JPH066374A - メッセージ通信方式 - Google Patents

メッセージ通信方式

Info

Publication number
JPH066374A
JPH066374A JP4049811A JP4981192A JPH066374A JP H066374 A JPH066374 A JP H066374A JP 4049811 A JP4049811 A JP 4049811A JP 4981192 A JP4981192 A JP 4981192A JP H066374 A JPH066374 A JP H066374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
signal
terminal
communication network
processing module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4049811A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiro Nakamura
武宏 中村
Shigemi Umeda
成視 梅田
Akira Kaiyama
貝山明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP4049811A priority Critical patent/JPH066374A/ja
Publication of JPH066374A publication Critical patent/JPH066374A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動通信網を介したメッセージ通信方式にお
いて、着信信号を送出しても着信端末が直ちに応答しな
いときでも、発呼端末に負担をかけずにメッセージを伝
達する。 【構成】 移動通信網の上位に、一定時間以上着信端末
から応答信号が戻らない場合に、伝達すべきメッセージ
を記憶しておき、着信端末に対して再発信動作を試み、
着信端末から応答信号が返った時点でその記憶したメッ
セージを着信端末に伝送するメッセージ処理モジュール
MHMを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動通信網を介してメッ
セージを伝送するメッセージ通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の通信網は、一般電話網、パケット
網、ISDN等の固定通信網と移動通信網とが関門交換
局を介して接続されて構成されている。固定通信網にお
けるメッセージ通信は、一般電話網ではモデム通信で、
パケット網とISDNではパケット交換サービスにより
実現されている。移動通信網におけるメッセージ通信サ
ービスとしては、表示付きポケットベルやテレターミナ
ル等により実現されている。前者の表示付きポケットベ
ルは片方向通信で、メッセージの送達確認は不可能であ
り、また送信可能な情報量は少量であり、情報の種類も
限られ、メッセージ通信を行う上での自由度は小さい。
後者のテレターミナルは、電話サービスとの統合化が図
られておらず、またサービスエリアも主要な大都市に限
られるため、汎用性はすくない。このため、移動通信網
においては、双方向通信でメッセージの送達確認が可能
で、情報がトランスペアレントに伝送され、他の網と接
続可能なメッセージ通信サービスが要請される。
【0003】これに対して、移動通信方式においては、
現在通話サービスが提供されており、通話サービスの呼
接続、信号方式を利用してメッセージ通信サービスを行
うことが可能であって、システム開発を容易に行う上で
この従来のシステムを利用することが適当である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、移動通信網お
よび固定通信網における通話サービスの呼接続では、着
信を通知するための着信信号を着信端末の属する網から
着信端末に送信した後、一定時間(数秒)以内に着信端
末からの応答信号が着信端末の属する網に返送されない
場合には、通信システムは呼接続を放棄していた。これ
は、通話がリアルタイムの情報通信である性質上、長い
時間呼接続を続行することは不適当なためである。これ
に対して、メッセージ通信サービスはリアルタイムな情
報通信でない性質上、情報の伝達遅延を許容できる場合
が多い。このため、メッセージ通信サービスの呼接続に
おいて着信端末が無応答の場合であっても呼接続を続行
する必要性が生まれる。なお、ここでメッセージ通信の
呼接続において、着信端末が無応答の場合には、接続が
