JPH066143A - 光受信回路 - Google Patents

光受信回路

Info

Publication number
JPH066143A
JPH066143A JP4181916A JP18191692A JPH066143A JP H066143 A JPH066143 A JP H066143A JP 4181916 A JP4181916 A JP 4181916A JP 18191692 A JP18191692 A JP 18191692A JP H066143 A JPH066143 A JP H066143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
source
fet
gate
receiving element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4181916A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoki Kadoi
素貴 角井
Goro Sasaki
吾朗 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP4181916A priority Critical patent/JPH066143A/ja
Publication of JPH066143A publication Critical patent/JPH066143A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 比較的高い周波数の信号を扱う光受信回路に
おいて、低消費電力と、高速動作を両立させながら、F
ETに起因する歪みを低減する。 【構成】 受光素子PDと、受光素子PDの出力をゲー
トに受ける第1のFETQ−1を含むソース接地回路A
と、ソース接地回路Aの出力をゲートに受け、ソースを
FETQ−1のゲートに帰還されたFETQ−2を含む
ソースホロワ回路Bとを備え、ソース接地回路において
発生する2次歪み成分の振幅と、ソースホロワ回路にお
いて発生する2次歪み成分の振幅とが絶対値において互
いに等しくなるように、受光素子PDに印加するバイア
ス電圧、FETQ−1〜Q−3に印加する電圧およびF
ETQ−1のゲート・ソース間電圧をそれぞれ調整可能
に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光受信回路に関する。
より詳細には、本発明は、光CATV等のアナログ伝送
方式の光通信システムにおいて受信信号を処理するため
の回路の新規な構成に関する。
【0002】
【従来の技術】FET回路においては、その回路を構成
するために使用しているFET自体で発生する歪みを低
減することにより出力信号の歪みを低減することができ
る。
【0003】FETで発生する歪みを低減する方法とし
ては、信学技報MW91-127等に記載されているように、
単位ゲート幅当たりに入力される信号を減少させる方法
等が提案されている。しかしながら、FETのゲート幅
を拡大すると、そのFETにおける消費電力が増加す
る。また、FETのゲート幅を拡大するとゲート・ソー
ス間およびゲート・ドレイン間の浮遊容量もそれぞれ増
加する。従って、周波数が比較的高い信号を取り扱う光
受信回路のように低消費電力と高速動作とを両立させな
ければならない回路で、歪み低減のために上述のような
方法を採用することは好ましくない。
【0004】また、単位ゲート幅当たりに入力される信
号を減少させるためには、回路中で複数のFETを並列
に使用する方法もある。しかしながら、この場合も、回
路規模が大きくなると共に、前述の方法と同様に消費電
力の増加等の問題点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記従来技術の問題点を解決し、電力消費や高速性を犠牲
にすることなく、出力信号の歪みを効果的に抑圧するこ
とができる新規な光受信回路を提供することをその目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に従い、受光素子
と、該受光素子の出力をゲートに受ける第1FETを含
むソース接地回路と、該ソース接地回路の出力をゲート
に受け且つそのソースを該第1FETのゲートに帰還さ
れた第2FETを含むソースホロワ回路とを備え、該ソ
ース接地回路において発生する2次歪み成分の振幅と、
該ソースホロワ回路において発生する2次歪み成分の振
幅とが絶対値において互いに等しくなるように、該受光
素子に印加するバイアス電圧、該FETに印加するドレ
イン電圧および該第1FETのゲート・ソース間電圧を
それぞれ個別に調整可能に構成されていることを特徴と
する光受信回路が提供される。
【0007】
【作用】本発明に係る光受信器は、ソース接地回路とし
て構成された増幅器とインピーダンス整合のための1段
以上のソースホロワ回路とを備えたトランスインピーダ
ンス型の回路として構成されていることをその主要な特
徴としている。
【0008】即ち、理想状態におけるFETの入出力特
性には、具体的に後述するように、不可避に2次歪みが
発生するが3次以上の歪みは殆ど発生しない。ここで、
本発明に係る光受信回路を構成するソース接地回路は、
その入出力特性により入力信号波形と出力信号波形とが
逆相になる。一方、ソースホロワ回路は、その入出力特
性により入出信号波形と出力信号波形とが同相になる。
従って、それぞれの回路で生じる2次歪み成分の絶対値
が等しくなるように、換言すれば、ソース接地回路で発
生する2次歪み成分の振幅とソースホロワ回路で発生す
る2次歪み成分の振幅とが等しくなるように回路を設定
することにより、最終的に回路から出力される信号にお
いて2次歪みを効果的に抑圧することができる。
【0009】以下、図面を参照して本発明をより具体的
に説明するが、以下の開示は本発明の一実施例に過ぎ
ず、本発明の技術的範囲を何ら限定するものではない。
【0010】
【実施例】図1は、本発明に係る光受信回路の具体的な
構成例を示す図である。
【0011】同図に示すように、この光受信回路は、光
信号を受信するPIN型のフォトダイオードPDと、F
ETQ−1により構成されたソース接地回路Aと、FE
TQ−2およびFETQ−3を含んで構成されたソース
ホロワ回路Bとから主に構成されている。
【0012】ここで、フォトダイオードPDのカソード
は、バイアス電流を供給するための端子T−1に接続さ
れている。また、フォトダイオードPDのアノードは、
抵抗R−1を介して接地に接続されている。
【0013】ソース接地回路Aを構成するFETQ−1
は、そのゲートをコンデンサC−1を介してフォトダイ
オードPDのアノードに接続されている。ドレインは抵
抗R−7を介してバイアス電圧を印加するための端子T
−2に接続されている。さらに、ソースは接地に直接接
続されている。
【0014】ソースホロワ回路Bを構成するFETQ−
2およびFETQ−3は、そのドレインをバイアス電圧
印加用端子T−2に共通に接続され、ソースをそれぞれ
