JPH066701U - アキュムレータ - Google Patents
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- JPH066701U JPH066701U JP2385692U JP2385692U JPH066701U JP H066701 U JPH066701 U JP H066701U JP 2385692 U JP2385692 U JP 2385692U JP 2385692 U JP2385692 U JP 2385692U JP H066701 U JPH066701 U JP H066701U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】軽量化ならびに製造工程の簡易化を達成し、ま
た製造コストの削減を達成する。 【構成】内部空間がブラダによってガス室と液体室とに
区画されたシェルが、一端部にガス封入部材を配設する
ためのガス封入部材取付開口が形成された第1の分割体
21A の他端部と一端部にオイルポートを配設するための
オイルポート取付開口が形成された第2の分割体の他端
部とを直接もしくは少なくとも1つの中間分割体21C を
介して互いに連結して作成されたシェル基体21と、シェ
ル基体21の外周面に繊維を配設し樹脂で硬化せしめて作
成されておりシェル基体21を補強するための補強層22と
を包有する。
た製造コストの削減を達成する。 【構成】内部空間がブラダによってガス室と液体室とに
区画されたシェルが、一端部にガス封入部材を配設する
ためのガス封入部材取付開口が形成された第1の分割体
21A の他端部と一端部にオイルポートを配設するための
オイルポート取付開口が形成された第2の分割体の他端
部とを直接もしくは少なくとも1つの中間分割体21C を
介して互いに連結して作成されたシェル基体21と、シェ
ル基体21の外周面に繊維を配設し樹脂で硬化せしめて作
成されておりシェル基体21を補強するための補強層22と
を包有する。
Description
【0001】
【0002】
本考案は、シェルの内部空間をブラダによって区画して形成されたガス室にガ スを封入しかつ液体室をオイルポートを介して液体源に連通せしめてなるアキュ ムレータに関し、特に、一端部にガス封入部材を配設するためのガス封入部材取 付開口が形成された第1の分割体の他端部と一端部にオイルポートを配設するた めのオイルポート取付開口が形成された第2の分割体の他端部とを直接もしくは 少なくとも1つの中間分割体を介して互いに連結して作成されたシェル基体と、 シェル基体の外周面に繊維を配設し樹脂で硬化せしめて作成されておりシェル基 体を補強するための補強層とによってシェルが形成されてなるアキュムレータに 関するものである。
【0003】
従来、この種のアキュムレータとしては、鋼,チタン合金あるいはアルミニウ ム合金などの所望の金属材料によってシェルの全体を一体に作成してなるものが 提案されていた。
【0004】
しかしながら、従来のアキュムレータでは、シェルが全体として金属材料によ って作成されていたので、耐熱性に優れており低温の環境中ばかりでなく高温の 環境中でも使用できて好ましかったが、比較的に低温の環境中のみで使用される ものにあっても、(i) 高温の環境で使用されるものと同一の構造ならびに材質が 採用されてしまう欠点があり、ひいては(ii)実質的に軽量化ならびに製造工程の 簡易化を達成できない欠点があり、また(iii) 製造コストの削減を達成できない 欠点もあった。
【0005】 そこで、本考案は、これらの欠点を除去する目的で、一端部にガス封入部材を 配設するためのガス封入部材取付開口が形成された第1の分割体の他端部と一端 部にオイルポートを配設するためのオイルポート取付開口が形成された第2の分 割体の他端部とを直接もしくは少なくとも1つの中間分割体を介して互いに連結 して作成されたシェル基体と、シェル基体の外周面に繊維を配設し樹脂で硬化せ しめて作成されておりシェル基体を補強するための補強層とによってシェルが形 成されることにより、高温の環境中では使用できなくとも比較的に低温の環境中 で十分に使用できかつ軽量化,製造工程の簡易化ならびに製造コストの削減を達 成できるアキュムレータを提供せんとするものである。
【0006】
【0007】
本考案により提供される問題点の解決手段は、 「シェルの内部空間をブラダによって区画して形成されたガス室にガスを封 入しかつ液体室をオイルポートを介して液体源に連通せしめてなるアキュム レータにおいて、シェルが、 (a) 一端部にガス封入部材を配設するためのガス封入部材取付開口が形 成された第1の分割体(21A) の他端部と一端部にオイルポートを配設す るためのオイルポート取付開口が形成された第2の分割体(21B) の他端 部とを直接もしくは少なくとも1つの中間分割体(21C) を介して互いに 連結して作成されたシェル基体(21)と、 (b) シェル基体(21)の外周面に繊維を配設し樹脂で硬化せしめて作成さ れており、シェル基体(21)を補強するための補強層(22)と を包有してなることを特徴とするアキュムレータ」 である。
【0008】
