JPH0668775A - 引外し装置 - Google Patents

引外し装置

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Publication number
JPH0668775A
JPH0668775A JP3180193A JP18019391A JPH0668775A JP H0668775 A JPH0668775 A JP H0668775A JP 3180193 A JP3180193 A JP 3180193A JP 18019391 A JP18019391 A JP 18019391A JP H0668775 A JPH0668775 A JP H0668775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
force
coil
tripping
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3180193A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamitsu Nakanishi
正光 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3180193A priority Critical patent/JPH0668775A/ja
Publication of JPH0668775A publication Critical patent/JPH0668775A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作機構の負荷が通常の引外し位置における
吸引力を上回る程に増大しても引外しを可能にする。 【構成】 2つの鉄心22、24を可動とし、第2の鉄心24
に与える力を、通常負荷P1より大きく、かつ、引外し
位置における鉄心22の吸引力より小さい力を設定するこ
とにより、負荷がP2に増大した時、第2の鉄心24が第
1の鉄心22に吸引され、吸引力がF2(≧P)になり、
引外し可能なように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遮断器等の開閉器に
用いられている引外し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の電圧引外し装置を示す断面
図であり、図において、1はヨーク、2は可動鉄心、3
は可動鉄心2の先端のネジ部に装着されたナットで、可
動鉄心2の下方向のストッパとなる。4は固定鉄心で、
スリーブ5とヨーク1に挟まれ固定されている。6は圧
縮コイル状のばねで、可動鉄心2に下方向の力を与えて
いる。7は遮磁板で、ばね6により可動鉄心に当接して
いる。8はコイルである。9はスリーブ5の抜止用の押
え板で、ヨーク1に例えばネジ等により固定されてい
る。
【0003】次に動作について説明する。コイル8が励
磁されると、可動鉄心2は固定鉄心4に吸引され、スト
ロークL1で、可動鉄心2に連結された操作機構の引外
し機構部のラッチ(以上図略)が引外される。その後も
可動鉄心は吸引され、遮磁板7が固定鉄心4に当たるま
で上昇する。この全ストロークはL0である。励磁が断
たれると、可動鉄心2はばね6により押下げられ、スト
ッパであるナット3が固定鉄心4の上端に当たり止ま
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の引外し装置は以
上のように構成されており、ラッチが引外されるストロ
ークL1での固定鉄心4と可動鉄心2との間隙G1は常
に一定(G1=L0−L1=一定)であるので、ラッチ
を引外す時の吸引力も常に一定である。従って何等かの
原因でラッチの引外し所要力P1が増大し、吸引力F1
を上回ると、引外し不能となる場合があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、引外し所要力が増大した場合で
も、吸引力を増大させることができる引外し装置を得る
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る引外し装
置は、従来装置の固定鉄心を第2の可動鉄心とするとと
もに、ラッチを引外す時のストロークL1での鉄心の吸
引力F1に応じた力を設定した第2の可動鉄心のリセッ
トばねを設けたものである。
【0007】
【作用】この発明における引外し装置では、第1の可動
鉄心に何等かの原因による大きな負荷がかかった場合、
第2の可動鉄心が第1の可動鉄心側に吸引され、両者間
のギャップが狭くなるため、第1の可動鉄心への吸引力
は平常時より増大し、負荷の増加にも対応して確実な引
外し操作を行う。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、21はヨーク、22は第1の鉄心、3
は第1の鉄心の先端のネジ部に装着されたナットで、第
1の鉄心22の下方向のストッパとなる。24は第2の鉄
心、30は第2の鉄心24に上方向の力を与えるばね、29は
第2の鉄心24の押え板、26は第1の鉄心22のリセットば
ねである。25はスリーブで、第1の鉄心22のガイドとな
るとともに、第2の鉄心24の下方向ストッパとなる。7
は遮磁板で、ばね26により第1の鉄心22に当接してい
る。8はコイルである。また、第1の鉄心22には穴22a
が設けられ、この穴22aを利用して例えばピンなどによ
り操作機構のラッチ(図示しない)に連結されている。
図1、図2において、L0は第1の鉄心22の全ストロー
ク、L1はラッチの引外し位置、Rは第2の鉄心24の動
き得るストローク、Piはラッチの負荷力、Fは鉄心間
の吸引力で、FiはストロークLiでの吸引力である。
Giは鉄心間のギャップを表す。ばね30の力をWiとす
る。
【0009】次に動作について図1、図2により説明す
る。先ず、ラッチの負荷P1が通常の場合、コイル8が
励磁されると、第1の鉄心22は吸引され、ストロークL
1でラッチは引外しされる。この時、鉄心間のギャップ
G1はG1=L0−L1で、吸引力F1はラッチの負荷
P1より大きい(F1>P1)。また、ばね30の力W0
はP1よりも大きく、F1より小さく設定する。即ち、
F1>W1>P1の関係がある。次に、ラッチの負荷が
何等かの原因でP2(>F1)に増大したとする。従来
の装置では、第2の鉄心は固定されているため、吸引力
F1は負荷P2を上回ることはないのでラッチは引外し
されない。この発明では第2の鉄心24を可動とし、F1
>W1としているので、この場合、第2の鉄心24は第1
の鉄心22に吸引され、ストロークR1だけ移動し、吸引
力F2が負荷P2を上回った時、第1の鉄心22は再び上
方に動作し、ラッチが引外され、操作機構のリンク系は
自由となり、例えば遮断器はトリップする。なお、ばね
26の力はF、P、Wに比べて相当小さいので無視でき
る。
【0010】なお、上記実施例では、ばね26、30を圧縮
コイルばねで構成しているが、他の引張ばね、ねじりば
ね等で構成してもよい。また、上記実施例では、電圧引
外し装置について説明したが、電流引外し装置であって
もよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0011】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、従来
の固定鉄心を可動とすることにより、操作機構のラッチ
の負荷が増大してもラッチを容易に引外すことが可能な
ように構成したので、信頼性の高い装置が得られる効果
がある。
【0012】また、ばねの力を小さくし、通常の場合で
も第2の鉄心を可動するようにし、小さなギャップで引
外しするようにすれば、装置の小形化も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による電圧引外し装置を示
す断面側面図である。
【図2】この発明の実施例の力関係を示すグラフであ
る。
【図3】従来の電圧引外し装置を示す断面側面図であ
る。
【符号の説明】
3 ナット 8 コイル 21 ヨーク 22 第1の鉄心 24 第2の鉄心 25 スリーブ 26 ばね 30 ばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁により電磁力を発生するコイル及び
    これをとりまくヨーク、これらコイル及びヨークの磁路
    に挿入され、上記コイルの電磁力により吸引されて移動
    し、引外し操作機構を操作する第1の鉄心、同じく上記
    磁路に上記第1の鉄心と間隔をおいて対向するように配
    置された第2の鉄心を備え、上記第2の鉄心は、上記第
    1の鉄心の移動方向に所定範囲で移動し得るように支持
    され、且つ上記第1の鉄心から遠去る方向にばねで付勢
    されていることを特徴とする引外し装置。
JP3180193A 1991-06-24 1991-06-24 引外し装置 Pending JPH0668775A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3180193A JPH0668775A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 引外し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3180193A JPH0668775A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 引外し装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0668775A true JPH0668775A (ja) 1994-03-11

Family

ID=16079025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3180193A Pending JPH0668775A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 引外し装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013021642A1 (ja) * 2011-08-09 2013-02-14 株式会社 東芝 開閉装置およびその操作機構
CN112927994A (zh) * 2021-01-07 2021-06-08 天津平高智能电气有限公司 操动机构分闸时间控制方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040323

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02