JPH0665117B2 - ビレツト加熱装置 - Google Patents

ビレツト加熱装置

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JPH0665117B2
JPH0665117B2 JP61165761A JP16576186A JPH0665117B2 JP H0665117 B2 JPH0665117 B2 JP H0665117B2 JP 61165761 A JP61165761 A JP 61165761A JP 16576186 A JP16576186 A JP 16576186A JP H0665117 B2 JPH0665117 B2 JP H0665117B2
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JP
Japan
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heating coil
billet
induction heating
coil
induction
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雅人 原
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ビレットを誘導加熱により加熱する装置に
関し、特にビレットの種類に応じて加熱部の有効長を変
えるべく誘導加熱コイルを分割可能としたビレット加熱
装置に関する。
[従来の技術] 第4図にこの種の誘導加熱装置を示している。1は、円
筒状に形成された誘導加熱コイルであり、2は、誘導加
熱コイル1に高周波電力を供給する電源である。3は、
被加熱物のビレットであり、図示しないピンチローラ等
のビレット搬送装置によって円柱方向に整列した状態に
して前記誘導加熱コイル1内に順次送給され誘導加熱さ
れるようになっている。
第5図は、誘導加熱コイル1内を通過する間に加熱され
るビレット3の温度上昇を示すグラフであり、加熱コイ
ル入口より温度は次第に上昇し、加熱コイル出口で、次
工程で要求される加工温度Aまで加熱されるようになっ
ている。
[発明が解決しようとする問題点] 上述したような加熱コイル1は、全負荷運転した場合
に、第5図で示したような理想的な昇温特性が得られる
ように設計されている。ところが、ビレット3の寸法形
態により重量が軽く、低負荷運転となる場合、例えば加
熱コイル1の能力に対して50%の軽負荷で運転した場
合、ビレット3は、第6図のグラフで示すように、一様
な温度上昇とはならず、加熱コイル1の軸中央付近で温
度上昇がピークとなり、異常加熱される。この結果、ビ
レット3相互が溶着したり、ビレット3のエネルギー厚
単位が上昇したりして、不都合な問題を生じた。
[問題点を解決するための手段] この発明のビレット加熱装置は、整列状態のビレットを
一定速度で送給する搬送手段と、この搬送手段によって
送給されるビレットが内部を通過する間に所定温度まで
加熱する円筒状の誘導加熱コイルとからなるビレット加
熱装置において、 軸長Lの前記誘導加熱コイルを、加熱コイル入口側の軸
長L1とした第1の誘導加熱コイル(1a)と、加熱コ
イル出口側の軸長L2(=L−L1)とした第2の誘導加
熱コイル(1b)とに分割し、ビレットへの投入熱量に
応じて、第1の誘導加熱コイル(1a)への通電を選択
的にオンオフ可能としたことを特徴とする。
[作用] 上記構成によれば、ビレットの種類や処理量に応じて、
所望の加熱温度が得られるように、誘導加熱コイルの有
効長を選定している。ビレットへの投入熱量が大きい場
合は、第1の誘導加熱コイル(1a)および第2の誘導
加熱コイル(1b)共に通電し、誘導加熱コイルの有効
軸長をLとするが、軽負荷の場合にはその有効軸長が短
くされるが、その際、加熱コイル出口側でビレットが所
望温度に加熱されるよう、第2の誘導加熱コイル(1
b)のみが通電される。
[実施例] 第1図はこの発明の1実施例を示している。尚、第4図
の従来例と同一の部分については同一の符号を付してい
る。
円筒状の誘導加熱コイル1は、電気的に二つの誘導加熱
コイル1a,1bに分割されていて、両加熱コイル1
a,1bは同一の筒軸上となるように配置される。端子
1及びX2は各コイル1a,1bのブスバー引き出し部
を示している。各コイルに電力を供給する電源4からの
供給端子Y2と、接触器5を介した端子Y1とは、それぞ
れ前記コイル1a,1bの端子X1,X2に対向して設け
られる。そして各端子X1−Y1間及び端子X2−Y2
は、それぞれブスバー接続器6,7により電気的に接続
される。8及び9は整合用のコンデンサを示している。
又、この実施例においては、第2図に示すように、上記
誘導加熱コイル1とは別に、加熱物寸法が異なる誘導加
熱コイル1′が、加熱コイル1から所定の間隔dを隔て
て筒方向に平行に設けられる。この加熱コイル1′は、
前記加熱コイル1と同様に二つのコイル1a′,1b′に電
気的に分離されていて、又、各コイル1a′,1b′の接続
用端子X1′,X2′も加熱コイル1と同様にして設けら
れる。更に図示しない平行移動装置によって、前記二つ
の加熱コイル1,1′の位置関係を保ったままでdの長
さだけ平行移動されるようになっている。第2図に示し
た状態では、ブスバー接触器6,7により電源供給端子
1,Y2はそれぞれ誘導加熱コイル1a,1bの端子X
