JPH0665880A - 紙料調成用刃物 - Google Patents

紙料調成用刃物

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JPH0665880A
JPH0665880A JP24133092A JP24133092A JPH0665880A JP H0665880 A JPH0665880 A JP H0665880A JP 24133092 A JP24133092 A JP 24133092A JP 24133092 A JP24133092 A JP 24133092A JP H0665880 A JPH0665880 A JP H0665880A
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JP
Japan
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blade
fixed
tooth
abrasive grains
beating
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JP24133092A
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English (en)
Inventor
Shiro Hanamura
司郎 花村
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SHINTEN KIKAI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SHINTEN KIKAI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、固定刃と回転刃の両方又は一方の
歯部と、溝部又は穴部等とに超硬質の砥粒のコーティン
グを施して、歯部等にも繊維の解離機能を付与して叩解
効果を高めると共に、この機能を砥粒の優れた耐摩耗性
により長期間維持させ、且つ、砥粒の再コーティングに
よる刃物の繰り返し使用を可能とする。 【構成】 固定刃1と回転刃2に、歯部7と歯部7間に
存在する溝部又は穴部8等を設けて、両刃1と2の協働
により紙料の叩解、離解等を行わせる紙料調成用刃物に
おいて、前記固定刃1と回転刃2の両方、又は一方の歯
部7と溝部又は穴部8等とに超硬質の砥粒9をコーティ
ングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定刃と回転刃の両方
又は一方の歯部と溝部又は穴部等とに超硬質の砥粒をコ
ーティングして、叩解性能と耐摩耗性とを大巾に向上さ
せた紙料調整用刃物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙料調成用刃物、即ち紙料の叩解
や離解を行う刃物は、「紙パルプ紙業タイムス」199
1年8月号の第49頁に記載される通り、白鋳鉄かステ
ンレス鋼により構成されるもので、白鋳鉄製のものは、
硬度が高く、摩擦係数が大で、耐摩耗性に優れ、摩耗し
ても歯のエッジが常にシャープに保たれる特徴があり、
ステンレス鋼製のものは,前記白鋳鉄製に比べて耐食性
に優れ、破断伸びや延展性が大きく、衝撃に強い特徴が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記した白鋳鉄
やステンレス鋼の紙料調成用刃物は、回転刃が歯のエッ
ジにより繊維フロックを固定刃の歯の表面へ押し付けな
がら進むとき、シャープなエッジはフロックの表面から
繊維を引き剥がして繊維を解離する作用を行うが、歯の
表面は平滑で摩擦係数が小さいため、フロックの表面を
滑ってこれをプレスするだけで繊維の解離には寄与しな
いから、紙料を叩解又は離解する能力が低くて、しかも
刃物自体が使用に伴い摩耗して歯の高さ、溝の深さなど
を変化させるため、刃物が短期間で廃品になり多額の保
守費用を要する問題点がある。
【0004】そこで本発明は、紙料の調成、即ち、叩解
や離解を行う固定刃と回転刃の両方、又は一方の歯部と
歯部間に存在する溝部又は穴部等に超硬質の砥粒のコー
ティングを施して、歯部の表面等にも繊維解離の機能を
付与して叩解,離解の能力を増進させると共に、この機
能を砥粒の優れた耐摩性により長期間維持させ、且つ、