成功するまで発信端末が発信を繰り返すことが考えられ
るが、その間、他の呼接続を行うことが困難になること
や、移動端末の場合、バッテリセービングの必要からい
って適当ではない。したがって従来の通話サービスの呼
接続方法をメッセージ通信サービスに適用することは適
当ではない。
【0005】このように、従来の移動通信システムをそ
のまま用いてメッセージ通信を行う場合に、接続時に着
信端末が無応答であるときの処理が不適当である問題が
ある。
【0006】本発明の目的は、移動通信網を介したメッ
セージ通信を実現するときに、その呼接続において着信
端末が無応答の場合、端末に負担をかけることなく呼接
続を続行してメッセージ伝送ができるメッセージ通信方
式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、それぞれ端末
が接続された移動通信網および固定通信網で構成され、
前記移動通信網および固定通信網に発信端末から着信端
末に対してメッセージを伝送し、着信端末からのメッセ
ージ到着確認信号を返送してメッセージ通信を行う手段
を備え、前記移動通信網および固定通信網は自通信網に
接続する着信端末に対して着信を通知するための着信信
号を送出する手段を備え、前記着信端末はこの着信信号
を受信した場合に応答信号を送信する手段を備え、前記
移動通信網および固定通信網は、前記着信端末からの前
記応答信号により伝送すべきメッセージを伝送する手段
を備えたメッセージ通信方式において、着信端末に対し
て着信信号に送信した後一定時間以内に前記着信端末か
ら応答信号が返送されない場合に、伝送すべきメッセー
ジを記憶する手段と、所定期間着信を試み、応答信号が
前記着信端末から返送された時点で前記記憶されたメッ
セージを前記着信端末へ伝送する手段とを備えたメッセ
ージ処理モジュールが前記移動通信網または前記固定通
信網に設けられたことを特徴とする。
【0008】なお、着信端末に接続する網が着信信号を
送出した後一定時間以内に前記着信端末から応答信号が
返送されない場合に、発信端末は、前記着信端末が無応
答であることを示す情報を受信した際に、当該発信端末
ユーザに対して呼を切断するかあるいはシステムに発信
接続を委託するかを求める手段を備え、このユーザの選
択により切断を選択した場合は呼を切断し、システムに
発信接続を委託する場合は前記発信端末と前記メッセー
ジ処理モジュール間とを接続する手段を前記移動通信網
または前記固定通信網に備えたことが好ましい。
【0009】
【作用】移動通信網の上位にメッセージ処理モジュール
(MHM:Message Handler Module)を設ける。着信網
が着信端末に対して着信信号を送出してから一定時間以
上、着信端末からの応答信号が着信網に返送されない場
合に、まず発信端末とメッセージ処理モジュール間を接
続し、メッセージ伝送とメッセージ到着の確認信号(以
下ACK信号という。)の伝送を行う。発信端末からの
全メッセージをメッセージ処理モジュールが一時記憶し
た後、発信端末とメッセージ処理モジュール間のリンク
を切断する。その後メッセージ処理モジュールが着信端
末に対して発信動作を試み、着信端末から応答信号が返
った時点でメッセージ処理モジュールは着信端末と接続
動作を行い、記憶しているメッセージとACKの伝送を
行う。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0011】(第一実施例)図1は、本発明の移動通信
網を介するメッセージ通信サービスを行う通信システム
の構成の一例を示す図である。図1において、符号1は
呼接続、メッセージおよびACKの記憶、再送処理、そ
の他伝送制御を行うメッセージ処理モジュール(MH
M)であり、移動通信網の上位に置かれる。符号2は、
移動通信網の関門交換機である。符号3、4、5は、そ
れぞれ一般電話網、パケット網、ISDNの関門交換機
を示す。符号6は移動通信網内交換機であり、それぞれ
の移動通信網には、移動端末7、8が無線回線を介して
接続され、また、一般電話網、パケット網、ISDNに
は有線区間を介して端末9、10、11が接続される。
【0012】このような通信システムにおいて、本発明
のメッセージ処理モジュール1は、着信端末に対して着
信信号に送信した後一定時間以内に前記着信端末から応
答信号が返送されない場合に、伝送すべきメッセージを
記憶する手段と、所定期間着信を試み、応答信号が前記
着信端末から返送された時点で前記記憶されたメッセー
ジを前記着信端末へ伝送する手段とを備えたことを特徴
としている。
【0013】図2は、上記実施例における無線端末の構
成を示すものである。この無線端末は、アンナナ20、
送受分配回路21、復調回路22、変調回路23、送信
