JPH0662441A - Dtmf信号判定回路 - Google Patents

Dtmf信号判定回路

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JPH0662441A
JPH0662441A JP4211844A JP21184492A JPH0662441A JP H0662441 A JPH0662441 A JP H0662441A JP 4211844 A JP4211844 A JP 4211844A JP 21184492 A JP21184492 A JP 21184492A JP H0662441 A JPH0662441 A JP H0662441A
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dtmf
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修一 吉川
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    • H04Q1/18Electrical details
    • H04Q1/30Signalling arrangements; Manipulation of signalling currents
    • H04Q1/44Signalling arrangements; Manipulation of signalling currents using alternate current
    • H04Q1/444Signalling arrangements; Manipulation of signalling currents using alternate current with voice-band signalling frequencies
    • H04Q1/45Signalling arrangements; Manipulation of signalling currents using alternate current with voice-band signalling frequencies using multi-frequency signalling
    • H04Q1/453Signalling arrangements; Manipulation of signalling currents using alternate current with voice-band signalling frequencies using multi-frequency signalling in which m-out-of-n signalling frequencies are transmitted
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
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    • H04M1/82Line monitoring circuits for call progress or status discrimination

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 DTMFレシーバが誤動作をしないようにす
る。 【構成】 DTMFレシーバにおいて計算された低群周
波数に関する全パワー値を入力する加算器1と最大パワ
ー判定器2は、それぞれ合計パワー値と最大パワー値を
求める。パワー比較器3は両値の差を求め、判定器4は
設定されている閾値と差を比較して、入力した低群に属
する周波数の個数が1つか否か判定する。また、同様に
して高群周波数に関し、加算器5と最大パワー判定器6
は、それぞれ合計パワー値と最大パワー値を求める。パ
ワー比較器7は両値の差を求め、判定器8は設定されて
いる閾値と差を比較して、入力した高群に属する周波数
の個数が1つか否か判定する。総合判定器9は低群及び
高群に関する判定が共に、入力した低群及び高群の周波
数の個数がそれぞれ1つである場合に、入力信号がDT
MF信号であると判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、多機能
電話等に使用されるDTMF(Dual Tone M
ulti Frequency)信号を判定するDTM
F信号判定回路に関する。
【0002】
【従来の技術】上述したDTMF信号は、例えばプッシ
ュボタン式電話器からダイヤル番号等を電話局に伝送す
るために用いられる信号であり、低群に属する4個のト
ーンと高群に属する4個のトーンとの組み合わせにより
構成される。低群に属するトーンには以下の4個の周波