砥粒を再コーティングすることにより刃物の繰り返し使
用をも可能とすることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定刃と回転
刃に、歯部と歯部間に存在する溝部又は穴部等とを設け
て、両刃の協働により紙料の叩解、離解等を行わせる紙
料調成用刃物において、前記固定刃と回転刃の両方、又
は一方の歯部と溝部又は穴部等とに超硬質の砥粒をコー
ティングする構成により課題の解決を行うものである。
【0006】この発明の対象となる紙料調成用の刃物と
は、主として新原料の切断を含む解離を行う叩解用の刃
物と、主として古紙等の解離を行う離解用の刃物であ
り、叩解用刃物としては、図1に示すシングル円盤型、
図2に示すツインフロー円盤型、図3に示すコニカル型
等があり、離解用刃物としては、図6に示す有穴シング
ル円盤型、図7に示す有穴ツインフロー円盤型、図10
に示す多重同心円歯噛み合い式のシングル円盤型、図1
3に示す段付きコニカル型等があり、これらの他にも多
くの変形もあるが、これらについての図解並びに説明は
省略する。
【0007】前記した叩解用及び離解用刃物における固
定刃と回転刃は,必要な強度が得られる鋼材などによ
り、基円盤か基円錐を形成して、この基円盤又は基円錐
に直接歯部及び溝や穴部等を形成する構成とするか、又
は基円盤又は基円錐とは別体にこれらを幾等分かした形
の扇形等の刃板を作り、この刃板に歯及び穴や溝等を形
成して、この刃板を前記基円盤か基円錐へボルトにより
締結固定する構成を用いる。
【0008】そして前記した基円盤又は基円錐、あるい
はこれらへ取り付ける刃板に設けた歯部の叩解、又は離
解作用を行う面(通常は固定刃と回転刃の対応する表面
の場合が多いが、側面や底面をも含む場合があり、更に
特例として図10に示すように多重の同心円歯噛み合い
式では、歯の全面がこれに相当することもある)と、前
記歯の間に設けた溝、穴等の叩解、離解作用を行う部分
(通常は溝、穴等の開口側が多いが、必要に応じて側面
や底面側の場合もある)とに、耐摩耗性に優れる超硬質
の砥粒をコーテングするもので、このコーテングにはダ
イヤモンドや商品名ボラゾン、ウルボン等の窒化ホー素
が適し、この砥粒のコーティングは、砥粒の摩耗が進ん
で叩解,離解機能が低下して来れば、これを剥離して新
砥粒による再コーティングを行えば、叩解,離解の機能
を回復させて基円盤、基円錐、刃板を反復的に使用する
ことができる。
【0009】尚、前記した超硬質の砥粒のコーテング
は、通常は固定刃と回転刃の両方の歯部と溝部又は穴部
等に設けるが、原料の性状や調成条件、刃の耐久性、そ
の他を勘案して、固定刃又は回転刃の一方の歯部と溝部
又は穴部等のみに設ける場合もある。
【0010】
【作用】本発明に係る紙料調成用刃物は、前記した各種
の紙料叩解用及び紙料離解用刃物の固定刃及び回転刃を
構成させる基円盤又は基円錐か、これら基円盤又は基円
錐へ取り付ける刃板かに、あらかじめ歯部と歯部間に存
在する溝、穴等を形成して置いて、これら歯部の表面等
と溝、穴部等の側壁などとに紙料の種類及び叩解、離解
の条件、その他に応じて60メッシュ〜80メッシュの
粒度のダイヤモンド、又は窒化ホー素の砥粒のコーティ
ングを施すと、これらの部分は超硬質の砥粒により摩擦
係数と耐摩耗性とを著しく増大される。
【0011】そこで、回転刃を回転させて固定刃との間
に紙料を通して、その叩解又は離解を行うと、回転刃は
その歯部のエッジにより繊維フロックを固定側の歯部の
表面へ押し付けながら進み、このときシャープなエッジ
でフロックの表面繊維を引き剥がすと共に,歯部の表面
等がフロックの表層と摩擦係合してこの部分を内層に対
してずり動かすため、前記した両作用により繊維の解離
は効果的に遂行されて、紙料を叩解又は解離する能力を
著しく増進されると共に、超硬質の砥粒は耐摩耗に優れ
て前記した機能を長く持続するものである。
【0012】又、この紙料調整用刃物は、前記した基円
盤又は基円錐、あるいはこれらに取り付ける刃板にコー
ティングされた超硬質の砥粒が、長期間の使用により摩
耗して、叩解又は離解の能力低下を来すときは、基円盤
又は基円錐、あるいはこれらに取り付けた刃板から砥粒
のコーティングを剥離し、新しい砥粒をコーティングし
直せば、刃物は機能を回復して何回でも繰り返し使用で
きて廃品になることがないものである。
【0013】
【実施例】以下に本発明に係る紙料調成用刃物の実施例
