JPH0661538B2 - 微粉の分級装置 - Google Patents

微粉の分級装置

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JPH0661538B2
JPH0661538B2 JP13910687A JP13910687A JPH0661538B2 JP H0661538 B2 JPH0661538 B2 JP H0661538B2 JP 13910687 A JP13910687 A JP 13910687A JP 13910687 A JP13910687 A JP 13910687A JP H0661538 B2 JPH0661538 B2 JP H0661538B2
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JP
Japan
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fine powder
classification
impeller
casing
classification area
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JP13910687A
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秀則 ▲吉▼田
敦士 永田
泰一 川崎
裕二 山本
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は微粉分級装置に係り、とくに気体に随伴されて
いる固体材料の乾式による微粉の分級装置に関する。
〔従来の技術〕
ミクロン級粒子ならびにサブミクロン級粒子製造への要
求に対応して、粉砕機による微粉砕とともに微粉の粉砕
品を分級することによって、上記の微粒子を得ることが
行われ、とくに分級の精密化が強く要請されている。
基本的に、この種の微粉の分級装置としては、回転体を
高速回転し、強制的に粒子に遠心力を作用させると同時
に気流を中心方向に吸引して、遠心力と中心向きの空気
抵抗力との平衡関係を利用して、微粉の分級を行うこと
が提案されている。
例えば、従来のものは、分級室を構成する分級羽根を設
けた回転体を高速回転し、分級室において微粉が供給せ
られ中心向きの気流のもとで微粉を粗粉側と細粉側とに
分級させている。(特開昭53-76466号公報など) 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記従来の微粉の分級装置では、分級室
を形成するため、半径方向に2段に配列した分級羽根間
の間隙をもつような回転体を用いているので構造が複雑
となってしまう。
また、微粉のみが回転している分級室に直交して供給さ
れるにさいし、分級室においては、水平方向気流の作用
により粒子の水平方向速度が高さ方向に均一とならない
ので分級面の形成を不確定にさせてしまい、分離粒径を
高さ方向全面にわたり均一とすることができないため、
分級性能を阻害するにいたる。また、気流との衝突によ
り分級室における気流の乱れをもたらすため、分級性能
を低下させる恐れがある。
さらに、気流が分級室に流入され分級作用をなしたる
後、流路を反転させて細粉側から排出させる過程におい
て圧力損失の増大をもたらすので、分級のためのエネル
ギー消費を増大させてしまうなどの問題があった。
本発明はこのような従来の問題を解決するものであり、
微粉を含んだ気流との分散を容易となし、羽根車の流路
に沿って微粉を分級域に導くことにより、充分な遠心力
の作用のもとで微粉の分級特性を発揮することができ、
しかも、構造を簡易となし、エネルギー消費を低減でき
る優れた微粉の分級装置を提供することを目的とするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、ケーシング内に立
て軸羽根車を収容し、入口部と中間開口部を有しZ字状
に屈曲した子午面に形成した流路と出口部とからなる立
て軸羽根車と、該羽根車の入口部に接続したケーシング
に設けた微粉を含んでいる気流の流入部と、前記羽根車
の中間開口部周辺の分級域と、該分級域に二次空気を導
入するための空気口と、前記分級域に接続したケーシン
グに設けた粗粉排出部と、前記羽根車の出口部に接続し
たケーシングに設けた細粉排出部とからなるようにした
ものである。
〔作用〕
本発明は上記のような構成により次のような作用を有す
る。すなわち、気体に随伴されている微粉の分級にあた
り、微粉の含んでいる気流が羽根車の流路に沿って分級
域に導かれ、二次空気の導入のもとで分級作用を行わせ
ることにより分級域における気流の乱れを伴うことなく
気流のそれぞれ細粉排出部と粗粉排出部に導くので、分
級域においては遠心力効果による分級特性を充分に利用
することができて微粉の分級装置の分級精度をはじめと
する分級性能を著しく向上させることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面について詳細に述べる。
第1図は本発明の一実施例の構成をしめすものである。
第1図において10は分級装置をしめし、16は立て軸
14を中心として回転する羽根車であり、ケーシング1
2のほヾ中央部に収容されている。
立て軸14は図示を省略した駆動装置により回転数自在
に駆動せられる。
羽根車16は下端に入口部16aを設け、上端に出口部
16dを備え、入口部16aと出口部16dとの間のZ
字状に屈曲した子午面には流路16cが形成されてい
る。羽根車16の流路16cの一部には放射状羽根が設
けられ、また羽根車16の出口部16d付近には別の放
射状羽根18が取付けられている。
羽根車16の外表面はシュラウド16eによって包囲さ
れており、外表面の外径がほヾ最大となっている部分に
おいてシュラウド16eが開口されている中間開口部1
6bが設けられている。26はケーシング12の下部1
2aに設けられた微粉を含んでいる気流27の流入部で
あり、管状をなしており、流入部26の上端は羽根車1