信号構成回路24、表示部25、入力部26、メモリ2
7、制御回路28を備える。アンテナ20は送受分配回
路21に接続され、送受分配回路21で送信信号と受信
信号とは分配される。送受分配回路21からの受信信号
は、復調回路22に導かれ、搬送周波数で変調された受
信信号は復調される。また、送信信号構成回路24によ
って構成された送信信号は変調回路23で搬送周波数で
変調され送受分配回路21に入力される。到着したメッ
セージ内容およびユーザが入力したメッセージ内容等は
表示部25で表示される。また、入力部26からユーザ
がメッセージ内容および着信端末の呼出番号等を端末に
対して入力する。また、送受信メッセージ内容、ACK
信号はメモリ27で記憶される。端末は制御回路28に
より制御される。
【0014】図3はメッセージ処理モジュールの構成を
示すもので、このメッセージ処理モジュールは、接続制
御、メッセージ、ACKの伝送制御を行う制御回路3
0、信号の構成、分解、誤りチェック等の信号処理を行
う信号処理回路31、信号の送受信処理を行う信号入出
力回路32、メモリ内容、ACK信号等を記憶するメモ
リ33、メッセージ再送および着信無応答時の接続動作
に用いるタイマ34を備える。
【0015】次に図4に端末から網間の端末網間信号の
構成を示す。全ての端末網間信号には、信号種別40と
呼番号41とが含まれている。信号種別40は、端末網
間を伝送する信号の識別をするために用いられる。呼番
号41は端末網間で呼の識別をするために用いられる。
各信号におけるその他の信号構成要素について述べる。
発信信号および着信信号は、着信端末の呼出信号である
着番号42、サービスの識別を行うサービス種別43、
メッセージ・ACK伝送の終端、すなわち発信端末から
着信端末か、もしくは端末からメッセージ処理モジュー
ルかを識別する終端識別44で構成される。応答信号
は、終端識別45で構成される。メッセージ信号はメッ
セージ内容を含むメッセージ部46で構成される。AC
K信号は他の信号構成要素を含まない。切断信号は切断
理由を示す理由表示47で構成される。解放信号は他の
信号構成要素を含まない。
【0016】図5に、網〜メッセージ処理モジュール〜
網間信号(以下MHM網間信号という。)の構成を示
す。全てのMHM網間信号には、ルーチング情報48、
信号種別49、呼番号50が含まれている。ルーチング
情報48は信号を網間でルーチングする際に用いられ
る。信号種別49は網間を伝送する信号の識別をするた
めに用いられる。呼番号50は網間で呼の識別をするた
めに用いられる。各信号におけるその他の信号構成につ
いて述べる。起動信号は、着番号42、サービス種別4
3、終端識別44で構成される。起動完了信号は他の信
号構成要素を含まない。応答信号は終端識別44で構成
される。メッセージ信号はメッセージ部46で構成され
る。ACK信号は他の信号構成要素を含まない。切断信
号は理由表示47で構成される。解放信号は他の信号構
成要素を含まない。
【0017】次に本実施例メッセージ通信方式での動作
をシーケンス図を参照して説明する。
【0018】図6は移動メッセージ通信サービスにおけ
る着信端末正常応答時の端末間の通信シーケンスを示
す。この図6をもとに着信端末正常応答時の移動メッセ
ージ通信サービスの通信動作を説明する。
【0019】ユーザが発信端末に対してメッセージ内容
と着信端末の呼出信号とを入力して発信を命令すると、
発信端末は発信信号を構成して送信する。この際、呼番
号41はオール0、サービス種別43は移動メッセージ
通信サービス、終端識別44は発信端末〜着信端末終端
とする。発信信号を受信した発側網は呼番号41を決定
し、発信信号の内容をもとに起動信号を構成する。ここ
で、起動信号のルーチング情報48は、移動メッセージ
通信サービスの呼であることからメッセージ処理モジュ
ールへのルーチングとする。発側網は構成した起動信号
をルーチングに従ってメッセージ処理モジュールへ送出
する。
【0020】起動信号を受信したメッセージ処理モジュ
ールは、移動メッセージ通信サービスの呼の生起を認識
し、起動信号を着側網に対して送出し以後の信号を待
つ。
【0021】起動信号を受信した着側網は、着信端末へ
の着信に必要な全ての情報を受信したことを示す起動完
了信号をメッセージ処理モジュールを介して発側網に対
して送出するとともに、起動信号の内容をもとに着信信
号を構成し、着信端末に対して送出する。着側網は着信
信号を送出後、着信信号再送間隔以内に着信端末からの
応答信号が着側網に到着しない場合は、着信信号を再送
する。そして着信信号からの応答信号を受信するか、も
しくは再送の上限回数まで着信信号の再送を着信信号再
送間隔ごとに繰り返す。
【0022】着信信号を受信した着信端末は、終端識別
