JPH0660950B2 - 原子炉の一次流体冷却用緊急熱交換器及びその組立て方法 - Google Patents
原子炉の一次流体冷却用緊急熱交換器及びその組立て方法Info
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- JPH0660950B2 JPH0660950B2 JP60165647A JP16564785A JPH0660950B2 JP H0660950 B2 JPH0660950 B2 JP H0660950B2 JP 60165647 A JP60165647 A JP 60165647A JP 16564785 A JP16564785 A JP 16564785A JP H0660950 B2 JPH0660950 B2 JP H0660950B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D7/00—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D7/005—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for only one medium being tubes having bent portions or being assembled from bent tubes or being tubes having a toroidal configuration
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/007—Auxiliary supports for elements
- F28F9/013—Auxiliary supports for elements for tubes or tube-assemblies
- F28F9/0133—Auxiliary supports for elements for tubes or tube-assemblies formed by concentric strips
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D21/00—Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
- F28D2021/0019—Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for
- F28D2021/0054—Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for for nuclear applications
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- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱を発生する燃料集合体から成る原子炉炉心
を容器に収容された一次流体内に浸漬させている原子炉
の一次流体を冷却するための緊急熱交換器及びその組立
て方法に関する。
を容器に収容された一次流体内に浸漬させている原子炉
の一次流体を冷却するための緊急熱交換器及びその組立
て方法に関する。
(従来の技術) 高速中性子原子炉の場合には、この原子炉を冷却するた
めの一次流体は一般に液体ナトリウムから成っており、
この液体ナトリウムは、極めて厚いスラブで閉塞された
径大のステンレススチール製容器を満たしている。
めの一次流体は一般に液体ナトリウムから成っており、
この液体ナトリウムは、極めて厚いスラブで閉塞された
径大のステンレススチール製容器を満たしている。
この原子炉の或る運転期間後に停止させるときには、若
干の残留放射能が残っており炉心内に熱を発生するの
で、炉心集合体の冷却を継続することが必要である。
干の残留放射能が残っており炉心内に熱を発生するの
で、炉心集合体の冷却を継続することが必要である。
高出力原子炉においては、除去すべき熱の量が大きく、
原子炉の主熱交換回路を用いて、運転停止後の冷却を行
なうのが普通である。積分型原子炉の場合には、この回
路は、中間ナトリウム・ナトリウム交換器及び一次ナト
リウムを循環させるためのポンプを具備している。これ
らポンプは、運転停止後の冷却中は低速で作動する。
原子炉の主熱交換回路を用いて、運転停止後の冷却を行
なうのが普通である。積分型原子炉の場合には、この回
路は、中間ナトリウム・ナトリウム交換器及び一次ナト
リウムを循環させるためのポンプを具備している。これ
らポンプは、運転停止後の冷却中は低速で作動する。
しかし、技術的事件のために主冷却回路の正常な作動が
停止させられると、炉心は十分に冷却されなくなる。炉
心が過熱すると重大な事故をひき起す可能性がある。そ
れで、極めて簡単で且つ高い信頼性のある緊急冷却回路
が、主回路とは完全に分離して設けられている。
停止させられると、炉心は十分に冷却されなくなる。炉
心が過熱すると重大な事故をひき起す可能性がある。そ
れで、極めて簡単で且つ高い信頼性のある緊急冷却回路
が、主回路とは完全に分離して設けられている。
かかる緊急回路は、原子炉一次流体内に部分的に浸漬さ
れているナトリウム・ナトリウム熱交換器を有してい
る。この熱交換器は管の束を有しており、該管内で二次
ナトリウムが循環し、原子炉容器内にある一次ナトリウ
ムと接触して高温となる。上記束を通って循環させられ
た二次ナトリウム自体は、原子炉容器の外部で、ナトリ
ウム・空気交換器内で冷却される。
れているナトリウム・ナトリウム熱交換器を有してい
る。この熱交換器は管の束を有しており、該管内で二次
ナトリウムが循環し、原子炉容器内にある一次ナトリウ
ムと接触して高温となる。上記束を通って循環させられ
た二次ナトリウム自体は、原子炉容器の外部で、ナトリ
ウム・空気交換器内で冷却される。
高出力の、例えば1,500または1,800Mweの
高速中性子原子炉の場合には、いくつかのナトリウム・
ナトリウム緊急交換器を原子炉容器内に浸漬して用いる
ことが必要である。費用の点からこれらナトリウム・ナ
トリウム緊急交換器の個数を制限すること、及び原子炉
スラブ内の通路の個数を減少させることが必要である。
従って、このナトリウム・ナトリウム緊急交換器は必然
的に大形になることになる。また、これら熱交換器は極
