JPH0661181U - 葬祭用装飾供物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観は豪華な葬祭用供物に見え、葬祭終了後
は内部の空洞部に収納した食品等の実用供物を取出して
利用できるようにした葬祭用装飾供物を提供する。 【構成】 葬祭用の供物を、合成樹脂材等により内部に
空洞を設けた実物の模造品で製作し、空洞部４ａに実用
供物５を取出し可能に収納して葬祭用装飾供物１を構成
し、また前記内部に空洞を設けた葬祭用供物の実物の模
造品は、複数のリング状のブロック２ａ、２ｂ、２ｃ等
を互換性可能に組合せる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、外観は豪華な葬祭用供物に見え、葬祭終了後は内部の空洞部に収納 した食品等の実用供物を取出して利用できるようにした葬祭用装飾供物に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、葬儀、法要等の葬祭には、砂糖菓子、饅頭、落雁等の実物の菓子を三方 や高坏に盛り合わせた供物を供えており、この供物は葬祭後ばらしてお茶菓子と して供するが、裸のまま供えておくものは埃を被って不衛生であり、また日もち のする伝統的な菓子類は現代人にあまり歓迎されず無駄にしてしまうことが多い 、というのが実状であった。

【０００３】

【本考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記実状に鑑み、実際は安価でありながら外観が豪華に見えて葬祭 を引き立たせることができ、葬祭の終了後は中の空洞部に収納した日常必要性の 高い食品等の実用供物を取出して利用できる葬祭用装飾供物を提供することを課 題としてなされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を達成するため本考案は、葬祭用の供物を、合成樹脂材等により内部 に空洞を設けた実物の模造品で製作し、空洞部に実用供物を取出し可能に収納し 、また前記内部に空洞を設けた葬祭用供物の実物の模造品は、複数のリング状の ブロックを互換性可能に組合せて成る葬祭用装飾供物を特徴としている。

【０００５】

【作用】

本考案の葬祭用供物は、実物の模造品であるから豪華にしても安価に提供でき ると共に、作り置きしておくことが可能で、また葬祭終了後これを食べるわけで はないので埃を被っても衛生上の問題がなく、かつ反復使用も可能である。 また互換性可能な各種のリング状のブロックを種々に組合せることによって容 易に意匠のバラエティを増やすことができる。 さらに中の空洞部には日常一般的に必要性の高い食品等の実用供物を収納する ことによって誰にでも喜ばれ無駄なく利用される。

【０００６】

【実施例】

以下本考案を図示の一実施例に基いて詳細に説明する。 図１は本考案の葬祭用装飾供物の分解斜視図、図２はその組立て完成斜視図で ある。 図において、１は本考案の葬祭用装飾供物で、図示例は模造落雁の盛り合わせ が示されている。本例の装飾供物１は、周面を花弁状等に形成した同形複数のリ ング状のブロック２ａを好みの高さに積み上げた柱状部２と、順次減径して一体 の階段状としたピラミッド状の頭部３から成り、これらは発泡スチロール、ある いは一般の合成樹脂材等で落雁に似せて製作される。 柱状部２のリング状のブロック２ａは、柱状部２の高さにほぼ等しい高さの底 付きの内筒４を芯としてこれにリング状のブロック２ａの内孔を順次挿入して積 み上げられ、内筒４の空洞部４ａにビニール袋等に包装された砂糖、茶、椎茸等 、日常必要性の高い食品等の実用供物５が収納され、柱状部２の上部にピラミッ ド状の頭部３を乗せて蓋され、この装飾供物１は高坏６、あるいは三方に乗せて 供えられる。

【０００７】 模造品は落雁に限らず、葬祭用供物として一般的な砂糖菓子、饅頭等任意なも のでよいことは勿論である。 リング状のブロック２ａの積み上げは内筒４を芯とせず、各リング状のブロッ ク２ａの上下面に雌雄の差し込みを形成して印篭式に雌雄の差し込みを順次嵌合 して積み上げてもよく、この場合収納物はリング状のブロック２ａの内孔に直接 収納してよい。 またリング状のブロックは、外径、内孔のサイズを大、中、小とシリーズ化し て提供サイズを豊富にすると共に、各サイズについて図３に示すような色違いの ブロック２ｂや、図４に示すようなデザインの違うブロック２ｃ等を各種互換性 可能に取り揃えておき、これら各種のブロック２ａ、２ｂ、２ｃ等を種々に組合 せて任意の意匠を容易に作出することができる。

【０００８】

【考案の効果】

以上説明したように本考案の葬祭用装飾供物は、実物の模造品であるから豪華 にしても安価に提供でき、かつ作り置きしておくことが可能なため必要に応じて いつでもで提供でき、また葬祭終了後これを食べるわけではないので衛生上の問 題がなく、かつ反復使用も可能であり、さらに意匠のバラエティも豊富に作出で きるから購買者の多様なニーズに応えることができる。 また内部の空洞には日常一般的に必要性の高い食品等の実用供物を収納するこ とにより、誰にでも喜ばれ無駄なく利用される等、実用上頗る有用な効果を奏す るものである。

【０００９】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の葬祭用装飾供物の分解斜視図である。

【図２】同葬祭用装飾供物の組立て完成斜視図である。

【図３】色違いのリング状のブロックを組合せた葬祭用
装飾供物の斜視図である。

【図４】デザインの違うリング状のブロックの斜視図で
ある。

【００１０】

【符号の説明】

１ 葬祭用装飾供物 ２ 柱状部 ２ａ リング状のブロック ２ｂ 色違いのリング状のブロック ２ｃ デザインの違うリング状のブロック ３ ピラミッド状の頭部 ４ 内筒 ４ａ 空洞部 ５ 実用供物 ６ 高坏

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【手続補正書】

【提出日】平成６年２月１４日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の葬祭用装飾供物の分解斜視図である。

【図２】色違いのリング状のブロックを組合せた葬祭用
装飾供物の斜視図である。

【図３】デザインの違うリング状のブロックの斜視図で
ある。

【符号の説明】 １ 葬祭用装飾供物 ２ 柱状部 ２ａ リング状のブロック ２ｂ 色違いのリング状のブロック ２ｃ デザインの違うリング状のブロック ３ ピラミッド状の頭部 ４ 内筒 ４ａ 空洞部 ５ 実用供物 ６ 高坏

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 葬祭用の供物を、合成樹脂材等により内
   部に空洞を設けた実物の模造品で製作し、空洞部に実用
   供物を取出し可能に収納したことを特徴とする葬祭用装
   飾供物。
2. 【請求項２】 前記内部に空洞を設けた葬祭用供物の実
   物の模造品は、複数のリング状のブロックを互換性可能
   に組合せて成ることを特徴とする請求項１記載の葬祭用
   装飾供物。