本考案にかかるアキュムレータは、上述の[問題点の解決手段]の欄に明示し たごとく、シェルの内部空間をブラダによって区画して形成されたガス室にガス を封入しかつ液体室をオイルポートを介して液体源に連通せしめてなるアキュム レータであって、特に、シェルが、(a) 一端部にガス封入部材を配設するための ガス封入部材取付開口が形成された第1の分割体の他端部と一端部にオイルポー トを配設するためのオイルポート取付開口が形成された第2の分割体の他端部と を直接もしくは少なくとも1つの中間分割体を介して互いに連結して作成された シェル基体と、(b) シェル基体の外周面に繊維を配設し樹脂で硬化せしめて作成 されており、シェル基体を補強するための補強層とを包有しているので、 (i) 軽量化ならびに製造工程の簡易化を達成する作用 をなし、また (ii) 製造コストの削減を達成する作用 をなす。
【0009】
次に、本考案にかかるアキュムレータについて、その好ましい実施例を挙げ、 添付図面を参照しつつ、具体的に説明する。
【0010】 しかしながら、以下に説明する実施例は、本考案の理解を容易化ないし促進化 するために記載されるものであって、本考案を限定するために記載されるもので はない。
【0011】 換言すれば、以下に説明する実施例において開示される各要素は、本考案の精 神ならびに技術的範囲に属する全ての設計変更ならびに均等物置換を含むもので ある。
【0012】(添付図面の説明)
【0013】 図1Aおよび図1Bは、本考案にかかるアキュムレータの一実施例を示すため の断面図であって、特に、シェル20に包有されたシェル基体21が互いに連結され たガス封入側分割体21A とオイルポート側分割体21B と中間分割体21C とによっ て形成されている場合を示している。
【0014】 図2Aおよび図2Bは、図1Aおよび図1Bに示した実施例の組立要領を示す ための断面図であって、特に、ガス封入側分割体21A とオイルポート側分割体21 B と中間分割体21C とが互いに連結されておらずシェル基体21が未だ組み立てら れていない状態を示している。
【0015】 図3Aおよび図3Bは、図1Aおよび図1Bに示した実施例の組立要領を示す ための断面図であって、特に、ガス封入側分割体21A とオイルポート側分割体21 B と中間分割体21C とが互いに連結されシェル基体21が既に組み立てられた状態 を示している。
【0016】 図4は、図1Aおよび図1Bに示した実施例の組立要領を示すためのIVA −IV A 線およびIVB −IVB 線にそった断面図であって、特に、シェル基体21における ガス封入側分割体21A の連結部21A2および中間分割体21C の連結部21C1とオイル ポート側分割体21B の連結部21B2および中間分割体21C の連結部21C2とにおける 連結状態を共通に示している。
【0017】 図5Aおよび図5Bは、図1Aおよび図1Bに示した実施例の組立要領を示す ための断面図であって、特に、シェル基体21の外周面に補強層22が形成されシェ ル20とされた状態を示している。
【0018】 図6Aおよび図6Bは、図1Aおよび図1Bに示した実施例の組立要領を示す ための断面図であって、特に、シェル20に対しガス封入部材40が取り付けられた 状態を示している。
【0019】 図7Aおよび図7Bは、図1Aおよび図1Bに示した実施例の組立要領を示す ための断面図であって、特に、シェル20に対しガス封入部材40が取り付けられた のちオイルポート50が取り付けられた状態を示している。
【0020】(実施例の構成)
【0021】 まず、図1Aおよび図1Bを参照しつつ、本考案にかかるアキュムレータの一 実施例について、その構成を詳細に説明する。
【0022】 10は、本考案にかかるアキュムレータであって、ガス室10A と液体室10B とを 内部に包有するシェル20と、シェル20の内部に配設されておりガス室10A と液体 室10B とを互いに区画するためのブラダ30と、シェル20の一端部開口 (“ガス封 入部材取付開口”という)21aに取り付けられており適宜のガス供給源(図示せず )から与えられた窒素ガスなどのガスをガス室10A(すなわちブラダ30の内部) に 供給したのち封入するためのガス封入部材40と、シェル20の他端部開口 (“オイ ルポート取付開口”という)21bに取り付けられており適宜の液体源に連通された 液体案内管(図示せず)と液体室10B との間で液体 (たとえばオイル,ブレーキ 液あるいは水など) を案内するための液体案内部材 (以下“オイルポート”とい う)50 とを、備えている。
【0023】 シェル20は、ブラダ30が収容されかつガス封入部材取付開口21a およびオイル ポート取付開口21b にそれぞれガス封入部材40およびオイルポート50が取り付け られたシェル基体21と、シェル基体21の外周面に対し適宜の繊維 (たとえば炭素 繊維,ガラス繊維あるいはケブラー繊維) を巻回して配設しかつ適宜の樹脂 (た とえばエポキシ樹脂) を含浸せしめたのち硬化せしめて形成されておりシェル基 体21を補強するための補強層22とを、包有している。ここで、シェル基体21は、 補強層22を作成する場合の芯材として機能できればよく、また液体室10B 中の液 体に接触した場合に液体によって損傷を受けなければよいので、アルミニウムあ るいはアルミニウム合金などの適宜の金属材料あるいはプラスチック材料その他 で所望に応じて形成すればよい。
