JPH0664701A - ゴミ処理法 - Google Patents

ゴミ処理法

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JPH0664701A
JPH0664701A JP3228125A JP22812591A JPH0664701A JP H0664701 A JPH0664701 A JP H0664701A JP 3228125 A JP3228125 A JP 3228125A JP 22812591 A JP22812591 A JP 22812591A JP H0664701 A JPH0664701 A JP H0664701A
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debris
container
dust
storage container
piston
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JP3228125A
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Jiro Sasaoka
治郎 笹岡
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 生ゴミ、食品包装その他の紙、廃プラスチッ
ク、金属性廃物等の圧縮減容、外観の改善、臭気の防止
等に適した処理法の提供。 【構成】 ゴミまたは屑を台所流しに付設できる処理室
または水きり兼用の貯留室に入れ、そのまま、または圧
縮脱水後、隣接収納容器に押し出すか、隣接耐圧ケ−ス
内に保持した収納容器に貯留室から直接圧入して減容、
または脱水すること、加圧に保持時間の加味、ゴミ自体
の瀘材としての利用、容器差し込み法等の改良によって
装置を小型簡易化し処理時間の短縮と清潔な処理を可能
にする。また貯留室への異方向圧縮を追加すると、貯留
量を増加でき一層便利になる。生ゴミに圧縮強度、反発
弾性があること、それを振動疲労または加温で低下でき
ることを見出した。これらの操作も追加可能で効果を改
善できる。家庭用装置としては横型で、収納容器自体を
処理室とする場合が最も適し、簡易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴミまたは屑を処理して
減容し、または脱水する方法で特に生ゴミや野菜屑、プ
ラスチツク屑、コミ、紙屑等の処理に適した方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】生コミや野菜屑の処理には、ディスポー
ザーで破砕しつつ水と共に下水に流す方法、単に遠心脱
水してプラスチツク袋にいれるもの、破砕した後遠心脱
水袋詰めする方法、或はシリンダーまたはロールで加圧
脱水する方法、乾燥、焼却する方法、凍結固化して臭気
を防止するもの等があった。 プラスチツク屑等には、
簡便な対策がなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ディスポーザー方式で
下水負荷が増加するものは原則使用禁止である。しかも
残飯の様な澱粉質の処理には問題が有り、後処理で細か
い繊維質を分離しても水質汚濁の見地から見てなお不十
分で、濾過体の目詰りや機構の複雑さのため実用上問題
が残り、しかも水を大量に消費する難点があった。その
他のものも臭気や燃焼ガスの発生、大きい動力消費、処
理後の外観不良、コスト高、等の難点が未解決である。
プラスチック含有量の多いゴミはかさ高で処理費が高く
つくものであるが、簡単な減容の方法がなかった。従
来、脱水または減容効率を上げるためにはその物を細か
く破砕する必要があると考えられていた。これは、生ゴ
ミの場合には、繊維組織内の水分の分離を容易にすると
考えられていたためである。ところが、発明者らの研究
の結果、これは逆に物の表面積を大にするために、水分
を増加するだけでなく分離用の濾過器の目づまりを起し
易くする不都合を起こしていることがわかった。一方、
圧力をかけて脱水しようとする場合には高圧をかけるた
めにシリンダーを密閉し、しかも耐圧性の目の細かい濾
過体を通して水を分離する必要があると考えられてい
た。しかし、このような状態でいかに高圧をかけても水
分離も生ゴミ組織の圧壊も起き難いことがわかった。こ
の原因は、濾過体がすぐに目詰りを起し密閉状態にな
り、シリンダー内が均圧な平衡状態になるためと推測さ
れる。また、混入している割箸等の木、動物骨等も破砕
処理が必要と思われていた。これらはゴミ収集に使用す
るプラスチック袋を突き破るためである。これらが従
来、単純な圧縮脱水が行われず、破砕機や複雑な遠心脱
水等が提案されていた理由と考えられる。しかも破砕や
脱水後、単に袋詰めするだけでは殆ど減容にならず、減
容のために比較的大きい装置での再圧縮が必要であっ
た。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明は下記の方法の単
独または組合せで難点を回避するものである。即ち (イ)生ゴミを処理する場合、従来脱水には目の細かい
特別な濾過体が必要と思われていた。本発明ではゴミを
粉砕しないで、むしろ荒い目の濾過体を使用し、または
使用することなく、圧縮されたゴミ自体の組織を、少な
くとも濾過体の一部として使用することによって高圧下
における濾過機能を維持するものである。濾過部は生ゴ
ミ自身およびピストンあるいは押板とシリンダーあるい
は加圧室の壁との隙間、粗い濾過体にブリッジを形成し
たゴミを利用できる。このような構成は処理室での加圧
