JPH0664690A - ビールのサービスシステム - Google Patents

ビールのサービスシステム

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JPH0664690A
JPH0664690A JP23765092A JP23765092A JPH0664690A JP H0664690 A JPH0664690 A JP H0664690A JP 23765092 A JP23765092 A JP 23765092A JP 23765092 A JP23765092 A JP 23765092A JP H0664690 A JPH0664690 A JP H0664690A
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beer
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Kokichi Osawa
幸吉 大澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビールを遠方へパイプラインで送り出すこ
と。 【構成】 ビールを放出するドラフトタワー30、35
と、ビールを収容するビヤ樽10、20と、これらドラ
フトタワー、ビヤ樽間に接続配設されビールを流通させ
るパイプライン24、25と、ビヤ樽10に接続されビ
ールを加圧してビールに移送力を付与する炭酸ガスの圧
縮ボンベ1と、を備えてなる全体を密閉構造にしたビー
ルのサービスシステムにおいて、ビヤ樽10、20設置
の環境温度との関係でビヤ樽10、20を加温または冷
却し、この調整温度下で圧縮ボンベ1による加圧を高圧
で行い、ドラフトタワー30、35、パイプライン2
4、25、またはこれらのいずれかの箇所で飲むのに好
適な温度にまでビールを冷却することを特徴とするビー
ルのサービスシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビールのサービスシス
テムに関する。さらに詳しくは、樽詰めの生ビール等を
ドラフトタワーからジョッキに放出供給するサービスシ
ステムにおいて、ビヤ樽からドラフトタワーまでの供給
性能に係る改良と、このサービスシステムがビヤ樽ホー
ル,レストラン等の店舗に設置された場合の会計処理性
能に係る改良とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビールのサービスシステムとして
は、例えば、ビールが放出されるドラフトタワーと、ビ
ールが収容されるビヤ樽と、ドラフトタワー,ビヤ樽の
間に接続配設されビールを流通移送するパイプライン
と、ビヤ樽に接続されビールを加圧してビールに移送力
を付与する炭酸ガスの圧縮ボンベとを備えてなるものが
知られている。
【0003】この従来のビールのサービスシステムで
は、通常、飲むのに好適とされる炭酸ガス含有率(ほぼ
0.5%)で樽詰めされているビヤ樽内のビールを、飲む
のに好適な温度(ほぼ5℃)に冷却しておき、圧縮ボン
ベの炭酸ガスで1.2〜1.5気圧程度に加圧するように
している。即ち、圧縮ボンベの炭酸ガスがそれ以上に高
圧であると、炭酸ガスとビールとの接触時間が長くなる
ことによりビール中に炭酸ガスが溶解して炭酸ガス含有
率が0.5%よりも高くなってしまうからである。これ
を防止するにはビールの温度を5℃より高くすればよい
が、これでは味を落とし不都合である。したがって1.
5気圧程度の加圧では移送力が十分でなく、ビヤ樽から
ドラフトタワーまでのビールの供給系は、2m程度が限
界とされてきた。
【0004】このような従来のビールのサービスシステ
ムでは、ビールの供給系が短いため、ビヤ樽ホール,レ
ストラン等の店舗に設置された場合にはドラフトタワー
から客席の間をウエイタの人力運搬による供給に頼って
いるのが現状であり、ビールの供給性能に問題点を有し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の問題
点を考慮してなされたもので、ビールの供給系が長く供
給性能の高いビールのサービスシステムを提供すること
を第1の課題とする。さらに、ビヤ樽ホール,レストラ
ン等の店舗に設置された場合の会計処理の煩雑化,複雑
化を回避する会計処理性能の高いビールのサービスシス
テムを提供することを第2の課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係るビールのサービスシステムは、次のよ
うな手段を採用する。
【0007】即ち、請求項1では、ビールを放出するド
