JPH066290A - 移動通信多元チャネル割付制御方法 - Google Patents

移動通信多元チャネル割付制御方法

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JPH066290A
JPH066290A JP5526992A JP5526992A JPH066290A JP H066290 A JPH066290 A JP H066290A JP 5526992 A JP5526992 A JP 5526992A JP 5526992 A JP5526992 A JP 5526992A JP H066290 A JPH066290 A JP H066290A
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真琴 神代
Shuji Yasuda
周二 安田
Masami Yabusaki
正実 薮崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 TDMAチャネル構成を用い、伝送速度の異
なる多種の呼が混在する無線通信システムにおいて、伝
送速度の異なる多種の呼に効率的にチャネルを割り付け
ることにある。 【構成】 複数の移動機と基地局が存在し、移動機と基
地局間の無線通信に用いられるTDMA無線チャネルを
具備し、伝送速度の異なる多種の呼に対して所要の伝送
速度のチャネルを割り当てる移動通信多元チャネル割付
方法において、基地局にTDMAフレーム内のタイムス
ロットの使用状況を管理する機能と、所要の伝送速度の
空きチャネルを確保するために、他のタイムスロットへ
チャネル再割付すべき通信中の呼を選択する機能と、こ
の通信中の呼を他のスロットへ再割付する機能を持たせ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送速度の異なる多種
の呼が混在する無線通信システムにおいて、伝送速度の
異なる多種の呼に効率的にチャネル割り付けする方法に
関する。
【0002】
【従来技術】図4に従来技術による多元回線割付の処理
フローを示す。また図2に従来技術および本発明の対象
とする無線通信システムのTDMAフレーム構成の例を
示す。ここでは、例としてTDMAフレームは3つのタ
イムスロット(タイムスロット番号TS1〜TS3)か
ら成るサブフレーム2個で構成され、伝送速度の異なる
2種類の呼が存在するとし、高伝送速度で2つのタイム
スロットを占有する呼をフルレート呼と称し、低伝送速
度で1つのタイムスロットを占有する呼をハーフレート
呼と称する。このような伝送速度の異なる2種類の呼が
存在する典型例としては、2種類の音声符号化方法を混
在使用するシステムがある。例えば16kb/sで符号
化した信号と8kb/sで符号化した信号が混在して使
用されるもので、前者をフルレート呼、後者をハーフレ
ート呼という。図2においてTS1〜TS3はタイムス
ロット番号、f1〜fLは周波数番号を示す。また1は
TDMAフレーム、2はサブフレームを示しており、1
つのTDMAフレームは2つのサブフレームから構成さ
れ、1サブフレームは3つのタイムスロットで構成され
る例である。また、3はフルレート呼の割り付けられた
スロット、4はある加入者からのハーフレート呼の割り
付けられたスロット、5は別の加入者からのハーフレー
ト呼が割り付けられたスロット、6は空きスロットを示
しており、フルレート呼およびハーフレート呼の割付方
法としては、前者は同一周波数番号、同一タイムスロッ
ト番号上の2スロットを割り付け、後者は任意の1スロ
ットを割り付ける。
【0003】図2のように既にチャネルが使用されてい
る場合に、さらに新たなフルレート呼が発生した場合
に、その呼にチャネルを割り付ける方法について説明す
ると、同一周波数番号内の隣り合ったサブフレーム内同
一タイムスロットに空きスロットがある場合、例えば周
波数番号f1上のサブフレーム1およびサブフレーム2
内のタイムスロット番号TS3が空いている場合にチャ
ネル割り付けを行う。もし、どの周波数についても隣接
する2つのサブフレームの同一タイムスロット番号のス
ロットに空きがない場合にはチャネル割り付けを行わず
に呼損とする。
【0004】なお本明細書では、一般的に呼にチャネル
を割り付けるという概念を「チャネル割り付け」と称
し、ある周波数のスロットを物理的に割り付けることを
「スロット割り付け」と称するが、その意味はほぼ同じ
と考えてもよい。基地局における従来のチャネル割り付
け制御手順を図4に示す。S1は入力呼がフルレート呼
かハーフレート呼かを識別する工程である。通信信号に
は符号化音声の他に、それがフルレート呼かハーフレー
