JPH066245A - ダイバーシティ受信装置のアンテナ切換回路 - Google Patents
ダイバーシティ受信装置のアンテナ切換回路Info
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- JPH066245A JPH066245A JP4161389A JP16138992A JPH066245A JP H066245 A JPH066245 A JP H066245A JP 4161389 A JP4161389 A JP 4161389A JP 16138992 A JP16138992 A JP 16138992A JP H066245 A JPH066245 A JP H066245A
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- antenna connection
- reception signal
- switching circuit
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/02—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
- H04B7/04—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
- H04B7/08—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station
- H04B7/0802—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using antenna selection
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q3/00—Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
- H01Q3/24—Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the orientation by switching energy from one active radiating element to another, e.g. for beam switching
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
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- H04B7/02—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
- H04B7/04—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
- H04B7/08—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station
- H04B7/0802—Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using antenna selection
- H04B7/0831—Compensation of the diversity switching process for non-uniform properties or faulty operations of the switches used in the diversity switching process
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＡＭ放送受信時に各アンテナ接続端子から互
いに近接した周波数の強入力ＦＭ受信信号があっても、
ＡＭ受信機の受信状態を妨害することなく、良好な受信
状態を維持する。 【構成】 少なくとも２つのアンテナ接続端子ＩＮA1，
ＩＮA2と、このアンテナ接続端子に供給されるアンテナ
受信信号をスイッチング素子１，１１を介してＦＭ受信
機に供給するＦＭ受信信号供給手段と、前記アンテナ接
続端子のうちのいずれか１の端子をＦＭ／ＡＭ共用端子
としてこの共用端子ＩＮA2に供給されるアンテナ受信信
