JPH0666263A - オイルポンプ - Google Patents
オイルポンプInfo
- Publication number
- JPH0666263A JPH0666263A JP22013592A JP22013592A JPH0666263A JP H0666263 A JPH0666263 A JP H0666263A JP 22013592 A JP22013592 A JP 22013592A JP 22013592 A JP22013592 A JP 22013592A JP H0666263 A JPH0666263 A JP H0666263A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- vibration
- discharge
- passage
- branch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2/00—Rotary-piston machines or pumps
- F04C2/08—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
- F04C2/10—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member
- F04C2/102—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member the two members rotating simultaneously around their respective axes
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オイルポンプの吐出路における油振の発生を
防止すること。 【構成】 吐出ポート５ａから調圧弁１２に至る吐出路
８の所定位置に、所定長さの分岐路１３を接続した。 【効果】 吐出路で発生する油振を、分岐路で発生する
油振で打ち消すことができる。
防止すること。 【構成】 吐出ポート５ａから調圧弁１２に至る吐出路
８の所定位置に、所定長さの分岐路１３を接続した。 【効果】 吐出路で発生する油振を、分岐路で発生する
油振で打ち消すことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の自動変速機な
どに設けられるオイルポンプに関する。
どに設けられるオイルポンプに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、オイルポンプとしては、例えば、
特開昭６１−８４８５号公報や特開昭６１−４３２８８
号公報に記載されたものが知られている。
特開昭６１−８４８５号公報や特開昭６１−４３２８８
号公報に記載されたものが知られている。
【０００３】このような従来のオイルポンプにあって
は、前者のものは、吐出ポートの後端縁の形状を、最大
容積となったときの作動空間の縁部に沿った形状に形成
したために、ポンプの吸入行程時に作動空間が最大容積
となる直前までオイルを支障なく吸い込むことができ、
これにより、吸入時のキャビテーションの発生を防止す
ることができる。後者のものは、内接ギヤポンプの吐出
ポートの始端部を、作動空間の容積が最大容積に対して
４〜３０％減少する位置に形成したために、吐出時にオ
イルが多少圧縮され、吐出側の圧力との差圧が減少して
吐出側からのオイルの逆流防止されるもので、これによ
り、運転中の騒音を低減させることができる。
は、前者のものは、吐出ポートの後端縁の形状を、最大
容積となったときの作動空間の縁部に沿った形状に形成
したために、ポンプの吸入行程時に作動空間が最大容積
となる直前までオイルを支障なく吸い込むことができ、
これにより、吸入時のキャビテーションの発生を防止す
ることができる。後者のものは、内接ギヤポンプの吐出
ポートの始端部を、作動空間の容積が最大容積に対して
４〜３０％減少する位置に形成したために、吐出時にオ
イルが多少圧縮され、吐出側の圧力との差圧が減少して
吐出側からのオイルの逆流防止されるもので、これによ
り、運転中の騒音を低減させることができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のオイル
ポンプは、全体的な油振は低減することができるが、吐
出路において油路の長さに起因して発生する油振までは
無くすことができないという問題があった。
ポンプは、全体的な油振は低減することができるが、吐
出路において油路の長さに起因して発生する油振までは
無くすことができないという問題があった。
【０００５】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たもので、吐出路における油振の発生を防止できるオイ