抵抗R−4、R−5を介して接地に接続されている。ま
た、FETQ−2のゲートはFETQ−1のドレイン
に、FETQ−3のゲートはFETQ−2のソースにそ
れぞれ接続されている。さらに、FETQ−1のゲート
とFETQ−2のソースとの間は、コンデンサC−2お
よび抵抗R−3を含む帰還路により結合されている。
【0015】なお、接地に抵抗R−6を介して接続され
たこの光受信回路の出力端子OUTは、FETQ−3の
ソースから取り出されている。また、コンデンサC−1
とFETQ−1のゲートとの間には、FETQ−1のゲ
ート・ソース間電圧を調整するための端子T−3が、抵
抗R−2を介して接続されている。
【0016】ところで、FETにおいて、ゲート・ソー
ス間電圧V(GS)、閾値V(th)およびK値Kとドレイン電
流I(DS)との理想状態における関係は下記の式1のよう
に表すことができる。
【0017】I(DS)=K(V(GS)−V(th))2 ・・・式
【0018】式1から判るように、FETにおいては、
2次歪みが不可避に発生するのに対して、3次以上の歪
みは原理的に発生しない。
【0019】ここで、図2に示すように、ソース接地回
路Aにおいては、その入出力特性により、入力信号波形
と出力信号波形とが逆相になる。これに対して、図3に
示すように、ソースホロワ回路Bにおいては、その入出
力特性により、入力信号波形と出力信号波形とが同相に
なる。従って、ソース接地回路Aにおいて発生する2次
歪み成分の振幅と、ソースホロワ回路Bにおいて発生す
る2次歪み成分の振幅とが絶対値において等しくなるよ
うに回路が調整されていれば、最終的にこの光受信回路
から出力される信号において2次歪みは相殺される。
【0020】そこで、FETQ−1で生じる二次歪み
と、FETQ−2およびQ−2で生じる二次歪みが相殺
されるような状態を実現するバイアスレベルと、各FE
TQ−1〜Q−3において、それぞれ式1が成立するよ
うな動作状態が得られるバイアスレベルとを一致させる
ような調整手段が必要になる。
【0021】これに対して、図1に示した回路では、初
段のFETQ−1のゲート・ソース間電圧が調整出来る
ように、FETQ−1のゲートに接続された調整端子T
−3が設けられている。また、ここで印加された所定の
バイアス電圧が、任意に変化する入力信号に対して変動
しないように、フォトダイオードPDと調整端子T−3
との間およびFETQ−2のソースと調整端子T−3と
の間にそれぞれ直流を遮断するコンデンサC−1、C−
2が挿入されている。
【0022】図1に示した回路において、抵抗R−1〜
R−6およびコンデンサC−1、C−2として、下記の
表1に示すような素子を使用して実際に回路を作製し
た。
【0023】
【表1】
【0024】また、FETQ−1〜Q−3としては、下
記の表2に示すような特性のものを使用した。
【0025】
【表2】
【0026】更に、端子T−1およびT−2に印加する
バイアス電圧は、下記の表3に示す通りとした。
【0027】
【表3】
【0028】以上のような条件で構成された光受信回路
において、信号の基本波と二次高周波との比CSO〔dB
c〕は、表2に示した数値を用いて下記の式2のように
表わすことができる。
【0029】 〔但し、V(in)はFETQ−1への入力信号電圧の振
幅、V(GS)とFETQ−1のゲート・ソース電圧をそれ
ぞれ表す。〕
【0030】図1に示した回路において、FETQ−1
に対する入力信号電圧V(in)の振幅を6〔mV〕とした
ときに上記式2から求めることができるCOSの値を図
4にグラフとして示す。この場合、V(GS)が約0.05Vの
ときに、図1に示した回路から生ずる二次歪みは極小と
なる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光受
信回路は、簡素な構成でありながら、消費電力や浮遊容
量の増大なしに2次歪みを原理的に抑圧することができ
る。従って、歪みの低減と同時に、低消費電力、高速動
作等が要求される光アナログ信号によるCATVシステ
ム等において、好ましい受信回路として使用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された光受信回路の具体例
を示す図である。
【図2】ソース接地回路の入力信号と出力信号との関係
を示すグラフである。
【図3】ソースホロワ回路の入力信号と出力信号との関
係を示すグラフである。
【図4】図1に示す回路の出力におけるCSOの計算値
を示すグラフである。
【符号の説明】
C−1、C−2・・・コンデンサ、 PD・・・フォトダイオード、 Q−1〜Q−3・・・FET、 R−1−R−7・・・抵抗、 T−1〜T−3・・・端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/06 H04N 7/22 8943−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受光素子と、該受光素子の出力をゲートに
    受ける第1FETを含むソース接地回路と、該ソース接
    地回路の出力をゲートに受け且つそのソースを該第1F
    ETのゲートに帰還された第2FETを含むソースホロ
    ワ回路とを備え、該ソース接地回路において発生する2
    次歪み成分の振幅と、該ソースホロワ回路において発生
    する2次歪み成分の振幅とが絶対値において互いに等し
    くなるように、該受光素子に印加するバイアス電圧、該
    FETのドレインに印加する電圧および該第1FETの
    ゲート・ソース間電圧をそれぞれ個別に調整可能に構成
    されていることを特徴とする光受信回路。
  2. 【請求項2】請求項1に記載された光受信回路におい
    て、前記第1FETのゲートと前記受光素子との間に接
    続され、該第1FETのゲート・ソース間電圧を調整す
    るための電圧を印加できる調整用端子と、該調整用端子
    の接続点と該受光素子との間に挿入された第1コンデン
    サと、該第1FETのゲートと前記第2FETのソース
    との間の帰還路に挿入された第2コンデンサとを備える
    ことを特徴とする光受信回路。
JP4181916A 1992-06-16 1992-06-16 光受信回路 Withdrawn JPH066143A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4181916A JPH066143A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 光受信回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4181916A JPH066143A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 光受信回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH066143A true JPH066143A (ja) 1994-01-14