44が発信端末〜着信端末終端であることを認識し、応
答信号を着信網およびメッセージ処理モジュールに対し
て送出する。
【0023】応答信号を受信したメッセージ処理モジュ
ールは終端識別44が発信端末〜着信端末終端であるこ
とを認識し、この呼に対して自局のメモリにメッセージ
およびACKの記憶領域を割り当て、メッセージ通信の
準備を整え、応答信号を発側網に対して送出する。応答
信号を受信した発信網は発信端末に対して応答信号を送
出し、通信開始の許可を通知する。
【0024】以上の動作により発信端末と着信端末間の
接続が完了する。
【0025】接続過程が終了した後のメッセージ伝送過
程を説明する。
【0026】発信端末は、応答信号を受信すると、メッ
セージ内容を含むメッセージ信号をメッセージ処理モジ
ュールに対して送出する。メッセージ信号を受信したメ
ッセージ処理モジュールは、発信端末〜着信端末終端で
あることからメッセージ内容を記憶した後メッセージ信
号を着信端末に対して送出する。メッセージ信号を受信
した着信端末は、メッセージ内容を記憶表示してユーザ
に対して通知する。さらに着信端末はACK信号を構成
し、メッセージ処理モジュールに対して送出する。AC
K信号を受信したメッセージ処理モジュールは、記憶し
ているメッセージ内容を消去し、ACK信号を発信端末
に対して送出する。発信端末はACK信号を受信する
と、メッセージが着信端末に到着したことを認識する。
発信端末はさらに送出すべきメッセージを持つ場合に
は、メッセージ信号を送出する。
【0027】以下、両端末、網、メッセージ処理モジュ
ールは、以上のメッセージ、ACK伝送過程を繰り返
す。ただし、発信端末は、着信端末からのACK信号が
戻らない限り、新たなメッセージ送出を行わない。ま
た、メッセージ処理モジュールは、メッセージを送出し
てからある一定時間以上ACK信号が戻らない場合に
は、記憶しているメッセージ内容を基にメッセージ信号
を構成し、再度着信端末に対して送出する。
【0028】以上が移動メッセージ通信サービスの着端
末正常応答時における接続およびメッセージ伝送過程で
ある。
【0029】次に図7を参照して着信端末無応答時のメ
ッセージ、ACK伝送過程を説明する。図7は、接続過
程の際、着信無応答時の本実施例における通信シーケン
スを示す。
【0030】接続過程において着信信号を着信網から着
信端末に対して最初に送出するまでの動作は、上記で説
明した着信端末正常応答時の動作と同様である。
【0031】再送の上限回数まで着信信号を再送し、さ
らに着信信号再送間隔以内に応答信号が到着しない場
合、着側網は接続を断念し、理由表示47に着信端末無
応答の旨を含んだ切断信号をメッセージ処理モジュール
に対して送出する。切断信号を受信したメッセージ処理
モジュールは、理由表示47から着信端末が無応答であ
ることを認識し、その確認として解放信号を着側網に対
して送出し、メッセージ処理モジュールと着側網間のリ
ンクを解放する。さらにメッセージ処理モジュールは、
終端識別44を発信端末〜着信端末終端から、端末〜M
HM終端に変更し、ルーチング情報を発側網とメッセー
ジ処理モジュール間のルーチングとして応答信号を構成
して発側網に送出する。
【0032】応答信号を受信した発信端末は、着信端末
無応答のため、端末〜MHM終端とするメッセージ・A
CK伝送に移行したことを認識してユーザにこの旨を表
示する。そしてメッセージ処理モジュールに対してメッ
セージの送信を開始する。ここで発信端末が記憶してい
るメッセージ内容が1メッセージ信号で伝送可能な長さ
より長い場合は、メッセージは分割して送信される。メ
ッセージを受信したメッセージ処理モジュールは、メッ
セージを記憶し、ACK信号を発信端末に対して送出す
る。
【0033】以後、発信端末の記憶している全てのメッ
セージ内容をメッセージ処理モジュールが記憶完了する
まで、発信端末とメッセージ処理モジュール間でメッセ
ージ・ACK伝送が繰り返し行われる。ただし、発信端
末は前に送出したメッセージ信号に対するACK信号を
受信するまで、次のメッセージ信号を送出しない。発信
端末は、メッセージ伝送が完了すると、切断信号内の理
由表示47にメッセージ伝送完了の旨を挿入し、切断信
号を発側網およびメッセージ処理モジュールに対して送
出する。メッセージ処理モジュールは、メッセージ伝送
が完了したことを認識し、確認として解放信号を発側網
および発信端末に送出する。これにより、発信端末とメ
ッセージ処理モジュール間のリンクが解放される。
【0034】メッセージ処理モジュールは、着側網との
リンクを解放してから一定時間(以下これを起動信号再
送間隔という。)後に着側網に対して起動信号を送出す