減容を容易にするだけでなく、収納容器に直接ゴミを圧
入する時に最も有効である。理由はその容器壁には透水
性がなく直接圧入する時には水だけを分離するのが難か
しかったからである。しかしゴミ自体に濾過体を構成す
るに足る繊維質を残すことによって器壁の隙間効果も利
用できることがわかった。このような発見を基にして、
圧による自己閉塞現象が現れる圧以下で操作することに
より脱水できる条件があることを見出し、これを装置お
よび操作に利用し発明したものである。本発明では収納
容器の姿勢が横ないし倒立の場合には圧縮ゴミ自体が濾
過体として働き圧力を維持したまま、水きりができるの
で脱水効率が改善される利点を生ずる。容器を正立にし
て圧入する時には圧縮された生ゴミの上に遊離水を分離
するので傾むけるか吸い出して分離でき、いずれの場合
もゴミ自体が毎回使い捨てフィルターとして働くので濾
過体の閉塞障害を避けることができる。 (ロ)減容の方法としては、圧縮だけで済めば最も容易
であるが、従来のように高圧をかけ生ゴミを単に圧縮す
るだけでは、既に述べたように原形のまま残るものが多
く、減容はむずかしかった。遊離した少量の水を分離し
ても、これを取り出して別の容器に入れると弾性や剛性
が残っているために圧を抜くと嵩高なものに戻り、取扱
性、外観はあまり改善されないことがわかった。プラス
チック屑、紙、木片等の含有率の多いゴミ、屑、産業廃
棄物でも同様であつた。本発明は圧力のかけ方の改良、
処理工程の短縮および機器結合の短縮簡素化によつて、
この難点を解決するものである。 即ち、水きりを兼ね
た貯留部7(処理部またはストレーナーを兼ねていても
良い)を設け、ゴミ等を(1)隣接した収納容器に直接
移動した後、加圧しつつ水きりすること、(2)直接容
器に圧入しつつ水きりすること、(3)移動前に加圧脱
水の後、隣接した容器に移動すること、等の操作から選
択した一つまたは組合せ操作を行うものである。また
(4)同じ押し板またはピストンによるゴミ等の容器へ
の押し込み、または(ハ)移動中または加圧中に振動を
かけること、(ニ)55−60℃程度以上の加熱、から
選ばれた追加の操作の一つ、または組合せを、必要によ
つて追加するならば、設備の簡易化と、加圧及び減容
(脱気、脱液、圧潰による)効果を一層高めることがで
きる。 但し、この(1)、(2)、(3)の操作はそ
れぞれがまったく独立しているわけではなく主として一
つの操作を選んでも付随的に他の操作もなされているこ
とが多い。例えば、(1)は空に近い容器を使用してい
る時には(2)の操作の前段階としてなされる。(3)
はダンパーで仕切られた貯留室(またはそれに続くシリ
ンダー)内で圧縮脱水の後ダンパーを開いて保持器(耐
圧容器であつてもよい)内の収納容器へと移動し押し込
む場合と、殆ど一杯になった収納容器に(2)の操作の
続きとして行われる場合がある。これらの操作は濾過体
の閉塞を防止できることを前提にして有効なものであ
る。圧力は操作当初は移動と空間を埋める過程なので低
くてもよく、脱気、脱水が進み密度が高くなるにつれ
て、高圧にするのが合理的である。0.1−7kg/c
、程度で通常0.4−3kg/cm程度でたり
る。 高過ぎる圧力は透液性の自己シールを破ったり、
逆に閉塞したり、装置の破損や寿命の短縮を招くことが
ある。これを防止するために装置の強度を上げると、装
置は重くコスト高になる欠点を生ずる。本発明による簡
易な装置で脱水効果を上げるためには所定の圧以上に数
秒から2−10分程度維持するのが好ましい。加圧下で
は条件によりその後、半日ないし1日程度、脱水が進行
する。これは生ゴミのような含水生体組織に耐圧性があ
り組織内の水は細胞膜や細孔から滲みだすように排出さ
れるために時間の要素が必要なためと推測される。プラ
スチックのような非生体系では加圧下での付着水移動な
ので重力や遠心力による分離と異なり比較的速いが制約
があり、同じく制御された加圧が好ましい。本発明はこ
のような性質をも利用するものである。従って圧の測定
または制御系、或は過負荷防止機構等の併用が効率的で
有利である。測定、制御、圧変動や過圧に対する緩衝作
用のために駆動端と押し板等の間にバネ等の弾性体を挿
入してその圧縮変形を利用して、接触または非接触のマ
イクロスイッチや接点、光学的検出端を作動させること
ができる。しかもバネは必要圧を或時間或範囲内に保持
するのに好都合であり過度、高頻度の接点負荷を防ぎ従
ってまたモーターを含む駆動系の負担を少なくし騒音も
減らすことができる。また1回あたりのゴミ充填量が異
なり、かつ最初から少しでも容器の奥にゴミを押し込む
ことができる点からも低負荷時長さが伸びているバネに
よる装置的対応は好都合である。(空気バネも使え、こ
れも圧測定に利用できる。)弾性体例えばコイルバネ等
は収納容器の底板とその支持部の間にも挿入でき、同様
に圧力に応じた弾性変形(または変位)をリミット・ス
イッチ(または近接スイッチ)で検出して駆動制御でき
る。歪ゲージの様な電子回路やブルドン管等を利用し或
は併用して利便性の向上を図ることもできる。バネ等の
挿入位置は押し板またはピストン(シリンダーを駆動す
る時はシリンダー)とそれを推すものの間にするのがよ
い。この場合両者の結合は直接でなくてもよく振動機を
利用する時は振動機と駆動機構の間が振動効果を上げる
ために適当であり、延長軸等を用いてもよい。 本発明
の特徴の他の一つは丸または角の箱型(あるいは台型)
容器を使用して、これにゴミ等を直接圧入し、または押
し入れることができる点にある。これはゴミ等の移動と
加圧を、貯留室、シリンダー(角筒であってもよい)、
収納容器と直線的に配置された線上で行うことによつて
