JPH0667074B2 - 無停電バイパス工事方法 - Google Patents

無停電バイパス工事方法

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JPH0667074B2
JPH0667074B2 JP14020489A JP14020489A JPH0667074B2 JP H0667074 B2 JPH0667074 B2 JP H0667074B2 JP 14020489 A JP14020489 A JP 14020489A JP 14020489 A JP14020489 A JP 14020489A JP H0667074 B2 JPH0667074 B2 JP H0667074B2
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bypass
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正久 宗像
実 伊藤
勇 石崎
光 八木
秀樹 鈴木
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Tohoku Electric Power Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、無停電バイパス工事方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 近年、電力需要の増大、コンピュータを始めとする高度
情報産業機器の普及、高性能家電用電化製品の導入に伴
う生活様式の高度化等によって、停電回避による電力の
安定供給は社会的使命となっている。
一方、比較的低圧の送電線の工事、例えば、送電線の修
復、支持物の修理や取換え等の工事を実施する場合に
は、仮設工事の実施や線路の切離し及び接続等作業中
に、停電を伴う。このため、停電を回避し、安全かつ効
率的に行うことができる工事方法、すなわち、バイパス
ケーブルと断路器あるいは開閉器とを使用した無停電バ
イパス工事方法が、従来から採用されている。
この従来の無停電バイパス工事方法としては、例えば、
第5図に示すような方法が知られている。すなわち、三
相の送電線1における工事区間1aの前後間にバイパス
ケーブル2を接続コネクタ3等により接続し、そのバイ
パスケーブル2の両端の接続点付近に1つの開閉部を有
する断路器4をそれぞれ設け、両断路器4を投入して負
荷電流をバイパスケーブル2にバイパスさせた状態で、
工事区間1aの両端部のジャンパ線5をそれぞれ切離
し、その後、工事区間1aにおける送電線修復等の工事
を行っている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、この従来の工事方法においては、ジャンパ線
5を切離す際に、ループ電流を開放することになり、送
電線の恒長にもよるが、この開放時に大きなアークが発
生することがあって、そのアークエネルギによりジャン
パ線5の切離し部が損傷したり、危険がともなったりす
るという問題点があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に
着目してなされたものであって、その目的とするところ
は、ジャンパ線の切離しの際に発生するアークを極力小
さくすることができ、ジャンパ線の切離し部が損傷した
り、危険がともなったりするおそれがなく、無停電バイ
パス工事を容易かつ安全に行うことができる無停電バイ
パス工事方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この発明の無停電バイパ
ス工事方法においては、送電線における工事区間の前後
のジャンパ線部に第1バイパス回路をそれぞれ接続する
と共に、両第1バイパス回路間に第2バイパス回路を接
続し、ジャンパ線の外側部に対する第1バイパス回路の
接続点と第2バイパス回路に対する第1バイパス回路の
接続点との間における第1バイパス回路内に第1バイパ