号をＡＭ受信機に供給するＡＭ受信信号供給手段とを有
するダイバーシティ受信装置のアンテナ切換回路であっ
て、共用端子ＩＮA2とスイッチング素子１１との間にロ
ーカットフィルタ３０を有する。
いに近接した周波数の強入力ＦＭ受信信号があっても、
ＡＭ受信機の受信状態を妨害することなく、良好な受信
状態を維持する。 【構成】 少なくとも２つのアンテナ接続端子ＩＮA1，
ＩＮA2と、このアンテナ接続端子に供給されるアンテナ
受信信号をスイッチング素子１，１１を介してＦＭ受信
機に供給するＦＭ受信信号供給手段と、前記アンテナ接
続端子のうちのいずれか１の端子をＦＭ／ＡＭ共用端子
としてこの共用端子ＩＮA2に供給されるアンテナ受信信
号をＡＭ受信機に供給するＡＭ受信信号供給手段とを有
するダイバーシティ受信装置のアンテナ切換回路であっ
て、共用端子ＩＮA2とスイッチング素子１１との間にロ
ーカットフィルタ３０を有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はアンテナ切換回路に関
し、特にダイバーシティ受信装置のアンテナ切換回路に
関する。
し、特にダイバーシティ受信装置のアンテナ切換回路に
関する。
【０００２】
【従来の技術】車載用ダイバーシティ受信装置に適用さ
れた従来のＦＭ／ＡＭアンテナ切換回路を図１に示す。
図において、スイッチングダイオード１のカソード及び
スイッチングダイオード２のアノードは共にコンデンサ
３を介して第１のアンテナ接続端子ＩＮA1に接続されて
いる。ダイオード１のアノードはコンデンサ４を介して
第１の出力端子ＯＵＴ1に接続され、ダイオード２のカ
ソードはコンデンサ５を介してアースされると共にＲＦ
（高周波）信号阻止用コイル６を介してダイオード１の
アノードラインに接続されている。また、ダイオード１
のカソードとダイオード２のアノードとの接続ラインは
ＲＦ信号阻止用コイル７を介してトランジスタ８のコレ
クタに接続されている。トランジスタ８のベースは抵抗
９を介して第１の制御端ＩＮC1に接続され、エミッタは
アースされている。またトランジスタ８のコレクタには
電圧ＶBが抵抗１０を介して供給される。
れた従来のＦＭ／ＡＭアンテナ切換回路を図１に示す。
図において、スイッチングダイオード１のカソード及び
スイッチングダイオード２のアノードは共にコンデンサ
３を介して第１のアンテナ接続端子ＩＮA1に接続されて
いる。ダイオード１のアノードはコンデンサ４を介して
第１の出力端子ＯＵＴ1に接続され、ダイオード２のカ
ソードはコンデンサ５を介してアースされると共にＲＦ
（高周波）信号阻止用コイル６を介してダイオード１の
アノードラインに接続されている。また、ダイオード１
のカソードとダイオード２のアノードとの接続ラインは
ＲＦ信号阻止用コイル７を介してトランジスタ８のコレ
クタに接続されている。トランジスタ８のベースは抵抗
９を介して第１の制御端ＩＮC1に接続され、エミッタは
アースされている。またトランジスタ８のコレクタには
電圧ＶBが抵抗１０を介して供給される。
【０００３】一方、スイッチングダイオード１１，１
２、コンデンサ１３、ＲＦ信号阻止用コイル１７、トラ
ンジスタ１８及び抵抗１９，２０によって上記と同様の
回路が構成され、ダイオード１１のアノードはダイオー
ド１のアノードラインに接続され、ダイオード１２のカ
ソードはダイオード２のカソードラインに接続されてい
る。またコンデンサ１３の一端は第２のアンテナ接続端
子ＩＮA2に接続され、トランジスタ１８のベースは抵抗
１９を介して第２の制御端ＩＮC2に接続されている。
２、コンデンサ１３、ＲＦ信号阻止用コイル１７、トラ
ンジスタ１８及び抵抗１９，２０によって上記と同様の
回路が構成され、ダイオード１１のアノードはダイオー
ド１のアノードラインに接続され、ダイオード１２のカ
ソードはダイオード２のカソードラインに接続されてい
る。またコンデンサ１３の一端は第２のアンテナ接続端
子ＩＮA2に接続され、トランジスタ１８のベースは抵抗
１９を介して第２の制御端ＩＮC2に接続されている。
【０００４】また、第２のアンテナ接続端子ＩＮA2はコ
イル２１を介して第２の出力端子ＯＵＴ2に接続されて
いる。かかる構成の従来のアンテナ切換回路において
は、アンテナ接続端子ＩＮにはＦＭ放送受信のためにＶ
ＨＦ（Very High Frequency）帯用アンテナが接続さ
れ、アンテナ接続端子ＩＮA2にはＦＭ／ＡＭ放送受信の