る。この起動信号再送間隔は、着信端末無応答時には、
着信端末に重大な支障が発生したため復旧には時間を要
すると考えられることから、数十分から数時間という比
較的長時間を設定する。ここで、起動信号の内容は、ル
ーチング情報48をメッセージ処理モジュールから着側
網間のルーチングとし、終端識別44は、端末〜MHM
終端とする。他の情報は、当初メッセージ処理モジュー
ルから着側網に送出された起動信号と同様である。
【0035】起動信号を受信した着側網は、起動完了信
号をメッセージ処理モジュールに対して送出するととも
に、着信信号を構成して着信端末に対して送信する。着
側網は、先の着信信号送出と同様に、着信端末からの応
答信号が到着するか、再送の上限回数まで、着信信号再
送間隔ごとに着信信号を着信端末に対して再送する。再
送の上限回数だけ着信信号を再送し、さらに着信信号再
送間隔を経過してもなお応答信号が戻らない場合には、
着側網は接続を断念し、理由表示47に着信端末無応答
の旨を含んだ切断信号をメッセージ処理モジュールに対
して送出する。切断信号を受信したメッセージ処理モジ
ュールは、理由表示47から着信端末との接続が失敗し
たことを認識し、解放信号を着側網に送出してメッセー
ジ処理モジュールと着側網間のリンクを解放する。この
後、メッセージ処理モジュールは、着信端末からの応答
信号が到着するか、起動信号送出の上限回数まで起動信
号再送間隔ごとに起動信号送出を繰り返す。
【0036】着信端末が復帰して着信信号を受信する
と、着信端末は着信信内の終端識別44が端末〜MHM
終端であると認識し、応答信号を着側網およびメッセー
ジ処理モジュールに送出する。メッセージ処理モジュー
ルは、着信端末の復帰を認識し、記憶しているメッセー
ジ内容をメッセージ信号に挿入して着信端末に対してメ
ッセージ信号の送出を開始する。メッセージ信号を受信
した着信端末は、メッセージ内容を記憶し、ACK信号
をメッセージ処理モジュールに対して送出する。メッセ
ージ処理モジュールは、ACK信号を受信すると、メッ
セージが着信端末に到着したことを認識する。メッセー
ジ処理モジュールは、さらに送出すべきメッセージを持
つ場合には、メッセージ信号を送出する。以後、メッセ
ージ処理モジュールおよび網は、以上のメッセージ・A
CK伝送過程を繰り返す。
【0037】メッセージ処理モジュールはメッセージ伝
送が完了すると、切断信号内の理由表示47にメッセー
ジ伝送完了の旨を挿入し、切断信号を着側網および着信
端末に対して送出する。着信端末はメッセージ伝送完了
を認識し、解放信号を着側網およびメッセージ処理モジ
ュールに対して送出する。これにより、メッセージ処理
モジュールと着信端末間のリンクは解放される。
【0038】さらにメッセージ処理モジュールは、メッ
セージ伝送完了を発信端末に通知するために、再度接続
動作を発信端末との間で行い、メッセージ伝送完了を表
すメッセージ信号をメッセージ処理モジュールから発信
端末に対して送出する。発信端末はこれによりメッセー
ジ伝送完了を認識し表示してユーザに通知する。発信端
末はこのメッセージ信号に対するACK信号をメッセー
ジ処理モジュールに対して送出する。メッセージ処理モ
ジュールは、ACK信号を受信した後、切断信号と解放
信号とにより発信端末とのリンクを解放する。
【0039】ここで、起動信号を再送の上限回数まで送
出してもなお応答信号がメッセージ処理モジュールに戻
らない場合には、メッセージ処理モジュールは、接続お
よびメッセージ伝送を断念し、メッセージ処理モジュー
ルから着側網間のリンクを解放する。そしてメッセージ
処理モジュールは発側網に接続し、接続失敗の旨を含む
メッセージを伝送する。
【0040】以上が、本実施例における着信端末無応答
時のメッセージ伝送過程である。この結果から明らかな
ように、従来の技術に比べ、移動メッセージ通信サービ
スの接続において着信端末が無応答の場合、発信端末に
負担をかけず、発信接続動作を続行できる利点がある。
【0041】(第二実施例)上記第一実施例では、起動
信号再送間隔は数十分ないし数時間ごとに行われること
から、着信端末無応答時にはメッセージ伝送には早くと
も、数十分ないし数時間を要することになる。また、第
一実施例では、着信無応答時に自動的にメッセージ処理
モジュールにより、発信動作を続行させることとしてい
た。これに対して即時に伝送しなければ意味のないメッ
セージの発信においては、着信端末無応答時の自動的な
発信接続動作は、システムおよびユーザにとって無駄な
処理となる。本第二実施例は端末の動作を改良して、こ
の状況を考慮した動作例である。つまり、着信端末無応
答の場合、この旨をユーザに対して通知し、切断するか
それともメッセージ処理モジュールに発信動作を続行さ
