JPH0663516U - 自動給油装置付きチェーン - Google Patents

自動給油装置付きチェーン

Info

Publication number
JPH0663516U
JPH0663516U JP554993U JP554993U JPH0663516U JP H0663516 U JPH0663516 U JP H0663516U JP 554993 U JP554993 U JP 554993U JP 554993 U JP554993 U JP 554993U JP H0663516 U JPH0663516 U JP H0663516U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricant
chain
pin member
piston
storage chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP554993U
Other languages
English (en)
Inventor
隆夫 舘沢
勲 宮沢
信太郎 島村
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP554993U priority Critical patent/JPH0663516U/ja
Publication of JPH0663516U publication Critical patent/JPH0663516U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chain Conveyers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 潤滑材を連続かつ安定して供給することを可
能にし、チェーンの長寿命化を達成することを可能とす
る。 【構成】 リンクプレート22,23を互いに連結する
ピン部材25内に、ピン部材の一端側から摺動部を潤滑
すべく注入される潤滑材を貯留するチェーン21におい
て、上記ピン部材25内に上記注入側に向けてピン軸方
向に移動自在に設けられ上記潤滑材を貯留する貯留室3
1の一側部を区画するピストン32と、上記貯留室31
内に貯留される潤滑材を上記摺動部に押し出すべく上記
ピストン32を注入側に付勢するバネとから構成したこ
とを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動給油装置付きチェーンに係り、特にチェーンの各摺動部を自動給 油するための自動給油装置付きチェーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バラ物を荷役するアンローダ等の荷役装置においては図3に示す如き大荷重用 のチェーンが採用されている。
【0003】 図示するように、このチェーン1は一対の外側リンクプレート2,2と一対の 内側リンクプレート3,3とを有し、リンクプレート2,2および3,3にはこ れらを連結するピン部材4が挿通されている。このピン部材4の外周部にはスリ ーブ5が設けられ、スリーブ5の外周部にはブッシュ6が設けられている。ピン 部材4の一端側には軸方向に延長されてバケット等を取り付けるための取付け部 7が形成されている。
【0004】 ピン部材4内にはチェーン1の各摺動部を潤滑するためのグリース等の潤滑材 を貯留する貯留孔8が軸方向に沿って形成され、この貯留孔8は一端部が閉塞さ れ他端開口部が潤滑材を注入するための潤滑材補充用ニップル9で閉じられてい る。貯留孔8内に注入され貯留された潤滑材はピン部材4に形成された潤滑材孔 11を介してピン部材4とこれを覆うスリーブ5との間の摺動部に供給されるよ うになっている。なお、内側リンクプレート2,2と外側リンクプレート3,3 との間にはスリーブ5を覆うようにシール材12が設けれている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、貯留孔8内の潤滑材は潤滑材補充用ニップル9からポンプを介して 押し込まれて貯留されているに過ぎない。このため、貯留孔8内の圧力が低下す ると、摺動部への供給量が不足し、チェーン1を短命化させる問題がある。また 、運転時においてはピン部材4等が温度上昇して潤滑材を膨脹させるため、潤滑 材が過剰に押し出され、潤滑材の供給量が不安定になる問題がある。
【0006】 本考案は上記問題点を有効に解決すべく創案されたものである。
【0007】 本考案は潤滑材を連続かつ安定して供給することのできる自動給油装置付きチ ェーンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案はリンクプレートを互いに連結するピン部材内に、ピン部材の一端側か ら摺動部を潤滑すべく注入される潤滑材を貯留するチェーンにおいて、上記ピン 部材内に上記注入側に向けてピン軸方向に移動自在に設けられ上記潤滑材を貯留 する貯留室の一側部を区画するピストンと、上記貯留室内に貯留される潤滑材を 上記摺動部に押し出すべく上記ピストンをピン軸方向に付勢するバネとから構成 したものである。
【0009】
【作用】
このように貯留室内の一側部を区画するピストンがピン軸方向に付勢されるた め、その付勢力により潤滑材が押し出され、潤滑材を連続的に摺動部に供給でき る。また、運転時に潤滑材が膨脹してもピストンを後方に移動させることになる ため、過剰な供給を防止でき、潤滑材を安定供給できる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
【0011】 図2に示すように、バラ物を取り扱う連続式アンローダ等においては大荷重用 のチェーン21が採用されており、このチェーン21の一対の外側リンクプレー ト22,22と一対の内側リンクプレート23,23とにはこれらを連結するた めのピン部材24,25が挿通されており、一方のピン部材25にはバケットを 取り付けるために軸方向に所定長さ延長された取付部25aが形成されている。
