JPH0666757A - ピンホール検査用電極及び該ピンホール検査用電極を用いたピンホール検査方法 - Google Patents

ピンホール検査用電極及び該ピンホール検査用電極を用いたピンホール検査方法

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JPH0666757A
JPH0666757A JP22048992A JP22048992A JPH0666757A JP H0666757 A JPH0666757 A JP H0666757A JP 22048992 A JP22048992 A JP 22048992A JP 22048992 A JP22048992 A JP 22048992A JP H0666757 A JPH0666757 A JP H0666757A
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JP
Japan
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electrode
pinhole
pipe
brush
pinhole inspection
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JP22048992A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Itakura
宏光 板倉
Iwao Saito
巌 斉藤
Nagaaki Kahata
長昭 加畑
Naoto Goi
直人 五井
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NIKKI PLANTEC KK
JGC Corp
Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
NIKKI PLANTEC KK
JGC Corp
Kansai Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異径管の接続された配管のピンホール検査を
連続的に行うとともに、配管に高電圧を直接かけること
なく、安全にピンホール検査を行う。 【構成】 金属管の内周面にライニングが施された配管
12の、前記金属管を接地し、螺旋状に伸縮せしめられ
る板ばねと該板ばねの外周面に装着されるブラシ状電極
部とを備えてなるピンホール検査用電極14を、前記配
管12の内部に、前記電極の先端部を前記ライニングに
当接させた状態で挿入し、一端が接地された交流電源部
26aの他端を、前記ピンホール検査用電極14の、前
記ブラシ状電極部に接続し、前記ブラシ状電極部と前記
金属管の電位差を測定しつつ、前記ピンホール用電極1
4を前記配管12の軸線方向に移動せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属管の内周面にラ
イニングが施された配管の、前記ライニングに形成され
たピンホールを検出するために用いるピンホール検査用
電極及び該ピンホール検査用電極を用いたピンホール検
査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のピンホール検査には、リ
ング状の基部の外周部にピン状の多数の電極をブラシ状
に植設してなる円形ピンホール検査電極が用いられてい
た。
【0003】また、この円形ピンホール検査電極(以
下、「円形電極」という。)を用いたピンホールの検査
方法は図6及び図7に示す直接接地法、又は図8及び図
9に示す間接接地法によって行われていた。
【0004】直接接地法は、交流電源8の一端を金属管
2に接続する一方、他端を円形電極6に接続し、該円形
電極6の先端を、金属管2の内周面に形成されたライニ
ング4に当接させてピンホール検査を行うものである。
この場合、円形電極6、ライニング4及び金属管2は、
図7に示すように一種のコンデンサを形成した状態にあ
り、円形電極6の先端部がピンホールに当接した場合に
は、円形電極6と金属管2とが接触するか、接触しなく
とも電圧が降下してピンホールが検出される。
【0005】間接接地法は、連続的にピンホール検査を
行う場合に一般的にとられる方法であり、図8に示すよ
うに、交流電源8の一端を金属管2に接続せずに、金属
板10に接続するとともに接地し、この金属板10をラ
イニング4に当接させてピンホール検査を行うものであ
る。この場合、円形電極6と金属管2の間、及び金属管
2と金属板10の間には、図9に示すように、2つのコ
ンデンサ(C1とC2とする。)が形成された状態にあ
り、円形電極6の先端部がピンホールに当接した場合に
は、円形電極6と金属管2の間の電位差が変化し、この
電位差の変化を検出することによりピンホールの検出が
行われる。なお、ここでMは金属管2の電位を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な円形電極においては、外径が決まっているため、配管
内周面全面を連続的にピンホール検査しようとする場
合、異径管等があるとそこでピンホール検査ができなく
なってしまうという課題があった。
