JPH0660335A - 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド - Google Patents
磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドInfo
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- JPH0660335A JPH0660335A JP21497892A JP21497892A JPH0660335A JP H0660335 A JPH0660335 A JP H0660335A JP 21497892 A JP21497892 A JP 21497892A JP 21497892 A JP21497892 A JP 21497892A JP H0660335 A JPH0660335 A JP H0660335A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドに関し、磁気抵
抗効果素子の放熱を効果的に行うことである。 【構成】磁気抵抗効果素子1の一部1bが、ヘッド浮上
面1cと反対の面の引き出し導体2a,2b間に絶縁さ
れて配置され、また、その一部1bに高熱伝導率の物質
3が接合され、また、その一部1bにペルチェ効果が大
である異種の金属膜または半導体膜4,4′の接合部4
aが連接され、また、この異種の金属膜または半導体膜
4,4′への電流の供給を、磁気抵抗効果素子1へセン
ス電流を供給する引き出し導体2a,2bと共有するよ
うにしたものである。
抗効果素子の放熱を効果的に行うことである。 【構成】磁気抵抗効果素子1の一部1bが、ヘッド浮上
面1cと反対の面の引き出し導体2a,2b間に絶縁さ
れて配置され、また、その一部1bに高熱伝導率の物質
3が接合され、また、その一部1bにペルチェ効果が大
である異種の金属膜または半導体膜4,4′の接合部4
aが連接され、また、この異種の金属膜または半導体膜
4,4′への電流の供給を、磁気抵抗効果素子1へセン
ス電流を供給する引き出し導体2a,2bと共有するよ
うにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ディスク装置な
どに用いられる薄膜磁気ヘッド、特に磁気抵抗効果型薄
膜磁気ヘッドに関するものである。
どに用いられる薄膜磁気ヘッド、特に磁気抵抗効果型薄
膜磁気ヘッドに関するものである。
【0002】近年、コンピュータの外部記憶装置である
磁気ディスク装置の小型化、大容量化に伴い、高性能な
磁気ヘッドが要求されている。この要求を満足するもの
として、記録媒体の速度に依存せず高出力が得られる磁
気抵抗効果型ヘッド(MRヘッド)が注目されている。
磁気ディスク装置の小型化、大容量化に伴い、高性能な
磁気ヘッドが要求されている。この要求を満足するもの
として、記録媒体の速度に依存せず高出力が得られる磁
気抵抗効果型ヘッド(MRヘッド)が注目されている。
【0003】
【従来の技術】従来の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの
概要は、図5に示すような構造となっていた。この図に
おいて、10は矩形の磁気抵抗効果素子、11,11は
この磁気抵抗効果素子10の両端部に所定間隔を置いて
接合し、磁気抵抗効果素子10にセンス電流Jを流すた
めの引き出し導体である。
概要は、図5に示すような構造となっていた。この図に
おいて、10は矩形の磁気抵抗効果素子、11,11は
この磁気抵抗効果素子10の両端部に所定間隔を置いて
接合し、磁気抵抗効果素子10にセンス電流Jを流すた
めの引き出し導体である。
【0004】前記磁気抵抗効果素子10とこれに接合し
た引き出し導体11,11は、2つの磁気シールド12
a,12b間(再生ギャップに相当)に、図示しない非
磁性絶縁層で電気的に絶縁されて配置されている。
た引き出し導体11,11は、2つの磁気シールド12
a,12b間(再生ギャップに相当)に、図示しない非
磁性絶縁層で電気的に絶縁されて配置されている。
【0005】センス電流Jは前記引き出し導体11,1
1を通して磁気抵抗効果素子10に流れ、引き出し導体
11,11によって画定された長方形の信号検出領域1
0aに流れる。そして、磁気抵抗効果素子10は、図示
