JPH0663077U

JPH0663077U - スキー用手袋

Info

Publication number: JPH0663077U
Application number: JP1032193U
Authority: JP
Inventors: 英雄土田
Original assignee: 株式会社カワセ
Priority date: 1993-02-16
Filing date: 1993-02-16
Publication date: 1994-09-06

Abstract

(57)【要約】【目的】スキー場でのリフト利用に際してのリフト搭乗
管理をなすリフト券の携帯並びに機器読み取りを容易に
する。【構成】スキー手袋の適宜位置に、その表面を透明部材
で形成した扁平収納形態のポケット５を設け、当該ポケ
ット５にリフト券Ａを収納する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、スキーを行う際に使用するスキー手袋に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

スキー手袋は周知の通り防寒用に形成されており、手首より腕側は少しフレア状に広げ、手首部分に止着バンドを設けたり、収縮ゴムを内装したり、或は締め付け用舌片等を設けたりした手首部分の締め付け構造を付加して手袋の抜け止めをなしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、スキー場でのリフト利用に際しての料金は、一般に予めリフト券を購入して、搭乗の際に当該リフト券を係員に見せたり、或は所定の機械に投入したりしている。

【０００４】このリフト券の携帯はスキーヤー各自が行うもので、多数利用されているのは、表面側が透明板で形成されたリフト券収納部にゴムバンドを連結した器具で、この器具にリフト券を収納した状態で腕に装着してスキーを楽しみ、リフト搭乗時に係員に提示したり、機器に読ませたりしているものである。

【０００５】また前記のリフト券は、１日券、２日券、回数券等の種類があり、また同一スキー場でもリフトの経営母体が異なる場合等がある。この様なスキー場ではリフト搭乗時のチェックの簡易化や、各運営母体に対する売り上げ配分の適正化の要望があり、而もスキー場全体では同一基準のリフト券が使用できる必要がある。

【０００６】このような要望に対しての一つの解決手段として、ＩＣカード化したり、バーコードを記載したような共通リフト券の採用と共に、リフト券の光学的機械読み取りによる搭乗時管理並びデータ管理が提案されている。

【０００７】前記のようなリフト券の光学的機械読み取りシステムを採用した場合、従来使用されているリフト券携帯器具の場合、固定された読み取り機器にリフト券収納状態即ち携帯状態のまま読み取らせるには不便である。例えば腕に装着しているとするならば、腕をその機器に近接させなければならなく、機器の位置によっては不都合な姿勢を強いられる場合がある。そこで本考案は、リフト券の装着できる手袋を提案し、リフト券の読み取りを容易にしたものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案に係るスキー手袋は、手袋の適宜位置にその表面を透明部材で形成した扁平収納形態のポケットを設けてなることを特徴とするものである。また特に前記の手袋に於いて、手袋の締め付け装着用の舌片の表面にポケットを形成したことを特徴とするものである。

【０００９】

【作用】

手袋のポケットにリフト券を収納しておくと、光学的読み取り機器に対して容易に手袋をしたまま手を単に近接させるだけで所定の読み取りがなされる。また特に舌片にポケットを形成することは、他の箇所への形成に比して容易である。

【００１０】

【実施例】

次に本考案の実施例について説明する。本考案の実施例に係るスキー手袋は、その手袋本体は従前のスキー手袋と同様に指収納部１と、手の甲部分収納部２と、末広がり状の手首収納部３を防寒構造で形成し、手首収納部３に締め付け機構４を設けたものである。

【００１１】締め付け機構４は手首収納部３の一部に形成した折り込み部３１と、折り込み部３１の外方に折り込み保持をなす舌片４１と、舌片４１の裏面と舌片裏面の対応面に設けた舌片４１の止着をなす鉤止布（商標「マジックテープ」と称せられている）４２からなる。

【００１２】また本考案は、前記の舌片４１の表面側に透明フィルムで形成したポケット５を設けたもので、ポケット５には蓋５１と、蓋５１の掛止部５２を具備せしめてなるものである。

【００１３】而してポケット５にリフト券Ａを収納し、収納状態のままスキーに興ずるもので、リフトへの搭乗の際にポケット部分を光学的読み取り機器に近接させて、所定のデータを読み取らせてリフトの搭乗管理を行うものである。またリフトの搭乗管理に光学的読み取り機器を採用していない場合でも、前記ポケット５はリフト券の収納に使用出来るものである。

【００１４】尚本考案は前記実施例に限定されるものではなく、ポケットの形成位置は必ずしも前記舌片とせずに甲収納部分２やその他の箇所でも良く、またポケットは左右何れの手袋でも或は両方の手袋に形成しても良いものである。

【００１５】

【考案の効果】

以上のように本考案はスキー手袋にリフト券収納用のポケットを形成したもので、リフト搭乗管理の機械処理に便利なものとしたものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の全体斜視図。

【図２】同正面図。

【符号の説明】

１指収納部２甲部分収納部３手首収納部４止着機構４１舌片５ポケット

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】手袋の適宜位置に、その表面を透明部材
で形成した扁平収納形態のポケットを設けてなることを
特徴とするスキー用手袋。
【請求項２】請求項第１項記載の手袋に於いて、手袋
の締め付け装着用の舌片の表面に、ポケットを形成した
ことを特徴とするスキー用手袋。