1,X2に接続され、搬送されていたビレット3はこの誘
導加熱コイル1内に送り込まれる。
一方、前記平行移動装置により、加熱コイル1,1′を
図中下方向にdだけ平行移動すれば、今度は、電源供給
端子Y1,Y2はそれぞれ誘導加熱コイル1a′,1b′の端
子X1′,X2′に電気的に接続され、搬送されていたビ
レット3はこの誘導加熱コイル1′内に送り込まれるよ
うになる。破線で示したのはこのときにおける誘導加熱
コイル1の位置を示している。
次に、上記加熱装置の動作を説明する。尚、最初は、第
2図に示したように誘導加熱コイル1が電源4に接続さ
れているとする。
誘導加熱コイル1に送り込まれるビレット3の寸法がこ
の加熱コイル1に適切な負荷率となる大きさであったな
らば、接触器5はオンにされ、双方の加熱コイル1a,
1bに電源4から電力が供給される。このときのビレッ
ト3の温度上昇を第3図の曲線Bで示していて、第5図
で示したと同様な昇温特性が得られる。
次に、誘導加熱コイル1に送り込まれるビレット3の寸
法が小さく、この加熱コイル1に対しては負荷率が低く
なるが、一方の加熱コイル1bのみに対して適切な負荷
となる場合には、前記接触器5は開放される。従って、
誘導加熱コイル1に送り込まれたビレット3は、一方の
加熱コイル1bのみにより誘導加熱されることになる。
このときのビレット3の温度は第3図の曲線Cで示すよ
うに、コイル1bの入口から一様に上昇し、その出口部
で所望の温度Aまで加熱され、第6図で示したようにコ
イルの中央付近で異常加熱されることはない。
次に、ビレット3の寸法が誘導加熱コイル1及び誘導加
熱コイル1bに対しては不適切な負荷となるが、誘導加
熱コイル1′に対しては適切な負荷となるのであれば、
平行移動装置により誘導加熱コイル1,1′が平行移動
され、誘導加熱コイル1′の各加熱コイル1a′,1b′の
接続端子X1,X2はブスバー接触器6,7によって電源
4からの供給端子Y1,Y2にそれぞれ接続される。これ
により、搬送されてきたビレット3は誘導加熱コイル
1′内に送り込まれ加熱される。この場合も更に、ビレ
ット3の寸法に対応して適切な負荷となるように、接触
器5がオンあるいはオフされ、双方の加熱コイル1a′,
1b′で加熱されたり、あるいは一方の加熱コイル1b′
のみにより加熱される。
以上説明したように、ビレット3の大きさに応じて誘導
加熱コイルを選択して用いるようにしたので、ビレット
の大小に拘らず良好な昇温特性でもってビレット3の加
熱が行なえる。又、処理能力の異なる誘導加熱コイルを
別に設けるとともに、2本の加熱コイルから所定の一つ
を簡単に選択できるようにしたので、より多くの種類に
対応して適切な誘導加熱が容易に行なえる。
[発明の効果] この発明によれば、ビレットの処理量に応じて選択した
所定の誘導加熱手段によってビレットの加熱を行なうよ
うにしたので、ビレットの処理量に依存することなく、
加熱コイル出口部で所望の温度に加熱することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の1実施例を示すビレット加熱装置の
構成を示す図、 第2図は第1図における誘導加熱コイルの移動動作を示
す図、 第3図は、第1図の加熱装置によるビレットの加熱温度
を示す図、 第4図は従来の加熱装置の該略を示す図、 第5図及び第6図は、第4図の加熱装置により加熱され
たビレットの温度上昇を示す図である。 1,1′…誘導加熱コイル、3…ビレット 4…電源、5…接触器 6,7…ブスバー接続器、8,9…コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】整列状態のビレットを一定速度で送給する
    搬送手段と、この搬送手段によって送給されるビレット
    が内部を通過する間に所定温度まで加熱する円筒状の誘
    導加熱コイルとからなるビレット加熱装置において、 軸長Lの前記誘導加熱コイルを、加熱コイル入口側の軸
    長L1とした第1の誘導加熱コイル(1a)と、加熱コ
    イル出口側の軸長L2(=L−L1)とした第2の誘導加
    熱コイル(1b)とに分割し、ビレットへの投入熱量に
    応じて、第1の誘導加熱コイル(1a)への通電を選択
    的にオンオフ可能としたことを特徴とするビレット加熱
    装置。
JP61165761A 1986-07-14 1986-07-14 ビレツト加熱装置 Expired - Fee Related JPH0665117B2 (ja)

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JPS6321782A JPS6321782A (ja) 1988-01-29
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5336532Y2 (ja) * 1973-08-16 1978-09-06
JPS5569992A (en) * 1978-11-20 1980-05-27 Fuji Electric Co Ltd Induction heating method

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JPS6321782A (ja) 1988-01-29

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