ためにＶＨＦ及びＭＦ（Medium Frequency)帯共用のア
ンテナが接続される。出力端子ＯＵＴ1は受信機（図示
せず）のＦＭ放送帯用ＲＦ入力端子に接続され、出力端
子ＯＵＴ2はＡＭ放送帯用ＲＦ入力端子に接続され、Ｆ
Ｍ放送のみがダイバーシティ受信される。
イル２１を介して第２の出力端子ＯＵＴ2に接続されて
いる。かかる構成の従来のアンテナ切換回路において
は、アンテナ接続端子ＩＮにはＦＭ放送受信のためにＶ
ＨＦ（Very High Frequency）帯用アンテナが接続さ
れ、アンテナ接続端子ＩＮA2にはＦＭ／ＡＭ放送受信の
ためにＶＨＦ及びＭＦ（Medium Frequency)帯共用のア
ンテナが接続される。出力端子ＯＵＴ1は受信機（図示
せず）のＦＭ放送帯用ＲＦ入力端子に接続され、出力端
子ＯＵＴ2はＡＭ放送帯用ＲＦ入力端子に接続され、Ｆ
Ｍ放送のみがダイバーシティ受信される。
【０００５】ＦＭ放送受信の場合には電圧ＶBが供給さ
れかつ制御端ＩＮC1，ＩＮC2のいずれか一方が高レベル
に、他方が低レベルにされ、ＡＭ放送受信の場合には電
圧ＶBの供給が停止される。ＦＭ放送受信状態において
制御端ＩＮC1が高レベルに、制御端ＩＮC2が低レベルに
されると、トランジスタ８がオンに、トランジスタ１８
がオフになる。このとき、電圧ＶBの供給による電流が
抵抗１０、トランジスタ８を介してアースへ流れると共
にバイアス電流として抵抗２０，コイル１７，ダイオー
ド１２，コイル６，ダイオード１，コイル７そしてトラ
ンジスタ８を介してアースへ流れる。よって、ダイオー
ド１，１２がオンに、ダイオード２，１１がオフになる
のでアンテナ接続端子ＩＮA1からのＲＦ信号はコンデン
サ３，ダイオード１，コンデンサ４を介して出力端子Ｏ
ＵＴ1に供給され、アンテナ接続端子ＩＮA2からのＲＦ
信号はコンデンサ１３，ダイオード１２，コンデンサ５
を介してアースに流れ込む。故に、アンテナ接続端子Ｉ
ＮA1に接続されたアンテナからのＲＦ信号が受信機に供
給される。
れかつ制御端ＩＮC1，ＩＮC2のいずれか一方が高レベル
に、他方が低レベルにされ、ＡＭ放送受信の場合には電
圧ＶBの供給が停止される。ＦＭ放送受信状態において
制御端ＩＮC1が高レベルに、制御端ＩＮC2が低レベルに
されると、トランジスタ８がオンに、トランジスタ１８
がオフになる。このとき、電圧ＶBの供給による電流が
抵抗１０、トランジスタ８を介してアースへ流れると共
にバイアス電流として抵抗２０，コイル１７，ダイオー
ド１２，コイル６，ダイオード１，コイル７そしてトラ
ンジスタ８を介してアースへ流れる。よって、ダイオー
ド１，１２がオンに、ダイオード２，１１がオフになる
のでアンテナ接続端子ＩＮA1からのＲＦ信号はコンデン
サ３，ダイオード１，コンデンサ４を介して出力端子Ｏ
ＵＴ1に供給され、アンテナ接続端子ＩＮA2からのＲＦ
信号はコンデンサ１３，ダイオード１２，コンデンサ５
を介してアースに流れ込む。故に、アンテナ接続端子Ｉ
ＮA1に接続されたアンテナからのＲＦ信号が受信機に供
給される。
【０００６】一方、制御端ＩＮC1が低レベルに、制御端
ＩＮC2が高レベルにされると、トランジスタ８がオフ
に、トランジスタ１８がオンになる。このとき、電圧Ｖ
Bの供給による電流が抵抗２０，トランジスタ１８を介
してアースへ流れると共にバイアス電流として抵抗１
０，コイル７，ダイオード２，コイル６，ダイオード１
１，コイル１７，トランジスタ１８を介してアースへ流
れる。よって、ダイオード１，１２がオフに、ダイオー
ド２，１１がオンになるのでアンテナ接続端子ＩＮ A2か
らのＲＦ信号はコンデンサ１３、ダイオード１１そして
コンデンサ４を介して出力端子ＯＵＴ1に供給され、ア
ンテナ接続端子ＩＮA1からのＲＦ信号はコンデンサ３，
ダイオード２そしてコンデンサ５を介してアースへ流れ
る。故に、アンテナ接続端子ＩＮA2に接続されたアンテ
ナからのＲＦ信号が受信機に供給される。
ＩＮC2が高レベルにされると、トランジスタ８がオフ
に、トランジスタ１８がオンになる。このとき、電圧Ｖ
Bの供給による電流が抵抗２０，トランジスタ１８を介
してアースへ流れると共にバイアス電流として抵抗１
０，コイル７，ダイオード２，コイル６，ダイオード１
１，コイル１７，トランジスタ１８を介してアースへ流
れる。よって、ダイオード１，１２がオフに、ダイオー
ド２，１１がオンになるのでアンテナ接続端子ＩＮ A2か