【0007】また、上記の直接接地法においては、配管
に直接高電圧がかかるため、配管に触れると感電する恐
れがあった。
【0008】また、上記の間接接地法においては、C1
=C2(円形電極6と金属板10の、ライニング4に接
触する面積を等しくする。)という理想的な状態を考え
てみても、両コンデンサC1,C2に印加される電圧V
1,V2は、 V1=V2=E/2(Eは交流電源の電圧) となり、金属管2と円形電極6との間に印加される検査
電圧は電源電圧の半分になってしまう。ピンホール検査
には、最低でも数Kvの検査電圧が必要であるが、出力
ケーブルの絶縁耐力や高圧発生器(トランス)の絶縁
等、製作上の問題点がある。
【0009】また、上記の図9では2つのコンデンサと
しているが、実際の間接接地法では、図11に示される
ように、母材となる金属管2自身が空気等を介して地面
(GND)との間に第3のコンデンサC3を形成してい
る状態となり、大きな試験体ではより検査電圧が不安定
となる。従って、径の大きな配管のピンホール検査を行
うのが困難であった。本発明は、上記の如き課題を解決
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属管の内周
面にライニングが施された配管の、前記ライニングに形
成されたピンホールを検出するためのピンホール検査方
法であって、前記金属管を接地するとともに、螺旋状に
伸縮せしめられる板ばねと、ピン状の多数の電極がブラ
シ状に配列されて形成され、前記板ばねの外周面に装着
されるブラシ状電極部とを備えてなるピンホール検査用
電極を、前記配管の内部に、前記電極の先端部を前記ラ
イニングに当接させた状態で挿入し、一端が接地された
交流電源部の他端を、前記ピンホール検査用電極の、前
記ブラシ状電極部に接続し、前記ブラシ状電極部と前記
金属管の電位差を測定しつつ、前記ピンホール用電極を
前記配管の軸線方向に移動せしめて前記ライニングに形
成されたピンホールを検出するものである。
【0011】
【作用】上記構成に係るピンホール検査用電極において
は、配管の内径に応じて外径が変化し、ブラシ状電極部
は常に一定圧力で配管のライニング面に押圧せしめられ
る。
【0012】このピンホール検査用電極を用いたピンホ
ール検査方法においては、ブラシ状電極部の先端がライ
ニングに形成されたピンホールに当接した場合には、ブ
ラシ状電極部と金属管との電位差が急激に減少し、これ
によりピンホールが検出される。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図1は本発明の一実施例に係るピンホール検
査方法を示す説明図である。同図において、符号12
は、金属管の内周面にライニングが施された配管であ
り、この配管12の金属管は接地されている。また、該
配管12の内部には、ピンホール検査用電極14が配設
されている。
【0014】前記ピンホール検査用電極14は、図3及
び図4に示すように、螺旋状に伸縮せしめられる板ばね
16と、この板ばね16の外周面に被着されるブラシ状
電極部18とから概略構成されている。ブラシ状電極部
18は、ピン状の多数の電極20…が金属基板上に植設
されて構成されている。板ばね16の両端部には、閉じ
具20の両先端部が取り付けられ、これにより板ばね1
6の両端部は一定距離以上離間しないようになってい
る。また、正面視円形をなす板ばね16の中心部には、
該板ばね16を支持するとともに該板ばね16の内径を
調整するアーム機構22が配設され、これにより電極2
0…の先端部は、配管12の内周面のライニングに一定
圧力で当接するようになっている。
【0015】前記ピンホール検査用電極14は、図5に
示すように、配管12内を移動自在且つ外径を調整自在
な走行体22の中央部に装着されており、管径に応じ
て、大径部12aにおいては外径を拡大し、小径部12
bにおいては外径を縮小するようになっている。
【0016】一方、交流電源22の両端はトランス24
に導かれ、該トランス24により、一端を接地された配
線26の交流電源部26aに、高電圧が生じるようにな
っている。配線26の他端はピンホール検査用電極14
のブラシ状電極部18に接続されている。また、配線2
6及び配管12には、配管12の金属管とブラシ状電極
部18との電位差を測定する電圧計28が接続されてい
る。
【0017】上記構成において配管12のピンホール検
査を行う場合には、電圧計28により配管12の金属管
とブラシ状電極部18との電位差を測定しつつ、ピンホ
ール検査用電極14を配管12の軸線方向に沿って移動
させるだけでよい。即ち、ブラシ状電極部18の先端
(電極20の先端)がライニングに形成されたピンホー
ルに当接した場合には、ブラシ状電極部18と金属管と
の電位差が急激に減少するから、これを電圧計28で検
出すれば、ピンホールを検出することができる。
【0018】即ち、図1の状態を回路図にすれば図2の
ようになり、ピンホール検査用電極14と配管12の金
属管との間には、一種のコンデンサ(C4とする。)が
形成された状態にある。電圧計28は、このコンデンサ
C4の両端の電位差V4を測定することに相当し、ピン
ホールを検出した状態は、コンデンサC4の極板間を接
