JPH06684B2 - キイロコキクイムシを伝播者としたボーベリア菌によるマツノマダラカミキリの防除法 - Google Patents

キイロコキクイムシを伝播者としたボーベリア菌によるマツノマダラカミキリの防除法

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JPH06684B2
JPH06684B2 JP1105506A JP10550689A JPH06684B2 JP H06684 B2 JPH06684 B2 JP H06684B2 JP 1105506 A JP1105506 A JP 1105506A JP 10550689 A JP10550689 A JP 10550689A JP H06684 B2 JPH06684 B2 JP H06684B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はわが国を始め、台湾、中国本土等でマツ類の大
量枯死を引き起こしている松くい虫被害(学問的にはマ
ツ材線虫病)の防除法に関するものである。
[発明の背景および従来の技術] 20世紀初頭に長崎市に初めて発生したといわれる松く
い虫被害はその後、次第に発生地域を広げ、現在では北
海道と青森県を除く全国各地のマツ林に蔓延している。
昭和54年には全国の松くい虫被害量は243万立方米に
も達したが、その後次第に減少し、昭和62年には114
万立方米になっている。昭和46年にこのマツの異常な
大量枯死の原因がマツノザイセンチュウであり、それが
マツノマダラカミキリ成虫によって健全なマツに次々と
伝播されて発病・枯死していく激しい伝染病であること
が判明した。このことから、防除法として、マツノマダ
ラカミキリ成虫発生期に殺虫剤をマツ林に散布(空中散
布と地上からの散布がある)してカミキリによるマツノ
ザイセンチュウの伝播を防ぐ予防手段と、カミキリ成虫
の被害木からの飛び出し前に被害木を伐倒して殺虫剤散
布、消却等の手法により内部に生息するカミキリを殺虫
して伝染病の発生源を撲滅する伐倒駆除手段が開発され
た。これらふたつの手段は今日でも松くい虫被害防除の
基本的な手段として、広く実行されている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、薬剤散布による予防手段は自然環境や生活環境
への配慮から制約を受けて実施場所は限定されている。
また、伐倒駆除も多大の労力を必要とするので、被害発
生面積が拡大している現状では完全実施は極めて困難に
なっている。このため、いまだに百万立方米を越える被
害が全国的に発生している現状にかんがみ、新たな防除
法の開発が国家的見地から強く望まれている。
上記のように、従来の松くい虫被害防除技術にはマツ林
への薬剤散布による予防手段と被害木の伐倒駆除手段が
主力となっているがその他に健全木にあらかじめ殺線虫
剤を注入しておき、たとえマツノザイセンチュウの侵入
を受けても発病・枯死を免れる手法やマツノマダラカミ
キリの誘引剤を使って成虫を集めて殺す手法などがあ
る。しかし、これらのその他の手法は経費、労力、効果
の点からそれぞれ難点があり、補助的手段として上記の
主力の手段を補う役割を果たしている。
予防のための薬剤散布は、環境への配慮から制約を受け
て実施面積を現状以上に増やすことはできないものの、
その卓越した効果によって、今後とも松くい虫被害対策
のひとつの主流となり続けることは一般に認めるところ
であろう。問題はもうひとつの主力である伐倒駆除であ
る。この手段はある地域内に発生した被害木の全てをほ
ぼ完全に駆除処理するとによって、始めて十分な効果を
発揮する。昭和50年代前半までのように、被害発生地
域が比較的に気候の温暖な、いわゆる激害多発地域に限
られていた時期には、限定された地域内で、多大の人力
を費やしながらも、十分な処理が可能で、それ相応の効
果を発揮することができた。しかし、被害発生がほぼ全
国的な規模になった今日では、山村における労働力不足
等の社会情勢の変化とあいまって、すべての被害木の発
見と伐倒及びそこに生息する全てのマツノマダラカミキ
リの殺虫を人力に頼ることはほとんど不可能な状況にな