せて、システムにメッセージ伝送を委託するかをユーザ
に判断させるようにした例である。以下にこの動作を詳
しく説明する。ここで、端末、メッセージ処理モジュー
ル、端末網間信号、網〜メッセージ処理モジュール〜網
間信号の構成、通信シーケンスはそれぞれ図2ないし図
7に示すものと同様である。
【0042】発信端末が発信信号を送信してから、着信
端末無応答を示す応答信号が発信端末に到着するまでの
過程は第一実施例と同様である。
【0043】発信端末は応答信号の終端識別44が、端
末〜MHMを終端とすることを示していることから、着
信端末が無応答であったことを認識し、この旨を表示し
てユーザに通知する。さらに呼を切断するか、それとも
メッセージ伝送が数十分から数時間間遅れることを許容
してシステムにメッセージ伝送を委託するかの選択要求
を表示する。そして切断を選択する場合はオンフック
し、メッセージ伝送の委託を選択する場合は、1〜2ケ
タの指定番号をダイヤルするように表示して、ユーザに
通知する。
【0044】ユーザがオンフックにより切断を選択する
か、一定時間(数十秒〜1分)経過してもユーザから指
定がない場合は、発信端末は理由表示47に発ユーザ拒
否の旨を含む切断信号を発側網およびメッセージ処理モ
ジュールに対して送出する。メッセージ処理モジュール
は呼の切断を認識し解放信号を発側網および発信端末に
対して送信する。これにより発信端末からメッセージ処
理モジュール間のリンクは解放され、呼は切断される。
【0045】ユーザが指定番号をダイアルすることによ
りメッセージ伝送の委託を選択した場合は、発信端末は
メッセージ信号をメッセージ処理モジュールに対して送
信する。これ以降のシステムの動作は第一実施例におい
て発信端末からメッセージ処理モジュールへメッセージ
信号を伝送した後の動作と同様である。
【0046】この結果から明らかなように、従来の技術
に比べ、移動メッセージ通信サービスの接続において、
着信端末が無応答の場合、メッセージ伝送完了を行うた
めに、ユーザが自ら発信動作を幾度も試みなければなら
ないという負担を除いている。さらに第二実施例では、
伝送するメッセージが即時に伝送完了することを必要と
するか、あるいは数時間後に伝送されるのを許容できる
かで、呼を切断するかあるいはシステムに発信接続を委
託するかをユーザが選択できる点の利点がある。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、着信端
末無応答時に、メッセージ処理モジュールがメッセージ
を一時記憶し、以後発信接続動作をメッセージ処理モジ
ュールが試みることにより、発信端末に負担をかけずに
発信継続動作を続行でき、ユーザに利便なメッセージ通
信方式を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における移動メッセージ通信サービスを
実現する網構成例の一例を示す図。
【図2】端末の構成を示す図。
【図3】メッセージ処理モジュールの構成を示す図。
【図4】端末網間信号の構成を示す図。
【図5】網〜メッセージ処理モジュール〜網間信号の構
成を示す図。
【図6】移動メッセージ通信サービスの着信端末応答時
の通信シーケンス図。
【図7】(a)および(b)は移動メッセージ通信サー
ビスの着信端末無応答時の通信シーケンス図。
【符号の説明】
1 メッセージ処理モジュール(MHM) 2、3、4、5 関門交換機 6 移動通信網内交換機 7〜11 端末 20 アンテナ 21 送受分配回路 22 復調回路 23 変調回路 24 送信信号構成回路 25 表示部 26 入力部 27 メモリ 28 制御回路 30 制御回路 31 信号処理回路 32 入出力回路 33 メモリ 34 タイマ 40 信号種別 41 呼番号 42 着番号 43 サービス種別 44、45 終端識別 46 メッセージ部 47 理由表示 48 ルーチング情報 49 信号種別 50 呼番号
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】(第二実施例)上記第一実施例では、起動
信号再送間隔は数十分ないし数時間ごとに行われること
から、着信端末無応答時にはメッセージ伝送には早くと
も、数十分ないし数時間を要することになる。また、第
一実施例では、着信無応答時に自動的にメッセージ処理
モジュールにより、発信動作を続行させることとしてい
た。これに対して即時に伝送しなければ意味のないメッ
セージの発信においては、着信端末無応答時の自動的な
発信接続動作は、システムおよびユーザにとって無駄な
処理となる。本第二実施例は端末の動作を改良して、こ
の状況を考慮した動作例である。つまり、着信端未無応
答の場合、この旨をユーザに対して通知し、切断するか
