JPH0663517B2 - 送風装置 - Google Patents
送風装置Info
- Publication number
- JPH0663517B2 JPH0663517B2 JP125287A JP125287A JPH0663517B2 JP H0663517 B2 JPH0663517 B2 JP H0663517B2 JP 125287 A JP125287 A JP 125287A JP 125287 A JP125287 A JP 125287A JP H0663517 B2 JPH0663517 B2 JP H0663517B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- casing
- flow
- plate
- inner diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明、燃焼器のバーナファンなど高圧を必要とする用
途に使われる、遠心羽根車を用いた送風装置に関するも
のである。
途に使われる、遠心羽根車を用いた送風装置に関するも
のである。
従来の技術 従来のこの種の送風装置は、第3図に示すように、第1
の羽根車1と第2の羽根車2を同軸で重ね合わせ、両者
の間に案内羽根3を設けた多段の構成をとっていた。こ
のような構成において、モータ4の駆動力で第1の羽根
車1と第2の羽根車2を回転させると、吸入口5から流
入した空気は、まず、第1の羽根車1によって昇圧さ
れ、高圧になった気流が案内羽根3によって第2の羽根
車2の中心部へ導かれる。流入空気は第2の羽根車2で
再び昇圧され、さらに高圧となり、吐出口6から送り出
される。
の羽根車1と第2の羽根車2を同軸で重ね合わせ、両者
の間に案内羽根3を設けた多段の構成をとっていた。こ
のような構成において、モータ4の駆動力で第1の羽根
車1と第2の羽根車2を回転させると、吸入口5から流
入した空気は、まず、第1の羽根車1によって昇圧さ
れ、高圧になった気流が案内羽根3によって第2の羽根
車2の中心部へ導かれる。流入空気は第2の羽根車2で
再び昇圧され、さらに高圧となり、吐出口6から送り出
される。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記の構成では、同軸上に羽根車を重ねる
ために、複数個の羽根車が必要になり、かつ、送風機の
軸方向の厚さも大きくなる。さらに羽根車を回転させる
モータ軸が長くなるため、片持ちの回転軸では振動が大
きくなるという問題点を有していた。
ために、複数個の羽根車が必要になり、かつ、送風機の
軸方向の厚さも大きくなる。さらに羽根車を回転させる
モータ軸が長くなるため、片持ちの回転軸では振動が大
きくなるという問題点を有していた。
本発明はかかる従来の問題点を解消するもので、単段構
成の送風装置で十分な高圧を得ることを目的とする。
成の送風装置で十分な高圧を得ることを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明の送風装置は、主
板と副板の間に複数の羽根を有する羽根車と、前記羽根
車を収納し、羽根車から吐出された流れを一方向へ導く
ケーシングと、前記羽根車と駆動するモータを備え、前
記ケーシングの羽根車副板と対向する面に設けられた吸
入口を羽根車の内経よりも小さくするとともに、前記羽
根車の福板と対向より前記ケーシングの内面に複数の案
内羽根を設け、前記案内羽根の内周端は羽根車の内経よ
りも内側に、外周端は羽根車の外経よりも外側に位置す
るように形成した構成をとっている。
板と副板の間に複数の羽根を有する羽根車と、前記羽根
車を収納し、羽根車から吐出された流れを一方向へ導く
ケーシングと、前記羽根車と駆動するモータを備え、前
記ケーシングの羽根車副板と対向する面に設けられた吸
入口を羽根車の内経よりも小さくするとともに、前記羽
根車の福板と対向より前記ケーシングの内面に複数の案
内羽根を設け、前記案内羽根の内周端は羽根車の内経よ
りも内側に、外周端は羽根車の外経よりも外側に位置す
るように形成した構成をとっている。
作 用 本発明は上記した構成によって、羽根車で昇圧され、ケ
ーシング内を流れる吐出空気の一部が、ケーシングのデ
ィフューザ部へ張り出した案内羽根に沿って、羽根車副
板とケーシングの間を通り、羽根車の中央部へ導かれ
る。羽根車の中央部ではケーシングの吸気口から流入す
る外部の流れと、案内羽根に沿って流れてきた循環流が