ラフトタワーと、ビールを収容するビヤ樽と、これらド
ラフトタワー、ビヤ樽間に接続配設されビールを流通さ
せるパイプラインと、ビヤ樽に接続されビールを加圧し
てビールに移送力を付与する炭酸ガスの圧縮ボンベと、
を備えてなる全体を密閉構造にしたビールのサービスシ
ステムにおいて、ビヤ樽設置の環境温度との関係でビヤ
樽を加温または冷却し、この調整温度下で圧縮ボンベに
よる加圧を高圧で行い、ドラフトタワー、パイプライ
ン、またはこれらのいずれかの箇所で飲むのに好適な温
度にまでビールを冷却することを特徴とする。
【0008】また、請求項2では、請求項1のビールの
サービスシステムにおいて、ビヤ樽を複数に分けて圧縮
ボンベ、パイプライン間に直列に接続し、炭酸ガスの通
路をそれら複数のビヤ樽間に連通させた上で一方から加
圧することを特徴とする。
【0009】また、請求項3では、請求項2のビールの
サービスシステムにおいて、圧縮ボンベ1側のビヤ樽の
重量を検出する検出手段と、この検出した重量を所定重
量と比較して警報を発する警報手段とを設けたことを特
徴とする。
【0010】また、請求項4では、請求項1、2または
3のビールのサービスシステムにおいて、パイプライン
ごとに流量計を設置し、この流量計から引き出した接続
線を介して2個以上の積算表示計を接続し、これら積算
表示計の少なくとも1個をドラフトタワー近傍に設置
し、他の少なくとも1個をレジ近傍に設置することによ
って上記流量計を通過するビール量を少なくともドラフ
トタワー近傍およびレジ近傍に積算表示させ、かつ、積
算表示計の表示を0表示させるリセットボタンをレジ近
傍に設置したことを特徴とする。
【0011】
【作用】前述の手段によると、請求項1では、炭酸ガス
の加圧を高圧化してビールの流通移送距離つまり供給系
の延長を図っており、炭酸ガス加圧の高圧化に伴うビー
ルの炭酸ガス含有率上昇のおそれに対してはビヤ樽設置
の環境温度との関係でビールを加温または冷却して温度
調整することにより、飲むのに好適な炭酸ガスの含有
率、すなわちほぼ0.5%を保持するようにし、この温
度調整されたビールに対してはビールの放出側で冷却調
整するようにしているため、ビールの味を落すことな
く、供給系が長い供給性能の高いビールのサービスシス
テムを提供するという第1の課題が解決される。
【0012】また、請求項2では、請求項1の作用にお
いて、ビヤ樽を複数に分け、これらを直列に接続して炭
酸ガスの通路を連通させた上で一方から加圧しているた
め、パイプラインに直接接続されたビヤ樽以外のビヤ樽
の1個または複数のビール残量が少、または空になった
とき、交換のためそのビヤ樽をビールの供給系から取り
外しても他のビヤ樽からビール供給を継続することがで
き、かつ、交換後もパイプライン中に空気が侵入するお
それを防止でき、全体の健全な運転稼働の継続性を確保
し、前述の第1の課題の解決がより確実となる。
【0013】また、請求項3では、請求項2の作用にお
いて、検出手段、警報手段によりビールを補充する頃合
いを確実に把握することができるから、不測にビール供
給が中断するのを防止でき、また、パイプラインへの炭
酸ガス侵入を防止することができるため、全体の健全な
運転稼働の継続性が確保され、前述の第1の課題の解決
がより確実となる。
【0014】また、請求項4では、請求項1,2,3の
作用において、会計計算の基礎となるドラフトタワー供
給されたビールの流通流量を積算表示計に表示させたた
め、前述の第1の課題の解決がより確実となると共に、
会計処理性能の高いビールのサービスシステムを提供す
るという第2の課題が解決される。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係るビールのサービスシステ
ムの実施例を図面に基いて説明する。
【0016】図1は請求項1〜4に記載の技術を統合し
た形で示す概念図である。ただし図1では簡略化のた
め、一方で圧縮ボンベにはビールの供給系1本しか接続
して示していない。この1本の供給系には直列に接続さ
れた2個のビヤ樽と、その一方のビヤ樽に2本のパイプ
ラインを接続し、各々のパイプライン途中に流量計およ
び冷却機を、そしてその末端に各々1個のドラフトタワ
ーを接続した状態しか示していない。しかし他方で、レ
ジ近傍に設置された積算表示計としては10個示され、
ドラフトタワーが10個設定されている場合のシステム
を示している。実際のサービスシステムとしては、複数
本の供給系が1本(または複数本)の圧縮ボンベに接続
される。換言すれば、図1ではレジ近傍に設置する積算
表示計は実際例に近いものを想定して描いたが、他方で
ビヤ樽、パイプライン並びにドラフトタワー、積算表示
計等については簡略化のため1本の供給系しか示してい