しない磁気記録媒体からの信号磁界を前記信号検出領域
10aで受けて、抵抗変化として検知している。
1を通して磁気抵抗効果素子10に流れ、引き出し導体
11,11によって画定された長方形の信号検出領域1
0aに流れる。そして、磁気抵抗効果素子10は、図示
しない磁気記録媒体からの信号磁界を前記信号検出領域
10aで受けて、抵抗変化として検知している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の磁気抵
抗効果型ヘッドでは、センス電流Jが磁気抵抗効果素子
10に流れることにより発生する熱が充分放熱されず、
磁気抵抗効果素子10が加熱されてついには溶断に至
る、という問題があった。この発明は、磁気抵抗効果素
子から発生する熱を効率良く放熱し、あるいは冷却し
て、磁気抵抗効果素子の加熱による溶断を防ぐようにし
た磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドを提供することを目的
としたものである。
抗効果型ヘッドでは、センス電流Jが磁気抵抗効果素子
10に流れることにより発生する熱が充分放熱されず、
磁気抵抗効果素子10が加熱されてついには溶断に至
る、という問題があった。この発明は、磁気抵抗効果素
子から発生する熱を効率良く放熱し、あるいは冷却し
て、磁気抵抗効果素子の加熱による溶断を防ぐようにし
た磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドを提供することを目的
としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、磁気抵抗効果素子1の一部1bが、ヘ
ッド浮上面1cと反対の面の引き出し導体2a,2b間
に絶縁されて配置されていることを特徴とする磁気抵抗
効果型薄膜磁気ヘッドとしたものである。
達成するために、磁気抵抗効果素子1の一部1bが、ヘ
ッド浮上面1cと反対の面の引き出し導体2a,2b間
に絶縁されて配置されていることを特徴とする磁気抵抗
効果型薄膜磁気ヘッドとしたものである。
【0008】また、磁気抵抗効果素子1の一部1bが、
ヘッド浮上面1cと反対の面の引き出し導体間2a,2
bに絶縁されて配置されると共に、このように配置され
た磁気抵抗効果素子1の一部1bに高熱伝導率の物質3
が接合されていることを特徴とする磁気抵抗効果型薄膜
磁気ヘッドとしたものである。
ヘッド浮上面1cと反対の面の引き出し導体間2a,2
bに絶縁されて配置されると共に、このように配置され
た磁気抵抗効果素子1の一部1bに高熱伝導率の物質3
が接合されていることを特徴とする磁気抵抗効果型薄膜
磁気ヘッドとしたものである。
【0009】また、磁気抵抗効果素子1の一部1bが、
ヘッド浮上面1cと反対の面の引き出し導体2a,2b
間に絶縁されて配置され、かつ、ペルチェ効果が大であ
る異種の金属膜または半導体膜4,4′の接合部4aと
接合されて配置されていることを特徴とする磁気抵抗効
果型薄膜磁気ヘッドとしたものである。
ヘッド浮上面1cと反対の面の引き出し導体2a,2b
間に絶縁されて配置され、かつ、ペルチェ効果が大であ
る異種の金属膜または半導体膜4,4′の接合部4aと
接合されて配置されていることを特徴とする磁気抵抗効
果型薄膜磁気ヘッドとしたものである。
【0010】また、磁気抵抗効果素子1の一部1bが、
ヘッド浮上面1cと反対の面の引き出し導体2a,2b
間に絶縁されて配置され、かつ、ペルチェ効果が大であ
る異種の金属膜または半導体膜4,4′の接合部4aと
接合されて配置され、この異種の金属膜または半導体膜
4,4′への電流の供給を、磁気抵抗効果素子1へセン
ス電流Jを供給する引き出し導体2a,2bと共有する
ことを特徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドとした
ものである。
ヘッド浮上面1cと反対の面の引き出し導体2a,2b
間に絶縁されて配置され、かつ、ペルチェ効果が大であ
る異種の金属膜または半導体膜4,4′の接合部4aと
接合されて配置され、この異種の金属膜または半導体膜
4,4′への電流の供給を、磁気抵抗効果素子1へセン
ス電流Jを供給する引き出し導体2a,2bと共有する
ことを特徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドとした
ものである。
【0011】
【作用】この発明のように、磁気抵抗効果素子1の一部
1bが、ヘッド浮上面1cと反対の面の引き出し導体2
a,2b間に絶縁されて配置され、また、ヘッド浮上面
1cと反対の面の引き出し導体2a,2b間に絶縁され
て配置されると共に、このように配置された磁気抵抗効
果素子1の一部1bに高熱伝導率の物質3が接合される
ことによって、センス電流によって磁気抵抗効果素子1
に発生する熱を、その一部1bあるいはその一部1bに
接合した高熱伝導率の物質3から放熱させることによっ
て、磁気抵抗効果素子1の温度上昇を小さくすることが
でき、磁気抵抗効果素子1の加熱による溶断を防ぐこと
ができる。
1bが、ヘッド浮上面1cと反対の面の引き出し導体2
a,2b間に絶縁されて配置され、また、ヘッド浮上面
1cと反対の面の引き出し導体2a,2b間に絶縁され
て配置されると共に、このように配置された磁気抵抗効
果素子1の一部1bに高熱伝導率の物質3が接合される
ことによって、センス電流によって磁気抵抗効果素子1
に発生する熱を、その一部1bあるいはその一部1bに
接合した高熱伝導率の物質3から放熱させることによっ
て、磁気抵抗効果素子1の温度上昇を小さくすることが
でき、磁気抵抗効果素子1の加熱による溶断を防ぐこと
ができる。
【0012】また、磁気抵抗効果素子1の一部1bが、
ヘッド浮上面1cと反対の面の引き出し導体2a,2b
間に絶縁されて配置され、かつ、ペルチェ効果が大であ
る異種の金属膜または半導体膜4,4′の接合部4aと
接合されて配置されることによって、センス電流によっ
て磁気抵抗効果素子1に発生する熱をその一部1bに伝
導させ、さらにその一部1bに伝導した熱を、ペルチェ
効果が大である異種の金属膜または半導体膜4,4′の
接合部4aで強制的に冷却して、磁気抵抗効果素子1の
温度上昇を小さくすることができ、磁気抵抗効果素子1
の加熱による溶断を防ぐことができる。
ヘッド浮上面1cと反対の面の引き出し導体2a,2b
間に絶縁されて配置され、かつ、ペルチェ効果が大であ
る異種の金属膜または半導体膜4,4′の接合部4aと
接合されて配置されることによって、センス電流によっ
て磁気抵抗効果素子1に発生する熱をその一部1bに伝
導させ、さらにその一部1bに伝導した熱を、ペルチェ
効果が大である異種の金属膜または半導体膜4,4′の
接合部4aで強制的に冷却して、磁気抵抗効果素子1の
温度上昇を小さくすることができ、磁気抵抗効果素子1
の加熱による溶断を防ぐことができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドの各実施例を図面とともに説明する。図1はこの発
明の第一の実施例の概略図であり、1はNiFe膜からなる
磁気抵抗効果素子で、その両端部にAu膜などからなる引
き出し導体2a,2bが接合され、前記磁気抵抗効果素
子1とこれに接合した引き出し導体2a,2bは、図示
しない2つの磁気シールド間(再生ギャップに相当)
に、図示しない非磁性絶縁層で電気的に絶縁されて配置
されており、センス電流Jは前記引き出し導体2a,2
bを通して、引き出し導体2a,2bによって画定され
た長方形の信号検出領域1aに流れる。そして、磁気抵
抗効果素子1は、図示しない磁気記録媒体からの信号磁
界を前記信号検出領域1aで受けて、抵抗変化として検
知している点は、従来例と同じである。
ッドの各実施例を図面とともに説明する。図1はこの発
明の第一の実施例の概略図であり、1はNiFe膜からなる
磁気抵抗効果素子で、その両端部にAu膜などからなる引
き出し導体2a,2bが接合され、前記磁気抵抗効果素
子1とこれに接合した引き出し導体2a,2bは、図示
しない2つの磁気シールド間(再生ギャップに相当)
に、図示しない非磁性絶縁層で電気的に絶縁されて配置
されており、センス電流Jは前記引き出し導体2a,2
bを通して、引き出し導体2a,2bによって画定され
た長方形の信号検出領域1aに流れる。そして、磁気抵
抗効果素子1は、図示しない磁気記録媒体からの信号磁
界を前記信号検出領域1aで受けて、抵抗変化として検
知している点は、従来例と同じである。
【0014】この発明が従来例と相違する点は、前記磁
気抵抗効果素子1の一部1bが、ヘッド浮上面1cと反
対の面の引き出し導体2a,2b間に、図示しない絶縁