【0012】 これらピン部材24,25は同様な構成を有するので、このうちの一方のピン 部材25について説明すると、このピン部材25の外周部にはスリーブ26が設 けられ、スリーブ26の外周部にはブッシュ27が設けられている。
【0013】 特に、ピン部材25内にはチェーン21の各摺動部を潤滑すべくグリース等の 潤滑材を貯留する貯留室31の一側部を区画するピストン32がピン軸方向に沿 って移動自在に設けられる。すなわち、図1に示すように、ピン部材25内には 外周部にOリング33を有するピストン32の移動を案内する通孔34が形成さ れ、この通孔34内に区画形成される貯留室31は一側部がピストン32で区画 され他側部がピン部材25の他端部から潤滑材を注入するための潤滑材補充用ニ ップル35およびカバー部材36で閉じられるようになっている。この貯留室3 1内の潤滑材をチェーン21の各摺動部に給油するために、ピン部材25には貯 留室31内に開口される潤滑材孔37が形成されると共に、図2に示すように、 スリーブ26にも潤滑材孔38が形成されている。
【0014】 また、ピン部材25には図1に示すように通孔34を縮径する縮径部39が形 成され、この縮径部39はピストン32から延出されるロッド41を挿通させて ピストン32をピン軸方向に案内するようになっている。この縮径部39とピス トン32との間に形成されるロッド室42にはバネ43が収容され、このバネ4 3はピストン32を注入側となる潤滑材補充用ニップル35側に付勢するように なっている。縮径部39の他端部にはフィルタ44が取り付けられ、このフィル タ44は縮径部39の開口部を拡径する段部45に収容されている。
【0015】 なお、図2に示すように、外側リンクプレート22,22と内側リンクプレー ト23,23との間にはスリーブ26の外周部にシール材46が設けられると共 にブッシュ27と内側リンクプレート23との間にもスリーブ26の外周部にシ ール材47が設けられている。
【0016】 次に上記実施例の作用を述べる。
【0017】 図1に示すように、貯留室31に潤滑材を貯留すべく潤滑材補充ニップル35 からポンプ等を介して貯留室31内に潤滑材が注入され、潤滑材はピストン32 を付勢するバネ力に逆らって押し込まれるため、ピストン32を図中Aの位置ま で後退させて貯留室31の容積を拡大させることになる。したがって、注入され た潤滑材にはバネ力が作用しているため、潤滑材はピン部材25に形成された潤 滑材孔37を介して連続して各摺動部に押し出されることになる。図示例のよう にスプリング43によるピストン32の最大ストロークを潤滑材孔37の近傍位 置Bに設定すると、その移動ストローク分の潤滑材を押し出すことができるため 、十分な潤滑材の供給量が確保できる。
【0018】 また、運転時においては潤滑材が膨脹してもその膨脹によりピストン32を縮 径部39側に後退させることになる。そのため、潤滑材が過剰に供給されること を防止できる。
【0019】 なお、ピストン32が縮径部39側に後退したときはロッド室42内の空気が 圧縮されてフィルタ44を通過するため、フィルタ44内の粉塵などを外部に押 し出すことになる。このため、フィルタ44の目詰まりを防止できる。他方、給 油時等、ピストン32が潤滑材孔37側に移動しても外部の粉塵はフィルタ44 に捕捉されるので、粉塵が縮径部39を含む通孔34内に侵入することを防止で きる。
【0020】 このように本考案においては貯留室31内の一側部を区画するピストン32が ピン軸方向に付勢されるため、その付勢力により潤滑材が常に押し出され、潤滑 材を連続的に摺動部に供給できる。また、潤滑材が膨脹するとピストン32を後 方に移動させるため、潤滑材を安定供給できる。したがって、チェーン21の長 寿命化を達成できる。
【0021】
【考案の効果】
以上要するに本考案によれば、貯留室内の一側部を区画するピストンがピン軸 方向に付勢されるため、潤滑材を安定かつ連続的に摺動部に供給でき、チェーン の長寿命化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のチェーンのピン部材を示す断面図であ
る。
【図2】本考案のチェーンを示す断面図である。
【図3】従来のチェーンを示す断面図である。
【符号の説明】
21 チェーン 22 外側リンクプレート 23 内側リンクプレート 25 ピン部材 31 貯留室 43 バネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リンクプレートを互いに連結するピン部
    材内に、ピン部材の一端側から摺動部を潤滑すべく注入
    される潤滑材を貯留するチェーンにおいて、上記ピン部
    材内に上記注入側に向けてピン軸方向に移動自在に設け
    られ上記潤滑材を貯留する貯留室の一側部を区画するピ
    ストンと、上記貯留室内に貯留される潤滑材を上記摺動
    部に押し出すべく上記ピストンをピン軸方向に付勢する
    バネとを備えたことを特徴とする自動給油装置付きチェ
    ーン。
JP554993U 1993-02-19 1993-02-19 自動給油装置付きチェーン Pending JPH0663516U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP554993U JPH0663516U (ja) 1993-02-19 1993-02-19 自動給油装置付きチェーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP554993U JPH0663516U (ja) 1993-02-19 1993-02-19 自動給油装置付きチェーン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0663516U true JPH0663516U (ja) 1994-09-09