数が割り当てられている。
【0003】fa=697Hz,fb=770Hz,f
c=852Hz,fd=941Hz 一方、高群に属するトーンには以下の4個の周波数が割
り当てられている。
【0004】fe=1209Hz,ff=1336H
z,fg=1477Hz,fh=1633Hz 例えば、ダイヤル「1」を示すDTMF信号は、低群の
697Hzのトーンと高群の1209Hzのトーンとか
ら構成される。
【0005】かかるDTMF信号は、最近では、回線の
接続後における情報の授受にも利用されており、このた
め公衆電話網に接続されるファクシミリ装置や多機能電
話器の中には、DTMFレシーバを備えているものがあ
る。
【0006】図4は、従来のDTMFレシーバの一例を
示すブロック図である。このDTMFレシーバは、8個
のバンドパスフィルタ110〜117を有しており、こ
れらのバンドパスフィルタ110〜117は入力端子1
00に接続されている。各バンドパスフィルタ110〜
117は上記8種類のトーンのいずれかに対応してお
り、対応するトーンの周波数をその通過帯域の中心周波
数としている。
【0007】各バンドパスフィルタ110〜117には
乗算器120〜127がそれぞれ接続されており、乗算
器120〜127によってバンドパスフィルタ110〜
117の出力がそれぞれ2乗される。各乗算器120〜
127には平滑用ローパスフィルタ130〜137がそ
れぞれ接続されている。平滑用ローパスフィルタ130
〜137の出力信号はレベル検出器140〜147にそ
れぞれ入力される。レベル検出器140〜147の出力
信号はコーダ(符号化器)150に入力される。コーダ
150はレベル検出器140〜147の出力信号に基づ
いてDTMF信号が入力されたことを示すコードを出力
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
DTMFレシーバにあっては、DTMF信号以外の信
号、例えば音声信号やホワイトノイズ等の信号が入力さ
れた時、これらの信号はDTMF信号成分を含んでいる
ため、DTMF信号でないにもかかわらずDTMF信号
と誤って判定すること、つまり誤動作を起こすことがあ
り、そのためDTMFレシーバを使用したシステムの正
常動作を妨げることがある。
【0009】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、DTMFレシーバが誤動
作をすることがないDTMF信号判定回路を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のDTMF信号判
定回路は、高群周波数の1つと低群周波数の1つとが組
み合わされてなるDTMF信号である入力信号をコード
化すべく、高群周波数及び低群周波数の各周波数の信号
成分を抽出する手段と、抽出された信号成分のパワー値
を計算する手段とが設けられたDTMFレシーバに対
し、付加されるDTMF信号判定回路であって、計算さ
れた高群周波数に関するパワー値が入力され、その全パ
ワー値のうちの最大パワー値と、該全パワー値の合計又
は2番目に大きいパワー値とを求める手段と、求められ
た高群周波数に関する2つのパワー値の差又は比と、予
め該差又は比に関して定めた所定値とを比較して、該入
力信号が高群周波数の1種類のみを有するか否かを判定
する手段と、計算された低群周波数に関するパワー値が
入力され、その全パワー値のうちの最大パワー値と、該
全パワー値の合計又は2番目に大きいパワー値とを求め
る手段と、求められた低群周波数に関する2つのパワー
値の差又は比と、予め該差又は比に関して定めた所定値
とを比較して、該入力信号が低群周波数の1種類のみを
有するか否かを判定する手段と、判定された2つの結果
に基づき該入力信号がDTMF信号か否かを判別する手
段と、を有しており、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0011】また、本発明のDTMF信号判定回路は、
高群周波数の1つと低群周波数の1つとが組み合わされ
てなるDTMF信号である入力信号をコード化すべく、
高群周波数及び低群周波数の各周波数の信号成分を抽出
する手段と、抽出された信号成分のパワー値を計算する
手段と、計算されたパワー値のレベルを検出する手段と
が設けられたDTMFレシーバに対し、付加されるDT
MF信号判定回路であって、高群周波数において、或る
一定レベル以上のパワー値をもつ周波数の個数をカウン
トする手段と、低群周波数において、或る一定レベル以
上のパワー値をもつ周波数の個数をカウントする手段
と、カウントされた高群周波数に関する周波数の個数と
低群周波数に関する周波数の個数とに基づいて、該入力
信号がDTMF信号か否かを判別する手段と、を有して
おり、そのことにより上記目的が達成される。
