JPH0664666A - 生鮮食品用包装材 - Google Patents
生鮮食品用包装材Info
- Publication number
- JPH0664666A JPH0664666A JP23771492A JP23771492A JPH0664666A JP H0664666 A JPH0664666 A JP H0664666A JP 23771492 A JP23771492 A JP 23771492A JP 23771492 A JP23771492 A JP 23771492A JP H0664666 A JPH0664666 A JP H0664666A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fresh food
- bamboo
- packaging material
- base material
- packing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W90/00—Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02W90/10—Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics
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- Packages (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 すぐれた抗菌および防腐機能によつて生鮮食
品の長期保存を可能にし、かつ焼却や埋め立て用に処理
されても、設備や自然環境へ悪影響を及ぼさないように
する。 【構成】 セルロ―ス系繊維からなるシ―ト状の基材１
に竹から抽出された竹エキス２を含浸させて、生鮮食品
用包装材を構成する。
品の長期保存を可能にし、かつ焼却や埋め立て用に処理
されても、設備や自然環境へ悪影響を及ぼさないように
する。 【構成】 セルロ―ス系繊維からなるシ―ト状の基材１
に竹から抽出された竹エキス２を含浸させて、生鮮食品
用包装材を構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、野菜、果物、魚介類お
よび肉類などの生鮮食品の保存の用に供される生鮮食品
用包装材に関する。
よび肉類などの生鮮食品の保存の用に供される生鮮食品
用包装材に関する。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、この種の包装材として
は、輸送時や保管時、あるいは店頭で展示する時など、
それぞれの目的に応じた保存用として各種のものが存在
するが、いずれも合成樹脂で構成されたものが圧倒的に
多い。
は、輸送時や保管時、あるいは店頭で展示する時など、
それぞれの目的に応じた保存用として各種のものが存在
するが、いずれも合成樹脂で構成されたものが圧倒的に
多い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、合成樹脂で構
成されたこの種の包装材では、廃棄物として焼却処理さ
れた場合には、燃焼時に高熱を発して焼却炉を傷めやす
いうえ、有毒なガスを発生して大気汚染を招くことにな
る。また、不燃物として埋め立て用に処理された場合に
は、土中で生分解することがないので、大局的にみれ
ば、自然破壊を招くことになる。
成されたこの種の包装材では、廃棄物として焼却処理さ
れた場合には、燃焼時に高熱を発して焼却炉を傷めやす
いうえ、有毒なガスを発生して大気汚染を招くことにな
る。また、不燃物として埋め立て用に処理された場合に
は、土中で生分解することがないので、大局的にみれ
ば、自然破壊を招くことになる。
【０００４】また、この種の包装材を使用して生鮮食品
を長時間保存したい場合には、抗菌剤や防腐剤を添付し
て使用する必要がある。しかし、これら防腐剤などもほ
とんどは合成物で構成されており、包装材と一緒に処分
されるので、やはり、上記のような問題は避けられな
い。
を長時間保存したい場合には、抗菌剤や防腐剤を添付し
て使用する必要がある。しかし、これら防腐剤などもほ
とんどは合成物で構成されており、包装材と一緒に処分
されるので、やはり、上記のような問題は避けられな
い。
【０００５】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、抗菌および防腐機能にすぐれ、さらに、廃棄処分に
よつて設備や環境に悪影響を及ぼすおそれのない生鮮食
品用包装材を提供することを目的としている。
で、抗菌および防腐機能にすぐれ、さらに、廃棄処分に
よつて設備や環境に悪影響を及ぼすおそれのない生鮮食
品用包装材を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る生鮮食品用包装材は、セルロ―ス系
繊維で構成されたシ―ト状の基材に竹から抽出された竹
エキスを含浸したものである。
めに、本発明に係る生鮮食品用包装材は、セルロ―ス系
繊維で構成されたシ―ト状の基材に竹から抽出された竹
エキスを含浸したものである。
【０００７】
【作用】本発明の生鮮食品用包装材は、シ―ト状である
ため、種々の生鮮食品の包装が可能である。とくに、セ
ルロ―ス系繊維からなる基材に含浸された竹エキスによ
り抗菌・防腐作用が働くので、別に防腐剤などを添付し
なくても、上記生鮮食品の長期の保存が可能となる。
ため、種々の生鮮食品の包装が可能である。とくに、セ
ルロ―ス系繊維からなる基材に含浸された竹エキスによ
り抗菌・防腐作用が働くので、別に防腐剤などを添付し
なくても、上記生鮮食品の長期の保存が可能となる。
【０００８】また、上記基材および竹エキスが天然物で
