JPH0662417A - 単板カラーカメラ - Google Patents
単板カラーカメラInfo
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- JPH0662417A JPH0662417A JP4207635A JP20763592A JPH0662417A JP H0662417 A JPH0662417 A JP H0662417A JP 4207635 A JP4207635 A JP 4207635A JP 20763592 A JP20763592 A JP 20763592A JP H0662417 A JPH0662417 A JP H0662417A
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Landscapes
- Color Television Image Signal Generators (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】単板カラーカメラにおいて、輝度信号Ｙおよび
色差信号に発生するラインクロールを抑圧する。 【構成】映像信号がラインクロールが発生する抑圧点の
レベルが抑圧点２３から出力されている。デジタル映像
信号がこの抑圧点のレベルを越えないときには通常の輝
度信号Ｙおよび色差信号を得る。デジタル映像信号がこ
の抑圧点のレベルを越えたときには垂直相関をとったデ
ジタル映像信号から得た広帯域輝度信号ＹH を輝度信号
Ｙとして出力し、この広帯域輝度信号ＹH が抑圧点のレ
ベルを越えたときにはこの越えたレベルに応じて色差信
号のレベルを乗算器２７により変える。
色差信号に発生するラインクロールを抑圧する。 【構成】映像信号がラインクロールが発生する抑圧点の
レベルが抑圧点２３から出力されている。デジタル映像
信号がこの抑圧点のレベルを越えないときには通常の輝
度信号Ｙおよび色差信号を得る。デジタル映像信号がこ
の抑圧点のレベルを越えたときには垂直相関をとったデ
ジタル映像信号から得た広帯域輝度信号ＹH を輝度信号
Ｙとして出力し、この広帯域輝度信号ＹH が抑圧点のレ
ベルを越えたときにはこの越えたレベルに応じて色差信
号のレベルを乗算器２７により変える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオカメラ，電子
カメラ等の単板カラーカメラに関する。
カメラ等の単板カラーカメラに関する。
【０００２】
【従来の技術】以下に従来の単板カラーカメラの例を、
図２の色差線順次方式の単板カラーカメラの構成を示す
ブロック図を参照しながら説明する。
図２の色差線順次方式の単板カラーカメラの構成を示す
ブロック図を参照しながら説明する。
【０００３】図２において、ＣＣＤ１では、図示しない
光学レンズを介して入射された撮像光が光電変換され、
点順次でＣＤＳ２へ供給される。ＣＤＳ２では、ＣＣＤ
１から供給された点順次の信号が相関２重サンプリング
され、ノイズが低減された後ゲインコントロール回路
（以下ＧＣと記す）３へ供給される。ＧＣ３では、ＣＤ
Ｓ２から供給された信号のゲインが所定のレベルになる
ようコントロールされプリニー回路４へ供給される。プ
リニー回路４では、ＧＣ３から供給された信号が所定の
レベルよりも高い信号に圧縮処理されＡ／Ｄ変換器５へ
供給される。
光学レンズを介して入射された撮像光が光電変換され、
点順次でＣＤＳ２へ供給される。ＣＤＳ２では、ＣＣＤ
１から供給された点順次の信号が相関２重サンプリング
され、ノイズが低減された後ゲインコントロール回路
（以下ＧＣと記す）３へ供給される。ＧＣ３では、ＣＤ
Ｓ２から供給された信号のゲインが所定のレベルになる
ようコントロールされプリニー回路４へ供給される。プ
リニー回路４では、ＧＣ３から供給された信号が所定の
レベルよりも高い信号に圧縮処理されＡ／Ｄ変換器５へ
