JPH0661925U - 縫製用電動マーカー - Google Patents
縫製用電動マーカーInfo
- Publication number
- JPH0661925U JPH0661925U JP833893U JP833893U JPH0661925U JP H0661925 U JPH0661925 U JP H0661925U JP 833893 U JP833893 U JP 833893U JP 833893 U JP833893 U JP 833893U JP H0661925 U JPH0661925 U JP H0661925U
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- sleeve
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 生地の表面にチャコを用いて位置決め用や位
置合わせ用の点状のマークを付けるための電動式のマー
カーを得るにある。 【構成】 本体ケース1内にモータ2と、チャック機構
とモータ2用のスイッチ5とを組み込む。チャック機構
は、径方向へ拡縮変位する数個のチャック爪15を有す
るチャック本体11と、チャック爪15を縮径操作する
スリーブ12と、スリーブ12をチャック爪15側へ移
動付勢するばね13とを含む。チャック本体11は継手
10を介してモータ2の出力軸9に連結する。スリーブ
12をばね13に抗して移動操作するリリース具17を
有する。このリリース具17はスリーブ12の下端外面
に設ける。
置合わせ用の点状のマークを付けるための電動式のマー
カーを得るにある。 【構成】 本体ケース1内にモータ2と、チャック機構
とモータ2用のスイッチ5とを組み込む。チャック機構
は、径方向へ拡縮変位する数個のチャック爪15を有す
るチャック本体11と、チャック爪15を縮径操作する
スリーブ12と、スリーブ12をチャック爪15側へ移
動付勢するばね13とを含む。チャック本体11は継手
10を介してモータ2の出力軸9に連結する。スリーブ
12をばね13に抗して移動操作するリリース具17を
有する。このリリース具17はスリーブ12の下端外面
に設ける。
Description
【0001】
この考案は、縫製パーツ相互の縫着位置やボタンホールの位置などを生地の上 に標付けするための電動マーカーに関する。
【0002】
例えば、ポケット用の生地パーツを前身頃に縫着する場合には、チャコで前身 頃に縫着位置をマークしておき、このマークに従って生地パーツを位置決めし縫 着する。この種の標付け作業は例えばチャコ鉛筆を用いており、作業者はチャコ 鉛筆を生地表面に押し付け、鉛筆全体を回転させることで、点状のマークを付け ていた。
【0003】
上記のような従来の作業形態では、チャコ鉛筆を生地表面に押し付け、その状 態を維持したままで鉛筆全体を回転させる必要があるため、作業者が疲労しやす く、作業能率を向上することに限界があった。疲労に伴ってマークの大きさや濃 度、あるいはその位置にばらつきを生じ、以後の縫着工程において生地パーツの 縫着位置に不良を生じることもある。
【0004】 この考案の目的は、作業者の負担を大幅に軽減でき、標付け作業を能率良く行 うのに好適な専用の電動マーカーを提供することにある。
【0005】
本考案の電動マーカーは、本体ケース1にモータ2と、チャコ芯4をつかみ固 定した状態でモータ動力によって回転駆動されるチャック機構と、モータ2への 通電をオン・オフ操作するスイッチ5とを備えている。 チャック機構は、径方向へ拡縮変位する複数のチャック爪15を備えた中空筒 状のチャック本体11と、チャック本体11にスライド自在に外嵌装着されてチ ャック爪15を縮径操作するスリーブ12と、スリーブ12をチャック爪15の 側へ向かって移動付勢するばね13を含み、チャック本体11がモータ2の出力 軸9に継手10を介して連結されている。 そして、スリーブ12をばね13に抗して本体ケース1の内部へ向かってスラ イド操作するリリース具17が、スリーブ12ないしは本体ケース1に設けてあ る。
【0006】
使用に際しては、作業対象の生地Wとは異なる色のチャコ芯4をチャック本体 11内に挿嵌し、チャック爪15でつかみ固定しておく。この状態でスイッチ5 をオン操作してチャック機構およびチャコ芯4を回転駆動し、チャコ芯4の先端 を生地Wの表面に軽く押し付けると点状のマークが形成される。チャコ芯4を生 地Wの表面に押し当てた状態でスイッチ5をオン操作しても同様の結果が得られ る。 いずれにしろ、作業者はスイッチ5の操作とチャコ芯4をマークすべき位置に 保持固定するだけでマークを形成できる。
【0007】