層で絶縁されて配置されている点である。
気抵抗効果素子1の一部1bが、ヘッド浮上面1cと反
対の面の引き出し導体2a,2b間に、図示しない絶縁
層で絶縁されて配置されている点である。
【0015】前記のように構成することにより、センス
電流Jは磁気抵抗効果素子1を流れ、それによってこの
磁気抵抗効果素子1で発熱する熱は、前記磁気抵抗効果
素子1の一部1bに伝導し、さらに、図示しない絶縁層
および磁気シールド層に伝導して放熱されるため、磁気
抵抗効果素子1の温度上昇が抑えられる。
電流Jは磁気抵抗効果素子1を流れ、それによってこの
磁気抵抗効果素子1で発熱する熱は、前記磁気抵抗効果
素子1の一部1bに伝導し、さらに、図示しない絶縁層
および磁気シールド層に伝導して放熱されるため、磁気
抵抗効果素子1の温度上昇が抑えられる。
【0016】図2はこの発明の第二の実施例の概略図で
あり、前記第一の実施例と相違する点は、磁気抵抗効果
素子1の一部1bが、ヘッド浮上面1cと反対の面の引
き出し導体2a,2b間に絶縁されて配置されると共
に、このように配置された磁気抵抗効果素子1の一部1
bに、アルミ、金、銅などの高熱伝導率の物質3が接合
されている点である。
あり、前記第一の実施例と相違する点は、磁気抵抗効果
素子1の一部1bが、ヘッド浮上面1cと反対の面の引
き出し導体2a,2b間に絶縁されて配置されると共
に、このように配置された磁気抵抗効果素子1の一部1
bに、アルミ、金、銅などの高熱伝導率の物質3が接合
されている点である。
【0017】前記のように構成することにより、センス
電流Jは磁気抵抗効果素子1を流れ、それによってこの
磁気抵抗効果素子1で発熱する熱は、前記磁気抵抗効果
素子1の一部1aから高熱伝導率の物質3に伝導し、さ
らに、図示しない絶縁層および磁気シールド層に伝導し
て放熱されるため、磁気抵抗効果素子1の温度上昇が抑
えられる。
電流Jは磁気抵抗効果素子1を流れ、それによってこの
磁気抵抗効果素子1で発熱する熱は、前記磁気抵抗効果
素子1の一部1aから高熱伝導率の物質3に伝導し、さ
らに、図示しない絶縁層および磁気シールド層に伝導し
て放熱されるため、磁気抵抗効果素子1の温度上昇が抑
えられる。
【0018】図3はこの発明の第三の実施例の概略図で
あり、磁気抵抗効果素子1の一部1bが、ヘッド浮上面
1cと反対の面の引き出し導体2a,2b間に絶縁され
て配置され、かつ、ペルチェ効果が大である異種の金属
膜または半導体膜4,4′の接合部4aと接合されて配
置されており、この異種の金属膜または半導体膜4,
4′は、図3の(b)の側面図で示すように、絶縁層5
を介して積層され、前記接合部4aと反対側の異種の金
属膜または半導体膜4,4′に接続された引き出し導体
6a,6bから電流が供給されるようになっている。
あり、磁気抵抗効果素子1の一部1bが、ヘッド浮上面
1cと反対の面の引き出し導体2a,2b間に絶縁され
て配置され、かつ、ペルチェ効果が大である異種の金属
膜または半導体膜4,4′の接合部4aと接合されて配
置されており、この異種の金属膜または半導体膜4,
4′は、図3の(b)の側面図で示すように、絶縁層5
を介して積層され、前記接合部4aと反対側の異種の金
属膜または半導体膜4,4′に接続された引き出し導体
6a,6bから電流が供給されるようになっている。
【0019】ここで、ペルチェ効果とは異種の金属また
は半導体の接合面を通じて電流が流れたとき、その接合
面が冷却される現象をいう。この異種の半導体膜4,
4′としては、たとえばBi2Te3に5〜25%のSb2Te3を
固溶させたP型半導体とBi2Te3に5〜25%のBi2Se3を
固溶させたN型半導体などがある。このようなP型半導
体とN型半導体の接合部4aの最大温度変化は約70℃
となる。したがって、磁気抵抗効果素子1で発生した熱
は、P型半導体とN型半導体の接合部4aで冷却され
て、磁気抵抗効果素子1の温度上昇が抑えられる。
は半導体の接合面を通じて電流が流れたとき、その接合
面が冷却される現象をいう。この異種の半導体膜4,
4′としては、たとえばBi2Te3に5〜25%のSb2Te3を
固溶させたP型半導体とBi2Te3に5〜25%のBi2Se3を
固溶させたN型半導体などがある。このようなP型半導
体とN型半導体の接合部4aの最大温度変化は約70℃
となる。したがって、磁気抵抗効果素子1で発生した熱