ルポンプを提供することを目的としている。
たもので、吐出路における油振の発生を防止できるオイ
ルポンプを提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、吐
出路の所定位置に所定長さの分岐路を接続して上記目的
を達成するようにした。
出路の所定位置に所定長さの分岐路を接続して上記目的
を達成するようにした。
【０００７】すなわち、本発明のオイルポンプは、ハウ
ジングおよびカバーで形成された空間部内にインナロー
タ，アウタロータおよびこれらを駆動させる駆動軸が保
持され、前記空間部に開口された吐出ポートから吐出流
体を導く吐出路が形成され、この吐出路には、調圧弁が
設けられ、前記吐出路の吐出ポートから調圧弁までの間
の所定位置に所定長さの分岐路が接続されている構成と
した。
ジングおよびカバーで形成された空間部内にインナロー
タ，アウタロータおよびこれらを駆動させる駆動軸が保
持され、前記空間部に開口された吐出ポートから吐出流
体を導く吐出路が形成され、この吐出路には、調圧弁が
設けられ、前記吐出路の吐出ポートから調圧弁までの間
の所定位置に所定長さの分岐路が接続されている構成と
した。
【０００８】なお、前記分岐路を、吐出路で発生する所
定周波数の油振の腹の位置に接続させ、かつ、改善した
い油振の周波数（Hz）と分岐路の長さ（mm）との積が１
０5〜１０6 の間の値となるように分岐路の長さを設定
するのが好ましい。
定周波数の油振の腹の位置に接続させ、かつ、改善した
い油振の周波数（Hz）と分岐路の長さ（mm）との積が１
０5〜１０6 の間の値となるように分岐路の長さを設定
するのが好ましい。
【０００９】
【作用】吐出ポートから調圧弁に至る吐出路では、この
路長に応じて、１次，２次，３次などの共振が生じて油
振が発生する。一方、この吐出路に接続された分岐路で
も、所定の周波数で共振して油振が発生する。そこで、
吐出路の油振に分岐路の油振を当てて、吐出路の油振を
打ち消すことができる。すなわち、請求項２記載のオイ
ルポンプは、この分岐路の接続位置が、吐出路で発生し
ている油振の腹の位置であって、この腹の位置に位相を
反転させた分岐路の油振を当てることで、吐出路の油振
を効率的に打ち消すことができる。
路長に応じて、１次，２次，３次などの共振が生じて油
振が発生する。一方、この吐出路に接続された分岐路で
も、所定の周波数で共振して油振が発生する。そこで、
吐出路の油振に分岐路の油振を当てて、吐出路の油振を
打ち消すことができる。すなわち、請求項２記載のオイ
ルポンプは、この分岐路の接続位置が、吐出路で発生し
ている油振の腹の位置であって、この腹の位置に位相を
反転させた分岐路の油振を当てることで、吐出路の油振
を効率的に打ち消すことができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳述す
る。なお、実施例を説明するにあたり、自動変速機ＡＴ
に設けた場合を例に採り説明する。
る。なお、実施例を説明するにあたり、自動変速機ＡＴ
に設けた場合を例に採り説明する。
【００１１】図１は実施例のオイルポンプＰを適用した
自動変速機ＡＴの要部を示す断面図であり、図中ＩＮ
は、自動変速機ＡＴのインプットシャフトを示してい
る。そして、このインプットシャフトＩＮの外周にイン
ナロータ１およびアウタロータ２が設けられていて、こ
れらインナロータ１，アウタロータ２および両者を駆動
させる駆動軸３は、ハウジング４およびカバー５によっ
て形成された空間部６内に保持されている。すなわち、
駆動軸３はハンジング４に、インナロータ１は駆動軸３
とハウジング４とカバー５とに、アウタロータ２はハウ
ジング４とカバー５とに、それぞれ保持されている。な
お、前記駆動軸３は、図外のトルクコンバータに連結さ
れている。
自動変速機ＡＴの要部を示す断面図であり、図中ＩＮ
は、自動変速機ＡＴのインプットシャフトを示してい
る。そして、このインプットシャフトＩＮの外周にイン
ナロータ１およびアウタロータ２が設けられていて、こ
れらインナロータ１，アウタロータ２および両者を駆動
させる駆動軸３は、ハウジング４およびカバー５によっ
て形成された空間部６内に保持されている。すなわち、
駆動軸３はハンジング４に、インナロータ１は駆動軸３
とハウジング４とカバー５とに、アウタロータ２はハウ
ジング４とカバー５とに、それぞれ保持されている。な
お、前記駆動軸３は、図外のトルクコンバータに連結さ
れている。
【００１２】前記空間部６には、オイルを吸入するため
の吸入ポート（図示省略）と、両ロータ１，２間で圧縮
されたオイルを吐出するための吐出ポート５ａとが開口
されていて、吐出ポート５ａには、コントロールバルブ