可能になつたものである。この場合、移動機構と加圧機
構を兼用すること、および加圧のためのシリンダー室に
容器を内蔵させることによって、移動距離を短縮し、装
置を小型軽量、かつ簡易化できる。しかも、この種の装
置では、汚物の付着が問題であるが、その掃除の手数を
も省く利点を生ずる。本発明の特徴の他の一つはシリン
ダー、ピストン(あるいは押板)断面形状に関係なく種
々の寸法、形状の収納容器に生ゴミを充填または加圧充
填できることにある。これは例えば、円形断面のピスト
ンに円−角の異型継ぎ手状部品を使用することによって
角型容器に充填でき、その逆も可能で融通性のある装置
になる。装置、操作の簡易化のために、シリンダーに相
当する収納容器の外箱と収納容器と、水きりを兼ねた貯
留室との耐圧的連結構造または収納容器の耐圧外箱と駆
動部との必要強度を持った連結構造が必要になる。後者
は共通床あるいは梁等によることができる。また、押し
込み動作による容器口のめくれを防止するために、差し
込み構造10をとるか容器口の強化枠(図10)使用が
好ましい。貯留室と容器口との連結は必ずしも気密であ
る必要はなく、ゴミの漏出がない程度の隙間があつても
よいので構造上有利である。さらに容器への加圧押し込
みは容器の補強外箱と加圧充填後の収納容器との残圧に
よる密着のために、容器の分離取り出しを困難すること
がわかった。分離を容易にするために、少なくとも外箱
1面を開閉式にすること、外箱の内面加工(例えば不粘
着で滑りを良くするフッ素樹脂その他による加工)、容
器をそれに適合するポリエチレン等の低摩擦プラスチッ
クフイルム(或はシート)を介して補強外壁内面(また
は挿入内筒が長い場合には壁外面)に接触させる(とく
に安価かつ効果的なポリエチレン袋に入れてから外箱に
納める)、着脱時に振動をかける、等の中から解決策と
して一つまたは組合せを選ぶことができる。貯留室等の
横断面は少なくとも下部が、ピストンあるいは収納容器
に応じ、丸あるいは楕円または角の断面とすることが好
ましい。姿勢は2方向に傾斜があってもよく、傾斜は遊
離水の分離、連結された容器の尻漏れ、あるいは汚れた
装置内外部の水洗いを容易にする。 容器口はピストン
断面が入る程度で、寧ろ適度の隙間が必要であるが、既
に述べた様に大断面の容器でも径違いソケットを挿入し
て使用できる。このソケットはそれ自身耐圧であればよ
い。このようにすれば従来の装置と異なりピストン断面
積は小さくても大型の容器に高圧で圧入できる。これは
振動の利用によって一層容易になる。振動は、また脱水
用の界面活性剤、保存剤(特に酢の添加は少量でよく手
軽で効果的で消臭剤としても働く)、バイオ薬剤の添
加、加熱用温水とゴミ等の混合に有効である。生ゴミの
処理機に振動を与えることは発明者の先の出願である特
願昭63−37759(特開平1−215353)に示
されているが、本発明は振動力を加圧と併用した圧縮力
として利用することによつて、振動疲労による成分組織
の破壊、圧縮体内部における断面内圧力分布の均一化と
その変動、局部的には微小部分における圧力分布の発生
とその変動によってゴミ等に含まれる液体成分や空気等
のガスの移動と脱離の促進を行うもので、新しい効果を
与える物である。加圧下では圧力に抗して有効な振動を
与えるためにその動力を大きくとる点も異なっている。
また、装置を横型ないし倒立に構成した場合、容器への
ゴミの押し込みは振動をかけることによって段差や液抜
き穴への物の閉塞を防止し、円滑な操作と故障の予防に
役立つ。さらに容器内に遊離した水の水きりを促進す
る。水を速やかに遊離させ、圧縮塊内で移動し、かつ容
器からの排出を促進することは操作時間あるいは待ち時
間を短縮する見地から実用上重要である。これは分単位
の時間が脱水に必要であつて、調理中にはこの時間を無
視できないからである。振動をかける場合、脈動或はパ
ルスであってもよく、加圧下で振動をかけること、また
はこれに減圧或は逆圧を加える操作も含まれる。 振動
は装置全体を一様にかけると効果は少ない。振動体とこ
れと対をなす物体あるいは壁を配し、その間にコミ或は
屑がはさまれて、振動によって或幅で圧縮、膨張がくり
返される必要がある。したがって振動の方向は少なくと
も圧縮方向の分力を持っているのが好ましい。処理部あ
るいは処理室に突起や構造物があれば、種々の方向の振
動成分を有効に利用できることになる。この様な構造物
はピストンと一体であってもよいが、ピストンと独立し
て手動または動力で駆動して生ゴミの破砕を助けること
ができる。またこの場合にも構造物に斜面を持たせる等
振動と相まって流体力学的に推力を発生させて自力駆動
とすることもできる。突起や構造物は処理部または処理
室の内部にあるので、圧縮されたゴミ内部からの排水路
を兼用させることができ、本発明の効果を促進すること
ができる。これは流体通路になる管路、多孔管、線や板
の束、スプリング等であり得る。処理温度は通常、常温
でたりる。しかし温度を上げることによって、生物組織
やプラスチックは強度低下によって崩壊したり軟化変形
し易くなり、本発明による処理は容易になる。これは従
来の処理機が一般に軟化すると操作し難くなるのと異っ
ている。同様な理由からゴミ臭を発生する原因である微
生物あるいは菌の作用は有機組織の適度の分解によって
組織内の水分の加圧による放出を容易にしている。従っ
てこの目的に有用な菌や酵素の添加、作用条件の整備は
効果を促進する。この様な点を考慮しつつ加熱技術を使
えば低温殺菌も有効に行われ、従来難かしかったゴミ臭
の除去あるいは防止にも役立つ。野菜、低圧ポリエチレ
ン、塩化ビニルフイルム等では約60℃数秒ないし数分
以上の程度で足りる。これによってまた保存可能時間が