ス回路用の外側開閉部をそれぞれ設けると共に、ジャン
パ線の内側部に対する第1バイパス回路の接続点と第2
バイパス回路に対する第1バイパス回路の接続点との間
における第1バイパス回路内に第1バイパス回路用の内
側開閉部をそれぞれ設け、外側開閉部及び内側開閉部を
投入した状態でジャンパ線を切離し、その後、内側開閉
部を開放した状態で工事区間の工事を行うようにしたも
のである。
又、前記第1バイパス回路用の外側開閉部に代えて、第
1バイパス回路に対する第2バイパス回路の接続点付近
における第2バイパス回路内に第2バイパス回路用の開
閉部をそれぞれ設け、第1バイパス回路用の内側開閉部
及び第2バイパス回路用の開閉部を投入した状態でジャ
ンパ線を切離し、その後、第1バイパス回路用の内側開
閉部を開放した状態で工事区間の工事を行うようにして
も良い。
さらに、前記第1バイパス回路用の外側開閉部及び内側
開閉部に加えて、第1バイパス回路に対する第2バイパ
ス回路の接続点付近における第2バイパス回路内に第2
バイパス回路用の開閉部をそれぞれ設け、第2バイパス
回路用の開閉部、第1バイパス回路用の外側開閉部及び
内側開閉部を投入した状態でジャンパ線を切離し、その
後、第1バイパス回路用の内側開閉部を開放した状態で
工事区間の工事を行うようにしても良い。
[作用] 上記のように構成された無停電バイパス工事方法によれ
ば、ジャンパ線の切離しの際に発生するアークが極めて
小さくなって、ジャンパ線の切離し部が損傷したり、危
険がともなったりするおそれを確実に防止することがで
きる。
[実施例] 以下、この発明を具体化した無停電バイパス工事方法の
第1実施例を、第1図及び第2図に基づいて詳細に説明
する。
さて、この実施例の無停電バイパス工事方法では、三相
の送電線1における工事区間1aの前後のジャンパ線5
部分に、バイパスケーブルよりなる第1バイパス回路6
をそれぞれ接続する。又、両第1バイパス回路6間に
は、バイパスケーブルよりなる第2バイパス回路7を接
続する接続コネクタ3等により接続する。
両第1バイパス回路6に対する第2バイパス回路7の接
続点7a付近には、SF6ガス入りの断路器8をそれぞ
れ設置する。そして、この断路器8の1つの開閉部8a
を第1バイパス回路6用の外側開閉部として、ジャンパ
線5の外側部に対する第1バイパス回路6の接続点6a
と第2バイパス回路7に対する第1バイパス回路6の接
続点7aとの間における第1バイパス回路6内に接続す
る。又、断路器8の他の1つの開閉部8bを第1バイパ
ス回路6用の内側開閉部として、ジャンパ線5の内側部
に対する第1バイパス回路6の接続点6bと第2バイパ
ス回路7に対する第1バイパス回路6の接続点7aとの
間における第1バイパス回路6内に接続する。
そして、第1バイパス回路用の外側開閉部8a及び内側
開閉部8bをそれぞれ投入して、負荷電流を第1バイパ
ス回路6及び第2バイパス回路7にバイパスさせ、この
状態でジャンパ線5をそれぞれ切離す。その後、内側開
閉部8bをそれぞれ開放し、この開放状態で工事区間1
aの工事を行う。なお、この内側開閉部8bの開放時
に、外側開閉部8aが誤って開放されると、負荷開放と
なって危険であるため、インタロック機構等を使用し
て、内側開閉部8bのみの開放が許容されるように構成
するのが望ましい。
前記工事区間1aの工事が終了した後は、内側開閉部8
bを投入し、この状態でジャンパ線5をそれぞれ接続す
る。その後、外側開閉部8a及び内側開閉部8bをそれ
ぞれ開放して、送電線1の電路を復旧させる。そして、
両バイパス回路6,7及び断路器8を撤去すれば、全て
の作業が終了する。
次に、この発明の第2実施例を第3図に基づいて説明す
る。
この第2実施例においては、前述した第1実施例と同様
に、第1バイパス回路6及び第2バイパス回路7を設け
ると共に断路器8を設置し、断路器8の1つの開閉部8
bを内側開閉部として第1バイパス回路7内に接続す
る。又、この第2実施例では、第1実施例における第1
バイパス回路用の外側開閉部8aに代え、断路器8の他
の1つの開閉部8cを第2バイパス回路用の開閉部とし