めて高い熱応力を受け、その結果、その設計に解決困難
な問題が生ずる。
高速中性子原子炉の場合には、いくつかのナトリウム・
ナトリウム緊急交換器を原子炉容器内に浸漬して用いる
ことが必要である。費用の点からこれらナトリウム・ナ
トリウム緊急交換器の個数を制限すること、及び原子炉
スラブ内の通路の個数を減少させることが必要である。
従って、このナトリウム・ナトリウム緊急交換器は必然
的に大形になることになる。また、これら熱交換器は極
めて高い熱応力を受け、その結果、その設計に解決困難
な問題が生ずる。
大半の場合に、ナトリウム・ナトリウム緊急交換器は、
一次ナトリウム内に直接に浸漬されるU字形管の束を具
備する型式のものである。これら管は、外部シェル内に
配置され、上記シェルはその底部が開放しており、且つ
その側面の大きな部分にわたって穴明けされている。上
記U字管は、その一端部が第1の管板に接合され、他端
部が、熱交換器の高さに沿って上記第1の管板に対して
ずれている第2の管板に接合されている。これら管板に
より、上記管内の二次ナトリウムは交換器の中央部へ送
られ、そしてその周縁部において回収されることが可能
になる。冷却されたナトリウムは、交換器の中央部に配
置されている枝管内で下降し、そして該交換器の周縁部
に配置されている枝管内で上昇する。上記管内を流れな
がら、二次液体ナトリウムは、管壁を介して一次ナトリ
ウムと熱的に接触して高温となる。そのため、交換器の
種々の部分間に極めて大きな温度差が生ずる。この交換
器はまた時間に伴って大きな温度差をさらされる。その
結果、熱応力が生じ、この熱応力は交換器の若干の部分
において極めて高くなる可能性がある。それで、これら
熱応力を許容可能値に低下させることのできる構造の交
換器を設計することが必要となる。
一次ナトリウム内に直接に浸漬されるU字形管の束を具
備する型式のものである。これら管は、外部シェル内に
配置され、上記シェルはその底部が開放しており、且つ
その側面の大きな部分にわたって穴明けされている。上
記U字管は、その一端部が第1の管板に接合され、他端
部が、熱交換器の高さに沿って上記第1の管板に対して
ずれている第2の管板に接合されている。これら管板に
より、上記管内の二次ナトリウムは交換器の中央部へ送
られ、そしてその周縁部において回収されることが可能
になる。冷却されたナトリウムは、交換器の中央部に配
置されている枝管内で下降し、そして該交換器の周縁部
に配置されている枝管内で上昇する。上記管内を流れな
がら、二次液体ナトリウムは、管壁を介して一次ナトリ
ウムと熱的に接触して高温となる。そのため、交換器の
種々の部分間に極めて大きな温度差が生ずる。この交換
器はまた時間に伴って大きな温度差をさらされる。その
結果、熱応力が生じ、この熱応力は交換器の若干の部分
において極めて高くなる可能性がある。それで、これら
熱応力を許容可能値に低下させることのできる構造の交
換器を設計することが必要となる。
また、交換束を形成している管を、熱の影響及び振動の
影響で相対的に移動することを防止するように効果的に
固定することが必要である。そのために、熱交換器の組
立てにおいて解決困難な問題が生ずる。
影響で相対的に移動することを防止するように効果的に
固定することが必要である。そのために、熱交換器の組
立てにおいて解決困難な問題が生ずる。
(発明が解決しようとする問題点) 従って、本発明の目的は、実質的に水平な閉塞板を具備
し、一次流体内に浸漬された原子炉炉心を包囲している
容器内に収容されている原子炉の一次流体を冷却するた
めの緊急熱交換器を提供することにあり、この熱交換器
は、上記閉塞板の上に載っている支持フランジと、U字
形に屈曲されて2つの管板に固定された交換管の束と、
垂直軸線を有し、上記一次流体内に浸漬された上記束を
取り囲んでいる円筒状外部シェルと、上記束の管に熱交
換流体を給送するための回路とを具備し、また、上記容
器の外部に配置されておって上記一次流体によって熱せ
られた上記交換流体を冷却する手段を具備しており、そ
の種々の構成部材における熱応力を制限し、及び構造が
簡単であって容易に組立てることのできるように改良さ
れたものである。
し、一次流体内に浸漬された原子炉炉心を包囲している
容器内に収容されている原子炉の一次流体を冷却するた
めの緊急熱交換器を提供することにあり、この熱交換器
は、上記閉塞板の上に載っている支持フランジと、U字
形に屈曲されて2つの管板に固定された交換管の束と、
垂直軸線を有し、上記一次流体内に浸漬された上記束を
取り囲んでいる円筒状外部シェルと、上記束の管に熱交
換流体を給送するための回路とを具備し、また、上記容
器の外部に配置されておって上記一次流体によって熱せ
られた上記交換流体を冷却する手段を具備しており、そ
の種々の構成部材における熱応力を制限し、及び構造が
簡単であって容易に組立てることのできるように改良さ
れたものである。
また、本発明はかかる熱交換器を組立てるための方法を
提供しようとするものである。
提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明においては、2つ
の管板を同軸的に、水平に、且つ同じ高さに配置する。
これら管板のうちの外部管板は、環形であり、円形の中
央管板に対して周縁に位置しかつ垂直軸線を有する第1
のシェルに固定されている。この第1のシェルは、上記
外部及び中央管板の上方に位置し、該管板を支持フラン
ジに接続し、かつ上記第1のシェルと同軸の第2のシェ
ルに接続している。この第2のシェルは、上記外部及び
中央管板の下に位置しており、上記中央管板に接続され
た第3のシェルの接続片を支持している。上記束の管の
各々は、上記中央管板に接続された垂直直状部と、上記
管を戻らせるための曲り部と、垂直直状の戻り部と、円
周の約3分の1にわたる水平円形部と、上記外部管板に
接合する垂直部とを具備している。
の管板を同軸的に、水平に、且つ同じ高さに配置する。
これら管板のうちの外部管板は、環形であり、円形の中
央管板に対して周縁に位置しかつ垂直軸線を有する第1
のシェルに固定されている。この第1のシェルは、上記
外部及び中央管板の上方に位置し、該管板を支持フラン
ジに接続し、かつ上記第1のシェルと同軸の第2のシェ
ルに接続している。この第2のシェルは、上記外部及び
中央管板の下に位置しており、上記中央管板に接続され