供給される。
【０００４】Ａ／Ｄ変換器５では、プリニー回路４から
供給された信号がデジタル変換され、１Ｈ遅延回路６お
よび加算器８へ供給される。１Ｈ遅延回路６では、Ａ／
Ｄ変換器５から供給されたデジタル映像信号が１水平走
査期間遅延されＹH フィルタ１１，色分離回路１３へ供
給されると共に、１Ｈ遅延回路７を介して更に１水平走
査期間遅延されたデジタル映像信号が加算器８へ供給さ
れる。加算器８では、Ａ／Ｄ変換器５および１Ｈ遅延回
路７から供給されたデジタル映像信号が加算されて、色
分離回路１３へ供給される。
供給された信号がデジタル変換され、１Ｈ遅延回路６お
よび加算器８へ供給される。１Ｈ遅延回路６では、Ａ／
Ｄ変換器５から供給されたデジタル映像信号が１水平走
査期間遅延されＹH フィルタ１１，色分離回路１３へ供
給されると共に、１Ｈ遅延回路７を介して更に１水平走
査期間遅延されたデジタル映像信号が加算器８へ供給さ
れる。加算器８では、Ａ／Ｄ変換器５および１Ｈ遅延回
路７から供給されたデジタル映像信号が加算されて、色
分離回路１３へ供給される。
【０００５】ＹH フィルタ１１では、供給されたデジタ
ル映像信号から広帯域輝度信号ＹHが抽出され、この抽
出された広帯域輝度信号ＹH はγ補正回路１２によりγ
補正された後、減算器１６および加算器１９へ供給され
る。色分離回路１３では、１Ｈ遅延回路６から供給され
たデジタル映像信号と加算器８から供給された垂直相関
をとったデジタル映像信号とから帯域制限されたＲ，
Ｇ，Ｂの３原色信号が分離されプロセス回路１４へ供給
される。プロセス回路１４では、色分離回路１３から供
給されたＲ，Ｇ，Ｂの３原色信号にホワイトバランス，
γ補正等の処理がされた後、それぞれマトリクス回路１
５へ供給される。マトリクス回路１５では、プロセス回
路１４から供給されたＲ，Ｇ，Ｂ信号からベースバンド
の輝度信号ＹL および色差信号（Ｒ−Ｙ，Ｂ−Ｙ）が分
離され、それぞれ減算器１６およびローパスフィルタ
（以下ＬＰＦと記す）２０へ供給される。
ル映像信号から広帯域輝度信号ＹHが抽出され、この抽
出された広帯域輝度信号ＹH はγ補正回路１２によりγ
補正された後、減算器１６および加算器１９へ供給され
る。色分離回路１３では、１Ｈ遅延回路６から供給され
たデジタル映像信号と加算器８から供給された垂直相関
をとったデジタル映像信号とから帯域制限されたＲ，
Ｇ，Ｂの３原色信号が分離されプロセス回路１４へ供給
される。プロセス回路１４では、色分離回路１３から供
給されたＲ，Ｇ，Ｂの３原色信号にホワイトバランス，
γ補正等の処理がされた後、それぞれマトリクス回路１
５へ供給される。マトリクス回路１５では、プロセス回
路１４から供給されたＲ，Ｇ，Ｂ信号からベースバンド
の輝度信号ＹL および色差信号（Ｒ−Ｙ，Ｂ−Ｙ）が分
離され、それぞれ減算器１６およびローパスフィルタ
（以下ＬＰＦと記す）２０へ供給される。
【０００６】減算器１６では、マトリクス回路１５から
供給されたベースバンドの輝度信号ＹL からγ補正回路
１２から供給された広帯域輝度信号ＹH が減算され、こ
の減算された信号がＬＰＦ１７へ供給される。ＬＰＦ１
７では、減算器１６から供給された信号が更に帯域制限
され、この帯域制限されたベースバンドの輝度信号ＹL
が加算器１９へ供給される。加算器１９では、γ補正回
路１２から供給された広帯域輝度信号ＹH とＬＰＦ１７
から供給されたベースバンドの輝度信号ＹL とが加算さ
れ、高域が広帯域輝度信号ＹH で低域がベースバンドの
輝度信号ＹL である輝度信号Ｙが出力される。一方、Ｌ
ＰＦ２０では、マトリクス回路１５から供給された色差
信号が帯域制限され出力される。
供給されたベースバンドの輝度信号ＹL からγ補正回路
１２から供給された広帯域輝度信号ＹH が減算され、こ
の減算された信号がＬＰＦ１７へ供給される。ＬＰＦ１
７では、減算器１６から供給された信号が更に帯域制限
され、この帯域制限されたベースバンドの輝度信号ＹL