6の入口部16aに位置するごとく接続されている。
また、羽根車16の中間開口部16bの外側周辺は分級
域28を形成しており、後述の微粉の分級作用が行われ
る環状の区域である。
20はケーシング12の周囲に設けた二次空気を導入す
るために空気口であり、空気流量および気流の角度を可
変とするための開度可変手段を備えており、前記の中間
開口部16bに二次空気21が流れるように外部から導
入される。30はケーシング12の下部12aに設けら
れた粗粉排出部であり、分級域28に接続されており、
分級域28において分級された粗粉31は系外に排出せ
られる。32はケーシング12の頂部に設けられた細粉
排出部であり、分級域28に引続く羽根車16の出口部
16dに接続されており、分級域28において分級され
た細粉33は系外に気流とともに排出せられる。17は
シュラウド16eの頂面と放射状羽根18との間に設け
られた案内手段であり、羽根車16の外側に位置し、Z
字状に屈曲した子午面に流路16cを形成するように気
流の流れ方向を案内している。
13はケーシング12の上端に設けたカバーであり、ほ
ヾ中央部に軸受ケース22を有しており、軸受ケース2
2内の両端にある軸受24は立て軸14を軸承してい
る。
次に上記実施例の動作について説明する。
上記実施例において、駆動装置の調節により立て軸14
の回転数を設定し、羽根車16の周速が所望の値となる
ように回転せられる。微粉を含んでいる気流27は流入
部26を上昇し、流入部26の上端付近の分散手段によ
って微粉相互が付着して凝集することがないように微粉
が単一粒子となって気流中に分散するようにされて、羽
根車16の入口部16aに入り、引続き、Z字状に屈曲
した放射状羽根を有する流路16c内に流れが形成さ
れ、流れに沿って運動し、微粉はらせん状の軌跡のもと
で漸次、加速されるにいたる。この過程においても微粉
は気流中に充分に分散されることが継続して行われる。
かくして、微粉は中間開口部16bに達し、周辺の分級
域28において、上記の周速度に対応した速度のもとで
遠心力が作用して外側方向に向って運動を行う。一方、
分級域28を通過して中間開口部16bを指向して、所
望速度を、もつように二次空気21が環状の空気口20
から均一に導入せられて、分級域28においては前記微
粉の遠心力と中心向きの空気抵抗力との平衡関係のもと
で微粉の分級作用が行われて、粗粉は二次空気の流れに
抗して分級域28からケーシング12の下部12aに沈
降して粗粉排出部30に至る。また、細粉は、二次空気
の流れに随伴されて分級域28から中間開口16に入
り、流路16c内の気流とともにさらに別の放射状の羽
根18により流れが形成され、流れに沿って運動し、羽
根車16の出口部16dから細粉排出部32に導かれ
る。
このように上記実施例によれば、微粉が羽根車16に導
入されるさいに流入部26から流路16cに沿って著し
いせん断力を受けることなく導入されるため、気流の圧
力損失、すなわちエネルギー損失の増加を伴うことが回
避できる。
また、流路16c内では流れが形成されているため微粉
の凝集やシュラウド16c面上への堆積などが解消され
て微粉が充分に気流中に分散されて分級域28での分級
作用をうけるために、分級性能とくに分級精度を向上す
ることができる。
さらに分級域28では実質上、中間開口部16b表面が
同一外径を有する均一な分級面として作用するため分離
粒径を分級面全面にわたり均一とすることができので前
記と同様に分級性能とくに微粒子からなる微粉の分級性
能を著しく向上させることができる。
なお、本発明の実施態様は上記の実施例のもののみに限
定されるものではないことは勿論であり、多くの態様が
用いられる。
〔発明の効果〕
本発明は上記実施例より明らかなように、微粉を含んだ
気流と微粉との分散を容易となし、羽根車の流路に沿っ
て分級域に導き、均一な分級面からなる分級域において
充分な遠心力の作用のもとで分級が行われるので分級性
能を著しく向上できるとともに構造が簡易となり分級に
おける圧力損失,エネルギー損失を低減しうるなど実用
上の効果は多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る微粉の分級装置の要部
断面図である。 10…分級装置、12,12a…ケーシング、14…立
て軸、16…羽根車 16a…入口部、16b…中間開口部 16c…流路、16d…出口部、26…流入部、28…
分級域、30…粗粉排出部 32…細粉排出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 裕二 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (56)参考文献 特開 昭61−4581(JP,A) 特開 昭55−51468(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内に立て軸羽根車を収容し、入
    口部と中間開口部を有しZ字状に屈曲した子午面に形成
    した流路と出口部とからなる立て軸羽根車と、該羽根車
    の入口部に接続したケーシングに設けた微粉を含んでい
    る気流の流入部と、前記羽根車の中間開口部周辺の分級
    域と、該分級域に二次空気を導入するための空気口と、
    前記分級域に接続したケーシングに設けた粗粉排出部
    と、前記羽根車の出口部に接続したケーシングに設けた
    細粉排出部とからなることを特徴とした微粉の分級装
    置。
JP13910687A 1987-06-03 1987-06-03 微粉の分級装置 Expired - Lifetime JPH0661538B2 (ja)

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JPS63302981A JPS63302981A (ja) 1988-12-09
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