た第3のシェルの接続片を支持している。上記束の管の
各々は、上記中央管板に接続された垂直直状部と、上記
管を戻らせるための曲り部と、垂直直状の戻り部と、円
周の約3分の1にわたる水平円形部と、上記外部管板に
接合する垂直部とを具備している。
(実施例) 本発明を十分に理解できるように、以下、液体ナトリウ
ムによって冷却される高速中性子原子炉のための本発明
にかかる緊急熱交換器をその実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
ムによって冷却される高速中性子原子炉のための本発明
にかかる緊急熱交換器をその実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
第1図は、高さ2まで液体ナトリウムで満たされている
高速中性子原子炉の容器の内部の所定位置にある熱交換
器1を示すものである。熱交換器1は、通路4を介して
閉塞板即ちスラブ3を横切り、スラブ3を通る通路4の
シェルで支持された支持フランジ6上にフランジ5を介
して載っている。
高速中性子原子炉の容器の内部の所定位置にある熱交換
器1を示すものである。熱交換器1は、通路4を介して
閉塞板即ちスラブ3を横切り、スラブ3を通る通路4の
シェルで支持された支持フランジ6上にフランジ5を介
して載っている。
熱交換器1の上部1aには絶縁路線7及び8が固定され
ており、これらの路線は、上記熱交換器内で冷却された
二次ナトリウムの戻し、及び熱した二次ナトリウムの回
収をそれぞれ行なうようになっている。上記熱した二次
ナトリウムは、冷却されるために、上記容器の外部に配
置されておって二次ナトリウム回路内に置かれているナ
トリウム・空気熱交換器(図示せず)へ送られる。上記
熱交換器の下部1bは、垂直軸線を有し、打抜き穴を有
し、交換管の束を取り囲んでいる熱交換器外部シェルか
ら成っている。
ており、これらの路線は、上記熱交換器内で冷却された
二次ナトリウムの戻し、及び熱した二次ナトリウムの回
収をそれぞれ行なうようになっている。上記熱した二次
ナトリウムは、冷却されるために、上記容器の外部に配
置されておって二次ナトリウム回路内に置かれているナ
トリウム・空気熱交換器(図示せず)へ送られる。上記
熱交換器の下部1bは、垂直軸線を有し、打抜き穴を有
し、交換管の束を取り囲んでいる熱交換器外部シェルか
ら成っている。
次に、第2a図及び第2b図を参照して熱交換器1の構
造を詳細に説明する。上記熱交換器の上部は外部包囲体
を有しており、該包囲体にはナトリウム路線7及び8が
固定されており、これら路線は、上記熱交換器包囲体の
内部で、二次液体ナトリウムの到着のための到着室と呼
ばれる室10と、及び、熱した二次ナトリウムの戻りの
ための戻り室と呼ばれる室11とそれぞれ連通してい
る。
造を詳細に説明する。上記熱交換器の上部は外部包囲体
を有しており、該包囲体にはナトリウム路線7及び8が
固定されており、これら路線は、上記熱交換器包囲体の
内部で、二次液体ナトリウムの到着のための到着室と呼
ばれる室10と、及び、熱した二次ナトリウムの戻りの
ための戻り室と呼ばれる室11とそれぞれ連通してい
る。
二次液体ナトリウムのための到着室10及び戻り室11
は同軸的であり、かつ熱交換器の垂直軸線Z−Z′をそ
れらの共通軸線としている。
は同軸的であり、かつ熱交換器の垂直軸線Z−Z′をそ
れらの共通軸線としている。
二次ナトリウム到着室10は中央部に配置されており、
そして二重壁を有している。熱した二次ナトリウムのた
めの戻り室11は、環状であり、到着室10の周縁に配
置されている。到着室10及び戻り室11は、端部突合
せ溶接された円筒状シェル及び截頭円錐状シェルから成
っている。
そして二重壁を有している。熱した二次ナトリウムのた
めの戻り室11は、環状であり、到着室10の周縁に配
置されている。到着室10及び戻り室11は、端部突合
せ溶接された円筒状シェル及び截頭円錐状シェルから成
っている。
到着室10の2つの壁間の空所は不活性ガスで満たされ
ている。
ている。
戻り室11の円筒状部の外壁と上記熱交換器の外部包囲
体との間の空所は保温ブロック12で満たされている。
また、保温材が、これらブロック12の延長として、路
線7及び8の回りに配置されている。金属ブロック13
が、到着室10及び戻り室11の截頭円錐状部の回りに
配置され、通路4の生物学的保護体となることのできる
ようになっている。
体との間の空所は保温ブロック12で満たされている。
また、保温材が、これらブロック12の延長として、路
線7及び8の回りに配置されている。金属ブロック13
が、到着室10及び戻り室11の截頭円錐状部の回りに
配置され、通路4の生物学的保護体となることのできる
ようになっている。
フランジ5の下には2つの同軸のシェル14が固定され
ており、これらシェルの間に空所が残されている。この
空所は極めて狭く、そして、通路4の全高にわたって熱
交換器包囲体を取り囲むのに十分な高さである。これら
シェル14は、周知の仕方で、上記通路の熱的保護体を
形成している。
ており、これらシェルの間に空所が残されている。この
空所は極めて狭く、そして、通路4の全高にわたって熱
交換器包囲体を取り囲むのに十分な高さである。これら
シェル14は、周知の仕方で、上記通路の熱的保護体を
形成している。
また、フランジ5の下には、フランジ5を熱交換器の下
部1bの外部シェル16に接合する熱交換器の外壁を形
成する厚い第1シェル15が固定されている。熱交換器
のこの外部シェル16内には、一組のU字形に曲がった
管で形成された束17がある。上記管の各々は、一端
が、環形の外部管板18に接続され、一端が、円形の中
央管板19に接続されている。
部1bの外部シェル16に接合する熱交換器の外壁を形
成する厚い第1シェル15が固定されている。熱交換器
のこの外部シェル16内には、一組のU字形に曲がった
管で形成された束17がある。上記管の各々は、一端
が、環形の外部管板18に接続され、一端が、円形の中
央管板19に接続されている。
2つの管板18及び19は、熱交換器の軸線Z−Z′を
それらの軸線とし、この熱交換器内に同じ高さで互いに
対向しており、外部管板18は中央管板19を取り囲ん
でいる。
それらの軸線とし、この熱交換器内に同じ高さで互いに
対向しており、外部管板18は中央管板19を取り囲ん
でいる。
外部管板18は、その周縁が熱交換器の第1シェル15