が加算器１９へ供給される。加算器１９では、γ補正回
路１２から供給された広帯域輝度信号ＹH とＬＰＦ１７
から供給されたベースバンドの輝度信号ＹL とが加算さ
れ、高域が広帯域輝度信号ＹH で低域がベースバンドの
輝度信号ＹL である輝度信号Ｙが出力される。一方、Ｌ
ＰＦ２０では、マトリクス回路１５から供給された色差
信号が帯域制限され出力される。
【０００７】このように，Ａ／Ｄ変換器５の量子化精度
が不十分であるときには、デジタル信号に変換する前処
理として非線形なプリニー処理を行うことにより見かけ
上のＡ／Ｄ変換前のダイナミックレンジを広くとる方法
がとられている。また、色温度が変化した場合にも定輝
度化を実現するため、マトリクス後のベースバンドの輝
度信号の低域成分およびγ補正した広帯域輝度信号の高
域成分から構成された、広帯域な輝度信号を作ってい
る。
が不十分であるときには、デジタル信号に変換する前処
理として非線形なプリニー処理を行うことにより見かけ
上のＡ／Ｄ変換前のダイナミックレンジを広くとる方法
がとられている。また、色温度が変化した場合にも定輝
度化を実現するため、マトリクス後のベースバンドの輝
度信号の低域成分およびγ補正した広帯域輝度信号の高
域成分から構成された、広帯域な輝度信号を作ってい
る。
【０００８】しかし、従来の色差線順次方式の単板カラ
ーカメラでは色フィルタの各画素間の感度が異なるた
め、ＣＣＤの飽和時やアナログの非線形処理の非線形特
性の特性が変わるレベルでライン間にレベル差が生じて
しまい、輝度信号Ｙおよび色差信号にラインクロールが
発生すという問題があった。
ーカメラでは色フィルタの各画素間の感度が異なるた
め、ＣＣＤの飽和時やアナログの非線形処理の非線形特
性の特性が変わるレベルでライン間にレベル差が生じて
しまい、輝度信号Ｙおよび色差信号にラインクロールが
発生すという問題があった。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の色差
線順次方式の単板カラーカメラにおいては、色フィルタ
の各画素間の感度が異なるため、ＣＣＤの飽和時やアナ
ログの非線形処理の非線形特性の特性が変わるところで
ライン間にレベル差が生じ、輝度信号Ｙおよび色差信号
にラインクロールが発生すという問題があった。この発
明は上記のような従来技術の欠点を除去し、ラインクロ
ールの発生を視覚上抑圧する単板カラーカメラを提供す
ることを目的とするものである。
線順次方式の単板カラーカメラにおいては、色フィルタ
の各画素間の感度が異なるため、ＣＣＤの飽和時やアナ
ログの非線形処理の非線形特性の特性が変わるところで
ライン間にレベル差が生じ、輝度信号Ｙおよび色差信号
にラインクロールが発生すという問題があった。この発
明は上記のような従来技術の欠点を除去し、ラインクロ
ールの発生を視覚上抑圧する単板カラーカメラを提供す
ることを目的とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明においては、撮像光が入射される撮像素
子と、この１つの撮像素子の感光面上に配設される少な
くとも２以上の色を有するカラーフィルタと、前記撮像
素子から出力される映像信号から広帯域輝度信号を抽出
する広帯域輝度信号抽出手段と、前記映像信号が供給さ
れこの映像信号と垂直相関のある信号を出力する遅延手
段と、前記撮像素子から出力される映像信号と前記遅延
された映像信号とから垂直相関をとった広帯域輝度信号
を抽出する垂直相関広帯域輝度信号抽出手段と、前記撮
像素子のラインクロールが発生する映像信号レベルであ
る抑圧点を出力する手段と、前記撮像素子から出力され
る映像信号と前記抑圧点とを比較する比較手段と、この
比較結果に応じて前記広帯域輝度信号抽出手段と前記垂
直相関広帯域輝度信号抽出手段との出力を切り換えて出
力する切り換え手段とを備え、前記切り換え手段は、前
記撮像素子から出力される映像信号が前記抑圧点を越え