Family

ID=11614278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP554993U Pending JPH0663516U (ja) 1993-02-19 1993-02-19 自動給油装置付きチェーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0663516U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010084899A (ja) * 2008-10-01 2010-04-15 Tsubakimoto Chain Co 自動給油チェーン

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010084899A (ja) * 2008-10-01 2010-04-15 Tsubakimoto Chain Co 自動給油チェーン
JP4700092B2 (ja) * 2008-10-01 2011-06-15 株式会社椿本チエイン 自動給油チェーン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11413734B2 (en) Working cylinder for power tool with piston lubricating system
US4985009A (en) Tensioning device for chain or belt drives
US4516468A (en) Double acting telescopic cylinder construction
US2886215A (en) Lubricant gun
JPH0663516U (ja) 自動給油装置付きチェーン
US6681682B2 (en) Hydraulic cylinder
GB2241180A (en) Automatic retractable fluid delivery valve
EP0997662A1 (en) Gas spring filler valve
NL1007879C2 (nl) Smeerinrichting voor het smeren van de profielbuizen van een telescoop-as.
EP1270958A1 (en) Hydraulic cylinder
US1981508A (en) Grease discharge device
KR100323655B1 (ko) 경편기용으로 적합한 2개의 구조적 요소들 사이의 조인트베어링
JP6986415B2 (ja) 自動給脂装置ならびに液圧式打撃装置
US20160025220A1 (en) Actuation Rod Lubrication System And Method
US10668901B2 (en) Service jack system
CN217051400U (zh) 一种臂架润滑机构及高空作业车
US20220371167A1 (en) Working cylinder for power tool with piston lubricating system
CN209165011U (zh) 一种注油分配器
JPH0514624U (ja) プロペラシヤフト
CN109015348B (zh) 一种一体成型回油孔免加工导向器
JP2000145860A (ja) ガススプリング
US3489246A (en) Automatic lubricator for air starters
US11391306B2 (en) Linear actuator
US2495871A (en) Fluid sealing device
US1710719A (en) Lubricant compressor