に接続され、これにより、外部管板18とフランジ5と
の間の接続を行なっている。外部管板18は、その内縁
が二次ナトリウム到着室10の二重壁のうちの第1の壁
に接続されている。最後に、中央管板19は、その周縁
及びその上部が到着室10の第2の壁に接続されてい
る。
に接続され、これにより、外部管板18とフランジ5と
の間の接続を行なっている。外部管板18は、その内縁
が二次ナトリウム到着室10の二重壁のうちの第1の壁
に接続されている。最後に、中央管板19は、その周縁
及びその上部が到着室10の第2の壁に接続されてい
る。
戻り室11の外壁は、その下部がY形構成部分21を介
して第1のシェル15に接続されている。
して第1のシェル15に接続されている。
第1のシェル15からは、外部及び中央管板18及び1
9の下に、熱交換器の管束を取り囲む下部1bの外部シ
ェル16が延びている。この外部シェル1bは、外部管
板18の外縁に沿う溶接により、この外部管板の下に固
定されている。
9の下に、熱交換器の管束を取り囲む下部1bの外部シ
ェル16が延びている。この外部シェル1bは、外部管
板18の外縁に沿う溶接により、この外部管板の下に固
定されている。
外部管板18の内縁に沿って、その下面に、短尺のシェ
ル20が固定されている。この第2シェル20の下部
は、断面Y形の環形接続片22に接続され、これによ
り、第2シェル20を第3シェル23に接続することが
できるようになっている。第3シェル23は第2シェル
20とほぼ同長且つ同軸的であり、中央管板19の縁に
沿ってその下面に固定されている。
ル20が固定されている。この第2シェル20の下部
は、断面Y形の環形接続片22に接続され、これによ
り、第2シェル20を第3シェル23に接続することが
できるようになっている。第3シェル23は第2シェル
20とほぼ同長且つ同軸的であり、中央管板19の縁に
沿ってその下面に固定されている。
第3a図及び第3b図に示すように円周的に配分されて
いるタイロッド25が、Y形断面を有する環形接続片2
2の下部に固定されている。これらタイロッド25は、
短尺スリーブ26を介して、束17の管28を横に保持
している一組のスペーサーグリッド27を保持してい
る。
いるタイロッド25が、Y形断面を有する環形接続片2
2の下部に固定されている。これらタイロッド25は、
短尺スリーブ26を介して、束17の管28を横に保持
している一組のスペーサーグリッド27を保持してい
る。
束の管28の各々は、上端部が中央管板19に固定され
ている下降直状部28a、管を戻らせるための曲り部2
8b、直状の戻り部28c、第3a図に示す如き水平の
円形部28e、及び最後に外部管板18の内部に固定さ
れた直状の端部28fを有している。このようにして、
管28の各々に対して、入口端はナトリウム到着室10
と連通し、出口端は液体ナトリウム戻り室11と連通し
ている。液体ナトリウムの液面2に到るまでの熱交換器
の下部は冷却されるべき一次ナトリウム内に浸漬されて
いるから、管28内を循環する二次ナトリウムは、戻り
室11に流入する前に、高温になる。従って、上記管及
び熱交換器の種々の部分は相異なる温度になる。一次ナ
トリウムは上記管束とその浸漬全長にわたって接触して
おり、そして、上記下部1bの外部シェル16に入る一
次ナトリウムの通過のために打抜き穴30が設けられて
いる。
ている下降直状部28a、管を戻らせるための曲り部2
8b、直状の戻り部28c、第3a図に示す如き水平の
円形部28e、及び最後に外部管板18の内部に固定さ
れた直状の端部28fを有している。このようにして、
管28の各々に対して、入口端はナトリウム到着室10
と連通し、出口端は液体ナトリウム戻り室11と連通し
ている。液体ナトリウムの液面2に到るまでの熱交換器
の下部は冷却されるべき一次ナトリウム内に浸漬されて
いるから、管28内を循環する二次ナトリウムは、戻り
室11に流入する前に、高温になる。従って、上記管及
び熱交換器の種々の部分は相異なる温度になる。一次ナ
トリウムは上記管束とその浸漬全長にわたって接触して
おり、そして、上記下部1bの外部シェル16に入る一
次ナトリウムの通過のために打抜き穴30が設けられて
いる。
管の上部即ち下降部28a、円形部28eの全体、及び
部分28fは一次液体ナトリウムの液面2の上方に配置
されている。
部分28fは一次液体ナトリウムの液面2の上方に配置
されている。
相異なる温度の流体にさらされる上記管の該部分の膨張
差は、液体ナトリウムの液面の上方に配置されている管
の円形部28eによって大部分が補償される。即ち、こ
の円形部は、これが可能である撓みを受け、これに与え
られた長さを過度の困難なしに吸収する。上記与えられ
た長さは、140°程度の中心角を支持する円周の弧に
対応するものであり、上記弧は、いかなる場合にも、1
20°、即ち円周の3分の1以上である。また、これら
円形部28eは、一次液体ナトリウムの液面の上方に位
置しているので、過度に不都合な使用状態にさらされる
ことがない。
差は、液体ナトリウムの液面の上方に配置されている管
の円形部28eによって大部分が補償される。即ち、こ
の円形部は、これが可能である撓みを受け、これに与え
られた長さを過度の困難なしに吸収する。上記与えられ
た長さは、140°程度の中心角を支持する円周の弧に
対応するものであり、上記弧は、いかなる場合にも、1
20°、即ち円周の3分の1以上である。また、これら
円形部28eは、一次液体ナトリウムの液面の上方に位
置しているので、過度に不都合な使用状態にさらされる
ことがない。
2つの管板18及び19は、これらを互いに、及び交換
器支持用フランジ5に接続する手段を有しており、これ
により、上記管束及び交換シェルの全てのゆがみを吸収
することが可能となる。同時に、これら接続手段によ
り、上記外部管板の、及び上記管束の外部シェル1bの
効果的な保持を行なうことができる。更に、上記管束を
振動しないように横に保持することが、環形接続片22
の下部に固定されたスペーサ27によって確保される。
器支持用フランジ5に接続する手段を有しており、これ
により、上記管束及び交換シェルの全てのゆがみを吸収
することが可能となる。同時に、これら接続手段によ
り、上記外部管板の、及び上記管束の外部シェル1bの
効果的な保持を行なうことができる。更に、上記管束を
振動しないように横に保持することが、環形接続片22
の下部に固定されたスペーサ27によって確保される。