それともメッセージ処理モジュールに発信動作を続行さ
せて、システムにメッセージ伝送を委託するかをユーザ
に判断させるようにした例である。以下にこの動作を詳
しく説明する。ここで、端末、メッセージ処理モジュー
ル、端宋網間信号、網〜メッセージ処理モジュール〜網
間信号の構成、通信シーケンスはそれぞれ図2ないし図
に示すものと同様である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における移動メッセージ通信サービスを
実現する網構成例の一例を示す図。
【図2】端末の構成を示す図。
【図3】メッセージ処理モジュールの構成を示す図。
【図4】端末網間信号の構成を示す図。
【図5】網〜メッセージ処理モジュール〜網間信号の構
成を示す図。
【図6】移動メッセージ通信サービスの着信端末応答時
の通信シーケンス図。
【図7】移動メッセージ通信サービスの着信端末無応答
時の通信シーケンス図。
【図8】移動メッセージ通信サービスの着信端末無応答
時の通信シーケンス図。
【符号の説明】 1 メッセージ処理モジュール(MHM) 2、3、4、5 関門交換機 6 移動通信網内交換機 7〜11 端末 20 アンテナ 21 送受分配回路 22 復調回路 23 変調回路 24 送信信号構成回路 25 表示部 26 入力部 27 メモリ 28 制御回路 30 制御回路 31 信号処理回路 32 入出力回路 33 メモリ 34 タイマ 40 信号種別 41 呼番号 42 着番号 43 サービス種別 44、45 終端識別 46 メッセージ部 47 理由表示 48 ルーチング情報 49 信号種別 50 呼番号
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図8】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 3/42 J 11/00 303 8627−5K H04Q 7/04 E 7304−5K (72)発明者 梅田 成視 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 貝山明 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ端末が接続された移動通信網お
    よび固定通信網で構成され、 前記移動通信網および固定通信網に発信端末から着信端
    末に対してメッセージを伝送し、着信端末からのメッセ
    ージ到着確認信号を返送してメッセージ通信を行う手段
    を備え、 前記移動通信網および固定通信網は自通信網に接続する
    着信端末に対して着信を通知するための着信信号を送出
    する手段を備え、 前記着信端末はこの着信信号を受信した場合に応答信号
    を送信する手段を備え、 前記移動通信網および固定通信網は、前記着信端末から
    の前記応答信号により伝送すべきメッセージを伝送する
    手段を備えたメッセージ通信方式において、 着信端末に対して着信信号に送信した後一定時間以内に
    前記着信端末から応答信号が返送されない場合に、伝送
    すべきメッセージを記憶する手段と、 所定期間着信を試み、応答信号が前記着信端末から返送
    された時点で前記記憶されたメッセージを前記着信端末
    へ伝送する手段とを備えたメッセージ処理モジュールが
    前記移動通信網または前記固定通信網に設けられたこと
    を特徴とするメッセージ通信方式。
  2. 【請求項2】 着信端末に接続する網が着信信号を送出
    した後一定時間以内に前記着信端末から応答信号が返送
    されない場合に、 発信端末は、前記着信端末が無応答であることを示す情
    報を受信した際に、当該発信端末ユーザに対して呼を切
    断するかあるいはシステムに発信接続を委託するかを求
    める手段を備え、 このユーザの選択により切断を選択した場合は呼を切断
    し、システムに発信接続を委託する場合は前記発信端末
    と前記メッセージ処理モジュール間とを接続する手段を
    前記移動通信網または前記固定通信網に備えた請求項1
    記載のメッセージ通信方式。
JP4049811A 1992-03-06 1992-03-06 メッセージ通信方式 Pending JPH066374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4049811A JPH066374A (ja) 1992-03-06 1992-03-06 メッセージ通信方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4049811A JPH066374A (ja) 1992-03-06 1992-03-06 メッセージ通信方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH066374A true JPH066374A (ja) 1994-01-14