ない。
【0017】図2はビール中の炭酸ガス含有率が、気圧
および温度の影響で如何に変化するかを示す平衡圧図表
である。図2に見られるように、圧力を上げる場合に
は、温度を上昇させなければビールの炭酸ガス含有率を
一定に保持できないから、加圧程度に応じて温度を上昇
させる。しかし温度上昇と炭酸ガス含有率低下との関係
は正比例ではなく、逓減的な比例関係にある。すなわち
高温であればある程、炭酸ガス含有率は逓減的にしか増
加せず、したがって高圧であればある程、高温を加えな
ければならなくなる。具体的には例えば、加圧が1.0
気圧で足りれば最適な0.5%含有率を得るにはビール
温度は5℃でよいが、1.2気圧に加圧するならビール
温度は10℃にし、1.5気圧に加圧するなら15℃、
2.0気圧なら20℃、さらに2.5気圧なら25℃、
3.0気圧なら30℃、4.0気圧ならビールは40℃に
加温しなければならない。一方、供給系の長さが短いに
も拘わらず加圧を高くかけるときは移送力を必要以上に
付与し、ドラフトタワー放出時にビールを過度に泡立て
てしまう結果になる。逆に配線長さが長いのに加圧が低
いときは移送力を弱めてしまう。したがって供給系の長
さに応じた圧力であることが要求されるが、上記のよう
に加圧を高めるときはビール温度を高めることが要求さ
れる。しかるにビール温度をあまりに高温に維持するこ
とは、ドラフトタワー放出時までの冷却手段に過度の負
担をかけるばかりでなく、ビールを変質させるおそれが
あるから、この限りで加圧の最高値には限度が生し、こ
れに応じて供給系の長さにも限度がある。
【0018】図1においてビール供給の上流側にあるビ
ヤ樽10は、炭酸ガス内包の圧縮ボンベ1に連結管5を
介して接続されている。圧縮ボンベ1にはレギュレータ
2、栓3が取り付けられており、圧縮ボンベ1側のビヤ
樽10には栓11、連結管5の接続端部12、およびパ
イプライン側ビヤ樽20と連結する短管15の接続端部
13とが取り付けられている。パイプライン側ビヤ樽2
0は圧縮ボンベ1側のビヤ樽10に隣接して置かれ、こ
のパイプライン側ビヤ樽20も圧縮ボンベ1側のビヤ樽
10同様に、栓21、短管15の接続端部22、および
パイプライン端部に接続される接続端部23が取り付け
られている。これら栓21、接続端部22は圧縮ボンベ
1側のビヤ樽10の栓11、接続端部12と同一規格に
構成され前記圧縮ボンベ1の連結管5に直接接続できる
ようにされている。これら圧縮ボンベ1側のビヤ樽10
とパイプライン側ビヤ樽20とは短管15で連結され
る。
【0019】前記圧縮ボンベ1側のビヤ樽10は、台秤
16上に乗せられている。台秤16には圧縮ボンベ1側
のビヤ樽10内のビールが例えば、空になったときの圧
縮ボンベ1側のビヤ樽10の重量(所定重量)を予め記
憶させておき、この重量を検知すると信号を送信する検
出手段を付設してある。発信された信号は接続線17経
由で所望箇所、例えばレジ50近傍あるいは調理場等、
に設置された警告灯51bもしくは警告ブザーからなる
警報手段を作動する。
【0020】パイプライン側ビヤ樽20の前記接続端部
23は二股に形成され、各端部にパイプライン24、2
5が接続される。このパイプライン24、25の他の端
部には各々ドラフトタワー30、35が接続される。こ
れらパイプライン24、25はパイプライン側ビヤ樽2
0からドラフトタワー30、35までの供給系を必要な
長さに延長して配線することができる。この際、加圧程
度をどこに設定するかは供給系の長さに応じて決定され
る。
【0021】ただし移送力は、加圧程度ばかりでなくシ
ステム中の他の諸要素にも関係して決定される。すなわ
ち加圧程度のほかに例えば1個のビヤ樽に接続されるパ
イプラインの分岐数、あるいはパイプラインの管内径に
も影響される。一般には、1個のビヤ樽に接続できるパ
イプライン本数は2本までで、前項で記載の接続端部2
3から三股以上にパイプラインを接続するようなことは
避けた方がよい。圧縮ボンベ1の圧力が分散し過ぎ移送
力が落ちてドラフトタワー30、35からのビール放出
が確保されないおそれがあるからである。また、パイプ
ライン24、25の管内径は、例えばウイリアムス・ハ
ーゼンの流量公式に従って決定する。一般には6mmまた
は8mmの管内径が適当である。
【0022】このような圧縮ボンベ1,圧縮ボンベ1側
のビヤ樽10,パイプライン側ビヤ樽20の構成におい
て、ビールを泡立てたり変質させたりすることなく数m
以上の距離を供給するには、炭酸ガスの加圧が1.6〜
4.0気圧の範囲内が適当であり、これに伴って加温,
冷却されるビールの温度帯域は15〜40℃が適当であ
る。なお、このような帯域内におけるビールの炭酸ガス