第2b図及び第3c図に示すように曲り部28bから成
っている管束の基部は、横方向の良好なゆがみ抵抗を有
するU字形管を単に並行配置するだけで構成されてい
る。
っている管束の基部は、横方向の良好なゆがみ抵抗を有
するU字形管を単に並行配置するだけで構成されてい
る。
第4図は、管28を固定するためのスペーサグリッドの
実施例を示しものである。このスペーサグリッド27は
一組の円形同心のフープ34から成っており、これらフ
ープの全部は熱交換器軸線Z−Z′をそれらの軸線とし
ており、これらフープ間には、各側部が対応のフープに
固定されている正弦曲線状折曲りを有する金属ストリッ
プ32が配置されている。フープ34は、溶接接続片3
5によって接続された次々に続く部分から成っている。
正弦曲線状に折り曲がった金属ストリップ32は、種々
のフープ間の接続を行ない、且つ、これとともに、3つ
の外部保持リング36a、36b及び36c並びに6つ
の内部リング37を形成している。
実施例を示しものである。このスペーサグリッド27は
一組の円形同心のフープ34から成っており、これらフ
ープの全部は熱交換器軸線Z−Z′をそれらの軸線とし
ており、これらフープ間には、各側部が対応のフープに
固定されている正弦曲線状折曲りを有する金属ストリッ
プ32が配置されている。フープ34は、溶接接続片3
5によって接続された次々に続く部分から成っている。
正弦曲線状に折り曲がった金属ストリップ32は、種々
のフープ間の接続を行ない、且つ、これとともに、3つ
の外部保持リング36a、36b及び36c並びに6つ
の内部リング37を形成している。
上記一組の内部リング37と外部リング36と間には空
所が設けられており、該空所に、タイロッド25を保持
するためのスリーブ26が片材によって固定されてい
る。上記片材はまた、上記スペーサグリッドの内部部材
と外部部材との間の接続をもなす。
所が設けられており、該空所に、タイロッド25を保持
するためのスリーブ26が片材によって固定されてい
る。上記片材はまた、上記スペーサグリッドの内部部材
と外部部材との間の接続をもなす。
タイロッド25により、スペーサグリッド27は上記管
板の下に懸垂されている。
板の下に懸垂されている。
管28をスペーサグリッド27内に組立てる方法につい
ては後で説明する。
ては後で説明する。
第5図、第5a図、第6図及び第7図はスペーサグリッ
ドの第2の実施例を示すものであり、この実施例は一組
の同心フープ40を有しており、該フープも、前述のよ
うに、熱交換器軸線Z−Z′をその軸線としている。こ
れらフープ40は、第6図に示すような短形形状切抜き
部41を有しており、上記グリッドの骨格は、フープ4
0のほかに、半径方向部材42及び金属ストリップ43
から成っており、この金属ストリップは、該金属ストリ
ップ43と対応のフープ40との間に管28のためのハ
ウジングを提供するように折曲げられている。管28と
接触するように筒状に折曲げられている2つの部分の間
で、金属ストリップ43は直角に折曲げられ、フープ4
0の切抜き部41に対向する大きさの部分を形成してい
る。直角に折曲げられたこれら矩形部44は、フープ4
0の切抜き部41に差し込まれ、スターラップとして働
く構成部材45によって所定位置に保持されている。こ
れら構成部材45は、第7図に示すようにスロット状に
切り抜かれたリング部または櫛の形状を有す。
ドの第2の実施例を示すものであり、この実施例は一組
の同心フープ40を有しており、該フープも、前述のよ
うに、熱交換器軸線Z−Z′をその軸線としている。こ
れらフープ40は、第6図に示すような短形形状切抜き
部41を有しており、上記グリッドの骨格は、フープ4
0のほかに、半径方向部材42及び金属ストリップ43
から成っており、この金属ストリップは、該金属ストリ
ップ43と対応のフープ40との間に管28のためのハ
ウジングを提供するように折曲げられている。管28と
接触するように筒状に折曲げられている2つの部分の間
で、金属ストリップ43は直角に折曲げられ、フープ4
0の切抜き部41に対向する大きさの部分を形成してい
る。直角に折曲げられたこれら矩形部44は、フープ4
0の切抜き部41に差し込まれ、スターラップとして働
く構成部材45によって所定位置に保持されている。こ
れら構成部材45は、第7図に示すようにスロット状に
切り抜かれたリング部または櫛の形状を有す。
グリッド27の骨格を形成する同心フープ40、半径方
向部材42及び金属ストリップ43は互いに接続されて
この構造体の結合を確保している。半径方向部材42は
また、グリッド27を懸垂しているタイロッド25を固
定するためのスリーブ26を支持している。
向部材42及び金属ストリップ43は互いに接続されて
この構造体の結合を確保している。半径方向部材42は
また、グリッド27を懸垂しているタイロッド25を固
定するためのスリーブ26を支持している。
第4図に示すグリッド、並びに第5図、第5a図、第6
図及び第7図に示すグリッドのいずれの場合にも、これ
らを構成する種々の部材の組立て及び固定は、上記管束
の組立ての前に、上記6個の一組の内部リングに対して
行なわれる。
図及び第7図に示すグリッドのいずれの場合にも、これ
らを構成する種々の部材の組立て及び固定は、上記管束
の組立ての前に、上記6個の一組の内部リングに対して
行なわれる。
上記管束を組立てるには、タイロッド25によって懸垂
されているスペーサグリッドの下部を外部管板18及び
中央管板19の下に取付け、次いで、管28の枝部即ち
直状部28aを上記スペーサグリッドに一つずつ差し込
んで第1の完成内部層を形成する。次いで、管28の端
部を外部管板18及び中央管板19にそれぞれ接続し、
そして外部フープを取付け、管28を固定するための第
1の外部リングを形成する。参照番号32(第4図)ま
たは参照番号43及び45(第5図及び第6図)で示す
如き金属ストリップ及び構成部材を、上記グリッドの外
側部に取付けられているフープに接続する。
されているスペーサグリッドの下部を外部管板18及び
中央管板19の下に取付け、次いで、管28の枝部即ち
直状部28aを上記スペーサグリッドに一つずつ差し込
んで第1の完成内部層を形成する。次いで、管28の端
部を外部管板18及び中央管板19にそれぞれ接続し、
そして外部フープを取付け、管28を固定するための第
1の外部リングを形成する。参照番号32(第4図)ま