従って、チャコ芯4をチャック機構でつかみ固定しておき、必要時にはモータ 2の動力でチャック機構を介してチャコ芯4を回転駆動するので、作業者は単に スイッチ5を切り換え、チャコ芯4をマークすべき位置に押し当てるだけで、ご く簡単にしかも迅速にマークを形成でき、標付け作業を能率良く行える。作業者 の負担を大幅に軽減できるので、疲労に伴うミスの発生も減少でき、全体として 標付け作業を伴う衣服の生産生を向上できる。
【0008】
図1ないし図3は本考案の実施例を示す。 図2において、電動マーカーは軸太の鉛筆状に形成した本体ケース1を有し、 その内部にモータ2と充電池3、およびチャコ芯4をつかみ固定するチャック機 構などを組み込み、本体ケース1の下端寄りの外面にモータ2への通電をオン・ オフ操作する押しボタン形のスイッチ5を設けてある。 符号6は商用交流電源に接続される整流器であって、これは本体ケース1の上 端に差し込み接続したコネクタプラグ7を介してモータ2に駆動電流を供給し、 あるいは充電池3に充電電流を供給する。
【0009】 図1において、チャック機構はモータ2の出力軸9に継手10を介して連結し たチャック本体11と、チャック本体11に上下スライド自在に外嵌装着したス リーブ12と、スリーブ12をケース外へ向かって押し出し付勢する圧縮コイル 形のばね13とからなる。
【0010】 チャック本体11は、上端が継手10に内嵌固定される直管状の軸部14と、 軸部14の下端に連続するチャック爪15とで中空筒状に形成し、チャック爪1 5の下端から軸部14の過半上部にわたって3個のスリット16を設ける。この スリット16によって、チャック爪15は図3に示すように3個の扇形断面状に 分割される。 チャック爪15は、自由状態において径方向外側へ拡がっており、スリーブ1 2がチャック爪15の外面のテーパー壁15aに外接することで縮径方向へ変位 操作され、その内面壁でチャッコ芯4をつかみ固定する。図示していないが、チ ャック爪15の内面壁には雌ねじ状のすべり止めが形成してある。
【0011】 スリーブ12は上下両端が開口する筒体状に形成されており、その下端開口が チャック爪15のテーパー壁15aに、その上端寄りの内面壁が継手10に設け たフランジ10aにそれぞれ外接する状態で支持されている。スリーブ12をば ね13に抗して本体ケース1内へ押し込むと、チャック爪15は図3に想像線で 示すように、自己の弾性で拡径状に変位するので、チャコ芯4の出し入れやチャ ック爪15によるつかみ位置の変更を自由に行える。 このスリーブ12のスライド操作を容易化するために、スリーブ12の下端周 面にリング状の突起を一体に形成し、これをリリース具17としている。スリー ブ12の下端開口の直径寸法は、チャコ芯4を抜き取った状態において、チャッ ク爪15が最小縮径寸法に変位したときのテーパー壁15aの大径端の直径寸法 と同じか、これより僅かに大きく設定してある。ばね13はスリーブ12の内面 の段部と継手10の外面のフランジ10aとの間に装着する。
【0012】 図1において、符号19・20はスイッチ5で接離操作される接触端子板であ り、前者端子板19はスイッチ5をオフ位置へ戻し付勢するばねを兼ねる。 チャコ芯4は直径が数mmの丸棒状に形成されており、チャック本体11の上下 長さより僅かに大きい上下寸法に切り揃えた状態で供給される。
【0013】 電動マーカーを使用するときは、図1に示すようにチャック本体11内にチャ コ芯4を挿入し、チャック爪15でつかみ固定する。このとき、チャック爪15 はチャコ芯4の外面に接当してそれ以上縮径できないので、スリーブ12はテー パー壁15aに接当して、その位置を保持している。この状態でスイッチ5を押 し込んでモータ2を起動させると、その回転動力は出力軸9と継手10を介して チャック本体11へ伝わり、チャック機構の全体とチャコ芯4とを回転駆動する 。回転しているチャコ芯4を生地Wの表面に軽く押し当てると、生地面との摩擦 によってチャコ芯4の表面が削られて繊維に付着するので、そこに点状のマーク が形成される。
【0014】 チャコ芯4の先端が摩滅した場合には、スリーブ12の下端のリリース具17 に指を掛けて、スリーブ12の全体をばね13に抗して本体ケース1内へ退入さ せる。すると、チャック爪15は拡径状に変位してつかみ力を開放するので、チ ャコ芯4の適量をチャック本体11から自重で滑り出させることができる。この 後、スリーブ12を元の状態へ戻して、その下端開口縁でテーパー壁15aを押 圧し、チャック爪15でチャコ芯4をつかみ固定する。色が異なるチャコ芯4の 交換や補充も同様にして行うことができる。