ト呼かを指示する制御ビットが付加されているから、そ
れを検出することにより上記の識別が可能である。もし
フルレート呼なら工程S11に移行し、ハーフレート呼
ならS21に移行する。S11は基地局に割り当てられ
ている全周波数について、各々の周波数内で2スロット
以上の空きスロットがあるか否かを検出する工程であ
る。もし空きがなければ呼損とし、空きがあればそれら
の空きスロットのうち同一タイムスロット番号のスロッ
トが2つ連続して空いているところがあるか否かを調べ
る(工程S12)。もし空きがあればチャネルを割り付
け(工程S13)、空きがなければ呼損になる。
【0005】また入力呼がハーフレート呼の場合は、工
程S21で1スロットの空きがあるか否かを調べ、空き
があればチャネル割り付けを行う(工程S22)。また
上記のチャネル割付方法を実現するために必要な基地局
の構成図を図3に示す。11は基地局内の中央制御装
置、12はチャネル空塞管理テーブル、13はチャネル
割付装置を表している。移動機より新たにフルレート呼
が発生した場合、基地局では中央制御装置11によりチ
ャネル空塞管理テーブル12を参照して上記の手順でチ
ャネル割り付けを行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
チャネル割付法では、フルレート呼とハーフレート呼が
混在した場合、例えば図2において、フルレート呼はサ
ブフレーム1のタイムスロットTS1とサブフレーム2
のタイムスロットTS1に割り付けられており、2つの
独立なハーフレート呼がサブフレーム1のタイムスロッ
トTS2とサブフレーム2のタイムスロットTS3に割
り付けられている場合には、この周波数のTDMAフレ
ームは、TS2あるいはTS3はハーフレート呼に占有
されてきるため、新たなフルレート呼を割り付けること
はできないという欠点があった。
【0007】本発明は上述したような、チャネル割当時
に空きタイムスロットがあるにもかかわらず、フルレー
ト呼を新たに割り付けできないという従来の課題を解決
することのできるチャネル割付方法を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は基地局にTDM
Aフレーム内のタイムスロットの使用状況を管理する手
段と、所要の伝送速度の空きチャネルを確保するため
に、他のタイムスロットへ再割付すべき通信中の呼を選
択する再割付チャネル選定手段と、該通信中の呼を他の
スロットへ再割付するチャネル再割付手段を設け、新し
く発生したフルレート呼へのチャネルの割付要求があっ
た場合、基地局では割り当てられた各々の周波数につい
て空きスロットを検索し、新しく発生したフルレート呼
に必要な伝送速度のスロットを割り付け出来ない場合は
再割り付けすべき通信中のハーフレート呼を選定して再
割付先の空きスロットへこの通信中ハーフレート呼を割
り付け、新しく発生したフルレート呼に所要の伝送速度
のスロットを割り付けることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明は、基地局において新たなフルレート呼
が発生した場合に、通信用チャネルの割り付けの妨げに
ならないように、他のタイムスロットへチャネル再割付
すべき通信中ハーフレート呼を選定して他のスロットへ
再割付するため、伝送速度の異なる呼を効率よく割り付
けることができるという利点を有する。
【0010】
【実施例】図1に本発明の多元回線割付の処理フローを
示す。ここでは、例として図2に記載したスロット構
成、すなわちTDMAフレームは3つのタイムスロット
から成るサブフレーム2個で構成され、伝送速度の異な
る2種類の呼が存在する場合を例にとる。ここでも、高
伝送速度で2つのタイムスロットを占有する呼をフルレ
ート呼と称し、低伝送速度で1つのタイムスロットを占
有する呼をハーフレート呼と称する。本発明のポイント
を簡単に説明すると、図2のようにスロットが使用され
ている状態で、新たなフルレート呼が発生した場合に、
サブフレーム1のタイムスロット2(TS2)を専有し
ているハーフレート呼を、タイムスロット3(TS3)
にスロット切替して、TS2に2つの連続した空きスロ
ットを作り、そこに新たなフルレート呼を割り付けるこ
とを特徴とする。もちろん図2で、サブフレーム2のタ
イムスロット3(TS3)に割り付けられていたハーフ
レート呼をTS2にスロット切替して、空いたTS3を
用いるようにしてもよい。この際もちろん、ハーフレー
ト呼のスロット切替は同一周波数上の他スロットに限ら
れず、異なる周波数上のスロットに切り替えるようにし
てもよい。
【0011】図5は本発明に敵する基地局の構成図であ