を図面に基づいて説明する。
【0014】図1は紙料叩解用刃物のシングル円盤型の
実施例を示す縦断側面図。図2は同上のツインフロー円
盤型の実施例を示す縦断側面図。図3は同上のコニカル
型の実施例を示す縦断側面図。図4は同上紙料叩解用刃
物の歯部と溝部の配列の一例を示す一部分の正面図。図
5は同上の歯部と溝部の配列の他の例を示す一部分の正
面図。図6は紙料離解用刃物の有穴シングル円盤型の実
施例を示す縦断側面図。図7は同上の有穴ツインフロー
円盤型の実施例を示す縦断側面図。図8は同上紙料離解
用刃物における固定刃の歯部と穴部の配列を示す一部分
の正面図。図9は同上における回転刃の歯部と穴部の配
列を示す一部分の正面図。図10は紙料離解用刃物の多
重同心円歯噛み合い式のシングル円盤型の実施例を示す
縦断側面図。図11は同上における固定刃の歯部と溝部
の配列を示す一部分の正面図。図12は同上における回
転刃の歯部と溝部の配列を示す一部分の正面図。図13
は紙料離解用刃物の多段式のコニカル型の実施例を示す
縦断側面図。図14は図4、図5に示す紙料叩解用刃物
の歯部の表面と溝部の側壁の開口側とに砥粒をコーティ
ングした状態を示す一部の拡大断面図。図15は図8、
図9に示す紙料離解用刃物の歯部の表面と穴部の側壁の
開口側とに砥粒をコーティングした状態を示す一部の拡
大断面図。図16は図11、図12に示す紙料離解用刃
物の歯部の全面に砥粒をコーティングした状態を示す一
部の拡大断面図。図17は紙料の叩解用又は離解用刃物
の歯部の表面と溝部又は穴部の側壁の開口側との接合縁
を面取りして、砥粒のコーティングをした状態の一部の
拡大断面図。図18は同上の接合縁をアール面取りし
て、砥粒のコーティングをした状態の一部の拡大断面図
である。
【0015】図1に示す紙料叩解用刃物のシングル円盤
型の実施例において、1と2は左右に対応する固定刃と
回転刃で、必要強度が得られる鋳物、鋼材等により形成
して、固定刃1は公知の通りケーシング(図面省略)へ
固定し、その中央部に紙料が通る穴3を設け、回転刃2
は軸4へキー止めした回転盤5に固定して、前記固定刃
1との間に叩解に適した間隙6(便宜上極端に拡大して
示してある)を保持させて回転させることにより紙料の
叩解を行わせるもので、前記した固定刃1と回転刃2に
は、図4に示すような扇形板に放射線に対して適当な傾
き角を持つ棒状の歯部7を設け、これら歯部7の間に溝
部8を設けた刃板1’と2’か、図5に示すような扇形
板に山と谷が並ぶ波型の歯部7を設け、これら歯部7の
間に溝部8を設けた刃板1’と2’か、図面には示して
ないが歯部7及び溝部8を適当に変形させた他の刃板等
を形成して、各刃板1’と2’の歯部7の表面及び溝部
8の側壁の開口側8’に、図14に示す通りダイヤモン
ドの砥粒9をコーティングして取り付けることにより、
叩解の能力の増進と耐久性の向上とを計ったもので、こ
の砥粒9のコーティングは、歯7の表面と溝8の開口側
8’との接合縁が図14に示すように尖っていると、砥
粒9の安定した固着が困難であるから、この部分に図1
7、図18に示すような面取り10を施して、確実で強
力な砥粒9の固着ができるようにすることが望ましく。
この場合も砥粒9の存在により歯aのエッジは十分鋭利
に保たれる。
【0016】図2に示す紙料叩解用刃物のツインフロー
円盤型の実施例において、1a、1bと2a2bは左右
二組の固定刃と回転刃で、必要強度が得られる鋳物、鋼
材等により形成して、固定刃1aは公知の通りケーシン
グ(図面省略)の固定壁へ固定し、1bは可動壁(図面
省略)へ固定して、各々の中央部に紙料が通る穴3を設
け、回転刃2aと2bは固定刃1aと1bの中間におい
て軸4へキー止めした回転盤5の両側へ固定し、前記固
定刃1aと1bとの間に叩解に適した間隙6,6を保持
させて回転させることにより、2つの間隙6と6におい
て紙料の叩解を行わせるもので、この固定刃1a、1b
と2a、2bにも、前記シングル円盤型と同様に図4、
図5のように歯部7と溝部8を設けて、歯部7の表面と
溝部8の側壁の開口部8’とに図14、図17、図18
に示す通りダイヤモンドの砥粒9をコーティングした刃
板1’と2’とを取り付けて、叩解の効果と耐久性の向
上を計ってある。
【0017】図3に示す紙料叩解用刃物のコニカル型の
実施例において、1と2は内外に対応する固定刃と回転
刃で、必要強度が得られる鋳物、鋼材等により形成し