７に向けてオイルを導くための吐出路８が接続されてい
る。すなわち、この吐出路８は、前記カバー５とトラン
スミッションケース９とコントロールバルブアッパボデ
ィ１０とコントロールバルブロアボディ１１とによって
形成されていて、コントロールバルブ７の調圧弁１２に
至るまで形成されている。なお、前記コントロールバル
ブ７は、自動変速機ＡＴの作動を制御するための油圧を
制御するものである。
の吸入ポート（図示省略）と、両ロータ１，２間で圧縮
されたオイルを吐出するための吐出ポート５ａとが開口
されていて、吐出ポート５ａには、コントロールバルブ
７に向けてオイルを導くための吐出路８が接続されてい
る。すなわち、この吐出路８は、前記カバー５とトラン
スミッションケース９とコントロールバルブアッパボデ
ィ１０とコントロールバルブロアボディ１１とによって
形成されていて、コントロールバルブ７の調圧弁１２に
至るまで形成されている。なお、前記コントロールバル
ブ７は、自動変速機ＡＴの作動を制御するための油圧を
制御するものである。
【００１３】前記吐出路８の途中のトランスミッション
ケース９には、分岐路１３を形成する分岐管１４が接続
されている。すなわち、この分岐管１４は、一端が吐出
路８に接続されているとともに、他端にはエアブリード
１５が設けられている。そして、この分岐管１４は、吐
出路８で生じる油振のうちで、打ち消したい共振周波数
の油振の腹となる位置に取り付けられており、かつ、こ
の打ち消したい共振周波数（Hz）と分岐管長（mm）との
積が１０5 〜１０6 の間の値となるように長さが設定さ
れているもので、本実施例では、１ＫHzの油振を打ち消
すために、分岐管１４の長さを３３０mmに設定してい
る。
ケース９には、分岐路１３を形成する分岐管１４が接続
されている。すなわち、この分岐管１４は、一端が吐出
路８に接続されているとともに、他端にはエアブリード
１５が設けられている。そして、この分岐管１４は、吐
出路８で生じる油振のうちで、打ち消したい共振周波数
の油振の腹となる位置に取り付けられており、かつ、こ
の打ち消したい共振周波数（Hz）と分岐管長（mm）との
積が１０5 〜１０6 の間の値となるように長さが設定さ
れているもので、本実施例では、１ＫHzの油振を打ち消
すために、分岐管１４の長さを３３０mmに設定してい
る。
【００１４】次に、実施例の作用について説明する。
【００１５】図外のトルクコンバータが駆動すると、両
ロータ１，２が駆動して、吐出路８にオイルが吐出さ
れ、コントロールバルブ７に送られる。
ロータ１，２が駆動して、吐出路８にオイルが吐出さ
れ、コントロールバルブ７に送られる。
【００１６】この吐出路８では、この吐出路８の長さに
応じて、１次，２次，３次などの油振が発生する。そし
て、この吐出路８において、周波数１ＫHzの打ち消した
い油振が発生した場合、この吐出路８に接続された分岐
路１３においても、管路共振による油振が発生する。そ
して、このようにして分岐路１３で発生した油振は、吐
出路８で発生している油振の腹の位置で発生しており、
かつ、この位置において吐出路８の油振とは位相が反転
しており、このため、吐出路８の油振が打ち消される。
ちなみに、本実施例の実験結果を示すのが図２であっ
て、同図では分岐管１４を接続しない従来ポンプの油圧
振幅を実線で、一方、本実施例の油圧振幅を点線で示し
ているが、図示のようにエンジン高回転域での油振を１
／３程度に減らすことができた。
応じて、１次，２次，３次などの油振が発生する。そし
て、この吐出路８において、周波数１ＫHzの打ち消した
い油振が発生した場合、この吐出路８に接続された分岐
路１３においても、管路共振による油振が発生する。そ
して、このようにして分岐路１３で発生した油振は、吐
出路８で発生している油振の腹の位置で発生しており、
かつ、この位置において吐出路８の油振とは位相が反転
しており、このため、吐出路８の油振が打ち消される。
ちなみに、本実施例の実験結果を示すのが図２であっ
て、同図では分岐管１４を接続しない従来ポンプの油圧
振幅を実線で、一方、本実施例の油圧振幅を点線で示し
ているが、図示のようにエンジン高回転域での油振を１
／３程度に減らすことができた。
【００１７】また、分岐管１４の先端にエアブリード１
５を設けたため、分岐路１３のオイル中のエアを抜き出
して、安定した効果が得られる。
５を設けたため、分岐路１３のオイル中のエアを抜き出
して、安定した効果が得られる。
【００１８】以上、本発明の実施例を図面により説明し
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
い。例えば、実施例では、分岐路１３を形成するにあた
り、分岐管１４を用いた例を示したが、トランスミッシ
ョンケース９やカバー５やその他の部材により、あるい
