JPH06644U - 工作機械のフィードバックスケール装置 - Google Patents

工作機械のフィードバックスケール装置

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Publication number
JPH06644U
JPH06644U JP7799491U JP7799491U JPH06644U JP H06644 U JPH06644 U JP H06644U JP 7799491 U JP7799491 U JP 7799491U JP 7799491 U JP7799491 U JP 7799491U JP H06644 U JPH06644 U JP H06644U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scale
feedback
movable member
feedback scale
scale member
Prior art date
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Pending
Application number
JP7799491U
Other languages
English (en)
Inventor
浩之 中野
浩造 今西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP7799491U priority Critical patent/JPH06644U/ja
Publication of JPH06644U publication Critical patent/JPH06644U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 工作機械のテーブルが発熱し、熱変形によっ
て伸縮しても、フィードバックスケール部材が熱変形に
よる悪影響を受けないフィードバックスケール装置を提
供する。 【構成】 ベッド1上を往復移動するテーブル2に低熱
膨張材製のフィードバックスケール部材13の中央部の
みを固定し、このスケール部材13の両端部に設けた摺
動体9をストロークベアリング11によって摺動可能に
テーブル2に支持した。 【効果】 スケール部材13は、中央部のみをテーブル
2に固定したので、テーブル2の発熱や伸縮の悪影響を
ほとんど受けず、両端部の摺動体9がテーブル2に対し
摺動可能であるため、テーブル2が伸縮してもスケール
部材13が引張られない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、マシニングセンタなどの工作機械のテーブルなどの可動部材を制 御するためのフィードバックスケール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の工作機械のフィードバックスケール装置を図4について説明する。図4 において、1は工作機械の支持部材であるベッド、2は可動部材であるテーブル であり、テーブル2は、ベッド1上に支持し、送り用モータの駆動によってテー ブル2に設けたボールナットと係合するボールねじ軸を回動させることにより、 左右方向に直線往復移動するようにしてある。
【0003】 また、テーブル2には、テーブル2移動方向すなわち左右方向に長い長方形状 のフィードバックスケール3の長手方向各部が数本の固定ボルト4によって固定 してある。前記スケール3の左右方向中央部には基準ピン5が固定してあり、ベ ッド1の適所に基準ピン5と対向する測定ヘッド6が固定してある。 以上のように構成したフィードバックスケール装置は、工作機械の加工時に、 テーブル2がベッド1に対して移動する位置を、基準ピン5と測定ヘッド6とに よって実測し、送りモータの回転を検出するエンコーダをフィードバック制御す るなどによって、テーブル2の移動位置やストロークの誤差などを修正している 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来のフィードバックスケール装置は、工作機械による加工中に、テーブル2 が発熱したり、気温が変化したりすることにより、熱変形して伸縮する。このた め、テーブル2にフィードバックスケール3がこれの長手方向各部で固定してあ ることにより、前記スケール3が低熱膨張材で作られていても、テーブル2に引 張られて変形し、基準ピン5が変位し、テーブル2のベッド1に対する位置精度 に誤差が生じ、工作物の加工精度に悪影響を与えるという問題点があった。
【0005】 この考案は、前述した問題点を解決し、テーブルなどの可動部材が熱変形して も、この熱変形による悪影響をフィードバックスケール部材が受けないようにす ることにより、前記可動部材の位置決め精度を安定させて、工作物の加工精度を 向上させ得る、工作機械のフィードバックスケール装置を提供することを目的と するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案による工作機械のフィードバックスケール装置は、ベッドなどの可動 部材に、前記測定ヘッドと対向する基準ピンを有し低熱膨張材からなるフィード バックスケール部材の略中央部のみ固定し、このスケール部材の両端部に設けた 摺動体を前記可動部材の移動方向に摺動可能に前記可動部材に支持させたもので ある。
【0007】
【作用】
この考案によるフィードバックスケール装置は、低熱膨張材からなるフィード バックスケール部材の中央部のみを可動部材に固定したので、可動部材の発熱や 熱変形による伸縮が前記スケール部材に与える悪影響を小さくし、また、このブ ラケットの熱変形による伸縮をほとんどなくすことができる。
【0008】 そして、前記スケール部材の両端部に設けた摺動体が可動部材に対し摺動可能 にしてあるため、前記可動部材の熱変形による伸縮によって前記スケール部材が 引張られるのを防止できる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の一実施例につき図1ないし図3を参照して説明する。 図1において、1は工作機械の支持部材であるベッドであり、ベッド1上には 、図示省略した送りモータの駆動によって、前述した図4に示す従来のものと同 様に、左右方向に直線往復移動する可動部材、すなわちテーブル2が支持してあ る。