らのＲＦ信号はコンデンサ１３、ダイオード１１そして
コンデンサ４を介して出力端子ＯＵＴ1に供給され、ア
ンテナ接続端子ＩＮA1からのＲＦ信号はコンデンサ３，
ダイオード２そしてコンデンサ５を介してアースへ流れ
る。故に、アンテナ接続端子ＩＮA2に接続されたアンテ
ナからのＲＦ信号が受信機に供給される。
【０００７】ＡＭ放送受信状態時にはアンテナ接続端子
ＩＮA2からのＲＦ信号がコイル２１を介して出力端子Ｏ
ＵＴ1に供給される。なお、コイル２１はＡＭ放送帯等
のＭＦ帯のＲＦ信号を良く通過させるが、ＦＭ放送帯等
のＶＨＦ帯のＲＦ信号に対しては大きな抵抗となり、Ｆ
Ｍ放送帯のＲＦ信号をほとんど通過させない。かかる構
成のアンテナ切換回路においては、ＡＭ放送受信状態時
に電圧ＶB の供給が遮断されるが、このときオフ状態の
ダイオード１２に第２のアンテナ接続端子ＩＮA2から互
いに近接した周波数の強入力ＦＭ受信信号がそれぞれ供
給されると、このダイオードにおいて相互変調による当
該２つの強入力受信信号の差分の周波数の歪信号が発生
する。この歪信号がコンデンサ１３を通過して端子ＯＵ
Ｔ2 に漏れてしまい、これがＡＭ受信機の受信状態を妨
害し、いわゆる混信を生ずる原因となっていた。
ＩＮA2からのＲＦ信号がコイル２１を介して出力端子Ｏ
ＵＴ1に供給される。なお、コイル２１はＡＭ放送帯等
のＭＦ帯のＲＦ信号を良く通過させるが、ＦＭ放送帯等
のＶＨＦ帯のＲＦ信号に対しては大きな抵抗となり、Ｆ
Ｍ放送帯のＲＦ信号をほとんど通過させない。かかる構
成のアンテナ切換回路においては、ＡＭ放送受信状態時
に電圧ＶB の供給が遮断されるが、このときオフ状態の
ダイオード１２に第２のアンテナ接続端子ＩＮA2から互
いに近接した周波数の強入力ＦＭ受信信号がそれぞれ供
給されると、このダイオードにおいて相互変調による当
該２つの強入力受信信号の差分の周波数の歪信号が発生
する。この歪信号がコンデンサ１３を通過して端子ＯＵ
Ｔ2 に漏れてしまい、これがＡＭ受信機の受信状態を妨
害し、いわゆる混信を生ずる原因となっていた。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した点
に鑑みてなされたものであり、ＡＭ放送受信時に各アン
テナ接続端子から互いに近接した周波数の強入力ＦＭ受
信信号があっても、ＡＭ受信機の受信状態を妨害するこ
となく、良好な受信状態を維持することのできるダイバ
ーシティ受信装置のアンテナ切換回路を提供することを
目的とする。
に鑑みてなされたものであり、ＡＭ放送受信時に各アン
テナ接続端子から互いに近接した周波数の強入力ＦＭ受
信信号があっても、ＡＭ受信機の受信状態を妨害するこ
となく、良好な受信状態を維持することのできるダイバ
ーシティ受信装置のアンテナ切換回路を提供することを
目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明によるダイバーシ
ティ受信装置のアンテナ切換回路は、少なくとも２つの
アンテナ接続端子と、前記アンテナ接続端子に供給され
るアンテナ受信信号をスイッチング素子を介してＦＭ受
信機に供給するＦＭ受信信号供給手段と、前記アンテナ
接続端子のうちのいずれか１の端子をＦＭ／ＡＭ共用端
子としてこの共用端子に供給されるアンテナ受信信号を
ＡＭ受信機に供給するＡＭ受信信号供給手段とを有する
ダイバーシティ受信装置のアンテナ切換回路であって、
前記共用端子と前記スイッチング素子との間にローカッ
トフィルタを有することを特徴としている。
ティ受信装置のアンテナ切換回路は、少なくとも２つの
アンテナ接続端子と、前記アンテナ接続端子に供給され
るアンテナ受信信号をスイッチング素子を介してＦＭ受
信機に供給するＦＭ受信信号供給手段と、前記アンテナ
接続端子のうちのいずれか１の端子をＦＭ／ＡＭ共用端
子としてこの共用端子に供給されるアンテナ受信信号を
ＡＭ受信機に供給するＡＭ受信信号供給手段とを有する
ダイバーシティ受信装置のアンテナ切換回路であって、
前記共用端子と前記スイッチング素子との間にローカッ
トフィルタを有することを特徴としている。
【００１０】
【作用】本発明によるダイバーシティ受信装置のアンテ
ナ切換回路は、ＦＭ／ＡＭ共用のアンテナ接続端子とこ
れに対応するＦＭ受信信号供給手段のスイッチング素子
との間に有するローカットフィルタが、ＦＭ受信信号の