【0024】 シェル基体21は、ガス封入部材40を取り付けるためのガス封入部材取付開口21 a が一端部に形成されかつ補強層22を形成するに際し繊維の巻回作業を容易化な いし実行可能とするために一端部の外周面 (“繊維係止部”という)21A1 が直筒 状に形成されたガス封入側分割体21A と、オイルポート50を取り付けるためのオ イルポート取付開口21b が一端部に形成されかつ補強層22を形成するに際し繊維 の巻回作業を容易化ないし実行可能とするために一端部の外周面 (“繊維係止部 ”という)21B1 が直筒状に形成されたオイルポート側分割体21B と、ガス封入側 分割体21A の他端部に形成された連結部21A2とオイルポート側分割体21B の他端 部に形成された連結部21B2とに対してそれぞれ一端部の連結部21C1および他端部 の連結部21C2を連結して配置された中間分割体21C とを、包有している。
【0025】 ガス封入側分割体21A の連結部21A2と中間分割体21C の連結部21C1との連結は 、ガス封入側分割体21A の連結部21A2の外周面にOリング23A を配置して中間分 割体21C の連結部21C1の内部に挿入し、かつ中間分割体21C の連結部21C1の外周 面に開口するワイヤ挿入孔24A にワイヤ25A を挿入してガス封入側分割体21A の 連結部21A2の外周面に形成された位置決溝26a と中間分割体21C の連結部21C1の 内周面に形成された位置決溝26c1とに係入せしめることによって達成されている 。ここで、Oリング23A は、液体室10B から液体が浸出してシェル20の補強層22 に達したとき、補強層22が破損されることを回避することを目的として配設され ているが、補強層22が液体室10B から浸出した液体を十分にシールでき、かつそ の液体によって損傷を受けない場合には、除去してもよい。
【0026】 オイルポート側分割体21B の連結部21B2と中間分割体21C の連結部21C2との連 結は、オイルポート側分割体21B の連結部21B2の外周面にOリング23B を配置し て中間分割体21C の連結部21C2の内部に挿入し、かつ中間分割体21C の連結部21 C2の外周面に開口するワイヤ挿入孔24B にワイヤ25B を挿入してオイルポート側 分割体21B の連結部21B2の外周面に形成された位置決溝26b と中間分割体21C の 連結部21C2の内周面に形成された位置決溝26c2とに係入せしめることによって達 成されている。ここで、Oリング23B は、液体室10B から液体が浸出してシェル 20 の補強層22に達したとき、補強層22が破損されることを回避することを目的と して配設されているが、補強層22が液体室10B から浸出した液体を十分にシール でき、かつその液体によって損傷を受けない場合には、除去してもよい。
【0027】 シェル基体21は、また、ガス封入部材40およびオイルポート50の取付を容易化 しかつ補強層22を形成するに際して外周面に対する繊維の巻回を容易化ないし実 行可能とする目的で、ガス封入部材取付開口21a とオイルポート取付開口21b が 同一直線上に対向して形成され、かつ補強層22が形成される外周面がガス封入部 材取付開口21a とオイルポート取付開口21b とを結ぶ直線に関して回転対称とな るよう形成されている。シェル基体21は、ガス封入部材取付開口21a とオイルポ ート取付開口21b とを結ぶ直線に直交する一平面に関して鏡映対称となるよう形 成されておれば内部空間をブラダ30の動作にとって好適な形状とできるので、一 層好ましい。
【0028】 ガス封入部材40は、一端部がブラダ30の開口部に対して焼付けられかつ他端部 がガス封入部材取付開口21a から引き出された口金部材41と、口金部材41の他端 部外周面に形成されたネジ部41a に螺合されており口金部材41をガス封入部材取 付開口21a に固定するためのナット部材42と、口金部材41の他端部外周面に形成 された他のネジ部41b に螺合されておりブラダ30にガスを充填したのち封入して おき使用環境の温度が所定値 (たとえば 150℃) を越えて上昇したときシェル20 の補強層22の破損に先立ち軟化ないし溶解してブラダ30中のガスを解放すること により破裂事故を回避するための溶解栓部材43とを、包有している。溶解栓部材 43は、口金部材41の他端部に取り付けられた状態で、内蔵のスプリング43a が栓 体43b を押圧して付勢することにより口金部材41の他端部を閉鎖している。
【0029】 オイルポート50は、液体案内管のネジ部 (図示せず) に対し内周面に形成され たネジ部51a が螺合されており液体案内管から液体室10B に向けあるいは液体室 10B から液体案内管に向け液体を案内するための液体案内孔51A が形成されたオ イルポート本体51と、オイルポート本体51の中間隔壁51B に形成された貫通孔51 C に挿入されたシャフト52a の一端部に取付けられておりブラダ30を保護する目 的でオイルポート本体51に対して当接されあるいは離間されて液体案内孔51A の 内側開口 (すなわち液体室10B 側の開口) を開閉するためのポペット52と、シャ フト52a の周囲に配設されておりポペット52を液体室10B に向けて押圧し付勢す るためのスプリング53と、シャフト52a の他端部に対しナット部材54a によって 取付けられており貫通孔51C の拡張開口51C*に収容可能とされポペット52が液体 室10B に向けて移動されるに際して中間隔壁51B に与えられる衝撃を緩和するた めの筒体54とを、包有している。