【0015】 図4はリリース具17を変更した別実施例を示す。そこでは、スリーブ12の ケース内基端側の外面に一対のシフトフランジ21を設け、これらフランジ21 に係合してスリーブ12をスライド操作するリリース具17を本体ケース1に設 ける。 リリース具17はスライドノブ22とU字状のフォーク腕23とを有し、スラ イドノブ22を矢印P方向へ移動させると、フォーク腕23がスライドノブ22 に同行して移動し、フランジ21を介してスリーブ12をばね13に抗してケー ス内方へ退入操作する。 スライドノブ22は、本体ケース1とモータ2の外面の平坦面とでスライドの み自在に案内支持されており、操作力を開放すると、ばね13あるいは専用に設 けたばねの付勢力によって実線で示す状態へ復帰する。このとき、フォーク腕2 3はスリーブ12の周面と僅かな隙間を隔てて対向しているので、スリーブ12 の回転に支障を来すことはない。
【0016】 電動マーカーは、モータを乾電池のみで駆動する形態を採ることができる。 スイッチ5は、切り換え状態を自己保持できる押しボタン形、あるいはスライ ド形などのスイッチ形態を採ることができる。さらに、生地質に応じてモータ2 の駆動回転数を大小に切り換えるための制御回路を付加できる。 本体ケース1内にマーク形成位置を表示する照明具を付加してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の縦断側面図である。
【図2】全体の側面図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】本考案の別実施例を示す要部の縦断面図であ
る。
る。
1 本体ケース 2 モータ 4 チャコ芯 5 スイッチ 9 出力軸 10 継手 11 チャック本体 12 スリーブ 13 ばね 15 チャック爪 17 リリース具
Claims (1)
- 【請求項1】 本体ケース1にモータ2と、チャコ芯4
をつかみ固定した状態でモータ動力によって回転駆動さ
れるチャック機構と、モータ2への通電をオン・オフ操
作するスイッチ5とを備えており、 チャック機構は、径方向へ拡縮変位する複数のチャック
爪15を備えた中空筒状のチャック本体11と、チャッ
ク本体11にスライド自在に外嵌装着されてチャック爪
15を縮径操作するスリーブ12と、スリーブ12をチ
ャック爪15の側へ向かって移動付勢するばね13とを
含み、チャック本体11がモータ2の出力軸9に継手1
0を介して連結されており、 スリーブ12をばね13に抗して本体ケース1の内部へ
向かってスライド操作するリリース具17が、スリーブ
12ないしは本体ケース1に設けてある縫製用の電動マ
ーカー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP833893U JPH08332Y2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 縫製用電動マーカー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP833893U JPH08332Y2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 縫製用電動マーカー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661925U true JPH0661925U (ja) | 1994-09-02 |
JPH08332Y2 JPH08332Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=11690419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP833893U Expired - Lifetime JPH08332Y2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 縫製用電動マーカー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08332Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180108291A (ko) * | 2017-03-24 | 2018-10-04 | 김수정 | 재단용 쵸크케이스 |
-
1993
- 1993-02-05 JP JP833893U patent/JPH08332Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180108291A (ko) * | 2017-03-24 | 2018-10-04 | 김수정 | 재단용 쵸크케이스 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08332Y2 (ja) | 1996-01-10 |
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