強入力によるＦＭ受信信号供給手段における各スイッチ
ング素子の相互変調歪のＡＭ受信機への流出を遮断す
る。
ナ切換回路は、ＦＭ／ＡＭ共用のアンテナ接続端子とこ
れに対応するＦＭ受信信号供給手段のスイッチング素子
との間に有するローカットフィルタが、ＦＭ受信信号の
強入力によるＦＭ受信信号供給手段における各スイッチ
ング素子の相互変調歪のＡＭ受信機への流出を遮断す
る。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳
細に説明する。図２は、本発明の一実施例の車載用ダイ
バーシティ装置のＦＭ／ＡＭアンテナ切換回路を示すブ
ロック図であり、図１と同等な部分には同一の符号が付
されている。
細に説明する。図２は、本発明の一実施例の車載用ダイ
バーシティ装置のＦＭ／ＡＭアンテナ切換回路を示すブ
ロック図であり、図１と同等な部分には同一の符号が付
されている。
【００１２】図において、本実施例の特徴部分は、ダイ
オード１１のカソードと、第２のアンテナ接続端子ＩＮ
A2との間に介在する受動型のローカットフィルタ（以
下、ＬＣＦ：Low Cut Filterと称する）３０である。そ
して、第２のアンテナ接続端子ＩＮA2からコイル２１を
介して端子ＯＵＴ2 にＡＭ放送帯用ＲＦ信号が導出され
る。ＬＣＦ３０は、ダイオード１１のカソードに接続さ
れるコンデンサ３１と、第２のアンテナ接続端子ＩＮA2
に接続されるコンデンサ３２と、一端が接地されるコイ
ル３３とが、いわゆるＴ形回路にて構成される。
オード１１のカソードと、第２のアンテナ接続端子ＩＮ
A2との間に介在する受動型のローカットフィルタ（以
下、ＬＣＦ：Low Cut Filterと称する）３０である。そ
して、第２のアンテナ接続端子ＩＮA2からコイル２１を
介して端子ＯＵＴ2 にＡＭ放送帯用ＲＦ信号が導出され
る。ＬＣＦ３０は、ダイオード１１のカソードに接続さ
れるコンデンサ３１と、第２のアンテナ接続端子ＩＮA2
に接続されるコンデンサ３２と、一端が接地されるコイ
ル３３とが、いわゆるＴ形回路にて構成される。
【００１３】一般に、ダイオードの両端間にｅなる電圧
が印加され、ｉなる電流を生じた時、かかるダイオード
は非直線性を有するので、
が印加され、ｉなる電流を生じた時、かかるダイオード
は非直線性を有するので、
【００１４】
【数１】ｉ＝ａ0＋ａ1ｅ＋ａ2ｅ2＋ａ3ｅ3＋…… なる関係が成立するものとすれば、第２のアンテナ接続
端子ＩＮA2から互いに近接した周波数の強入力受信信号
がそれぞれ電圧ｅ1＝Ｅ1sinθ1，電圧ｅ2＝Ｅ2sinθ2と
して供給された場合、各ダイオードにおいては上式にｅ
＝ｅ1＋ｅ2として代入して得られる次式の電流ｉが生ず
ることとなる。
端子ＩＮA2から互いに近接した周波数の強入力受信信号
がそれぞれ電圧ｅ1＝Ｅ1sinθ1，電圧ｅ2＝Ｅ2sinθ2と
して供給された場合、各ダイオードにおいては上式にｅ
＝ｅ1＋ｅ2として代入して得られる次式の電流ｉが生ず
ることとなる。
【００１５】
【数２】ｉ＝ａ0＋ａ1（ｅ1＋ｅ2）＋ａ2（ｅ1＋ｅ2）2
＋ａ3（ｅ1＋ｅ2）3＋…… そして、この式の２次の項に注目すると、
＋ａ3（ｅ1＋ｅ2）3＋…… そして、この式の２次の項に注目すると、
【００１６】
【数３】 ａ2（ｅ1＋ｅ2）2 ＝ａ2（Ｅ1sinθ1＋Ｅ2sinθ2）2 ＝ａ2（Ｅ1 2sin2θ1＋Ｅ2 2sin2θ2）＋２ａ2Ｅ1Ｅ2sinθ1sinθ2 ＝（１／２）ａ2（Ｅ1 2＋Ｅ2 2） −（１／２）ａ2（Ｅ1 2cos２θ1＋Ｅ2 2cos２θ2） ＋ａ2Ｅ1Ｅ2｛cos（θ1−θ2）−cos（θ1＋θ2）｝ となり、この式のａ2Ｅ1Ｅ2cos（θ1−θ2）が２次の相
互変調成分となる。
互変調成分となる。
【００１７】ここで、θ1＝２πｆ1ｔ，θ2＝２πｆ2ｔ
であり、例えば、各強入力受信信号のうちの一方の周波
数ｆ1が９０ＭＨｚ，他方の周波数ｆ2が９１ＭＨｚであ
るとすると、このａ2Ｅ1Ｅ2cos（θ1−θ2）成分がその
差の周波数１ＭＨｚの周波数成分を有するものとなり、
ＡＭ帯に属するＭＦ帯域の信号（歪）が発生することと
なる。
であり、例えば、各強入力受信信号のうちの一方の周波
数ｆ1が９０ＭＨｚ，他方の周波数ｆ2が９１ＭＨｚであ
るとすると、このａ2Ｅ1Ｅ2cos（θ1−θ2）成分がその
差の周波数１ＭＨｚの周波数成分を有するものとなり、
ＡＭ帯に属するＭＦ帯域の信号（歪）が発生することと