たは参照番号43及び45(第5図及び第6図)で示す
如き金属ストリップ及び構成部材を、上記グリッドの外
側部に取付けられているフープに接続する。
後続の2つの層を上記と同じ仕方で順々に組立てる。
上記の管束及びスペーサグリッドの全体をこのようにし
て組立てたら、管束を取り囲む外部シェル16を取付
け、次いで、このシェル16を外部管板18に溶接する
ことによって固定する。
て組立てたら、管束を取り囲む外部シェル16を取付
け、次いで、このシェル16を外部管板18に溶接する
ことによって固定する。
第5図、第5a図、第6図及び第7図に示すグリッドの
場合には、管28を先ずフープ40に対して取付け、次
いで金属ストリップ43をフープ40の切抜部41に差
し込み。最後に、この全体を櫛形部材45によって動か
ないように固定する。
場合には、管28を先ずフープ40に対して取付け、次
いで金属ストリップ43をフープ40の切抜部41に差
し込み。最後に、この全体を櫛形部材45によって動か
ないように固定する。
上記スペーサグリッドの予備組立て済み内部部品を組立
てるため、及びこれら予備組立て済み部品内に上記管を
組立てるためには第8図に示す手段を利用する。即ち、
第8図は、グリッド27内の組立て中の管28の短部2
8aを示すものである。オジーブ形尖端50を、グリッ
ド27に差し込むべき管の端部28aに嵌入させる。上
記グリッドは、管28と同じ内径及び外径を有するスリ
ーブ51を有しており、上記管は、該管によって占めら
れるべき場所におけるグリッド構成部材の組立て時に既
に取付けられ、管28の寸法に正確に対応するこれら構
成部材の分離を保持するようになっている。スリーブ5
1は、グリッド27を形成している弾性部材によって生
ずる半径方向の力によって保持されている。
てるため、及びこれら予備組立て済み部品内に上記管を
組立てるためには第8図に示す手段を利用する。即ち、
第8図は、グリッド27内の組立て中の管28の短部2
8aを示すものである。オジーブ形尖端50を、グリッ
ド27に差し込むべき管の端部28aに嵌入させる。上
記グリッドは、管28と同じ内径及び外径を有するスリ
ーブ51を有しており、上記管は、該管によって占めら
れるべき場所におけるグリッド構成部材の組立て時に既
に取付けられ、管28の寸法に正確に対応するこれら構
成部材の分離を保持するようになっている。スリーブ5
1は、グリッド27を形成している弾性部材によって生
ずる半径方向の力によって保持されている。
オジーブ形尖端部50を有する管28の端部をスリーブ
51に差し込むと、このスリーブは押し出され、一方、
管28はスペーサグリッド27内のその場所を取る。こ
のようにして、管28aは上記スペーサグリッド内に完
全に保持される。
51に差し込むと、このスリーブは押し出され、一方、
管28はスペーサグリッド27内のその場所を取る。こ
のようにして、管28aは上記スペーサグリッド内に完
全に保持される。
(発明の効果) 本発明にかかる熱交換器の主な利点は、この熱交換器の
作動中にその種々の構成部品の、特に、上記束の管の膨
張を許し、これら構成部品の過大の応力を生ぜさせない
ことである。
作動中にその種々の構成部品の、特に、上記束の管の膨
張を許し、これら構成部品の過大の応力を生ぜさせない
ことである。
この交換器構成部品の総体的組立体も、振動しないよう
に、特に横方向に振動しないように、完全に保持されて
いる。
に、特に横方向に振動しないように、完全に保持されて
いる。
上記諸管板が交換器内で同じ高さに取付けられているの
で、膨張の影響によるそられの相対的移動を許しながら
のこの熱交換器の構造を最適化することができる。
で、膨張の影響によるそられの相対的移動を許しながら
のこの熱交換器の構造を最適化することができる。
最後に、本発明にかかる熱交換器は、簡単な完全に規定
された組立て作業によって作ることができる。
された組立て作業によって作ることができる。
本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、これ
に代る種々の変更が可能である。
に代る種々の変更が可能である。
即ち、管板を接続するための、及びスペーサグリッドを
懸垂するための第2シェル20及び第3シェル23の長
さを或る限界内で変えることができる。実際上に、高速
中性子原子炉に用いられるような熱交換器の場合には、
第2シェル20及び第3シェル23のこの長さLを次式
に従って定めることができる。
懸垂するための第2シェル20及び第3シェル23の長
さを或る限界内で変えることができる。実際上に、高速
中性子原子炉に用いられるような熱交換器の場合には、
第2シェル20及び第3シェル23のこの長さLを次式
に従って定めることができる。
ここに、Rは熱交換器の外部シェル16の半径、tは外
部シェル及び第2及び第3シェルに共通である厚さであ
る。
部シェル及び第2及び第3シェルに共通である厚さであ
る。
高速中性子原子炉における熱交換器の場合には、この厚
さは一般に6ないし10mmである。
さは一般に6ないし10mmである。
かかる熱交換器においては、最高温の部品と最低温の部
品との間の温度差Tはは一般に200℃の範囲内にあ
る。
品との間の温度差Tはは一般に200℃の範囲内にあ
る。
また、スペーサグリッドは、上述と異なる仕方で作るこ
ともできる。
ともできる。
最後に、束管の折り曲げを、上に説明且つ図示したのと
若干異ならせることもできる。
若干異ならせることもできる。
本発明は、原子炉の一次流体を冷却するために緊急熱交
換器を用いるという全ての場合に適用されるものであ
り、この熱交換器は上記一次流体を収容している容器内
に浸漬される。
換器を用いるという全ての場合に適用されるものであ
り、この熱交換器は上記一次流体を収容している容器内
に浸漬される。
第1図は高速中性子原子炉の容器内の所定位置にある緊
急熱交換器の立面図、第2a図は第1図に示す緊急熱交
換器の上部の垂直対称面に沿う断面図、第2b図は第1
図に示す熱交換器の下部の垂直対称面に沿う断面図、第
3a図は第2b図のA−A線に沿う横断面図、第3b図
は第2b図のB−B線に沿う横断面図、第3c図は第2
b図のC−C線に沿う横断面図、第4図は第1図に示す
熱交換器の管を保持するためのスペーサの一部の頂面
図、第5図、第5a図、第6図及び第7図は管を保持す
るためのスペーサの第2の実施例を示すものであり、第