【0012】
【作用】本発明にあっては、DTMFレシーバにおいて
計算された高群周波数に関する全パワー値のうちの最大
パワー値と、該全パワー値の合計又は2番目に大きいパ
ワー値との差又は比を求める。また、同様にして低群周
波数に関しても差又は比を求める。このとき、DTMF
レシーバに入力される信号が音声信号等である場合に
は、高群に属する周波数の種類と低群に属する周波数の
種類とは、それぞれ1種類だけではなく多数種含まれ
る。
【0013】しかし、DTMF信号は高群に属する1種
類の周波数と低群に属する1種類の周波数とが組み合わ
されてなるものである。したがって、最大パワー値と合
計パワー値とを比較した場合、DTMF信号であればほ
ぼ一致するが、音声信号等では合計パワー値の方が最大
パワー値よりも大きくなる。また、最大パワー値と2番
目に大きいパワー値とを比較する場合、DTMF信号で
あれば2番目に大きいパワー値はほぼゼロに近くなる。
更に、或る一定レベル以上のパワー値をもつ周波数の個
数をカウントする場合には、DTMF信号であれば、高
群・低群において各1種の周波数しかカウントされない
が、音声信号等では複数種カウントされる。よって、音
声信号等であるかDTMF信号であるかの判定が行える
こととなる。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。
【0015】(実施例1)図1に本実施例のDTMF信
号判定回路と、これが付加されたDTMFレシーバとを
示すブロック図である。DTMFレシーバは、従来と同
様に構成されている。具体的には、このDTMFレシー
バは、8個のバンドパスフィルタ110〜117を有し
ており、これらのバンドパスフィルタ110〜117は
入力端子100に接続されている。各バンドパスフィル
タ110〜117は上記8種類のトーンのいずれかに対
応しており、対応するトーンの周波数をその通過帯域の
中心周波数としている。本実施例において、バンドパス
フィルタ110〜113は低群用に使用し、バンドパス
フィルタ114〜117は高群用に使用している。
【0016】各バンドパスフィルタ110〜117には
乗算器120〜127がそれぞれ接続されており、乗算
器120〜127によってバンドパスフィルタ110〜
117の出力がそれぞれ2乗される。各乗算器120〜
127には平滑用ローパスフィルタ130〜137がそ
れぞれ接続されている。平滑用ローパスフィルタ130
〜137の出力信号はレベル検出器140〜147にそ
れぞれ入力される。レベル検出器140〜147の出力
信号はコーダ(符号化器)150に入力される。コーダ
150はレベル検出器140〜147の出力信号に基づ
いてDTMF信号が入力されたことを示すコードを出力
する。
【0017】かかる構成のDTMFレシーバに備わった
平滑用ローパスフィルタ130〜137の出力側に、本
実施例のDTMF信号判定回路が付加されている。この
DTMF信号判定回路は、低群用の4つの平滑用ローパ
スフィルタ130〜133からの出力信号を入力する加
算器1と、同じく低群用の4つの平滑用ローパスフィル
タ130〜133からの出力信号を入力する最大パワー
判定器2と、加算器1及び最大パワー判定器2から出力
された2種類のパワー値が入力されるパワー比較器3
と、設定された閾値とパワー比較器3からの出力値とに
基づいて判定する判定器4とを有する。
【0018】また、高群側においても同様に構成されて
おり、以下のようになっている。高群用の4つの平滑用
ローパスフィルタ134〜137からの出力信号を入力
する加算器5と、同じく高群用の4つの平滑用ローパス
フィルタ134〜137からの出力信号を入力する最大
パワー判定器6と、加算器5及び最大パワー判定器6か
ら出力された2種類のパワー値を入力し比較するパワー
比較器7と、設定された閾値とパワー比較器7からの出
力値に基づき判定する判定器8とを有する。
【0019】更に、低群用の判定器4と高群用の判定器
8の出力側には、総合判定器9が接続されている。な
お、上述したパワー比較器3と7は、例えばA/D変換
器とマイクロコンピュータとD/A変換器とで構成して
いる。
【0020】このように構成されたDTMF信号判定回
路の動作内容について説明する。
【0021】DTMFレシーバに入力端子100から信
号が入力されると、その入力信号のうち低群に属する4
種の周波数成分は低群用のバンドパスフィルタ110〜
113で抽出され、高群に属する4種の周波数成分は高
群用のバンドパスフィルタ114〜117で抽出され
る。抽出された信号は、それぞれ乗算器120〜127
で各信号が2乗された後、平滑用ローパスフィルタ13
0〜137及びレベル検出器140〜147を順次経
て、コーダ150に入力される。
【0022】ところで、平滑用ローパスフィルタ130