含有率0.5%を得る具体的な運転制御の数値は、図2
から導出されることになる。図2に示す炭酸ガスの加
圧,ビールの温度等の相関関係をコントローラに記憶さ
せて自動制御するようにすることも可能である。
【0023】次に、ドラフトタワー30、35ないしそ
れらの付属設備内、パイプライン25内のすべて、また
はこれらのいずれかに冷却手段を設置する。例えばドラ
フトタワー30、35の蛇口近傍箇所におけるパイプラ
イン24、25周囲に冷却機38、39を設置し、ビヤ
樽10、20内のビール温度の如何に拘わらずドラフト
タワー30、35からの放出前に必ずビールをほぼ5℃
にまで瞬時に冷却するようにしている。既に炭酸ガス含
有率を0.5%に調整されビヤ樽10、20に収容され
たビールは、一旦ビヤ樽10、20から出てしまえば、
その他の供給系内域、例えばドラフトタワー近傍のパイ
プライン内、で冷却されても炭酸ガス含有率を変えるお
それはない。つまりビヤ樽10、20を冷却しない限り
他の箇所を冷却することは差し支えない。これはビール
と加圧された炭酸ガスとが接触する表面積が大きいビヤ
樽10、20内では、長時間(数時間と考えられる)加
圧状態を静止継続することでビール内に炭酸ガスが溶解
するが、そのような接触面がないパイプライン中ではか
かるおそれがないためと考えられる。
【0024】パイプライン24、25途中には各々1個
の流量計26、27を設置する。これら流量計26、2
7は例えば、回転羽根上を流れる液体が、羽を回転させ
たその回転数によって流量を測量するものとする。この
流量計26から二股に接続線28、29を引き出し、1
本の接続線28はドラフトタワー30近傍、例えばドラ
フトタワー30根部の客卓上に設置した積算表示計31
に接続してこれに流量値を表示させる。もう1本29は
レジ50の積算表示計51に接続し、これに流量値を表
示させる。したがって客は自分の持分のドラフトタワー
30に所属の積算表示計31の数値を見てレジで支払う
ことができ、レジ50も同一数値を示す積算表示計51
に基づき清算できる。なお、積算表示計51、52、・
・はレジ50の請求額表示板50aにレジ操作者の操作
により選択されて表示される。清算が終わったらレジ操
作者は、その清算終了の積算表示計51所属のリセット
ボタン51aを押せば、ドラフトタワー30およびレジ
50近傍の積算表示計31、51は0表示され次の客が
使用できる状態に戻される。このように各流量計から二
股に接続線が引き出され各々積算表示計に接続されてビ
ールの流量値を表示する。
【0025】以下にビヤ樽内のビール残量が少なくなっ
てきたときのビヤ樽交換方法について説明する。複数の
ビヤ樽が直列に接続され炭酸ガスの通路が連通され一方
から加圧されているシステムを想定する。まず圧縮ボン
ベ1の栓3、ならびにパイプライン側ビヤ樽20の圧縮
ボンベ1側のビヤ樽10からの栓22を閉じてから、圧
縮ボンベ1側のビヤ樽10を外し、こうして空になった
圧縮ボンベ1側のビヤ樽10を供給系外に外してビール
の詰まった新しい圧縮ボンベ1側のビヤ樽10を持って
き、そして圧縮ボンベ1側のビヤ樽10に元のように圧
縮ボンベ1を連結し、パイプライン側ビヤ樽20の栓2
2と圧縮ボンベ1側のビヤ樽10の短管15を接続して
から、圧縮ボンベ1の栓3を開け、圧縮ボンベ1側のビ
ヤ樽10の栓11を開ければよい。こうすれば交換作業
中に客がドラフトタワー30を開けてビールを注いでも
通常通りシステムは稼働することができる。というの
は、ビヤ樽交換中の短時間であれば、圧縮ボンベ1から
外されたパイプライン側ビヤ樽20内の気圧は外される
前の高圧が依然ビヤ樽10内に保持されていて、それで
移送力を維持しているからである。圧縮ボンベ1側のビ
ヤ樽10を交換後は、パイプライン側のビヤ樽20内の
ビールがビヤ樽10交換中に使用されるため多少ながら
減少するが、このパイプライン側ビヤ樽20内にビール
がある限りパイプライン24、25中に炭酸ガスが侵入
するおそれはない。パイプライン側ビヤ樽20には以後
圧縮ボンベ1側のビヤ樽10からビールが次々補給され
続けるから、パイプライン側ビヤ樽20内のビールはそ
の減少値を保持したまま(しかしその中のビールは圧縮
ボンベ1側のビヤ樽10内のビールと混合されてパイプ
ライン24、25へと移送される)その後も変化なく稼
働される。ビヤ樽交換中のビール供給によりパイプライ
ン側のビヤ樽20内は減圧させられるが、これは一時的
なもので、再び圧縮ボンベ1側にビヤ樽10が接続さ
れ、この新しいビヤ樽10と短管15を介して連通さ
れ、かつ、栓3が開けられて圧縮ボンベ1からの加圧が
開始されると、ビヤ樽交換前の設定気圧に戻るから問題