【0010】 図1,図2,図3に示すように、テーブル2正面の左右方向中央部には、左右 方向に長いほぼ長方形状のスケールブラケット7の中央部上方に突出させた突出 部7aのみが複数のボルト8によって固定してある。 前記スケールブラケット7の両端部には、円柱状の摺動体9の基端部が固定し てあり、これらの摺動体9は、テーブル2の正面両端部に固定したガイドブラケ ット10のストロークベアリング11に、左右方向に摺動可能に嵌合支持させて あるスケールブラケット7の正面には、従来のフィードバックスケール3と同様 なフィードバックスケール本体12が数本の固定ボルト4によって固定してあり 、前記スケール本体12とスケールブラケット7とを主要部材としてフィードバ ックスケール部材13を構成している。
【0011】 また、前記スケール本体12の正面の左右方向中央部には、ベッド1に設けた 測定ヘッド6と対向する基準ピン5を固定し、スケールブラケット7の突出部7 aには、テーブル2に対する位置決め用ピン14を固定してある。 そして、スケールブラケット7およびフィードバックスケール本体12、つま りフィードバックスケール部材13は、スーパインバなどの低熱膨張材によって 構成してある。
【0012】 以上のように構成した実施例のフィードバックスケール装置は、フィードバッ クスケール本体12に設けた基準ピン5とベッド1に設けた測定ヘッド6とによ って、テーブル2がベッド1に対して移動する位置を実測して、ベッド1に対す るテーブル2の位置によってその移動位置やストロークの誤差を修正している。 なお、前記実施例では、スケールブラケット7とフィードバックスケール本体 12とを主要部材としてスケールブラケット部材13を構成したが、この考案は 、前記フィードバックスケール本体を省略し、前記スケールブラケットと同様な 部材のみでスケールブラケット部材を構成し、このブラケット部材の適所に基準 を設けてもよい。
【0013】 また、この考案の支持部材,可動部材は、ベッド,テーブルに限られることな く、適宜他の部材に変更できる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したとおり、この考案による工作機械のフィードバックスケール装置 は、ベッドなどの可動部材に、前記測定ヘッドと対向する基準ピンを有し低熱膨 張材からなるフィードバックスケール部材の中央部のみ固定し、このスケール部 材の両端部に設けた摺動体を前記可動部材の移動方向に摺動可能に前記可動部材 に支持させたので、次の効果が得られる。
【0015】 すなわち、この考案によるフィードバックスケール装置は、低熱膨張材からな るフィードバックスケール部材の中央部のみを可動部材に固定したので、可動部 材の発熱や熱変形による伸縮が前記スケール部材に与える悪影響をほとんどなく すことができる。 そして、前記スケール部材の両端部に設けた摺動体が可動部材に対し摺動可能 にしてあるため、前記可動部材の熱変形による伸縮によって前記スケール部材が 引張られるのを防止できることにより、可動部材の位置決め精度を安定させ、工 作物の加工精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による工作機械のフィード
バックスケール装置を示した正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う拡大部分断面図である。
【図4】従来例の工作機械のフィードバックスケール装
置を示した正面図である。
【符号の説明】
1 ベッド(支持部材) 2 テーブル(可動部材) 5 基準ピン 6 測定ヘッド 7 スケールブラケット 9 摺動体 10 ガイドブラケット 11 ストロークベアリング 12 フィードバックスケール本体 13 フィードバックスケール部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定ヘッドが設けてある支持部材と、こ
    の支持部材に支持されて往復移動する可動部材とを備
    え、この可動部材に、前記測定ヘッドと対向する基準ピ
    ンを有し低熱膨張材からなるフィードバックスケール部
    材の略中央部のみ固定し、このスケール部材の両端部に
    設けた摺動体を前記可動部材の移動方向に摺動可能に前
    記可動部材に支持させたことを特徴とする工作機械のフ
    ィードバックスケール装置。
JP7799491U 1991-09-26 1991-09-26 工作機械のフィードバックスケール装置 Pending JPH06644U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7799491U JPH06644U (ja) 1991-09-26 1991-09-26 工作機械のフィードバックスケール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7799491U JPH06644U (ja) 1991-09-26 1991-09-26 工作機械のフィードバックスケール装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06644U true JPH06644U (ja) 1994-01-11

Family

ID=13649372

Family Applications (1)

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JP7799491U Pending JPH06644U (ja) 1991-09-26 1991-09-26 工作機械のフィードバックスケール装置

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JP (1) JPH06644U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017533104A (ja) * 2014-09-15 2017-11-09 デッケル マホ プフロンテン ゲーエムベーハーDECKEL MAHO Pfronten GmbH 工作機械で使用する位置測定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017533104A (ja) * 2014-09-15 2017-11-09 デッケル マホ プフロンテン ゲーエムベーハーDECKEL MAHO Pfronten GmbH 工作機械で使用する位置測定装置
US10391601B2 (en) 2014-09-15 2019-08-27 Deckel Maho Pfronten Gmbh Position measuring device for use on a machine tool

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