て、固定刃1は両方に開放する截頭円錐形に形成し、公
知の通りケーシング(図面省略)へ固定し、回転刃2は
軸4へキー止めした回転円錐5の外側に固定して、この
回転刃2を前記固定刃1との間に叩解に適した間隙6を
保持させて回転させることにより紙料の叩解を行わせる
もので、このコニカル型の固定刃1と回転刃2にも、図
面には示してないが湾曲する扇形板に例えば、図4、図
5のような歯部7と溝部8とを設け、その歯部7の表面
と溝8の開口側8’とに、図14、図17、図18に示
す通りダイヤモンドの砥粒9をコーティングした刃板
1’と2’とを取り付けて、叩解の効果と耐久性の向上
を計ってある。
【0018】図6に示す紙料離解用刃物の有穴シングル
円盤型の実施例において、1と2は左右に対応させた固
定刃と回転刃で、必要強度が得られる鋳物、鋼材等によ
り形成して、固定刃1は公知の通りケーシング(図面省
略)へ固定し、その中央部に紙料が通る穴3を設け、回
転刃2はこれを軸4へキー止めする構成として、前記固
定刃1との間に叩解に適した間隙6を保持させて回転さ
せることにより紙料の離解を行わせるもので、前記した
固定刃1と回転刃2は、各々の対応面を歯部7として、
これらの部分に図8及び図9に示すような配列で周縁側
のものよりも中心側の方が大きくなるように多数の穴部
8を同心円状にあけ、これら穴部8の側壁の開口側8’
と前記した表面の歯部7とに、図15に示すようにダイ
ヤモンドの砥粒9をコーティングし、離解の効果と耐久
性の向上とを計ったもので、この砥粒9のコーティング
は、歯部7の表面と穴部8の開口側8’の接合縁が図1
5に示すように尖っていると、砥粒9の安定した付着が
困難であるから、この部分に図17、図18に示すよう
な面取り10を施して、確実で強力な砥粒9の固着がで
きるようにすることが望ましく、この場合も砥粒9の存
在により歯7のエッジは十分鋭利に保たれる。
【0019】図7に示す紙料離解用刃物の有穴ツインフ
ロー円盤型の実施例において、1a、1bと2は左右2
個の固定刃とこれらに挟まれる回転刃で、必要強度が得
られる鋳物、鋼材等により形成して、固定刃1aは公知
の通りケーシング(図面省略)の固定壁へ固定し、1b
は可動壁(図面省略)へ固定して、各々の中央部には紙
料が通る穴3を設け、回転刃2はこれを軸4にキー止め
する構成として、前記固定刃1aと1bとの間に叩解に
適した間隙6を保持させて回転させることにより、2つ
の間隙6と6において紙料の離解を行われるもので、こ
の固定刃1a、1bと回転刃2にも、前記した有穴シン
グル円盤型と同様に図8、図9に示すように歯部7と穴
部8を設けて、前記した歯部7の表面と穴部8の側壁の
開口側8’とに図15、図17、図18に示すようにダ
イヤモンドの砥粒9をコーティングして、離解の効果と
耐久性の向上を計ってある。
【0020】図10に示す紙料離解用刃物の多重同心円
歯噛み合い式のシングル円盤型の実施例において、1と
2は左右に対応する固定刃と回転刃で、必要強度が得ら
れる鋳物、鋼材等により形成して、固定刃1は公知の通
りケーシング(図面省略)へ固定し、回転刃2はこれを
軸4へキー止めする構成として、この回転刃2を前記固
定刃1との間に叩解に適した間隙6を保持させて回転さ
せることにより紙料の離解を行わせるもので、前記した
固定刃1と回転刃2には、図11及び図12に示すよう
な多重の同心円歯部7を相互が図10に示すように噛み
合わうように形成して、各同心円の歯部7には、間隔を
外側よりも内側を次第に大きくした溝部8を設けて、こ
の溝8の側壁の開口側8’と前記歯部7の表面とに図1
4、図17、図18に準じてダイヤモンドの砥粒9をコ
ーティングし、離解の効果と耐久性の向上とを計ってあ
り、この実施例は、前記した各実施例と異なり歯部7の
表面だけでなく側面及び底面まで繊維フロックの解離に
関与するので、これらの部分にもダイヤモンドの砥粒9
をコーティングする点で他の実施例と相違する。
【0021】図13に示す紙料離解用刃物の段付きコニ
カル型の実施例において、1と2は内外に対応する固定
刃と回転刃で、必要強度が得られる鋳物、鋼材等により
形成して、固定刃1は両方に開放する截頭円錐形に形成
して、公知の通りケーシング(図面省略)へ固定し、回
転刃2はこれを軸4へキー止めする構成として、この回
転刃2を前記固定刃1との間に叩解に適した間隙6を保
持して回転させることにより紙料の離解を行わせるもの