っている。伝染病の発生源撲滅という基本的に大切な手
段の効果が挙がらなければ、松くい虫被害の根本的な鎮
静化は望み得ない。本発明が解決しようとする課題は、
全く新しい発想に基き、従来の被害木伐倒駆除がほとん
どの作業を人力に頼っているために十分な効果が挙がら
なくなってきた欠点を克服して、被害木内のマツノマダ
ラカミキリをより簡易に効果的に駆除することにある。
松くい虫に関する永い研究によって、ボーベリア菌等の
マツノマダラカミキリの天敵微生物の存在とそれらの殺
虫力等についてはすでにかなりの知見が貯蓄されてい
る。一方、いわゆるマツ類の二次性穿孔虫と呼ばれる数
十種におよぶ昆虫の一群がある。これらの昆虫は健全な
マツに寄生して繁殖することはできず、もっぱら、なん
らかの原因により衰弱・枯死したマツが特異的に揮散す
る匂い誘引されて成虫が飛来し、産卵することによって
その樹皮下でのみ幼虫が発育して、種の存続が図られて
いることもすでに周知の事実である。マツノマダラカミ
キリもこの一群の昆虫であるが、マツノザイセンチュウ
を媒介するが故に重要害虫になっている。
ボーベリア菌はマツ林内にかなり普遍的に分布する昆虫
寄生性糸状菌であるが、自然界で松くい虫被害木の樹皮
下で昆虫類に寄生・殺虫していることは稀にしかみられ
ない。自然状態ではこの菌の胞子は樹皮下への侵入が困
難なためであろう。ボーベリア菌の胞子をカミキリ幼虫
に直接接種すると顕著な殺虫効果のあることが知られて
いる。
ボーベリア菌は湿気を好み、紫外線には極めて弱いとい
う性質があり、樹皮下は好適な条件にある。したがっ
て、なんらかの方法により、この菌の胞子を被害木樹皮
下に入れ込むことができれば、カマキリ幼虫の樹皮下に
おける長い発育期間のなかで感染・死亡させる確率はか
なり高いものと期待される。
本発明者らは以上のような観点から鋭意研究を重ねて本
発明をなすに至ったものである。すなわち本発明は、マ
ツノマダラカミキリの防除に有効なボーベリア菌を松の
樹皮下に持ち込むことができる有効な方法を提供し、こ
れによって松くい虫被害の予防を図ることを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] このために、本発明者は、樹皮下への胞子の導入にマツ
ノマダラカミキリ以外のマツの二次性昆虫を利用するこ
とを内容とする。この目的に最もよく適合する昆虫は次
の条件を満たさなければならず、その結果として選定さ
れたのがキイロコキクイムシである。
(A)成虫が脱出後ただちに樹皮下に穿入する種類である
こと。
(B)人工大量増殖は容易な種類であること。
(C)松くい虫被害発生地に普遍的に分布している種類で
あること。
(D)大量に放虫しても健全木に悪影響のない種類である
こと。
このような基本的に要求される条件のもとでさらに次の
技術を検討、開発することで本発明に到達したものであ
る。
(1)ボーベリア菌胞子の大量増殖 (2)キイロコキクイムシの大量飼育法の開発 (3)キイロコキクイムシ成虫にボーベリア菌胞子を簡易
にかつ適切に付着させる方法の開発上記の(1)について
は、本菌の増殖には既知の手法があり、これを大規模に
応用することによって大量増殖することができた。
上記の(2)については、キイロコキクイムシの生活史や
生態に関する周知の事実に発明者らの工夫を加えること
によって、アカマツ皮付き小丸太を効率的に利用した実
用的な大量飼育法を確立した。この方法によって一月半
毎に固体数を十倍に殖やすことができた。
上記の(3)については、キイロコキクイムシ成虫にボー
ベリア菌胞子を付着させると3日から7日で発病・死亡
して、その虫体上で胞子が増殖することが確認された。
なお、当初の付着量が多すぎると成虫の歩行、飛翔行動
が異常となるので、必要かつ十分な付着量の検討が望ま
れる。
以上のように知見のもとでなされた本発明方法の特徴は
ボーベリア菌(Beauveria bassiana)胞子を体表面に付
着させたキイロコキクイムシ成虫を、松くい虫被害林に
放虫することにある。
本発明において、キイロコキクイムシ成虫にボーベリア
菌を付着させるには、例えば、約0.5リットルのポリカ
ップに数千から1万頭のキイロコキクイムシ成虫と約0.