あるので、焼却処理された際に高熱や有毒ガスを発生す
ることはなく、したがつて、焼却炉を傷めたり、大気を
汚染させるといつたこともなく、さらに、埋め立て用に
処分された場合でも、土中で容易に分解されるので、環
境保全に役立つことになる。
あるので、焼却処理された際に高熱や有毒ガスを発生す
ることはなく、したがつて、焼却炉を傷めたり、大気を
汚染させるといつたこともなく、さらに、埋め立て用に
処分された場合でも、土中で容易に分解されるので、環
境保全に役立つことになる。
【０００９】上記のセルロ―ス系繊維としては、各種の
ものが使用される。つまり、基材は、天然セルロ―ス繊
維の一例としての綿、人造セルロ―ス繊維の一例として
のレ―ヨン、人造セルロ―ス繊維のうちの再生セルロ―
ス繊維の一例としてのキユプラ（銅アンモニアレ―ヨ
ン）などから選ばれ、これを織布または不織布として使
用する。この種の包装材は、吸水性能が必要な場合が多
いので、上記の基材としては、比較的嵩高くした不織布
を使用するのが好ましい。
ものが使用される。つまり、基材は、天然セルロ―ス繊
維の一例としての綿、人造セルロ―ス繊維の一例として
のレ―ヨン、人造セルロ―ス繊維のうちの再生セルロ―
ス繊維の一例としてのキユプラ（銅アンモニアレ―ヨ
ン）などから選ばれ、これを織布または不織布として使
用する。この種の包装材は、吸水性能が必要な場合が多
いので、上記の基材としては、比較的嵩高くした不織布
を使用するのが好ましい。
【００１０】また、このような基材に含浸される竹エキ
スとしては、笹を含む竹類のいずれから抽出されたもの
でもよいが、なかでも孟宗竹の表皮から抽出されたもの
が最も好ましく用いられる。
スとしては、笹を含む竹類のいずれから抽出されたもの
でもよいが、なかでも孟宗竹の表皮から抽出されたもの
が最も好ましく用いられる。
【００１１】上記竹エキスを基材に含浸させる方法は、
任意でよいが、竹エキスの０．０００１〜１０重量％、
好ましくは０．０００１〜５重量％の水溶液の浴を用意
し、この浴に上記基材をパツデイングし、マングルで適
当な絞り率（好ましくは１００％以下）まで絞る方法が
最も好ましい方法であり、絞つた後は、そのまま自然乾
燥させるか、あるいは乾燥機などで乾燥させればよい。
任意でよいが、竹エキスの０．０００１〜１０重量％、
好ましくは０．０００１〜５重量％の水溶液の浴を用意
し、この浴に上記基材をパツデイングし、マングルで適
当な絞り率（好ましくは１００％以下）まで絞る方法が
最も好ましい方法であり、絞つた後は、そのまま自然乾
燥させるか、あるいは乾燥機などで乾燥させればよい。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にしたがつて説
明する。図１は本発明に係る生鮮食品用包装材の一例を
示す断面図である。
明する。図１は本発明に係る生鮮食品用包装材の一例を
示す断面図である。
【００１３】図１において、１はセルロ―ス系繊維から
なるシ―ト状の基材である。この基材１は、人造セルロ
―ス繊維の一例であるキユプラ、たとえばベンベルグ
〔商品名：旭化成工業（株）製〕の不織布を用いてお
り、吸水性能を得るために比較的嵩高に形成してある。
この基材１に、孟宗竹の表皮から抽出された竹エキス２
として、竹伝説〔商品名：日本油脂（株）製、竹エキス
含有量約１重量％〕が含浸されている。この竹エキス２
の基材１への含浸は、上記竹伝説が０．１〜３重量％の
浴を用意し、この浴に上記不織布からなる基材１をパツ
デイングし、マングルで１００％以下の絞り率で絞る方
法を採用した。絞つた後は、これを、たとえば自然乾燥
させた。
なるシ―ト状の基材である。この基材１は、人造セルロ
―ス繊維の一例であるキユプラ、たとえばベンベルグ
〔商品名：旭化成工業（株）製〕の不織布を用いてお
り、吸水性能を得るために比較的嵩高に形成してある。
この基材１に、孟宗竹の表皮から抽出された竹エキス２
として、竹伝説〔商品名：日本油脂（株）製、竹エキス
含有量約１重量％〕が含浸されている。この竹エキス２
の基材１への含浸は、上記竹伝説が０．１〜３重量％の
浴を用意し、この浴に上記不織布からなる基材１をパツ
デイングし、マングルで１００％以下の絞り率で絞る方
法を採用した。絞つた後は、これを、たとえば自然乾燥
させた。
【００１４】図２は、上記のようにして得られた生鮮食
品用包装材１０を適当な大きさに切断して、別途用意さ
れた非合成材、たとえば紙からなるアスパラガス輸送用
の箱２１の内張りとして配設した例を示している。
品用包装材１０を適当な大きさに切断して、別途用意さ
れた非合成材、たとえば紙からなるアスパラガス輸送用
の箱２１の内張りとして配設した例を示している。
【００１５】このような包装材１０は、セルロ―ス系繊
維の基材１とともに、この基材１に含浸された竹エキス
２の安全性が高く、とくに竹エキス２がすぐれた抗菌お
よび防腐性を有しているので、上記アスパラガスのよう
な生鮮食品Ｍの保存に有効である。すなわち、別途、抗
菌剤や防腐剤などを添付しなくても、広範囲の細菌から
生鮮食品Ｍを保護することができ、保存期間を延ばすこ
とが可能となつた。
維の基材１とともに、この基材１に含浸された竹エキス
２の安全性が高く、とくに竹エキス２がすぐれた抗菌お
よび防腐性を有しているので、上記アスパラガスのよう
な生鮮食品Ｍの保存に有効である。すなわち、別途、抗
菌剤や防腐剤などを添付しなくても、広範囲の細菌から
生鮮食品Ｍを保護することができ、保存期間を延ばすこ
とが可能となつた。
【００１６】また、上記包装材１０の基材１が竹エキス
２とともに天然物であり、焼却処分された際も焼却挙動
が極めて穏やかであるので、焼却炉を傷めたりすること
がなく、また焼却時に有毒ガスを発生しないので、大気
を汚すおそれもない。さらに、埋め立て用に処理された