て、第1バイパス回路6に対する第2バイパス回路7の
接続点7a付近における第2バイパス回路7内にそれぞ
れ接続する。
そして、第1バイパス回路用の内側開閉部8b及び第2
バイパス回路用の開閉部8cをそれぞれ投入して、負荷
電流を第1バイパス回路6及び第2バイパス回路7にバ
イパスさせ、この状態でジャンパ線5をそれぞれ切離
す。その後、内側開閉部8bをそれぞれ開放し、この開
放状態で工事区間1aの工事を行う。なお、この内側開
閉部8bの開放時に、第2バイパス回路用の開閉部8c
が誤って開放されると、負荷開放となって危険であるた
め、インタロック機構等を使用して、内側開閉部8bの
みの開放が許容されるように構成するのが望ましい。
前記工事区間1aの工事が終了した後は、第1バイパス
回路用の内側開閉部8bを投入し、この状態でジャンパ
線5をそれぞれ接続する。その後、内側開閉部8b及び
第2バイパス回路用の開閉部8cをそれぞれ開放して、
送電線1の電路を復旧させる。そして、両バイパス回路
6,7及び断路器8を撤去すれば、全ての作業が終了す
る。
次に、この発明の第3実施例を第4図に基づいて説明す
る。
この第3実施例においては、前述した第1実施例と同様
に、第1バイパス回路6及び第2バイパス回路7を設け
ると共に断路器8を設置し、断路器8の開閉部8a,8
bを外側及び内側開閉部として第1バイパス回路6内に
接続する。又、この第3実施例では、第1実施例におけ
る第1バイパス回路用の外側開閉部8a及び内側開閉部
8bに加え、断路器8の他の1つの開閉部8cを第2バ
イパス回路用の開閉部として、第1バイパス回路6に対
する第2バイパス回路7の接続点7a付近における第2
バイパス回路7内にそれぞれ接続する。
そして、第2バイパス回路用の開閉部8c、第1バイパ
ス回路用の外側開閉部8a及び内側開閉部8bをそれぞ
れ投入して、負荷電流を第1バイパス回路6及び第2バ
イパス回路7にバイパスさせ、この状態でジャンパ線5
をそれぞれ切離す。その後、第1バイパス回路用の内側
開閉部8bをそれぞれ開放し、この開放状態で工事区間
1aの工事を行う。なお、この内側開閉部8bの開放時
に、第1バイパス回路用の外側開閉部8a又は第2バイ
パス回路用の開閉部8cが誤って開放されると、負荷開
放となって危険であるため、インタロック機構等を使用
して、内側開閉部8bのみの開放が許容されるように構
成するのが望ましいのである。
前記工事区間1aの工事が終了した後は、第1バイパス
回路用の内側開閉部8bを投入し、この状態でジャンパ
線5をそれぞれ接続する。その後、第1バイパス回路用
の内側開閉部8b、外側開閉部8a及び第2バイパス回
路用の開閉部8cとそれぞれ開放して、送電線1の電路
を復旧させる。そして、両バイパス回路6,7及び断路
器8を撤去すれば、全ての作業が終了する。なお、前記
第2バイパス回路用の開閉部8cを開放した後に、両開
閉部8c間の第2バイパス回路7を接地すると、その第
2バイパス回路7にチャージされている電気が放電され
て、バイパスケーブルを保護することができる。
次に、前記各実施例の工事方法と、第5図に示す従来の
工事方法とについて、ジャンパ線5の切離しの際に、ジ
ャンパ線5に流れているジャンパ電流Ij及びジャンパ
線5部分のジャンパ電圧Ejを、実際の数値を当てはめ
て算出する。
さて、第1図に示すような送電線路において、設定条件
を、定格電圧Vo:36KV、定格電流Io:300
A、送電線:HDCC(100sq)、バイパス回路の
ケーブル:CV(200sq)、電柱等の支持物の高さ
(A−E間=B−E間=C−F間=D−F間):約10
m、ジャンパ線の長さ(A−B間=C−D間):約2
m、送電線相間距離:約2m、工事区間(B−C間):
約500mとする。
そして、まず、送電線のHDCCの標準抵抗がRH=
0.143(Ω/km)、Lh=1.23(mH/km)
で、ジャンパ区間(A−B間)l=2mとして、このジ
ャンパ区間のインピーダンスを求めると、ジャンパ抵抗