長くなる利点を生じる。この程度の加熱は家庭用の温水
器や小型焼却炉からの温水のゴミへの注入によって容易
に行うことができる。また本発明による処理機に温水器
を付けてもよいし、ホツパーやシリンダー等に加熱装置
を付けても良い。処理室としてのシリンダーは角型であ
ってもよい。シリンダー壁自体が脱水あるいは脱気のた
めのフイルター(あるいはストレーナー)であってもよ
いが、圧縮処理品の押出し排出を容易にするために押出
し軸方向のスリットを有する様なものが好ましい。もち
ろん多孔板等であってもよい。加熱冷却や逆圧をかける
ために一部または全部がジャケットになっていてもよ
い。振動の効果を高めるために内外面にリブを付けるこ
とも有効である。とり出し側として妨害にならない場合
にはピストン面同様突起物を付けることもできる。シリ
ンダー壁は輪状のスリットを付けた時には特に閉塞への
注意を要し、一般に押出し方向へ断面が大になるほうが
よい。これは筒の拡大か、内部構造物の配置により容易
に製作できる。付着物の剥離を容易にするために装置内
面に粘着防止加工をするのが好ましい。これは特に容器
への圧入時のピストン端面への付着防止と圧入の効率化
に有効である。既に述べた様に処理物をとり出すことな
くシリンダーから直接隣接する収納容器へと押し出し
て、圧縮された処理物をそのまま容器に充填できる。ま
た、シリンダー相当部に容器を予め挿入しておいて、脱
水しつつ直接圧入することもできる。収納容器としては
牛乳、ジュース等の紙パツク容器が適している。新品を
使用してもよいが、廃容器を再利用することによって低
コストの処理が可能になる。このゴミを充填して処理場
に集められた容器からゴミをとりだして分離すれば、同
時に容器をも分別収集したことになり、さらにこの容器
の再生利用も可能になる。これは従来の様なゴミの棄て
方よりも合理的でむしろ容易である。勿論、もっと大型
の容器例えばダンボール箱でも袋でもよい。収納容器を
補強する耐圧ケースは割箸や骨の様な異物による容器破
損を防止できるのでこれらの破砕工程の省略を可能にし
たものである。手で開封できる折りかたの加工紙容器は
ゴミ充填後のホッチキスどめが容易である利点を持ち、
取り出して手でホッチキス留めによって容易に封止する
事が出来るが、本発明による装置に手動または自動の封
止器を付けることも出来る。
【0005】
【実施例1】図1において、生ゴミを処理する場合に
は、加圧装置5(パンタグラフまたはねじ駆動シリンダ
ー、重り、または梃子、その他特に前二者が家庭自動機
用に適するが、手動、半自動では小型の油圧ジャッキが
使える。また、水道圧、特に衛生上中水道圧を直接、間
接に使ってもよい。 水圧や油圧、空圧も使用できる。
これらは本発明によって低圧のもので足りる利点があ
る。もっとも、本発明は通常高価なこれらの機器を使用
することなく処理できるのが一つの特徴であるが、利益
がある時には従来より有効に利用できる。)によってピ
ストン3を引きホッパー2(台所流しの場合には流し)
とシリンダー1の間の連通口8(台所流しでは流しとス
トレーナーである貯留室または処理室7の間の開口)を
開け生ゴミを処理室7に投入する。入りきれないものは
ホッパー中に残り繰返し動作によって処理される。装置
の姿勢は水平であつてもよい。供給中振動機6を作動さ
せて供給を円滑にすることができる。また、付着水の多
い生ゴミでは振動をかけることによってホッパー2内ま
たは処理室7で予備脱水が進行する。界面活性剤供給口
25から界面活性剤を適下することができ、後の操作効
率を上げることができる。また供給口26から加熱水あ
るいはすい蒸気等の加熱媒体を入れてなまゴミまたは機
器を加熱できる。この時も振動をかけることによって浸
透と移動が促進され効率が改善される。生ゴミ8はピス
トン3により圧縮減容、脱水される。振動をかけると圧
縮は促進され、野菜屑も潰れ易くなる。ピストン面33
はシリンダーとの隙間への過度の逃げを防ぎしかも自己
シールを維持する為に凹面が適している。、突起27は
圧縮効果を高めるもので偏心、斜面等をつけるならば、
摺りつぶし効果が加わり一層有効である。この場合も振
動を与えることは有効でこの効果を促進する。シリンダ
ーとピストンの隙間はピストン先端付近では水の排出口
として働くが、逆側Oリングはシリンダーに固定され、
駆動側への水やゴミの漏れを止めている。ピストン、ま
たはピストン心部はハンドル34によって手動または自
動によって回転できる。また同様に突起27だけを回転
することもでき、破砕を容易にする。しかし、いずれに
せよディスポーザーのように過度の破砕をすることはな
い。振動は自体を回転の駆動力としても利用し破砕力を
増加できる利点を持つ。ダンパー9は曲面で傾斜を持ち
耐圧かつ排水に有利である。水は排出口またはスリット
20から排出するが位置は駆動側に近くてもよい。圧縮
脱水が進み減容すると位置センサー22によって位置を
検出し、ダンパー9を手動または駆動機構16で引き開
け、さらに手動または駆動機構34または5でピストン
3または突起27(押し板を付けてもよい)を駆動して
押し出し、例えば1Lの牛乳容器に充填する。容器の入
り口には拡口用付属品10を差込み止め具で固定する。
充填した容器の口を閉じるホッチキス針は食品との識別
のために鮮明な識別色を付けるのが好ましい。容器の容
量は図9のような別製の蓋によって耳の部分迄増加でき
る。同様にホッチキス止めができる。34はゴミ検出セ
ンサーで繰り返し動作に使える。32は加熱手段、21
は断熱材料である。12は緩衝機構、13、14、は支
持具である。加圧のための錘には機器、ケース、温水層