り、図3に示した従来の基地局に、新たに発生したフル
レート呼の割付の妨げになっているハーフレート呼を選
定する再割付チャネル選定装置15と、再割付候補とな
ったハーフレート呼を他のタイムスロットに割り付ける
チャネル再割付装置16を追加したものである。図1に
基づいてさらに詳細に説明する。工程S11〜S13、
S21、S22は従来と同一であるので説明を省略す
る。S14以降が本発明の特徴である。まず、新たにフ
ルレート呼が発生した場合、基地局においてチャネル空
塞管理テーブル12で2つ以上の空きスロットがあり、
かつ全てのTDMAフレーム内の隣合うサブフレーム内
の同一タイムスロット番号のスロットのうち少なくとも
一方がハーフレート呼で占有されていると判定すると、
再割付チャネル選定装置15によりそのうちのいずれか
の通信中のハーフレート呼を選定する(工程S14)。
次に、再びチャネル空塞管理テーブル12で他のTDM
Aフレーム内の空きスロットを再選定し、チャネル再割
付装置16により選定された通信中のタイムスロット呼
を再割付先スロットへ割り付ける。この割り付けはもち
ろん異なる周波数のスロットに割り付けてもよい(工程
S15)。そして、発生したフルレート呼を上述したT
DMAフレーム内の隣合うサブフレーム内の同一タイム
スロット番号のスロットへ割り付ける(工程S16)。
また、もちろん本発明は伝送速度のさらに異なる多種の
呼が混在する場合も同様に適用できる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、フルレート呼の呼損率
を低下させ、周波数利用効率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチャネル割付処理フローである。
【図2】本発明の前提となる TDMAフレーム構成の
一例である。
【図3】従来の基地局構成図である。
【図4】従来のチャネル割付処理フローである。
【図5】本発明の基地局構成図である。
【符号の説明】
1 TDMAフレーム 2 サブフレーム 3 スロット割当されたフルレート呼 4 スロット割当されたハーフレート呼 6 空きスロット 14 中央制御装置 15 再割付チャネル選定装置 16 チャネル再割付装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 薮崎 正実 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動機と基地局が存在し、この移
    動機と前記基地局間の無線通信に用いられるTDMA無
    線チャネルを具備し、 このTDMA無線チャネルの一つのTDMAフレームは
    複数のサブフレームに分割され、所要の数の前記サブフ
    レーム内の同一タイムスロットから一つの通信に割り当
    てるチャネルが構成され、 伝送速度の異なる多種の呼に対して所要の伝送速度のチ
    ャネルを割り当てる移動通信多元チャネル割付方法にお
    いて、 前記基地局にTDMAフレーム内のタイムスロットの使
    用状況を管理する第一の手段と、所要の伝送速度の空き
    チャネルを確保するために、他のタイムスロットの空ス
    ロットへチャネル再割付すべき通信中の呼を選択する第
    二の手段と、この通信中の呼を他のチャネルへ再割付す
    る第三の手段を設け、 新しく発生した呼へのチャネルの割付要求があった場
    合、前記基地局では上記第一の手段を用いて空きスロッ
    トを検索し、新しく発生した呼に所要の伝送速度のスロ
    ットを割り付け出来ない場合、上記第二の手段を用いて
    前記通信中呼を選定し、上記第三の手段を用い再割付先
    の空きスロットへ前記通信中呼を割り付け、新しく発生
    した呼に所要の伝送速度のスロットを割り付けることを
    特徴とする移動通信多元チャネル割付制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6005606A (en) * 1994-11-24 1999-12-21 Nakano; Keizo Still picture television system
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KR100396519B1 (ko) * 2000-11-02 2003-09-02 삼성전자주식회사 협대역 시분할 코드 분할 다중 접속 시스템에서 부프레임전송 타임 슬럿을 랜덤하게 제어하는 장치 및 방법

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