Rj及び自己インダクタンスLjが次式のようになり、 Rj=Rh×l/1000 =2.86×10−4(Ω) Lj=Lh/1000×l/1000 =2.46×10−6(H) ジャンパ区間のインピーダンスZhjは、周波数=5
0HZとしたとき、次のようになる。
次に、工事区間の長さ(B−C間)L=500mとし
て、工事区間の送電線のインピーダンスを求めると、導
体抵抗Rk及びインダクタンスLkが次式のようにな
り、 Rk=Rh×l/1000 =7.15×10−2(Ω) Lk=Lh/1000×L/1000 =6.15×10−4(H) 工事区間の送電線のインピーダンスZhkは、次のよう
になる。
又、バイパスケーブルCVの標準抵抗がRc=9.33
×10−2(Ω/km)、Lc=0.409(mH/km)
で、電柱等の支持物区間(A−E間)l=10mとし
て、バイパスケーブルのインピーダンスを求めると、
(但し、断路器の抵抗は極小のため無視する)導体抵抗
Rt及び自己インダクタンスLtが次式のようになり、 Rt=Rc×l/1000 =9.33×10−4(Ω) Lt=Lc/1000×l/1000 =4.09×10−6(H) 電柱等の支持物区間(A−E)間のインピーダンスZc
tは、次のようになる。
さらに、バイパスケーブルの工事区間長さ(E−F間)
=500mとして、工事区間のバイパスケーブルの
インピーダンスを求めると、導体抵抗Rk及び自己イン
ダクタンスLkが次式のようになり、 Rk=Rc×L/1000 =4.67×10−2(Ω) Lk=Lc/1000×L/1000 =2.05×10−4(H) 工事区間のバイパスケーブルのインピーダンスZck
は、次のようになる。
そこで、まず、第5図に示す従来の工事方法について考
えると、断路器4の投入状態では第6図(a)に示す回
路構成となり、さらに簡略化すると第6図(b)に示す
ような等価回路となる。
この等価回路において、送電線側に流れる電流Ih及び
バイパス回路側に流れる電流Icを求めると、 の連立方程式から、前記の数値を代入して次のとおりと
なる。
そして、この連立方程式を解くと、 となり、ジャンパ線5に流れるジャンパ電流IjはIh
と等しいため、Ij=82.8(A)となり、ジャンパ
電圧Ejは次のようになる。
Ej=(Zct+Zck+Zct)Ic =(1.59×10-3+7.96×10-2+1.59×10-3) 217.2≒ 17.4(V) 次に、第1図及び第2図に示すこの発明の第1実施例の
工事方法について述べると、両開閉部8a,8bの投入
状態では第7図(a)に示す回路構成となり、さらに簡
略化すると第7図(b)に示すような等価回路となる。
この等価回路は回路中央Mにおいて左右対称の形になっ
ており、Ihk+Ick=Ioの条件があることから、中央
Mより左半分のみの回路について考えると、第7図
(c)に示すようなブリッジ回路となる。
この回路よりそれぞれの電流を求めると、次のようにな
る。
閉回路I…Zhj・Ihj+Zct・Ict2-zct・Ict1=0… 閉回路II…(Zhk/2)Ihk-(zck/2)Ick-zct・Ict2=0… ここで、 この式をそれぞれ式に代入して整理すると、 (Zhj+Zct)Ihj+Zct・Ict2=Io・Zct 1/2(Zhk+Zck)Ihj-1/2(Zhk+Zck+Zct)Ict2=(Ic/2)
Zck となり、これに数値を代入して連立方程式を解くと次の
ようになる。
(8.24×10-4+1.59×10-3)Ihj +1.59×10-3Ict2=300×1.59×10-3 1/2(0.206+7.96×10-2)Ihj −1/2(0.206+7.96×10-2+1.59×10-3) Ict2=300/2×7.96×10-2 Ihj=152.6(A) Ict2=69.0(A) 又、前記式の各電流値は、 Ict1=147.4(A) Ihk=83.6(A) Ick=216.4(A) となる。このため、ジャンパ電流Ihjは152.6
(A)となり、ジャンパ電圧Ejは次のようになる。
Ej=Zct・Ict1+Zct・Ict2 =(1.59×10-3)147.4 +(1.59×10-3)69 =0.34(V) 次に、第3図に示すこの発明の第2の実施例の工事方法