Family

ID=12841512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4049811A Pending JPH066374A (ja) 1992-03-06 1992-03-06 メッセージ通信方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH066374A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008028739A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Toshiba Corp 情報処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008028739A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Toshiba Corp 情報処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5369686A (en) Method and apparatus for secondary-option message delivery through enhanced service message handlers
US5327480A (en) Method and apparatus in a communication system for completing an inbound call
RU2154358C2 (ru) Мобильная телефонная система и способ передачи сообщений между мобильными станциями и центром обслуживания передачи сообщений
KR100600414B1 (ko) 사용자 이동성을 지원하는 멀티미디어 사서함의 서비스제공방법
US6804509B1 (en) Method and system for notifying a caller that a cellular phone destination is available
KR100470134B1 (ko) 전자메일 전송 제어방법 및 메일 서버
CA2189117C (en) Method and apparatus of maintaining an open communications channel between a cellular terminal and an associated cellular radio network
KR100319124B1 (ko) 무선통신망에서의 우선호 제어 시스템 및 방법
JP2930624B2 (ja) Isdn用端末装置
JP2959740B2 (ja) メッセージ通信方式
KR20010028105A (ko) 이동통신망에서의 불완료호 처리 방법
US6219525B1 (en) Access network system capable of reducing call loss probability
JPH066374A (ja) メッセージ通信方式
EP1190559B1 (en) Method and system for notifying a caller that a cellular phone destination is available
JPH0819049A (ja) 自動再呼方式
JP2750923B2 (ja) ネットワーク接続障害回避方式
JPH03289761A (ja) 通信方式自動切替機能付ファクシミリ装置及びその通信方式
JP2000201375A (ja) 個人情報送受信機能付き携帯電話機
JPH07307760A (ja) 通信網
JPS5972853A (ja) フアクシミリ交換方式
KR20020091025A (ko) Gsm/umts에서의 착신불가호에 대한 발신정보 제공 서비스 제공 장치 및 방법
JPH03270355A (ja) ファクシミリ・メール装置における再送処理方式
KR19980083273A (ko) 개인 통신 교환기에서의 메시지 대기 통보 방법
JPH01195794A (ja) 通信システム
JPH10178498A (ja) 通信端末