【0030】 オイルポート50は、また、オイルポート本体51の外周面に形成された係止凸部 51D に一端部端面内側が係止されかつ他端部がシェル20のオイルポート取付開口 21b の内周面とオイルポート本体51の外周面との間にシェル20の内側 (すなわち 液体室10B 側) から挿入されかつ一端部端面外側ないし一端部外周面にシリコン ゴムなどの適宜の材料で形成された充填体55A が取り付けられておりブラダ30の 破損を防止しかつ死空間を排除する目的でオイルポート本体51の外周面とシェル 20 の内周面との間の死空間に配置するための内側スペーサリング55と、シェル20 のオイルポート取付開口21b の内周面とオイルポート本体51の外周面との間をシ ールするためのOリング56と、オイルポート本体51の外周面に形成されたネジ部 51b に螺合されておりシェル20のオイルポート取付開口21b の内周面とオイルポ ート本体51の外周面との間にシェル20の外側から一端部が挿入された外側スペー サリング57を固定してOリング56がオイルポート取付開口21b から脱落すること を阻止しかつオイルポート本体51をシェル20のオイルポート取付開口21b に固定 するための固定ナット部材58とを、包有してている。内側スペーサリング55の充 填体55A には、ポペット52がオイルポート本体51の液体案内孔51A を閉鎖したの ち液体室10B 内に残留する液体を案内する目的で、外周面 (すなわちシェル20の 内周面に接触する周面) に対し液体を外部へ案内するための液体案内溝55a が少 なくとも1つ形成されており、内側スペーサリング55の液体案内細孔55b および オイルポート本体51の液体案内細孔51c を介して液体を液体案内孔51A に向けて 案内できるよう配慮されている。
【0031】 (製造要領)
【0032】 また、図1Aないし図7Bを参照しつつ、本考案にかかるアキュムレータの一 実施例について、その製造要領を詳細に説明する。
【0033】シェル20の作製
【0034】 ガス封入側分割体21A の連結部21A2は、その外周面にOリング23A が配置され たのち、中間分割体21C の連結部21C1の内部に挿入される。ガス封入側分割体21 A の連結部21A2が中間分割体21C の連結部21C1の内部に挿入されると、中間分割 体21C の連結部21C1の外周面に開口されたワイヤ挿入孔24A からガス封入側分割 体21A の位置決溝26a と中間分割体21C の位置決溝26c1とにワイヤ25A を挿入し 、ガス封入側分割体21A の位置決溝26a と中間分割体21C の位置決溝26c1とを整 合せしめる。
【0035】 オイルポート側分割体21B の連結部21B2は、その外周面にOリング23B が配置 されたのち、中間分割体21C の連結部21C2に挿入される。オイルポート側分割体 21B の連結部21B2が中間分割体21C の連結部21C2の内部に挿入されると、中間分 割体21C の連結部21C2の外周面に開口されたワイヤ挿入孔24B からオイルポート 側分割体21B の位置決溝26b と中間分割体21C の位置決溝26c2とにワイヤ25B を 挿入し、オイルポート側分割体21B の位置決溝26b と中間分割体21C の位置決溝 26c2とを整合せしめる。
【0036】 以上により、シェル基体21が組み立てられる。
【0037】 シェル基体21は、適宜のマンドレル(図示せず)に保持され、ガス封入側分割 体21A の繊維係止部21A1もしくはオイルポート側分割体21B の繊維係止部21B1に 一端部 (すなわち始端部) を係止して適宜の繊維が巻回される。繊維は、シェル 基体21の外周面に適宜の肉厚となるまで巻回されたのち、その他端部 (すなわち 終端部) がガス封入側分割体21A の繊維係止部21A1もしくはオイルポート側分割 体21B の繊維係止部21B1に係止され固定される。
【0038】 シェル基体21の外周面に巻回された繊維は、シェル基体21の外周面に対する巻 回に先立って含浸せしめられあるいはシェル基体21の外周面に対する巻回ののち に含浸せしめられた適宜の樹脂を硬化せしめることによって、補強層22とされる 。
【0039】 以上により、シェル20が作製される。
【0040】ガス封入部材40の取付およびブラダ30の組込
【0041】 ガス封入部材40の口金部材41は、組立工具(図示せず)の一端部を挿入して係 止したのち、その組立工具の他端部をオイルポート取付開口21b からシェル20の 内部に挿入してガス封入部材取付開口21a から引き出すことにより、ガス封入部 材取付開口21a に配設される。ここで、ブラダ30は、その開口部がガス封入部材 40 に含まれた口金部材41の一端部に対し予め焼付によって取り付けられているの で、ガス封入部材40をシェル20に取り付けるに際し同時にシェル20に組み込まれ る。