5図及び第5a図はこのスペーサの一部を相異なる尺度
で示す頂面図、第6図は第5a図の矢印F方向から見た
側面図、第7図はスペーサの諸部材を保持するための手
段の部分立面図であり、第8図は束管の組立体をスペー
サに差し込むための部材の縦断面図である。 17:管の束、 18:環形の外部管板、 19:円形の中央管板、 20、23:第2、第3シェル、 22:接続片、 25:タイロッド、 27:スペーサグリッド、 28:管、 28a:管の下降直状部、 28b:管の曲り部、 28c:管の直状戻り部、 28e:管の水平円形部、 28f:管の直状端部、 32、43:金属ストリップ、 34、40:同心フープ、 45:櫛形部材、 50:管のオジーブ形尖端部、 51:スペーサグリッド内に用いるスリーブ。
急熱交換器の立面図、第2a図は第1図に示す緊急熱交
換器の上部の垂直対称面に沿う断面図、第2b図は第1
図に示す熱交換器の下部の垂直対称面に沿う断面図、第
3a図は第2b図のA−A線に沿う横断面図、第3b図
は第2b図のB−B線に沿う横断面図、第3c図は第2
b図のC−C線に沿う横断面図、第4図は第1図に示す
熱交換器の管を保持するためのスペーサの一部の頂面
図、第5図、第5a図、第6図及び第7図は管を保持す
るためのスペーサの第2の実施例を示すものであり、第
5図及び第5a図はこのスペーサの一部を相異なる尺度
で示す頂面図、第6図は第5a図の矢印F方向から見た
側面図、第7図はスペーサの諸部材を保持するための手
段の部分立面図であり、第8図は束管の組立体をスペー
サに差し込むための部材の縦断面図である。 17:管の束、 18:環形の外部管板、 19:円形の中央管板、 20、23:第2、第3シェル、 22:接続片、 25:タイロッド、 27:スペーサグリッド、 28:管、 28a:管の下降直状部、 28b:管の曲り部、 28c:管の直状戻り部、 28e:管の水平円形部、 28f:管の直状端部、 32、43:金属ストリップ、 34、40:同心フープ、 45:櫛形部材、 50:管のオジーブ形尖端部、 51:スペーサグリッド内に用いるスリーブ。
Claims (10)
- 【請求項1】実質的に水平の閉塞板(3)を具備し且つ
一次流体内に浸漬された原子炉炉心を包囲する容器内に
収容され、上記閉塞板(3)上に載っている支持フラン
ジ(5)と、U字形に彎曲され且つ2つの外部及び中央
管板(18、19)に固定された交換管の束(17)
と、上記一次流体内に浸漬されている上記束(17)を
取り囲んでいる垂直軸線を有する円筒状外部シェル(1
6)と、上記束(17)の管(28)に熱交換流体を給
送するための回路(7、8)とを具備しており、更に、
容器の外部に配置されている、上記一次流体によって加
熱された上記交換流体を冷却する手段を具備している原
子炉の一次流体を冷却するための緊急熱交換器におい
て、 上記2つの外部及び中央管板(18、19)は同軸的
に、水平に及び同じ高さに配置されており、これら管板
のうちの環形の外部管板(18)は円形の中央管板(1
9)に対して周縁に位置し、かつ垂直軸線を有する第1
のシェル(15)に固定されており、上記第1のシェル
は、上記外部及び中央管板(18、19)の上方に位置
し、上記外部及び中央管板を上記支持フランジ(5)に
接続し、かつ上記第1のシェル(15)と同軸の第2の
シェル(20)に接続しており、上記第2のシェルは上
記外部及び中央管板(18、19)の下に位置し、及
び、上記中央管板(19)に接続された第3のシェル
(23)の接続片(22)を支持しており、 上記束(17)の管(28)の各々は、上記中央管板
(19)に接続された垂直直状部(28a)と、上記管
(28)を戻らせるための曲り部(28b)と、垂直直
状戻り部(28c)と、円周のほぼ3分の1以上の水平
円形部(28e)と、上記外部管板(18)に接合する
垂直部(28f)とを具備していることを特徴とする緊
急熱交換器。 - 【請求項2】接続片(22)が、その下部に、束(1
7)の管(28)を半径方向に保持しているスペーサグ
リッド(27)を懸垂するための一組の垂直タイロッド
(25)を支持していることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の緊急熱交換器。 - 【請求項3】第2のシェル(20)及び第3のシェル
(23)が垂直方向に実質的に等しい長さを有してお
り、この長さ(L)は なる不等式によって定義され、上式において、Rは交換
管の束を包囲する上記シェルの半径、tはシェル(1
6、20、23)に共通の厚さであることを特徴とする
特許請求の範囲第1項または第2項記載の緊急熱交換
器。 - 【請求項4】外部及び中央管板を接合している第1及び
第2シェル(20、23)の厚さが6ないし10ミリメ
ートルであることを特徴とする特許請求の範囲第3項記
載の緊急熱交換器。 - 【請求項5】管(28)の膨張を許す上記管の水平円形
部(28e)が、原子炉容器内の一次流体の液面(2)
の上方に位置している熱交換器(1)の領域内に配置さ
れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2
項、第3項または第4項記載の緊急熱交換器。 - 【請求項6】スペーサグリッド(27)が同心的且つ水
平の円形フープ(34、40)から成っており、管(2
8)を保持するための金属ストリップ(32、43)が
上記フープに固定されていることを特徴とする特許請求
の範囲第2項記載の緊急熱交換器。 - 【請求項7】金属ストリップ(32)が、管(28)を
格納するための空所を作る2つの順次続くフープ(3
4)間に挿入される正弦曲線状折曲げを有することを特
徴とする特許請求の範囲第6項記載の緊急熱交換器。 - 【請求項8】円形横断面を有し且つ円筒形であるフープ
(40)が矩形状開口部(41)を有しており、上記フ
ープ(40)の面の一方に対して管(28)を保持する
ための手段を形成している金属ストリップの矩形状に折
曲がった部分(44)が上記開口部の内部に係合してお
り、保持櫛体(45)が、管(28)と接触していない
上記フープ(40)の側で上記金属ストリップ(43)
の矩形状に折曲がった部分(44)に差し込まれている
ことを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の緊急熱交
換器。 - 【請求項9】実質的に水平の閉塞板(3)を具備し、且
