JPH0660928U - コンピュータ接続器及び接続用アダプタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ２種類のコンピュータ接続器を用意すること
なく、１種類のコンピュータ接続器でクロス接続とスト
レート接続の２種類に使用する。 【構成】 両端部のコネクタ５，６がケーブル４により
接続されたストレート接続用のコンピュータ接続器３に
おいて、一方のコネクタ５にストレート接続用をクロス
接続用に切換える切換器７を内装する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、２個のコンピュータの中央演算処理装置（以下ＣＰＵと称す）間を 直接接続する場合，及びモデムを通して接続する場合に用いるコンピュータ接続 器及び接続用アダプタに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、２個のＣＰＵ間をシリアル通信規格のＲＳ２３２Ｃのインターフェース により接続する際、両ＣＰＵ間を直接接続する場合はクロス接続用のコンピュー タ接続器を使用し、また通信回線を利用し、モデムを通して両ＣＰＵ間を接続す る場合はストレート接続用のコンピュータ接続器を使用している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の前記コンピュータ接続器は、両ＣＰＵ間を直接接続する場合とモデムを 通して接続する場合とにおいて、クロス接続用とストレート接続用の２種類に使 い分けられねばならず、２種類のコンピュータ接続器を用意する必要があり、か つ、取扱いがきわめて煩雑であるという問題点がある。

【０００４】 本考案は、前記の点に留意し、２種類のコンピュータ接続器を用意することな く、１種類のコンピュータ接続器でクロス接続とストレート接続の２種類に使用 できるコンピュータ接続器及び取扱いの容易な接続用アダプタを提供することを 目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記課題を解決するために、本考案のコンピュータ接続器は、両端部のコネク タがケーブルにより接続されたストレート接続用のコンピュータ接続器において 、一方のコネクタにストレート接続用をクロス接続用に切換える切換器を内装し たものである。

【０００６】 また、本考案のコンピュータ接続用アダプタは、両端部のコネクタがケーブル により接続されたストレート接続用のコンピュータ接続器の一方のコネクタとコ ンピュータとの間に介在され、ストレート接続用をクロス接続用に切換えるもの である。

【０００７】

【作用】

前記のように構成された本考案のコンピュータ接続器は、両端部のコネクタが ケーブルにより接続されたストレート接続用のコンピュータ接続器の一方のコネ クタに、ストレート接続用をクロス接続用に切換える切換器を内装したため、２ 種類のコンピュータ接続器を用意することなく、１種類のコンピュータ接続器で クロス接続用とストレート接続用の２種類に使い分けることが可能となる。

【０００８】 また、本考案のコンピュータ接続用アダプタを、両端部のコネクタがケーブル により接続されたストレート接続用のコンピュータ接続器の一方のコネクタとコ ンピュータとの間に介在することにより、ストレート用接続器をクロス用接続器 として使用可能になる。

【０００９】

【実施例】

１実施例についてまず図１及び図２を参照して説明する。 １はコンピュータのＣＰＵ、２はＣＰＵ１に設けられたシリアル通信規格のＲ Ｓ２３２Ｃのインターフェース、３はストレートケーブル４の両端にコネクタ５ ，６が接続されたストレート接続用のコンピュータ接続器、７は一方のコネクタ ５に内装され，接続器３をクロス接続用に切換える切換器であり、両コネクタ５ ，６が両ＣＰＵ１のそれぞれのインターフェース２に接続される。

【００１０】 ８はコネクタ５の上面に突設された切換器７の切換つまみであり、つまみ８を ストレート側に切換えると、ストレート接続状態になり、クロス側に切換えると 、クロス接続状態になり、図１はクロス側に切換えられている。

【００１１】 図１は両ＣＰＵ１を直接接続した場合であるが、つぎにモデムを通して両ＣＰ Ｕ１を接続する場合を図３について説明する。同図において、９はモデム、１０ は両モデム９間を接続した通信回線であり、ＣＰＵ１とモデム９間にはそれぞれ 本考案のコンピュータ接続器３が接続され、つまみ８により切換器７がストレー ト接続状態に切換えられている。

【００１２】 つぎに、他の実施例について図４を参照して説明する。同図において、図１と 同一符号は同一または相当するものを示し、１１はストレートケーブル４の両端 にコネクタ６，６が接続されたストレート接続用のコンピュータ接続器、１２は 一方のＣＰＵ１のインターフェース２と一方のコネクタ６との間に介在された本 考案のコンピュータ接続用アダプタであり、ストレート接続用をクロス接続用に 切換える。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したように構成されているため、つぎに記載する効果を奏 する。 本考案のコンピュータ接続器は、両端部のコネクタ３がケーブル４により接続 されたストレート接続用のコンピュータ接続器５の一方のコネクタ３にストレー ト接続用をクロス接続用に切換える切換器６を内装したため、２種類のコンピュ ータ接続器を用意することなく、１種類のコンピュータ接続器３でクロス接続用 ，ストレート接続用の２種類を両用することができ、取扱いが容易である。

【００１４】 また、本考案のコンピュータ接続用アダプタを、両端部のコネクタ６，６がケ ーブル１０により接続されたストレート接続用のコンピュータ接続器１１の一方 のコネクタ６とコンピュータとの間に、介在することにより、ストレート用接続 器１１をクロス用接続器として使用することができ、クロス用接続器を別個に準 備する必要がない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の１実施例の接続状態図である。

【図２】図１の一部の斜視図である。

【図３】本考案の１実施例の他の接続状態図である。

【図４】本考案の他の実施例の接続状態図である。

【符号の説明】

３ コンピュータ接続器 ４ ケーブル ５ コネクタ ６ コネクタ ７ 切換器 １２ 接続用アダプタ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 両端部のコネクタがケーブルにより接続
   されたストレート接続用のコンピュータ接続器におい
   て、 一方の前記コネクタにストレート接続用をクロス接続用
   に切換える切換器を内装したコンピュータ接続器。
2. 【請求項２】 両端部のコネクタがケーブルにより接続
   されたストレート接続用のコンピュータ接続器の一方の
   前記コネクタとコンピュータとの間に介在され、ストレ
   ート接続用をクロス接続用に切換えるコンピュータ接続
   用アダプタ。