で、この段付きコニカル型の固定刃1と回転刃2は、前
記各段に公知の歯車状に歯部7と溝部8とを形成して、
歯部7の表面と溝部8の開口側8’とに図14、図1
7、図18に示すようなうにダイヤモンドの砥粒9をコ
ーティングして、離解効果と耐久性の向上とを計るもの
である。
【0022】
【発明の効果】前述した通り本発明に係る紙料調成用刃
物は、その歯部のエッジだけでなく、表面や必要に応じ
て他の部分にも超硬質の砥粒により繊維フロックを解離
する機能を持たせてあるから、エッジによる解離を主体
とする従来の調成用刃物に比べて紙料の叩解、離解の能
力が著しく増進されて、しかもこの機能は、超硬質の砥
粒が耐摩耗性に優れるため長期間維持されるし、又、砥
粒が摩耗して叩解、離解の機能を低下して来れば、古い
砥粒を剥脱して、新砥粒をコーティングすることにより
叩解、離解の機能を回復させて、基円盤、基円錐、刃板
の反復使用を可能とすることもできる大きな効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙料叩解用刃物のシングル円盤型
の実施例を示す縦断側面図である。
【図2】同上のツインフロー円盤型の実施例を示す縦断
側面図である。
【図3】同上のコニカル型の実施例を示す縦断側面図で
ある。
【図4】同上紙料叩解用刃物の歯部と溝部の配列の一例
を示す一部分の正面図である。
【図5】同上の歯部と溝部の配列の他の例を示す一部分
の正面図である。
【図6】紙料離解用刃物の有穴シングル円盤型の実施例
を示す縦断側面図である。
【図7同上の有穴ツインフロ
ー円盤型の実施例を示す縦断側面図である。 【図8】同上の紙料離解用刃物の固定刃の歯部と穴部の
配列を示す一部分の正面図である。
【図9】同上の回転刃の歯部と穴部の配列を示す一部分
の正面図である。
【図10】紙料離解用刃物の多重同心円歯噛み合い式の
シングル円盤型の実施例を示す縦断側面図である。
【図11】同上における固定刃の歯部と溝部の配列を示
す一部分の正面図である。
【図12】同上における回転刃の歯部と溝部の配列を示
す一部分の正面図である。
【図13】紙料離解用刃物の多段コニカル型の実施例を
示す縦断側面図である。
【図14】図4、図5に示す紙料叩解用刃物の歯部の表
面と溝部の側壁の開口側とに砥粒をコーティングした状
態を示す一部の拡大断面図である。
【図15】図8、図9に示す紙料離解用刃物の歯部の表
面と穴部の開口側とに砥粒をコーティングした状態を示
す一部の拡大断面図である。
【図16】図11、図12に示す紙料離解用刃物の歯部
の全面に砥粒をコーティングした状態を示す一部の拡大
断面図である。
【図17】紙料の叩解用又は離解用刃物の歯部の表面と
溝部又は穴部の側壁との接合縁を面取りして、砥粒のコ
ーティングをした状態の一部の拡大断面図である。
【図18】同上の接合縁をアール面取りして、砥粒のコ
ーティングをした状態の一部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 固定刃 2 回転刃 6 間隙 7 歯部 8 溝部又は穴部 8’ 開口側
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21D 1/30 7199−3B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定刃と回転刃に、歯部と歯部間に存在
    する溝部又は穴部等とを設けて、両刃の協働により紙料
    の叩解、離解等を行わせる紙料調成用刃物において、前
    記固定刃と回転刃の両方、又は一方の歯部と溝部又は穴
    部等とに超硬質の砥粒をコーティングしたことを特徴と
    する紙料調成用刃物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の砥粒がダイヤモンドであ
    ることを特徴とする紙料調成用刃物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の砥粒が窒化ホウ素である
    ことを特徴とする紙料調成用刃物。
JP24133092A 1992-08-18 1992-08-18 紙料調成用刃物 Pending JPH0665880A (ja)

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