【0042】 ガス封入部材40の口金部材41は、ガス封入部材取付開口21a から他端部が引き 出されたのち、組立工具を取り外し、そのネジ部41a に対してナット部材42を螺 合することにより、シェル20のガス封入部材取付開口21a に固定される。
【0043】オイルポート50の取付
【0044】 シェル20に対してガス封入部材40が取り付けられかつブラダ30が組み込まれた のち、オイルポート50のオイルポート本体51が予めポペット52,スプリング53お よび筒体54を取り付けられた状態でシェル20のオイルポート取付開口21b に挿入 される。
【0045】 オイルポート51がシェル20のオイルポート取付開口21b に挿入されたのち、内 側スペーサリング55が、予め充填体55A の取り付けられた状態でシェル20のオイ ルポート取付開口21b に挿入される。
【0046】 内側スペーサリング55がシェル20のオイルポート取付開口21b に挿入されたの ち、Oリング56が、オイルポート本体51の外周面とシェル20のオイルポート取付 開口21b の内周面との間に配設される。
【0047】 Oリング56がオイルポート本体51の外周面とシェル20のオイルポート取付開口 21b の内周面との間に配設されたのち、外側スペーサリング57が、オイルポート 本体51の外周面とシェル20のオイルポート取付開口21b の内周面との間に挿入さ れ、固定ナット部材58をオイルポート本体51のネジ部51b に螺合することによっ て固定される。
【0048】ガスの封入
【0049】 ガス封入部材40の口金部材41の他端部がガス供給源に連通されることにより、 ガスが、ブラダ30の内部に対し供給されて充填される。
【0050】 ブラダ30の内部にガスが充填されたのち、溶解栓部材43が、口金部材41のネジ 部41b に対して螺合され、ガスをブラダ30の内部に封入する。
【0051】 (実施例の作用)
【0052】 更に、図1Aおよび図1Bを参照しつつ、本考案にかかるアキュムレータの一 実施例について、その作用を詳細に説明する。
【0053】液体吐出動作
【0054】 液体源の液体圧が図1Aおよび図1Bに示した動作状態に比べて減少すると、 ガス室10A のガス圧によってブラダ30が矢印X方向に向け膨張せしめられ、かつ ブラダ30の膨張に伴なって液体室10B の液体がオイルポート本体51の液体案内孔 51A の内側開口から排出される。オイルポート本体51の液体案内孔51A では、液 体が、その外側開口まで案内されたのち、外部の液体源に向けて吐出される。
【0055】 液体源の液体圧が更に減少すると、ガス室10A のガス圧によってブラダ30が矢 印X方向に向け更に膨張せしめられてポペット52に接触せしめられ、かつブラダ 30 の膨張に伴なって液体室10B の液体がオイルポート本体51の液体案内孔51A の 内側開口から排出される。オイルポート本体51の液体案内孔51A では、液体が、 その外側開口まで案内されたのち、外部の液体源に向けて吐出される。
【0056】 液体源の液体圧が更に減少すると、ガス室10A のガス圧によってスプリング53 のバネ力に抗しつつブラダ30が矢印X方向に向け一層膨張せしめられかつポペッ ト52が矢印X方向に移動せしめられ、併せてブラダ30の膨張に伴なって液体室10 B の液体がオイルポート本体51の液体案内孔51A の内側開口から排出される。オ イルポート本体51の液体案内孔51A では、液体が、その外側開口まで案内された のち、外部の液体源に向けて吐出される。
【0057】 液体源の液体圧が更に減少すると、ガス室10A のガス圧によってスプリング53 のバネ力に抗しつつブラダ30が矢印X方向に向け更に一層膨張せしめられかつポ ペット52が矢印X方向に向け更に移動せしめられ、ポペット52がオイルポート本 体51に当接されて液体案内孔51A の内側開口を閉鎖する。液体案内孔51A の内側 開口が閉鎖されると、液体室10B に残留した液体が、ブラダ30の膨張に伴なって 内側スペーサリング55の液体案内溝55a および液体案内細孔55b を介してオイル ポート本体51の外周面まで案内され、液体案内細孔51c を介して液体案内孔51A へ案内される。液体案内孔51A では、液体が、その外側開口まで案内されたのち 、外部の液体源に向けて吐出される。
【0058】 以上により明らかなごとく、本考案によれば、液体室10B に収容された液体を 実質的に全てオイルポート本体51の液体案内孔51A を介して外部の液体源に向け て吐出できるので、その吐出量が不足する事故を回避できる。
【0059】液体吸入動作
【0060】 液体源の液体圧が増加すると、液体が、外部の液体源からオイルポート本体51 の液体案内孔51A の外側開口に供給される。液体案内孔51A では、液体が、その 内側開口の近傍まで案内されたのち、ポペット52を液体室10B に向けて矢印Y方 向に向け押圧する。
【0061】 液体源の液体圧が更に増加すると、液体が、ガス室10A のガス圧に抗しつつブ ラダ30およびポペット52を矢印Y方向に向け移動せしめ、ポペット52をオイルポ ート本体51から離間せしめる。これに伴なって、オイルポート本体51の液体案内 孔51A の内側開口が液体室10B に向けて開放され、液体が液体室10B に向けて供 給され始める。液体室10B では、液体がブラダ30を矢印Y方向に向けてガス室10 A のガス圧に抗しつつ押圧するので、ブラダ30が収縮する。