〜137から出力された信号は、DTMF信号判定回路
へ与えられる。まず、低群用の平滑用ローパスフィルタ
130〜133から出力される各低群に属する各周波数
のパワー値が加算器1と最大パワー判定器2とに与えら
れ、高群用の平滑用ローパスフィルタ134〜137か
ら出力される各高群に属する各周波数のパワー値が加算
器5と最大パワー判定器6とに与えられる。ここで、各
低群に属する各周波数のパワー値については、その合計
パワー値が加算器1にて求められ、最大パワー値が最大
パワー判定器2により求められる。一方、各高群に属す
る各周波数のパワー値については、その合計パワー値が
加算器5にて求められ、最大パワー値が最大パワー判定
器6により求められる。
【0023】加算器1にて求められた低群の合計パワー
値と、最大パワー判定器2により求められた最大パワー
値とは、パワー比較器3に入力される。パワー比較器3
は、入力した2つのパワー値の差、例えば合計パワー値
−最大パワー値を求め、その値を判定器4に入力する。
判定器4には、予め閾値が設定されている。この閾値
は、DTMFレシーバのノイズに対する検出特性を考慮
して決定される。例えば、DTMFレシーバの受信性能
としてのS/Nを10dBとし、DTMF信号レベルを
0dBm、ノイズレベルを−10dBmとして、実測に
より求める。
【0024】かかる判定器4は、パワー比較器3から出
力された合計パワー値−最大パワー値の値と閾値とを比
較し、合計パワー値−最大パワー値の値が閾値以下であ
る場合に「1」を、そうでない場合は「0」を総合判定
器9に出力する。
【0025】一方、加算器5にて求められた高群の合計
パワー値と、最大パワー判定器6により求められた最大
パワー値とは、パワー比較器7に入力される。パワー比
較器7は、入力した2つのパワー値の差、例えば合計パ
ワー値−最大パワー値を求め、その値を判定器8に入力
する。判定器8には、予め閾値が設定されている。この
閾値は、DTMFレシーバのノイズに対する検出特性を
考慮して決定される。例えば、DTMFレシーバの受信
性能としてのS/Nを10dBとし、DTMF信号レベ
ルを0dBmとし、ノイズレベルを−10dBmとして
実測により求める。
【0026】かかる判定器8は、パワー比較器7から出
力された合計パワー値−最大パワー値の値と閾値とを比
較し、合計パワー値−最大パワー値の値が閾値以下であ
る場合に「1」を、そうでない場合は「0」を総合判定
器9に出力する。
【0027】総合判定器9は、各判定器4、8からの信
号が共に、「1」である場合にのみ、DTMF信号が実
際に入力されたものであるということを判定する。
【0028】したがって、本実施例においては、DTM
F信号が実際に入力されず、例えば音声信号やホワイト
ノイズ等が入力された場合には、判定器4、8からの信
号が共に「0」となるか、又は、判定器4、8からの一
方の信号が「0」となるため、確実に入力信号がDTM
F信号であるか否かを判定でき、仮にコーダ150がレ
ベル検出器140〜147の出力信号に基づいてDTM
F信号が入力されたことを示すコードの出力を行う作動
状態となっていても、その作動を中止させることが可能
となり、誤動作を起こさないようにできる。
【0029】なお、上述した差の代わりに、合計パワー
値/最大パワー値の比と該当する閾値とを比較するか、
或は最大パワー値/合計パワー値の比と該当する閾値と
を比較してもよい。
【0030】(実施例2)図2に本発明の他の実施例を
示す。この実施例においては、DTMF信号判定回路の
構成を変えている。即ち、低群用の平滑用ローパスフィ
ルタ130〜133の出力側に低群の各周波数のパワー
値のうちの最大パワー値と2番目に大きなパワー値を選
択して出力するパワー選択器11が接続されている。こ
のパワー選択器11には、パワー比較器12、判定器1
3が順次接続されており、判定器13からの出力信号は
総合判定器17に与えられる。また、高群用の平滑用ロ
ーパスフィルタ134〜137の出力側に高群の各周波
数のパワー値のうち最大パワー値と2番目に大きなパワ
ー値を選択して出力するパワー選択器14が接続されて
いる。このパワー選択器14には、パワー比較器15、
判定器16が順次接続されており、判定器16からの出
力信号は上記と同じ総合判定器17に与えられる。
【0031】この実施例における判定内容について説明
する。
【0032】低群用の平滑用ローパスフィルタ130〜
133から出力された低群の各周波数のパワー値は、パ
ワー選択器11に与えられ、ここで最大パワー値と2番
目に大きなパワー値が選択され、両信号がパワー比較器
12に出力される。パワー比較器12は両信号の差、例
えば最大パワー値−2番目に大きなパワー値の値を求
め、その値を判定器13に出力する。判定器13には、
予め閾値が設定されている。この閾値は、上述のように