ない。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明に係るビールのサー
ビスシステムは、請求項1では、ビールの加温,冷却の
調整の下に炭酸ガスの加圧を高圧化しており、加温,冷
却されるビールの温度に対してはビールの放出側で冷却
調整するようにしていることから、飲むのに好適な温
度,炭酸ガス含有率でビールを供給するための供給系を
長くすることができ、ビールの供給性能を著しく高める
効果がある。また、この効果により、ビヤ樽ホール,レ
ストラン等の大型店舗における設置に有効である。
【0027】さらに、請求項2では、請求項1の効果に
加えて、ビール補給のためのビヤ樽交換時にビール供給
を中断せず継続することができ、交換後もパイプライン
中に炭酸ガスが侵入することを防止できる効果がある。
【0028】さらに、請求項3では、請求項1,2の効
果に加えて、検出手段,警報手段によりビール供給の不
測の中断を防止することができ、全体の運転稼働の継続
性を確保することができる効果がある。
【0029】さらに、請求項4では、ビヤ樽ホール,レ
ストラン等の大型の店舗に設置されても、流量計,積算
表示計によりドラフトタワーから放出されたビール量、
ひいてはその金額を簡単に知ることができるため、会計
処理性が高くなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は請求項1〜4に記載の技術を統合した形
で示す概念図である。
【図2】図2はビール中の炭酸ガス含有率が、気圧およ
び温度の影響で如何に変化するかを示す平衡圧図表であ
る。
【符号の説明】
1 圧縮ボンベ 5 連結管 10 圧縮ボンベ1側のビヤ樽 15 短管 16 台秤 17 接続線 20 パイプライン側のビヤ樽 24 パイプライン 26 流量計 28 接続線 29 接続線 30 ドラフトタワー 31 積算表示計 38 冷却機 50 レジ 50a 請求額表示板 51 積算表示計 51a リセットボタン 51b 警告灯

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビールを放出するドラフトタワーと、ビ
    ールを収容するビヤ樽と、これらドラフトタワー、ビヤ
    樽間に接続配設されビールを流通させるパイプライン
    と、ビヤ樽に接続されビールを加圧してビールに移送力
    を付与する炭酸ガスの圧縮ボンベと、を備えてなる全体
    を密閉構造にしたビールのサービスシステムにおいて、
    ビヤ樽設置の環境温度との関係でビヤ樽を加温または冷
    却し、この調整温度下で圧縮ボンベによる加圧を高圧で
    行い、ドラフトタワー、パイプライン、またはこれらの
    いずれかの箇所で飲むのに好適な温度にまでビールを冷
    却することを特徴とするビールのサービスシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1のビールのサービスシステムに
    おいて、ビヤ樽を複数に分けて圧縮ボンベ、パイプライ
    ン間に直列に接続し、炭酸ガスの通路をそれら複数のビ
    ヤ樽間に連通させた上で一方から加圧することを特徴と
    するビールのサービスシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2のビールのサービスシステムに
    おいて、圧縮ボンベ1側のビヤ樽の重量を検出する検出
    手段と、この検出した重量を所定重量と比較して警報を
    発する警報手段とを設けたことを特徴とするビールのサ
    ービスシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3のビールのサービ
    スシステムにおいて、パイプラインごとに流量計を設置
    し、この流量計から引き出した接続線を介して2個以上
    の積算表示計を接続し、これら積算表示計の少なくとも
    1個をドラフトタワー近傍に設置し、他の少なくとも1
    個をレジ近傍に設置することによって上記流量計を通過
    するビール量を少なくともドラフトタワー近傍およびレ
    ジ近傍に積算表示させ、かつ、積算表示計の表示を0表
    示させるリセットボタンをレジ近傍に設置したことを特
    徴とするビールのサービスシステム。
JP4237650A 1992-08-13 1992-08-13 ビールのサービスシステム Expired - Lifetime JPH0784232B2 (ja)

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