たときに前記垂直相関広帯域輝度信号抽出手段の出力を
選択することを特徴とする単板カラーカメラを提供す
る。
めに、この発明においては、撮像光が入射される撮像素
子と、この１つの撮像素子の感光面上に配設される少な
くとも２以上の色を有するカラーフィルタと、前記撮像
素子から出力される映像信号から広帯域輝度信号を抽出
する広帯域輝度信号抽出手段と、前記映像信号が供給さ
れこの映像信号と垂直相関のある信号を出力する遅延手
段と、前記撮像素子から出力される映像信号と前記遅延
された映像信号とから垂直相関をとった広帯域輝度信号
を抽出する垂直相関広帯域輝度信号抽出手段と、前記撮
像素子のラインクロールが発生する映像信号レベルであ
る抑圧点を出力する手段と、前記撮像素子から出力され
る映像信号と前記抑圧点とを比較する比較手段と、この
比較結果に応じて前記広帯域輝度信号抽出手段と前記垂
直相関広帯域輝度信号抽出手段との出力を切り換えて出
力する切り換え手段とを備え、前記切り換え手段は、前
記撮像素子から出力される映像信号が前記抑圧点を越え
たときに前記垂直相関広帯域輝度信号抽出手段の出力を
選択することを特徴とする単板カラーカメラを提供す
る。
【００１１】また、前記撮像素子から出力される映像信
号からクロマ信号を抽出するクロマ抽出手段と、前記比
較手段の比較結果に応じて前記クロマ信号を減衰させる
減衰手段とを備え、前記減衰手段は、前記撮像素子から
出力される映像信号が前記抑圧点を越えたときに前記ク
ロマ抽出手段の出力を減衰することを特徴とする前記単
板カラーカメラを提供する。
号からクロマ信号を抽出するクロマ抽出手段と、前記比
較手段の比較結果に応じて前記クロマ信号を減衰させる
減衰手段とを備え、前記減衰手段は、前記撮像素子から
出力される映像信号が前記抑圧点を越えたときに前記ク
ロマ抽出手段の出力を減衰することを特徴とする前記単
板カラーカメラを提供する。
【００１２】
【作用】このように構成されたものにおいては、撮像素
子から出力される映像信号がラインクロールが発生する
レベルに達すると、垂直相関をとった広帯域輝度信号を
出力する。また、このラインクロールが発生するレベル
を越えた値に応じてクロマ信号を減衰させるので、輝度
信号Ｙおよびクロマ信号に発生するラインクロールを抑
圧することができる。
子から出力される映像信号がラインクロールが発生する
レベルに達すると、垂直相関をとった広帯域輝度信号を
出力する。また、このラインクロールが発生するレベル
を越えた値に応じてクロマ信号を減衰させるので、輝度
信号Ｙおよびクロマ信号に発生するラインクロールを抑
圧することができる。
【００１３】
【実施例】以下、この発明の一実施例について、図１を
参照して詳細に説明する。図１において、図２と同じ部
分については同一番号を付し説明は省略する。
参照して詳細に説明する。図１において、図２と同じ部
分については同一番号を付し説明は省略する。
【００１４】１Ｈ遅延回路６では、Ａ／Ｄ変換器５から
供給されたデジタル映像信号が１水平走査期間遅延され
加算器９，スイッチ１０の端子Ａ，色分離回路１３，減
算器２２へ供給されると共に、１Ｈ遅延回路７を介して
更に１水平走査期間遅延されたデジタル映像信号が加算
器８へ供給される。加算器９では、１Ｈ遅延回路６およ
び加算器８から供給された信号が加算されて、垂直相関
をとったデジタル映像信号がスイッチ１０の端子Ｂへ供
給される。スイッチ１０は、判別回路２１から供給され
る制御信号により切換えられ、端子ＡまたはＢのいずれ
かの端子を選択し、この選択した端子から供給された信
号をＹH フィルタ１１へ供給する。ＹHフィルタ１１で
は、供給されたデジタル映像信号から水平方向に広帯域
な輝度信号ＹH が抽出され減算器２４へ供給されると共
に、γ補正回路１２によりγ補正されて減算器１６およ
び加算器１９へ供給される。
供給されたデジタル映像信号が１水平走査期間遅延され