等の重量を利用出来る。ピストン端に濾過体を付けても
よい。この濾過体は取替え可能なものが好ましく、端部
に被せるものであってもよい。図2は図1におけるA視
断面を示す。圧縮または振動に対して、ゴミの圧密、圧
壊に必要な抵抗(適度の剛性と弾性)を保持するために
曲面(波形であってもよい)構造または厚みをとってい
る。凹構造は集液、排液に好都合である。即ち側面への
漏れを押さえながらシリンダー壁との隙間を液排出口2
0の一つとしている。ゴミの漏れを防ぎ、濾過作用補助
のためにピストンまたはシリンダーの必要部分にラビリ
ンスシールに類する凹凸或は刻みを付けることができ
る。図4は突起27の他の例を示し破砕刃の機能と斜面
40による反力による刃の自力回転または生ゴミ圧縮体
の循環機能を有する。この図のシリンダー端面33は独
立に動く押し板であり得る。即ち図1における独立の心
棒46で動く押し板45であり得る。ダンパー9を省略
した場合、水流出を止めるために収納容器を常に連結し
ておくことは、装置的には簡略化されるが、逆に不便な
場合がある。この様な時には蓋を差し込み、或は被せる
連結構造とすることができる。蓋は例えば図9に示され
たもので、使い捨ての仮蓋、留め具の付いた蓋、あるい
は、収納容器の有無にかかわらずピストンにより押し開
けることができ(必要によりバネの力で戻る)スイング
・チェッキ型開閉戸を使用するのが便利である。図17
に収納容器の異型継ぎ手内に付けた後者の例を示す。ス
プリング付の蝶番117とダンパー9から構成されてい
る。同型の継ぎ手に付けてもよい。同様な構造は図20
に於いて、角型貫通口の補強枠89を座としてストレー
ナー・バケット88に取り付けることもできる。また図
15のような場合にはストレーナー室7と処理室7の仕
切として同様に取り付けることができる。さらにこの図
のように網を使用する場合、網のダンパー相当部を無孔
にして容器への水流入を防ぐダンパーとしてもよい。
【0006】
【実施例2】図3は処理室7の端に収納容器11を内蔵
する例を示す。耐圧ケース(外套)28は接続用具23
と29によってシリンダー1に接続している。拡口用付
属品10はピストン3による収納容器11の破損を防止
する。漏れが許容される時には拡口用付属品は接続用具
を兼ねることができる。牛乳やジユースのパック紙函の
ように半硬質の容器が強度、容量の点で適している。破
損し易い容器(例えばポリエチレン袋)使用の場合には
このスカートの部分を延長すればよい。 この様にする
と、シリンダー内の処理室7と収納容器11内の空間が
処理室として共用されるので収納容器の容積分が節約さ
れて小型化できる利点を生ずる。また、生ゴミの水きり
を兼ねた貯留室(またはホッパー)7と別に小型の補助
の処理室を設けることによって、装置の全高(或は横型
ならば全長)を更に小にすることもできる。即ち生ゴミ
を回分的に処理室7に供給し、圧縮しつつ収納容器に充
填してもよい。下方へと生ゴミを圧縮脱水する場合には
横型の様にシリンダーとピストンの隙間から排水するこ
とが難しい。その場合サイホンあるいは吸引排水のほか
に、水きり口20を容器11の底と外套28の底に設け
るのが水きりに有効である。36は底同志の密着による
水通路の閉塞を防止するための目皿である。濾材を上に
のせてもよい。
【0007】
【実施例3】図6は収納容器を上端に置き、下部のシリ
ンダーに生ゴミを充填した後、収納容器(要すればその
耐圧ケースと共に)を上部に接続して圧入できる装置を
示す。図1同様シリンダー(またはストレーナーを兼ね
た貯留室)1の側壁にゴミ投入口を設けて操作できる
し、ダンパー9を省略し直接収納容器への圧入もでき
る。下部シリンダーの容積が小な時にはダンパー9を使
用して回分的に圧縮しつつ蓄積し、所定量に達したら収
納容器を接続して充填することもできる。移動ホツパー
2はレール35上をスライドして移動でき、充填または
回分操作を容易にする。図7はダンパー9の代りに使用
できる蓋30である。フランジ留の代りに図3及び図8
に示した簡易なねじこみによる留め具機構等を利用でき
る。移動ホッパーに相当するものは調理台や流しに組込
まれた排水ストレーナーであり得るもので、また装置の
方が動いてもよいし、同じく処理室7自体が丈夫なスト
レーナーであってもよい。この場合ストレーナーである
流出口20がジヤケット37で包囲されている。このス
トレーナー部は圧縮時にはピストン壁で閉鎖される部分
を設ければ孔(あるいは目)面積の大きいしかしやや弱
いものを使用できる。
【0008】
【実施例4】図9は収納容器の上蓋、仮蓋又は底板に使
用できる紙(耐水性が好ましい)、プラスチックあるい
は複合材製品である。図の様に容器端部に差し込み、ホ
ッチキス留できるものである。周囲に粘着材をつけても
よい。図は角型のものを示し、廃容器の底から切り取っ
て作ってもよい。この場合、底、蓋、共に自由に取付け
できるので実施例3の操作はもっと簡単になり、当初か
ら筒28と収納容器11を接続し、その上端まで生ゴミ
を入れた後蓋30で上底を閉めて直ちに圧縮充填操作に
入ることができる。容器は底を切り取った筒状の廃容器
であり得る。底は再使用できる。容器または蓋は円形や
異型断面の筒型あるいは台型、直方体等であり得る。折
り曲げて絞る密封方式の容器は廃容器の口の拡張のため
に仮蓋を付けると、貯留室接続口に容易に差し込め、自
動化も容易になる。この仮蓋は充填時、中に押し込まれ
てもよい。図10は収納容器の口に差し込み縁の内外を
補強し、充填後そのまま、または取り外すもので、48
は部分的なものでもよいし、突起であってもよいし、ま
た低い線あるいはつば状突起であってもよい。切欠き1