なる。
【００１８】本実施例においては、この歪の入力端子Ｏ
ＵＴ2への流出をＬＣＦ３０が防止する。また、一方で
ＬＣＦ３０は、ＦＭ放送受信時においてダイバーシティ
受信のための第２のアンテナ接続端子ＩＮA2からのＦＭ
帯に属するＶＨＦ帯域の受信信号を通過しなければなら
ない。すなわち、ＬＣＦ３０は、図３に示されるような
ＭＦ帯域の入力信号を遮断し、ＦＭ帯に属するＶＨＦ帯
域の入力信号を通過させる如き周波数特性を有する。な
お、遮断帯域から通過帯域にかけての帯域において略１
８ｄＢ／ｏｃｔのスロープ（傾斜）を有することが望ま
しい。本実施例においては、コンデンサ３１及び３２の
容量を共に２２ｐＦ，コイル３３のインダクタンスを
０．１５μＨとして実現している。なお、これと等価な
特性を満足するものとしてはこれ以外にも種々のフィル
タがあることは言うまでもない。
ＵＴ2への流出をＬＣＦ３０が防止する。また、一方で
ＬＣＦ３０は、ＦＭ放送受信時においてダイバーシティ
受信のための第２のアンテナ接続端子ＩＮA2からのＦＭ
帯に属するＶＨＦ帯域の受信信号を通過しなければなら
ない。すなわち、ＬＣＦ３０は、図３に示されるような
ＭＦ帯域の入力信号を遮断し、ＦＭ帯に属するＶＨＦ帯
域の入力信号を通過させる如き周波数特性を有する。な
お、遮断帯域から通過帯域にかけての帯域において略１
８ｄＢ／ｏｃｔのスロープ（傾斜）を有することが望ま
しい。本実施例においては、コンデンサ３１及び３２の
容量を共に２２ｐＦ，コイル３３のインダクタンスを
０．１５μＨとして実現している。なお、これと等価な
特性を満足するものとしてはこれ以外にも種々のフィル
タがあることは言うまでもない。
【００１９】かかるＬＣＦを設けた場合と設けない場合
とでは、ＡＭ受信機における雑音レベルは図４の如き格
段の差がある。図４において、横軸［ｄＢμ］はＦＭ放
送波の受信レベル（受信電界レベル）を示し、縦軸［ｄ
Ｂ］はＡＭ受信機における雑音レベルを示したものであ
る。この特性図から明らかなように、ＬＣＦ３０を設け
ない場合（曲線Ｃ１）は、ＦＭ放送受信レベルが９０ｄ
Ｂμ以上となるとＡＭ受信機の雑音レベルが立ち上がっ
て徐々に大きくなるのに対し、上述の如きＬＣＦ３０を
設けた場合（曲線Ｃ２）は、ＦＭ放送受信レベルが１０
０ｄＢμ以上となってようやくＡＭ受信機の雑音レベル
が立ち上がって徐々に大きくなることが分かる。さら
に、ＦＭ放送受信レベルが１１０ｄＢμ近傍においては
ＬＣＦ３０を設けた場合と設けない場合とにおける当該
雑音レベルの差は３０ｄＢもあり、ＬＣＦ３０を設けた
場合の有利性が歴然としている。
とでは、ＡＭ受信機における雑音レベルは図４の如き格
段の差がある。図４において、横軸［ｄＢμ］はＦＭ放
送波の受信レベル（受信電界レベル）を示し、縦軸［ｄ
Ｂ］はＡＭ受信機における雑音レベルを示したものであ
る。この特性図から明らかなように、ＬＣＦ３０を設け
ない場合（曲線Ｃ１）は、ＦＭ放送受信レベルが９０ｄ
Ｂμ以上となるとＡＭ受信機の雑音レベルが立ち上がっ
て徐々に大きくなるのに対し、上述の如きＬＣＦ３０を
設けた場合（曲線Ｃ２）は、ＦＭ放送受信レベルが１０
０ｄＢμ以上となってようやくＡＭ受信機の雑音レベル
が立ち上がって徐々に大きくなることが分かる。さら
に、ＦＭ放送受信レベルが１１０ｄＢμ近傍においては
ＬＣＦ３０を設けた場合と設けない場合とにおける当該
雑音レベルの差は３０ｄＢもあり、ＬＣＦ３０を設けた
場合の有利性が歴然としている。
【００２０】なお、上記実施例においては、ＬＣＦをコ
ンデンサが２つとコイルが１つとで構成したが、これに
限定されることなく、構成方法も様々なものが採用され
ることは勿論である。
ンデンサが２つとコイルが１つとで構成したが、これに
限定されることなく、構成方法も様々なものが採用され
ることは勿論である。
【００２１】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のダイバー
シティ受信装置のアンテナ切換回路は、ＦＭ／ＡＭ共用
のアンテナ接続端子とこれに対応するＦＭ受信信号供給
手段のスイッチング素子との間に有するローカットフィ
ルタが、ＦＭ受信信号の強入力によるＦＭ受信信号供給
手段における各スイッチング素子の相互変調歪のＡＭ受
信機への流出を遮断するので、ＡＭ放送受信時に各アン
テナ接続端子から互いに近接した周波数の強入力ＦＭ受