は、P型半導体とN型半導体の接合部4aで冷却され
て、磁気抵抗効果素子1の温度上昇が抑えられる。
【0020】図4はこの発明の第四の実施例の概略図で
あり、前記第三の実施例と相違する点は、ペルチェ効果
が大である異種の金属膜または半導体膜4,4′への電
流の供給を、前記接合部4aと反対側の異種の金属膜ま
たは半導体膜4,4′に接続された引き出し導体6a,
6bを、磁気抵抗効果素子1へセンス電流を供給する引
き出し導体2a,2bに接続して行うようにしたもので
ある。
あり、前記第三の実施例と相違する点は、ペルチェ効果
が大である異種の金属膜または半導体膜4,4′への電
流の供給を、前記接合部4aと反対側の異種の金属膜ま
たは半導体膜4,4′に接続された引き出し導体6a,
6bを、磁気抵抗効果素子1へセンス電流を供給する引
き出し導体2a,2bに接続して行うようにしたもので
ある。
【0021】
【発明の効果】この発明のように、磁気抵抗効果素子の
一部が、ヘッド浮上面と反対の面の引き出し導体間に絶
縁されて配置され、また、ヘッド浮上面と反対の面の引
き出し導体間に絶縁されて配置されると共にこのように
配置された磁気抵抗効果素子の一部に高熱伝導率の物質
が接合されることによって、磁気抵抗効果素子に発生し
た熱は、その一部またはその一部に接合された高熱伝導
率の物質から放熱されて、磁気抵抗効果素子の温度上昇
を小さくすることができ、磁気抵抗効果素子の加熱によ
る溶断を防ぐことができる。
一部が、ヘッド浮上面と反対の面の引き出し導体間に絶
縁されて配置され、また、ヘッド浮上面と反対の面の引
き出し導体間に絶縁されて配置されると共にこのように
配置された磁気抵抗効果素子の一部に高熱伝導率の物質
が接合されることによって、磁気抵抗効果素子に発生し
た熱は、その一部またはその一部に接合された高熱伝導
率の物質から放熱されて、磁気抵抗効果素子の温度上昇
を小さくすることができ、磁気抵抗効果素子の加熱によ
る溶断を防ぐことができる。
【0022】また、磁気抵抗効果素子の一部が、ヘッド
浮上面と反対の面の引き出し導体間に絶縁されて配置さ
れ、かつ、ペルチェ効果が大である異種の金属膜または
半導体膜の接合部と接合されて配置されることによっ
て、磁気抵抗効果素子に発生した熱は、前記異種の金属
膜または半導体膜の接合部の冷却によって、磁気抵抗効
果素子を強制的に冷却して、磁気抵抗効果素子の温度上
昇を小さくすることができる。
浮上面と反対の面の引き出し導体間に絶縁されて配置さ
れ、かつ、ペルチェ効果が大である異種の金属膜または
半導体膜の接合部と接合されて配置されることによっ
て、磁気抵抗効果素子に発生した熱は、前記異種の金属
膜または半導体膜の接合部の冷却によって、磁気抵抗効
果素子を強制的に冷却して、磁気抵抗効果素子の温度上
昇を小さくすることができる。
【図1】この発明の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの第
一の実施例の概略図である。
一の実施例の概略図である。
【図2】この発明の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの第
二の実施例の概略図である。
二の実施例の概略図である。
【図3】この発明の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの第
三の実施例の概略図である。
三の実施例の概略図である。
【図4】この発明の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの第
四の実施例の概略図である。
四の実施例の概略図である。
【図5】従来の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの概要図
である。
である。
1 磁気抵抗効果素子 1a 信号検出領域 1b 一部 1c ヘッド浮上面 2a 引き出し導体 2b 引き出し導体 3 高熱伝導率の物質 4 異種の金属膜または半導体膜 4′ 異種の金属膜または半導体膜 4a 接合部 5 絶縁層 6a 引き出し導体 6b 引き出し導体 10 磁気抵抗効果素子 10a 信号検出領域 11 引き出し導体 12a 磁気シールド 12b 磁気シールド
Claims (4)
- 【請求項1】 磁気抵抗効果素子(1)の一部(1b)