17は口の開きを小にでき収納容器への接続を容易にす
るものである。図11は上面56(または側面53)を
開くことのできる耐圧収納容器用ケースを示す。収納容
器11の口を、図9の仮蓋、図10の様な補強部品、あ
るいは拡口付属品10に差し込み、次に底50、側板5
3からなる部品に納め、上面を被せた後定位置に固定す
る。55は組立て用縁板、51は留金具である。
【実施例5】図12はピストン、処理室(または貯留
室、補助貯留室、)7、と収納容器ケース28を直線的
にほぼ水平に配置し、台所流しに付設した例を示す。収
納容器11を付けている時には、容器口から水が水きり
に向けて流れる方向の傾斜を付け、容器を取り外す時に
は、容器の底を低くできるように傾斜切り替え機構を設
けるのが、排水漏れ防止、清潔維持のために好ましい。
更に調理台内部や床への水漏れを防止し、装置継ぎ目か
らの汚水漏れを許容して収納容器等の接続、ダンパー開
閉等の操作を簡便にするため集水室(又は集水器)61
を設けることができる。洗浄用スプレー管81は薬剤添
加用を兼用でき押板58の心棒も兼ねている。図13、
14、15は流し2、と装置への連通口8との位置関係
の例を示す。それらの平面或は立体配置は装置、操作の
便利性から任意に選択できる。装置自体は制御盤の制御
機器に見られるように流し台から容易に引き出せる取付
け法が好ましい。図13は流しの側壁に連通口8を設
け、把手57で手動により押し板58を使用しピストン
3の交差方向にゴミを圧縮するものを示す。図15では
駆動機構78を使用している。また、この図の例ではプ
ラスチック網82があるが、これをゴミと共に処理室7
に押し込むこともできるし、ゴミを入れたまま取り出し
て、従来の方法で処分することもできる。さらにこの網
は従来同様ステンレス等のストレーナー器具であっても
よい。即ちこのようにすれば、装置を使用しないでゴミ
の回収が可能になり、故障の場合の融通性がある利点を
生ずる。図14はシリンダー3が下部を貫通でき、この
下部が処理室7であり、取外しもできる硬質のストレー
ナーを有する連結口部を示す。貫通口はストレーナーに
付属してスライド開閉できるダンパーを持ち、例えば、
つる76で操作する。
【実施例6】図16は底およびピストン断面が円形の貯
留部と、耐圧ケース28に納められ角型の収納容器11
の異型連結具10(または収納容器の補強具)のピスト
ン側から見た正面図を示す。図17はその側面断面図で
ある。83はケースと連結具を固定する固定具例えばピ
ンを示す。この図ではピストン径に相当する49の径は
ほぼ容器断面に相当しているが両者に差があっても差し
支えない。もちろん異なった寸法の角断面同志であって
もよい。この例を図18、図19に略図で示す。このよ
うな異型連結具と耐圧ケースを交換できる装置にするこ
とによつて、種々の形状、大きさの容器に同じ装置で対
応できる利点を生ずる。図20は共通ベッド90によっ
てピストン駆動部と1、5と収納容器ケース1、28を
固定し貯留室と容器の接続を緩いものですむようにした
例を示す。従って容器の着脱はは容易になる。短いピス
トンまたはそれに代る押し板を使用することによってピ
ストン長の短い分だけ装置全長を縮めることができ、軽
量小型化に役立つ。継ぎ目から漏れる水は装置の一部ま
たは全部と貯留室を兼ねた水きり36(或はストレーナ
ー)を収容する集水室61と取り外しできピストンが通
る開口を開閉できるダンパー87からなる。図21はピ
ストン全長を縮めるためにピストンを3とそれを包囲し
3の繰りだしに従って山102に引かれて92により引
き出される外ピストン93からなる二重ピストンと、こ
れをネジ4によって駆動する二重駆動ネジ105、10
6よりなるピストン系とバネを利用した圧力保持、制御
系(例えば近接スイッチまたはマイクロ・スイッチ等9
5、対片96からなる系)の例を示す。99は93を引
き戻す突起、濾過材97、ラビリンス98、内部座10
1、爪104、ガイドあるいはネジ103、105、1
06、107等から構成されている。これらは三重以上
の構造でも差し支えない。図22は上記のネジの代りに
簡単なパンタグラフ構造をピストン部に内蔵する。10
8はスライド金具(プラスチック部品でもよい)、11
2は軸、114は支持具、110、111は内ネジ、押
さえ、94は駆動ネジをしめす。図23はその側面図を
示す。94の軸受等の支持構造があることは当然であ
る。
【0009】
【実施例7】図3の装置において、収納容器11の底を
切り取って除き差し込み固定した。ピストン3を外して
生ゴミ1.5L(700グラム)を投入し水を注入し
た。自然に水きりが終るまで放置し、次に海面活性剤
(液剤を5倍に水で薄めたもの0.1mLを加えた。水
分離はなかった。これに振動を加えると15秒で水が切
れ、約700グラムと元に戻った。振動を止めて35キ
ログラムの重量をかけた所少量の水が流出して止まっ
た。この時0.8L(620グラム)だった。再圧縮し
てもそれ以上の効果はなかった。この加圧状態で振動を
付加した所2分後から再び水分離が始まり、それに伴い
圧縮が進んで0.55L(530グラム)になった。次
にピストン端面に図4型のものを使用して再加圧しつつ
振動をかけた所0.46L(490クラム)まで圧縮脱
水できた。流出口20から36を押して収納容器を取り
だした。容器から一度とり出して再び戻した所容器の口
まで一杯になった。これを再びピストンで押し込み、元
のように充填出来た。空所に乾ゴミを詰め、口をホッチ
キスで止め、底も図9に示す蓋で同様に閉じた。圧縮の
所要圧はゴミの種類と要求される減容度により、0.1
以上7kg/cmの程度で通常0.5−2kg/cm
の程度でたりる。