について述べると、両開閉部8b,8cの投入状態にお
いては、前記の第1実施例と同様の回路構成になるた
め、ジャンパ電流Ihjは152.6(A)、ジャンパ
電圧Ejは0.34(V)になる。
一方、この第2実施例において、第1バイパス回路用の
内側開閉部8bのみの投入状態においては、第8図
(a)に示す回路構成となり、さらに簡略化すると第8
図(b)に示すような等価回路となる。
この回路において、電流Ihj,Ictを求めると、 の連立方程式から、前記の数値を代入して次のとおりと
なる。
そして、この連立方程式を解くと、 Ihj=238.3(A) Ict=61.7(A) となり、ジャンパ電流Ihjは238.3(A)で、ジ
ャンパ電圧Ejは次のようになる。
Ej=Zct・Ict+Zct・Ict =(1.59×10-3×61.7+1.59×10-3×61.7 =0.2(V) 次に、第4図に示すこの発明の第3実施例の工事方法に
ついて述べると、各開閉部8a,8b,8cの投入状態
においては、第9図に示す回路構成となり、さらに簡略
化すると第7図(b)及び第7図(c)に示す第1実施
例と同様の等価回路になる。従って、この第3の実施例
の接続構成におけるジャンパ電流Ihjは152.6
(A)、ジャンパ電圧Ejは0.34(V)となる。
以上で算出した従来の接続構成及び各実施例の接続構成
におけるのジャンパ電流及びジャンパ電圧をまとめる
と、次表のようになる。
この表から明らかなように、第5図に示す従来の工事方
法においては、ジャンパ電流Ij×ジャンパ電圧Ejが
1489(VA)もあったものが、この発明の各実施例
の工事方法によれば、51.9(V・A)又は47.7
(V・A)となる。従って、前述した各実施例の工事方
法によれば、ジャンパ線5の切離しの際に発生するアー
クエネルギが極めて小さくなり、ジャンパ線5の切離し
部が損傷したり、危険がともなったりするおそれがな
く、無停電バイパス工事を容易かつ安全に行うことがで
きる。
[発明の効果] この発明は、以上説明したように構成されているため、
ジャンパ線の切離しの際に発生するアークを極力小さく
することができ、ジャンパ線の切離し部が損傷したり、
危険がともなったりするおそがなく、無停電バイパス工
事を容易かつ安全に行うことができるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した無停電バイパス工事方法
の第1実施例を示す接続構成図、第2図はこの接続構成
を簡略化して示す接続構成図、第3図は無停電バイパス
工事方法の第2実施例を示す接続構成図、第4図は無停
電バイパス工事方法の第3実施例を示す接続構成図、第
5図は従来の無停電バイパス工事方法を示す接続構成
図、第6図(a)及び第6図(b)は従来の工事方法に
おける接続構成の回路図及び等価回路図、第7図
(a)、第7図(b)及び第7図(c)は第1実施例の
工事方法における接続構成の回路図及び等価回路図、第
8図(a)及び第8図(b)は第2実施例の工事方法に
おける接続構成の回路図及び等価回路図、第9図は第3
実施例の工事方法における接続構成の回路図である。 1…送電線、1a…工事区間、5…ジャンパ線、6…第
1バイパス回路、6a,6b…接続点、7…第2バイパ
ス回路、7a…接続点、8…断路器、8a…第1バイパ
ス回路用の外側開閉図、8b…第1バイパス回路用の内
側開閉部、8c…第2バイパス回路用の開閉部。
フロントページの続き (72)発明者 宗像 正久 福島県会津若松市旭町6番1号 東北電力 株式会社会津送電所内 (72)発明者 伊藤 実 福島県いわき市平字作町1丁目5番1号 東北電力株式会社いわき送電所内 (72)発明者 石崎 勇 愛知県春日井市神屋町654番地293 (72)発明者 八木 光 愛知県江南市大字宮後字上大日106番地2 (72)発明者 鈴木 秀樹 愛知県愛知郡日進町大字赤池字モチロ20番 地12号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送電線(1)における工事区間(1a)の