が、ヘッド浮上面(1c)と反対の面の引き出し導体
(2a,2b)間に絶縁されて配置されていることを特
徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項2】 磁気抵抗効果素子(1)の一部(1b)
が、ヘッド浮上面(1c)と反対の面の引き出し導体
(2a,2b)間に絶縁されて配置されると共に、この
ように配置された磁気抵抗効果素子(1)の一部(1
b)に高熱伝導率の物質(3)が接合されていることを
特徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項3】 磁気抵抗効果素子(1)の一部(1b)
が、ヘッド浮上面(1c)と反対の面の引き出し導体間
(2a,2b)に絶縁されて配置され、かつ、ペルチェ
効果が大である異種の金属膜または半導体膜(4,
4′)の接合部(4a)と接合されて配置されているこ
とを特徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項4】 磁気抵抗効果素子(1)の一部(1b)
が、ヘッド浮上面(1c)と反対の面の引き出し導体間
(2a,2b)に絶縁されて配置され、かつ、ペルチェ
効果が大である異種の金属膜または半導体膜(4,
4′)の接合部(4a)と接合されて配置され、この異
種の金属膜または半導体膜(4,4′)への電流の供給
を、磁気抵抗効果素子(1)へセンス電流を供給する引
き出し導体(2a,2b)と共有することを特徴とする
磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21497892A JPH0660335A (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21497892A JPH0660335A (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0660335A true JPH0660335A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16664699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21497892A Withdrawn JPH0660335A (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0660335A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6987650B2 (en) * | 2003-05-22 | 2006-01-17 | Headway Technologies, Inc. | Device with thermoelectric cooling |
US7525772B2 (en) | 2005-03-16 | 2009-04-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Magnetoresistive device, magnetic reproducing head, and magnetic information reproducing apparatus |
-
1992
- 1992-08-12 JP JP21497892A patent/JPH0660335A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6987650B2 (en) * | 2003-05-22 | 2006-01-17 | Headway Technologies, Inc. | Device with thermoelectric cooling |
US7525772B2 (en) | 2005-03-16 | 2009-04-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Magnetoresistive device, magnetic reproducing head, and magnetic information reproducing apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991102 |