して求められた最大パワー値とDTMFレシーバのノイ
ズに対する検出特性を考慮して決定される。例えば、D
TMFレシーバの受信性能としてのS/Nを10dBと
し、DTMF信号レベルを0dBm、ノイズレベルを−
10dBmとして実測により求める。最大パワー値とし
ては、DTMFレシーバの使用状態に応じて現実的にバ
ンドパスフィルタ110〜113で抽出される状態にあ
る周波数の最大パワー値を使用するのが好ましい。
【0033】かかる判定器13は、パワー比較器12か
ら出力された最大パワー値−2番目に大きなパワー値の
値と、閾値とを比較して、最大パワー値−2番目に大き
なパワー値の値が閾値以上の場合に「1」を、そうでな
い場合は「0」を総合判定器17に出力する。
【0034】一方、平滑用ローパスフィルタ134〜1
37から出力された高群の各周波数のパワー値は、パワ
ー選択器14に与えられ、ここで最大パワー値と2番目
に大きなパワー値が選択され、両信号がパワー比較器1
5に出力される。パワー比較器15は両信号の差、例え
ば最大パワー値−2番目に大きなパワー値の値を求め、
その値を判定器16に出力する。判定器16には、予め
閾値が設定されている。この閾値は、上述のようにして
求められた最大パワー値とDTMFレシーバのノイズに
対する検出特性を考慮して決定される。例えば、DTM
Fレシーバの受信性能としてのS/Nを10dBとし、
DTMF信号レベルを0dBm、ノイズレベルを−10
dBmとして実測により求める。最大パワー値として
は、DTMFレシーバの使用状態に応じて現実的にバン
ドパスフィルタ114〜117で抽出される状態にある
周波数の最大パワー値を使用のが好ましい。
【0035】かかる判定器16は、パワー比較器15か
ら出力された最大パワー値−2番目に大きなパワー値の
値と、閾値とを比較して、最大パワー値−2番目に大き
なパワー値の値が閾値以上の場合に「1」を、そうでな
い場合は「0」を総合判定器17に出力する。
【0036】総合判定器17は、各判定器13、16か
らの信号が共に、「1」である場合にのみ、DTMF信
号が実際に入力されたものであるということを判定す
る。
【0037】したがって、本実施例においては、DTM
F信号が実際に入力されず、例えば音声信号やホワイト
ノイズ等が入力された場合には、判定器13、16から
の信号が共に「0」となるか、又は、判定器13、16
からの一方の信号が「0」となるため、確実に入力信号
がDTMF信号であるか否かを判定でき、仮にコーダ1
50がレベル検出器140〜147の出力信号に基づい
てDTMF信号が入力されたことを示すコードの出力を
行う作動状態となっていても、その作動を中止させるこ
とが可能となり、誤動作を起こさないようにできる。
【0038】なお、上記実施例では最大パワー値−2番
目に大きなパワー値の値と、閾値とを比較しているが、
本発明はこれに限らず、2番目に大きなパワー値−最大
パワー値の値と閾値とを比較してもよい。また、上述し
た差の代わりに、最大パワー値/2番目に大きなパワー
値の比と該当する閾値とを比較するか、或は2番目に大
きなパワー値/最大パワー値の比と該当する閾値とを比
較してもよい。
【0039】(実施例3)図3に本発明の更に他の実施
例を示す。
【0040】この実施例においては、DTMFレシーバ
のレベル検出器の出力側に、本実施例のDTMF信号判
定回路が接続されている。このDTMF信号判定回路
は、低群用の4つのレベル検出器140〜143の出力
側と、高群用の4つのレベル検出器144〜147の出
力側とにそれぞれ、加算器33及びコンパレータ34か
らなるレベル検出カウンタが接続され、このレベル検出
カウンタの出力側に判定器35が接続された構成となっ
ている。
【0041】かかる構成のDTMF信号判定回路におけ
る判定内容について説明する。低群用の4つのレベル検
出器140〜143から出力される検出結果は加算器3
1に与えられ、加算器31は入力信号に基づいて低群の
周波数の個数を加算し、加算した信号をコンパレータ3
2に与える。コンパレータ32には、DTMF信号を形
成する低群周波数は1つであることを示す1が比較信号
として設定されており、入力信号と設定された1とが一
致するか否かを判断し、等しい場合に「1」を、等しく
なければ「0」を判定器35に出力する。
【0042】一方、高群用の4つのレベル検出器144
〜147から出力される検出結果は加算器33に与えら
れ、加算器33は入力信号に基づいて低群の周波数の個
数を加算し、加算した信号をコンパレータ34に与え
る。コンパレータ34には、DTMF信号を形成する高
群周波数は1つであることを示す1が比較信号として設
定されており、入力信号と設定された1とが一致するか
否かを判断し、等しい場合に「1」を、等しくなければ