信信号があっても、ＡＭ受信機の受信状態を妨害するこ
となく、良好な受信状態を維持することができる。しか
も電気回路としては比較的平易な手段であるＬＣＦを付
加するだけで本発明を実現することができる利点があ
る。
シティ受信装置のアンテナ切換回路は、ＦＭ／ＡＭ共用
のアンテナ接続端子とこれに対応するＦＭ受信信号供給
手段のスイッチング素子との間に有するローカットフィ
ルタが、ＦＭ受信信号の強入力によるＦＭ受信信号供給
手段における各スイッチング素子の相互変調歪のＡＭ受
信機への流出を遮断するので、ＡＭ放送受信時に各アン
テナ接続端子から互いに近接した周波数の強入力ＦＭ受
信信号があっても、ＡＭ受信機の受信状態を妨害するこ
となく、良好な受信状態を維持することができる。しか
も電気回路としては比較的平易な手段であるＬＣＦを付
加するだけで本発明を実現することができる利点があ
る。
【図１】 従来の車載用ダイバーシティ受信装置のＦＭ
／ＡＭアンテナ切換回路を示す回路図。
／ＡＭアンテナ切換回路を示す回路図。
【図２】 本発明による一実施例の車載用ダイバーシテ
ィ受信装置のＦＭ／ＡＭアンテナ切換回路を示す回路
図。
ィ受信装置のＦＭ／ＡＭアンテナ切換回路を示す回路
図。
【図３】 図２の回路におけるＬＣＦの周波数特性を示
す図。
す図。
【図４】 図２の回路におけるＦＭ受信レベルに対する
ＡＭ受信機の雑音レベル特性を示す図。
ＡＭ受信機の雑音レベル特性を示す図。
１，１１ ダイオード ３，４ コンデンサ ３０ ＬＣＦ ３１，３２ コンデンサ ３３ コイル ＩＮA1，ＩＮA2 アンテナ接続端子 ＯＵＴ1，ＯＵＴ2 出力端子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年８月５日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
Claims (2)
- 【請求項１】 少なくとも２つのアンテナ接続端子と、
前記アンテナ接続端子に供給されるアンテナ受信信号を
スイッチング素子を介してＦＭ受信機に供給するＦＭ受
信信号供給手段と、前記アンテナ接続端子のうちのいず
れか１の端子をＦＭ／ＡＭ共用端子としてこの共用端子
に供給されるアンテナ受信信号をＡＭ受信機に供給する
ＡＭ受信信号供給手段とを有するダイバーシティ受信装
置のアンテナ切換回路であって、前記共用端子と前記ス
イッチング素子との間にローカットフィルタを有するこ
とを特徴とするダイバーシティ受信装置のアンテナ切換
回路。 - 【請求項２】 前記ローカットフィルタは、ＭＦ帯域の
入力信号を遮断し、ＶＨＦ帯域の入力信号を通過する特
性を有する受動型フィルタであることを特徴とする請求
項１記載のダイバーシティ受信装置のアンテナ切換回
路。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4161389A JPH066245A (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | ダイバーシティ受信装置のアンテナ切換回路 |
| DE1993609782 DE69309782T2 (de) | 1992-06-19 | 1993-06-21 | Antennenumschaltanordnung für einen Diversity-Empfänger |
| EP19930304829 EP0575203B1 (en) | 1992-06-19 | 1993-06-21 | Antenna switching circuit for a diversity receiver |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4161389A JPH066245A (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | ダイバーシティ受信装置のアンテナ切換回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH066245A true JPH066245A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15734167