場合でも、土中で速やかに分解されるので、いわゆる自
然破壊の防止に役立つことになる。
２とともに天然物であり、焼却処分された際も焼却挙動
が極めて穏やかであるので、焼却炉を傷めたりすること
がなく、また焼却時に有毒ガスを発生しないので、大気
を汚すおそれもない。さらに、埋め立て用に処理された
場合でも、土中で速やかに分解されるので、いわゆる自
然破壊の防止に役立つことになる。
【００１７】図３は、上記包装材１０の基材１として、
人造セルロ―ス繊維としてのレ―ヨンの不織布を使用
し、適当な大きさに切断したものを、紙製のトレイ３１
の内面に生鮮食品Ｍの下敷きとして配置した例を示した
ものである。この場合も、基材１に含浸された竹エキス
２により、すぐれた抗菌および防腐性が発揮され、さら
に、廃棄処分に際しての問題もなく、安心して使用でき
る確証を得ることができた。なお、このような包装材１
０をトレイ３１とともに使用する場合、生鮮食品Ｍを真
空パツク用のフイルム３２などで被うようにしてもよ
い。
人造セルロ―ス繊維としてのレ―ヨンの不織布を使用
し、適当な大きさに切断したものを、紙製のトレイ３１
の内面に生鮮食品Ｍの下敷きとして配置した例を示した
ものである。この場合も、基材１に含浸された竹エキス
２により、すぐれた抗菌および防腐性が発揮され、さら
に、廃棄処分に際しての問題もなく、安心して使用でき
る確証を得ることができた。なお、このような包装材１
０をトレイ３１とともに使用する場合、生鮮食品Ｍを真
空パツク用のフイルム３２などで被うようにしてもよ
い。
【００１８】上記の例では、包装材１０を箱２１やトレ
イ３１と一緒に使用したが、包装材１０をそのまま単独
で使用できることはもちろんであり、また、シ―ト状の
ものを袋状に加工するなど、用途に応じて任意に工夫す
ればよい。
イ３１と一緒に使用したが、包装材１０をそのまま単独
で使用できることはもちろんであり、また、シ―ト状の
ものを袋状に加工するなど、用途に応じて任意に工夫す
ればよい。
【００１９】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、セルロ
―ス系繊維からなるシ―ト状の基材に竹から抽出された
竹エキスを含浸したので、すぐれた抗菌・防腐効果が発
揮され、別途防腐剤などを添付しなくとも、生鮮食品の
長期の保存が可能となり、また、焼却処分によつて炉を
傷めたり、大気を汚染する心配がないうえ、土中でも速
やかに分解されるので、環境保全に有効に貢献できる効
果がある。
―ス系繊維からなるシ―ト状の基材に竹から抽出された
竹エキスを含浸したので、すぐれた抗菌・防腐効果が発
揮され、別途防腐剤などを添付しなくとも、生鮮食品の
長期の保存が可能となり、また、焼却処分によつて炉を
傷めたり、大気を汚染する心配がないうえ、土中でも速
やかに分解されるので、環境保全に有効に貢献できる効
果がある。
【図１】本発明の生鮮食品用包装材の一実施例を一部拡
大して示す断面図である。
大して示す断面図である。
【図２】上記の生鮮食品用包装材の使用例を一部切欠し
て示す斜視図である。
て示す斜視図である。
【図３】上記の生鮮食品用包装材の他の使用例を示す断
面図である。
面図である。
１ 基材 ２ 竹エキス
Claims (1)
- 【請求項１】 セルロ―ス系繊維からなるシ―ト状の基
材に竹から抽出された竹エキスを含浸したことを特徴と
する生鮮食品用包装材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23771492A JPH0664666A (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 生鮮食品用包装材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23771492A JPH0664666A (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 生鮮食品用包装材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0664666A true JPH0664666A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=17019415
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23771492A Pending JPH0664666A (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 生鮮食品用包装材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0664666A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006001651A (ja) * | 2005-08-12 | 2006-01-05 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 複合天然素材容器 |
-
1992
- 1992-08-12 JP JP23771492A patent/JPH0664666A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006001651A (ja) * | 2005-08-12 | 2006-01-05 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 複合天然素材容器 |
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