「0」を判定器35に出力する。
【0043】判定器35は、コンパレータ32と34の
両方とも1を出力した場合のみ入力信号がDTMF信号
であると判定を下す。
【0044】したがって、本実施例においては、DTM
F信号が実際に入力されず、例えば音声信号やホワイト
ノイズ等が入力された場合には、コンパレータ32、3
4からの信号が共に「0」となるか、又は、一方の信号
が「0」となるため、確実に入力信号がDTMF信号で
あるか否かを判定でき、仮にコーダ150がレベル検出
器140〜147の出力信号に基づいてDTMF信号が
入力されたことを示すコードの出力を行う作動状態とな
っていても、その作動を中止させることが可能となり、
誤動作を起こさないようにできる。
【0045】
【発明の効果】本発明による場合は、DTMFレシーバ
が誤動作をすることを防止できるので、DTMFレシー
バの耐雑音性、音声遮断性能を著しく向上でき、例えば
公衆電話等の周囲に雑音の多いところから自宅の電話
機、コントローラ等にDTMF信号を送って機器を制御
するような場合に、誤動作を防止するに際して、周囲の
雑音が入らないように送話器を覆う等の処置を不要にで
きる。
【0046】また、国際回線、構内回線等の雑音のレベ
ルが高い回線に接続されるDTMF制御機能付機器にお
いても、DTMFレシーバに本発明のDTMF信号判定
回路を使用することにより、雑音除去器等の特別な装置
を必要とせずに、正常なDTMF受信動作を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のDTMF信号判定回路を、DTMF
レシーバと併せて示すブロック図である。
【図2】実施例2のDTMF信号判定回路を、DTMF
レシーバと併せて示すブロック図である。
【図3】実施例3のDTMF信号判定回路を、DTMF
レシーバと併せて示すブロック図である。
【図4】従来のDTMFレシーバを示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1、5 加算器 2、6 最大パワー判定器 3、7 パワー比較器 4、8 判定器 9 総合判定器 11、14 パワー選択器 12、15 パワー比較器 13、16 判定器 17 総合判定器 31、33 加算器 32、34 コンパレータ 35 判定器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高群周波数の1つと低群周波数の1つと
    が組み合わされてなるDTMF信号である入力信号をコ
    ード化すべく、高群周波数及び低群周波数の各周波数の
    信号成分を抽出する手段と、抽出された信号成分のパワ
    ー値を計算する手段とが設けられたDTMFレシーバに
    対し、付加されるDTMF信号判定回路であって、 計算された高群周波数に関するパワー値が入力され、そ
    の全パワー値のうちの最大パワー値と、該全パワー値の
    合計又は2番目に大きいパワー値とを求める手段と、 求められた高群周波数に関する2つのパワー値の差又は
    比と、予め該差又は比に関して定めた所定値とを比較し
    て、該入力信号が高群周波数の1種類のみを有するか否
    かを判定する手段と、 計算された低群周波数に関するパワー値が入力され、そ
    の全パワー値のうちの最大パワー値と、該全パワー値の
    合計又は2番目に大きいパワー値とを求める手段と、 求められた低群周波数に関する2つのパワー値の差又は
    比と、予め該差又は比に関して定めた所定値とを比較し
    て、該入力信号が低群周波数の1種類のみを有するか否
    かを判定する手段と、 判定された2つの結果に基づき該入力信号がDTMF信
    号か否かを判別する手段と、 を有するDTMF信号判定回路。
  2. 【請求項2】 高群周波数の1つと低群周波数の1つと
    が組み合わされてなるDTMF信号である入力信号をコ
    ード化すべく、高群周波数及び低群周波数の各周波数の
    信号成分を抽出する手段と、抽出された信号成分のパワ
    ー値を計算する手段と、計算されたパワー値のレベルを
    検出する手段とが設けられたDTMFレシーバに対し、
    付加されるDTMF信号判定回路であって、 高群周波数において、或る一定レベル以上のパワー値を
    もつ周波数の個数をカウントする手段と、 低群周波数において、或る一定レベル以上のパワー値を
    もつ周波数の個数をカウントする手段と、 カウントされた高群周波数に関する周波数の個数と低群
    周波数に関する周波数の個数とに基づいて、該入力信号
    がDTMF信号か否かを判別する手段と、 を有するDTMF信号判定回路。
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