5ccのボーベリア菌胞子を入れて軽く振動させることで
極めて簡易にかつ適正に成虫体表面に胞子を付着させる
ことができる。
大量飼育したキイロコキクイムシ成虫の体積と虫数の関
係は、メスシリンダー中の充填により、1cc当り約千頭
の成虫数であることが確かめられ、キイロコキクイムシ
の虫数を簡易に知ることができる。
マツ林内での放虫方法としては、例えば、被害マツ林内
に1mほどの杭を立てこの上に板をのせ、これに上記の
方法によってボーベリア菌を付着させたキイロコキクイ
ムシを放虫すると約1時間でほとんどの成虫が飛散して
いく。放虫点からのキイロコキクイムシ成虫の到達距離
については、よく似た別のキクイムシで300mほどの記
録があり、キイロコキクイムシもこの程度の飛翔をする
と思われる。
キイロコキクイムシの放虫の時期はマツノマダラカミキ
リの産卵期に合わせ、その間に3回ほど実施することが
よい。
[実施例] 以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、これらの
実例に限定されるものではない。
実施例1[室内試験] 1988年5月に伐倒玉切りしたアカマツの丸太28本
(長さ50cm、直径5〜10cm)を飼育箱に立てかけて
交尾終了後の成熟したマツノマダラカミキリ雌成虫50
頭に2週間産卵させた。これをほぼ5等分してそのひと
つを無処理区とし、残りの4つを処理区として、ボーベ
リア菌胞子を付着させたキイロコキクイムシ成虫を約1
000頭づつ放虫した。その後の、カミキリ幼虫のボー
ベリア菌による死亡状況を経時的に調査したところ、無
処理区では全く死亡が起きなかったが、処理区では放虫
10日目で14%、30日目で27%、40日目で36
%と次第にカミキリの死亡率が高まり、最終的にはほぼ
100%が死亡した。
実施例2[野外網室試験] 1988年7月にアカマツ生丸太40本(長さ1.8m、
直径5〜18cm)を野外網室内にたてかけ、成熟したマ
ツノマダラカミキリ雌成虫70頭を放ち、2週間産卵さ
せた。これらをキイロコキクイムシの通過できない50
メッシュの4つの野外網室に入れ、丸太の表面積1平方
米あたり200から1000頭のボーベリア菌付きキイロコキ
クイムシを放虫した。1平方米あたり200頭放虫区でマ
ツノマダラカミキリの死亡率が99%、その他の区では
全て100%であり、きわめて優れた防除効果を示した。
[発明の効果] 松くい虫被害木からは初夏になるとマツノザイセンチュ
ウを保持したマツノマダラカミキリが飛び出して新たな
被害を伝播していく。したがって、次の被害の発生源で
ある被害木を伐倒して薬剤散布等の処理により、そこに
生息するマツノマダラカミキリを飛び出し前に殺虫する
伐倒駆除処理が従来から励行されてきた。しかしなが
ら、人力による被害木の発見、伐倒、玉切り、薬剤処理
という一連の作業は多大の労力と経費を要するため、完
全な実施が困難になってきたことは前述の通りである。
本発明により、マツ類の二次性昆虫であるキイロコキク
イムシを運搬者としてボーベリア菌を被害木の樹皮下に
到達させることによりマツノマダラカミキリを効率的・
効果的に防除する新たな方法を提供できるので、松くい
虫被害防除の改善に大きく貢献する。特に本発明方法
は、現行の薬剤による伐倒駆除法に較べると以下の点で
優れており、将来は本発明の方法が予防のための薬剤空
中散布とともに松くい虫被害駆除の主力となるものと思
われる。
なお、キクイムシ類を利用して樹皮下に天敵微生物を運
び込ませて害虫を防除するという本発明の基本発想は松
くい虫被害防除のみならず、樹皮下を繁殖場所とする害
虫全般に適用できるものであって、新防除法として今後
の活用が期待される。
(1)キイロコキクイムシは本来の性質として衰弱・枯死
したマツを探索して樹皮下に潜入するため、人力による
見落とし・不徹底さによる効果の減少が無くなる。
(2)ボーベリア菌の樹皮下への導入がマツノマダラカミ
キリ幼虫の発育初期段階から行われるため、その後の長
い発育期間を通じて感染が起こり、最終的には一般的な
薬剤処理以上の殺虫効果になる。
(3)本発明の方法により被害マツ林に導入されたボーベ
リア菌はその後も定着して永く効果を持続させるという
天敵利用の最大の利点を発揮することが期待できる。
(4)ボーベリア菌とキイロコキクイムシは古来からわが
国のマツ林に生息する生物であって、このような利用を
しても、薬剤散布で懸念される生態系および生活環境へ
の悪影響の心配はない。
(5)従来の被害木伐倒駆除方法のように伐倒等の人力に
よる作業が省けるため、大幅に人件費が少なくて済むの
で、全体として経済的に被害木からマツノマダラカミキ
リの脱出を防止できる。ヘリコプターによる放虫によっ
て大面積の防除も効率的に実施できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボーベリア菌(Beauveria bassiana)胞子
    を体表面に付着させたキイロコキクイムシ成虫を、松く
    い虫被害林に放虫することを特徴とするキイロコキクイ
    ムシを伝播者としたボーベリア菌によるマツノマダラカ
    ミキリの防除法。
JP1105506A 1989-04-25 1989-04-25 キイロコキクイムシを伝播者としたボーベリア菌によるマツノマダラカミキリの防除法 Expired - Lifetime JPH06684B2 (ja)

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JP4523856B2 (ja) * 2005-02-24 2010-08-11 ヤシマ産業株式会社 穿孔性害虫の防除材及び防除方法
JP6280664B1 (ja) * 2017-05-09 2018-02-14 千葉県 病害虫防除方法、病害虫防除資材、病害虫防除資材の生産方法、病害虫防除資材の生産装置、病害虫防除資材の搬送方法、病害虫防除資材の放飼方法、及び病害虫防除資材の圃場定着方法
CZ308112B6 (cs) * 2019-03-12 2020-01-08 Jihočeská Univerzita V Českých Budějovicích Kmen entomopatogenní houby Beauveria bassiana, způsob jeho použití a přípravek s obsahem spor kmene

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