JPH0663982U - 生コン打設用ホース - Google Patents
生コン打設用ホースInfo
- Publication number
- JPH0663982U JPH0663982U JP1038393U JP1038393U JPH0663982U JP H0663982 U JPH0663982 U JP H0663982U JP 1038393 U JP1038393 U JP 1038393U JP 1038393 U JP1038393 U JP 1038393U JP H0663982 U JPH0663982 U JP H0663982U
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- hose
- flexible plastic
- plastic pipe
- driving
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- Pending
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- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 根元部側の耐圧性及び耐キンク性が他の部分
よりも優れていると同時に、連続成形による製造が簡単
で生産性に優れ、大量生産が可能な生コン打設用ホース
を提供する。 【構成】 ほぼ全長にわたり同一径、同一肉厚で且つ同
一構造の打設ホース本体1の根元部側に、軟質ポリ塩化
ビニル等からなり、打設側先端口や中央部分に長さ方向
に沿った複数の切れ目13を設けた可撓性プラスチック
パイプ8を、打設ホース本体1の外周とほぼ接して挿着
固定してなる生コン打設用ホース。
よりも優れていると同時に、連続成形による製造が簡単
で生産性に優れ、大量生産が可能な生コン打設用ホース
を提供する。 【構成】 ほぼ全長にわたり同一径、同一肉厚で且つ同
一構造の打設ホース本体1の根元部側に、軟質ポリ塩化
ビニル等からなり、打設側先端口や中央部分に長さ方向
に沿った複数の切れ目13を設けた可撓性プラスチック
パイプ8を、打設ホース本体1の外周とほぼ接して挿着
固定してなる生コン打設用ホース。
Description
【0001】
本考案は、生コンを圧送する移送鋼管の先端に接続され、生コンを打設場所に 放出するために用いられる生コン打設用ホースに関する。
【0002】
建設工事や土木工事において生コンを打設する作業では、コンクリートポンプ から生コンを移送鋼管を通して打設現場近くまで圧送し、打設現場では自由に屈 曲できる可撓性の打設用ホースを接続金具で移送鋼管に接続し、この打設用ホー スを作業者が持って移動しながら生コンを打設している。
【0003】 かかる可撓性の生コン打設用ホースはゴム又はプラスチックからなり、通常は 内径が約75〜200mm及び長さが約1〜10m程度である。又、生コン打設 用ホースは十分な耐圧性を得るために、内面ゴム層と外面ゴム層の間に螺旋状に 巻き回したピアノ線やSWB鋼等からなる補強ワイヤーを備え、補強ワイヤーの 内側及び/又は外側にナイロンやポリエステル等のすだれ繊維コード又は帆布を 巻き付け、その外周を補強ワイヤー間に螺旋状に巻き付けた繊維コードにより固 定した構造のものが多い。
【0004】 かかる生コン打設用ホースにおいては、移送鋼管に接続する接続金具を取付た 根元部付近に最も生コンの圧力が掛かり、且つ又作業者の移動に伴って根元部付 近が最も大きく且つ頻繁に屈曲されることが多い。そのため、従来の生コン打設 用ホースでは、根元部側(根元部及びその近く)の耐圧性及び耐キンク性を他の 部分より増強する目的で、根元部側に補強ワイヤーや帆布等の補強材の積層数を 増やし且つ肉厚を厚くしたもの、即ち根元部側のみ構造が異なり且つ肉厚及び外 径を大きくした生コン打設用ホースが使用されていた。
【0005】 しかし、この様に根元部側のみ構造が異なり且つ肉厚及び外径を大きくした従 来の生コン打設用ホースは、根元部側の耐圧性及び耐キンク性が他の部分より優 れるものの、他の部分と構造や外径等が異なる根元部を備えるために、製造上に おいて連続成形が出来ない等の極めて困難な問題が数多く存在し、大量生産に対 して大きな阻害要因となっている。
【0006】
本考案は、かかる従来の事情に鑑み、根元部側の耐圧性及び耐キンク性が他の 部分よりも優れていると同時に、製造が簡単で生産性に優れ、大量生産が可能な 生コン打設用ホースを提供することを目的とする。
【0007】
上記目的を達成するため、本考案が提案する生コン打設用ホースは、ほぼ全長 にわたり同一径、同一肉厚で且つ同一構造の打設ホース本体の根元部側に、当該 打設ホース本体の外周とほぼ接して可撓性プラスチックパイプを挿着固定したも のである。
【0008】 打設ホース本体自体については、ほぼ全長にわたり内外径及び肉厚が同一であ るほか、構造においても同一であることが必要である。尚、打設ホース本体の具 体的構造には特に限定はなく、例えば内面ゴム層と外面ゴム層の間に螺旋状に巻 き回したピアノ線やSWB鋼等からなる補強ワイヤーを備え、補強ワイヤーの内 側及び/又は外側にナイロンやポリエステル等のすだれ繊維コード又は帆布を1 層又は複数層巻き付け、その外周を補強ワイヤー間に螺旋状に巻き付けた繊維コ ードにより固定した構造であって良い。