合流し、再び羽根車を通過する流れとなる。ここで、吸
入口の口経を羽根車の内経より小さくし、かつ、案内羽
根の内周端が羽根車内経よりも内側へ位置するように構
成しているため、循環流は外部からの流れと衝突するこ
となく羽根車へ再流入することができ、また、案内羽根
の内周端部分を循環流れに対する前置静翼として活用す
ることによって、効率の良い循環流れを実現することが
できる。
ーシング内を流れる吐出空気の一部が、ケーシングのデ
ィフューザ部へ張り出した案内羽根に沿って、羽根車副
板とケーシングの間を通り、羽根車の中央部へ導かれ
る。羽根車の中央部ではケーシングの吸気口から流入す
る外部の流れと、案内羽根に沿って流れてきた循環流が
合流し、再び羽根車を通過する流れとなる。ここで、吸
入口の口経を羽根車の内経より小さくし、かつ、案内羽
根の内周端が羽根車内経よりも内側へ位置するように構
成しているため、循環流は外部からの流れと衝突するこ
となく羽根車へ再流入することができ、また、案内羽根
の内周端部分を循環流れに対する前置静翼として活用す
ることによって、効率の良い循環流れを実現することが
できる。
以上のように、ケーシング内で羽根車を反復通過する流
れを効率良く生じさせることによって、多段と同様の効
果を生み出し、高い吐出圧を得ることができる。
れを効率良く生じさせることによって、多段と同様の効
果を生み出し、高い吐出圧を得ることができる。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第1図、第2図において、11は羽根車、12はケーシ
ング、13は案内羽根で、この案内羽根13の内周端14は羽
根車11の内経よりも内側に、外周端15は外経よりも外側
に位置するように、ケーシング12の内面に固定されてい
る。また、ケーシング12に設けられた吸入口16は羽根車
11の内経よりも小さく形成されている。羽根車11は主板
17と副板18の間に複数の羽根19を設けた構造で、モータ
20の回転軸に取付けられている。
る。第1図、第2図において、11は羽根車、12はケーシ
ング、13は案内羽根で、この案内羽根13の内周端14は羽
根車11の内経よりも内側に、外周端15は外経よりも外側
に位置するように、ケーシング12の内面に固定されてい
る。また、ケーシング12に設けられた吸入口16は羽根車
11の内経よりも小さく形成されている。羽根車11は主板
17と副板18の間に複数の羽根19を設けた構造で、モータ
20の回転軸に取付けられている。
上記の構成において、羽根車11を回転させると、ケーシ
ング12の吸気口16より流入した空気は羽根車11の作用で
昇圧されてケーシング12内に吐出される。ケーシング内
を流れる空気の一部は、矢印Aで示したように、案内羽
根13に沿って流れ、羽根車11とケーシング12の間を通っ
て中央部へ導かれる。この循環流れは、羽根車11の内経
位置において矢印Bで示したように再び羽根車11へ流入
する。
ング12の吸気口16より流入した空気は羽根車11の作用で
昇圧されてケーシング12内に吐出される。ケーシング内
を流れる空気の一部は、矢印Aで示したように、案内羽
根13に沿って流れ、羽根車11とケーシング12の間を通っ
て中央部へ導かれる。この循環流れは、羽根車11の内経
位置において矢印Bで示したように再び羽根車11へ流入
する。
一方、外部から流入する流れは、ケーシング12の吸入口
16が羽根車11の内経よりも小さく設定されているため、
矢印Cで示したように、前述の循環流れと衝突すること
なく、羽根車11へ流入することができる。
16が羽根車11の内経よりも小さく設定されているため、
矢印Cで示したように、前述の循環流れと衝突すること
なく、羽根車11へ流入することができる。
このように、羽根車からの吐出流の一部が繰返し羽根車
を通過する循環流が効率良く形成されるため、単段構成
で多段と同様の効果を生じ、高圧を得ることができる。
を通過する循環流が効率良く形成されるため、単段構成
で多段と同様の効果を生じ、高圧を得ることができる。
発明の効果 以上のように本発明の送風装置によれば、羽根車副板と
ケーシングの間に案内羽根を設けてあるため、羽根車か
らの吐出流れの一部がこの案内羽根によって中央部へ導
かれ、再び羽根を通過する循環流が生じる。また、ケー
シングの吸入口を羽根車内経よりも小さくし、かつ、案
内羽根の内周端を羽根車内経より内側に、外周端を外経