【0062】 液体源の液体圧が一層増加すると、液体が、ガス室10A のガス圧に抗しつつブ ラダ30およびポペット52を矢印Y方向に向け移動せしめ、ポペット52をオイルポ ート本体51から完全に離間せしめる。これに伴なって、オイルポート本体51の液 体案内孔51A の内側開口が液体室10B に向けて完全に開放され、液体が液体室10 B に向けて一層供給される。液体室10B では、液体がブラダ30を矢印Y方向に向 けてガス室10A のガス圧に抗しつつ一層押圧するので、ブラダ30が一層収縮して シェル20の内周面から離間し図1Aおよび図1Bに示した動作状態となる。
【0063】 液体源の液体圧が更に一層増加すると、液体が、ガス室10A のガス圧に抗しつ つブラダ30を矢印Y方向に向けて収縮せしめる。
【0064】 以上により明らかなごとく、本考案によれば、液体室10B には、ガス室10A の ガス圧に液体圧が拮抗するまで、液体源から液体が供給される。
【0065】 (具体例)
【0066】 加えて、本考案にかかるアキュムレータの一実施例について、一層具体的な数 値を挙げて説明する。
【0067】実施例
【0068】 所定の耐圧特性および容量をもつアキュムレータは、本考案にしたがい、アル ミニウムを用いて作成したシェル基体の外周面にカーボン繊維を巻回したのちエ ポキシ樹脂を塗布して加熱硬化せしめることにより補強層を作成したところ、そ の重量がMgであった。
【0069】比較例1
【0070】 実施例と同一の耐圧特性および容量をもつアキュムレータは、そのシェルの全 体をチタンを用いて従来の要領で作成したところ、その重量が約2Mgであった
。
。
【0071】比較例2
【0072】 実施例と同一の耐圧特性および容量をもつアキュムレータは、そのシェルの全 体をアルミニウムを用いて従来の要領で作成したところ、その重量が約3Mgで あった。
【0073】比較例3
【0074】 実施例と同一の耐圧特性および容量をもつアキュムレータは、そのシェルの全 体を鋼を用いて従来の要領で作成したところ、その重量が約8Mgであった。
【0075】実施例と比較例1〜3の比較
【0076】 実施例と比較例1〜3とを比較すれば明らかなごとく、本考案によれば、従来 例に比べ、アキュムレータを軽量化でき、その製造工程を簡略化でき、ひいては 製造コストを削減できる。
【0077】 (変形例)
【0078】 なお、上述では、シェル基体21のガス封入側分割体21A の連結部21A2がオイル ポート側分割体21B の連結部21B2に対し単一の中間分割体21C を介して連結され る場合について説明したが、本考案は、これに限定されるものではなく、ガス封 入側分割体21A の連結部21A2をオイルポート側分割体21B の連結部21B2に対して 直接に連結する場合、ならびにガス封入側分割体21A の連結部21A2をオイルポー ト側分割体21B の連結部21B2に対し複数の中間分割体を介して連結する場合も、 包摂している。ちなみに、ガス封入側分割体21A の連結部21A2をオイルポート側 分割体21B の連結部21B2に対して直接に連結する場合には、ガス封入側分割体21 A の連結部21A2がオイルポート側分割体21B の連結部21B2に対して直接に連結で きる構造とされている必要がある。またガス封入側分割体21A の連結部21A2をオ イルポート側分割体21B の連結部21B2に対し複数の中間分割体を介して連結する 場合には、ガス封入側分割体21A の連結部21A2とオイルポート側分割体21B の連 結部21B2とを連結する複数の中間分割体が順次互いに連結可能とされている必要 がある。
【0079】
上述より明らかなように、本考案にかかるアキュムレータは、[問題点の解決 手段]の欄に明示したごとく、シェルの内部空間をブラダによって区画して形成 されたガス室にガスを封入しかつ液体室をオイルポートを介して液体源に連通せ しめてなるアキュムレータであって、特に、シェルが、(a) 一端部にガス封入部 材を配設するためのガス封入部材取付開口が形成された第1の分割体の他端部と 一端部にオイルポートを配設するためのオイルポート取付開口が形成された第2 の分割体の他端部とを直接もしくは少なくとも1つの中間分割体を介して互いに 連結して作成されたシェル基体と、(b) シェル基体の外周面に繊維を配設し樹脂 で硬化せしめて作成されており、シェル基体を補強するための補強層とを包有し ているので、 (i) 軽量化ならびに製造工程の簡易化を達成できる効果 を有し、また (ii) 製造コストの削減を達成できる効果 を有する。
【図1A】本考案にかかるアキュムレータの一実施例の
一半部を示すための断面図である。
一半部を示すための断面図である。
【図1B】本考案にかかるアキュムレータの一実施例の
他半部を示すための断面図である。
他半部を示すための断面図である。
【図2A】図1Aおよび図1Bに示した実施例の一半部
の組立要領を示すための断面図である。
の組立要領を示すための断面図である。
【図2B】図1Aおよび図1Bに示した実施例の他半部
の組立要領を示すための断面図である。
の組立要領を示すための断面図である。
【図3A】図1Aおよび図1Bに示した実施例の一半部