【0009】 可撓性プラスチックパイプの材質、肉厚、長さ等は、生コン打設用ホースの規 格や使用状況等により変動するが、材質としては弾性率が高く、抵張力が大きく 且つ伸びの大きな軟質樹脂、中でも抵張力が1.5kg/mm2以上及び伸びが2 00%以上の軟質ポリ塩化ビニルが好ましい。又、可撓性プラスチックパイプの 肉厚は5mm程度が好ましく、長さは打設ホース本体の全長を覆う必要はなく、 通常はその根元部から20cm〜1m程度を覆う長さが好ましい。
【0010】 かかる可撓性プラスチックパイプは、打設ホース本体外周の根元部側に挿着さ れ、ホース自体の脈動やホースの移動等によっても位置がずれないように各種の 手段により固定されている必要がある。この固定のための好ましい手段としては 、打設ホース本体の根元部に接続金具を取付る際に、接続金具の内側インサート 部と外側スリーブ部で可撓性プラスチックパイプの根元部を打設ホース本体の根 元部外周に挟持して、接続金具の取付と同時に固定する方法がある。この方法に よれば、接続金具に打設ホース本体と可撓性プラスチックパイプを同時に且つ強 固に接続して固定できる。
【0011】 更に、可撓性プラスチックパイプの曲がり易さを向上させるために、パイプの 打設側先端口及び/又はパイプのほぼ中央部に、長さ方向に沿いパイプを貫通す る複数の切れ目をパイプの周方向に等しい間隔で設けることが出来る。切れ目の 長さは2〜5cmの範囲が適当であり、2cm未満の長さではパイプを曲げたと きの開きが小さく曲げ易さの向上につながらず、5cmを越えるとパイプの強度 や耐久性に影響するので好ましくない。又、切れ目の数は多くなるほどパイプの 曲げ易さを向上させるが、切れ目の間隔が少なくなるとパイプの強度を低下させ るので、2〜4cm程度の間隔で設けることが好ましい。
【0012】
本考案の生コン打設用ホースにおいては、特に耐圧性及び耐キンク性の要求さ れる打設ホース本体の根元部側外周に可撓性プラスチックパイプを挿着固定して あり、この可撓性プラスチックパイプにより打設ホース本体の根元部側が補強さ れるので、打設ホース本体自体は全長にわたって同一構造で且つ同一径、同一肉 厚であって良い。即ち、打設ホース本体の根元部側に可撓性プラスチックパイプ を備えた本考案の生コン打設用ホースは、全体として、従来の根元部側のみ補強 を増強した生コン打設用ホースと同様に十分な耐圧性及び耐キンク性を備えるこ とが出来る。
【0013】 又、可撓性プラスチックパイプの打設側先端口及び/又はそのほぼ中央部に、 長さ方向に沿いパイプを貫通する複数の切れ目をパイプの周方向に等しい間隔で 設ければ、生コン打設用ホースがまっすぐなときは閉じられている切れ目が根元 部側を曲げた場合には曲げの程度に応じて開くので、可撓性プラスチックパイプ の曲げ易さが向上し、生コン打設用ホースとしても少ない力で急角度に曲げるこ とが出来るなど、曲げ易さを向上させることが出来る。
【0014】 しかも、従来の根元部側のみ補強を増強した生コン打設用ホースは連続成形で きず生産性が悪いが、本考案の生コン打設用ホースでは打設ホース本体を同一構 造で且つ内外径や肉厚も同じにできるから、長尺のものを連続成形して所望長さ に切断して使用することが出来る。又、可撓性プラスチックパイプも、同一構造 で内外径及び肉厚も同一の長尺のものを切断して使用すれば良いことは言うまで もない。従って、本考案の生コン打設用ホースは製造が容易であり、大量生産に 適している。
【0015】
図1に示す生コン打設用ホースを以下のごとく製造した。即ち、マンドレル( 図示せず)上に天然ゴム(NR)からなる厚さ3mmの内面ゴム層2を設け、この 内面ゴム層2の外周に1640デニールのナイロン糸を編組した帆布3を1層螺 旋状に巻き付け、その上に太さ2.6mmのSW−8からなる補強ワイヤー4を 螺旋状に巻き付けた。この補強ワイヤー4を覆って上記と同じナイロン製の帆布 5を1層螺旋状に巻き付け、その上からナイロン糸からなる繊維コード6を補強 ワイヤー4の間に巻き付けて帆布5を押えた。次に、帆布5の上に厚さ2mmの スチレンブタジエンゴム(SBR)からなる外面ゴム層7を施し、全体を加硫罐に 入れて通常の条件で加硫し、マンドレルを抜き取った。かくして得られた長尺の ホースを長さ8mに切断し、全長の構造が同一で、内径90mm及び外径104 mmの打設ホース本体1を得た。
【0016】 一方、抵張力が2.12kg/mm2で且つ伸びが347%の軟質ポリ塩化ビニ ル(PVC)からなり、内径105mm及び外径115mmのパイプを長さ500 mmに切断し、その全長にわたり同一構造で肉厚5.0mmの可撓性プラスチッ クパイプ8を得た。この可撓性プラスチックパイプ8の打設側先端口と中央部に 、それぞれ長さ方向に沿い長さが20mmで可撓性プラスチックパイプ8を貫通 する8個の切れ目を周方向に互いに等間隔に形成した。