つ一次流体内に浸漬された原子炉炉心を包囲する容器内
に収容され、上記閉塞板(3)上に載っている支持フラ
ンジ(5)と、U字形に彎曲され、且つ同軸的に水平に
同じ高さに配置された2つの外部及び中央管板(18、
19)に端が固定された交換管(28)の束(17)
と、上記束(17)の管(28)に、一次流体によって
加熱された熱交換流体を給送するための、容器の外部に
配置された回路(7、8)と、外部シェル(16)の軸
線の方向で外部及び中央管板(18、19)に固定され
たタイロッドと、順次続くリングを形成し、且つ管(2
8)を保持するための金属ストリップ(32、43)を
固定する一組の同心の円形フープ(34、40)からな
り、前記タイロッドに懸架された少くとも1つのスペー
サグリッドと、を有し、前記リングは、交換器の中央部
に近く位置し、中央管板(19)に接続された上記管
(28)の部分(28a)を受入れる内部の組のリング
と、交換器の外部シェル(16)に近く位置する外部の
組のリングとからなり、 外部管板(18)は、前記外部及び中央管板を支持フラ
ンジに接続するため、外部シェルと同軸で外部及び中央
管板の第1の側に位置した第1シェル(15)に固定さ
れ、外部管板(18)は、第1シェル(15)と同軸
で、前記第1の側と反対の、外部及び中央管板(18、
19)の側に位置し、且つ中央管板に接続された第3の
シェル(23)の接続片(22)を備えた第2シェル
(20)に固定され、 上記束(17)の管(28)の各々は、上記中央管板
(19)に接続された垂直直状部(28a)と、上記管
(28)を戻らせるための曲り部(28b)と、垂直直
状戻り部(28c)と、円周のほぼ3分の1以上の水平
円形部(28e)と、上記外部管板(18)に接合する
垂直部(28f)とを具備し、 上記フープ(34、40)及び上記金属ストリップ(3
2、43)によって形成されたリングの内部の組を予備
組立てし、この内部の組を上記タイロッドに固定し、中
央管板に接続される上記管(28)の部分(28a)
を、上記内部の組のリングの金属ストリップによって設
けられたハウジングに一つずつ差し込み、かくして、第
1の外部リングに受け入れられる管の完全な外部列を構
成し、第1の外部リングを構成する上記フープ(34、
40)及び対応の上記金属ストリップ(32、43)を
取付けて組立て、上記管を差し込む作業及び外部リング
を一つずつ組立てる作業を、束の完全組立体に到るまで
繰返し、最後に、上記束(17)を取り囲む外部シェル
(16)を取付けて固定することを特徴とする原子炉の
一次流体冷却用緊急熱交換器の組立て方法。 - 【請求項10】管(28)と同径のスリーブ(51)
を、スペーサグリッド(27)の内部リングに、その組
立時に、上記管(28)によってその後占められるべき
位置に差し込み、上記管(28)の端部(28a)に尖
端部(50)を設け、上記管(28)を上記スペーサグ
リッド(27)の予備組立て済み内部部品に差し込む時
に、上記スペーサグリッド(27)内で上記管(28)
によって取って代られる対応の上記スリーブ(51)を
上記管の各々に対する上記尖端部(50)によって押す
ことによって押し出すことを特徴とする特許請求の範囲
第9項記載の原子炉の一次流体冷却用緊急熱交換器の組
立て方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8411858 | 1984-07-26 | ||
FR8411858A FR2568363B1 (fr) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | Echangeur de chaleur de secours pour le refroidissement du fluide primaire d'un reacteur nucleaire et procede de montage de cet echangeur de chaleur |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6193992A JPS6193992A (ja) | 1986-05-12 |
JPH0660950B2 true JPH0660950B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=9306520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60165647A Expired - Lifetime JPH0660950B2 (ja) | 1984-07-26 | 1985-07-26 | 原子炉の一次流体冷却用緊急熱交換器及びその組立て方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4786463A (ja) |
EP (1) | EP0173602B1 (ja) |
JP (1) | JPH0660950B2 (ja) |
AT (1) | ATE30077T1 (ja) |
DE (1) | DE3560734D1 (ja) |
FR (1) | FR2568363B1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3635549C1 (de) * | 1986-10-20 | 1988-03-03 | Mtu Muenchen Gmbh | Waermetauscher |
IT1208235B (it) * | 1987-01-26 | 1989-06-12 | Ansaldo Spa | Scambiatore di calore a metalli liquidi ad una unica schiera di tubi |
FR2614094B1 (fr) * | 1987-04-17 | 1989-09-15 | Novatome | Grille entretoise de maintien transversal des tubes du faisceau d'un echangeur de chaleur et procede de montage et utilisation d'une telle grille entretoise |
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