の組立要領を示すための断面図である。
の組立要領を示すための断面図である。
【図3B】図1Aおよび図1Bに示した実施例の他半部
の組立要領を示すための断面図である。
の組立要領を示すための断面図である。
【図4】図1Aおよび図1Bに示した実施例の組立要領
を示すためのIVA −IVA 線およびIVB −IVB 線にそった
断面図でる。
を示すためのIVA −IVA 線およびIVB −IVB 線にそった
断面図でる。
【図5A】図1Aおよび図1Bに示した実施例の一半部
の組立要領を示すための断面図である。
の組立要領を示すための断面図である。
【図5B】図1Aおよび図1Bに示した実施例の他半部
の組立要領を示すための断面図である。
の組立要領を示すための断面図である。
【図6A】図1Aおよび図1Bに示した実施例の一半部
の組立要領を示すための断面図である。
の組立要領を示すための断面図である。
【図6B】図1Aおよび図1Bに示した実施例の他半部
の組立要領を示すための断面図である。
の組立要領を示すための断面図である。
【図7A】図1Aおよび図1Bに示した実施例の一半部
の組立要領を示すための断面図である。
の組立要領を示すための断面図である。
【図7B】図1Aおよび図1Bに示した実施例の他半部
の組立要領を示すための断面図である。
の組立要領を示すための断面図である。
【符号の説明】10・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アキュムレータ 10A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガス室 10B ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・液体室20・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ シェル 21・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シェル基体 21a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガス封入部材取付開口 21b ・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイルポート取付開口 21A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガス封入側分割体 21A1・・・・・・・・・・・・・・・・・・繊維係止部 21A2・・・・・・・・・・・・・・・・・・連結部 21B ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイルポート側分割体 21B1・・・・・・・・・・・・・・・・・・繊維係止部 21B2・・・・・・・・・・・・・・・・・・連結部 21C ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中間分割体 21C1;21C2 ・・・・・・・・・・・・連結部 22・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・補強層 23A,23B ・・・・・・・・・・・・・・・・・・Oリング 24A,24B ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ワイヤ挿入孔 25A,25B ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ワイヤ 26a,26b,26c1,26c2 ・・・・・・・・位置決溝30・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ブラダ40・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ガス封入部材 41・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・口金部材 41a,41b ・・・・・・・・・・・・・・・・ネジ部 42・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ナット部材 43・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・溶解栓 43a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スプリング 43b ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・栓体50・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ オイルポート 51・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイルポート本体 51A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・液体案内孔 51B ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中間隔壁 