【0017】 この可撓性プラスチックパイプ8を前記打設ホース本体1の根元部側外周に挿 着し、接続金具9の縮径された内側インサート部10を打設ホース本体1の根元 部内側に挿入し、更に接続金具9の外側スリーブ部11を可撓性プラスチックパ イプ8の根元部外周に挿着した後、内側インサート部10を内径が打設ホース本 体1と同じになるまで拡径することにより、内側インサート部10と外側スリー ブ部11で打設ホース本体1と可撓性プラスチックパイプ8の根元部を挟んで圧 着固定した。
【0018】 かくして得られた打設ホース本体1と可撓性プラスチックパイプ8からなる生 コン打設用ホースを、図2に示すように、ピストン式ポンプ(図示せず)に連接 された移送鋼管12に接続金具9で接続し、通常のごとく30kgf/cm2の 圧力で生コンを打設したところ、生コン打設用ホースの耐圧性は根元部を含めて 全く問題はなかった。又、打設作業中に生コン打設用ホースの根元部側が曲がる と、可撓性プラスチックパイプ8の打設側先端口と中央に設けた複数の切れ目1 3が曲がりの程度に応じて開くので、曲がり易く非常に使い勝手がよかつた。
【0019】
本考案によれば、従来の生コン打設用ホースのような根元部側のみの補強の増 強によることなく、根元部側の耐圧性及び耐キンク性が他の部分よりも優れてい ると同時に、連続成形による製造が可能で生産性に優れ、大量生産が可能な生コ ン打設用ホースを提供することが出来る。
【図1】本考案の生コン打設用ホースの一部を示す概略
の断面図である。
の断面図である。
【図2】本考案の生コン打設用ホースを移送鋼管に接続
し且つ曲げた状態を示す概略の側面図である。
し且つ曲げた状態を示す概略の側面図である。
1 打設ホース本体 2 内面ゴム層 3 帆布 4 補強ワイヤー 5 帆布 6 繊維コード 7 外面ゴム層 8 可撓性プラスチックパイプ 9 接続金具 10 内側インサート部 11 外側スリーブ部 12 移送鋼管 13 切れ目
Claims (4)
- 【請求項1】 ほぼ全長にわたり同一径、同一肉厚で且
つ同一構造の打設ホース本体の根元部側に、当該打設ホ
ース本体の外周とほぼ接して可撓性プラスチックパイプ
を挿着固定してなる生コン打設用ホース。 - 【請求項2】 可撓性プラスチックパイプの根元部が、
打設ホース本体の根元部に取付た接続金具の内側インサ
ート部と外側スリーブ部とにより、打設ホース本体の根
元部外周に固定されていることを特徴とする、請求項1
記載の生コン打設用ホース。 - 【請求項3】 可撓性プラスチックパイプの打設側先端
口及び/又はほぼ中央部に、長さ方向に沿い当該パイプ
を貫通する複数の切れ目を周方向に等しい間隔で設けた
ことを特徴とする、請求項1又は2記載の生コン打設用
ホース。 - 【請求項4】 可撓性プラスチックパイプは、抵張力が
1.5kg/mm2以上及び伸びが200%以上の軟質ポ
リ塩化ビニルからなることを特徴とする、請求項1〜3
のいずれかに記載の生コン打設用ホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1038393U JPH0663982U (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 生コン打設用ホース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1038393U JPH0663982U (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 生コン打設用ホース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0663982U true JPH0663982U (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=11748610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1038393U Pending JPH0663982U (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 生コン打設用ホース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0663982U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020153417A (ja) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | ニッタ化工品株式会社 | 生コン打設用先端ホース及びその作製方法 |
-
1993
- 1993-02-16 JP JP1038393U patent/JPH0663982U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020153417A (ja) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | ニッタ化工品株式会社 | 生コン打設用先端ホース及びその作製方法 |
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