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4161389A Pending JPH066245A (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | ダイバーシティ受信装置のアンテナ切換回路 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0575203B1 (ja) |
| JP (1) | JPH066245A (ja) |
| DE (1) | DE69309782T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100346640C (zh) * | 2004-03-16 | 2007-10-31 | 歌乐牌株式会社 | 开关噪声感应防止装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19856284A1 (de) * | 1998-12-07 | 2000-06-08 | Bosch Gmbh Robert | Eingangsschaltung für FM-/AM-Rundfunkempfänger |
| DE19910571A1 (de) * | 1999-03-10 | 2000-09-14 | Delphi Tech Inc | Rundfunkempfangsvorrichtung |
| US6560443B1 (en) | 1999-05-28 | 2003-05-06 | Nokia Corporation | Antenna sharing switching circuitry for multi-transceiver mobile terminal and method therefor |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2089578B (en) * | 1980-03-03 | 1984-10-10 | Pioneer Electronic Corp | Complex antenna system |
| JPS58191538A (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-08 | Clarion Co Ltd | 車載用ダイバ−シテイ受信装置 |
| US4656364A (en) * | 1984-07-10 | 1987-04-07 | Pioneer Electronic Corporation | Antenna switching circuit for a diversity receiving system and branching circuit with a signal attenuation operation |
| JPH02190016A (ja) * | 1989-01-19 | 1990-07-26 | Pioneer Electron Corp | アンテナブースター回路 |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP4161389A patent/JPH066245A/ja active Pending
-
1993
- 1993-06-21 EP EP19930304829 patent/EP0575203B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-06-21 DE DE1993609782 patent/DE69309782T2/de not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100346640C (zh) * | 2004-03-16 | 2007-10-31 | 歌乐牌株式会社 | 开关噪声感应防止装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0575203B1 (en) | 1997-04-16 |
| EP0575203A1 (en) | 1993-12-22 |
| DE69309782D1 (de) | 1997-05-22 |
| DE69309782T2 (de) | 1997-07-24 |
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