【0010】
【実施例8】前例で水の代りに70℃の温水を使用し、
生ゴミを温めて同様の操作をした所0.42L(390
グラム)まで圧縮脱水できた。ポリエチレンフイルム屑
や発泡ポリスチレン皿も同様に圧縮減容できた。ただし
温水温度は80−90℃であった。ポリプロピレン、ポ
リウレタンでは150℃程度への加熱が必要であった。
【0011】
【実施例9】図12に示す装置に生ゴミ1.5L(65
0グラム)を入れて、加圧脱水した。最初の10秒は1
0−30kgF程度で圧密が進行し、0.9L(620
グラム)になり、次の20秒で30−50kgFと昇圧
して0.7L(570グラム)、2分目で50−100
kgFにした所0.6L(520グラム)になった。な
お、説明は主として小型で筒型のものについて行った
が、これは全圧が小で済む利点を利用したものであり、
大型化もできる。20L石油缶、200Lドラム缶相当
の比較的大型容器についても横型の直接充填装置を使用
すると水きりが容易なので普通の容器に直接圧入でき簡
易で設置場所も取らない利点がある。これらの場合にも
容器自体耐圧のものを使用するか、耐圧ケースに函や袋
を納めてこれに圧入できる。なお手動、半自動あるいは
手作業の場合でも、水きり袋のまま貯留室に入れ、廃容
器に充填できる。この時、特に貯留室での軸交差方向の
予備圧縮を付け加えることによって操作は簡易になる。
また一般に、小型の油圧ジャッキを加圧手段に利用で
き、それを横姿勢で使用したり、直立姿勢で圧縮し、加
圧状態で横にして排水する簡易な装置も可能になった。
装置の材質は不銹金属、不銹加工金属、ゴム、プラスチ
ックを使用できるが、熱湯、晒液、水きり後、移動圧縮
前に加えることのできる保存剤、消毒剤、酸(例えば
酢)、酵素剤等が使える様に耐熱、耐食性、あるいは耐
油性をもつものが好ましい。また装置全体を水洗いでき
るのが好ましく、装置全体あるいは主要部としての耐水
性を持つことも衛生上の見地から好ましい。ロール型圧
縮にも振動の利用が可能であり、その後本発明によるシ
リンダー型で充填を行うことは高速化に有利である。ま
た脱水後に圧を抜き、振動または撹拌を行いつつ加熱乾
燥し、無臭かつ湿気の外見のない処理物が同じ装置で得
られ、これも同様にして本発明により圧密充填できる。
その排気は流水または貯留室等に設けることのできる散
水で洗い下水に流せる。本発明による装置は同じ装置を
兼用で、または別の構成で必要により付属品を変えまた
は交換可能にして生ゴミの他に紙、廃プラスチック、缶
等を圧縮処理し、あるいは同質または異質の容器に容易
に充填できる利点がある。容器入り口断面が異なる時に
は、容器口に異型容器用付属品を付けて圧入できるし、
他の方法で処理した後、本発明による処理を行ってもよ
い。
【0012】
【発明の効果】以上に述べた様に、本発明は生ゴミ、
紙、プラスチック、金属その他のゴミや屑を水きり(ま
たはストレーナー)を兼ねることのできる処理室または
貯留室から隣接する収納容器へ移動、圧入、充填(また
は直接圧入しつつ充填)し、脱水または減容を行うもの
である。これらの操作を同じ押し板またはピストンでほ
ぼ直線配置上でおこない途中での取出しをはぶくことに
よって、減容率を改善し、しかも従来の処理法で問題で
あった骨、木、金物、飯粒等による障害に煩わされるこ
となく、装置および操作の簡易化、低コスト化に成功し
たものである。装置は自動あるいは機械駆動でも手動で
もよい。これに振動を加えつつ加圧する操作を加えるな
らば繰返し疲労の効果によって脱水または減容率はさら
に大きくできる。また牛乳等食品流通に使用された廃容
器(新容器でもよい)にゴミ等を加圧充填することによ
って取扱が簡単になるだけでなく、外観の改善、臭気の
防止、輸送の合理化(普通トラックでの輸送が可能にな
る)、貯蔵場所の節約、清潔化、取扱容積と重量の減少
になり、しかも使用した廃容器自体の良質な紙の集積と
分別収集にも役立つことになる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】 装置の縦断面立面図
【図2】 図1のダンパー部分の縦断面図(A視)
【図3】 装置下端に連結できる容器内蔵用耐圧ケース
(又は筒)縦断面図
【図4】 ピストン端面に破砕用突起を付けた時の平面
図(図1のB視相当)
【図5】 図4の立面図
【図6】 図1の倒立型に相当する装置の縦断面図
【図7】 図6の蓋に相当する底なし収納容器の蓋の縦
断面立面図
【図8】 図3の簡易留め具の部分の立面図
【図9】 角筒型または台型の収納容器蓋、強化枠また
は底部分の見取り図(中抜きの仮蓋または収納容器口の
強化枠であってもよい)
【図10】連結具または収納容器口の補強具縦断面図
【図11】収納容器の耐圧補強箱、処理室またはシリン
ダー兼用の見取図
【図12】横型で収納容器に直接圧入する装置と流しの
組合せの縦断面の立面図
【図13】流しのゴミ落し口、排水とストレーナー兼用
の貯留室断面立面図
【図14】同じく引出可能なストレーナー・バケットを
貯留室とする断面図
【図15】同じくゴミ網と圧縮軸と交差方向の押板58
を有する装置断面図
【図16】円断面ピストンの収納容器への入口異型継手
の挿入図、図17の側面図
【図17】図16の正面縦断面図
【図18】異型継ぎ手側面図の略図、角断面ピストン−
長方形断面容器
【図19】同じく大型の角断面容器充填用の異型継ぎ手
の側面図略図
【図20】収納容器耐圧ケースと駆動部を共通ベッド9
0で固定した装置の正面立面図
【図21】バネを内蔵し、かつ、二重シリンダー、二重
駆動ネジの組合せのシリンダー断面立面図
【図22】パンタグラフ駆動のシリンダー縦断面略図