    前後のジャンパ線(5)部に第1バイパス回路(6)を
    それぞれ接続すると共に、両第1バイパス回路(6)間
    に第2バイパス回路(7)を接続し、ジャンパ線(5)
    の外側部に対する第1バイパス回路(6)の接続点(6
    a)と第2バイパス回路(7)に対する第1バイパス回
    路(6)の接続点(7a)との間における第1バイパス
    回路(6)内に第1バイパス回路用の外側開閉部(8
    a)をそれぞれ設けると共に、ジャンパ線(5)の内側
    部に対する第1バイパス回路(6)の接続点(6b)と
    第2バイパス回路(7)に対する第1バイパス回路
    (6)の接続点(7a)との間における第1バイパス回
    路(6)内に第1バイパス回路用の内側開閉部(8b)
    をそれぞれ設け、外側開閉部(8a)及び内側開閉部
    (8b)を投入した状態でジャンパ線(5)を切離し、
    その後、内側開閉部(8b)を開放した状態で工事区間
    (1a)の工事を行うことを特徴とする無停電バイパス
    工事方法。
  2. 【請求項2】送電線(1)における工事区間(1a)の
    前後のジャンパ線(5)部に第1バイパス回路(6)を
    それぞれ接続すると共に、両第1バイパス回路(6)間
    に第2バイパス回路(7)を接続し、ジャンパ線(5)
    の内側部に対する第1バイパス回路(6)の接続点(6
    b)と第2バイパス回路(7)に対する第1バイパス回
    路(6)の接続点(7a)との間における第1バイパス
    回路(6)内に第1バイパス回路用の内側開閉部(8
    b)をそれぞれ設けると共に、第1バイパス回路(6)
    に対する第2バイパス回路(7)の接続点(7a)付近
    における第2バイパス回路(7)内に第2バイパス回路
    用の開閉部(8c)をそれぞれ設け、第1バイパス回路
    用の内側開閉部(8b)及び第2バイパス回路用の開閉
    部(8c)を投入した状態でジャンパ線(5)を切離
    し、その後、第1バイパス回路用の内側開閉部(8b)
    を開放した状態で工事区間(1a)の工事を行うことを
    特徴とする無停電バイパス工事方法。
  3. 【請求項3】送電線(1)における工事区間(1a)の
    前後のジャンパ線(5)部に第1バイパス回路(6)を
    それぞれ接続すると共に、両第1バイパス回路(6)間
    に第2バイパス回路(7)を接続し、ジャンパ線(5)
    の外側部に対する第1バイパス回路(6)の接続点(6
    a)と第2バイパス回路(7)に対する第1バイパス回
    路(6)の接続点(7a)との間における第1バイパス
    回路(6)内に第1バイパス回路用の外側開閉部(8
    a)をそれぞれ設けると共に、ジャンパ線(5)の内側
    部に対する第1バイパス回路(6)の接続点(6b)と
    第2バイパス回路(7)に対する第1バイパス回路
    (6)の接続点(7a)との間における第1バイパス回
    路(6)内に第1バイパス回路用の内側開閉部(8b)
    をそれぞれ設け、第1バイパス回路(6)に対する第2
    バイパス回路(7)の接続点(7a)付近における第2
    バイパス回路(7)内に第2バイパス回路用の開閉部
    (8c)をそれぞれ設け、第2バイパス回路用の開閉部
    (8c)、第1バイパス回路用の外側開閉部(8a)及
    び内側開閉部(8b)を投入した状態でジャンパ線
    (5)を切離し、その後、第1バイパス回路用の内側開
    閉部(8b)を開放した状態で工事区間(1a)の工事
    を行うことを特徴とする無停電バイパス工事方法。
JP14020489A 1989-05-31 1989-05-31 無停電バイパス工事方法 Expired - Lifetime JPH0667074B2 (ja)

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