51C ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・貫通孔 51C*・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・拡張開口 51D ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・係止凸部 51a,51b ・・・・・・・・・・・・・・・・ネジ部 51c ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・液体案内細孔 52・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ポペット 52a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シャフト 53・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スプリング 54・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・筒体 54a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ナット部材 55・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内側スペーサリング 55A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・充填体 55a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・液体案内溝 55b ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・液体案内細孔 56・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Oリング 57・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・外側スペーサリング 58・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・固定ナット部材
Claims (1)
- 【請求項1】シェルの内部空間をブラダによって区画し
て形成されたガス室にガスを封入しかつ液体室をオイル
ポートを介して液体源に連通せしめてなるアキュムレー
タにおいて、シェルが、 (a) 一端部にガス封入部材を配設するためのガス封入部
材取付開口が形成された第1の分割体(21A) の他端部と
一端部にオイルポートを配設するためのオイルポート取
付開口が形成された第2の分割体(21B) の他端部とを直
接もしくは少なくとも1つの中間分割体(21C) を介して
互いに連結して作成されたシェル基体(21)と、 (b) シェル基体(21)の外周面に繊維を配設し樹脂で硬化
せしめて作成されており、シェル基体(21)を補強するた
めの補強層(22)とを包有してなることを特徴とするアキ
ュムレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2385692U JPH066701U (ja) | 1992-03-20 | 1992-03-20 | アキュムレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2385692U JPH066701U (ja) | 1992-03-20 | 1992-03-20 | アキュムレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066701U true JPH066701U (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=12122080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2385692U Pending JPH066701U (ja) | 1992-03-20 | 1992-03-20 | アキュムレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066701U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009524778A (ja) * | 2006-01-25 | 2009-07-02 | ハイダック テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 油圧アキュムレータ |
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-
1992
- 1992-03-20 JP JP2385692U patent/JPH066701U/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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