続した状態に相当する。
【0019】上記ピンホール検査方法によれば、ピンホ
ール検査用電極14の外径を容易に変化させることがで
き、異径管の接合された複雑な配管12を連続的にピン
ホール検査することができる。
【0020】また、試験体である配管12に高電圧がか
からないため、感電のする恐れがなく、安全にピンホー
ル検査をすることができる。特に、配管12が埋設管や
巨大管である場合には、電位の上昇がなく、好適であ
る。
【0021】さらに、ピンホール検査用電極14を、配
管12内を移動せしめるだけで検査ができるため、長距
離の検査が可能であり、また、構造が簡単であるため、
容易にピンホール検査を自動化することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ピンホール検査用電極の外径を容易に変化させるこ
とができるので、異径管の接合された複雑な配管を連続
的にピンホール検査することができる。
【0023】また、試験体である配管に高電圧がかから
ないため、感電のする恐れがなく、安全にピンホール検
査をすることができる。特に、配管が埋設管や巨大管で
ある場合には、試験体の電位の上昇がなく、好適であ
る。
【0024】さらに、ピンホール検査用電極を、配管内
を移動せしめるだけで検査ができるため、長距離の検査
が可能であり、また、構造が簡単であるため、容易にピ
ンホール検査を自動化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るピンホール検査方法を
示す説明図である。
【図2】同実施例に係る回路図である。
【図3】同実施例に係るピンホール検査用電極を示す正
面図である。
【図4】同側面図である。
【図5】ピンホール検査用電極の配管内の移動動作を示
す説明図である。
【図6】従来のピンホール検査方法の一例を示す説明図
である。
【図7】図6の回路図である。
【図8】従来のピンホール検査方法の他の例を示す説明
図である。
【図9】図8の回路図である。
【図10】従来のピンホール検査方法の他の例を示す説
明図である。
【図11】図10の回路図である。
【符号の説明】 12 配管 14 ピンホール検査用電極 16 板ばね 18 ブラシ状電極部 20 電極 26a 交流電源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 巌 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 加畑 長昭 神奈川県横浜市南区別所一丁目14番1号 日揮株式会社横浜事業所内 (72)発明者 五井 直人 神奈川県横浜市中区尾上町三丁目35番地 日揮検査株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】螺旋状に伸縮せしめられる板ばねと、 ピン状の多数の電極がブラシ状に配列されて形成され、
    前記板ばねの外周面に装着されるブラシ状電極部とを備
    えてなることを特徴とするピンホール検査用電極。
  2. 【請求項2】金属管の内周面にライニングが施された配
    管の、前記ライニングに形成されたピンホールを検出す
    るためのピンホール検査方法であって、 前記金属管を接地するとともに、 螺旋状に伸縮せしめられる板ばねと、ピン状の多数の電
    極がブラシ状に配列されて形成され、前記板ばねの外周
    面に装着されるブラシ状電極部とを備えてなるピンホー
    ル検査用電極を、前記配管の内部に、前記電極の先端部
    を前記ライニングに当接させた状態で挿入し、 一端が接地された交流電源部の他端を、前記ピンホール
    検査用電極の、前記ブラシ状電極部に接続し、 前記ブラシ状電極部と前記金属管の電位差を測定しつ
    つ、前記ピンホール用電極を前記配管の軸線方向に移動
    せしめて前記ライニングに形成されたピンホールを検出
    する、ピンホール検査方法。
JP22048992A 1992-08-19 1992-08-19 ピンホール検査用電極及び該ピンホール検査用電極を用いたピンホール検査方法 Withdrawn JPH0666757A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016038344A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 信光電気計装株式会社 塗膜検査装置及びそれを用いた検査方法
JP2020118540A (ja) * 2019-01-23 2020-08-06 タキロンシーアイ株式会社 遮水シートの検査装置及び遮水シートの検査方法

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JP2016038344A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 信光電気計装株式会社 塗膜検査装置及びそれを用いた検査方法
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Effective date: 19991102