より外側に位置させてあることにより、吐出流の一部を
スムーズに羽根車中央部へ導き、外部からの流入流れと
衝突させることなく、効率良く循環流を形成することが
できる。したがって、流れの一部が羽根車を反復通過す
ることによって、単段構成の薄形という利点を生かしな
がら、多段構成と同様の高圧を得られるという効果があ
る。
ケーシングの間に案内羽根を設けてあるため、羽根車か
らの吐出流れの一部がこの案内羽根によって中央部へ導
かれ、再び羽根を通過する循環流が生じる。また、ケー
シングの吸入口を羽根車内経よりも小さくし、かつ、案
内羽根の内周端を羽根車内経より内側に、外周端を外経
より外側に位置させてあることにより、吐出流の一部を
スムーズに羽根車中央部へ導き、外部からの流入流れと
衝突させることなく、効率良く循環流を形成することが
できる。したがって、流れの一部が羽根車を反復通過す
ることによって、単段構成の薄形という利点を生かしな
がら、多段構成と同様の高圧を得られるという効果があ
る。
第1図は本発明の一実施例における送風装置の断面図、
第2図は第1図のa−a線断面図、第3図は従来の送風
装置の断面図である。 11…羽根車、12……ケーシング、13……案内羽根、14…
…内周端、15……外周端、16……吸入口、17……主板、
18……副板、19……羽根、20……モータ。
第2図は第1図のa−a線断面図、第3図は従来の送風
装置の断面図である。 11…羽根車、12……ケーシング、13……案内羽根、14…
…内周端、15……外周端、16……吸入口、17……主板、
18……副板、19……羽根、20……モータ。
Claims (1)
- 【請求項1】主板と副板の間に複数の羽根を有する羽根
車と、前記羽根車を収納し、羽根車から吐出された流れ
を一方向へ導くケーシングと、前記羽根車を駆動するモ
ータを備え、前記ケーシングの羽根車副板と対向する面
に設けられた吸入口を羽根車の内経よりも小さくすると
ともに、前記羽根車の副板と対向する前記ケーシングの
内面に複数の案内羽根を設け、前記案内羽根の内周端は
羽根車の内経よりも内側に、外周端は羽根車の外経より
も外側に位置させた送風装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP125287A JPH0663517B2 (ja) | 1987-01-07 | 1987-01-07 | 送風装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP125287A JPH0663517B2 (ja) | 1987-01-07 | 1987-01-07 | 送風装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63170595A JPS63170595A (ja) | 1988-07-14 |
JPH0663517B2 true JPH0663517B2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=11496260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP125287A Expired - Lifetime JPH0663517B2 (ja) | 1987-01-07 | 1987-01-07 | 送風装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0663517B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NZ589602A (en) | 2006-05-24 | 2012-02-24 | Resmed Motor Technologies Inc | Low noise blower for CPAP devices with a shield to isolate the stator vane from the impeller pressure pulse |
-
1987
- 1987-01-07 JP JP125287A patent/JPH0663517B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63170595A (ja) | 1988-07-14 |
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