加算器９，スイッチ１０の端子Ａ，色分離回路１３，減
算器２２へ供給されると共に、１Ｈ遅延回路７を介して
更に１水平走査期間遅延されたデジタル映像信号が加算
器８へ供給される。加算器９では、１Ｈ遅延回路６およ
び加算器８から供給された信号が加算されて、垂直相関
をとったデジタル映像信号がスイッチ１０の端子Ｂへ供
給される。スイッチ１０は、判別回路２１から供給され
る制御信号により切換えられ、端子ＡまたはＢのいずれ
かの端子を選択し、この選択した端子から供給された信
号をＹH フィルタ１１へ供給する。ＹHフィルタ１１で
は、供給されたデジタル映像信号から水平方向に広帯域
な輝度信号ＹH が抽出され減算器２４へ供給されると共
に、γ補正回路１２によりγ補正されて減算器１６およ
び加算器１９へ供給される。
【００１５】ここで、ラインクロールが発生するＣＣＤ
出力レベルを抑圧点ａとする。抑圧点２３からはこの抑
圧点のレベルである抑圧点ａが減算器２２および減算器
２４へ出力されている。減算器２２では、１Ｈ遅延回路
６から出力されたデジタル映像信号から抑圧点ａが減算
され、この減算結果が判別回路２１へ供給される。判別
回路２１では、減算器２２からの演算結果が供給され、
この演算結果が正のときにスイッチ１０，１８の端子Ｂ
を選択する制御信号をスイッチ１０，１８へ出力し、演
算結果が負のときにはスイッチ１０，１８の端子Ａを選
択する制御信号をスイッチ１０，１８へ出力する。ＬＰ
Ｆ１７では、減算器１６から供給された信号が低域に帯
域制限され、この帯域制限されたベースバンドの輝度信
号ＹL がスイッチ１８の端子Ａへ供給される。またスイ
ッチ１８の端子Ｂは接地されており、判別回路２１の判
別結果に応じて端子Ａ，Ｂが選択され、この選択された
信号が加算器１９へ供給される。
出力レベルを抑圧点ａとする。抑圧点２３からはこの抑
圧点のレベルである抑圧点ａが減算器２２および減算器
２４へ出力されている。減算器２２では、１Ｈ遅延回路
６から出力されたデジタル映像信号から抑圧点ａが減算
され、この減算結果が判別回路２１へ供給される。判別
回路２１では、減算器２２からの演算結果が供給され、
この演算結果が正のときにスイッチ１０，１８の端子Ｂ
を選択する制御信号をスイッチ１０，１８へ出力し、演
算結果が負のときにはスイッチ１０，１８の端子Ａを選
択する制御信号をスイッチ１０，１８へ出力する。ＬＰ
Ｆ１７では、減算器１６から供給された信号が低域に帯
域制限され、この帯域制限されたベースバンドの輝度信
号ＹL がスイッチ１８の端子Ａへ供給される。またスイ
ッチ１８の端子Ｂは接地されており、判別回路２１の判
別結果に応じて端子Ａ，Ｂが選択され、この選択された
信号が加算器１９へ供給される。
【００１６】減算器２４では、ＹH フィルタ１１から供
給された広帯域輝度信号ＹH から抑圧点ａが減算され、
この減算された結果がクリップ回路２５へ供給される。
クリップ回路２５では、減算器２４から供給された信号
から正の成分だけが取り出され減算器２６へ供給され
る。減算器２６には、乗算器２７へ供給された場合に係
数が１となるレベルの直流電圧ＤＣが供給されており、
この直流電圧からクリップ回路２５の出力が減算され乗
算器２７へ供給される。このため乗算器２７へ供給され
る係数は１以下の値となる。
給された広帯域輝度信号ＹH から抑圧点ａが減算され、
この減算された結果がクリップ回路２５へ供給される。
クリップ回路２５では、減算器２４から供給された信号
から正の成分だけが取り出され減算器２６へ供給され
る。減算器２６には、乗算器２７へ供給された場合に係
数が１となるレベルの直流電圧ＤＣが供給されており、
この直流電圧からクリップ回路２５の出力が減算され乗
算器２７へ供給される。このため乗算器２７へ供給され
る係数は１以下の値となる。
【００１７】マトリクス回路１５では、プロセス回路１
４から供給されたＲ，Ｇ，Ｂ信号から輝度信号および色
差信号（Ｒ−Ｙ，Ｂ−Ｙ）が分離され、それぞれ減算器