Family

ID=16109151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4181916A Withdrawn JPH066143A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 光受信回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH066143A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7407187B2 (en) 2003-01-17 2008-08-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Two-wheeled vehicle and chassis braking system
US8676148B2 (en) 2009-12-02 2014-03-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Differential amplifier circuit and wireless receiving apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7407187B2 (en) 2003-01-17 2008-08-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Two-wheeled vehicle and chassis braking system
US8676148B2 (en) 2009-12-02 2014-03-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Differential amplifier circuit and wireless receiving apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5900779A (en) Differential transimpedance amplifier
US8217719B2 (en) Variable gain RF amplifier
US6784749B1 (en) Limiting amplifier with active inductor
JPH1188064A (ja) 広帯域増幅器
US7355471B2 (en) Circuit for DC offset cancellation
US6034568A (en) Broadband dc amplifier technique with very low offset voltage
US6972624B1 (en) Low-voltage high dynamic range variable-gain amplifier
EP0185199B1 (en) Optical receiver with negative feedback
US5412335A (en) Area-efficient current-input filter, virtual ground circuit used in same, and method therefor
CN100448168C (zh) 跨导电容滤波器和抑制该滤波器引入的有害信号的方法
EP0732807B1 (en) Controllable filter arrangement
US4600847A (en) Predistortion equalizing circuit
JPH066143A (ja) 光受信回路
US6542018B1 (en) Current mode step attenuation control circuit with digital technology
US7652509B2 (en) Differential input and output transconductance circuit
US4575650A (en) Signal translating circuit with compensated transient response
JP2809994B2 (ja) 完全に差動的な非演算増幅器に基づく正帰還形のバイポーラ接合形トランジスタバイクワッドフィルタ
KR20020077393A (ko) 집적 필터용 저 왜곡 구동 증폭기
CN117439549B (zh) 增益可调的线性低噪声放大器
JPS5830787B2 (ja) 信号処理回路
US20020008590A1 (en) Quadrature HF oscillator with isolating amplifier
JP2639808B2 (ja) アクテイブフイルタ
CN219068166U (zh) 放大器和射频接收器
Van de Gevel et al. Low-power MOS integrated filter with transconductors with spoilt current sources
JPH0653761A (ja) 高周波増幅器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990831