はこれらの部材を組み合わせて分岐路を形成するように
してもよい。
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
い。例えば、実施例では、分岐路１３を形成するにあた
り、分岐管１４を用いた例を示したが、トランスミッシ
ョンケース９やカバー５やその他の部材により、あるい
はこれらの部材を組み合わせて分岐路を形成するように
してもよい。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のオイルポ
ンプは、吐出路の吐出ポートから調圧弁までの間の所定
位置に所定長さの分岐路を接続させた構成としたため、
吐出路で発生する油振を、分岐路で発生する油振で打ち
消すことができるという効果が得られる。特に、請求項
２記載のような構成とすることで、吐出路で発生する油
振の腹に逆位相の油振をぶつけることができ、これによ
り、吐出路の油振を効果的に打ち消すことができる。
ンプは、吐出路の吐出ポートから調圧弁までの間の所定
位置に所定長さの分岐路を接続させた構成としたため、
吐出路で発生する油振を、分岐路で発生する油振で打ち
消すことができるという効果が得られる。特に、請求項
２記載のような構成とすることで、吐出路で発生する油
振の腹に逆位相の油振をぶつけることができ、これによ
り、吐出路の油振を効果的に打ち消すことができる。
【図１】本発明一実施例のオイルポンプを適用した自動
変速機の要部を示す断面図である。
変速機の要部を示す断面図である。
【図２】実施例ポンプと従来ポンプとの油圧振幅特性を
示す図である。
示す図である。
１ インナロータ ２ アウタロータ ３ 駆動軸 ４ ハウジング ５ カバー ５ａ 吐出ポート ６ 空間部 ８ 吐出路 １２ 調圧弁 １３ 分岐路 Ｐ オイルポンプ
Claims (2)
- 【請求項１】 ハウジングおよびカバーで形成された空
間部内にインナロータ，アウタロータおよびこれらを駆
動させる駆動軸が保持され、 前記空間部に開口された吐出ポートから吐出流体を導く
吐出路が形成され、 この吐出路には、調圧弁が設けられ、 前記吐出路の吐出ポートから調圧弁までの間の所定位置
に所定長さの分岐路が接続されていることを特徴とする
オイルポンプ。 - 【請求項２】 前記分岐路が、吐出路で発生する所定周
波数の油振の腹の位置に接続され、かつ、改善したい油
振の周波数（Hz）と分岐路の長さ（mm）との積が１０5
〜１０6 の間の値となるように分岐路の長さが設定され
ていることを特徴とする請求項１記載のオイルポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22013592A JPH0666263A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | オイルポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22013592A JPH0666263A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | オイルポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0666263A true JPH0666263A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=16746452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22013592A Pending JPH0666263A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | オイルポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0666263A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008248893A (ja) * | 2008-07-15 | 2008-10-16 | Hitachi Ltd | オイルポンプ |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP22013592A patent/JPH0666263A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008248893A (ja) * | 2008-07-15 | 2008-10-16 | Hitachi Ltd | オイルポンプ |
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