１６および乗算器２７へ供給される。乗算器２７では、
マトリクス回路１５から供給された色差信号に減算器２
６からの係数が乗算され、この乗算された信号がＬＰＦ
２０へ供給される。次に、このように構成された単板カ
ラーカメラの動作を説明する。
４から供給されたＲ，Ｇ，Ｂ信号から輝度信号および色
差信号（Ｒ−Ｙ，Ｂ−Ｙ）が分離され、それぞれ減算器
１６および乗算器２７へ供給される。乗算器２７では、
マトリクス回路１５から供給された色差信号に減算器２
６からの係数が乗算され、この乗算された信号がＬＰＦ
２０へ供給される。次に、このように構成された単板カ
ラーカメラの動作を説明する。
【００１８】ＣＣＤ１から供給された映像信号はデジタ
ル映像信号に変換されスイッチ１０の端子Ａへ供給され
る。ＹH フィルタ１１では、スイッチ１０から供給され
たデジタル映像信号から広帯域輝度信号ＹH が抽出さ
れ、γ補正回路１２を介してγ補正された広帯域輝度信
号ＹH が加算器１９へ供給される。加算器１９では、広
帯域輝度信号ＹH とスイッチ１８から供給された信号と
が加算され輝度信号Ｙとして出力される。
ル映像信号に変換されスイッチ１０の端子Ａへ供給され
る。ＹH フィルタ１１では、スイッチ１０から供給され
たデジタル映像信号から広帯域輝度信号ＹH が抽出さ
れ、γ補正回路１２を介してγ補正された広帯域輝度信
号ＹH が加算器１９へ供給される。加算器１９では、広
帯域輝度信号ＹH とスイッチ１８から供給された信号と
が加算され輝度信号Ｙとして出力される。
【００１９】一方、色分離回路１３では、１Ｈ遅延回路
６から供給されたデジタル映像信号および加算器８から
供給されたデジタル映像信号からＲ，Ｇ，Ｂの３原色信
号が分離され、これらの信号はプロセス回路１４，マト
リクス回路１５を介してベースバンドの輝度信号ＹL お
よび色差信号となる。マトリクス回路１５で得られたベ
ースバンドの輝度信号ＹL は、減算器１６により広帯域
輝度信号ＹH が減算された後、ＬＰＦ１７を介して低域
に帯域制限された信号がスイッチ１８の端子Ａへ供給さ
れる。一方マトリクス回路１５で得られた色差信号は、
乗算器２７へ供給される。乗算器２７では減算器２６か
ら供給された係数が乗算され、ＬＰＦ２０を介して色差
信号として出力される。
６から供給されたデジタル映像信号および加算器８から
供給されたデジタル映像信号からＲ，Ｇ，Ｂの３原色信
号が分離され、これらの信号はプロセス回路１４，マト
リクス回路１５を介してベースバンドの輝度信号ＹL お
よび色差信号となる。マトリクス回路１５で得られたベ
ースバンドの輝度信号ＹL は、減算器１６により広帯域
輝度信号ＹH が減算された後、ＬＰＦ１７を介して低域
に帯域制限された信号がスイッチ１８の端子Ａへ供給さ
れる。一方マトリクス回路１５で得られた色差信号は、
乗算器２７へ供給される。乗算器２７では減算器２６か
ら供給された係数が乗算され、ＬＰＦ２０を介して色差
信号として出力される。
【００２０】減算器２２にはラインクロールが発生する
ときの出力レベルである抑圧点ａが供給されている。ま
ず、デジタル映像信号がこの抑圧点ａよりも小さくライ
ンクロールが発生しないときには、スイッチ１０は端子
Ａのデジタル映像信号を、また、スイッチ１８は端子Ａ
のベースバンドの輝度信号ＹL を判別回路２１から出力
される制御信号により選択する。また、広帯域輝度信号
ＹH が抑圧点ａよりも小さくラインクロールが発生しな
いときには、減算器２４の値は負となり、乗算器２７に
は係数が１の直流電圧ＤＣが供給され、マトリクス回路
１５の出力をそのままＬＰＦ２０へ出力する。
ときの出力レベルである抑圧点ａが供給されている。ま
ず、デジタル映像信号がこの抑圧点ａよりも小さくライ
ンクロールが発生しないときには、スイッチ１０は端子
Ａのデジタル映像信号を、また、スイッチ１８は端子Ａ
のベースバンドの輝度信号ＹL を判別回路２１から出力
