en) Bracket assembly
US2279794A (en) Electrical connector
US20010002038A1 (en) Spool holder structure for a wire bonder
JPH05111106A (ja) トロリー線用集電装置
KR910004780Y1 (ko) 브러쉬 지지장치
EP0156290B1 (de) Leuchte mit schwenkbarem Leuchtenkopf
JP3894634B2 (ja) き電分岐装置曲引形
JP3446157B2 (ja) アンテナ装置
JPH06153307A (ja) トロリー線用集電装置
CN219619049U (zh) 一种可稳固定位的汽车线束
JPH05199603A (ja) 集電子
CN210502564U (zh) 一种集成式车身线束
CN221040860U (zh) 一种铜铝过度接线的隔离开关
JPS639956Y2 (ja)
JP3153112B2 (ja) アンテナ支持装置
CN211954960U (zh) 弯扭试验机试品弧线推头及试验装置
JP2009187917A (ja) 独立接地極付ライティングダクト用プラグ
JPH0471283B2 (ja)