【図23】図22の側面図相当図
【0014】
【符号の説明】
1 装置壁、シリンダー 2 ゴミホッパー、または、流し 3 ピストン 7 処理部、処理室またはこれらを兼用する収納容器、
ストレーナー 20 気液流出口、隙間、ストレーナー 36、41 気液流路構造、フィルター、ストレーナー

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴミまたは屑を圧縮減容する場合に振動
    を加えつつ加圧し、圧縮減容するゴミまたは屑の処理
    法。
  2. 【請求項2】 振動する物体間または振動に対して有効
    量の抵抗を有する物体と振動する物体の間に処理部ある
    いは処理室を形成して、この処理部あるいは処理室にゴ
    ミまたは屑を入れて有効量の振動を与えつつ圧縮するゴ
    ミまたは屑の処理法。
  3. 【請求項3】 流しまたはホッパーに接続し、水きりを
    兼ねた貯留室にゴミまたは屑を入れ、この貯留室端に圧
    縮の軸方向に合わせて接続された収納容器にゴミまたは
    屑を移動し圧入するか、圧縮し移動するゴミまたは屑の
    処理法。
  4. 【請求項4】 処理部または処理室の低い部分に排液部
    がありゴミまたは屑は実質的にもれないが、水密でない
    処理部または処理室に予熱していてもよいゴミまたは屑
    を入れ、ゴミまたは屑の成分が常温でもよい変形または
    破壊する温度で処理する請求項1ないし3記載のゴミま
    たは屑の処理法。
  5. 【請求項5】 収納容器を貯留室と収納容器の補強構造
    物に装着し、傾斜があってもよい横型または倒立に配置
    し、圧入によって分離した液体を収納容器の壁と加圧体
    またはピストンの隙間から排出する請求項1ないし4記
    載のゴミまたは屑の処理法。
  6. 【請求項6】 収納容器を貯留室と収納容器の接続用補
    強構造物に装着し、傾斜があつてもよい正立姿勢に置
    き、液体排出部を設けまたは設けない請求項1ないし4
    のゴミまたは屑の処理法。
  7. 【請求項7】 加圧体またはピストンと処理部または処
    理室のいずれかまたは双方が駆動される請求項1ないし
    6のゴミまたは屑の処理法。
  8. 【請求項8】 加圧または移動の場合に振動を加えまた
    は加えない請求項2または3のゴミまたは屑の処理法。
  9. 【請求項9】 加圧面に突起物または凹凸を設けまたは
    設けない請求項1または3のゴミまたは屑の処理法。
  10. 【請求項10】収納容器が袋または箱であり再利用品で
    あってもよい請求項3ないし9のゴミまたは屑の処理
    法。
  11. 【請求項11】貯留室の圧縮軸方向と交差する方向の予
    備減容手段を有し、予備減容した時に貯留室の投入側面
    が閉鎖され、収納容器口側が開放されている請求項2ま
    たは3記載のゴミまたは屑の処理法。
  12. 【請求項12】圧縮軸方向の駆動側または圧支持側にあ
    る弾性体、弾性体の変形または位置検出機構、トルク制
    限装置から選ばれた一つまたは組合せを有する請求項2
    または3記載のゴミまたは屑の処理法。
  13. 【請求項13】収納容器着脱または脱水あるいは部品清
    浄、防汚剤供給の場合に振動をかけ、または、かけない
    請求項3記載のゴミまたは屑の処理法。
  14. 【請求項14】低摩擦プラスチックフイルム(またはシ
    ート)を収納容器と加圧処理室壁の間に挾み、または低
    摩擦の内壁からなる処理室に収納容器を納める請求項5
    または6記載のゴミまたは屑の処理法。
  15. 【請求項15】流しの排水口と処理装置の一部または全
    部からの落下物を収容する集水室、と着脱でき貯留室を
    兼ねピストン貫通口の縁に補強がついていてもよいスト
    レーナー兼用容器とからなる請求項3または4記載の生
    ゴミまたは屑の処理法。
  16. 【請求項16】処理装置又は集水室に洗浄スプレーまた
    は水流装置を備え部品の汚染防止剤、洗浄剤、洗滌水、
    保存用薬剤から選ばれた一つまたは組合せを供給する手
    動または自動機構を備えた請求項5または15記載のゴ
    ミまたは屑の処理法。
  17. 【請求項17】請求項10に適合できる容器の口に装着
    する耐圧異型又は同型の継ぎ手または接続具。
  18. 【請求項18】請求項10に適合できる収納容器の口に
    装着する強化部品または蓋。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100980357B1 (ko) * 2009-11-17 2010-09-06 김동규 쓰레기 정량 공급장치
CN112337942A (zh) * 2020-09-29 2021-02-09 富阳学院 一种立式厨余垃圾处理器

Cited By (3)

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KR100980357B1 (ko) * 2009-11-17 2010-09-06 김동규 쓰레기 정량 공급장치
CN112337942A (zh) * 2020-09-29 2021-02-09 富阳学院 一种立式厨余垃圾处理器
CN112337942B (zh) * 2020-09-29 2022-11-22 杭州曼京科技有限公司 一种立式厨余垃圾处理器

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