される制御信号により選択する。また、広帯域輝度信号
ＹH が抑圧点ａよりも小さくラインクロールが発生しな
いときには、減算器２４の値は負となり、乗算器２７に
は係数が１の直流電圧ＤＣが供給され、マトリクス回路
１５の出力をそのままＬＰＦ２０へ出力する。
【００２１】これにより、デジタル映像信号がこの抑圧
点ａよりも小さくラインクロールが発生しないときに
は、従来と同様な輝度信号Ｙおよび色差信号を得ること
が出来る。
点ａよりも小さくラインクロールが発生しないときに
は、従来と同様な輝度信号Ｙおよび色差信号を得ること
が出来る。
【００２２】次に、デジタル映像信号がこの抑圧点より
も大きくラインクロールが発生するときには、定輝度化
を実現しない様にスイッチ１０は端子Ｂの垂直相関をと
ったデジタル映像信号を、また、スイッチ１８は端子Ｂ
の零レベルを判別回路２１から出力される制御信号によ
り選択する。また、広帯域輝度信号が抑圧点ａよりも大
きくラインクロールが発生するときには、減算器２４の
値は正となり、乗算器２７には係数が１よりも小さい直
流電圧ＤＣが供給され、マトリクス回路１５の出力を小
さくしてＬＰＦ２０へ出力する。
も大きくラインクロールが発生するときには、定輝度化
を実現しない様にスイッチ１０は端子Ｂの垂直相関をと
ったデジタル映像信号を、また、スイッチ１８は端子Ｂ
の零レベルを判別回路２１から出力される制御信号によ
り選択する。また、広帯域輝度信号が抑圧点ａよりも大
きくラインクロールが発生するときには、減算器２４の
値は正となり、乗算器２７には係数が１よりも小さい直
流電圧ＤＣが供給され、マトリクス回路１５の出力を小
さくしてＬＰＦ２０へ出力する。
【００２３】これにより、デジタル映像信号がこの抑圧
点よりも大きくラインクロールが発生するときには、垂
直相関をとった広帯域輝度信号ＹH を輝度信号Ｙとして
得て、広帯域輝度信号ＹH が抑圧点ａを越えた値に応じ
て小さくなる色差信号を得ることが出来る。このよう
に、加算器３個，マルチプレクサ２個，クリップ回路１
個でラインクロールを抑圧することが出来る。
点よりも大きくラインクロールが発生するときには、垂
直相関をとった広帯域輝度信号ＹH を輝度信号Ｙとして
得て、広帯域輝度信号ＹH が抑圧点ａを越えた値に応じ
て小さくなる色差信号を得ることが出来る。このよう
に、加算器３個，マルチプレクサ２個，クリップ回路１
個でラインクロールを抑圧することが出来る。
【００２４】
【発明の効果】この発明によれば、映像信号がラインク
ロールが発生する抑圧点のレベルを越えたときには垂直
相関をとったデジタル映像信号から広帯域輝度信号を輝
度信号として得て、輝度信号が抑圧点のレベルを越えた
値に応じて色差信号のレベルを変えているので、輝度信
号Ｙおよび色差信号に発生するラインクロールを抑圧す
ることができる。
ロールが発生する抑圧点のレベルを越えたときには垂直
相関をとったデジタル映像信号から広帯域輝度信号を輝
度信号として得て、輝度信号が抑圧点のレベルを越えた
値に応じて色差信号のレベルを変えているので、輝度信
号Ｙおよび色差信号に発生するラインクロールを抑圧す
ることができる。
【図１】この発明に係る単板カラーカメラの一実施例の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図２】従来の単板カラーカメラのブロック図である。
１０，１８…スイッチ、２１…判別回路、２２，２４，
２６…減算器、２３…抑圧点、２５…クリップ回路、２
７…乗算器。
２６…減算器、２３…抑圧点、２５…クリップ回路、２
７…乗算器。
Claims (2)
- 【請求項１】 撮像光が入射される撮像素子と、 この１つの撮像素子の感光面上に配設される少なくとも
２以上の色を有するカラーフィルタと、 前記撮像素子から出力される映像信号から広帯域輝度信
号を抽出する広帯域輝度信号抽出手段と、 前記映像信号が供給されこの映像信号と垂直相関のある
信号を出力する遅延手段と、 前記撮像素子から出力される映像信号と前記遅延された
映像信号とから垂直相関をとった広帯域輝度信号を抽出
する垂直相関広帯域輝度信号抽出手段と、 前記撮像素子のラインクロールが発生する映像信号レベ
ルである抑圧点を出力する手段と、 前記撮像素子から出力される映像信号と前記抑圧点とを
比較する比較手段と、 この比較結果に応じて前記広帯域輝度信号抽出手段と前
記垂直相関広帯域輝度信号抽出手段との出力を切り換え
て出力する切り換え手段とを備え、 前記切り換え手段は、前記撮像素子から出力される映像
信号が前記抑圧点を越えたときに前記垂直相関広帯域輝
度信号抽出手段の出力を選択することを特徴とする単板
カラーカメラ。 - 【請求項２】 前記撮像素子から出力される映像信号か
らクロマ信号を抽出するクロマ抽出手段と、 前記比較手段の比較結果に応じて前記クロマ信号を減衰
させる減衰手段とを備え、 前記減衰手段は、前記撮像素子から出力される映像信号
が前記抑圧点を越えたときに前記クロマ抽出手段の出力
を減衰することを特徴とする請求項１記載の単板カラー
カメラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4207635A JPH0662417A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 単板カラーカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4207635A JPH0662417A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 単板カラーカメラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0662417A true JPH0662417A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16543060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4207635A Pending JPH0662417A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 単板カラーカメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0662417A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7460115B2 (en) | 2004-05-14 | 2008-12-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Display apparatus using subpixels with high light utilization |
-
1992
- 1992-08-04 JP JP4207635A patent/JPH0662417A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7460115B2 (en) | 2004-05-14 | 2008-12-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Display apparatus using subpixels with high light utilization |
| US8184134B2 (en) | 2004-05-14 | 2012-05-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Display apparatus |
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